JP3258540B2 - 電磁圧力比例制御弁の制御装置 - Google Patents

電磁圧力比例制御弁の制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば農用トラク
タの変速用クラッチなどの油圧クラッチの圧力を制御す
る場合等に利用する電磁圧力比例制御弁の制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】この電磁圧力比例制御弁の制御装置で
は、パルス電流によって駆動される電磁圧力比例制御弁
の圧力制御を電流フィードバックによって行っている。
つまり、電磁圧力比例制御弁を一定周期のパルス電流に
よって駆動するとともに、このパルス電流のパルス幅
(デューティ比)を変更することで電磁圧力比例制御弁
に対する平均電流値を制御するとともに、電磁圧力比例
制御弁に対する目標電流と出力電流の偏差を演算し、こ
の電流偏差から比例積分制御(PI制御)に基いて駆動
パルス電流のデューティ比を所定の演算式に基づいて演
算するのが一般的となっている。
【0003】
【数1】ここで、前記デューティ比Dは、 D=KP ΔI+KI ∫ΔIdt+D0 ΔI:目標電流と出力電流の偏差 KP :比例ゲイン KI :積分ゲイン D0 :目標電流に対する基準デューティ比 として演算される。また、目標電流Iobj に対する基準
デューティ比D0 は、D0 =aIobj +b として演算
される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記基準デュ
ーティ比D0 の演算式における比例係数aは常温での計
測結果に基づいて割り出されたものであるために、電磁
圧力比例制御弁における励磁部の抵抗値が温度によって
変化し、同一のデューティ比によっても流れる電流が変
化するとともに、電源電圧の変動によっても励磁部に流
れる電流が変化することになり、比例積分制御によって
これらに補正をかけても、出力電流のオーバーシュート
やアンダーシュートが発生して電磁圧力比例制御弁から
の制御圧の精度が低下することがあった。本発明は、こ
のような不具合を解消することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴構成は、電
磁圧力比例制御弁に対する目標電流と出力電流の偏差か
ら比例積分制御に基いて駆動パルス電流のデューティ比
を所定の演算式に基づいて演算するよう構成した電磁圧
力比例制御弁の制御装置において、目標電流から基準デ
ューティ比を割り出す演算式における比例係数を、電磁
圧力比例制御弁に設定値の電流が供給される際の最初の
不安定期間を除くデューティ比の安定する期間における
デューティ比と電流値から逆算により割り出して更新す
るように構成してある点にある。
【0006】〔作用・効果〕 上記構成によると、電磁圧力比例制御弁に設定値の電流
供給される際の、デューティ比が安定している間に、
基準デューティ比割り出し用の演算式における比例係数
が逆算により割り出されて更新されるので、温度条件や
電源電圧の変化が生じても、常に適切な特性でのデュー
ティ比演算を行って、オーバーシュートやアンダーシュ
ートの少なく精度の高い圧力制御を行うことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】図2は、本発明の係る電磁圧力比
例制御弁の制御装置を用いて変速用のクラッチの圧力制
御を行うよう構成した四輪駆動型の農用トラクタにおけ
るミッション構造を示しており、エンジン1からの動力
はミッションケース2の伝動軸3に伝達された後、走行
系とPTO系に分岐される。
【0008】走行系では、前記伝動軸3に伝達された動
力が油圧式多板クラッチからなる前進クラッチ4又は後
進クラッチ5を介して正転又は逆転で伝動軸3に外挿し
た筒軸6に伝達された後、主ギヤ変速装置Aに伝達され
て4段に変速され、その変速動力が油圧式多板クラッチ
からなる変速クラッチ7を介して第1副ギヤ変速装置B
に伝達されて2段に変速され、その後、更に第2副ギヤ
変速装置Cで2段に変速され、その変速出力が後輪デフ
装置8を介して後輪9に伝達される。また、後輪デフ装
置8の直前から分岐した動力が、伝動軸10、油圧クラ
ッチ型式の前輪変速装置D、前輪伝動軸11,12及び
前輪デフ装置13を介して前輪14に伝達される。ま
た、PTO系では伝動軸3へ伝達された動力がクラッチ
機構15を介してPTO軸16に伝達されるようになっ
ている。
【0009】前記主ギヤ変速装置Aは、2組のシフトギ
ヤS1,S2を油圧シリンダT1,T2でスライド操作
して4段に変速可能に構成されるとともに、第1副ギヤ
変速装置BはシフトギヤS3を油圧シリンダT3でスラ
イド操作するように構成され、かつ、第2副ギヤ変速装
置Cは手動シフト操作式に構成されている。つまり、前
後進とも夫々16段の変速が可能に構成されている。
【0010】また、前記変速クラッチ7の下手側に位置
する第1副ギヤ変速装置Bの伝動軸17と、主ギヤ変速
装置Aの上手側に位置する伝動軸18との間に、「切
り」付勢された油圧式多板クラッチからなる伝動クラッ
チ19が配備されている。この伝動クラッチ19は、通
常時には「切り」保持されており、主ギヤ変速装置Aお
よび第1副ギヤ変速装置Bが油圧シリンダT1,T2,
T3で切換え操作される際の変速クラッチ7の「切り」
制御に関連して伝動クラッチ19は「入り」制御され、
伝動クラッチ19を介して適当な動力伝達を確保しなが
ら変速が実行され、主ギヤ変速装置A及び第1副ギヤ変
速装置Bの変速が完了すれば伝動クラッチ19を再び
「切り」状態に戻すようになっている。つまり、変速中
に変速クラッチ7を切って走行系への動力伝達を完全に
断ってしまうと、走行負荷によって機体が急減速してし
まって変速完了後の動力伝達開始に伝動ショックが発生
したり、シンクロ変速が円滑に行われない状態が発生し
たりするが、変速中に伝動クラッチ19を有する別の伝
動系を介して適当な動力伝達を行うことでこのような不
具合を軽減することができるのである。
【0011】図3に、前記油圧シリンダT1,T2,T
3、変速クラッチ7及び伝動クラッチ19の油圧制御系
が示されている。図において、20は油圧ポンプ21か
らの作動油を油圧シリンダT1,T2,T3に選択供給
するロータリ式の変速操作弁、22は変速クラッチ7へ
の作動油給排を司るパイロット式の切換え弁、23およ
び24は前記切換え弁22を作動制御するパイロット式
の制御弁、25は前進クラッチ4および後進クラッチ5
を選択的に作動させる前後進切換弁であり、前記制御弁
23および24は油圧シリンダT1,T2,T3の作動
に応じて発生するパイロット圧によって切換え操作され
るようになっている。また、26は伝動クラッチ19の
作動を司る電磁圧力比例制御弁であり、マイクロコンピ
ュータを利用した制御装置27を介して駆動制御するこ
とで伝動クラッチ19に供給する作動油圧を所定の特性
で制御するように構成されている。
【0012】図1に、前記電磁圧力比例制御弁26の制
御系のブロック図が示されている。この電磁比例制御弁
26はパルス電流によって間欠駆動(P.W.M)さ
れ、その圧力制御を電流フィードバックによって行って
いる。つまり、電磁圧力比例制御弁26を一定周期のパ
ルス電流によって駆動するとともに、このパルス電流の
パルス幅(デューティ比)を変更することで電磁圧力比
例制御弁26に対する平均電流値を制御するとともに、
制御装置27から指令された電磁圧力比例制御弁26に
対する目標電流Iobj と検出された出力電流Iの偏差Δ
Iを演算し、この電流偏差ΔIから比例積分制御(PI
制御)に基いて駆動パルス電流のデューティ比を所定の
演算式に基づいて演算しており、そのデューティ比D
は、
【0013】
【数2】D=KP ΔI+KI ∫ΔIdt+D0 ΔI:目標電流と実電流の偏差 KP :比例ゲイン KI :積分ゲイン D0 :目標電流に対する基準デューティ比 として演算される。また、目標電流Iobj に対する基準
デューティ比D0 は、D0 =aIobj +b として演算
される。
【0014】ここで、上記演算式の比例係数aおよび定
数bは、或る温度条件のもとでの実際の計測結果に基づ
いて割り出された値であり、電磁圧力比例制御弁26の
励磁部の温度変化等による特性変化に対応するために、
前記比例係数aを以下のようにして逐次更新する。
【0015】つまり、電磁圧力比例制御弁26に予め設
定された値の電流が設定時間に亘って供給される際に、
その間の平均的な比例係数aを逆算して上記演算式の比
例係数aと更新することによって、経時的に変化する温
度条件等に対応した特性の演算式で基準デューティ比演
算を実行させるのである。
【0016】例えば、電磁圧力比例制御弁26に900
mAの電流を400m秒間通電する際に、その目標電流
を出力するのにデューティ比が安定する間(例えば40
0m秒の内の最初の100m秒を除く300m秒〜40
0m秒の間)に10m秒毎の比例係数aを逆算し、その
平均値を以降の演算式の比例係数aとしてに使用するよ
う学習機能を与えてあるのである。
【0017】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】電流制御のブロック線図
【図2】農用トラクタにおけるミッション構造を示す概
略図
【図3】油圧回路図
【符号の説明】
obj 目標電流 I 出力電流 ΔI 偏差 D デューティ比 D0 基準デューティ比 a 比例係数
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−51589(JP,A) 特開 平3−51590(JP,A) 特開 平2−261987(JP,A) 特開 昭60−57076(JP,A) 特開 平5−118463(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16K 31/00 - 31/11 G05D 16/20

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁圧力比例制御弁に対する目標電流と
    出力電流の偏差から比例積分制御に基いて駆動パルス電
    流のデューティ比を所定の演算式に基づいて演算するよ
    う構成した電磁圧力比例制御弁の制御装置において、 目標電流から基準デューティ比を割り出す演算式におけ
    る比例係数を、電磁圧力比例制御弁に設定値の電流が
    給される際の最初の不安定期間を除くデューティ比の安
    定する期間におけるデューティ比と電流値から逆算によ
    り割り出して更新するように構成してあることを特徴と
    する電磁圧力比例制御弁の制御装置。
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JP6003826B2 (ja) * 2013-06-27 2016-10-05 トヨタ自動車株式会社 圧力制御装置
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