JP3257000B2 - 銅酸化物超電導体及びその製造方法 - Google Patents

銅酸化物超電導体及びその製造方法

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JP3257000B2 JP32440091A JP32440091A JP3257000B2 JP 3257000 B2 JP3257000 B2 JP 3257000B2 JP 32440091 A JP32440091 A JP 32440091A JP 32440091 A JP32440091 A JP 32440091A JP 3257000 B2 JP3257000 B2 JP 3257000B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、銅酸化物超電導体及び
その製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】銅酸化物超電導体の線材、テープ材の作
製には、一般に、Bi系超電導体が用いられている。例
えば、第4回国際超電導シンポジウムのワイヤー、テー
プ、バルクのセクションでは、銅酸化物超電導体の線
材、テープ材等の作製について、Y系超電導体を用いた
報告が3件であったのに対し、Bi系超電導体を用いた
報告は13件であった。これは、Bi系超電導体の結晶
粒が偏平状の粒子形状を有し、機械的加工により容易に
粒子配向し、超電導電流の流れる方向がそろい大きな臨
界電流密度が得られるためである。実際に、この手法で
104(A/cm2)以上の臨界電流密度が77Kにおいて
得られている(WBP−27、30、39参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】前述のBi系超電導
体を用いて作製された超電導線材やテープ材に対し、Y
系銅酸化物超電導体を用いた場合、その粒子は塊状で、
機械的加工によって粒子配向せず、従って、その臨界電
流密度は小さいことが知られている。前述の3件の報告
は、Y系銅酸化物超電導体の一種である123型超電導
体についてのものであるが、このうち2件は、このよう
な、超電導体を形成してからの機械的加工を行わず、ゲ
ル状態から直接線材を形成したり(WBP−21)、薄
膜形成の手法で支持担体テープ上に超電導テープ材を直
接形成している(WBP−36)。残りの1件は、超電
導体を形成してから銀粉末を添加してロール加圧してい
る(WBP−22)が、臨界電流密度については磁化特
性から算出した値2.1×104(A/cm2)(77Kに
おいて)のみが記され、実際に電流を流して測定した値
は記されていない。磁化測定から算出された臨界電流密
度は一つ一つの粒子内の臨界電流密度を反映したもので
あり、特に、部分溶融プロセスを経た試料において、実
際に電流を流して測定した値(弱結合を含む試料全体と
しての臨界電流密度)よりもかなり大きいことが知られ
ている。従って、このロール加圧された試料の臨界電流
密度は、前記の値よりもかなり小さいと予想される。つ
まり、Y系銅酸化物超電導体の場合、通常その粒子は、
偏平形状でなく、機械的加工により、線材化、テープ化
する手法では、粒子配向せず、従って臨界電流密度の大
きな超電導線材、テープ材あるいは薄板等を作製できな
かった。Y系銅酸化物超電導体123型超電導体につい
て、1件だけ板状結晶が作製されたとの報告がある(尾
崎ら 日経超電導 1988年7月25日号 p9)。
しかしながら、そのゼロ抵抗温度Tc(R=0)は約80K
と液体窒素温度(77K)での応用を考えた場合、満足
のいくものではなかった。
【0004】本発明は、この問題を解決するためになさ
れたものである。
【0005】本発明の目的は、Y系銅酸化物超電導体の
一種である124型超電導体及び123型超電導体の線
材化、テープ化において、液体窒素温度で高い臨界電流
密度を有する超電導線材やテープ材等を実現させるため
の、機械的加工により粒子配向しやすい偏平状粒子の1
24型超電導体(R1-xCax)(Ba1-yy2(Cu
1-zz48及び123型超電導体(R1-xCax)(B
1-yy2(Cu1-zz37の材料ならびにその製
造方法を提供することにある。
【0006】本発明の前記ならびにその他の目的及び新
規な特徴は、本明細書及び添付図面によって明らかにす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の(1)の手段は、(R1-xCax)(Ba
1-yy2(Cu1-zz48の化学組成でRがNd、
Sm、Eu、Gd、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、L
uの希土類元素とYのうち少なくとも1種類からなり、
AがCa、Sr、Laのうち少なくとも1種類からな
り、MがAl、Fe、Co、Ga、Pbのうち少なくと
も1種類からなり、組成範囲がそれぞれ0≦x≦0.
2、0≦y≦0.3、0≦z≦0.2である銅酸化物超電
導体であって、その結晶粒が広いc面を有する偏平状粒
子であり、そのc面の面積の平方根のc方向厚みに対す
る比が6.7以上71以下の値を有することを特徴とす
る。
【0008】本発明の(2)の手段は、(R1−xCa
)(Ba1−y(Cu1−z
化学組成でRがLa、Nd、Sm、Eu、Gd、Dy、
Ho、Er、Tm、Yb、Luの希土類元素とYのうち
少なくとも1種類、AがCa、Sr、Laのうち少なく
とも1種類、MがAl、Fe、Co、Gaのうち少なく
とも1種類からなり、組成範囲がそれぞれ0≦x≦0.
2、0≦y≦0.2、0≦z≦0.1である銅酸化物超
電導体であって、その結晶粒が広いc面を有する偏平状
粒子であり、そのc面の面積が2.8μm 以上であ
り、且つc面の面積の平方根のc方向厚みに対する比が
8.4以上65以下の値を有することを特徴とする。
【0009】本発明の(3)の手段は、前記(1)又は
(2)の手段の銅酸化物超電導体の製造方法において、
前記銅酸化物超電導体を構成する各金属のアルコキシド
が溶解した混合溶液を作製し、この混合溶液を加水分解
した後、得られたゲル粉を乾燥し、焼成することを特徴
とする。
【0010】本発明の(4)の手段は、前記(3)の手
の銅酸化物超電導体の製造方法において、銅原子にブ
トキシ基及び水酸基が配位した銅アルコキシドである
とを特徴とする。
【0011】特に、本発明の124型超電導体及び12
3型超電導体は、その結晶粒が広いc面を有する偏平状
粒子であり、そのc面の面積の平方根のc方向厚みに対
する比が124型超電導体においては6.7以上71以
下で、123型超電導体においては8.4以上65以下
であることを特徴とする。
【0012】
【作用】前述した手段によれば、本発明の124型超電
導体及び123型超電導体は、広いc面を有する偏平状
粒子を形成しており、その粉末をガラス製サンプルホル
ダーのくぼみに押しつけて通常の粉末X線回折測定(θ
−2θスキャン)をした結果、124相あるいは123
相の(00l:lは小文字のエルである)ピークが、同
じ粉末をアセトンでランダムに分散させて測定された1
24相あるいは123相の(00l:lは小文字のエル
である)ピークより非常に大きかった。つまり、本発明
の124型超電導体及び123型超電導体の粒子は、外
部からの機械的な力によって容易にc軸配向するという
ことである。本発明の偏平状粒子のCaを含む124型
超電導体(超電導転移開始温度;Tc(on)=89K、ゼ
ロ抵抗温度;Tc(R=0)=84K)の粉末及び123型
超電導体(超電導転移開始温度;Tc(on)=92K、ゼ
ロ抵抗温度;Tc(R=0)=88K)の粉末を用い、金型
プレス後熱処理により超電導薄膜板を作製した場合、偏
平状でない粒子を用いて作製した薄板よりも10倍以上
大きな臨界電流密度を有する超電導薄板が作製できた。
【0013】従って、超電導体形成の後に機械的加工に
より超電導線材、テープ材、厚膜、薄板等を作製する手
法において、本発明の124型超電導体及び123型超
電導体偏平状粒子を用いた場合、通常の偏平状でない粒
子を用いた場合よりも高度な粒子配向が実現され、液体
窒素温度において非常に大きな臨界電流密度を有する1
24型銅酸化物超電導体及び123型超電導体の線材、
テープ材、厚膜、薄板等を作製することができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて詳細
に説明する。
【0015】(実施例1)本発明の124型超電導体の
合成方法の実施例1及びこの実施例1により作製された
124型超電導体の超電導特性及び粒子形状について説
明する。図1は、実施例1による本発明の124型超電
導体の結晶構造を示す模式構造図であり、1はBa、2
はCu、3は交差上にある酸素、4はY又はCaであ
る。
【0016】図2は、本発明の124型超電導体を合成
するための実施例1のフローチャートである。図2に示
すように、銅原子にセカンダリーブトキシ基と水酸基が
配位した銅アルコキシドのブタノール溶液とそれぞれ
Y、Ca、Baのブトキサイドが溶解した3つの溶液と
をY:Ca:Ba:Cuが0.9:0.1:2:4となる
ように計量し(ステップ101)、70℃、アルゴン気
流中で20時間混合した(ステップ102)。この溶液
に室内の空気を50ml/分の流量で30分間導入し加
水分解を起こさせた(ステップ103)。懸濁した液を
120℃で真空に引きながら蒸発乾固させた(ステップ
104)。得られたゲル粉を真空中500℃で1時間乾
燥させて乾燥粉末とした(ステップ105)。そして乾
燥粉末を金型成形し(ステップ106)、750℃、酸
素気流中で40時間焼成した(ステップ107)。
【0017】図3は、前記焼成した試料の粉末X線回折
パターンを示す図である。図3により、焼成した試料
は、124相によるシャープな回折ピークを示し、不純
物相による回折ピークは、ほとんど認められないことが
わかる。
【0018】図4は、この試料の電気抵抗率の温度依存
性を示す図である。この図4により、この試料は、Tc
(on)=89K、Tc(R=0)=84Kと高い温度でシャー
プに超電導移転することがわかる。
【0019】図5は、同じ試料の磁化率の温度依存性を
示す図である。この試料は、磁気的にも高い温度Tcm
ag(on)=90Kからのシャープな超電導転移を示し、
X線回折、電気抵抗率の温度依存性測定の結果と合わせ
て考えると、この試料は、結晶性の良好な124相のほ
ぼ単一相であることがわかる。
【0020】図6は、750℃で焼成した試料の破断面
の走査型電子顕微鏡(SEM)写真のコピーである。こ
のコピーにより、粒子は偏平状であることがわかる。粒
子は平均として平坦な面は15μm×15μm程度の面
積を有し、厚みは0.3μmの寸法を有している。この
平坦な面が結晶学的にどのような面であるのかを調べる
ために、試料を粉砕し、粉末をガラス製サンプルホルダ
ーのくぼみに押しつけて通常の粉末X線回折測定(θ−
2θスキャン)をした。参考のために、同じ粉末をアセ
トンでランダムに分散させてサンプルホルダーに固定し
て同じように測定した。
【0021】図7は、それらの結果を示す。サンプルホ
ルダーのくぼみに押しつけたものは、アセトンでランダ
ムに分散させたものに対して124相の(00l:lは
小文字のエルである)ピークが非常に強くなっている。
この結果より、本発明の124型超電導体偏平状粒子の
平坦な面はBi系超電導体の偏平状粒子と同様c面であ
ることがわかる。
【0022】(実施例2)本発明の123型超電導体の
合成方法の実施例2及びこの実施例2により作製された
123型超電導体の超電導特性及び粒子形状について説
明する。図8は、本実施例2により作製された123型
超電導体の結晶構造を示す模式構造図であり、1はB
a、2はCu、3は交差上にある酸素(O)、5はYで
ある。本実施例2の123型超電導体の合成方法は、前
記実施例1と同様の方法で、銅原子にセカンダリーブト
キシ基と水酸基が配位した銅アルコキシドのブタノール
溶液とそれぞれY、Baのブトキサイドが溶解した2つ
の溶液とをY:Ba:Cuが1:2:3となるように計
量し、70℃、アルゴン気流中で20時間混合した。こ
の溶液に室内の空気を50ml/分の流量で30分間導
入し加水分解を起こさせた。懸濁した液を120℃で真
空に引きながら蒸発乾固させた。得られたゲル粉を真空
中500℃で1時間乾燥させて乾燥粉末とした。そして
乾燥粉末を金型成形し、600℃、アルゴン気流中で4
0時間焼成の後、500℃、酸素気流中で5時間アニー
ルした。
【0023】本実施例2の焼成した試料の粉末X線回折
パターンは、認められなかった。
【0024】図9は、この試料の電気抵抗率の温度依存
性を示す図ある。図9により、Tc(on)=91K、Tc
(R=0)=88Kと高い温度でシャープに超電導移転する
ことがわかる。これらの結果より、この試料は、超電導
体としての特性の良好な123相のほぼ単一相であるこ
とがわかる。
【0025】この試料の破断面のSEM観察を行ったと
ころ、粒子は偏平状であった。粒子の平坦な面は14μ
m×14μm程度の面積を有し、厚みは0.3μmの寸
法を有していた。この平坦な面が結晶学的にどのような
面であるのかを調べるために、実施例1と同じように、
試料を粉砕し、粉末をガラス製サンプルホルダーのくぼ
みに押しつけて通常の粉末X線回折測定(θ−2θスキ
ャン)を行った。また、同じ粉末をアセトンでランダム
に分散させてサンプルホルダーに固定した測定も行っ
た。サンプルホルダーのくぼみに押しつけたものは、ア
セトンでランダムに分散させたものに対して123相の
(00l:lは小文字のエルである)ピークが非常に強
かった。この結果から、本発明の123型超電導体偏平
状粒子も、その平坦な面はBi系超電導体や実施例1の
Y系124型超電導体と同様c面であることがわかる。
そして、この超電導体のゼロ抵抗温度は88Kと高く、
液体窒素温度においても超電導体として良好な特性が得
られた。
【0026】(実施例3)本発明の124型超電導体及
び123型超電導体の合成方法の実施例3ならびにこの
実施例3により作製された124型超電導体及び123
型超電導体の超電導特性ならびに粒子形状について説明
する。
【0027】本実施例3は、前記実施例1あるいは実施
例2の合成方法で、Y、Ca、Baの出発原料溶液をそ
れぞれのブロポキサイドのブロパノール溶液に変更して
実施例1あるいは実施例2と同じ組成の124型超電導
体あるいは123型超電導体合成した。電気抵抗率の温
度依存性測定の結果、超電導転移温度は、124型超電
導体がTc(on)=89K、Tc(R=0)=81K、123
型超電導体がTc(on)=92K、Tc(R=0)=86Kで
あった。
【0028】得られ球試料の破断面のSEM観察結果に
より、実施例3による124型超電導体ならびに123
型超電導体の結晶粒は、実施例1あるいは実施例2と同
様、偏平状粒子であった。実施例1あるいは実施例2と
同じように、粉末をガラス製サンプルホルダーのくぼみ
に押しつけて通常の粉末X線回折測定(θ−2θスキャ
ン)をした結果、実施例1あるいは実施例2の粉末と同
様124型超電導体あるいは123型超電導体のほぼ単
一相でそれぞれの(00l:lは小文字のエルである)
ピークが強く、偏平状粒子の広い面はc面であることが
わかった。この結果より、本発明の偏平状粒子の124
型超電導体及び123型超電導体は、金属アルコキシド
を用いたゾルゲル法により合成されることがわかる。
【0029】(実施例4)本発明の124型超電導体を
用いた薄板及びその作製方法である実施例4を説明す
る。
【0030】実施例1の方法で作製したCaを含む12
4型超電導体と、高圧法により作製した同じ組成の12
4型超電導体を様々な条件で粉砕した粉末を用意し、そ
れぞれを用いて、金型プレスにより幅3mm、厚み0.5
〜1mmの薄板状成形体を作製した。これら成形体を、粒
子同士の接合のために酸素気流中、700℃で10時間
熱処理し、超電導体薄板とした。電流の流れる断面積を
小さくするために中央部に切り込みを入れた後、これら
を液体窒素中に入れ、通常の四端子法により臨界電流密
度を測定した。表1にその結果を示す。臨界電流密度
は、表1中の寸法比が大きいほど大きく、特に寸法比が
10以上のものについては、臨界電流密度増大の効果が
著しく高圧法により作製したものより10倍以上大きか
った。
【0031】本発明の製品である寸法比6.7の偏平状
粒子の124型超電導体を用いて作製した試料の臨界電
流密度は、高圧法により作製したものに対し8倍であっ
た。粒子の偏平の程度は、粉砕された粉末のSEM写真
から見積もられた平均的な粒子寸法を用いて算出し、表
1中の寸法比に記した。高圧法により作製した試料の粒
子は、SEM観察の結果3×3×5μm3程度の寸法を
有する柱状であり、偏平の程度としては最大面積(3×
5μm2)の平方根対最小長さ(3μm)の比として寸
法比を1.3と見積もった。これらの結果より、124
型超電導体においても、粒子を偏平形状にすることによ
り、特にc面面積の平方根のc方向厚みに対する比を
6.7以上とすることにより、偏平でない粒子を用いた
場合の8倍以上の大きな臨界電流密度を有する超電導体
薄板を作製できた。
【0032】前記の方法と同様の方法で、(R1-x
x)(Ba1-yy2(Cu1-zz48の化学組成式
中のyを0、zを0とし、Rを様々な元素で置き換え、
Caの量を変化させた薄板を作製した結果を表2に示
す。表2中数字の第1項は、液体窒素温度における臨界
電流密度で、第2項は用いた粉末粒子の寸法比である。
RがLa、Ce、Prの1種のみの場合には124型超
電導体は形成されなかった。臨界電流密度は、Ca量x
が大きくなるに従い大きくなるがxが0.3になると小
さくなった。x=0.3の粉末は、X線回折によるとx
がそれより小さい粉末より、不純物のピークが顕著であ
り、超電導電流の流れる有効断面積が小さいために臨界
電流密度が小さくなったと考えられる。R元素依存性
は、同程度のx、寸法比の場合、Rのイオン半径が小さ
いほど臨界電流密度は大きかった。これはRが複数の元
素で構成されたときも、その平均イオン半径を用いると
同じふるまいであった。寸法比依存性は、同じ組成の場
合、寸法比が大きいほど臨界電流密度は大きかった。
【0033】表3は、(R1-xCax)(Ba1-yy2
(Cu1-zz48の化学組成式中のRをY、xを0.
1、zを0とし、Aを様々な元素で置き換え、その量を
変化させた薄板を作製した結果を示す。臨界電流密度
は、いずれもyが0.3までは比較的大きな値を有する
が、yが0.4になると急に小さくなるか、あるいは全
く超電導電流が流れなくなった。これはy=0.4で
は、超電導転移温度(Tc(R=0)が下がり、77Kに近
い温度あるいは77Kよりも低い温度になったためであ
る。
【0034】表4に、(R1-xCax)(Ba1-yy2
(Cu1-zz48の化学組成式中のRをY、xを0.
1、yを0とし、Mを様々な元素で置き換え、その量を
変化させた薄板を作製した結果を示す。臨界電流密度
は、いずれもzが0.2までは比較的大きな値を有する
が、yが0.3になると急に小さくなるか、あるいは全
く超電導電流が流れなくなった。これはA元素を変化さ
せた場合と同様y=0.3では、超電導転移温度Tc(R=
0)が下がり、77Kに近い温度あるいは77Kよりも低
い温度になったためである。
【0035】表5に、(R1-xCax)(Ba1-yy2
(Cu1-zz48の化学組成式中のRを0.2、yを
0.3、zを0.2とし、xを変化させ、A、Mを様々な
元素で置き換えた薄板を作製した結果を示す。表6に同
様にRをNdにした場合の結果を示す。臨界電流密度
は、いずれも比較的大きな値を有し、(R1-xCax
(Ba1-yy2(Cu1-zz48の化学組成で、R
がNd、Sm、Eu、Gd、Dy、Ho、Er、Tm、
Yb、Luの希土類元素とYのうち少なくとも1種類、
AがCa、Sr、Laのうち少なくとも1種類、MがA
l、Fe、Co、Gaのうち少なくとも1種類からな
り、組成範囲がそれぞれ0≦x≦0.2、0≦y≦0.
3、0≦z≦0.2で、その結晶粒が広いc面を有する
偏平状粒子であり、そのc面の面積の平方根のc方向厚
みに対する比が6.7以上71以下の範囲の粉末を用い
た場合、臨界電流密度の大きな超電導薄板が作製される
ことがわかった。
【0036】(実施例5)本発明の123型超電導体を
用いた薄板及びその作製方法である実施例5を説明す
る。
【0037】実施例2の方法で作製した123型超電導
体と、通常の固相反応法により作製した同じ組成の12
3型超電導体を様々な条件で粉砕した粉末を用意し、そ
れぞれを用いて、金型プレスにより幅3mm、厚み0.5
〜1mmの成形体を作製した。これら成形体を、粒同士の
接合のために酸素気流中、900℃で10時間熱処理し
た。電流の流れる断面積を小さくするために中央部に切
り込みを入れた後、これらを液体窒素中に入れ、通常の
四端子法により臨界電流密度を測定した。表6にその結
果を示す。臨界電流密度は、表7中の寸法比が大きいほ
ど大きかった。本発明の製品である寸法比8.4の偏平
状粒子の123型超電導体を用いて作製した試料の臨界
電流密度は、通常の固相反応法により作製したものより
10倍以上大きかった。粒子の偏平の程度は、実施例4
と同じ様に算出した。これらの結果より、123型超電
導体においても、粒子を偏平形状にすることにより、特
にc面面積の平方根のc方向厚みに対する比を8.4以
上とすることにより、偏平でない粒子を用いた場合の1
0倍以上の大きな臨界電流密度を有する超電導体薄板を
作製できた。
【0038】前記の方法と同様の方法で、(R1-x
x)(Ba1-yy2(Cu1-zz37の化学組成の
yを0、zを0とし、Rを様々な元素で置き換え、Ca
の量を変化させた薄板を作製した結果を表8に示す。臨
界電流密度はCa量xが大きくなるに従いしだいに小さ
くなったが、xが0.3になると急激に小さくなり(5
00A/cm2以下となり)、ものによっては液体窒素温
度では超電導電流が流れなくなった。これはTc(R=0)
が77K近くあるいはそれ以下になったためである。R
元素依存性は、同程度のx、寸法比の場合、Rのイオン
半径が大きいほど臨界電流密度は大きかった。これはR
が複数の元素で構成されたときも、その平均イオン半径
を用いると同じふるまいであった。これは、Tc(R=0)
が同じようにふるまうことから、Tc(R=0)と77Kの
差である温度マージンに依存しているものと解釈でき
る。寸法比依存性は、同じ組成の場合、寸法比が大きい
ほど臨界電流密度は大きかった。
【0039】前記の方法と同様の方法で、(R1-x
x)(Ba1-yy2(Cu1-zz37の化学組成式
中のRをY、zを0とし、Aを様々な元素で置き換え、
その量を変化させた薄板を作製した結果を表7に示す。
臨界電流密度はyが0.2までは比較的大きい値を有す
るが、yが0.3になると急に小さくなるか、あるいは
全く超電導電流が流れなくなった。これはy=0.3で
は、超電導転移温度Tc(R=0)が下がり、77K近いあ
るいは77Kより低い温度になったためである。
【0040】前記(R1-xCax)(Ba1-yy2(C
1-zz37の化学組成式中のRをY、xを0、yを
0とし、Mを様々な元素で置き換え、その量を変化させ
た薄板を作製した結果を表10に示す。臨界電流密度
は、いずれもzが0.1までは比較的大きい値を有する
が、yが0.2になると急に小さくなるか、あるいは超
電導電流が流れなくなった。これはA元素を変化させた
場合と同様にy=0.2では、超電導転移温度Tc(R=0)
が下がり、77K近いあるいは77Kより低い温度にな
ったためである。
【0041】前記(R1-xCax)(Ba1-yy2(C
1-zz37の化学組成式中のxを0.2、yを0.
3、yを0.2とし、R,A,Mを様々な元素で置き換
えた薄板を作製した結果を11表に示す。臨界電流密度
は、いずれも比較的大きい値を有し、(R1-xCax
(Ba1-yy2(Cu1-zz37の化学組成で、R
がNd、Sm、Eu、Gd、Dy、Ho、Er、Tm、
Yb、Luの希土類元素とYのうち少なくとも1種類、
AがCa、Sr、Laのうち少なくとも1種類、MがA
l、Fe、Co、Gaのうち少なくとも1種類からな
り、組成範囲がそれぞれ0≦x≦0.2、0≦y≦0.
2、0≦z≦0.1で、その結晶粒が広いc面を有する
偏平状粒子であり、そのc面の面積の平方根のc方向厚
みに対する比が8.4以上65以下の範囲の粉末を用い
た場合、臨界電流密度の大きな超電導薄板が作製される
ことがわかった。
【0042】表1は、本実施例4に係わるY0.9Ca0.1
Ba2Cu48粉末の組成と、それらを用いて作製され
た薄板の77Kにおける臨界電流密度の一覧表である。
【0043】
【表1】
【0044】表2は、本実施例4に係わる(R1-x
x)Ba2Cu48粉末の組成と、それらを用いて作製
された薄板の77Kにおける臨界電流密度の一覧表であ
る。
【0045】
【表2】
【0046】表3は、本実施例4に係わる(Y0.9Ca
0.1)(Ba1-yy2Cu48粉末の組成と、それらを
用いて作製された薄板の77Kにおける臨界電流密度の
一覧表である。
【0047】
【表3】
【0048】表4は、本実施例4に係わる(Y0.9Ca
0.1)Ba2(Cu1-zz48粉末の組成比と、それら
を用いて作製された薄板の77Kにおける臨界電流密度
の一覧表である。
【0049】
【表4】
【0050】表5は、本実施例4に係わる(Y1-x
x)(Ba0.70.32(Cu0.80.z48粉末の組
成と、それらを用いて作製された薄板の77Kにおける
臨界電流密度の一覧表である。
【0051】
【表5】
【0052】表6は、本実施例4に係わる(Nd1-x
x)(Ba0.70.32(Cu0.80.z48粉末の組
成と、それらを用いて作製された薄板の77Kにおける
臨界電流密度の一覧表である。
【0053】
【表6】
【0054】表7は、本実施例5に係わるYBa2Cu4
8粉末の組成と、それらを用いて作製された薄板の7
7Kにおける臨界電流密度の一覧表である。
【0055】
【表7】
【0056】表8は、本実施例5に係わる(R1-x
x)Ba2Cu37粉末の組成と、それらを用いて作製
された薄板の77Kにおける臨界電流密度の一覧表であ
る。
【0057】
【表8】
【0058】表9は、本実施例5に係わるY(Ba1-y
y2Cu37粉末の組成と、それらを用いて作製され
た薄板の77Kにおける臨界電流密度の一覧表である。
【0059】
【表9】
【0060】表10は、本実施例5に係わるYBa
2(Cu1-zz37粉末の組成と、それらを用いて作
製された薄板の77Kにおける臨界電流密度の一覧表で
ある。
【0061】
【表10】
【0062】表11は、本実施例5に係わる(R0.8
0.2)(Ba0.80.22(Cu0.90.137粉末の
組成と、それらを用いて作製された薄板の77Kにおけ
る臨界電流密度の一覧表である。
【0063】
【表11】
【0064】以上、本発明を実施例に基づいて具体的に
説明したが、本発明は、前記実施例に限定されるもので
はなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可
能なことは言うまでもない。
【0065】例えば、本発明は、124型超電導体及び
123型超電導体による線材、テープ材の作製において
も、その粒子を偏平形状にすることにより、機械的加工
での配向を可能にし、大きな臨界電流密度を有する超電
導材料が作製できるという効果を有することは勿論であ
る。
【0066】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、124型超電導体及び123型超電導体を用いた機
械的加工による線材、テープ材の作製において、その粒
子を偏平形状にすることにより、機械的加工での配向を
可能にし、大きな臨界電流密度を有する超電導材料が作
製できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の(Y、Ca)Ba2Cu4
8の結晶構造を説明するための図、
【図2】 本発明の124型超電導体を合成するための
実施例1のフロチャート、
【図3】 本実施例1のY0.9Ca0.1Ba2Cu48
焼成した試料の粉末X線回折図形、
【図4】 本実施例1のY0.9Ca0.1Ba2Cu48
焼成した試料の抵抗率−温度特性図、
【図5】 本実施例1のY0.9Ca0.1Ba2Cu48
焼成した試料の磁化率−温度特性図、
【図6】 本実施例1のY 0.9 Ca 0.1 Ba 2 Cu 4 8
焼成した試料の金属組織を表す破断面のSEM写真、
【図7】 本実施例1のY0.9Ca0.1Ba2Cu48
焼成した試料の粉末を試料ホルダーに押しつけた場合
と、アセトンでランダムに分散させた場合のX線回折図
形、
【図8】 本実施例2のYBa2Cu37の結晶構造を
説明するための図、
【図9】 本実施例2のYBa2Cu37の焼成した試
料の抵抗率−温度特性図。
【符号の説明】
1…Ba、2…Cu、3…交差上の酸素(O)、4…Y
又はCa、5…Y。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C30B 29/22 501 C30B 29/22 501Z (72)発明者 郡山 慎一 東京都江東区東雲1丁目14番3 財団法 人 国際超電導産業技術研究センター 超電導工学研究所内 (72)発明者 池町 隆明 東京都江東区東雲1丁目14番3 財団法 人 国際超電導産業技術研究センター 超電導工学研究所内 (72)発明者 山内 尚雄 東京都江東区東雲1丁目14番3 財団法 人 国際超電導産業技術研究センター 超電導工学研究所内 (56)参考文献 特開 平3−183619(JP,A) 特開 昭64−79011(JP,A) KRAMER S.A.et a l.,”Highly oriente d superconducting thin films derived from the sol−gel process,” Applied Physics Letters,Vo l.53,No.2,11 July 1988,pp.156−158 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C01G 1/00 C30B 1/00 - 35/00 CA(STN) EPAT(QUESTEL) WPI(DIALOG)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (R1−xCa)(Ba1−y
    (Cu1−zの化学組成でRがNd、S
    m、Eu、Gd、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Lu
    の希土類元素とYのうち少なくとも1種類、AがCa、
    Sr、Laのうち少なくとも1種類、MがAl、Fe、
    Co、Gaのうち少なくとも1種類からなり、組成範囲
    がそれぞれ0≦x≦0.2、0≦y≦0.3、0≦z≦
    0.2である銅酸化物超電導体であって、その結晶粒が
    広いc面を有する偏平状粒子であり、そのc面の面積の
    平方根のc方向厚みに対する比が6.7以上71以下の
    値を有することを特徴とする銅酸化物超電導体。
  2. 【請求項2】 (R1−xCa)(Ba1−y
    (Cu1−zの化学組成でRがLa、N
    d、Sm、Eu、Gd、Dy、Ho、Er、Tm、Y
    b、Luの希土類元素とYのうち少なくとも1種類、A
    がCa、Sr、Laのうち少なくとも1種類、MがA
    l、Fe、Co、Gaのうち少なくとも1種類からな
    り、組成範囲がそれぞれ0≦x≦0.2、0≦y≦0.
    2、0≦z≦0.1である銅酸化物超電導体であって、
    その結晶粒が広いc面を有する偏平状粒子であり、その
    c面の面積が2.8μm 以上であり、且つc面の面積
    の平方根のc方向厚みに対する比が8.4以上65以下
    の値を有することを特徴とする銅酸化物超電導体。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の銅酸化物超電導
    体の製造方法において、前記銅酸化物超電導体を構成す
    る各金属のアルコキシドが溶解した混合溶液を作製し、
    この混合溶液を加水分解した後、得られたゲル粉を乾燥
    し、焼成することを特徴とする銅酸化物超電導体の製造
    方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の銅酸化物超電導体の製
    造方法において、銅のアルコキシドが、銅原子にブトキ
    シ基及び水酸基が配位した銅アルコキシドであることを
    特徴とする銅酸化物超電導体の製造方法。
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EP92310918A EP0549148B1 (en) 1991-11-28 1992-11-30 A copper oxide superconductor, a process for its production, and a copper complex used therein
US08/344,741 US5504226A (en) 1991-11-28 1994-11-23 Copper oxide superconductor, a process for its production, and a copper complex used therein
US08/345,229 US5578553A (en) 1991-11-28 1994-11-28 1-2-4 copper oxide superconductor, a process for its production, and a copper used therein
US08/357,100 US5563117A (en) 1991-11-28 1994-12-15 Copper oxide superconductor, a process for its production, and a copper used therein

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Non-Patent Citations (1)

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Title
KRAMER S.A.et al.,"Highly oriented superconducting thin films derived from the sol−gel process," Applied Physics Letters,Vol.53,No.2,11 July 1988,pp.156−158

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101540220B (zh) * 2008-03-20 2011-05-04 中国科学院物理研究所 一种铁基空穴型超导材料及其制备方法

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