JP3252934B2 - ボールチエン固定具 - Google Patents
ボールチエン固定具Info
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Description
トを繋索するためのボールチエン、また各種の物品に用
いられるボールチエンの長さ調節、またはボールチエン
を締付け固定するための止具であり、一般にコードスト
ッパーと称され、ボールチエンに装備されている固定具
に関するものである。
摺動可能に嵌挿し、本体および摺動体にそれぞれ紐挿入
用の挿入孔を設け、かつ摺動体の下面に弾性脚片を設け
て摺動体を上方へ付勢させ、また本体の下面には紐を掛
止する掛止部を設けた紐固定具(実開平4−93602
号公報、および図11参照)が知られている。
固定具(図11参照)は、普通の撚紐を固定する止具で
あって、本体と摺動体とに設置した紐挿入孔を合致させ
て、側面からこの挿入孔に紐を挿通し、紐の端部を掛止
部に掛止させる固定具であるため、紐の挿入操作は固定
具の側面のみで行うから不便であり、また紐の固定が不
確実で弛緩することがしばしばあることである。さらに
紐端部を掛止部に掛止する場合も的確に掛止させること
は困難であり、この固定具の最大の難点はボールチエン
に適用することができないことである。
ボールチエンに使用できる固定具を発明したものであ
り、このボールチエン固定具は、ボールチエンを固定具
の前面からもまた側面からも簡単に挿入させることがで
き、固定操作がきわめて簡便かつ円滑に行える、全く新
しい形態のボールチエン用の固定具を提供することが目
的である。
め、この発明のボールチエン固定具は、紐体17に一定
の間隔でボール18を定着させたボールチエン3と、有
底筒状の本体1の内壁面に圧接斜面4と係止部6とが備
えられ、その上側にボール18が挿入できる挿入孔7を
穿設し、この挿入孔7に連通して紐体17が挿入できる
挿入溝8を前面が開口する形で連設した本体1と、筒状
の本体1内を摺動する摺動体2の胴部9にボール18が
挿入できる挿入孔10を設け、この挿入孔10に連通し
て紐体17が挿入できる挿入溝11を前面が開口する形
で連設し、胴体9の下面に係止突部13を備えた弾性脚
片12を一対突設した摺動体2とから形成されたボール
チエン固定具を主な構成としている。
部9上面にそれぞれ空洞部22、19を設け、この空洞
部22、19にボールチエン3のボール18が掛止でき
る掛止部16を設け、この掛止部16にボールチエン3
の一端のボール18を掛止させ、ボールチエン3を装着
したボールチエン固定具であり、さらに紐体17に少な
くとも固定具の幅以上の間隔をおいて一連にボール18
を固着したボールチエン固定具でもある。
な構成であり、ボールチエン固定具によるボールチエン
3の調節および締付け固定操作は、本体1の上方に突出
している摺動体2を押圧し、本体1の前面に開口してい
る挿入溝8と摺動体2の前面に開口している挿入溝11
とをたがいに合致させ、この挿入溝8、11にボールチ
エン3の紐体17を挿入し、挿入孔7と挿入孔10にボ
ールチエン3を挿通すると、ボールチエン3の装備は完
了する。また本体1の前面に設けた挿入孔7と摺動体2
の挿入孔10、および挿入溝8と挿入溝11とを合致さ
せたところで、挿入孔7からはボールチエン3のボール
18を、また挿入溝8からは紐体17をそれぞれ挿入
し、内部に横設されている挿入孔7、10にボールチエ
ン3を挿通させればボールチエン3の装備は完了する。
節、固定操作は、摺動体2の突出部分を押圧し、本体1
の挿入孔7と摺動体2の挿入孔10とを合致させ、ボー
ルチエン3を移動して調節した後、押圧を解除すれば摺
動体2は圧接斜面4と弾性脚片12とによる弾力によっ
て上方に付勢され、本体1と摺動体2の挿入孔7、10
の変位によりボールチエン3を締付け固定する。
は摺動体2に設けた掛止部16にボール18を掛止する
ことによって、ボールチエン3の一端を輪奈状に繋止す
ることができる。
の実施例を数例あげ、図面を参照しながら具体的に説明
する。
は、本体1、摺動体2およびボールチエン3から構成さ
れ、本体1は有底円筒状の形態をなし、本体1の内壁下
方には内側に傾斜する圧接斜面4が対向状に設けられ、
この対設された圧接斜面4における上部に係止孔5およ
び係止のための突起形態からなる係止部6が設けられて
いる。係止部6の上側にはボールチエン3のボール18
が挿入でき、左右に挿通できる挿入孔7が穿設され、こ
の挿入孔7に連通しボールチエン3の紐体17が挿入で
きる挿入溝8が本体1の前面に設けられている。
は、胴部9にボールチエン3のボール18が挿通できる
挿入孔10が左右に貫設され、この挿入孔10に連通し
ボールチエン3の紐体17が挿入できる挿入溝11が摺
動体2の前面に開口するように設けられている。胴体9
の下面には弾性を備えた弾性脚部12が一対突設され、
弾性脚片12の先端には外側に突出す係止突部13が設
けられ、摺動体2を本体1に嵌挿した際、係止部6に掛
止できるように形成されている。また胴部9の上面には
箱型の空洞部19が設けられ、この空洞部19には前後
壁にボールチエン3のボール18が挿入できる透孔14
が設けられ、このうち一方の透孔14から空洞部19の
上面にかけてボールチエン3の紐体17が誘導できる溝
15が設けられ、ボールチエン3のボール18が掛止さ
れる掛止部16が設けられ、ボールチエン3の一端を図
4に示す状態で繋着され、他端にはなす環25などの止
具が装着されている。
繊維、ポリエステル系繊維などの撚糸から形成され、こ
の紐体17に一定の間隔、少なくとも固定具の幅以上離
してボール18を固着するのがよい。ボール18はポリ
アミド、ポリアセタール、ポリプロピレンなどの合成樹
脂を用い、一体成形で紐体17に成形する。なおボール
チエン3は合成樹脂製でなくとも、金属製であってもよ
い。
ミド、ポリアセタール、ポリプロピレンなどの合成樹脂
の一体成形によって形成され、これらの本体1、摺動体
2、ボールチエン3を組合せてボールチエン固定具を組
立てるには、まず円筒状の本体1の上面から、摺動体2
の弾性脚片12を挿入し、さらに摺動体2の空洞部13
を押圧することによって、弾性脚片12の先端に設けた
係止突部13が本体1の係止部6を乗り越えて進入する
ことにより、本体1と摺動体2との組合せが完了し、そ
れ以後本体1から摺動体2は抜脱させることができな
い。
側の内壁にはガイド溝が縦設され、また摺動体2の胴部
9の背後側外面にはガイド突部が設けられ、本体1と摺
動体2とが嵌合したとき、ガイド突部とガイド溝とが嵌
装し、摺動体2が本体1に対し自由に回動できないよう
に形成されている。
は、前記図1から図4に示した実施例と異なるところ
は、本体1に設置したボールチエン3のボール18を挿
通するための挿入孔7が大型形態であり、ボールチエン
3の紐体17を挿入する挿入溝8部分が短尺である構成
以外は全く同一構成である。
したもので、胴体9の上部に設けた掛止部16は、空洞
部19の前後壁にボールチエン3のボール18が挿入で
きる透孔20が設けられ、このうち一方の透孔20が空
洞部19の側壁にかけて、ボールチエン3の紐体17を
誘導できる溝21が横設されている以外は、図1に示し
た摺動体2と同一形態である。
体1の下面に掛止部16を設けた形態の固定具であり、
本体1の下面に箱型の空洞部22を設け、この空洞部2
2の前後壁にボールチエン3のボール18が挿入できる
透孔23を設け、この透孔23の一方から空洞部22の
側壁にかけてボールチエン3の紐体17を誘導できる溝
24が横設され、一方摺動体2の胴部9上面には掛止部
は備えられていない形態のボールチエン固定具である。
は、前記の各実施態様とは異なり、本体1におけるボー
ルチエン3のボール18が挿入できる挿入孔7は前面中
央にも設けられ、この挿入孔7の両面には本体1の側面
にかけてボールチエン3の紐体17が挿入できる挿入溝
8が連設され、挿入溝8の終端にはボール18が左右に
挿通できる挿入孔7が設けられている。そして摺動体2
にもボールチエン3のボール18が挿入できる挿入孔1
0が、胴部9の前面中央から中心にかけて穿設され、こ
の挿入孔10に連通してボールチエン3の紐体17が挿
入できる挿入溝11が、挿入孔10の両側面に連設さ
れ、終端は前記挿入孔10と直交し、ボールチエン3が
左右に挿通移動できる挿入孔10がT字状に連設されて
いる。
を挿通し装備させる場合は、ボール18からでも挿入で
きる形態のボールチエン固定具であり、ボール18の配
置間隔が狭いボールチエン3の装備に適した固定具であ
る。
説明したとおりの構成であり、この構成によって下記の
効果を奏する。
たボールチエン3と、本体1の壁面にボール18の挿入
孔7を設け、この挿入孔7に連通する紐体17の挿入溝
8を連設した本体1と、摺動体2の胴部9にボールの挿
入孔10を設け、この挿入孔10に連通する紐体17の
挿入溝11を連設した摺動体2とから形成されたボール
チエン固定具であるから、紐体17に定間隔で配したボ
ール18によって、紐体17がスリップすることがなく
確実に紐を固定できる、全く新しいストップ機構を備え
た止具である。しかもボールチエン3の調節および固定
のため、本体1と摺動体2とにボールチエン3独自の形
態の挿入孔7、10、挿入溝8、11を形成することに
よって、ボールチエン3を容易、かつ円滑に調節、固定
操作を行うことができる効果がある。
6とを備え、しかも摺動体2の下部には係止突部13を
備えた弾性脚片12を対設し、弾発性を付与させたこと
によって、摺動体2の押圧、解除操作がきわめて円滑に
行うことができ、かつ一旦本体1と摺動体2とを嵌合さ
せると絶対に摺動体2を抜脱させることができないの
で、使用上安全であり長期にわたって使用できる効果が
ある。
上面にボールチエン3の掛止部16を設けたことによっ
て、ボールチエン3を簡単にループ状に形成でき、かつ
長さ調節も簡易にできるから、ペットの繋索用紐として
使用して便利である。
合成樹脂の一体成形によって形成するので、固定具およ
びボールチエンを簡易に製作することができるなど、こ
の発明の効果はきわめて顕著である。
る。
正面図である。
る。
ある。
Claims (4)
- 【請求項1】 紐体17に定間隔でボールを定着させた
ボールチエン3と、有底筒状の本体1の内壁に弾性脚部
圧接用の圧接斜面4と斜面4の上部に係止突部係止用の
係止部6とを備え、本体1の上側にボール挿入用の挿入
孔7を穿設し、該挿入孔7に連通する紐体挿入用の挿入
溝8を前面が開口する形で連設した本体1と、本体1内
を摺動する摺動体2の胴部9にボール挿入用の挿入孔1
0を設け、該挿入孔に連通する紐体挿入用の挿入溝11
を前面が開口する形で連設し、先端に係止突部13を備
えた弾性脚部12を胴部9の下面に対設した摺動体2と
から形成されたことを特徴とするボールチエン固定具。 - 【請求項2】 摺動体2の胴部9の上面に空洞部19を
設け、該空洞部19の前後壁にボール挿入用の透孔14
を設け、一方の透孔14から空洞部19の上面にかけて
紐体ガイド用の溝15を設けてボール掛止用の掛止部1
6を形成してなる請求項1記載のボールチエン固定具。 - 【請求項3】 本体1の下部に空洞部22を設け、該空
洞部22の前後壁にボール挿入用の透孔23を設け、一
方の透孔23から空洞部22の側壁にかけて紐体ガイド
用の溝24を設けてボール掛止用の掛止部16を形成し
てなる請求項1記載のボールチエン固定具。 - 【請求項4】 長尺の紐体17に少なくとも固定具の幅
以上の間隔をおいて一連にボール18を固着してなる請
求項1記載のボールチエン固定具。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP32781993A JP3252934B2 (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | ボールチエン固定具 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JPH07177911A JPH07177911A (ja) | 1995-07-18 |
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Family
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP32781993A Expired - Fee Related JP3252934B2 (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | ボールチエン固定具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3252934B2 (ja) |
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GB9607279D0 (en) * | 1996-04-09 | 1996-06-12 | Aronsson Gary | Cord locks |
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JP7526453B2 (ja) * | 2019-10-07 | 2024-08-01 | 河淳株式会社 | 物干装置 |
-
1993
- 1993-12-24 JP JP32781993A patent/JP3252934B2/ja not_active Expired - Fee Related
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