JP3251988B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3251988B2
JP3251988B2 JP30081992A JP30081992A JP3251988B2 JP 3251988 B2 JP3251988 B2 JP 3251988B2 JP 30081992 A JP30081992 A JP 30081992A JP 30081992 A JP30081992 A JP 30081992A JP 3251988 B2 JP3251988 B2 JP 3251988B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンタやファックス
等のデジタル画像処理を行う画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】原稿画像を画像読取部により読取って信
号処理を行うことによりデジタル信号に変換した後、そ
のデジタル信号を画像処理部に送り画像処理を行うこと
により原稿画像の複写を行う画像形成装置の一例につい
て説明する。画像形成装置は、図10にブロック化して
示すように、画像読取部1と、画像処理部としてのIP
U2(画像処理装置)と、図示しない書込処理部とに大
別される。この場合、画像読取部1は、CCD3と、ク
ランプ回路4と、S/H(サンプルホールド)回路5
と、AGC(Auto Gain Control)回路6と、A/D
変換回路7と、対数変換を行うLUT(Look Up Tab
le)8とに分類できる。
【0003】このような構成において、画像読取部1で
のデジタル画像処理は以下のような手順で行われる。ま
ず、CCD3から読み出される主走査方向に連続するア
ナログデータは、クランプ4により波形の基底レベルの
調整を行い、画素クロックに同期してS/H回路5によ
りデータのサンプルホールドを行う。次に、読取り露光
量やデータレベルに合わせてデータの増幅率を可変する
AGC処理を行う。そして、A/D変換回路7によりア
ナログデータを6bitのデジタルデータに変換する。
CCD3で読み取られる原稿反射濃度に対してリニアな
読取データは、視感度に合わせて効率良く階調を取り扱
うように、入出力6bit/dotのLUT8で対数変
換を行う。この場合、CCD3のアナログデータ出力
は、高速転送のためEVEN、ODDの2系統に分かれ
て出力し、アナログスイッチで構成されるスイッチング
ICでシリアルのアナログ信号に合成している。合成後
の一画素の画像転送速度は約10MHzで、これに同期
してA/D変換回路7で6ビット64階調又はそれ以上
のデジタル信号に変換する。
【0004】次に、上述した画像濃度を示す1画素毎の
デジタル信号は、IPU2に入力され画像処理加工され
る。このIPU2は複数のLSIで構成され、画像処理
加工の他に、以下に述べるようなシェーディング補正、
MTF補正、主走査方向変倍、γ補正、書込処理等を行
っている。まず、シェーディング補正について述べる。
蛍光灯の直線光源を用い、レンズによる集光のため、C
CD3の中央部で光量が最大となり、端部では低下して
しまい、また、CCD3には素子個々の感度バラツキが
ある。そこで、その両方を画素毎の基準白板読取データ
により、原稿読取データを補正するようにしたものであ
る。次に、MTF補正について述べる。レンズなどを用
いた光学系では、CCD3による読取出力は、レンズな
どの性能により周辺画素情報が影響してなまったように
して読み取られる。そこで、1つの画素データを求める
際に、その周辺画素レベルにより補正することにより、
再現性の高い画像を得ることができるようにしたもので
ある。次に、主走査方向変倍について述べる。画像読取
りと書込みの解像度は、同一の400DPIであるが、
読取画素周波数は約10MHz、書込画素周波数は約1
2MHzで異なるため、周波数変換を行い、また、25
%から400%の範囲で主走査方向の変倍を行うように
したものである。この場合、前者はラインメモリのリー
ド/ライトで実現し、後者は主走査方向の周辺画素デー
タによる演算で算出する。次に、γ補正について述べ
る。電子写真方式を用いたレーザプリンタの濃度再現性
(プリンタのγ特性)はリニアではなく、そのままのデ
ータでは原稿濃度が忠実に再現されない。そこで、変換
テーブルを用いてプリント特性に合わせた書込露光光量
に変換を行うようにしたものである。また、マニュアル
の濃度調整時もその値を変更することで実現できる。そ
して、IPU2は、マスキング、トリミング、ミラーリ
ング、白黒反転等の画像変換、原稿サイズ及び濃度検
出、マーカー検出等も行っている。
【0005】次に、上述したようなIPU2からの画像
データは書込処理部に送られる。この書込処理部では、
画像データは、LD(レーザダイオード)によって光エ
ネルギーに変換される。そして、プリンタ部での光書込
みは、そのLDからのレーザビームをポリゴンミラーで
偏向走査し、感光体上に露光して静電潜像を形成するこ
とにより行われる。この場合、LDの変調方式には、そ
の発光強度をオン、オフ2段階で制御する2値書込方式
と、発光強度を1ドット毎に変調するパワー変調方式
(多値書込み方式)とがある。パワー変調方式では、書
込のデータ量が多く必要で、例えば、電子写真方式のレ
ーザビーム書込みにおいては、書込1ドット毎に濃度が
表わされる。また、主に露光強度を変調するパワー変調
方式の他に、1ドット内の露光時間を変調するパルス幅
変調方式がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、画像
読取部1で読み取られた原稿画像は、IPU2で画像処
理され、書込処理部にて光書込みが行われるわけである
が、以下に述べるような各種の問題が発生する。複写機
における高画質化には、原稿の忠実な再現が重要な要素
となり、複写物を原稿として再度複写することも多い。
繰返し複写では、ジェネレーション画像に劣化が起こ
る。特に、文字画像においては、文字の太り、細りが発
生し、画像が劣化する。これは、複写プロセス上の特性
や限界、或いは機械精度等により起こり、主に解像性、
階調性を劣化変動させる。
【0007】特に、電子写真方式の作像システムにおい
ては、解像性、階調性に物理的な限界があり、さらに、
作像プロセス条件の変化等でその濃度再現性はバラツ
キ、経時変化が多く不安定である。このため、解像性、
階調性共に忠実に再現することは難しく、文字の階調性
を忠実に再現すると、文字やライン画像がかすれぎみに
なり、途切れ易くなる。
【0008】さらに、電子写真方式のデジタル複写機に
おいては、原稿の繰返し再現が難しく、一般に回数のジ
ェネレーションコピーによって許容範囲よりも画像劣化
する。基本的には、1回毎の複写で忠実に再現すればジ
ェネレーション画像は向上するが、画像複写においては
原稿情報を完全に保存することはできない。特に、文字
画像において、ジェネレーションは加濃度による文字の
太り、丸み、空間の埋まりとなって現れる。また、不足
濃度による文字の細りはかすれ、切れによって現れる。
文字の太りはその形状によって人為的な推測で判別され
易い。また、文字の細りは欠落となり、情報伝達に致命
的である。
【0009】そこで、このような問題点を解決するため
に、文字の細り、かすれ、切れは、その複写濃度を増や
したり、読取画像に図11に示すような係数マトリクス
によるフィルタ処理9を施して文字のエッジを強調する
ことにより低減することができる。しかし、この場合、
複写濃度を増やすことは、加濃度による文字の太り、丸
み、空間の埋まりとなってジェネレーション画像を劣化
させ、一方の、文字のエッジを強調することは、網点原
稿のモアレを強調し、写真画像を劣化させる。また、こ
れら両者とも濃度が増加し、原稿の階調性が失われるこ
とになる。さらに、原稿の文字部と写真部を分離して、
文字部は加濃度或いはMTF補正を行い、写真部は原稿
濃度に忠実な階調再現を行う方法があるが、完全な文字
写真分離を行うことは難しい。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、画像読取部により原稿画像を読取って信号処理を行
いデジタル化し、このデジタル化された信号を画像処理
部に送ることにより画像処理を行った後、書込み処理部
により2値書込みを行うことにより画像の形成を行う画
像形成装置において、前記デジタル化された画素のうち
の注目したある2値データの主走査方向又は副走査方向
に隣接する隣接2値データとの論理和をとることにより
該隣接2値データを注目画素データに加えて文字の細
り、かすれ又は切れを低減させる程度に注目画素データ
を膨張させる2値データ膨張手段を設けた。この場合、
読取った前記原稿画像の主走査方向及び副走査方向への
画像膨張に関して横、縦、縦横方向又は解除のいずれか
の選択を行うようにしても良い。
【0011】請求項2記載の発明では、画像読取部によ
り多階調で原稿画像を読取って信号処理を行いデジタル
化し、このデジタル化された信号を画像処理部に送るこ
とにより画像処理を行った後、書込み処理部により多階
調書込みを行うことにより画像の形成を行う画像形成装
置において、前記デジタル化された画素のうちの注目し
たある多階調データとこの多階調データの主走査方向又
は副走査方向に隣接する隣接多階調データとのうちの最
大濃度データをとり注目画素データの濃度データとする
多値データ膨張手段を設けた。この場合、読取った前記
原稿画像の主走査方向及び副走査方向への画像膨張に関
して横、縦、縦横方向又は解除のいずれかの選択を行う
ようにしても良い。
【0012】請求項3記載の発明では、画像読取部によ
り原稿画像を読取って信号処理を行いデジタル化し、こ
のデジタル化された信号を画像処理部に送ることにより
画像処理を行った後、書込み処理部により2値書込みを
行うことにより画像の形成を行う画像形成装置におい
て、文字の細り、かすれ又は切れを低減させる程度に
走査方向若しくは副走査方向に2値データを遅延させる
遅延手段を設け、この遅延手段により遅延された遅延2
値データと注目画素の2値データとの論理和をとり画像
データを得る2値データ膨張手段を設けた。
【0013】請求項4記載の発明では、画像読取部によ
り多階調で原稿画像を読取って信号処理を行いデジタル
化し、このデジタル化された信号を画像処理部に送るこ
とにより画像処理を行った後、書込み処理部により多階
調書込みを行うことにより画像の形成を行う画像形成装
置において、文字の細り、かすれ又は切れを低減させる
程度に主走査方向若しくは副走査方向に多階調データを
遅延させる遅延手段を設け、この遅延手段により遅延さ
れた遅延多階調データと注目画素の多階調データとのう
ちの最大濃度データをとり注目画素データの濃度データ
とする多値データ膨張手段を設けた。
【0014】請求項5記載の発明では、画像読取部によ
り原稿画像を読取って信号処理を行いデジタル化し、こ
のデジタル化された信号を画像処理部に送ることにより
画像処理を行った後、書込み処理部により書込みを行う
ことにより画像の形成を行う画像形成装置において、
字の細り、かすれ又は切れを低減させる程度に読取った
原稿画像のデータを主走査方向に遅延させ、この遅延さ
れた複数の遅延データの論理和又は複数の遅延データ中
の最大濃度で注目画素を置き換えることにより主走査方
向に膨張させ、この主走査方向に膨張された膨張データ
を副走査方向に遅延させ、この遅延された複数の遅延デ
ータの論理和又は複数の遅延データ中の最大濃度で注目
画素を置き換えることにより副走査方向に膨張させる画
像膨張手段を設けた。
【0015】
【作用】請求項1記載の発明においては、2値データ膨
張手段により2値データとこの2値データの主走査方向
又は副走査方向に隣接する2値データとの論理和をとり
注目画像の2値データとすることにより、画像が膨張す
るように加工でき、しかも、注目画素に隣接した特定画
素の方向性により膨張加工する方向や量を任意に変える
ことが可能となる。
【0016】請求項2記載の発明においては、多値デー
タ膨張手段により多階調データと隣接多階調データとの
うちの最大濃度データを注目画素の多値データとするこ
とにより、画像が膨張するように加工でき、しかも、注
目画素に隣接した特定画素の方向性により膨張加工する
方向や量を任意に変えることが可能となる。
【0017】請求項3記載の発明においては、遅延手段
により2値データを主走査方向に遅延させ、2値データ
膨張手段により遅延2値データと注目画素の2値データ
との論理和をとることにより、簡単な回路構成で主走査
方向に画像を膨張するように加工でき、また、遅延手段
により2値データを副走査方向に遅延させ、2値データ
膨張手段により遅延2値データと注目画素の2値データ
との論理和をとることにより、簡単な回路構成で副走査
方向に画像を膨張するように加工することが可能とな
る。
【0018】請求項4記載の発明においては、遅延手段
により多階調データを主走査方向に遅延させ、多値デー
タ膨張手段により遅延多階調データと注目画素の多階調
データとの論理和をとることにより、画像情報を欠落さ
せずに主走査方向に画像を膨張するように加工でき、ま
た、遅延手段により多階調データを副走査方向に遅延さ
せ、多値データ膨張手段により遅延多階調データと注目
画素の多階調データとの論理和をとることにより、画像
情報を欠落させずに副走査方向に画像を膨張するように
加工することが可能となる。
【0019】請求項5記載の発明においては、画像膨張
手段により、主走査方向或いは副走査方向のみならず、
主走査方向と副走査方向の膨張点を矩形上に結ぶ点にも
画像を膨張させることができ、これにより一段と均一で
自然な膨張加工を行うことが可能となる。
【0020】
【実施例】請求項1,3記載の発明の一実施例を図1及
び図2、図9に基づいて説明する。本実施例は、画像読
取部により原稿画像を読取って信号処理を行いデジタル
化し、このデジタル化された信号を画像処理部に送るこ
とにより画像処理を行った後、書込み処理部により2値
書込みを行うことにより画像の形成を行う画像形成装置
に関するものである。なお、画像読取部、画像処理部、
書込処理部については、前述した従来例(図10参照)
の中で説明したので、ここでの説明は省略する。
【0021】まず、本装置の操作表示部の構成を図9に
基づいて説明する。画像膨張選択部10は、画像膨張加
工を指示する画像太りキー11と、横,縦,縦横を表示
するLEDからなる表示器12,13,14とよりなっ
ている。また、画像膨張量指定部15は、画像の膨張幅
(太り幅)を指示する横幅設定キー16及び縦幅設定キ
ー17と、7セグメントLEDからなる幅表示器18,
19と、テンキー20とからなっている。
【0022】今、画像膨張加工を指示する画像太りキー
11の押下により、画像太り方向が横、縦、縦横両方、
解除と遷移し、表示器12,13,14がその入力モー
ドに応じて順次点灯する。この画像膨張加工モードが入
力されると、その膨張幅が幅表示器18,19にそれぞ
れドット単位で表示され、膨張指示されない方向の表示
は0又は無表示となる。膨張モード初期時にその膨張幅
は縦横共に1ドット分に設定されており、それを縦横独
立の横幅設定キー16、縦幅設定キー17で、太り幅の
入力方向を選択する。
【0023】膨張幅の設定手順は、例えば、横方向を設
定する場合は、横幅設定キー16を押下する。これによ
り横方向の膨張幅設定モードとなり、幅表示器18の数
値が点滅する。そこで、操作者は、幅表示器18の画面
を見ながらテンキー20の押下により横方向の膨張幅を
設定し、エンターキー21を押下することにより、幅表
示器18の数値が点滅から点灯に変わり、設定値が確定
する。
【0024】縦方向を設定する場合は、縦幅設定キー1
7を押下することにより、縦方向の膨張幅設定モードと
なり、幅表示器19の数値が点滅する。そこで、操作者
は、幅表示器19の画面を見ながらテンキー20の押下
により横方向の膨張幅を設定し、エンターキー21を押
下することにより、幅表示器19の数値が点滅から点灯
に変わり、設定値が確定する。
【0025】縦横膨張モードの場合、横幅設定キー1
6、又は、縦幅設定キー17を押下する。これにより、
膨張幅設定モードとなり、幅表示器18,19の双方の
数値が点滅する。そこで、操作者は、幅表示器18,1
9の画面を見ながらテンキー20の押下により横方向の
膨張幅を設定し、エンターキー21を押下することによ
り、幅表示器18,19共に同一の数値が点灯し、縦横
同一の設定値が確定する。これら縦横方向の膨張幅の設
定値をIPU制御板に送信し、これによりIPUではそ
のデータに基づき画像データの膨張処理を行う。
【0026】次に、本装置の発明の主要部について述べ
る。ここでは、デジタル化された画素のうち、注目した
ある2値データと、この2値データに隣接する隣接2値
データとの論理和をとって注目画素データとする2値デ
ータ膨張手段を設けたものである(請求項1記載)。ま
た、主走査方向若しくは副走査方向に2値データを遅延
させる遅延手段を設け、この遅延手段により遅延された
遅延2値データと、現2値データとの論理和をとって画
像を得る2値データ膨張手段を設けたものである(請求
項3記載)。
【0027】以下、遅延手段及び2値データ膨張手段を
備えた具体的な構成例として、2値化処理後の1bit
データより膨張処理した各ドット1bitの書込みデー
タを作成する2値書込みを例に挙げ、図1及び図2に基
づいて説明する。
【0028】図1は、2値データの画像データ膨張処理
回路の構成を示すものである。まず、主走査方向の画像
膨張は、画像膨張量に応じた遅延手段としての複数個の
ラッチ(D−F/F)22を用いて、主走査方向の複数
ドット分の読取データを遅延しサンプリングする。ここ
では、主走査方向の最大画像膨張量を16分の1mmス
テップで約1mmまで可能としており、15個の遅延素
子をもっている。また、この図1では、黒画素をHIG
Hレベルとしており、画像データの膨張には2値データ
膨張手段としてのOR回路23を用いる。すなわち、主
走査方向の隣接或いは前画素(主走査方向又は副走査方
向に隣接する隣接2値データ)との論理和より注目画素
データを決定し、黒画素が存在する場合は注目画素デー
タを黒画素とする。その膨張量は、前述した図9の操作
入力値に基づき、4bitの0(未処理)から15まで
設定された値を図示しないデコーダで変換してT1から
T15に入力し、AND回路24で各遅延データをマス
クする。この結果、画像膨張量の遅延画素の論理和が注
目画素のデータとなり、その間に黒画素がある場合は黒
画素に変換され、遅延データに黒画素がなくなるまで画
像が主走査方向に延長される。
【0029】また、副走査方向の画像膨張は、画像膨張
量に応じた遅延手段としての複数個のラインメモリ(F
IFO)25を用いて、副走査方向の複数ライン分の読
取データを遅延しサンプリングする。この場合も、副走
査方向の最大画素膨張量を16分の1mmステップで約
1mmまで可能としており、15の遅延素子をもってい
る。その膨張幅は前述した図9の操作入力値に基づき、
4bitの0(未処理)から15まで設定された値を図
示しないデコーダで変換して、Y1からY15に入力
し、AND回路24で各遅延データをマスクする。これ
により、画像が副走査方向に延長される。
【0030】さらに、主走査方向或いは副走査方向のデ
ータを遅延し、所定範囲内のサンプリング画素(遅延2
値データ)と注目画素(注目画素の2値データ)との論
理和をとることにより、主走査方向或いは副走査方向に
画像を独立に膨張させられるが、その結果をさらに論理
和するか、同一の論理和回路を用いることにより、双方
向共に膨張される。また、独立の設定幅に応じて縦横方
向に2値画像が膨張された1bitデータとして得られ
る。
【0031】次に、図2は、黒画素をLOWレベルとし
た場合の2値データの画像データ膨張処理回路の構成例
を示すものである。ここでは、画像データの膨張には、
2値データ膨張手段としてのAND回路(論理積)26
を用いる。これにより、主走査方向、副走査方向の隣接
或いは前画素により注目画素データを決定し、サンプリ
ング領域内に黒画素が存在する場合は、注目画素データ
を黒画素とする。その膨張量は前述した図9の操作入力
値に基づき、4bitの0(未処理)から15まで設定
された値を図示しないデコーダで変換して、T1からT
15、Y1からY15に反転入力し、OR回路27で各
遅延データをマスクする。この結果、画像膨張量の遅延
画素の論理和が注目画素のデータとなり、その間に黒画
素がある場合は黒画素に変換され、遅延データにくろ画
素がなくなるまで画像が指定方向に延長される。
【0032】次に、請求項5記載の発明を2値書込みに
応用した実施例を図3に基づいて説明する。ここでは、
読取った原稿画像のデータを主走査方向に遅延させ、こ
の遅延された複数の遅延データより主走査方向に膨張さ
せ、この主走査方向に膨張された膨張データを副走査方
向に遅延させ、この遅延された複数の遅延データより副
走査方向に膨張させる画像膨張手段を設けたものであ
る。
【0033】以下、画像膨張手段の具体的な構成例とし
て、主走査方向及び副走査方向のみならず、斜め方向に
画像を膨張させることが可能な2値データ用の画像デー
タ膨張処理回路を例に挙げ、図3に基づいて述べる。前
述した図1、図2の画像データ膨張処理回路では、主走
査方向、副走査方向の一方向への膨張は、T1からT1
5、Y1からY15の設定を片方0又はFHに(マス
ク)することにより可能である。しかし、双方向へ膨張
した場合は、孤立ドットはその点から主走査方向、副走
査方向のみへ設定量だけ延びるため、「L」字型の画像
になる。このような場合の膨張は主走査方向、副走査方
向のみならず、斜め方向、すなわち、主走査方向と副走
査方向の膨張点を矩形上に結ぶ点まで塗りつぶすことが
望ましい。
【0034】そこで、このような理由から図3に示すよ
うな、画像膨張手段としての画像データ膨張処理回路を
設けたものである。本回路は、論理和回路であり、主走
査方向の膨張処理を行った結果を、副走査方向に遅延し
てOR回路28により論理和をとる。これにより、主走
査方向の膨張データは副走査方向にさらに膨張して矩形
状になる。
【0035】なお、このような処理順序を逆に行っても
同様の結果が得られる。すなわち、画像膨張手段の変形
例として、読取った原稿画像のデータを副走査方向に遅
延させ、この遅延された複数の遅延データを副走査方向
に膨張させ、この副走査方向に膨張された膨張データを
主走査方向に遅延させ、この遅延された複数の遅延デー
タを主走査方向に膨張させるようにしてもよい。また、
本回路では、より適した膨張処理が可能であり、前述し
た片方向への膨張も可能である。
【0036】次に、請求項2,4記載の発明の一実施例
を図4〜図7に基づいて説明する。ここでは、デジタル
化された画素のうち、注目したある多階調データと、こ
の多階調データに隣接する隣接多階調データとのうちの
最大濃度データをとり、注目画素データとする多値デー
タ膨張手段を設けたものである(請求項2記載)。ま
た、主走査方向若しくは副走査方向に多階調データを遅
延させる遅延手段を設け、この遅延手段により遅延され
た遅延多階調データと注目画素の多階調データとのうち
の最大濃度データをとり画素データの濃度データを得る
多値データ膨張手段を設けたものである(請求項4記
載)。
【0037】以下、遅延手段と多値データ膨張手段とを
備えた具体的な構成例として、各ドット6bitの読取
データより同じく各ドット6bitの書込みデータを作
成する多値書込みを例に挙げ、図4〜図7に基づいて述
べる。
【0038】図4は、多値データの画像データ膨張処理
回路の構成を示すものである。今、図5に示すようなド
ット位置関係より、注目画素Dm,n、 主走査方向の膨張
幅X、副走査方向の膨張幅Yとした時、Dm-x,n-y と注
目画素Dm,n で囲まれる矩形領域内のデータの最大濃度
値を、注目画素Dm,n の出力濃度データとする。まず、
主走査方向の画像膨張は、画像膨張量に応じた数ビット
構成の遅延手段としての複数個のラッチ(D−F/F)
22を用いて、主走査方向の複数ドット分の読取データ
を画像データクロックに同期させて遅延させることによ
り行う。ここでは、主走査方向の最大画像膨張量を16
分の1mmステップで約1mmまで可能としており、1
5個の遅延素子をもっている。この図4では、データの
大きい方を黒画素としており、画像データの膨張には多
値データ膨張手段としての最大検知回路(MAX−SE
L)29a〜29cを用い、主走査方向の隣接或いは前
画素により注目画素データを決定し、指定された画素の
最大濃度画素データを注目画素データの濃度データとす
る。
【0039】また、副走査方向の画像膨張は、画像膨張
量に応じた数ビット構成の遅延手段としての複数個のラ
インメモリ(FIFO)25を用いて、副走査方向の複
数ライン分の読取データをデータライン周期に周期させ
て遅延させる。この場合も副走査方向の最大画像膨張量
を16分の1mmステップで約1mmまで可能としてお
り、15個の遅延画素をもっている。その膨張幅は前述
した図1の操作入力値に基づき、4bitの0(未処
理)から15まで設定された値を最大検知回路29a〜
29cに入力し、各遅延データをマスクする。なお、こ
の図4の回路では、データの大きい方を黒画素としてお
り、画像データの膨張には最大検知回路29a〜29c
を用いたが、濃度の高い方のデータが小さいシステムに
おける適応例では、図示しない最小検知回路を用いて注
目画素をその最小値から決定するようにしてもよい。
【0040】図6、図7は、図4の最大検知回路29a
〜29cにおける多値データの比較回路の例を示すもの
である。この場合、図6の破線枠内の回路30を最大検
知回路29a,29bでは15個の回路、最大検知回路
29cでは1個の回路で構成している。また、画像デー
タの比較には、6bitのD−COMP(デジタルコン
パレータ)31を用い、その比較結果によりSELEC
TOR(選択回路)32を用い、濃度データの高いデー
タを選ぶ。さらに、入力データは、図6に示す遅延デー
タA〜Pを用い、画像膨張量信号によりSW1からSW
16を制御して、入力データをマスクする。
【0041】図6の回路においては、複数個のD−CO
MP31を直列に接続し、比較結果データと次のデータ
を比較し、順次それを繰り返すようにしている。これ
を、AとB、CとDを比較し、その結果同志を比較する
構成にして並列処理すれば、その処理時間は遅延サンプ
リングデータ数をNとして、Nの2乗分の1に短縮され
る。また、図7の回路においては、D−COMP31の
片方の入力Aに遅延データ、もう片方の入力Bに比較結
果から得られた濃度の高い方のデータをフィードバック
して再入力し、膨張量により指定する回数だけ繰り返す
ことにより、一組の最大検知回路29a〜29cを構成
することができる。
【0042】次に、請求項5記載の発明を多値書込みに
応用した実施例を図8に基づいて説明する。ここでは、
読取った原稿画像のデータを主走査方向に遅延させ、こ
の遅延された複数の遅延データを主走査方向に膨張さ
せ、この主走査方向に膨張された膨張データを副走査方
向に遅延させ、この遅延された複数の遅延データを副走
査方向に膨張させる画像膨張手段を設けたものである。
【0043】以下、画像膨張手段の具体的な構成例とし
て、主走査方向及び副走査方向のみならず、斜め方向に
画像を膨張させることが可能な多値データ用の画像デー
タ膨張処理回路を例に挙げ、図8に基づいて述べる。図
4の画像データ膨張処理回路では、主走査方向と副走査
方向へ画像膨張させた場合、図3で述べた場合と同様に
斜め方向の膨張が行われない。そこで、このような問題
を解決するために図8のような画像データ膨張処理回路
を設けたものである。本回路では、主走査方向の膨張処
理を行った結果を、副走査方向に膨張処理する。従っ
て、主走査方向と副走査方向の膨張点を矩形上に結ぶ点
まで、指定領域画素の最大濃度データで塗りつぶす。
【0044】なお、処理順序を逆にして、副走査方向の
膨張処理を先に行った後のデータに対して主走査方向に
膨張処理した場合も同様にして行うことができる。すな
わち、読取った原稿画像のデータを副走査方向に遅延さ
せ、この遅延された複数の遅延データを副走査方向に膨
張させ、この副走査方向に膨張された膨張データを主走
査方向に遅延させ、この遅延された複数の遅延データを
主走査方向に膨張させるようにしてもよい。
【0045】上述したように、画像データ膨張処理回路
を設けたことにより、主走査方向、副走査方向の一方向
に画像を膨張させ、明朝体のように横線の細い文字に対
して文字や画像エッジ部の濃度を増やすことなく、複写
における細りやかすれ、さらには切れを低減させること
ができる。また、主走査、副走査の両方向に画像を膨張
させることにより、複写における細りやかすれ、さらに
は切れを低減させ、セットした原稿の方向性によらず、
情報欠落を防ぎ、判読可能な複写を行うことができる。
さらに、一般に電子写真装置では、回転するドラム上に
帯電、露光、現像、転写を行うため、主走査方向のライ
ン(横線)再現性が副走査方向のライン再現性に比べて
悪くかすれがちになるのを補正することができる。
【0046】また、主走査方向、副走査方向への画像膨
張の選択を行う画像膨張選択部10を設けたことによ
り、明朝体のように横線の細い文字や縦横のライン太さ
が片寄って複写されている原稿に対して、原稿のセット
方向によらず補正し画像情報を保持することができるよ
うになり、また、転写紙の縦横送り方向の制限に対して
も対応させることができる。
【0047】さらに、画像膨張量の指定を行う画像膨張
量指定部15を設けたことにより、複写原稿の文字の細
り度合いに応じて膨張量を指定して補正することがで
き、しかも、画像情報も判別可能なように保持でき、複
写のジェネレーションを向上させることができる。
【0048】なお、これまで述べてきた具体例において
は、主走査方向或いは副走査方向のデータを遅延させて
サンプリングし、その最大濃度データを注目画素データ
とすることによって、主走査或いは副走査方向の画像膨
張量の指定を独立して行うことができ、また、双方向共
の膨張も可能となる。さらに、これにより何れの膨張加
工も階調ムラが少なく、自然で適した多値データを得る
ことができる。
【0049】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、画像読取部によ
り原稿画像を読取って信号処理を行いデジタル化し、こ
のデジタル化された信号を画像処理部に送ることにより
画像処理を行った後、書込み処理部により2値書込みを
行うことにより画像の形成を行う画像形成装置におい
て、前記デジタル化された画素のうちの注目したある2
値データの主走査方向又は副走査方向とこの2値データ
に隣接する隣接2値データとの論理和をとることにより
該隣接2値データを注目画素データに加えて文字の細
り、かすれ又は切れを低減させる程度に注目画素データ
を膨張させる2値データ膨張手段を設けたので、画像が
膨張するように加工することができ、しかも、注目画素
に隣接した特定画素の方向性により膨張加工する方向や
量を任意に変えることができるものである。
【0050】請求項2記載の発明は、画像読取部により
多階調で原稿画像を読取って信号処理を行いデジタル化
し、このデジタル化された信号を画像処理部に送ること
により画像処理を行った後、書込み処理部により多階調
書込みを行うことにより画像の形成を行う画像形成装置
において、前記デジタル化された画素のうちの注目した
ある多階調データとこの多階調データの主走査方向又は
副走査方向に隣接する隣接多階調データとのうちの最大
濃度データをとり注目画素データの濃度データとする多
値データ膨張手段を設けたので、画像が膨張するように
加工することができ、しかも、注目画素に隣接した特定
画素の方向性により膨張加工する方向や量を任意に変え
ることができるものである。
【0051】請求項3記載の発明は、画像読取部により
原稿画像を読取って信号処理を行いデジタル化し、この
デジタル化された信号を画像処理部に送ることにより画
像処理を行った後、書込み処理部により2値書込みを行
うことにより画像の形成を行う画像形成装置において、
文字の細り、かすれ又は切れを低減させる程度に主走査
方向若しくは副走査方向に2値データを遅延させる遅延
手段を設け、この遅延手段により遅延された遅延2値デ
ータと注目画素の2値データとの論理和をとり画像デー
タを得る2値データ膨張手段を設けたので、簡単な回路
構成で、しかも、主走査方向や副走査方向に画像を膨張
するように加工することができるものである。
【0052】請求項4記載の発明は、画像読取部により
多階調で原稿画像を読取って信号処理を行いデジタル化
し、このデジタル化された信号を画像処理部に送ること
により画像処理を行った後、書込み処理部により多階調
書込みを行うことにより画像の形成を行う画像形成装置
において、文字の細り、かすれ又は切れを低減させる程
度に主走査方向若しくは副走査方向に多階調データを遅
延させる遅延手段を設け、この遅延手段により遅延され
た遅延多階調データと注目画素の多階調データとのうち
の最大濃度データをとり注目画素データの濃度データと
する多値データ膨張手段を設けたので、画像情報を欠落
させずに主走査方向や副走査方向に画像を膨張するよう
に加工することができるものである。
【0053】請求項5記載の発明は、画像読取部により
原稿画像を読取って信号処理を行いデジタル化し、この
デジタル化された信号を画像処理部に送ることにより画
像処理を行った後、書込み処理部により書込みを行うこ
とにより画像の形成を行う画像形成装置において、文字
の細り、かすれ又は切れを低減させる程度に読取った原
稿画像のデータを主走査方向に遅延させ、この遅延され
た複数の遅延データの論理和又は複数の遅延データ中の
最大濃度で注目画素を置き換えることにより主走査方向
に膨張させ、この主走査方向に膨張された膨張データを
副走査方向に遅延させ、この遅延された複数の遅延デー
の論理和又は複数の遅延データ中の最大濃度で注目画
素を置き換えることにより副走査方向に膨張させる画像
膨張手段を設けたので、主走査方向や副走査方向のみな
らず、主走査方向と副走査方向の膨張点を矩形上に結ぶ
にも画像を膨張させることができ、これにより一段と
均一で自然な膨張加工を行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1,3記載の発明の一実施例である2値
データの画像データ膨張処理回路の構成を示すブロック
図である。
【図2】2値データの画像データ膨張処理回路の他の構
成例を示すブロック図である。
【図3】請求項5記載の発明の一実施例である2値デー
タの画像データ膨張処理回路の構成例を示すブロック図
である。
【図4】請求項2,4記載の発明の一実施例である多値
データの画像データ膨張処理回路の構成を示すブロック
図である。
【図5】ドット位置関係を示す模式図である。
【図6】多値データの比較回路の構成例を示すブロック
図である。
【図7】多値データの比較回路の他の構成例を示すブロ
ック図である。
【図8】請求項5記載の発明の一実施例である多値デー
タの画像データ膨張処理回路の構成例を示すブロック図
である。
【図9】本発明の画像形成装置の操作表示部の様子を示
す模式図である。
【図10】デジタルPPCにおける読取スキャナのデー
タ処理の様子を示すブロック図である。
【図11】2次微分フィルタの構成を示す模式図であ
る。
【符号の説明】
1 画像読取部 2 画像処理部 22 遅延手段 23 2値データ膨張手段 25 遅延手段 26 2値データ膨張手段 29a〜29c 多値データ膨張手段

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像読取部により原稿画像を読取って信
    号処理を行いデジタル化し、このデジタル化された信号
    を画像処理部に送ることにより画像処理を行った後、書
    込み処理部により2値書込みを行うことにより画像の形
    成を行う画像形成装置において、前記デジタル化された
    画素のうちの注目したある2値データとこの2値データ
    の主走査方向又は副走査方向に隣接する隣接2値データ
    との論理和をとることにより該隣接2値データを注目画
    素データに加えて文字の細り、かすれ又は切れを低減さ
    せる程度に注目画素データを膨張させる2値データ膨張
    手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 画像読取部により多階調で原稿画像を読
    取って信号処理を行いデジタル化し、このデジタル化さ
    れた信号を画像処理部に送ることにより画像処理を行っ
    た後、書込み処理部により多階調書込みを行うことによ
    り画像の形成を行う画像形成装置において、前記デジタ
    ル化された画素のうちの注目したある多階調データとこ
    の多階調データの主走査方向又は副走査方向に隣接する
    隣接多階調データとのうちの最大濃度データをとり注目
    画素データの濃度データとする多値データ膨張手段を設
    けたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 画像読取部により原稿画像を読取って信
    号処理を行いデジタル化し、このデジタル化された信号
    を画像処理部に送ることにより画像処理を行った後、書
    込み処理部により2値書込みを行うことにより画像の形
    成を行う画像形成装置において、文字の細り、かすれ又
    は切れを低減させる程度に主走査方向若しくは副走査方
    向に2値データを遅延させる遅延手段を設け、この遅延
    手段により遅延された遅延2値データと注目画素の2値
    データとの論理和をとり画像データを得る2値データ膨
    張手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 画像読取部により多階調で原稿画像を読
    取って信号処理を行いデジタル化し、このデジタル化さ
    れた信号を画像処理部に送ることにより画像処理を行っ
    た後、書込み処理部により多階調書込みを行うことによ
    り画像の形成を行う画像形成装置において、文字の細
    り、かすれ又は切れを低減させる程度に主走査方向若し
    くは副走査方向に多階調データを遅延させる遅延手段を
    設け、この遅延手段により遅延された遅延多階調データ
    注目画素の多階調データとのうちの最大濃度データを
    とり注目画素データの濃度データとする多値データ膨張
    手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 画像読取部により原稿画像を読取って信
    号処理を行いデジタル化し、このデジタル化された信号
    を画像処理部に送ることにより画像処理を行った後、書
    込み処理部により書込みを行うことにより画像の形成を
    行う画像形成装置において、文字の細り、かすれ又は切
    れを低減させる程度に読取った原稿画像のデータを主走
    査方向に遅延させ、この遅延された複数の遅延データ
    論理和又は複数の遅延データ中の最大濃度で注目画素を
    置き換えることにより主走査方向に膨張させ、この主走
    査方向に膨張された膨張データを副走査方向に遅延さ
    せ、この遅延された複数の遅延データの論理和又は複数
    の遅延データ中の最大濃度で注目画素を置き換えること
    より副走査方向に膨張させる画像膨張手段を設けたこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 読取った前記原稿画像の主走査方向及び
    副走査方向への画像膨張に関して横、縦、縦横方向又は
    解除のいずれかの選択を行うようにしたことを特徴とす
    る請求項1又は2記載の画像形成装置。
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