JP3255885B2 - 医療用処置具 - Google Patents

医療用処置具

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JP3255885B2
JP3255885B2 JP01566199A JP1566199A JP3255885B2 JP 3255885 B2 JP3255885 B2 JP 3255885B2 JP 01566199 A JP01566199 A JP 01566199A JP 1566199 A JP1566199 A JP 1566199A JP 3255885 B2 JP3255885 B2 JP 3255885B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、体腔内に挿入して
例えば血管等の凝固と切開とを行う際に使用される鋏鉗
子などの医療用処置具に関する。
【0002】
【従来の技術】患者の体内に挿入される医療用処置具と
して例えば、ドイツ特許DE 29702 608 U
1には電気加熱式のハサミが示されている。この電気加
熱式のハサミには回動ピンを中心に回動可能に連結され
た2つのハサミ構成部材が設けられている。これらのハ
サミ構成部材の先端部に配置された切開領域の一部には
電気加熱可能な層が設けられている。
【0003】また、USP5,342,381には処置
具本体の先端部に開閉可能な一対の処置部材を備えた処
置部が配設され、処置具本体の基端部に一対の処置部材
を開閉操作する手元側の操作部が配設された処置具が示
されている。この処置具には処置部の先端側に生体組織
を把持する把持部が配設され、この把持部の後端に切開
用の鋏部が配設されている。そして、この処置具では使
用時には把持部にバイポーラによる高周波電流を通電
し、把持部で把持されている生体組織をこの高周波電流
で凝固したのち、この生体組織の凝固部分を鋏部で切開
するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ドイツ特許DE 29
7 02 608 U1の電気加熱式のハサミでは2つ
のハサミ構成部材はそれぞれ板厚が薄く比較的鋭利な切
刃によって形成されている。そのため、2つのハサミ構
成部材間で生体組織、例えば血管等を把持させた際に、
2つのハサミ構成部材と生体組織との間の接触面積が小
さい。その結果、2つのハサミ構成部材間で血管等の生
体組織を十分には圧迫できないため、血管等の生体組織
を十分には熱凝固できない問題がある。
【0005】また、USP5,342,381の処置具
では処置部の先端側の把持部にバイポーラで高周波を流
す構成になっているので、把持部の後端の鋏部の部分を
金属で構成できない。そのため、USP5,342,3
81の処置具では処置部の鋏部をセラミックからなる絶
縁体で構成している。しかしながら、このようにセラミ
ック製の鋏部を使用した場合には使用中における鋏部の
摺動部間の摩擦により、切開能が次第に劣化してしまう
問題がある。
【0006】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的は、一対の処置部材間に把持させた血管等
の生体組織を確実に熱凝固することができるとともに、
使用中における鋏による切開部の切開能の劣化を少なく
して切開部の切れ味のよさを長期間保つことができる医
療用処置具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、処置
具本体の先端部に開閉可能な一対の開閉要素を備えた処
置部が配設され、前記処置具本体の基端部に前記一対の
開閉要素を開閉操作する手元側の操作部が配設された医
療用処置具において、前記処置部の前記各開閉要素にお
ける先端部側に配置され、生体組織を把持する把持部
と、これらの把持部の少なくとも一方の内部に設けら
れ、通電によりそれ自体熱を発生し、この発生する熱に
より前記各把持部間に把持された生体組織を加熱して凝
固する熱発生素子と、前記各開閉要素における前記把持
部の後方側に配置され、前記生体組織を切開する金属材
料製の鋏を構成する切開部とを具備したことを特徴とす
る医療用処置具である。そして、本請求項1の発明で
は、使用時には処置部における先端部側の熱発生素子
通電加熱させ、そこで発生する熱によって組織を凝固さ
せ、溶接する。その後、処置部における把持部の後方側
の金属材料製の鋏による切開部によって生体組織の凝固
部分を切開するようにしたものである。
【0008】請求項2の発明は、処置具本体の先端部に
開閉可能な一対の開閉要素を備えた処置部が配設され、
前記処置具本体の基端部に前記一対の開閉要素を開閉操
作する手元側の操作部が配設された医療用処置具におい
て、前記処置部の前記各開閉要素における先端部側に配
置され、生体組織を把持する把持部と、これらの把持部
の少なくとも一方の内部に設けられ、通電によりそれ自
体熱を発生し、この発生する熱により前記各把持部間に
把持された生体組織を加熱して凝固する熱発生素子と、
前記処置部における一方の前記把持部側にその長軸方向
に延び、他方の前記把持部側に向けて突設され、前記生
体組織を切開する切開用の刃部と、他方の前記把持部側
にその長軸方向に延びて形成され、前記刃部と噛み合う
凹部とを具備したことを特徴とする医療用処置具であ
る。そして、本請求項2の発明では、使用時には処置部
における先端部側の熱発生素子を通電加熱させ、そこで
発生する熱によって組織を凝固させ、溶接する。その
後、処置部における刃部を凹部に噛み合わせることによ
り、生体組織の凝固部分を切開するようにしたものであ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を図1乃至図5(A)〜(C)を参照して説明する。図
1は本実施の形態の医療用処置具1のシステム全体の概
略構成を示すものである。本実施の形態の医療用処置具
1には鋏鉗子2と、この鋏鉗子2に接続されたジェネレ
ーター3とが設けられている。
【0010】ここで、鋏鉗子2の鉗子本体(処置具本
体)4には図2に示すように2つの鋏構成部材5,6が
設けられている。これらの鋏構成部材5,6は中途部分
が略交差する状態に重ねられている。さらに、両鋏構成
部材5,6の交差部には両鋏構成部材5,6間を回動自
在に連結する支軸7が配設されている。
【0011】また、鉗子本体4の先端部には開閉可能な
一対の開閉要素8,9を備えた処置部10が形成されて
いる。この処置部10は略剥離鉗子と同じ形状に成形さ
れている。
【0012】さらに、各鋏構成部材5,6の基端部には
略楕円形状の手指挿入リング11,12が形成されてい
る。そして、これらの手指挿入リング11,12の部分
によって一対の開閉要素8,9を開閉操作する手元側の
操作部13が形成されている。
【0013】また、鉗子本体4の各開閉要素8,9には
先端部側、例えば各開閉要素8,9の先端から2cm程
度の長さに生体組織を把持する把持部14が配置されて
いる。この把持部14の内面(他方の把持部14との対
向面)側には図3に示すように略平面状の幅広な接触プ
レート15が配設されている。この接触プレート15は
熱伝導性が高い金属材料、例えば真鍮(黄銅)によって
形成されている。さらに、この接触プレート15の外面
には複数の凸部および凹部を並べた略鋸歯形状の把持面
16が形成されている。なお、接触プレート15の外面
(生体組織との接触面)には生体組織の焦げ付きを防止
するテフロンコーティング層17が形成されている。
【0014】また、各開閉要素8,9の把持部14の内
部には図4に示すように熱発生素子(熱発生部)18が
配設されている。この熱発生素子18は例えばセラミッ
クヒータ、または金属抵抗体等のように通電加熱されて
熱を発生する発熱体によって形成されている。そして、
この熱発生素子18は各接触プレート15の内面にそれ
ぞれ固着されている。これにより、熱発生素子18の通
電加熱時にはこの熱発生素子18の熱が接触プレート1
5を介して伝熱され、各把持部14間に把持された生体
組織が凝固されるようになっている。
【0015】さらに、各把持部14における接触プレー
ト15とは反対側には例えばステンレス製の裏板部材1
9が配設されている。この裏板部材19のステンレスの
外面には耐熱塗装を施した塗膜層20が形成されてい
る。
【0016】また、熱発生素子18にはリード線21の
一端部が接続されている。このリード線21の他端部は
手元側の操作部13側に延出されている。ここで、操作
部13には一方の手指挿入リング11の外周面にコード
接続部22が突設されている。そして、リード線21の
他端部はコード接続部22の内端部に接続されている。
【0017】さらに、このコード接続部22には一端が
ジェネレーター3に接続された接続コード23の他端部
に配設されたコネクタ24が着脱自在に連結されてい
る。そして、鋏鉗子2の使用時にはジェネレーター3か
ら接続コード23、リード線21を介して熱発生素子1
8に通電され、熱発生素子18が通電加熱されて熱を発
生するようになっている。なお、一方の鋏構成部材5に
は手指挿入リング11の近傍位置に熱発生素子18によ
る熱発生のオンオフ操作用のスイッチ25が配設されて
いる。
【0018】また、各開閉要素8,9における把持部1
4の後方側にはそれぞれ片刃の鋏刃(切開部)26が形
成されている。この鋏刃26は例えばステンレス材料に
よって各把持部14における裏板部材19と一体的に成
形されている。なお、この鋏刃26の部分には塗膜層2
0が形成されておらず、ステンレスの金属面が露出され
ている。そして、両開閉要素8,9の鋏刃26によって
生体組織を切開する金属材料製の鋏による切開部27が
設けられている。さらに、鋏鉗子2の鉗子本体4は各把
持部14および鋏刃26以外の部分は例えば耐熱プラス
チックによって形成されている。
【0019】次に、上記構成の本実施の形態の医療用処
置具1の作用について説明する。ここでは、本実施の形
態の鋏鉗子2を使用して体内臓器等の生体組織に密着さ
れている血管等の患部を処置する作業の1例について図
5(A)〜(C)を参照しながら説明する。
【0020】まず、図5(A)に示すように体内臓器等
の生体組織Hに密着されている血管H1と生体組織Hと
の間に鋏鉗子2の先端の処置部10が差し込まれる。こ
のとき、予め処置部10の一対の開閉要素8,9を閉じ
た状態で、両方とも血管H1と生体組織Hとの間に差し
込んだのち、一対の開閉要素8,9を開くことにより、
血管H1と生体組織Hとの間を剥離させる。
【0021】その後、図5(B)に示すように剥離させ
た血管H1を鋏鉗子2における各開閉要素8,9の把持
部14間で把持する。このとき、血管H1は両把持部1
4間で適正な加圧力で圧迫された状態で保持される。
【0022】この状態で、スイッチ25をオン操作して
熱発生素子18を通電加熱する。このとき、熱発生素子
18の熱は接触プレート15を介して把持部14間の血
管H1に伝熱される。これにより、各把持部14間に把
持されている血管H1の管壁が凝固され、溶接されて凝
固溶接部分H2が形成される。
【0023】さらに、血管H1の管壁が凝固溶接された
のち、図5(C)に示すように各開閉要素8,9におけ
る把持部14の後方側の切開部27の鋏刃26によって
この血管H1の凝固溶接部分H2が切り離される。
【0024】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、本実施の形態の医療用処置具1
では鉗子本体4の各開閉要素8,9の把持部14に略平
面状の幅広な接触プレート15を配設し、2つの接触プ
レート15間で血管H1を把持させるようにしたので、
処置部10における先端部側の熱発生素子18を通電加
熱させることにより、一対の把持部14間に把持された
血管H1等の生体組織を熱発生素子18の熱によって確
実に熱凝固することができる。
【0025】さらに、血管H1等の生体組織を熱凝固さ
せた後、処置部10における把持部14の後方側の金属
材料製の鋏刃26による切開部27によって血管H1の
凝固溶接部分H2を切開するようにしたので、セラミッ
ク製の鋏部を使用した場合のように使用中における鋏部
の摺動部間の摩擦により、切開能が次第に劣化してしま
うおそれが少ない。そのため、鋏鉗子2の使用中におけ
る鋏刃26による切開部27の切開能の劣化を少なくし
て切開部27の切れ味のよさを長期間保つことができ
る。
【0026】また、本実施の形態では体内臓器等の生体
組織Hに密着されている血管H1を生体組織Hから剥離
する作業や、血管H1の管壁の凝固、溶接作業や、血管
H1の凝固溶接部分H2を切り離す作業等を1本の鋏鉗
子2で行うことができるので、上記各作業をそれぞれ別
の処置具を使用して行う場合のように処置具を入れ替え
る作業を省略することができ、使い勝手が良い。さら
に、上記処置で使用する処置具の数を減らすことができ
るので、安価となり、コスト的にも有利となる。
【0027】また、本実施の形態では鋏鉗子2の鉗子本
体4は各把持部14および鋏刃26以外の部分は例えば
耐熱プラスチックによって形成されているので、各把持
部14および鋏刃26で処置される処置部に隣接する生
体組織を保護することができるとともに、術者自身の手
を守ることもできる効果がある。
【0028】また、図6は本発明の第2の実施の形態を
示すものである。本実施の形態は第1の実施の形態(図
1乃至図5(A)〜(C)参照)の医療用処置具1にお
ける鋏鉗子2の構成を次の通り変更したものである。
【0029】すなわち、本実施の形態の鋏鉗子2では鉗
子本体4の先端部に配置された把持部14に略円弧形状
に緩く湾曲された湾曲部31が形成されている。なお、
これ以外の部分の構成は第1の実施の形態と同様であ
り、第1の実施の形態と同一部分には同一の符号を付し
てその説明を省略する。
【0030】そこで、本実施の形態によれば、第1の実
施の形態とほぼ同様の効果が得られる。さらに、本実施
の形態では特に、鋏鉗子2の鉗子本体4の先端部に配置
された把持部14に略円弧形状に緩く湾曲された湾曲部
31を形成したので、図5(A)に示すように体内臓器
等の生体組織Hに密着されている血管H1と生体組織H
との間に鋏鉗子2の先端の処置部10を差し込む作業を
一層、簡単に行うことができる。
【0031】また、図7および図8(A),(B)は本
発明の第3の実施の形態を示すものである。本実施の形
態は第1の実施の形態(図1乃至図5(A)〜(C)参
照)の医療用処置具1における鋏鉗子2の構成を次の通
り変更したものである。
【0032】すなわち、本実施の形態の鋏鉗子2では支
軸7よりも鉗子本体4の先端部側の一対の開閉要素8,
9の部分に略円弧形状に緩く湾曲された把持部41a,
41bがそれぞれ形成されている。
【0033】さらに、各開閉要素8,9の把持部41
a,41bの内部には第1の実施の形態と同様に図4に
示す熱発生素子18が配設されている。そして、熱発生
素子18の通電加熱時にはこの熱発生素子18の熱が接
触プレート15を介して把持部41a,41bの表面側
に伝熱され、各開閉要素8,9の把持部41a,41b
間に把持された生体組織が凝固されるようになってい
る。
【0034】また、本実施の形態の鋏鉗子2では図8
(A),(B)に示すように一方の把持部41b側に他
方の把持部41a側に向けて生体組織を切開する切開用
の刃部42が突設されている。この刃部42は一方の把
持部41bにおける他方の把持部41aとの対向面41
b1の略中央部位に配置され、かつこの把持部41bの
長手方向に延設されている。
【0035】さらに、他方の把持部41a側には把持部
41bの刃部42と噛み合う凹陥状の長溝部(凹部)4
3が形成されている。ここで、図8(B)に示すように
長溝部43の深さL1は把持部41bの刃部42の高さ
L2よりも低くなる(L1<L2)ように設定されてい
る。そして、手元側の操作部13を強く握り締めて把持
部41a,41b間を閉じる方向に移動させたときに把
持部41bの刃部42の頂点部分が長溝部43の内底部
に当接し、この当接部の押圧力を最も高くするようにな
っている。
【0036】次に、上記構成の作用について説明する。
本実施の形態の鋏鉗子2を使用して第1の実施の形態と
同様に体内臓器等の生体組織に密着されている血管等の
患部を処置する作業を行う場合には第1の実施の形態と
同様の操作で図5(A)に示す血管H1と生体組織Hと
の間の剥離工程が行われる。
【0037】その後、図5(B)に示すように剥離させ
た血管H1を鋏鉗子2における各開閉要素8,9の把持
部41a,41b間で把持する。このとき、把持部41
bの刃部42によって血管H1を切除しない程度の比較
的軽い加圧力で両把持部41a,41b間で血管H1を
圧迫する。
【0038】この状態で、熱発生素子18を通電加熱す
ることにより、熱発生素子18の熱が接触プレート15
を介して両把持部41a,41b間の血管H1に伝熱さ
れる。これにより、両把持部41a,41b間に把持さ
れている血管H1の管壁が凝固され、溶接されて凝固溶
接部分H2が形成される。
【0039】さらに、血管H1の管壁が凝固溶接された
のち、手元側の操作部13を強く握り締めて把持部41
a,41b間を閉じる方向にさらに移動させる。このと
き、把持部41bの刃部42の頂点部分を把持部41a
の長溝部43の内底部に当接させる方向に強く押圧する
ことにより、把持部41bの刃部42によって図5
(C)に示すように血管H1の凝固溶接部分H2が切り
離される。
【0040】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、本実施の形態の鋏鉗子2では剥
離させた血管H1を鋏鉗子2における各開閉要素8,9
の把持部41a,41b間で把持する際に、把持部41
bの刃部42によって血管H1を切除しない程度の比較
的軽い加圧力で両把持部41a,41b間で血管H1を
圧迫した状態で、熱発生素子18を通電加熱することに
より、両把持部41a,41b間に把持されている血管
H1の管壁を凝固、溶接させることができる。さらに、
血管H1の管壁が凝固溶接されたのち、手元側の操作部
13を強く握り締めて把持部41a,41b間を閉じる
方向にさらに移動させ、把持部41bの刃部42の頂点
部分を把持部41aの長溝部43の内底部に当接させる
方向に強く押圧することにより、把持部41bの刃部4
2によって血管H1の凝固溶接部分H2を切り離すこと
ができる。そのため、本実施の形態の鋏鉗子2でも第1
の実施の形態と略同様に体内臓器等の生体組織Hに密着
されている血管H1を生体組織Hから剥離する作業や、
血管H1の管壁の凝固、溶接作業や、血管H1の凝固溶
接部分H2を切り離す作業等を1本の鋏鉗子2で行うこ
とができるので、上記各作業をそれぞれ別の処置具を使
用して行う場合のように処置具を入れ替える作業を省略
することができ、使い勝手が良いうえ、コスト的にも安
価となり、有利となる。
【0041】さらに、本実施の形態の鋏鉗子2でも金属
材料製の刃部42によって血管H1の凝固溶接部分H2
を切開するようにしたので、セラミック製の鋏部を使用
した場合のように使用中における鋏部の摺動部間の摩擦
により、切開能が次第に劣化してしまうおそれが少な
い。そのため、本実施の形態の鋏鉗子2でも第1の実施
の形態と略同様に鋏鉗子2の使用中における刃部42の
切開能の劣化を少なくして刃部42の切れ味のよさを長
期間保つことができる。
【0042】また、図9(A),(B)は本発明の第4
の実施の形態を示すものである。図9(A)は本実施の
形態の医療用処置具である内視鏡下手術に使用される手
術用処置具51全体の概略構成を示すものである。本実
施の形態の処置具51には、図示しないトラカール外套
管を通して生体内に挿入される細長い挿入部52と、こ
の挿入部52の基端部に連結された手元側の操作部53
とが設けられている。
【0043】また、挿入部52には管状の挿入管体54
が設けられている。この挿入管体54内には挿入部52
の軸方向に相対運動される駆動軸55が挿通されてい
る。さらに、挿入部52の先端部には処置部56が配設
されている。この処置部56には開閉可能な一対の把持
部材(開閉要素)57a,57bが設けられている。こ
こで、一対の把持部材57a,57bは例えばカム機構
等の図示しない駆動機構を介して駆動軸55の先端部に
連結されている。そして、駆動軸55の進退動作にとも
ない駆動機構を介して処置部56の把持部材57a,5
7b間が開閉駆動されるようになっている。
【0044】また、本実施の形態の把持部材57は第1
の実施の形態(図1乃至図4参照)の鋏鉗子2における
各開閉要素8,9の把持部14と略同様に構成されてい
る。
【0045】すなわち、本実施の形態の把持部材57の
内部には第1の実施の形態と同様に図4に示す熱発生素
子18が配設されている。そして、熱発生素子18の通
電加熱時にはこの熱発生素子18の熱が接触プレート1
5を介して把持部材57の表面側に伝熱され、各把持部
材57間に把持された生体組織が凝固されるようになっ
ている。
【0046】また、本実施の形態の処置具51では把持
部材57aの後方側にはそれぞれ片刃の鋏刃(切開部)
26′が形成されている。
【0047】また、手元側の操作部53には挿入部52
の基端部を回転自在に保持する操作部本体58が設けら
れている。この操作部本体58には固定ハンドル59が
一体的に形成されている。なお、操作部本体58の先端
部には挿入部52の基端部を回転操作する回転操作ノブ
60が配設されている。
【0048】さらに、固定ハンドル59には可動ハンド
ル61の連結部が支軸62を介して回動自在に連結され
ている。この可動ハンドル61には駆動軸55の基端部
が連結されている。
【0049】また、固定ハンドル59の末端部には操作
者の手指が挿入可能な第1の指当てリング59aが形成
されている。さらに、可動ハンドル61の末端部には同
様に操作者の手指が挿入可能な第2の指当てリング61
aが形成されている。そして、固定ハンドル59に対す
る可動ハンドル61の開閉(回動)操作にともない駆動
軸55が軸心方向に沿って進退駆動され、処置部56の
把持部材57間が開閉駆動されるようになっている。
【0050】次に、上記構成の作用について説明する。
本実施の形態の手術用処置具51の使用時には固定ハン
ドル59のリング59a内および可動ハンドル61のリ
ング61a内にそれぞれ操作者の手指が挿入される。こ
の状態で、固定ハンドル59に対して可動ハンドル61
を回動させる。このときの可動ハンドル61の回動動作
にともない駆動軸55が挿入部52の挿入管体54に対
して軸方向に運動し、駆動機構を介して挿入部52の先
端の処置部56の把持部材57間が開閉駆動される。
【0051】また、本実施の形態の処置具51を使用し
て第1の実施の形態と同様に体内臓器等の生体組織に密
着されている血管等の患部を処置する作業を行う場合に
は第1の実施の形態と同様の操作で図5(A)に示す血
管H1と生体組織Hとの間の剥離工程が行われる。
【0052】その後、図5(B)に示すように剥離させ
た血管H1を処置具51における各把持部材57間で把
持する。このとき、血管H1は両把持部材57間で適正
な加圧力で圧迫された状態で保持される。
【0053】この状態で、熱発生素子18を通電加熱す
ることにより、熱発生素子18の熱が接触プレート15
を介して両把持部材57間の血管H1に伝熱される。こ
れにより、両把持部材57間に把持されている血管H1
の管壁が凝固され、溶接されて凝固溶接部分H2が形成
される。
【0054】さらに、血管H1の管壁が凝固溶接された
のち、把持部材57の後方側の鋏刃26′によって凝固
溶接部分H2が切り離される。
【0055】そこで、上記構成の本実施の形態の処置具
51では剥離させた血管H1を処置具51における各把
持部材57間で把持する際に、把持部材57の2つの接
触プレート15間で血管H1を把持させるようにしたの
で、熱発生素子18を通電加熱することにより、両把持
部材57間に把持されている血管H1の管壁を確実に凝
固、溶接させることができる。
【0056】さらに、血管H1の管壁が凝固溶接された
のち、把持部材57の後方側の金属材料製の鋏刃26′
によって血管H1の凝固溶接部分H2を切開するように
したので、セラミック製の鋏部を使用した場合のよう
に、使用中における鋏部の摺動部間の摩擦により、切開
能が次第に劣化してしまうおそれが少ない。そのため、
本実施の形態の処置具51でも第1,第3の実施の形態
と略同様に体内臓器等の生体組織Hに密着されている血
管H1を生体組織Hから剥離する作業や、血管H1の管
壁の凝固、溶接作業や、血管H1の凝固溶接部分H2を
切り離す作業等を1本の処置具51で行うことができる
ので、上記各作業をそれぞれ別の処置具を使用して行う
場合のように処置具を入れ替える作業を省略することが
でき、使い勝手が良いうえ、コスト的にも安価となり、
有利となる。
【0057】また、図10は本発明の第5の実施の形態
を示すものである。本実施の形態は第1の実施の形態
(図1乃至図5(A)〜(C)参照)の医療用処置具1
における鋏鉗子2の熱発生素子18の制御手段71を設
けたものである。本実施の形態の制御手段71には鋏鉗
子2の熱発生素子18に接続された温度制御部72が設
けられている。この温度制御部72にはアンプ73を介
してCPU74が接続されている。さらに、CPU74
には温度設定用の操作パネル75が接続されている。
【0058】また、本実施の形態の鋏鉗子2に装着され
ている熱発生素子18は温度により抵抗値が変化し、そ
の温度と抵抗値はリニアに変化する例えばモリブデンの
ような金属抵抗体で形成されている。
【0059】そして、本実施の形態の温度制御部72で
はアンプ73で増幅した電流を制御することにより、鋏
鉗子2の熱発生素子18の抵抗値、すなわち熱発生素子
18の温度を任意の温度範囲、例えば60℃〜150℃
の範囲で調整することができる。
【0060】また、図11は本発明の第6の実施の形態
を示すものである。本実施の形態は第1の実施の形態
(図1乃至図5(A)〜(C)参照)の医療用処置具1
の構成を次の通り変更したものである。
【0061】すなわち、本実施の形態では第1の実施の
形態の鋏鉗子2における一方の鋏構成部材5の手指挿入
リング11のコード接続部22にバッテリー収納部81
を接続し、このバッテリー収納部81内に収納されたバ
ッテリーから鋏鉗子2の熱発生素子18に駆動電流を供
給する構成にしたものである。
【0062】そこで、上記構成のものにあっては第1の
実施の形態の医療用処置具1で使用されているジェネレ
ーター3が不用になるので、鋏鉗子2とジェネレーター
3との間を結ぶ接続コード23も不用になる。そのた
め、第1の実施の形態のように接続コード23によって
鋏鉗子2の動きが規制されるおそれがないので、鋏鉗子
2の操作性を一層高めることができる効果がある。
【0063】さらに、本発明は上記実施の形態に限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種
々変形実施できることは勿論である。次に、本出願の他
の特徴的な技術事項を下記の通り付記する。 記 (付記項1) 電気を通電することにより先端部を発熱
させて生体組織を凝固する処置具において、先端把持部
に熱発生部を設け、その後端に金属からなる鋏による切
開部を設けたことを特徴とする処置具。
【0064】(付記項2) 前記熱発生部には生体組織
のこびり付きを防ぐためにテフロン加工を施したことを
特徴とする付記項1記載の処置具。
【0065】(付記項3) 内視鏡下外科手術器械とし
て先端部、挿入部、操作部から構成されることを特徴と
する付記項1記載の処置具。
【0066】(付記項4) 前記先端把持部は略円弧形
状に湾曲された湾曲部が形成されていることを特徴とす
る付記項1記載の処置具。
【0067】(付記項5) 前記熱発生部は温度を調整
する温度コントロール手段に接続されていることを特徴
とする付記項1記載の処置具。
【0068】(付記項6) 前記先端把持部は2つの構
成要素のうちの一方のみに発熱部が設けられていること
を特徴とする付記項1記載の処置具。
【0069】(付記項7) 前記先端把持部は2つの構
成要素にそれぞれ発熱部が設けられていることを特徴と
する付記項1記載の処置具。
【0070】(付記項8) 電気を通電することにより
先端部を発熱させて生体組織を凝固する処置具におい
て、先端の把持部の一方に鋭利な突起部と、他方に前記
突起部と噛み合う凹み部を設けたことを特徴とする医療
用処置具。
【0071】(付記項9) 前記熱発生部には生体組織
のこびり付きを防ぐためにテフロン加工を施したことを
特徴とする付記項8記載の処置具。
【0072】(付記項10) 内視鏡下外科手術器械と
して先端部、挿入部、操作部から構成されることを特徴
とする付記項8記載の処置具。
【0073】(付記項1の従来技術) ドイツ特許DE
297 02 608 U1は鋏の切開領域の一部に
電気加熱可能な層を設けたものである。USP5,34
2,381では先端の把持部でバイポーラによる高周波
電流で凝固し、その後端の鋏部で切開するようになって
いる。
【0074】(付記項1が解決しようとする課題) ド
イツ特許DE 297 02 608 U1の鋏では血
管等の組織を十分に圧迫出来ないため、十分な熱凝固が
出来ない。また、USP5,342,381では、バイ
ポーラで高周波を流すことにより鋏部分は金属で構成で
きないため、鋏をセラミックから成る絶縁材で構成して
いる。鋏をセラミックで構成すると摩擦により次第に切
開能が劣化してしまう。
【0075】
【発明の効果】本発明によれば一対の把持部間に把持さ
れた血管等の生体組織を熱発生素子の熱によって確実に
熱凝固することができる。 また、請求項1の発明におい
ては、さらに、使用中における鋏による切開部の切開能
の劣化を少なくして切開部の切れ味のよさを長時間保つ
ことができる。さらにまた、請求項2の発明において
は、凝固溶接後、把持部を当接する方向に強く押圧する
ことにより、生体組織を切り離すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態を示す医療用処置
具のシステム全体の概略構成図。
【図2】 第1の実施の形態の医療用処置具における鋏
鉗子の斜視図。
【図3】 第1の実施の形態の医療用処置具における鋏
鉗子の先端把持部および刃部を示す斜視図。
【図4】 第1の実施の形態の医療用処置具における鋏
鉗子の先端把持部の内部構成を示す縦断面図。
【図5】 第1の実施の形態の医療用処置具における鋏
鉗子の使用状態を示すもので、(A)は血管の剥離工程
を説明するための説明図、(B)は血管の凝固工程を説
明するための説明図、(C)は血管の切開工程を説明す
るための説明図。
【図6】 本発明の第2の実施の形態の医療用処置具に
おける鋏鉗子の要部構成を示す斜視図。
【図7】 本発明の第3の実施の形態の医療用処置具に
おける鋏鉗子の斜視図。
【図8】 (A)は第3の実施の形態の医療用処置具に
おける鋏鉗子の先端把持部の断面斜視図、(B)は図7
のA−A線断面図。
【図9】 本発明の第4の実施の形態を示すもので、
(A)は手術用処置具全体の側面図、(B)は先端把持
部の開状態を示す要部の側面図。
【図10】 本発明の第5の実施の形態を示す要部の概
略構成図。
【図11】 本発明の第6の実施の形態を示す医療用処
置具全体の斜視図。
【符号の説明】
4 鉗子本体(処置具本体) 8,9 開閉要素 10 処置部 13、53 手元側の操作部 14、41a、41b 把持部 18 熱発生素子(熱発生部) H 生体組織 26 鋏刃(切開部) 42 切開用の刃部 43 長溝部(凹部) 57a,57b 把持部材(開閉要素)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−343644(JP,A) 特開 平8−154945(JP,A) 特開 平9−173347(JP,A) 特表 平6−511400(JP,A) 特表 平7−500514(JP,A) 米国特許3651811(US,A) 米国特許5342381(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 18/04 A61B 17/28 A61B 17/32 320 A61B 17/26

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処置具本体の先端部に開閉可能な一対の
    開閉要素を備えた処置部が配設され、前記処置具本体の
    基端部に前記一対の開閉要素を開閉操作する手元側の操
    作部が配設された医療用処置具において、前記処置部の
    前記各開閉要素における先端部側に配置され、生体組織
    を把持する把持部と、これらの把持部の少なくとも一方
    の内部に設けられ、通電によりそれ自体熱を発生し、こ
    の発生する熱により前記各把持部間に把持された生体組
    を加熱して凝固する熱発生素子と、前記各開閉要素に
    おける前記把持部の後方側に配置され、前記生体組織を
    切開する金属材料製の鋏を構成する切開部とを具備した
    ことを特徴とする医療用処置具。
  2. 【請求項2】 処置具本体の先端部に開閉可能な一対の
    開閉要素を備えた処置部が配設され、前記処置具本体の
    基端部に前記一対の開閉要素を開閉操作する手元側の操
    作部が配設された医療用処置具において、前記処置部の
    前記各開閉要素における先端部側に配置され、生体組織
    を把持する把持部と、これらの把持部の少なくとも一方
    の内部に設けられ、通電によりそれ自体熱を発生し、こ
    の発生する熱により前記各把持部間に把持された生体組
    を加熱して凝固する熱発生素子と、前記処置部におけ
    る一方の前記把持部側にその長軸方向に延び、他方の前
    記把持部側に向けて突設され、前記生体組織を切開する
    切開用の刃部と、他方の前記把持部側にその長軸方向に
    延びて形成され、前記刃部と噛み合う凹部とを具備した
    ことを特徴とする医療用処置具。
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