JP3256698B2 - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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JP3256698B2
JP3256698B2 JP2000123275A JP2000123275A JP3256698B2 JP 3256698 B2 JP3256698 B2 JP 3256698B2 JP 2000123275 A JP2000123275 A JP 2000123275A JP 2000123275 A JP2000123275 A JP 2000123275A JP 3256698 B2 JP3256698 B2 JP 3256698B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検体に超音波を
送受信する振動子として、微小な圧電振動子を方位方向
(走査方向)とレンズ方向との2次元状に配列した2次
元アレイ構造の探触子を用いる超音波診断装置に係り、
とくに、複数の診断位置を同時にスキャンできるととも
に、回路規模の増大を抑制し且つ超音波ビームの焦点を
空間的に制御可能な超音波診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、超音波診断装置の超音波探触子
(以下、単に探触子という)としては、診断目的や走査
性能の面から様々な構成のものが使われている。
【0003】この探触子の一種としては、図19に示し
た構造のものが知られている。この図19に示した探触
子101は、複数の単位振動子101a,101b,1
01c,…を方位方向xに配列した1次元アレイ構造を
有する。この探触子101をリニア電子走査で駆動させ
る場合、探触子101中の任意の複数個の振動子を1組
として駆動させる。この駆動に当たっては、例えば、走
査方向の中心に位置する振動子とその横方向の振動子と
の間で駆動タイミングをずらしてやることにより、各振
動子の発生音波の位相差を利用でき、振動子群の中心部
に直交する被検体方向に集束(フォーカス)した超音波
ビームが形成される。そこで、駆動させる複数の振動子
全体を、例えば1振動子分ずつ方位方向xにずらしなが
ら駆動させることにより、超音波ビームの送波点位置を
電子的に方位方向xに順次ずらすことができ、リニア走
査がなされる。受信に際しても、送信振動子と同一の振
動子が超音波エコー信号を受信し、電圧信号に変換す
る。この変換された電圧信号は受信回路に送られて超音
波画像データに再構成され、その後、TVモニタなどの
ディスプレイに表示される。
【0004】また、セクタ法であれば、駆動する1組の
振動子群に対して、超音波ビームの走査方向が超音波1
パルス毎に順次扇形に変わるように、各振動子の駆動タ
イミングを変化させる。これにより、リニア法と同様の
処理を経て、セクタ方式の超音波画像をディスプレイに
表示させることができる。
【0005】しかし、このような1次元アレイ構造の探
触子を用いた場合、超音波ビームは各振動子の配列方向
である方位方向x、即ち1次元の方向にしか走査できな
いという不便さがある。
【0006】そこで、走査方向を1次元に限定されず、
方位方向xに直交するレンズ方向yを加えた2次元方向
に走査できる2次元アレイ構造の探触子が開発された。
この2次元アレイ構造の探触子の例を図20に示す。こ
の図20に示した探触子102は、複数の単位振動子1
02a,102b,102c,…,103a,103
b,103c,…,104a,104b,104c,
…,105a,105b,105c,…,106a,1
06b,106c,…を所定数ずつ方位方向x及びレン
ズ方向yに配列したものである。
【0007】この2次元アレイの探触子102を駆動さ
せ、方位方向及びレンズ方向に受信超音波ビームを偏向
させるには、全振動子と送受信部との間に個別にスイッ
チを設け、それらのスイッチを順番に切り換えてデータ
を得る構成が考えられる。
【0008】一方、レンズ方向の偏向には、従来周知で
ある、音響レンズを用いることもできる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、2次元
アレイ構造の探触子を用いる場合、その2次元アレイを
形成している複数の振動子夫々について、送受信回路を
個別に用意しなければならないので、必然的に送受信の
回路規模が増大し、装置が大形化するととともに、演算
処理も増えて、リアルタイム性が低下する。また、音響
レンズを用いる構成では、レンズ方向の指向性が予め決
められてしまい、それ以上、焦点を任意に変更できない
し、送受波面の開口面積を調整して、ビームの広がりを
変更できない。
【0010】本発明は、このような従来技術の様々の問
題に鑑みてなされたもので、特に、複数の診断位置を並
行してスキャンする場合でも、2次元アレイの探触子を
用いて3次元の受信ビームを形成し、方位方向、レンズ
方向に高い分解能を得ることができ、超音波送受信の回
路規模や受信信号を整相加算処理するときのトータルの
メモリ容量の増大を抑制できる超音波診断装置を提供す
ることを、その目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本願発明の超音波診断装置は、電気信号と超音波信
号とを双方向に変換可能な複数の振動子を互いに直交す
る第1の方向及び第2の方向から成る2次元状に配列し
た探触子と、この探触子の各振動子を電気量の励振信号
で励振して前記各振動子に超音波信号を送波させるとと
もに、超音波エコー信号に応じて前記各振動子が変換し
た電気量の受信信号に所定の処理を施して出力する送受
信手段と、前記被検体内に設定される複数の診断位置そ
れぞれを通り、かつ、前記第1の方向に直交する複数の
面に対して、その各面上に前記超音波エコー信号が集束
するように前記送受信手段が出力した前記複数の振動子
からの受信信号群を同時に遅延させて加算する第1の演
算手段と、前記複数の診断位置それぞれを通り、かつ、
前記第2の方向に直交する複数の面に対して、その各面
上に前記超音波エコー信号が集束するように前記第1の
演算手段から出力される受信信号群を遅延させて加算す
る第2の演算手段と、この第2の演算手段が出力した信
号に基づいて超音波画像を表示する表示手段とを備え
る。
【0012】例えば、前記第1の演算手段は、前記受信
信号群を遅延して加算する整相加算器を前記第1の方向
に直交する面の数に等しい数だけ備える。また、前記第
2の演算手段は、前記第1の演算手段が出力する受信信
号群を記憶する記憶手段と、この記憶手段から出力され
る受信信号群を前記診断位置毎に遅延して加算する整相
加算器とを備えていてもよい。
【0013】
【作用】本願の超音波診断装置によれば、第1の演算手
段によって、送受信手段が同時に得た受信信号群が遅延
加算されるので、複数の診断位置それぞれ含み、かつ、
複第1の方向に直交する複数の面それぞれに沿って超音
波エコー信号が集束する。この第1の演算手段から出力
された信号群は次いで第2の演算手段に送られ、同様
に、複数の診断位置それぞれ含み、かつ、第2の方向に
直交する複数の面それぞれに関して遅延加算処理が実行
される。これにより、その第2の方向に直交する複数の
面それぞれに沿って超音波エコー信号が集束する。この
ように、複数の診断位置であっても、2段階のビーム集
束処理を施しながら、同時並行して3次元的に、すなわ
ち空間的にビーム焦点位置を制御できる。
【0014】また、第1の方向に直交する複数の面、次
いで第2の方向に直交する複数の面と順次、2段階にわ
たって集束させていくことから、受信処理回路は振動子
全てに設ける必要が無く、回路規模が抑制される。さら
に、集束制御のためのメモリ規模も、かかる2段階の集
束によって抑制される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照して説明する。
【0016】(第1実施例) 第1実施例を図1〜図4を参照して説明する。この実施
例は単一の診断位置αを焦点にして超音波受信ビームを
形成するものである。
【0017】図1に示す超音波診断装置は、2次元アレ
イ構造の探触子1と、この探触子1を介して超音波信号
の送受を行わせる、本発明の構成要素の送受信手段とし
ての送受信部2と、この送受信部2と探触子1との接続
状態を切り換え可能なスイッチ回路群3と、このスイッ
チ回路群3の切換を指令するスイッチング・コントロー
ラ4と、送受信部2の受信信号からエコーデータを形成
する信号処理部5と、この信号処理部5の処理データを
表示する表示部6とを備えている。なお、図中、符号7
はシステム全体の動作タイミングを制御するタイミング
・コントローラであり、符号8は被検体である。また、
被検体8の深さ方向をzで表す。
【0018】探触子1は、電圧信号と超音波信号とを双
方向に変換可能な複数個の圧電素子を振動子としてお
り、方位方向(即ち走査方向;本発明の第1の方向に相
当する)xの各並びに複数個の同一特性の振動子
1y,P2y,P3y,P4y,P5y,P6y(y
=1〜5)を配列し、方位方向xに直交するレンズ方向
y(本発明の第2の方向に相当する)の各並びに複数個
の同一特性の振動子Px1,Px2,Px3,Px4
x5(x=1〜6)を配列し、2次元アレイを構成し
ている。
【0019】送受信部2は、基準信号発生源11、パル
サ群12、及びプリアンプ群13を備えている。基準信
号発生源11は、nチャンネル(ここでは6チャンネ
ル)の出力回路を有し、その各出力端がパルサ群12の
各パルサ12a,…,12fに接続されている。パルサ
12a,…,12fは、夫々、基準信号発生源11から
の基準パルス信号を増幅する。パルサ12a,…,12
fの出力端は、スイッチ回路群3の各スイッチ回路3
a,…,3fの一方の1個の入出力端に夫々接続され、
その入出力端はプリアンプ群13の各プリアンプ13
a,…,13fにも接続されている。
【0020】スイッチ回路3a,…,3fは、夫々、探
触子1のy方向の振動子数と同じm個(ここでは5個)
のスイッチング素子a,…,eを、図2に示すように内
臓している。これらのスイッチング素子a,…,eは例
えばMOS型FETで成る。それらのスイッチング素子
a,…,eの一方の端子は並列接続されて前記パルサ1
2a(…,12f)の出力端に各々接続され、他方の端
子は、対応するレンズ方向yの振動子Px1,…,P
x5に個別に接続されている。スイッチ回路3a,…,
3fの各々には、予め設定したタイミングでスイッチン
グ・コントローラ4からの切換信号が供給される。これ
により、スイッチング素子a,…,eは切換信号に応じ
て選択的に導通状態(オン)に設定される。スイッチン
グ・コントローラ4は例えばコンピュータで構成され、
予め設定したタイミングでスイッチ回路3a,…,3f
の切換を制御する。
【0021】信号処理部5は図示のように、A/D変換
器群15、メモリ16、及び整相加算器17を備えてい
る。A/D変換器群15は、プリアンプ13a,…,1
3fの各アナログ出力信号をデジタル信号に変換してメ
モリ16に出力する。メモリ16は、A/D変換器群1
5からのデジタル受信信号を全振動子の所定時間分、一
時的に記憶する。整相加算器17は例えばデジタル処理
回路で構成され、メモリ16の記憶データを所定タイミ
ングで読み出し、被検体8内の診断位置αを焦点とし
て、この焦点から全振動子P11,P21,…,
55,P65までの伝搬時間に相当した遅延を掛けた
整相加算を行う。この整相加算は遅延と加算によってな
される。
【0022】表示部6は発明の構成要素の表示手段を成
すもので、検波回路21、フレームメモリ22、D/A
変換器23、及びTVモニタ24を備える。検波回路2
1はデジタル信号のまま高周波信号を検波し、検波した
信号をフレームメモリ22に記憶させる。このフレーム
メモリ22の記憶データはTVモニタ24の表示タイミ
ングで読み出され、D/A変換器23によりアナログ信
号に変換される。この変換信号はTVモニタ24に供給
され、表示される。
【0023】次に、本第1実施例の動作を図3を用いて
説明する。
【0024】基準信号発生源11から出力された基準パ
ルス信号は、パルサ12a,…、12fで夫々増幅され
た後、スイッチ回路3a,…,3fを介して探触子1に
送られる。このとき、例えば、スイッチング・コントロ
ーラ4によって各スイッチ回路3a,…,3fのスイッ
チング素子aが一定時間T(図3中の(a1)参照)だ
け共にオン状態に設定されたとする。これにより、パル
サ12a,…,12fの出力信号は各スイッチ回路3
a,…,3fの各スイッチング素子aを通って探触子1
の内、方位方向xに沿った1番目の並びの振動子
11,P21,P31,P41,P51,P61を一
度に励振する(図3中の(a2)参照)。これにより、
各振動子P11,…,P61から超音波信号が被検体8
に向けて送信される。この送信ビームは診断位置αを含
み、しかもある広がりを有する。
【0025】一方、被検体内で反射された超音波信号は
探触子1に戻り、各振動子P11,…,P61にて超音
波エコー信号が電圧信号に変換される(図3中の(a
3)参照)。しかし、いま各スイッチ回路3a,…,3
fの各スイッチング素子aのみがオン状態になっている
から、方位方向xに沿った1番目の並びの振動子
11,…,P61の電圧信号のみが送受信部2に取り
出され、プリアンプ13a,…,13fで個別に増幅さ
れる。この増幅されたエコー信号は、信号処理部5のA
/D変換器群15にて個別にデジタル信号に変換された
後、メモリ16の所定領域に記憶される。
【0026】このようにして、1番目の並びの振動子群
に対する導通時間Tが経過すると、スイッチング・コン
トローラ4は今度は、各スイッチ回路3a,…,3fの
各スイッチング素子bのみを所定時間Tだけ同時にオン
にする(図3中の(b1)参照)。このため、今度は方
位方向xに沿った2番目の並びの振動子P12,…,P
62が一度に励振され(図3中の(b2)参照)、これ
らの振動子P12,…,P62を通してエコー信号が受
信される(図3中の(b3)参照)。
【0027】以下、同様にして方位方向xに沿った5番
目の並びの振動子P15,…,P65まで繰り返される
と、信号処理部5内の整相加算器17は、メモリ16内
の記憶データを読み出して、単独の診断位置αを焦点と
する整相加算を行う。つまり、受信後の演算によって、
図4に示すように焦点αに受信ビームを収束させるよう
各データに遅延を掛け、加算する。このようにして得ら
れた加算値は、診断位置αのある時間における画像デー
タであり、この画像データが表示部6の検波器21を介
してフレームメモリ22に記憶された後、所定タイミン
グで読み出されてTVモニタ24に表示される。
【0028】上述のように探触子1の全振動子P11
…,P65の駆動が終わると、スイッチング・コントロ
ーラ4は再び方位方向xの1番目の並びの振動子
11,…,P61を駆動させるべく、次の駆動サイク
ルに移行する。これにより、上述した動作が繰り返され
る。
【0029】このように探触子1の全振動子P11
…,P65を、方位方向xの並びを一つの群として分割
し、その群毎に駆動させることにより、送受信部2の送
受信チャンネル数が方位方向xの振動子数分だけあれば
よい。このため、2次元アレイ構造の探触子2を駆動さ
せる場合でも、全振動子分の送受信チャンネル数だけ持
たせる場合に比べて全体の回路規模が著しく小さくな
る。
【0030】なお、上記実施例の構成をドプラ断層を含
むドプラ計測に適用する場合、計測位置は固定点となる
ため、又は、スライス厚を薄くする必要はないため、探
触子1の被検体8側にレンズ方向の集束を行う音響レン
ズを設置し、整相加算器17は方位方向のみの集束を行
うように設定し、スイッチング・コントローラ4はスイ
ッチ回路3a,…,3fの各スイッチング素子a,…,
eを同時に導通させ、全振動子P11,…,P65を作
動させる。これにより、全振動子P11,…,P65
らの音響エネルギーが計測位置に集中し、エコー信号の
エネルギーも大きくなって、良好なS/N比で計測でき
る。
【0031】また、上記実施例において、送信時に遅延
を掛けていないが、基準信号発生源11とパルサ12
a,…,12eの間に遅延回路を個別に挿入し、それら
の回路の遅延時間を送信超音波信号が診断位置αを含み
且つ方位方向xに垂直な面に沿って集束するように設定
してもよい。これにより、診断位置αから反射する超音
波のエネルギーが上がり、サイドローブが減少して、S
/N比が良くなる。
【0032】(第2実施例) 続いて、図5〜図9に基づき第2実施例を説明する。こ
の第2実施例は、単独の診断位置αに対する整相加算の
信号処理を方位方向xとレンズ方向yに分けて行うもの
である。ここで、前述した第1実施例と同一の構成要素
には同一符号を付して、その説明を簡略化又は省略す
る。
【0033】図5に示す超音波診断装置の信号処理部3
0は、その入力側に方位方向整相加算器31が設けら
れ、この整相加算器31の出力側にA/D変換器32、
メモリ33、及びレンズ方向整相加算器34を備えてい
る。つまり、第1実施例で示した整相加算器を方位方向
及びレンズ方向の2段に分けた構成となっている。
【0034】方位方向整相加算器31は、図6に示すよ
うに、送受信部2のプリアンプ13a,…,13fの出
力信号を個別に入力する一組(6個)の遅延回路36
a,…,36fと、この遅延回路36a,…,36fの
各出力信号を加算し、A/D変換器32に供給する加算
器37とを備えている。遅延回路36a,…,36fの
各遅延時間は図7(A)の曲線上の所定点の値に設定さ
れており、これにより、方位方向xの振動子P1y,P
2y,P3y,P4y,P5y,P6y(y=1〜5)
の受信超音波ビームは図8(A)のように、演算によ
り、方位方向xに垂直な面であって診断位置αを含む面
に沿った指向性を有する。
【0035】また、メモリ33は、図9に示すように、
単一の診断位置αに対して方位方向xに1列、レンズ方
向yに5行、及び走査時間tの3次元のマトリクスを有
し、各方向のデータ記憶できる。
【0036】レンズ方向整相加算器34は、図6と同等
の回路構成をデジタル処理によって行うものである。つ
まり、デジタル処理に係る遅延回路の各遅延時間は図7
(B)の曲線上の所定点の値に設定され、その指向性は
図8(B)のように、演算により、レンズ方向yに垂直
な面であって診断位置αを含む面に沿った指向性を有す
る。
【0037】その他の構成及びその動作は第1実施例と
同一である。
【0038】この超音波診断装置において、探触子1の
方位方向xの振動子P1y,…,P6y(y=1〜5)
毎の受信信号が送受信部2から各々出力されると、それ
らの受信信号は最初に方位方向整相加算器31で異なる
遅延時間の遅延が掛けられ、加算される。これにより、
振動子P1y,…,P6yの並び毎に診断位置αを焦点
として演算により、超音波受信ビームが方位方向xで絞
られ、診断位置αの画像データが演算される。この画像
データはA/D変換器32でアナログ信号からデジタル
信号に変換され、メモリ33の1番目の位置に格納され
る。以下、これを振動子P1y,…,P6yの並び毎に
繰り返し、1巡目の走査が終わると、メモリ33の1列
のデータが埋まる。これらの1列の記憶データは今度は
レンズ方向整相加算器34によって一度に読み出され、
デジタル的に遅延及び加算される。つまり、一度、方位
方向整相加算器31により診断位置αを焦点として方位
方向xで絞られた超音波の各ビームは、今度は、演算に
より、合算されてレンズ方向yで絞られる。このため、
レンズ方向整相加算器34の演算値に相当するビーム
は、図4と同様に診断位置αを焦点とした3次元の形状
を成し、その診断位置αのエコーデータが高いS/N比
で得られ、このエコーデータが表示部に送られる。
【0039】このように、方位方向xには振動子の並び
毎の走査を行い、レンズ方向yには開口合成を行うこと
により、メモリ33の容量が少なくて済む。
【0040】なお、各整相加算器31、34の遅延時間
パターンを変更することにより、診断位置、即ち受信超
音波ビームの焦点位置を、被検体8の表面から任意の深
さ及び角度の位置に設定できる。
【0041】(第3実施例) 第3実施例を図10に基づき説明する。この第3実施例
は、診断位置のレンズ方向yの位置は常に中心位置とす
る、即ちレンズ方向yには偏向をかけない場合の例であ
る。ここで、前述した第2実施例と同一の構成要素には
同一符号を付して、その説明を簡略化又は省略する。
【0042】このために、スイッチ群38の各スイッチ
回路38a,…,38fの夫々は、図10のように接続
している。即ち、各スイッチ回路38a(…,38f)
の探触子1側の端子数は3つとし、送受信部2側の共通
端子との間で任意に選択切換できるようになっている。
そして、レンズ方向yの並びの複数且つ奇数個の振動子
x1,Px2,Px3,Px4,Px5(x=1〜
6)の内、中心位置の振動子Px3を単独に引き出し、
その両側の振動子Px2,Px4を並列に接続し、さら
に、その両側の振動子Px1,Px5を並列に接続し、
それらの3つの引き出し端子をスイッチ回路の3つの入
出力端に接続したものである。なお、本第3実施例にお
ける信号処理部30のレンズ方向整相加算器34は、y
方向の中心位置にビームが集束する遅延時間パターンと
している。その他は第2実施例と同一の構成である。
【0043】このように構成して、前述した各実施例と
同様に方位方向xの振動子毎に走査させる。これによ
り、1番目(y=1)の並びの振動子P1y,…,P
6yを駆動させるときは、5番目(y=5)の並びの振
動子P1y,…,P6yも同時に駆動し、2番目(y=
2)の並びの振動子P1y,…,P6yを駆動させると
きは、4番目(y=4)の並びの振動子P1y,…,P
6yも同時に駆動する。このため、方位方向xに対して
は任意に偏向し、レンズ方向yに対しては常に中心位置
に集束させた、3次元の受信ビームを得ることができ
る。この場合には、超音波の送受信回数を前記各実施例
の場合に比べて全体で3/5に減るから、リアルタイム
性が向上する。
【0044】(第4実施例) 第4実施例を図11〜図14に基づき説明する。この第
4実施例は、被検体内の任意のスライス面、即ち2次元
配置の診断位置αxy(ここでは、x=3,y=2とす
る)に対する整相加算の信号処理を方位方向xとレンズ
方向yに分けて行うものである。ここで、前述した第1
実施例と同一の構成要素には同一符号を付して、その説
明を簡略化又は省略する。
【0045】図11に示す超音波診断装置の信号処理部
40は、その入力側に第1の演算手段としての6個の方
位方向整相加算器41a,…,41fを備え、その出力
側に、第2の演算手段としてのA/D変換器42a,
…,42f、メモリ43、及びレンズ方向整相加算器4
4を備えている。
【0046】方位方向整相加算器41a,…,41fの
夫々は、図12に示すように、プリアンプ13a,…,
13fの出力信号を個別に入力する遅延回路46a,
…,46fと、この遅延回路46a,…,46fの出力
信号を加算する加算器47とを備えている。この内、遅
延回路46a,…,46fの遅延時間は、受け持ちの診
断位置αxyを含み且つ方位方向xに垂直な面に沿って
受信ビームを集束させるように設定されている。この遅
延時間のパターンとしては、例えば図13(A)のよう
である。
【0047】この方位方向整相加算器41a,…,41
fの各出力信号は、対応するA/D変換器42a(…,
42f)によりデジタル信号に変換され、メモリ43に
記憶される。メモリ43は、診断位置αxyの数、レン
ズ方向の振動子数、及び時間軸の3次元のエコーデータ
を格納できる。
【0048】さらに、レンズ方向整相加算器44は、図
12と同等の遅延、加算の回路構成をデジタル処理によ
って行うものである。つまり、このデジタル処理に係る
遅延回路の遅延時間も設定され、診断位置αxyを含み
且つレンズ方向yに垂直な面に沿って受信ビームを集束
させるように設定されている。図13(B)に遅延時間
パターンの例を示す。
【0049】その他の構成は、第1実施例と同一であ
る。
【0050】このため、送受信部2を駆動して得られる
受信信号は、まず、方位方向整相加算器41a,…,4
1fにて個別に整相加算され、図14(A)に示すよう
な受信ビームが演算により、形成される。このビーム形
成に伴うエコーデータはデジタル信号に変換されてメモ
リ43の所定位置に各々格納される。探触子1を所定時
間駆動し、メモリ43の全領域が埋まると、それらの格
納データはレンズ方向整相加算器44から読み出され、
診断位置αxyに個別に対応して整相加算が実施され
る。これにより、既に方位方向xに垂直な面に沿って絞
られた受信ビームは、図14(B)に示す如くレンズ方
向yに垂直な面に沿って受信ビームが絞られるから、各
診断位置αxyに対する受信ビームは3次元に絞られ
る。これにより複数の診断位置を同時にスキャンできる
ことから、被検体内において複数の診断位置を通る2次
元のスライス面を、単独の診断位置を設定する場合に比
べて、より高いリアルタイム性で走査できる。
【0051】また、この実施例では送信時に遅延を掛け
ていないから、送信超音波信号は探触子1の方位方向x
に広がったビームとなり、一回の送信で複数の診断位置
αxy全部に超音波が到達する。このため、送信に要す
る時間を節約でき、この点でもリアルタイム性を向上さ
せる。
【0052】なお、上述した第4実施例では、整相加算
器の数を変えることにより、スライス面内の診断位置α
xyの数を容易に変えることができる。また、同一の整
相加算器を用いた場合でも、遅延時間パターンを変える
ことにより、診断したい位置を容易に変更できる。さら
に、方位方向x又はレンズ方向yに複数個の診断位置が
並んだ場合にも整相加算器の数を変更するのみで容易に
対処できる。
【0053】一方、上述した第4実施例の信号処理部4
0を全てデジタル化すると、図15のようになる。つま
り、このデジタル化に係る信号処理部50は、送受信部
2のプリアンプ13a,…,13fの出力信号を個別に
デジタル信号に変換するA/D変換器51a,…,51
fと、このA/D変換器51a,…,51fの変換信号
を格納する第1のメモリ52と、このメモリ52の格納
データを読み出して方位方向の整相加算を行う方位方向
整相加算器53と、この加算器53の加算データを記憶
する第2のメモリ54と、このメモリ54の格納データ
を読みだしてレンズ方向の整相加算を行うレンズ方向整
相加算器55とを備えている。両方の整相加算器53、
55は、複数の診断位置に応じて整相加算を時分割によ
り行うことにより、第4実施例と同等の作用を得る。こ
こで、A/D変換器51a,…,51f、第1のメモリ
52、及び方位方向整相加算器53が第1の演算手段を
成し、第2のメモリ54が記憶手段を形成し、さらにレ
ンズ方向整相加算器55が第2の演算手段を形成する。
【0054】なお、前記各実施例における方位方向及び
レンズ方向の整相加算器は、遅延回路と加算器のみで構
成する場合を示したが、この構成に被検体内の診断深さ
に応じて開口面積を経時的に変える構成を付加してもよ
い。つまり、図16に示すように、整相加算器60は受
信エコー信号を入力する複数の遅延回路61a,…,6
1fと、この遅延回路61a,…,61fの出力側に個
別に設けられた重み付け回路62a,…,62fと、こ
の重み付け回路62a,…,62fの出力信号を加算す
る加算器63とを備えている。遅延回路61a,…,6
1fは、深さ設定回路65から出力される制御信号DR
に応じて遅延時間を変更できる。また、重み付け回路6
2a,…,62fは、制御信号DRに応じて重み係数を
変更でき、それらの重み係数は方位方向x又はレンズ方
向yの各振動子位置に対応している。深さ設定回路65
は深さ情報発生手段を成すもので、基準信号発生器66
が出力する基準パルス信号を利用して制御信号を形成
し、その制御信号DRを出力すると共に、送受信部に励
振用のパルス信号を送る。そこで、診断深さが深い場合
には、重み付け回路62a,…,62fの重み係数を例
えば図17中の曲線CAのように設定することにより開
口面積を広く設定できる。また、診断深さが浅い場合に
は、それらの重み係数を例えば図17中の曲線CBのよ
うに設定することにより開口面積を狭くできる。これに
より、受信ビームの焦点位置に応じて開口面積を制御
し、受信ビームのサイドローブを抑圧できると共に、診
断時には、診断したい深さが異なっても常に良好な指向
性をもった受信領域を設定できる。
【0055】なおまた、前記実施例において整相加算の
処理を行う場合、最初に方位方向xについて実施し、そ
の後、レンズ方向yについて実施する構成としたが、反
対の順序で実施するようにしてもよい。
【0056】(第5実施例) さらに、図18に基づき第5実施例を説明する。図18
は本発明に係る超音波診断装置の第5実施例を示す構成
図である。図中、振動子70はレンズ方向yに配列され
た複数の単位振動子ya,yb,yc…及び方位方向x
に配列された複数の単位振動子xa,xb,xc…から
成る2次元アレイから構成されている。各振動子にはス
イッチSW,SW,SW…が接続され、各スイッ
チは共通の1つのラインに接続されている。これら各ス
イッチはコントローラ71の制御の基に常にいずれか1
つのみが選択的にオンするように制御される。
【0057】図中、符号72は基準信号発生源、符号7
3は基準信号を増幅してスイッチを介して1つの振動子
を選択的に駆動するパルサである。符号74は駆動され
た振動子から被検体に対して超音波が送波され、同一振
動子で受波されたエコー信号を増幅するプリアンプ、符
号75はエコー信号をデジタル信号に変換するA/D変
換器、符号76は受信エコー信号に対応したデジタルの
エコーデータを順次記憶するメモリである。符号77は
全ての振動子による送受波が行われた後、各々得られた
エコーデータに遅延を掛けて整相加算を行って画像を再
構成する画像再構成回路、符号78は画像再構成回路7
7から出力されるRF信号を検波する画像検波回路、符
号79は再構成画像を表示するディスプレイである。
【0058】次に本実施例の作用を説明する。
【0059】予めコントローラ71の制御に基いて各ス
イッチが選択的にオンされることにより、2次元アレイ
を構成しているx列及びy列の各振動子は順次パルサ7
3によって駆動され、被検体に対して超音波の送受波が
行われる。順次受波されたエコー信号はデジタル信号に
変換された後、メモリ76にエコーデータとして記憶さ
れる。このようにして記憶されたエコーデータは画像再
構成回路77によって取り出され、整相加算により画像
再構成が行われる。再構成画像は画像検波回路78によ
って検波された後、ディスプレイ79に表示される。
【0060】この実施例によれば、各振動子に駆動電圧
を印加し且つ受信されたエコー信号を処理する送受信回
路を1系統設けるだけで画像再構成を行うことができ
る。このため、回路規模を増大させることなく画像再構
成の高分解能化を図ることができる。
【0061】また本実施例では、振動子によって得られ
る画像の全てを得るのに要する超音波の送受信回数は振
動子の数だけ行えばよい。一般に画像の滑らかさを確保
することから、画像の走査線は振動子数よりも多いた
め、これによってリアルタイム性を向上させることがで
きる。特に、本実施例は体表付近の部位の診断に適用し
て効果的である。
【0062】なお、上記各実施例はリニア走査法、セク
タ走査法、コンベックス走査法のいずれにも適用でき
る。
【0063】
【発明の効果】請求項記載の発明に係る超音波診断装置
によれば、複数の診断位置について、それらの診断位置
を通り、かつ、第1の方向に直交する複数の面に沿って
超音波エコー信号が集束され、次いで、それらの診断位
置を通り、かつ、第2の方向に直交する複数の面に沿っ
てその超音波エコー信号が集束される2段階の集束制御
であることから、3次元的に、すなわち空間的にビーム
焦点位置を制御することができ、より細いビームに拠る
良好な指向性を得て、第1の方向(例えば方位方向)及
び第2の方向(例えばレンズ方向)の分解能を向上させ
ることができる。
【0064】また、この2段階の集束制御によって受信
処理回路の回路規模を抑制でき、2次元アレイ構造の探
触子を用いた場合でも、装置の小形化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る超音波診断装置のブ
ロック図。
【図2】スイッチ回路の構成を示す機能回路図。
【図3】方位方向の振動子群毎の送受信タイミングを示
すタイミングチャート。
【図4】3次元の方向に集束した受信ビームの形状を示
す説明図。
【図5】本発明の第2実施例に係る超音波診断装置のブ
ロック図。
【図6】整相加算器の構成を示すブロック図。
【図7】(A),(B)は夫々、単一診断位置に対する
方位方向、レンズ方向の遅延時間パターンを示すパター
ン図。
【図8】(A),(B)は夫々、単一診断位置に対する
方位方向、レンズ方向の受信ビームの形状を示す形状
図。
【図9】メモリの構成例を示す概念図。
【図10】本発明の第3実施例に係る超音波診断装置の
ブロック図。
【図11】本発明の第4実施例に係る超音波診断装置の
ブロック図。
【図12】整相加算器の構成を示すブロック図。
【図13】(A),(B)は夫々、複数診断位置に対す
る方位方向、レンズ方向の遅延時間パターンを示すパタ
ーン図。
【図14】(A),(B)は夫々、複数診断位置に対す
る方位方向、レンズ方向の受信ビームの形状を示す形状
図。
【図15】第4実施例の変形例に係る超音波診断装置の
信号処理部のブロック図。
【図16】本発明の応用実施例に係る整相加算器のブロ
ック図。
【図17】診断深さの大小に対応した重み係数の違いを
説明する説明図。
【図18】本発明の第5実施例に係る超音波診断装置の
ブロック図。
【図19】1次元アレイ構造の従来の探触子の概略を示
す斜視図。
【図20】2次元アレイ構造の従来の探触子の概略を示
す斜視図。
【符号の説明】
1 探触子 Pxy 振動子 2 送受信部 3 スイッチ回路群 3a,…,3f スイッチ回路 4 スイッチング・コントローラ 5 信号処理部 6 表示部 15 A/D変換器群 16 メモリ 17 整相加算器 30 信号処理部 31 方位方向整相加算器 32 A/D変換器 33 メモリ 34 レンズ方向整相加算器 36a,…,36f 遅延回路 37 加算器 38 スイッチ回路群 38a,…,38f スイッチ回路 40 信号処理部 41a,…,41f 方位方向整相加算器 42a,…,42f A/D変換器 43 メモリ 44 レンズ方向整相加算器 46a,…,46f 遅延回路 47 加算器 50 信号処理部 51a,…,51f A/D変換器 52 第1のメモリ 53 方位方向整相加算器 54 第2のメモリ 55 レンズ方向整相加算器 60 信号処理部 61a,…,61f 遅延回路 62a,…,62f 重み付け回路 63 加算器 65 深さ設定回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 8/00 - 8/15

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気信号と超音波信号とを双方向に変換
    可能な複数の振動子を互いに直交する第1の方向及び第
    2の方向から成る2次元状に配列した探触子と、 この探触子の各振動子を電気量の励振信号で励振して前
    記各振動子に超音波信号を送波させるとともに、超音波
    エコー信号に応じて前記各振動子が変換した電気量の受
    信信号に所定の処理を施して出力する送受信手段と、 前記被検体内に設定される複数の診断位置それぞれを通
    り、かつ、前記第1の方向に直交する複数の面に対し
    て、その各面上に前記超音波エコー信号が集束するよう
    に前記送受信手段が出力した前記複数の振動子からの受
    信信号群を同時に遅延させて加算する第1の演算手段
    と、 前記複数の診断位置それぞれを通り、かつ、前記第2の
    方向に直交する複数の面に対して、その各面上に前記超
    音波エコー信号が集束するように前記第1の演算手段か
    ら出力される受信信号群を遅延させて加算する第2の演
    算手段と、 この第2の演算手段が出力した信号に基づいて超音波画
    像を表示する表示手段とを備えた超音波診断装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の演算手段は、前記受信信号群
    を遅延して加算する整相加算器を前記第1の方向に直交
    する面の数に等しい数だけ備えた請求項1に記載の超音
    波診断装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の演算手段は、前記第1の演算
    手段が出力する受信信号群を記憶する記憶手段と、この
    記憶手段から出力される受信信号群を前記診断位置毎に
    遅延して加算する整相加算器とを備えた請求項1に記載
    の超音波診断装置。
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