JP3252166B2 - 排ガスの処理装置 - Google Patents

排ガスの処理装置

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dispersion plate
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康史 榊田
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Kawasaki Jukogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は、エンジン排ガスの
理装置に関する。
【0002】
【従来技術とその課題】 例えば、ディーゼルエンジン
の排ガス中に含まれる窒素酸化物(NOx)と煤塵を除
去するための脱硝,脱塵装置は知られている。この脱硝
装置とは、触媒充填層に排ガスを通し、触媒反応により
NOxを除去する装置である。この種の脱硝装置として
は、固定層反応器と重力場の流動層反応器などが知られ
ている。(例えば、特開昭52−131970公報参
照)
【0003】前者の固定層反応器には、エンジン排ガス
中に含まれている煤塵により反応器が目詰まりをおこ
し、処理能率が著しく阻害されること、触媒が劣化した
場合運転中に触媒の交換ができないなどの課題がある。
【0004】後者の重力場の流動層反応器には、エンジ
ンの負荷変化による排ガス量の変化に対応できないとい
う不都合があり、また、触媒の流動化可能なガス線速度
をうるには、分散板の面積を大きくしなければならない
ため、装置が大型化するという課題がある。
【0005】本発明の目的は、流動層反応器を遠心流動
層とすることにより、大きな流動化ガス線速度を得、排
ガス処理量を大きくし、装置全体の小型化が図れるとと
もに、触媒の自動供給、および、劣化触媒の自動排出を
行わせ、排ガスの脱硝反応などが高能率的に行える排ガ
スの処理装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】 上記目的は、エンジン
排ガスの被処理気体の導入外筒内に、円筒状の分散板を
有し、この分散板の中心軸線にそった排気管を一方端側
にもつ円筒形構造の流動層反応器を回転駆動可能に設
け、該流動層反応器の中心部に円筒状のフィルターを設
け、該フィルターと分散板間の空洞に触媒を入れ、上記
流動層反応器の他方端側に上記排気管と同一軸線の触媒
供給管を接続するとともに、この触媒供給管の反対側に
設けられ、かつ、仕切板によって排ガス導入側とは仕切
られた流動層反応器部位に触媒排出流路を設け、これに
流動層反応器に設けた触媒の排出口を連通させたことに
より達成される。
【0007】
【実施例】 次に、図面について本発明実施例の詳細を
説明する。図1は縦断正面図、図2は別実施例の縦断正
面図、図3は分散板をテーパー状とした実施例の縦断正
面図である。
【0008】図1の実施例についてその構成を説明する
と、1は円筒状の分散板2を有し、これの両側に端板
3,4を結合して形成せる円筒構造の流動層反応器であ
る。上記一方の端板3の中心部には軸筒5が固定してあ
り、この軸筒5の内側にはこの軸筒5の軸線と直交する
触媒6の供給流路5aが一体に形成されている。また、
上記他方の端板4の中心部には、上記軸筒5の中心軸線
と軸線が一致する排気管7の一端が固定されている。図
中8はフリーボードに設けられ、かつ、上記軸筒5,排
気管7と軸線を同じくした円筒構造のフィルターで、粉
化した触媒6やダストの排出を抑制するようにしたもの
である。
【0009】9は上記触媒6のホッパー(図示略)に連
設された触媒供給管で、この触媒供給管9の下部には水
平姿勢の触媒溜9aを一体に形成するとともに、この触
媒溜9aに軸受け10を介して上記軸筒5を回動可能に
軸支せしめる。また、上記触媒6の供給流路5aと離反
した端板4の一側に、触媒6の排出口11を設ける。こ
の排出口11は触媒流動層中に開口される。
【0010】12は、上記流動層反応器1より径大で、
かつ、該流動層反応器1全体と、上記排気管7の一部、
および、触媒溜9aの一部を被覆するように形成した排
ガスの導入外筒で、該導入外筒12の一側には、エンジ
ンの排気管(図示略)に直結される排ガス導入管13が
設けてある。
【0011】また、上記流動層反応器1を構成する一方
の端板4側の導入外筒12には、仕切板14によって排
ガス導入側とは仕切られた触媒排出流路15が形成され
ており、この触媒排出流路15に上記触媒6の排出口1
1が連通している。上記仕切板14と、上記触媒排出流
路15を構成する外側板12aとに、夫々軸受け16,
17を介して分散板2の一側縁部、排気管7の基部が回
動可能、即ち、上記流動層反応器1は導入外筒12に対
し3点で回動可能に支持される。
【0012】また、上記排ガスの導入外筒12や流動層
反応器1は、分解可能に構成し、フィルター8の交換,
清掃などのメンテナンスが行えるようにすることは当然
である。尚、流動層反応器1を回動駆動する手段とし
て、上記排気管7にプーリー(図示略)を設け、これに
駆動伝達機構や減速機構を介してエンジンの回転軸に接
続させ、エンジンの回転数に対応した回転が流動層反応
器1に与えられるようにする。
【0013】次に、上記実施例の作用を説明すると、エ
ンジンが始動されると、その回転駆動は減速機構や駆動
伝達機構を介して排気管7が駆動されるとともに、流動
層反応器1を回転する。この流動層反応器1内に収容せ
る触媒6は遠心力により分散板2の内面に張りつくよう
に流動せしめられ、一方、エンジンの始動と同時に排ガ
スは非ガス導入管13が導入外筒12内に導入され、エ
ンジンによるガス圧によって排ガスは分散板2を通って
内部に入り、触媒6を流動しながら排ガスは触媒と接触
反応し、例えば、脱硝反応が行われる。
【0014】脱硝反応により浄化された排ガスは、フィ
ルター8を通って排気管7より外部に放出される。ま
た、分散板2の孔径をダスト(未燃炭素)が詰らないよ
うに小径とするときは、特に図示してないが、分散板2
の外面に付着、または、付着しようとするダストをスク
レーパーによってかき落し、導入外筒12の下部に設け
たダスト回収部に捕集する。また、分散板2にダストの
通過を許す比較的大径の孔を形成した場合には、流動層
内で集塵し、集塵したダストは排ガスと反応し脱硝が可
能となる。
【0015】一方、触媒供給管9の触媒溜9aにある触
媒6は、遠心力の作用で軸筒5の供給流路5aを経て流
動層に供給される。また、反応により劣化し粉状化した
触媒6は、排出口11からとび出し、触媒排出流路15
を経て回収せしめられる。
【0016】図2に示す実施例は、図1に示した触媒の
供給流路5aに代え、軸筒5の口径より大径の円板18
をステー19にて対向的に配設したものである。このよ
うに構成することにより、遠心力の作用で流動層反応器
1内に流入する触媒6は、円周方向に均一に供給され
る。図1の実施例と同一構造部分には、同一の符号を付
すことによって構成の詳細な説明は省略する。また、一
部を除き作用も図1のものと略同様であるので、詳細な
作用説明は省略する。
【0017】図3に示す実施例は、図1に示した実施例
において、分散板2aをテーパー形状としたもので、排
出口11から劣化した粉状の触媒6が効率よく排出され
るようにしたものである。また、図1と同一構造部分に
は、同一の符号を付すことによって構成の詳細な説明は
省略する。更に、分散板2aの作用以外は図1の実施例
と作用が略同一であるので、詳細な作用説明は省略す
る。
【0018】触媒を選択することにより、脱塵は勿論の
こと、脱硝,脱硫,脱塩などの分解化学反応が可能で、
その利用分野は広い。
【0019】
【発明の効果】 上述のように本発明の構成によれば、
次のような効果が得られる。 (a)流動層反応器を排ガス雰囲気中に回転可能とした
ことにより、流動層を遠心流動層とすることができ、従
って、従来の重力場の流動層に比べて大きな流動化ガス
線速度が得られ、排ガス処理量を大きくしうることか
ら、装置全体の小型化が図れ自動車などへの搭載も可能
となり、排ガスによる公害問題も合理的に解消しうる。 (b)流動層反応前の駆動源として、エンジンの回転動
力を用いることにより、エンジンの回転数に応じた排ガ
ス量が効率よく処理できる。 (c)触媒の供給と、劣化して粉状化した触媒の排出交
換が自動的に行われ、排ガスの反応器における脱硝など
が高能率的に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明装置の縦断正面図である。
【図2】 別実施例の縦断正面図である。
【図3】 更に別実施例の縦断正面図である。
【符号の説明】
1 流動層反応器 2 分散板 2a 分散板 3 端板 4 端板 5 軸筒 5a 供給流路 6 触媒 7 排気管 9 触媒供給管 9a 触媒溜 11 排出口 12 排ガスの導入外筒 13 排ガス導入管 14 仕切板 15 触媒排出流路 18 円板

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン排ガスの被処理気体の導入外筒
    内に、円筒状の分散板を有し、この分散板の中心軸線に
    そった排気管を一方端側にもつ円筒形構造の流動層反応
    器を回転駆動可能に設け、該流動層反応器の中心部に円
    筒状のフィルターを設け、該フィルターと分散板間の空
    洞に触媒を入れ、上記流動層反応器の他方端側に上記排
    気管と同一軸線の触媒供給管を接続するとともに、この
    触媒供給管の反対側に設けられ、かつ、仕切板によって
    排ガス導入側とは仕切られた流動層反応器部位に触媒排
    出流路を設け、これに流動層反応器に設けた触媒の排出
    口を連通させたことを特徴とする排ガスの処理装置。
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