JP3251647B2 - 吸水性樹脂およびその製造方法 - Google Patents

吸水性樹脂およびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吸水性樹脂およびその
製造方法に関するものである。更に詳しくは、多量の塩
類や有機溶剤を含んだ水性液に対しても高吸水倍率を示
し、かつ、使用後廃棄する際の分解性にも優れた吸水性
樹脂、およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、合成高分子の1種として、大量の
水を吸ってゲル化する吸水性樹脂が開発され、紙おむ
つ、生理用ナプキン等の衛材分野、農林業分野、土木分
野等に幅広く利用されている。
【0003】この様な吸水性樹脂として例えば、ポリア
クリル酸部分中和物架橋体、澱粉−アクリロニトリルグ
ラフト重合体の加水分解物、澱粉−アクリル酸グラフト
重合体の中和物、酢酸ビニル−アクリル酸エステル共重
合体の鹸化物、アクリロニトリル共重合体もしくはアク
リルアミド共重合体の加水分解物、カチオン性モノマー
の架橋体、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンス
ルホン酸とアクリル酸との共重合架橋体、2−スルホエ
チルメタクリレートの架橋体など多くが知られ、特に、
原料の入手のし易すさやその優れた吸水特性から、単量
体の主成分としてアクリル酸を用いたアクリル酸系吸水
性樹脂が主流となっている。
【0004】一般に、これら吸水性樹脂は自重の数百倍
以上の純水を吸水することができるが、その吸水倍率は
被吸収液中に存在する金属塩や有機溶剤の影響を強く受
け、金属塩を多く含む尿や土中水、有機溶剤を多く含む
蓄冷剤水溶液や産業・医療廃水では大幅に吸水倍率が低
下するという欠点が見られ、特に、高濃度の有機溶剤水
溶液では殆ど吸水倍率を示さないことすらあった。
【0005】そこで、多量の塩類や有機溶剤を含んだ水
性液に対しても高吸水倍率を示す吸水性樹脂として、例
えば、アクリルアミドやエチレンオキシドなどのノニオ
ン性単量体を用いる方法(特開昭56−22378
号)、スルホン酸などの強酸性単量体を用いる方法(特
開昭56−161412号、特開昭62−144748
号)、4級アンモニウム塩などのカチオン性単量体を用
いる方法(特開昭64−15130号,特開平2−11
9934号,特開平2−242809号)などが報告さ
れている。
【0006】しかし、ノニオン性の吸水性樹脂は吸水速
度が遅く、飽和吸水倍率に達するのに数時間〜数10時
間を必要とする。また、強酸性単量体やカチオン性単量
体から得られた吸水性樹脂は、その単量体自身が極めて
高価なために、衛材などの使い捨て分野では不適な上、
単量体の重合性も悪いため、その安全性や生産性におい
ても問題があるものであった。
【0007】上記した吸水倍率の問題に加え、使用後の
吸水性樹脂の分解性に関しても近年多くの注目が置かれ
ている。
【0008】近年、環境問題の一つとして、廃棄後の合
成高分子の環境への影響やその分解性が注目されている
が、吸水性樹脂はその大部分が使い捨て分野で用いら
れ、毎年相当量が廃棄されているにも拘らず、これら吸
水性樹脂の分解性は一般に低く、廃棄後も長時間環境に
留まっているのが現実である。吸水性樹脂の分解方法と
しては、紫外線の照射(特開平1−231983号)や
酸化剤の添加(特開平1−284507号)などが知ら
れているが、これらの方法では、複雑な工程を必要と
し、且つその分解率も低いのが現状であった。そこで、
廃棄後は自然に分解する生分解性吸水性樹脂(特開平2
−291292号など)も提案されているが、その生分
解率は低いのみならず、現在使用されている吸水性樹脂
に比べ、高価で且つ諸物性も劣るものであった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記現状に鑑
みなされたものであり、従って本発明の目的は、多量の
塩類や有機溶剤を含んだ水性液に対しても、高吸水倍率
を示す吸水性樹脂を提供することにある。
【0010】本発明の他の目的は、使用後廃棄時などに
容易に分解させることのできる吸水性樹脂を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段および作用】本発明者ら
は、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、特定の構
造の官能基を有する吸水性樹脂が、多量の塩類や有機溶
剤を含んだ水性液に対しても高吸水倍率を示し、かつ、
使用後加熱により低分子化合物に容易に分解することを
見い出し、本発明を完成するに至った。
【0012】即ち、本発明は第1の発明として「一般式
(1)
【0013】
【化3】
【0014】で示される酸基含有単量体を30〜100
重量%の割合で含む親水性不飽和単量体を水溶液重合法
または逆相懸濁重合法により重合し、かつ、重合と同時
または重合後に架橋することを特徴とする吸水性樹脂の
製造方法。」および第2の発明として「一般式(2)
【0015】
【化4】
【0016】で示される構造単位に由来する成分の総量
が30〜100重量%の割合であり、かつ、平均粒子径
が10〜2000μmである、架橋した吸水性樹脂。」
に関するものである 上記第1の発明および第2の発明
によれば、塩分濃度の高い水溶液や有機溶剤濃度の高い
水溶液に対する優れた吸水能と使用後の廃棄時の加熱に
よる優れた分解能とを発揮する、吸水性樹脂を提供する
ことができる。 下、本発明を更に詳しく説明する。
【0017】本発明で必須に用いられる一般式(1)で
示される酸基含有単量体(以下、単にアクリル酸オリゴ
マー(塩)と言う。)は、アクリル酸オリゴマー又はア
クリル酸オリゴマー塩であってよく、例えば、n=1の
β−アクリロイルオキシプロピオン酸(塩)、およびn
が2以上の多量体であるオリゴマー酸(塩)からなる混
合物または単品である。
【0018】本発明において用いるアクリル酸オリゴマ
ー(塩)の使用量は重合に供される親水性不飽和単量体
の全量中30〜100重量%、好ましくは40〜100
重量%、より好ましくは50〜100重量%、更に好ま
しくは70〜100重量%である。アクリル酸オリゴマ
ー(塩)の使用量が30重量%未満では、高塩濃度水溶
液への吸水能や加熱による分解性が低く不十分であり、
又有機溶剤水溶液に対する吸収などで何等改善効果を示
さない。
【0019】なお、近年、アクリル酸系吸水性樹脂を製
造する際の重合時の相分離を防止するために、第2単量
体を5〜20重量%程度の少量共存させる技術(特開平
1−165610号)が提案され、その際の第2単量体
の1種として、β−アクリロイルオキシプロピオン酸が
例示されている。しかし、かかる少量のβ−アクリロイ
ルオキシプロピオン酸の使用では、何等本発明の目的と
する効果は達成し得ない。
【0020】本発明に必須に用いられるアクリル酸オリ
ゴマー(塩)は、上記した如く一般式(1)で表わされ
るが、式中のnの数としては通常nが1〜10程度、好
ましくは1〜5の混合物または純品が用いられるが、水
や尿の吸水を主目的とする場合、nが1のものの割合が
50〜100モル%のアクリル酸オリゴマー(塩)を用
いることがより好ましい。その際にアクリル酸オリゴマ
ー(塩)中にnが0の酸、即ち、アクリル酸が少量含ま
れていてもよいが、その許容含有量は目的に応じて適宜
用いられる共重合成分としてのアクリル酸の使用量に応
じて決められるべきであり、例えば共重合成分としてア
クリル酸を70重量%用いる場合はアクリル酸オリゴマ
−(塩)中に、総量に対して70重量%以下のアクリル
酸が含まれていて良い。勿論、その含有量が共重合成分
としての使用量に達しない場合は、不足するアクリル酸
を追加すれば良い。
【0021】アクリル酸オリゴマーの合成は公知の手段
によって行われ、例えば、(I)アクリル酸自身のマイ
ケル付加反応、(II)アクリル酸またはアクリル酸クロ
ライドと3−ヒドロキシプロピオン酸とのエステル化反
応、(III) アクリル酸によるβ−プロピオラクトンの開
環反応などによって合成されるが、これらの内、(I)
の合成法が好ましい。また、アクリル酸オリゴマーの入
手法として、アクリル酸製造の際の副生物アクリル酸オ
リゴマーを分離精製するという方法を用いると、大量に
且つ極めて安価な製造も可能である。
【0022】本発明で用いられるアクリル酸オリゴマー
(塩)は安価な原料である上に、吸水性樹脂の単量体に
多く用いられるアクリル酸に比べ、高沸点で揮発しにく
く、しかも、重合性や安全性に優れている。更に、アク
リル酸オリゴマー(塩)はアクリル酸(塩)と類似の構
造を有するために、現在、主流であるアクリル酸(塩)
系吸水性樹脂の製造設備や製造工程をそのまま用いて、
本発明の吸水性樹脂の製造をも行なうことができる。
【0023】本発明では親水性不飽和単量体として、上
記したアクリル酸オリゴマー(塩)を必須成分として用
いるものであるが、目的に応じて該アクリル酸オリゴマ
−(塩)以外の親水性単量体および/または疎水性単量
体を第2の単量体として併用してもよい。
【0024】本発明において併用される第2の単量体と
しては、前記アクリル酸オリゴマ−(塩)と共重合し得
るものであれば特に制限はなく、親水性単量体として例
えば、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マ
レイン酸、フマール酸、クロトン酸、イタコン酸、ビニ
ルスルホン酸、スチレンスルホン酸、2−(メタ)アク
リルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、2−(メ
タ)アクリロイルエタンスルホン酸、2−(メタ)アク
リロイルプロパンスルホン酸、スルホエトキシポリエチ
レングリコールモノ(メタ)アクリレートなどの酸基含
有の親水性単量体およびその塩;アクリルアミド、メタ
アクリルアミド、N−エチル(メタ)アクリルアミド、
N−n−プロピル(メタ)アクリルアミド、N−イソプ
ロピル(メタ)アクリルアミド、N,N−メチル(メ
タ)アクリルアミド、2−ヒドロキシエチル(メタ)ア
クリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレ
ート、メトキシポリエチレングリコール(メタ)アクリ
レート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレ
ート、ビニルピリジン、N−ビニルピロリドン、N−ア
クリロイルピペリジン、N−アクリロイルピロリジンな
どのノニオン性の親水性単量体;N,N−ジメチルアミ
ノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジエチルアミ
ノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミ
ノプロピル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルア
ミノプロピル(メタ)アクリルアミドおよびその四級塩
などのカチオン性の親水性単量体などを挙げることがで
き、これらの群から選ばれる1種あるいは2種以上を使
用できる。また、親水性単量体として、メチル(メタ)
アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、酢酸ビニ
ルなどの様に重合体後の官能基の加水分解によって、吸
水性樹脂を形成する親水性不飽和単量体を用いてもよ
い。これら例示の親水性単量体の中でも、アクリル酸オ
リゴマー(塩)との共重合性および得られる吸水性樹脂
の諸物性の面などから、アクリル酸(塩)、メタクリル
酸(塩)、2−(メタ)アクリロイルエタンスルホン酸
(塩)、2−(メタ)アクリルアミド−2−メチルプロ
パンスルホン酸(塩)、メトキシポリエチレングリコー
ル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノエチ
ル(メタ)アクリレート、アクリルアミドが好ましく、
アクリル酸(塩)が更に好ましい。
【0025】用いられる疎水性単量体としては、スチレ
ン、塩化ビニル、ブタジエン、イソブテン、エチレン、
プロピレン、ステアリル(メタ)アクリレート、ラウリ
ル(メタ)アクリレートなどが挙げられる。
【0026】これらの第2の単量体を用いる場合は、本
発明の目的を逸脱しない為に親水性不飽和単量体の総量
中で0〜70重量%、好ましくは0〜30重量%で使用
するのが良い。特に、疎水性単量体を用いる時は、得ら
れる吸水性樹脂の吸水能に注意を要する。
【0027】また、得られる吸水性樹脂の吸水倍率や吸
水速度の点から、本発明で必須に用いられるアクリル酸
オリゴマー、および必要に応じて用いられるその他の酸
基含有の親水性単量体の一部又は全部を塩として用いる
のが好ましい。中和は重合前又は重合後とすることが出
来るが、通常は重合前に中和するのが良い。水や尿の吸
収を主目的とする場合、酸基の中和率は通常30〜10
0モル%、好ましくは40〜95モル%、更に好ましく
は50〜90モル%である。
【0028】なお、酸基を中和する場合、本発明の効果
をより高める為に、通常、工業的に行われている様な過
剰の強塩基物質に徐々に酸性物質を添加する中和方法で
はなく、アクリル酸オリゴマーやその重合体が強塩基性
の条件にさらされない様に、酸性領域また弱塩基性領域
での中和が好ましい。酸性で中和を行う方法として、過
剰のアクリル酸オリゴマーやその重合体に、苛性ソーダ
などの塩基性物質を徐々に添加していく中和方法が例示
され、また、弱酸性での中和を行う方法として、炭酸
(水素)塩やアンモニア、1級アミン、2級アミンなど
の弱塩基を用いる中和方法が例示される。
【0029】本発明ではアクリル酸オリゴマー(塩)を
主成分とする親水性不飽和単量体を重合し、かつ、架橋
して吸水性樹脂を得る。
【0030】用いられる架橋方法としては特に制限はな
く、例えば、本発明の親水性不飽和単量体を重合させる
ことで水溶性樹脂を得た後、更に重合中や重合後に架橋
剤を添加して後架橋する方法,ラジカル重合開始剤によ
るラジカル架橋,電子線などによる放射線架橋する方法
なども挙げられるが、性能の優れた吸水性樹脂を生産性
良く得るには、予め所定量の架橋剤を親水性不飽和単量
体に添加して重合を行ない、重合と同時または重合後に
架橋反応させる方法によるのが好ましい。
【0031】予め所定量の架橋剤を親水性不飽和単量体
に添加して重合を行ない、重合と同時または重合後に架
橋反応させる方法に用いられる架橋剤としては、N,N
´−メチレンビスアクリルアミド、(ポリ)エチレング
リコールジ(メタ)アクリレート、(ポリ)プロピレン
グリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプ
ロパントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロ
パンジ(メタ)アクリレート、(ポリ)エチレングリコ
ールジ(β−アクリロイルオキシプロピオネート)、ト
リメチロールプロパントリ(β−アクリロイルオキシプ
ロピオネート)、ポリ(メタ)アリロキシアルカン、
(ポリ)エチレングリコールジグリシジルエーテル、エ
チレングリコール、ポリエチレングリコール、グリセリ
ン、ペンタエリスリトール、エチレンジアミン、ポリエ
チレンイミンなどが例示される。また、その使用量は親
水性不飽和単量体に対して、通常、0.005〜5モル
%、より好ましくは0.01〜1モル%である。尚、こ
れらの架橋剤の中も、得られる吸水性樹脂の耐久性や吸
水特性、そして製造時の含水ゲルの取扱性などから、分
子内に2個以上の重合性不飽和基を有する重合性架橋剤
を必須に用いることが好ましい。
【0032】本発明で上記した親水性不飽和単量体の重
合を行うに際して、バルク重合や沈澱重合を行うことも
可能であるが、性能面や重合の制御の容易さから、親水
性不飽和単量体を溶液として重合を行うことが好まし
い。重合系溶媒としては、親水性不飽和単量体が溶解す
る液体ならば特に制限がなく、水、メタノール、エタノ
ール、アセトン、ジメチルホルムアミド、ジメチルスル
ホキシド等が例示されるが、水または水性液が特に好ま
しい。尚、親水性不飽和単量体の濃度は飽和濃度を越え
てもかまわないが、通常、20重量%〜飽和濃度の範囲
が好ましい。
【0033】また、重合に際して、次亜燐酸塩、チオー
ル類、チオール酸類などの水溶性連鎖移動剤を併用し
て、得られた吸水性樹脂の諸特性の改善や更に分解性の
向上を行っても良い。尚、重合に際して、澱粉、セルロ
ース、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸、ポリア
クリル酸塩架橋体などの合成または天然親水性高分子を
存在させることも、本発明の主旨を何等変更するもので
はない。
【0034】本発明における上記親水性不飽和単量体の
重合方法としては、例えば、ラジカル重合開始剤による
重合、放射線重合、電子線重合、光増感剤による紫外線
重合などを挙げることが出来るが、性能の優れた吸水性
樹脂を得るためには、ラジカル重合開始剤による重合が
好ましい。かかるラジカル重合法としては、例えば、型
枠の中で行う注型重合、ベルトコンベアー上での重合、
含水ゲル状重合体を細分化しながら行う重合などの各種
水溶液重合、逆相懸濁重合、逆相乳化重合、沈澱重合、
バルク重合などの公知の重合方法が例示できるが、逆相
懸濁重合または水溶液重合が特に好ましい。尚、重合の
際、連続重合、回文式重合の区別や減圧、加圧、常圧の
区別は特に問わないし、更に、重合時に繊維基材などを
共存させ吸水性複合体としてもよい。また、重合初期を
除けば、重合温度は実質的に0〜130℃、好ましくは
30〜100℃の範囲に保たれることが好ましい。
【0035】重合に用いられるラジカル重合開始剤とし
ては、例えば、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム、
過硫酸ナトリウム等の過硫酸塩;t−ブチルハイドロパ
ーオキサイド、クメンハイドロパーオキサイド等の有機
過酸化物;過酸化水素;2,2´−アゾビス(2−アミ
ジノプロパン)二塩酸塩等のアゾ化合物;その他、亜塩
素酸塩、次亜塩素酸塩、第二セリウム塩、過マンガン酸
塩など公知の開始剤が挙げられるが、これらの中でも、
過硫酸塩、過酸化水素、アゾ化合物よりなる群から選ば
れる1種或は2種以上が好ましい。また、酸化性ラジカ
ル重合開始剤を用いる場合、亜硫酸(水素)塩やL−ア
スコルビン酸などの還元剤を併用してもよいし、更にア
ゾ系重合開始剤などを用いる場合は紫外線を併用してよ
い。尚、これらラジカル重合開始剤は重合系に一括添加
してもよいし、逐次添加してもよいが、通常、その使用
量は親水性不飽和単量体に対して0.001〜2モル
%、更に好ましくは0.01〜1モル%である。
【0036】重合後のゲル状重合体は用途や重合後の固
形分などに応じて、必要により乾燥される。用いられる
乾燥方法としては、熱風乾燥、疎水性有機溶剤中での共
沸脱水、メタノール等の溶剤を加えることによる脱水な
どの公知の乾燥方法が挙げられ、特に制限はない。
【0037】本発明における乾燥温度は室温〜150℃
の範囲が好ましく、更に好ましくは60〜130℃であ
る。なお、従来の吸水性樹脂では、生産性や吸水特性な
どの改善のために、150〜250℃という高温乾燥が
好ましく用いられている。しかし、本発明により得られ
る吸水性樹脂の場合、かかる高温での乾燥は、有機溶剤
水溶液や高塩濃度の水溶液に対する吸水能や使用後廃棄
する際の分解性などを低下させる場合があり注意を要す
る。
【0038】更に、本発明においては乾燥温度のみなら
ず、重合温度や重合後の加熱温度も、150℃を越える
ことは同様の理由によって好ましくない。よって、本発
明での吸水性樹脂の製造は、重合時から最終製品に至る
全工程で、加熱操作を行う時は実質的に0〜150℃、
好ましくは30〜130℃で行われる。なお、重合開始
時または極初期の単量体の温度や中間の搬送工程などの
温度は、0℃以下であっても何等さしさわりはない。
【0039】以上の様にして得られた吸水性樹脂は、更
に粉砕や造粒を行って粒度を調整してもよい。例えば粉
末を目的とする場合、平均粒子径10〜2000μm、
更に好ましくは100〜1000μm、最も好ましくは
300〜600μm程度に調製される。また、得られた
吸水性樹脂の表面近傍を更に架橋したり、乾燥前や乾燥
後の吸水性樹脂に亜硫酸(水素)塩などの還元剤、不活
性無機物、界面活性剤などを添加して、その諸物性を改
善してもよい。
【0040】更に本発明は新規な吸水性樹脂をも提供す
るものである。即ち、本発明の吸水性樹脂は、一般式
(2)で示される構造単位に由来する成分の総量が30
〜100重量%の割合である新規な吸水性樹脂であり、
ある種の液に対する吸液能に優れ、かつ、加熱すること
によって低分子物質に容易に分解するという従来にない
特性を示す吸水性樹脂である。
【0041】即ち、本発明の吸水性樹脂は、実使用され
る室温程度では高い耐久性を示すが、加熱や含水状態で
長時間放置すると、低分子物質に容易に分解する。低分
子物質への分解率は加熱によって大きく促進され、短時
間で分解させるためには130℃以上が好ましく、例え
ば、150℃で60分間の加熱では、その8重量%以上
が低分子物質に分解する。よって、本発明の吸水性樹脂
は使用後廃棄する際に低分子物質に容易に熱分解でき、
埋め立て処理や堆肥に導くコンポスト処理に好適であ
る。なお、分解させる際に、酸化剤、還元剤、紫外線な
どを併用することは、本発明の主旨を変更するものでは
ない。さらに本発明の吸水性樹脂は、50重量%イソプ
ロパノール水溶液に対する吸水倍率が59〜128(g
/g)であり、かつ、20重量%塩化ナトリウム水溶液
に対する吸水倍率が18〜27(g/g)であることを
特徴とする。
【0042】
【発明の効果】本発明の吸水性樹脂およびその製造方法
は、以下の利点を有する。
【0043】(1)高濃度の有機溶剤水溶液に対して
も、従来の吸水性樹脂に比べ飛躍的に高い吸水倍率を示
す。
【0044】(2)耐塩性に優れ、濃い塩濃度溶液に対
しても、高い吸水倍率を示す。
【0045】(3)常温では高い耐久性を示すが、加熱
することで容易に低分子化合物に分解する。よって、埋
め立て処理や堆肥に導くコンポスト処理などの使用後の
廃棄に好適である。
【0046】(4)用いる単量体が容易に製造でき安価
で、且つ高い重合性・生産性を示し、加えて、アクリル
酸と比べて高沸点・低揮発性である。
【0047】(5)単量体がアクリル酸誘導体であるた
め、従来広く行われているアクリル酸系吸水性樹脂の製
造方法をそのまま適用できる。
【0048】
【実施例】以下、実施例によって本発明を説明するが、
本発明の範囲がこれらの実施例にのみ限定されるもので
はない。尚、実施例に記載の吸水性樹脂の諸物性は下記
の試験方法によって測定した値を示す。
【0049】(1)吸水倍率 吸水させる水溶液としては、有機溶剤水溶液の(a)イ
ソプロピルアルコール50重量%水溶液、標準生理食塩
水の(b)0.9%塩化ナトリウム水溶液、高塩濃度水
溶液の(c)5%塩化ナトリウム水溶液、(d)10%
塩化ナトリウム水溶液、(e)20%塩化ナトリウム水
溶液の5種類を用い、各々、吸水倍率を測定した。
【0050】測定方法としては、吸水性樹脂0.2gを
入れた不織布製のティーバッグ式袋(40*150m
m)を、(a)〜(e)の所定の水溶液中に2時間浸漬
した後に、ティーバッグ式袋の水切りを行った後の重量
を測定し、以下の式で吸水倍率を算出した。
【0051】
【数1】
【0052】(2)分解性 得られた吸水性樹脂を150℃で1時間加熱した後、分
解発生した低分子化合物を定量することで、本発明の吸
水性樹脂特有の現象である低分子化合物への分解性(重
量%)の指標とした。なお、参考のため、分解させる前
の吸水性樹脂中の残存モノマー量も測定したが、何れ
も、0.1重量%以下であった。発生した低分子化合物
の定量方法としては、吸水性樹脂0.5gを1000m
lの脱イオン水中で2時間撹拌した後、その濾液を液体
クロマトクラフィーで分析する手法によった。
【0053】
【実施例1】 一般式(1)で表される酸基含有単量体
として、β−アクリロイルオキシプロピオン酸を用い吸
水性樹脂を得た。
【0054】即ち、51.62gの水にβ−アクリロイ
ルオキシプロピオン酸29.81gおよびアクリル酸
9.06gからなる酸基含有単量体を溶解させた後、氷
冷しながら48重量%の苛性ソーダ水溶液19.41g
を徐々に添加することで、常にpHが酸性になるように
酸基を中和した。次いで、中和後の溶液に架橋剤として
ポリエチレングリコールジアクリレート(n=8)を
0.01モル%(対全モノマー)溶解させた。こうし
て、一般式(1)で表される単量体を75重量%含有す
る濃度40%、中和率70%の親水性不飽和単量体水溶
液を得た。
【0055】別に、撹拌機、還流冷却器、温度計、窒素
ガス導入管および滴下漏斗を備え付けた500mlの4
ツ口セパララブルフラスコを反応容器として用意し、こ
の中にシクロヘキサン200mlおよびソルビタンモノ
ステアレート(HLB4.7)1.0gを入れ、更に窒
素置換した。
【0056】次いで、親水性不飽和単量体を窒素置換
後、過硫酸ナトリウムを0.05モル(対モノマー)溶
解させ、上記セパラブルフラスコに加え、撹拌下分散さ
た。その後、シクロヘキサン相を60℃に昇温させるこ
とで、親水性不飽和単量体の重合を開始させ、更に2時
間重合を継続させた後、得られた含水ゲル状物を共沸脱
水し、更に60℃で減圧乾燥した。こうして得られた吸
水性樹脂1の諸物性を表1に示す。
【0057】
【実施例2】 実施例1における親水性不飽和単量体の
代わりに、50.25gの水にβ−アクリロイルオキシ
プロピオン酸23.85gおよびアクリル酸14.50
gを溶解させた後、48重量%の苛性ソーダ水溶液2
1.41gで中和し、更に架橋剤としてポリエチレング
リコールジアクリレート(n=8)を0.01モル%
(対全モノマー)溶解さることで、一般式(1)で表さ
れる単量体を60重量%含有する濃度40%、中和率7
0%の親水性不飽和単量体を得た。
【0058】以下、実施例1と同様に重合し、更に共沸
脱水および減圧乾燥することで吸水性樹脂2を得た。結
果を表1に示す。
【0059】
【実施例3】 実施例1における親水性不飽和単量体の
代わりに、48.33gの水にβ−アクリロイルオキシ
プロピオン酸15.90gおよびアクリル酸21.75
gを溶解させた後、48重量%の苛性ソーダ水溶液2
4.06gで中和し、更に架橋剤としてポリエチレング
リコールジアクリレート(n=8)を0.01モル%
(対全モノマー)溶解さることで、一般式(1)で表さ
れる単量体を40重量%含有する濃度40%、中和率7
0%の親水性不飽和単量体を得た。
【0060】以下、実施例1と同様に重合し、更に共沸
脱水および減圧乾燥することで吸水性樹脂3を得た。結
果を表1に示す。
【0061】
【実施例4】 実施例1における親水性不飽和単量体の
代わりに、58.83gの水にβ−アクリロイルオキシ
プロピオン酸25.39gおよびアクリル酸8.56g
を溶解させた後、48重量%の苛性ソーダ水溶液17.
22gで中和し、更に架橋剤としてポリエチレングリコ
ールジ(β−アクリロイルオキシプロピオネート)(n
=7)を0.05モル%(対モノマー)溶解さること
で、一般式(1)で表される単量体を73重量%含有す
る濃度35%、中和率70%の親水性不飽和単量体を得
た。
【0062】以下、実施例1において、上記単量体を用
い、且つ分散剤をソルビタンモノステアレートからエチ
ルセルロースに代える以外は実施例1と同様に重合し、
更に共沸脱水および減圧乾燥することで吸水性樹脂4を
得た。結果を表1に示す。
【0063】
【比較例1】 一般式(1)で表される酸基含有単量体
を用いずに、アクリル酸を用いて吸水性樹脂を得た。
【0064】即ち、実施例1の親水性不飽和単量体の調
製において、アクリル酸36.25gを水44.38g
に溶解させた後、48重量%の苛性ソーダ水溶液29.
37gで中和し、更に架橋剤としてポリエチレングリコ
ールジアクリレート(n=8)を0.01モル%(対モ
ノマー)溶解さることで、濃度40%、中和率70%の
アクリル酸塩よりなる親水性不飽和単量体水溶液を得
た。
【0065】以下、実施例1と同様に重合し、更に共沸
脱水および減圧乾燥することで比較吸水性樹脂1を得
た。結果を表1に示す。
【0066】
【比較例2】 一般式(1)で表される酸基含有単量体
の少ない親水性不飽和単量体より吸水性樹脂を得た。
【0067】即ち、実施例1の親水性不飽和単量体の調
製において、46.33gの水にβ−アクリロイルオキ
シプロピオン酸7.95gおよびアクリル酸29.00
gを溶解させた後、48重量%の苛性ソーダ水溶液2
6.71gで中和し、更に架橋剤としてポリエチレング
リコールジアクリレート(n=8)を0.01モル%
(対モノマー)溶解さることで、一般式(1)で表され
る単量体を20重量%含有する濃度40%、中和率70
%の親水性不飽和単量体を得た。
【0068】以下、実施例1と同様に重合し、更に共沸
脱水および減圧乾燥することで比較吸水性樹脂2を得
た。結果を表1に示す。
【0069】
【比較例3】 スルホン酸系の酸基含有単量体より吸水
性樹脂を得た。
【0070】即ち、実施例1の親水性不飽和単量体の調
製において、中和率75%で濃度40%のスルホエチル
メタクリレートナトリウム塩水溶液110gに、更に架
橋剤としてポリエチレングリコールジアクリレート(n
=8)を0.01モル%(対モノマー)溶解さることで
親水性不飽和単量体を得た。
【0071】以下、実施例1と同様に重合し、更に共沸
脱水および減圧乾燥することで比較吸水性樹脂3を得
た。結果を表1に示す。
【0072】
【表1】
【0073】表1から明らかな様に、本発明の吸水性樹
脂は生理食塩水への吸水能も高い上に、しかも、従来の
吸水性樹脂である比較吸水性樹脂と比べ、(1)50%
イソプロパノール水溶液や、(2)20%塩化ナトリウ
ム水溶液など、多量の塩類や有機溶剤を含んだ水性液に
対しても高吸水倍率を示し、かつ、(3)加熱によって
容易に低分子化合物に分解する。
フロントページの続き (72)発明者 増田 善彦 兵庫県姫路市網干区興浜字西沖992番地 の1 株式会社日本触媒 姫路研究所内 (56)参考文献 特開 平6−49112(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08F 20/28 C08F 8/00 C08F 299/04

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(1) 【化1】 で示される酸基含有単量体を30〜100重量%の割合
    で含む親水性不飽和単量体を水溶液重合法または逆相懸
    濁重合法により重合し、かつ、重合と同時または重合後
    に架橋することを特徴とする吸水性樹脂の製造方法。
  2. 【請求項2】重合時に重合性架橋剤を共存させる請求項
    1記載の製造方法。
  3. 【請求項3】前記重合前または重合後に酸基の中和率が
    30〜100モル%となるように中和する請求項1また
    は2に記載の製造方法。
  4. 【請求項4】得られた吸水性樹脂の平均粒子径が10〜
    2000μmである、請求項1から3までのいずれかに
    記載の製造方法。
  5. 【請求項5】一般式(2) 【化2】 で示される構造単位に由来する成分の総量が30〜10
    0重量%の割合であり、かつ、平均粒子径が10〜20
    00μmである、架橋した吸水性樹脂。
  6. 【請求項6】50重量%イソプロパノール水溶液に対す
    る吸水倍率が59〜128(g/g)であり、かつ、2
    0重量%塩化ナトリウム水溶液に対する吸水倍率が18
    〜27(g/g)であり、加熱により分解する、請求項
    5に記載の吸水性樹脂。
  7. 【請求項7】 酸基の中和率が30〜100モル%であ
    る、請求項5または6に記載の吸水性樹脂。
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