JP3250437B2 - 棚のブレース取付構造 - Google Patents

棚のブレース取付構造

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JP3250437B2
JP3250437B2 JP30864995A JP30864995A JP3250437B2 JP 3250437 B2 JP3250437 B2 JP 3250437B2 JP 30864995 A JP30864995 A JP 30864995A JP 30864995 A JP30864995 A JP 30864995A JP 3250437 B2 JP3250437 B2 JP 3250437B2
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武 井ノ本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物品を陳列した
り、収納するための棚を補強するためのブレースを取付
けてある棚のブレース取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】このような棚では、棚自体の補強をする
目的で左右の支柱間に、例えば図1に示すように二本の
ブレース16,16をたすき掛け状態で取付けることが
行われている。そして、従来、前記各ブレースが図22
及び図23に示すように、構成されていた。つまり、断
面形状円形の棒状のブレース16の両端部それぞれに、
左右の支柱7に形成されたスリット7aに係止する略U
の字形状の係止部16Kを設けていた。
【0003】上記構成のブレース16の略Uの字形状の
係止部16Kを後方左右の支柱7,9のスリット7a,
9a(図では一方の支柱7のみ示している)に係止する
ことによって、各ブレース16を緊張状態にする、又は
係止部16Kを左右の支柱7,9のスリット7a,9a
に係止した後、ブレース16の中間部に設けられたター
ンバックル等を操作することによって、ブレース16を
緊張状態にして、棚の補強をするのである。
【0004】しかし、上記係止部16Kが略Uの字形状
であるため、ブレース16が緊張状態にされる際に、係
止部16Kと支柱7又は9とが2箇所でのみ点接触した
状態になる、つまり図23で示すように係止部16Kの
先端が支柱7又は9の内面とが点接触するとともに、係
止部16Kの係止孔7aに対向する部位と係止孔7aの
角部とが点接触した不安定状態になる。このため、支柱
7又は9に対する係止部16Kの位置が不測に変更して
しまうことがあり、安定的にブレース16を緊張状態に
することができない不都合が発生していた。また、支柱
7又は9の部位の中でも特に強度的に弱いスリット7a
又は9a付近にブレースの緊張力が集中的に作用するた
め、ブレースの緊張力を大きくすると、この緊張力に耐
えることができず、その箇所を損傷してしまうことがあ
った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明が前述の状況に
鑑み、解決しようとするところは、ブレースの形状を工
夫することによって、支柱に対する係止部の位置が不測
に変更されることなく、しかも支柱を損傷させることな
く、安定的にブレースを緊張状態にすることができるよ
うにする点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題解
決のために、対向辺が互いに平行な矩形平面の4つの角
部に支柱を立設し、これら支柱のうち前後に位置する2
組の支柱同士を、それら支柱の左右幅よりも左右幅の狭
い第1連結部材にてそれぞれ連結し、かつ、前記左右に
位置する2組の支柱同士を、第2連結部材にてそれぞれ
連結し、前記4つの支柱間に複数の棚板を上下方向に所
定間隔をおいて設けるとともに、前記左右方向で隣合う
支柱間に緊張用の棒状のブレースを係止するための係止
孔を該支柱に形成してある棚のブレース取付構造であっ
て、前記係止孔を通して前記支柱の内部に入り込んだ前
記ブレースの端部に、該支柱内面に線接当又は面接当す
る第1接当部を設けるとともに、前記係止孔近傍箇所で
且つ前記支柱の外部に位置する前記ブレースの部位に、
該係止孔から離れる側に向かう該支柱の外面に線接当又
は面接当する第2接当部を設けてある。つまり、第1接
当部と第2接当部とが支柱の内面と外面にそれぞれ接当
作用することから、ブレースの係止孔への挿入方向での
移動が阻止され、この阻止状態でブレースが緊張状態に
されたとしても、この阻止状態を維持することができる
のである。しかも、ブレースの緊張力が支柱の係止孔近
傍にのみ集中することなく、支柱の係止孔から離れる側
の部位に第1接当部及び第2接当部を介して分散される
のである。
【0007】前記支柱を前後左右に角部が位置する4側
面を有する横断面矩形状に構成し、前記前後に位置する
支柱の角部同士を前記第1連結部材にて連結するととも
に、前記支柱の4側面のうちの1側面に形成された係止
孔から該係止孔よりも内方側に位置する角部に向かう支
柱外面に前記第2接当部を接当させてあるから、支柱の
部位の中でも、最も強度的に有利な支柱の角部に向けて
ブレースの緊張力を分散作用させることができる。
【0008】前記左右方向で隣合う支柱間に設けた複数
のブレースを、それらが互いに接近する側に強制移動さ
せて、緊張状態にするための緊張部を設けてある。従っ
て、ブレースがこれと交差するあらゆる方向に移動し
て、それらブレースが緊張状態になるのである。ところ
で、ターンバックルによりブレースを緊張状態にする
と、ブレースの長手方向に沿った一方向にのみ緊張力が
作用してしまうことから、特にブレースの両端の係止部
と係止する係止孔とを精度よく形成していない場合に、
ターンバックルではバランスよく緊張力を作用させる必
要があるが、本発明の場合には、ブレースがこれと交差
するあらゆる方向への移動によって、前記精度誤差を吸
収することができ、ブレース全体にバランスよく緊張力
を作用させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1及び図2は、物品を収納した
り、陳列するための棚を示しており、この棚は、左右の
側板1,1、天板2、複数の傾斜棚板3,3、複数の水
平棚板4,4、底板5、等を主要構成部材として構成し
ている。
【0010】前記左右の側板1,1は、対向辺が互いに
平行な矩形平面の4つの角部に上下姿勢で立設された支
柱6,7,8,9と、これら支柱6,7,8,9のうち
の前後に位置する支柱6,7又は8,9同士を連結する
第1連結部材10,10とから構成されている。前記左
右の側板1,1は、同一構造であり、一方の側板1につ
いて詳述すれば、図13及び図15に示すように、前記
前後に位置する支柱6,7とこれらを連結する前記第1
連結部材10とを一枚の板部材から構成して、支柱6,
7と第1連結部材10との連結作業を不要にしている。
前記板部材の前後端部側を折り曲げて前後左右に角部が
位置する4側面を有する横断面矩形状になるように前記
支柱6,7を形成するとともに、前記前後の支柱6,7
の角部同士間に位置する前記第1連結部材10である平
板部分に多数の角孔10Aを打ち抜き形成している。前
記多数の角孔10Aは、平板部分の10mm毎に7mm
×7mm四方の角孔を形成してある。前記支柱6,7の
角部と第1連結部材10との連結部での補強を図るため
に第1連結部材10に重なる板部分6A,7Aを、板部
材の遊端部に予め確保した状態で、板部材の前後端部側
を折り曲げて支柱6,7を形成するのである。そして、
前記板部分6A,7Aとこれに重なり合う第1連結部材
10の部位とを上下方向10cm毎にスポット溶接にて
連結している。前記板部材は、鋼鉄やアルミニウム等か
ら構成してもよいし、硬質の合成樹脂等を用いて支柱
6,7と第1連結部材10とを一体形成してもよい。ま
た、前記支柱6,7と第1連結部材10とを別部材で構
成し、それら別体構成した支柱6,7と第1連結部材1
0とを組付けるようにしてもよい。図1に示すように、
前記支柱6,7,8,9の上端部に、その上端部の開口
を覆うための樹脂製のキャップ11を嵌合している。前
記支柱6,7,8,9を横断面矩形状に形成する他、横
断面円形状、横断面三角形状、横断面楕円形状、横断面
多角形状等、支柱6,7,8,9の形状は、これら形状
に限定されるものではない。
【0011】前記天板2は、図6〜図8に示すように、
鋼鉄やアルミニウム等からなる天板本体2Aと、この天
板本体2Aと同一材料でなり、かつ、天板本体2Aの4
つの角部に溶接固定される板状の天板補強板2B・・・
とから構成している。そして、天板補強板2Bの長手方
向中間部に形成の孔2aを通して前記支柱6,7,8,
9の上端部にボルト固定するようにしている。例えば、
前記天板2を前記支柱7(図13では一つの支柱7のみ
を示している)にボルト固定するための上下2ケ所に形
成の孔7b,7bが前記支柱7の上端部に形成されてい
る。尚、前記天板本体2Aと天板補強板2Bは、硬質の
合成樹脂等の上記材料以外のもので構成してもよい。前
記孔7b,7b同士の間隔は、14mmに設定されてい
る。
【0012】前記孔7b,7bが支柱7に上下方向2箇
所に設けてあるのは、天板2の上下方向での取付位置を
変更するためであり、下側に位置する孔7bに天板2を
ボルト固定した場合には、図9において左側に位置する
棚のように、天板2上面に木製の化粧用天板15を載置
することができるようにしている。このとき、天板2を
上側に位置する孔7bにボルト固定した位置から14m
m下側に天板2が位置してしまうことになる。図9にお
いて右側に位置する棚は、上側に位置する孔7bに天板
2をボルト固定した場合を示し、この図では、説明の容
易さから棚を前後方向で並べた場合を示したが、左右方
向に複数の棚を並べてもよく、棚の並べ方はこれらに限
定されるものではない。また、図では、前記天板2を棚
板として兼用した場合を示している。前記天板2の天板
補強板2Bの左右2箇所にそれぞれ、図7にも示すよう
に、端部側ほど下方側に位置する斜め方向の長孔2bを
形成して、前記第1連結部材10の角孔10A,10A
に天板2をボルトBとナット(図示せず)により固定す
ることができるようにしている。このとき、ボルトBが
長孔2bの上端位置(図9の右側で示す)と下端位置
(図9の左側で示す)とに位置したときの上下レベル差
が6mmあり、図9の左側に木製の化粧用天板15を載
置した場合に、図9の右側で示す棚の天板2よりも下側
に14mm下がった位置に存在することになる。これに
伴って、下側に位置する棚板2を現在固定している角孔
10A,10Aから2個下方に下がった角孔10A,1
0Aへ取付固定すると、20mm棚板2が下方に下がる
ことになるが、このとき、長孔2bの下側にボルトBが
位置するように前記2個下方に下がった角孔10A,1
0Aから内方に隣合う角孔10A,10AにボルトBを
挿入することによって、棚板2が長孔2bの寸法6mm
分上方に位置することになり、棚板2は、実際には20
mm−6mm=14mm下がった位置に位置することに
なり、天板2が下がった距離と同じ距離分棚板2を下げ
ることができるようにしている。
【0013】前記各傾斜棚板3は、図1及び図12に示
すように、前記側板1同様に10mm毎に7mm×7m
m四方の角孔3aを形成している。そして、前記支柱
6,7,8,9の4つの側面のうちの隣合う前記第1連
結部材10側の2つの側面に、それぞれ上下方向に28
mm毎に寸法4mm×12mmの係止孔である横長のス
リット6a,7a,8a,9aを形成し、これらスリッ
ト6a,7a,8a,9aのうちの所定のスリット6
a,7a,8a,9aに棚受け部材12を嵌合するとと
もに、これら棚受け部材12上に傾斜棚板3を載置支持
している。前記傾斜棚板3の前後方向の位置変更が傾斜
棚板3の角部とこれに対応する支柱6,7,8,9の一
側面との接当作用により阻止されるように構成してい
る。前記棚受け部材12は、図10及び図11に示すよ
うに、上端部に屈曲形成した係止部12Aとこれに一体
連設された棚板載置用の載置部12Bとから構成してい
る。
【0014】前記各水平棚板4は、図14及び図15に
示すように、前記傾斜棚板3同様に10mm毎に7mm
×7mm四方の角孔4aが形成された棚板本体4Aと、
この棚板本体4Aの背部に係止固定される棚板ストッパ
ー4Bとから構成している。前記棚板本体4Aの背部の
縦板部の水平方向数ケ所に孔4bを形成するとともに、
前記棚板ストッパー4Bに前記孔4b・・に水平方向か
ら係止固定可能な係止片4C・・を切起こし形成してあ
る。この水平棚板4も前記傾斜棚板3と同様に棚受け部
材12上に載置支持している。また、水平棚板4の前後
方向の位置変更が前記同様に水平棚板4の角部とこれに
対応する支柱6,7,8,9の一側面との接当作用によ
り阻止されるように構成している。前記棚板本体4Aと
前記棚板ストッパー4Bとを一体形成して実施してもよ
い。また、前記棚板ストッパー4Bを省略して実施して
もよい。
【0015】図2及び図5に示すように、前記底板5
は、前記水平棚板4と同様に棚板本体5Aと、この棚板
本体5Aに係止固定される棚板ストッパー5Bとから構
成されている。尚、前記棚板本体5Aには、前記水平棚
板4に形成されていた角孔4aは形成していないが、前
記水平棚板4同様に角孔4aを形成して実施してもよ
い。この底板5の取付け部について詳述すれば、左右の
支柱6,8及び7,9同士を連結するための第2連結部
材としての前板13の端部13C,13C及び後板14
の端部14C,14Cを該支柱6,8及び7,9の下端
部同士間に渡ってボルト止めしてある。前記前板13及
び後板14は、いずれも同一構造のため、後板14につ
いて説明すれば、後板14の上端部を内方側下向きに1
80度折り曲げて縦板部14Aを構成した後、さらにそ
れよりも上端部を内方側水平に90度折り曲げて、後板
14の内方側に突出する水平板部14Bを構成し、図2
に示すように、これら前板13及び後板14の水平板部
13B,14B上に前記底板5を載置支持するようにし
ている。尚、前記底板5の棚板本体5Aの前方縦板部外
面と前記前板13の縦板部内面との接当作用及び前記底
板5の棚板ストッパー5Bの縦板部外面と前記後板14
の縦板部14Aとの接当作用により底板5の前後方向で
の移動が阻止されるのである。前記棚板本体4A又は5
Aと前記棚板ストッパー4B又は5Bとを一体形成して
実施してもよい。尚、前記前板13及び後板14を支柱
6,8及び7,9の下端部同士間に渡って取付けたが、
支柱6,8及び7,9の中間部や上部側に取付けてもよ
い。
【0016】前記棚の背面側に、図1に示すように、棚
の保形強度を高めるための2本のブレース16,16を
たすき掛け状態で取付けている。詳述すれば、図3及び
図4に示すように、後方側に位置する一方の支柱7に形
成されたスリット7aのうちの、前記二段目の傾斜棚板
3の背部側付近に位置するスリット7aに、一方のブレ
ース16の一端を係止するとともに、後方側に位置する
他方の支柱9に形成された前記スリット9aのうちの、
前記下から一段目の水平棚板4の背部側付近に位置する
スリット9aに、前記ブレース16の他端を係止してい
る。そして、他方の前記ブレース16も前記と同様に後
方側に位置する一方の支柱9に形成されたスリット9a
のうちの、前記二段目の傾斜棚板3の背部側付近に位置
するスリット9aと、後方側に位置する他方の支柱7に
形成されたスリット7aのうちの、前記下から一段目の
水平棚板4の背部側付近に位置するスリット7aとに渡
って係止により取付けられている。前記ブレース16を
各支柱の4つの側面のうちの第1連結部材10側内面に
係止するようにしたが、他の側面に係止して実施しても
よい。
【0017】前記各ブレース16は、一対の断面形状円
形の棒状部材16A,16Aと、それらを連結するター
ンバックル16Bとから構成されている。前記各棒状部
材16Aは、一直線状の棒状本体16aと、これの先端
部から内方側斜め上方に向かう姿勢の第1棒状部16b
と、これの先端部から前記スリット9aに向かう姿勢の
第2棒状部16cと、これの先端部から下方に向かう姿
勢の第3棒状部16dとから構成されている。従って、
第3棒状部16dを前記スリット7a又は9aを通して
支柱7又は9の内部に挿入したのち、ブレース16を回
転させて図3に示す姿勢に位置させる。こののち、ター
ンバックル16Bを回転操作することによって、ブレー
ス16を緊張状態にして、棚の補強を行うのである。こ
のとき、前記第1棒状部16bの外面と支柱7又は9の
外面とが線接当し且つ前記第3棒状部16dの外面と支
柱7又は9の内面とが線接当することになり、ブレース
16がスリット7a又は9aの挿入方向に位置ずれする
ことを確実に阻止することができるようにするととも
に、第1棒状部16bがブレース16に作用する緊張力
を支柱7又は9の中でも強度的に強い角部に分散作用さ
せることができるようにしている。尚、支柱7又は9の
外面と線接当する前記第1棒状部16bの外面部分を第
2接当部16Xと呼称し、支柱7又は9の内面と線接当
する前記第3棒状部16dの外面部分を第1接当部16
Yと呼称する。前記ブレース16を断面形状円形の部材
で構成する他、断面形状角形の部材で構成してもよい
し、又前記ブレース16を板状の部材で構成してもよ
い。ブレース16の形状はこれらのものに限定されるも
のではない。前記ブレース16を断面形状角形の部材で
構成した場合には、支柱7又は9の外面と面接当する前
記第2接当部16Xを備えるとともに、支柱7又は9の
内面と面接当する前記第1接当部16Yを備えることに
なる。
【0018】前記支柱6,7,8,9の下部にそれぞ
れ、アジャスター17が取付けられており、床面に対す
る支柱6,7,8,9の高さを変更調節できるようにし
ている。
【0019】図1及び図2に示すように、前記底板5と
この直上方に位置する前記水平棚板4と前記後方側に位
置する支柱7,9とで形成される開口を閉塞するための
背板23を設けるとともに、この背板23の前方側に、
前記前方側に位置する左右の支柱6,8間の開口を閉塞
するための扉18を水平軸芯X周りで揺動開閉自在に設
けてある。図に示す19は、扉18の前面に取付けられ
た把手であり、20は、扉固定用金具21に枢支連結さ
れた扉連結用揺動アームであり、22は、扉18の最大
開放角度を規制するストッパーである。
【0020】前記ブレース16を、図16及び図17に
示すように構成してもよい。つまり、断面形状円形の棒
状の略V字状のブレース16の一端を一方の支柱7の特
定のスリット7aに係止するとともに、他端を他方の支
柱9のスリット9aのうちの前記スリット7aと上下同
一レベルに位置するスリット9aに係止している。ま
た、前記ブレース16と同一構成のブレース16を前記
とは逆向き、つまり略逆V字状になるように上下同一レ
ベルのスリット7a,9aに係止するとともに、両ブレ
ース16,16の中間部に、それらブレース16,16
が互いに接近する側に強制移動させて、緊張状態にする
ための緊張部24を設けてある。前記各ブレース16
は、前記と同様に一直線状の棒状本体16aと、これの
先端部から内方側斜め上方に向かう姿勢の第1棒状部1
6bと、これの先端部から前記スリット7a又は9aに
向かう姿勢の第2棒状部16cと、これの先端部から下
方に向かう姿勢の第3棒状部16dとから構成されてい
る。尚、支柱7又は9の外面と線接当する前記第1棒状
部16bの外面部分を第2接当部16Xと呼称し、支柱
7又は9の内面と線接当する前記第3棒状部16dの外
面部分を第1接当部16Yと呼称する。
【0021】前記緊張部24は、図18にも示すよう
に、前記ブレース16,16が入り込むV字状の溝25
A,25Aを備えたブレース押えパット25と、このブ
レース押えパット25の前方からブレース16,16に
接当して該ブレース16,16を溝25A,25A内に
移動させるための板状のブレース押え金具26と、この
ブレース押え金具26に形成の孔26A,26Aを通し
て前記ブレース押えパット25に形成の螺孔25B,2
5Bに螺合するボルト27,27とから構成されてい
る。従って、ブレース16,16をブレース押えパット
25とブレース押え金具26とで挟み込んだ状態でボル
ト27,27を締め付け操作することによって、ブレー
ス16,16がV字状の溝25A,25Aの傾斜案内面
に沿って溝25A,25Aの中心部まで移動して、ブレ
ース16,16が互いに接近移動され、上下方向及び水
平方向で緊張状態にされるのである。
【0022】前記緊張部24を、図19〜図21に示す
ように構成してもよい。図19では、前記ブレース1
6,16がそれぞれ係止される係止溝27Aを備えた一
対のブレース押え部材27,27と、これらブレース押
え部材27,27を互いに接近する側に移動操作するた
めのボルト28とから緊張部24を構成している。尚、
前記ボルト28は、前記一方のブレース押え部材27に
形成の長孔27Bを通して他方のブレース押え部材27
の螺孔に螺合される。図に二点鎖線で示した位置が一方
のブレース押え部材27が他方のブレース押え部材27
に対して移動可能な最大位置である。図20では、図1
9で示したブレース押え部材27,27の係止溝27
A,27Aの形状のみ異なる場合を示している。図21
では、ブレース16,16を内方側の凹入部29A,2
9Aに移動案内するガイド面29B,29Bを備えたブ
レース押え部材29と、このブレース押え部材29の前
方からブレース16,16に接当して該ブレース16,
16を凹入部29A,29A側に移動させるためのブレ
ース押え板30と、このブレース押え板30に形成の孔
30Aを通して前記ブレース押え部材29に形成の螺孔
29Cに螺合するボルト31とから構成されている。
【0023】
【発明の効果】請求項1により、ブレースの形状を変更
するだけで、ブレースが支柱に対して位置ずれすること
を確実に阻止することができるだけでなく、支柱の係止
孔近傍にブレースの緊張力が集中して支柱を損傷させて
しまうことをも確実に阻止することができ、長期間に渡
って良好且つ安定的にブレースを緊張状態にして棚の補
強が行える棚のブレース取付構造を提供することができ
た。
【0024】請求項2により、支柱に加わる負荷の一部
又は全部を、支柱の部位の中でも最も強度的に有利な支
柱の角部で受けることによって、支柱の損傷をより一層
阻止することができ、強度面において優れた棚に構成す
ることができる。
【0025】請求項3により、ブレースと支柱との係止
位置が製作誤差等によりずれた場合でも、この誤差を吸
収して、棚全体にバランスよく緊張力を作用させること
ができ、製造面において有利にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】棚の正面図
【図2】棚の一部切欠き側面図
【図3】ブレースの取付部を示す縦断正面図
【図4】ブレースの取付部を示す横断平面図
【図5】支柱下部の連結構造を示す分解斜視図
【図6】天板の一部切欠き側面図
【図7】天板補強板の斜視図
【図8】天板の底面図
【図9】2台の棚を並べた状態を示す縦断面図
【図10】棚受け部材の縦断側面図
【図11】棚受け部材の斜視図
【図12】傾斜棚板の縦断側面図
【図13】側板の一部切欠き斜視図
【図14】水平棚板の一部切欠き分解斜視図
【図15】水平棚板の取付部を示す分解斜視図
【図16】ブレースの取付部の別実施例を示す縦断正面
【図17】ブレースの取付部の別実施例を示す横断平面
【図18】緊張部の別実施例を示す分解斜視図
【図19】緊張部の別実施例を示す縦断側面図
【図20】緊張部の別実施例を示す縦断側面図
【図21】緊張部の別実施例を示す縦断側面図
【図22】ブレースの取付部の従来例を示す要部の縦断
正面図
【図23】ブレースの取付部の従来例を示す要部の横断
平面図
【符号の説明】
1 側板 2 天板 2A 天板本体 2B 天板補強板 2a 孔 2b 切欠き 3 傾斜棚板 3a 角孔 4 水平棚板 4A 棚板本体 4B 棚板ストッパー 4C 係止片 4a 角孔 4b 孔 5 底板 5A 棚板本体 5B 棚板ストッパー 6 支柱 6A 板部分 6a スリット 7 支柱 7A 板部分 7a スリット(係止孔) 7b 孔 8 支柱 8A 板部分 8a スリット 9 支柱 9A 板部分 9a スリット 10 第1連結部材 10A 角孔 11 キャップ 12 棚受け部材 12A 係止部 12B 載置部 13 前板(第2連結部材) 13C 端部 14 後板(第2連結部材) 14A 縦板部 14B 水平板部 14C 端部 15 化粧用天板 16 ブレース 16A 棒状部材 16B ターンバックル 16K 係止部 16X 第2接当部 16Y 第1接当部 16a 棒状本体 16b 第1棒状部 16c 第2棒状部 16d 第3棒状部 17 アジャスター 18 扉 19 把手 20 扉連結用揺動アーム 21 扉固定用金具 22 ストッパー 23 背板 24 緊張部 25 ブレース押えパ
ット 25A 溝 25B 螺孔 26 ブレース押え金具 26A 孔 27 ブレース押え部材 27A 係止溝 27B 長孔 28 ボルト 29 ブレース押え部材 29A 凹入部 29B ガイド面 29C 螺孔 30 ブレース押え板 30A 孔 31 ボルト Bボルト X 水平軸芯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47F 5/10 A47B 43/00 - 45/00 A47B 47/00 - 47/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向辺が互いに平行な矩形平面の4つの
    角部に支柱を立設し、これら支柱のうち前後に位置する
    2組の支柱同士を、それら支柱の左右幅よりも左右幅の
    狭い第1連結部材にてそれぞれ連結し、かつ、前記左右
    に位置する2組の支柱同士を、第2連結部材にてそれぞ
    れ連結し、前記4つの支柱間に複数の棚板を上下方向に
    所定間隔をおいて設けるとともに、前記左右方向で隣合
    う支柱間に棚補強用のブレースを係止するための係止孔
    を該支柱に形成してある棚のブレース取付構造であっ
    て、前記係止孔を通して前記支柱の内部に入り込んだ前
    記ブレースの端部に、該支柱内面に線接当又は面接当す
    る第1接当部を設けるとともに、前記係止孔近傍箇所で
    且つ前記支柱の外部に位置する前記ブレースの部位に、
    該係止孔から離れる側に向かう該支柱の外面に線接当又
    は面接当する第2接当部を設けてある棚のブレース取付
    構造。
  2. 【請求項2】 前記支柱を前後左右に角部が位置する4
    側面を有する横断面矩形状に構成し、前記前後に位置す
    る支柱の角部同士を前記第1連結部材にて連結するとと
    もに、前記支柱の4側面のうちの1側面に形成された係
    止孔から該係止孔よりも内方側に位置する角部に向かう
    支柱外面に前記第2接当部を接当させてある請求項1記
    載の棚のブレース取付構造。
  3. 【請求項3】 前記左右方向で隣合う支柱間に設けた複
    数のブレースを、それらが互いに接近する側に強制移動
    させて、緊張状態にするための緊張部を設けてある請求
    項1又は2記載の棚のブレース取付構造。
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