JP3253935B2 - 粗破砕装置 - Google Patents

粗破砕装置

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JP3253935B2
JP3253935B2 JP20185699A JP20185699A JP3253935B2 JP 3253935 B2 JP3253935 B2 JP 3253935B2 JP 20185699 A JP20185699 A JP 20185699A JP 20185699 A JP20185699 A JP 20185699A JP 3253935 B2 JP3253935 B2 JP 3253935B2
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則康 仰木
貫一 斎藤
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富士車輌株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用済みの洗濯
機、冷蔵庫、エアコン等の廃家電製品をある程度の大き
さに破砕するための粗破砕装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、粗大ゴミとして収集される洗濯機、冷蔵庫、エアコ
ン等の家電製品(廃家電製品)は、主に埋め立て処分さ
れていたが、近年、資源の有効利用の観点から、リサイ
クルが要請されるようになった。
【0003】これらの廃家電製品のリサイクルに際して
は、搬送や次工程での処理を容易とすべく、最初の段階
にてある程度の大きさに破砕しておくのが好ましいが、
廃家電製品の中にはモータやコンプレッサ等の破砕困難
な強固物が含まれている場合がある。そこで、従来は、
これらの強固物を手作業にて取り外した後、破砕装置あ
るいは小容量のハンマーシュレッダ等を用いて破砕を行
なう方法が一般的であった。
【0004】しかしながら、従来の方法は、人手によっ
て予めモータやコンプレッサ等の強固物を取り除く作業
が極めて煩雑であるため、破砕処理を行なうために多く
の時間と労力を要すると共に、大量処理が困難で処理効
率が悪かった。
【0005】また、上述の問題を解消すべく、大容量の
ハンマーシュレッダを用いて廃家電製品をそのまま破砕
処理にかける方法が考えられる。しかし、この方法で
は、設備費や動力費がかかるのみならず、振動や騒音の
増大及びコンプレッサ等の破裂の危険性による周辺環境
への影響を鑑みて、設備の立地条件が制限されるという
問題がある。
【0006】従って、強固物を予め取り除くことなく、
廃家電製品をそのまま破砕処理にかける方法でありなが
ら、振動や騒音の発生を押さえ、コンプレッサ等の破裂
を確実に防止できる手段が実現できれば、設備の立地条
件の制限を受けることなく、効率の良い破砕処理を行な
うことが可能となる。
【0007】そこで、本発明は上記の要請に鑑みてなさ
れたもので、廃家電製品をそのまま投入した場合、モー
タ、コンプレッサ等の強固物は破砕されないで取り出す
ことができる一方、パネル等の樹脂等の構成部材はある
程度の大きさに破砕されて強固物とは分離して別個に取
り出すことができる粗破砕装置を提供することを課題と
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
本発明に係る粗破砕装置は、破砕対象物を投入するため
の開口投入部10が形成された経路P上に、外周面に複
数の回転刃27,…を有して回転自在な破砕ロータ20
と、前記回転刃27,…に対向する固定刃38,…とが
設けられ、投入された破砕対象物を、回転刃27,…と
固定刃38,…とにより粗破砕して、経路Pの後方に排
出する構成にしてなる粗破砕装置において、破砕対象物
に含まれる破砕困難な強固物をそのまま経路Pの後方に
排出可能とすべく、前記固定刃38,…の形状、及び、
該固定刃38,…と破砕ロータ20との間隔が設定さ
れ、しかも、経路Pの後方には、回転刃27,…の回転
軌跡に沿って配置され、且つ、破砕ロータ20の回転方
向にて目の大きさの異なるスクリーン53が設けられて
なることを特徴とする。
【0009】上記構成からなる粗破砕装置によれば、開
口投入部10に破砕対象物を投入して、該破砕対象物を
経路P内に収容した状態で、回転刃27,…と固定刃3
8,…とにより破砕対象物をある程度の大きさに破砕し
た後、経路Pの後方に排出するものである。
【0010】しかし、この破砕対象物の中には、破砕が
困難な強固物が含まれていることがあり、かかる場合、
これをも破砕しようとするならば、破砕ロータ20の負
担は大きくなる。そこで、本発明では、この強固物は、
破砕することなく、そのまま経路Pの後方に排出するも
のとし、それ以外の構成部材は、ある程度の大きさに破
砕して経路Pの後方に排出するものである。
【0011】従って、経路Pの後方には、強固物と破砕
物とが混合して排出されることとなるが、経路Pの後方
には、回転刃27,…の回転軌跡に沿ってスクリーン5
3が配置されており、破砕処理後の混合物は、スクリー
ン53上を破砕ロータ20の回転作用によって運ばれる
こととなる。
【0012】そして、該スクリーン53を、破砕ロータ
20の回転方向の前段では強固物の挿通を可能とする目
の大きさに設定しておき、後段では強固物より大きく破
砕された破砕物の挿通を可能とする目の大きさに設定し
ておくことで、破砕ロータ20の回転作用によりスクリ
ーン53上を運ばれる混合物は、まず、強固物がスクリ
ーン53から脱落し、しかる後、破砕物がスクリーン5
3の別の箇所から脱落することとなる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る粗破砕装置の
一実施形態について説明する。本実施形態に係る粗破砕
装置は、図1乃至図3に示す如く、四つの脚2,…によ
って支持される箱状の装置フレーム3と、該装置フレー
ム3の破砕室12内に配設される破砕処理手段と、該破
砕処理手段に破砕対象物を押し込むための押圧供給手段
と、破砕された破砕対象物を対象に応じて分離する分離
手段とを具備している。
【0014】前記装置フレーム3は、複数の角パイプ4
a,…を日の字状に組み合わせて固着し、さらにその4
箇所の角部に前記脚2,…が直交するように固着された
基礎フレーム4と、複数の平板体5a,…を箱状に組み
合わせて固着し、前記基礎フレーム4に外被された箱フ
レーム5と、該箱フレーム5のうち、平行に対向する平
板体5b,5b(以下、側板体5b,5bという)間に
横設され、側板体5b,5b同士を接続する板状の補強
フレーム6,…とからなる。
【0015】前記箱フレーム5は、該箱フレーム5内に
破砕対象物を投入可能とすべく、上方が開口されてお
り、この開口投入部10と箱フレーム5内の破砕室12
とが連通した経路Pを構成することで、投入された破砕
対象物を、開口投入部10から破砕室12に移送可能と
なる。
【0016】前記破砕室12は、箱フレーム5の略中央
部であって、開口投入部10より下方に位置し、側板5
b,5b等の板体に包囲されて形成されている。そし
て、前記開口投入部10に対向して配置される補強フレ
ーム6,6のそれぞれの一部を構成する案内板体6a,
6aが、破砕室12側ほど接近するようテーパ状に配さ
れており、破砕対象物が、案内板体6a,6aによって
案内されて、破砕室12内の破砕処理好適位置に供給さ
れるようになされている。
【0017】前記破砕処理手段は、図1乃至図6に示す
如く、複数の回転刃27が外周面に取り付けられ、その
両端が装置フレーム3に固着された軸支部8,8内のベ
アリングに回転自在に支持された破砕ロータ20と、破
砕室12の下方に位置する補強フレーム6の上端に取り
付けられた固定刃38とを備えたものである。
【0018】ここで、前記破砕ロータ20は、側板体5
b,5b間に配された円筒体20aと、該円筒体20a
に差し込まれ、円筒体20aと同心に固着される軸体2
0b,20bとからなり、側板体5b,5bから突出し
た軸体20b,20bが、前記軸支部8,8に支持され
ると共に、油圧モータ9に連結されている。
【0019】ここで、油圧モータ9は、破砕ロータ20
が所定回転数以下で回転するように制御されている。な
お、この所定回転数は、30rpm以下が好ましく、よ
り好ましくは20rpm以下である。また、5rpm以
上が好ましく、より好ましくは10rpm以上である。
【0020】前記回転刃27は、具体的には、破砕ロー
タ20の円筒体20aに設けられた刃物ホルダ22を介
して、円筒体20aに着脱自在に取り付けられている。
該刃物ホルダ22は、略三角形状に形成され、円筒体2
0aの外周面と直交するようにその一辺が円筒体20a
の外周面に固着された取付座23と、該取付座23の裏
面と円筒体20aの外周面周方向とに固着された突起部
24とからなる。なお、この突起部24は取付座23に
作用する力を受ける受座としての機能を有する。
【0021】また、取付座23の角部近傍位置には、裏
面から座付貫通穴が穿設される一方、回転刃27には、
座付貫通穴に対応して雌ねじ孔が刻設されており、回転
刃27は、ボルトの締結によって取付座23に固定され
る。
【0022】尚、取付座23の表面側には、回転刃27
の一側面と当接可能な壁面を有する着座段部23aが形
成されると共に、取付座23の略中央部位には、ピン2
5を嵌入可能な孔23bが穿設され、一方、回転刃27
の略中央部位には、着座段部23aに取り付けられた状
態で、孔23bに対応して孔27aが穿設されているた
め、ピン25によって、取付座23に対する回転刃27
の位置ずれを規制することができ、着座段部23aと回
転刃27の一側面との当接によって、取付座23に対す
る回転刃27の回転を規制することができ、取付座23
に対して回転刃27を好適に位置決めすることができ
る。
【0023】また、破砕における回転刃27の先端の欠
損を防止すべく、回転刃27の三箇所の先端部には角切
りが施され、これに対応して取付座23の突出側の先端
にも角切りが施されている。
【0024】さらに、前記回転刃27は、例えば、工具
鋼、超硬合金の金属材料を用いて作製されており、一辺
の寸法が約275mm、若しくは、約350mmの2種
類のサイズが容易されている。かかる設定にした理由と
して、廃家電製品の主に外観を構成するパネル等の樹脂
等の構成部材を約500mm程度の大きさに破砕するこ
とが挙げられる。
【0025】また、前記円筒体20aの外周面であっ
て、取付座23の両側方位置には、該取付座23から破
砕ロータ20の回転方向に向かって一対の案内板26,
26が周方向に固着されている。
【0026】さらに、前記刃物ホルダ22は、円筒体2
0aの外周面の回転軸方向に沿って、次第に周方向に偏
位するように複数設けられており、これに対応して、破
砕ロータ20に複数の回転刃27,…が螺旋状に取付ら
れこととなる。しかも、複数の刃物ホルダ22,…は、
その取付座23の固着された一辺のうちの一方側の角部
が、回転軸方向にて隣の取付座23の固着された一辺の
うちの他方側の角部と略同一周方向に位置するため、破
砕ロータ20が回転する際、複数の回転刃27,…が平
面視にて鋸刃形状を呈する。
【0027】前記固定刃38は、具体的には、基礎フレ
ーム4の真中の角パイプ4aに固着され破砕室12の下
方に位置する補強フレーム6の上端縁に取り付けられた
刃物クランプ装置30を介して、装置フレーム3側に着
脱自在に取り付けられている。
【0028】前記刃物クランプ装置30は、図1、図5
及び図6に示す如く、破砕ロータ20の円筒体20aと
同様、側板体5b,5b間に配置されてなり、複数の固
定刃38,…を並列的に取り付け可能に形成された取付
座台31と、該取付座台31上に取り付けられた固定刃
38の取付位置を変更、調整するための調整装置32
と、固定刃38を取付座台31に固定するための固定装
置35とからなる。
【0029】前記取付座台31は、破砕ロータ20と所
定間隔を有して平行配置されたものであり、その破砕ロ
ータ20側に位置する端縁は、回転により平面視鋸刃状
を呈する回転刃27,…の通過を許容すべく、該回転刃
27,…の鋸刃と同位相となるような鋸刃状に形成され
ており、この端縁に沿って略三角形状の固定刃38を複
数並列に配置し得るよう、取付座台31の上面には、着
座段部31aが形成されている。
【0030】また、前記取付座台31の着座段部31a
には、破砕ロータ20の径方向に溝31bが形成される
一方、固定刃38の裏面には、該溝31b内に挿入可能
な角状突起38aが形成されてなり、固定刃38は、破
砕ロータ20の径方向に可動となり、回転刃27との間
隔を変更することができる。
【0031】前記調整装置32は、この固定刃38の移
動を自動的に行うことが可能な装置であり、取付座台3
1の後側面に取り付けられたシリンダ33と、取付座台
31に穿設された孔31cに挿通されて、着座段部31
a内に臨出可能で、且つ、固定刃38の移動方向に出退
するピストンロッド34とからなる。
【0032】そして、前記ピストンロッド34の先端に
は、平板34aが螺着されており、これが固定刃38に
取り付けられていて、油圧によるピストンロッド34の
出退操作に伴って、固定刃38が前後に移動する構成と
している。
【0033】前記固定装置35は、所望する位置に位置
決めされた固定刃38の移動を規制することが可能な装
置であり、取付座台31の下面に取り付けられたシリン
ダ36と、取付座台31の鋸刃のそれぞれ先端から固定
刃38の移動方向に沿って形成された切欠溝31dに挿
通されて、着座段部31a内に臨出可能で、且つ、固定
刃38内に形成されたT溝38b内に係入可能な膨大部
37aを先端に有するクランプロッド37とからなる。
【0034】従って、クランプロッド37が着座段部3
1aから退避する方向に移動すれば、固定刃38のT溝
38bがクランプロッド37の膨大部37aに係止され
ることで、固定刃38は着座段部31aの底面側に引っ
張られ、取付座台31に固定(クランプ)される一方、
クランプロッド37が着座段部31a内に進出する方向
に移動すれば、T溝38bと膨大部37aとの係合状態
が解除されることで、固定刃38は、取付座台31との
固定が解除(クランプ解除)される。
【0035】尚、シリンダ36内に挿入されたピストン
37bは、弾性体40によって膨大部37aが着座段部
31aに進出する方向に付勢されているため、シリンダ
36内に油圧が供給されていない時には、クランプが解
除された状態となっており、クランプロッド37の膨大
部37aに対して固定刃38をスライドさせることで、
固定刃38は着脱自在となる。
【0036】前記押圧供給手段は、図1乃至図3に示す
如く、側板体5b,5b間であって、経路P上の投入部
10近傍から破砕室12に亘って配され、該側板体5
b,5bに回転自在に支持された押圧板42と、該押圧
板42を破砕ロータ20に対して接離する方向に揺動さ
せる揺動シリンダ43とからなる。
【0037】前記押圧板42は、一枚の平板を側面視略
くの字状に屈曲し、裏面側(破砕ロータ20と反対側)
に複数の略くの字状の補強用リブ45,…を所定間隔を
有して平行に付設したものであり、屈曲された一方側4
2a(投入部10側)の表面両側端にブラケット46,
46が固着されてなり、該ブラケット46,46が側板
体5b,5bにピン支持されている。
【0038】また、屈曲された他方側42b(破砕室1
2側)の表面には、前記破砕ロータ20上の案内板2
6,…に対向して、複数の案内板48,…が幅方向(破
砕ロータ20の軸方向)に平行に一定間隔を有して固着
されている。
【0039】そして、前記押圧板42は、揺動シリンダ
43が伸張した状態では、一方側42aが経路Pの投入
部10側を拡張するように斜め状態となり、他方側42
bが破砕ロータ20に接近して破砕室12を収縮するよ
うに略垂直状態となった位置に揺動する一方、揺動シリ
ンダ43が収縮した状態では、一方側42aが経路Pの
破砕室12側を拡張するように略垂直状態となり、他方
側42bが破砕ロータ20から離間して破砕室12を拡
張するように斜め状態となった位置に揺動する構成にし
ている。従って、揺動シリンダ43が伸張状態から収縮
状態に伸縮変化することによって、経路Pの拡張は、投
入部10から次第に破砕室12に移行することとなる。
【0040】尚、略上下方向に配された前記押圧板42
の一方側42aの上端は、略レの字状であって、経路P
と反対側に屈曲され、これに対向する補強フレーム6の
板体は、揺動に伴って該上端が沿うように湾曲されてい
る。そして、前記押圧板42の他方側42bの下端は、
略L字状であって、経路Pと反対側に屈曲され、これに
対向する補強フレーム6の板体も、揺動に伴って該下端
が沿うように湾曲されている。従って、押圧板42の揺
動によって、経路Pから破砕対象物の一部あるいはゴミ
等が経路Pから逸脱することはない。
【0041】また、押圧板42の下端が沿う補強フレー
ム6の端縁は、刃物クランプ装置30の取付座台31の
上面(固定刃38の表面)と略面一となるようにして、
該取付座台31に固着されているので、揺動シリンダ4
3が収縮して、この補強フレーム6上に落ちた破砕対象
物は揺動シリンダ43の伸張による押圧板42の押圧に
伴って円滑に破砕ロータ20側に誘導されることとな
る。
【0042】前記分離手段は、図1乃至図3に示す如
く、破砕ロータ20と、一枚の平板を約4分の1程度の
円弧状に湾曲させ、刃物クランプ装置30から破砕ロー
タ20の回転方向に向かって、回転刃27,…の先端と
一定間隔を有するように配置されたスクリーン53と、
該スクリーン53の裏面側(破砕ロータ20と反対側)
であって、破砕ロータ20の回転方向に二つ並設された
シュート56とからなる。
【0043】前記スクリーン53は、複数の方形の切欠
窓54,…が整列されて形成されている。そして、この
切欠窓54は、破砕ロータ20の回転方向上流側に形成
された第1切欠窓54a(第一排出部)と、回転方向下
流側に形成され、第1切欠窓54aよりも大きな第2切
欠窓54b(第二排出部)とからなる。本実施形態にお
いては、第1切欠窓54aは、1つが約250mm角を
有し、破砕ロータ20の軸方向に7個形成された列が、
破砕ロータ20の回転方向に3列形成されるのに対し、
第2切欠窓54bは、1つが約500mm角を有し、破
砕ロータ20の軸方向に3個形成された列が、破砕ロー
タ20の回転方向に1列のみ形成されている。
【0044】このようにスクリーン53の目の大きさを
変えた理由として、モータ、コンプレッサ等、破砕を要
さない(破砕が困難な)強固な塊状物を第1切欠窓54
a(第一排出部)から取り出し、それ以外のパネル等の
樹脂等であって、約500mmにされた破砕物を第2切
欠窓54b(第二排出部)から取り出すことが挙げられ
る。
【0045】そして、前記シュート56は、第1切欠窓
54aに対応した第1シュート56aと、第2切欠窓5
4bに対応した第2シュート56bとからなり、それぞ
れの排出口が異なることによって、強固物及び破砕物を
分離することができる。
【0046】また、前記スクリーン53の裏面側には、
破砕ロータ20の軸方向及び回転方向であって、切欠窓
54と干渉しない位置に、複数の補強用リブ55,…が
所定間隔を有して平行に付設されている。そして、その
うち、スクリーン53の両側端に付設された補強用リブ
55,55の下流側端部は、側板体5b,5bにピン支
持される一方、スクリーン53の上流側端に付設された
補強用リブ55は、装置フレーム3の補強フレーム6に
ボルト等にて締結固定されている。従って、かかる部分
での締結が解除されたならば、スクリーン53は、ピン
を中心として揺動が可能となる。
【0047】本実施形態の粗破砕装置は、以上の構成か
らなるが、以下、該粗破砕装置の使用方法について説明
する。尚、破砕処理の前段階として、回転刃27,…と
固定刃38,…との間隔を調整しておくことが必要であ
り、かかる場合、刃物クランプ装置30の固定装置35
により固定刃38のクランプ解除を行い、調整装置32
により固定刃38の位置調整を行い、しかる後、再び固
定装置35により固定刃38のクランプを行うのであ
る。
【0048】まず、収集車等によって回収され、運ばれ
てきた廃家電製品を投入部10に投入せしめて装置フレ
ーム3内に収容する。
【0049】この時、破砕ロータ20は回転しており、
また、押圧供給手段の揺動シリンダ43は伸縮動作を繰
り返している。そこで、揺動シリンダ43が収縮して、
破砕室12が拡張された状態にあって、破砕対象物は、
破砕ロータ20の手前、即ち、破砕ロータ20と押圧板
42の他方側42bとの間に落ち込み、しかる後、揺動
シリンダ43が伸張する際、破砕対象物は、破砕ロータ
20側に押圧供給され、回転刃27,…と固定刃38,
…とにより破砕が行われる。
【0050】もし、破砕の最中に、モータ9の過負荷が
検出されたならば、破砕ロータ20が一時的に逆回転す
ると共に、押圧板42が退避するよう揺動シリンダ43
が一時的に収縮する制御が行われるし、また、回転刃2
7と固定刃38との間に、噛み込みが生じた場合には、
刃物クランプ装置30による固定刃38の一時的な退避
(回転刃38との間隔を広げるようにする)が行われ
る。
【0051】さらに、回転刃27と固定刃38との間に
破砕物などが噛み込まないように、所定時間ごとに破砕
ロータ20を一定時間逆転させるように制御している。
具体的には、破砕ロータ20を駆動して例えば3分間
(所定時間)経過すると、例えば5秒間(一定時間)破
砕ロータ20が逆転するように制御している。
【0052】また、上述のように破砕ロータ20を逆転
した場合には、固定刃38につまった破砕対象物は、破
砕ロータ20に設けられた突起部24により上方に離脱
せしめられることとなる。
【0053】尚、実際の破砕処理においては、経験的に
得られる事項も多いことから、破砕ロータ20の正逆転
制御、押圧供給手段の揺動シリンダ43の伸縮制御、刃
物クランプ装置の制御、及びこれらの相互間の制御は、
任意に内容の変更ができるものとする。
【0054】そして、回転刃27,…と固定刃38,…
との剪断作用により、破砕対象物は次第に解体されてい
き、パネル等の樹脂等の構成部材と、モータ、コンプレ
ッサ等の強固物とが分解され、前者は、刃物によって破
砕されて、経路Pの後方であるスクリーン53に移行す
る一方、強固物は、破砕されることなく、そのまま破砕
ロータ20の円筒体20aと固定刃38,…との間の隙
間を通って、スクリーン53に移行する。
【0055】さずれば、第1切欠窓54aの領域では、
モータ、コンプレッサ等、約250mm角以下の大きさ
の強固物は、第1切欠窓54aから脱落してシュート5
6aにより回収され、この領域を通過するパネル等の樹
脂等の破砕物は、第2切欠窓54bの領域に移行し、こ
こで、約500mm角以下に破砕されたもののみが、第
2切欠窓54bから脱落してシュート56bにより回収
される。そして、いずれの切欠窓54からも脱落しなか
った破砕物は、500mm角以上の大きさを有している
であろうから、再び、破砕ロータ20の回転作用によっ
て破砕室12内に戻され、さらに細かく破砕されること
となる。
【0056】以上の如く、本実施形態に係る粗破砕装置
によれば、事前に人手によってモータ、コンプレッサ等
の破砕が困難な強固物を取り除いておくことなく、廃家
電製品をそのまま投入して破砕物と強固物とに分離する
ことができるので、極めて有用である。
【0057】しかも、強固物は破砕することを要さない
ので、モータの出力を低減することにより、発生する騒
音、振動を押さえることができ、さらに、強固物の破裂
のおそれもないため、設備の立地条件の制約を受けない
という効果を奏する。
【0058】また、回転刃27と固定刃38との間を通
過して破砕処理を終えたものが、破砕ロータ20の搬送
作用とスクリーン53の構成とによって、自動的に分離
処理が行われるものであるため、特別な分離装置や選別
装置が必要で無くなるという効果があり、装置及びこれ
を含めたプラントの小型化を図ることができる。
【0059】しかも、破砕ロータ20を30rpm以下
の回転数で回転するよう制御しているので、排出された
強固物の傷、破損が少ない。
【0060】さらに、本実施形態に係る押圧供給手段の
押圧板42によれば、破砕対象物を破砕ロータ20側に
押し込むことで、連続的に破砕処理を実施できることは
勿論のこと、押圧板42の揺動によって、経路Pの投入
部10側の経路の拡縮が行われるため、投入部10付近
にて破砕対象物が引っ掛かっている場合、これを解消し
て破砕室12側に送り込むことができ、破砕処理の処理
能力の向上を図ることができる。
【0061】また、破砕ロータ20には、刃物ホルダ2
2の両側方に、一対の案内板26,26が配置されるこ
とで、強固物を案内板26,26の間に案内することが
でき、かかる場合、案内された強固物が、回転刃27に
対応する二つの並ぶ固定刃38,38の間からスクリー
ン53に排出されやすくなるため、強固物が回転刃27
と固定刃38との間に挟まることによるモータ9の過負
荷の発生によって、破砕ロータ20の正転、逆転の頻繁
な繰り返しが生じるのを好適に防止することができ、処
理効率が低下するのを好適に防止することができる。こ
れは、押圧板42に設けられた案内板48,…も同様の
効果を奏するものである。
【0062】さらに、スクリーン53は、一端が装置フ
レーム3に揺動自在に支持されているため、破砕ロータ
20とスクリーン53との間の清掃、点検等のメインテ
ナンスを実施する際の煩雑さが解消されるという利点を
有する。
【0063】また、回転刃27は、表裏の合計6箇所の
角部を破砕に使用することができるため、各箇所が摩
耗、欠損した場合、他の箇所に交換すればよく、従っ
て、1つの回転刃27にて長期間破砕処理を行うことが
できる。
【0064】さらに、固定刃38は、1つ1つに刃物ク
ランプ装置30が設けられているため、多彩な制御を行
うこと、即ち、それぞれの固定刃38を独立若しくは関
連させて位置変更するという制御を行うことができる
が、構造の簡素化の観点から、2〜4個の固定刃38,
…を一体の鋸刃状に形成して、これに対して1つの刃物
クランプ装置30を設けるものであってもよい。また、
固定刃38,…は、必ずしも連続的に配置する必要はな
く、強固物の通過をより確実且つ円滑に行うために、一
部を歯抜けとするものであってもよい。
【0065】また、刃物クランプ装置30の調整装置3
2によって、回転刃27と固定刃38との間隔を自動的
に設定することができ、また、固定装置35によって、
固定刃38の固定を自動的に設定することができるた
め、複数ある固定刃38,…の取り付け作業の煩雑さか
ら解放されるという利点がある。この場合、調整装置3
2による調整代は、任意に変更可能であるが、最大で約
60mmの調整代を確保しておくことが好ましく、ま
た、固定装置35のクランプ力も、刃物材質、破砕対象
物の種類によって任意に変更可能である。
【0066】尚、本発明は、上記実施形態に限定される
ことなく、発明の要旨を逸脱しない範囲にて設計変更可
能であり、刃物の形状、材質も限定されない。
【0067】また、上記実施形態において、押圧板42
の揺動操作を行なう揺動シリンダ43は、押圧板42の
下端が沿う補強フレーム6に揺動自在に取り付けられる
が、補強フレーム6に対する揺動シリンダ43の取り付
け位置を調整すれば、好適な押圧態様が得られる。即
ち、揺動シリンダ43の伸長方向と押圧板42の揺動方
向とを一致させて揺動シリンダ43を取り付けたなら
ば、揺動シリンダ43の伸長に係る作動力をそのまま押
圧板42の押圧力として伝達することができるので、最
大の力をもって破砕対象物を押圧することが可能とな
る。また、伸長に伴って揺動シリンダ43自体が大きく
揺動するような態様である場合には、揺動シリンダ43
の伸長量が最大となる付近にて揺動シリンダ43が略水
平となるように取り付けられれば、上述と同様の効果を
奏する。さらに、押圧板42と揺動シリンダ43の先端
との結合位置を破砕ロータ20の回転中心と略同一高さ
に設定すれば、より好適な押圧態様が得られることとな
る。
【0068】また、上記実施形態の取付座23の裏面に
固着された突起部24は本発明において必須の構成要件
ではないが、請求項5記載のように、破砕ロータ20
に、逆回転することにより、固定刃38につまった物を
離脱させる突起部24を設けることが好ましい。なお、
上記実施形態において、突起部24は受座としての機能
を有し、取付座23の裏面に円筒体20aの外周面周方
向に平行に固着されたものを説明したが、突起部24の
具体的構成は、請求項5記載の発明において適宜設計変
更可能である。具体的には、例えば図7(イ)に示すよ
うに、突起部24を破砕ロータ20の円筒体20aに外
周面周方向と少し傾斜せしめて固着することも可能であ
る。また、突起部24の形状も図7(ロ)に示すよう
に、その上面に円弧部を有する形状とすることも可能で
ある。さらに、突起部24を、図7(ハ)に示すよう
に、破砕ロータ20の円筒体20aに固着された突起部
本体24aと、その突起部本体24aの上部に固着され
逆転時に固定刃38につまったものと当接する当接部材
24bとから構成することも可能である。なお、図7
(ハ)に示す当接部材24bは略逆V字状の形状からな
るが、例えば突起部本体24aと傾斜して固着された平
板状の形状の当接部材24bを採用することも可能であ
る。さらに、当接部材24bを固着する替わりに突起部
本体24aの外側端縁を面取り、角取り、丸め処理する
ものであってもよい。
【0069】さらに、本発明においては、請求項6記載
のように、スクリーン53の第一排出部54aと第二排
出部54bとの間に、破砕困難な強固物が第二排出部5
4b側に移動することを防止するための邪魔板59を設
けることが好ましい。この邪魔板59を設けた具体例
は、図8に示す。この図8に示す例においては、スクリ
ーン53に、その第一排出部54aと第二排出部54b
との間から、破砕ロータ20の軸心に向けて邪魔板59
が突設されている。この図8に示す邪魔板59は、平板
状の部材から構成してなるが、例えば鋸刃状の部材から
構成することもできる。さらに、邪魔板59の突出量を
変更、調整することができるよう構成することが好まし
い。
【0070】また、本発明において、請求項7記載のよ
うに、破砕ロータ20に、電源コードなど巻きついたひ
も状の長尺物を固定刃38とにより切断するためのサブ
カッタ28を設けることも可能である。このサブカッタ
28を設けた具体例は、図8乃至図10に示す。図8お
よび図9に示す例においては、サブカッタ28は破砕ロ
ータ20の円筒体20aに設けられたサブカッタホルダ
29を介して、円筒体20aに着脱自在に取り付けられ
ている。該サブカッタホルダ29は、略四角形状に形成
され、円筒体20aの外周面と直交するように(軸方向
に平行に)その一辺が円筒体20aの外周面に固着され
ている。このサブカッタ28(サブカッタホルダ29)
は図9(イ)に示すように固定刃38の突出部分(三角
形状の角部)と対応する位置に設けられており、破砕ロ
ータ28の回転により固定刃38と対向する場所に位置
して、固定刃38とにより長尺物を切断できるよう設け
られている。なお、請求項7記載の発明は上記構成に限
定されるものではない。つまり、例えば、図10に示す
ようにサブカッタ28の刃先部分の中央部に凹所28a
を形成して、巻きついた長尺物がこの凹所28aに移動
しやすいように設けることも可能である。さらに、サブ
カッタ28を例えば破砕ロータ20の円筒体20aの軸
方向全長にわたって設けることも可能である。
【0071】
【発明の効果】以上の如く、本発明に係る粗破砕装置
は、経路上の破砕対象物を回転刃と固定刃との剪断作用
により粗破砕して、経路の後方に排出するに当り、破砕
対象物に含まれる破砕困難な強固物はそのまま経路の後
方に排出することができ、しかも、経路の後方には、回
転刃の回転軌跡に沿って、破砕ロータの回転方向にて目
の大きさの異なるスクリーンが設けられてなるため、強
固物と破砕された破砕物とを混合させて経路の後方に排
出した後、破砕ロータの回転作用により該混合物をスク
リーン上を運びつつ、目の相違によって両者を分離する
ことができる。
【0072】従って、破砕ロータの回転作用とスクリー
ンとの組合せによって混合物を分離する構成であるた
め、別の分離装置や選別装置が不要となり、該装置及び
該装置を用いたプラントの小型化を図ることができる。
【0073】そして、固定刃の形状、及び、該固定刃と
破砕ロータとの間隔を設定することで、強固物を破砕す
る必要がなくなるため、破砕ロータの回転出力を下げる
ことができ、従って、振動や騒音の発生を押さえて、設
備の立地条件の制限を取り払うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の粗破砕装置の断面側面
図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】同実施形態の破砕ロータを取り除いた状態の断
面平面図。
【図4】同実施形態の破砕ロータであって、(イ)は、
要部平面図、(ロ)は、要部断面側面図。
【図5】同実施形態の固定刃支持機構の断面側面図。
【図6】図5のB−B線断面図。
【図7】破砕ロータの他実施形態を示し、(イ)は傾斜
して取付けられた突起部の例を示す要部平面図であり、
(ロ)は上部に円弧状の面を有する突起部を取付けた例
を示す要部断面側面図であり、(ハ)は当接部材を有す
る突起部の例を示す突起部の垂直方向の端面図である。
【図8】他実施形態の粗破砕装置を示し、(イ)は、平
面図、(ロ)は、断面側面図。
【図9】図8の破砕ロータと固定刃の説明図であって、
(イ)は要部拡大平面図、(ロ)は、(イ)のC−C線
断面図。
【図10】他実施形態のサブカッタの斜視図。
【符号の説明】
3…装置フレーム、5b…側板体、6…補強フレーム、
10…開口投入部、12…破砕室、20…破砕ロータ、
20a…円筒体、22…刃物ホルダ、24…突起部、2
4a…突起部本体、24b…当接部材、26…案内板、
27…回転刃、28…サブカッタ、28a…凹所、29
…サブカッタホルダ、30…刃物クランプ装置、32…
調整装置、35…固定装置、38…固定刃、42…押圧
板、43…揺動シリンダ、48…案内板、53…スクリ
ーン、54…切欠窓、54a…第1切欠窓(第一排出
部)、54b…第2切欠窓(第二排出部)、56a…第
1シュート、56b…第2シュート、59…邪魔板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−313968(JP,A) 特開 昭50−70961(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B02C 18/00 - 25/00 B09B 1/00 - B02C 5/00 B07B 1/00 - 15/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 破砕対象物を投入するための開口投入部
    (10)が形成された経路(P)上に、外周面に複数の
    回転刃(27,…)を有して回転自在な破砕ロータ(2
    0)と、前記回転刃(27,…)に対向する固定刃(3
    8,…)とが設けられ、投入された破砕対象物を、回転
    刃(27,…)と固定刃(38,…)とにより粗破砕し
    て、経路(P)の後方に排出する構成にしてなる粗破砕
    装置において、破砕対象物に含まれる破砕困難な強固物
    をそのまま経路(P)の後方に排出可能とすべく、前記
    固定刃(38,…)の形状、及び、該固定刃(38,
    …)と破砕ロータ(20)との間隔が設定され、しか
    も、経路(P)の後方には、回転刃(27,…)の回転
    軌跡に沿って配置され、且つ、破砕ロータ(20)の回
    転方向にて目の大きさの異なるスクリーン(53)が設
    けられてなることを特徴とする粗破砕装置。
  2. 【請求項2】 前記破砕ロータ(20)側に経路(P)
    内の破砕対象物を押圧供給すべく、一部が揺動自在に支
    持され且つ断面視略くの字状に屈曲された押圧板(4
    2)と、該押圧板(42)の揺動操作を行なうシリンダ
    (43)とからなる押圧供給手段が設けられてなる請求
    項1記載の粗破砕装置。
  3. 【請求項3】 前記固定刃(38)を着座させるための
    取付座台(31)と、固定刃(38)を破砕ロータ(2
    0)の径方向に沿って位置変更させるための調整装置
    (32)と、固定刃(38)を取付座台(31)に固定
    するための固定装置(35)とからなる刃物クランプ装
    置(30)を介して、固定刃(38)が経路(P)上に
    固定されてなる請求項1又は2記載の粗破砕装置。
  4. 【請求項4】 前記破砕ロータ(20)を、30rpm
    以下の回転数で回転するよう制御してなる請求項1乃至
    3の何れかに記載の粗破砕装置。
  5. 【請求項5】 前記破砕ロータ(20)には、逆回転す
    ることにより、固定刃(38)につまった物を離脱させ
    る突起部(24)が設けられている請求項1乃至4の何
    れかに記載の粗破砕装置。
  6. 【請求項6】 前記スクリーン(53)は、破砕対象物
    に含まれる破砕困難な強固物を排出するための第一排出
    部(54a)と、固定刃(38)と回転刃(27,…)
    とにより粗破砕された破砕物を排出するための第二排出
    部(54b)とを有してなり、この第一排出部(54
    a)と第二排出部(54b)との間には、破砕困難な強
    固物が第二排出部(54b)側に移動することを防止す
    るための邪魔板(59)が設けられている請求項1乃至
    5の何れかに記載の粗破砕装置。
  7. 【請求項7】 前記破砕ロータ(20)には、巻きつい
    たひも状の長尺物を固定刃(38)とにより切断するた
    めのサブカッタ(28)が設けられている請求項1乃至
    6の何れかに記載の粗破砕装置。
  8. 【請求項8】 前記破砕ロータ(20)は、所定時間ご
    とに逆回転するように制御されている請求項1乃至7の
    何れかに記載の粗破砕装置。
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