JP3249938B2 - 低電力sramの製造方法 - Google Patents

低電力sramの製造方法

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JP3249938B2 JP35372197A JP35372197A JP3249938B2 JP 3249938 B2 JP3249938 B2 JP 3249938B2 JP 35372197 A JP35372197 A JP 35372197A JP 35372197 A JP35372197 A JP 35372197A JP 3249938 B2 JP3249938 B2 JP 3249938B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はメモリの待機電力使
用量を少なくすることのできるスタティックランダムア
クセスメモリ(SRAM)の形成に関する。
【0002】
【従来の技術】性能を上げ、集積回路のコストを下げる
ことを期待して、集積回路内のデバイスの密度を上げる
べく、縮小形状集積回路設計が用いられている。DRA
M、SRAM、ROM、EEPROMなどを含む最近の
集積回路メモリはこの方針の適用に関する顕著な例であ
る。集積回路メモリ内のメモリセルの密度は増加を続け
ており、これに伴ってこのようなデバイス内での記憶ビ
ットあたりのコストは対応して低下している。密度の増
加はデバイス内に形成する構造をより小さくすること、
およびデバイス間あるいはデバイスを構成している構造
の間の間隔を狭くすることによって達成されている。し
ばしば、これらの細密なデザインルールはレイアウト、
設計およびアーキテクチャの変更によって達成されるも
のであり、これらはデバイスサイズを小さくすることに
よって可能となるか、あるいはこのような細密なデザイ
ンルールを実施した場合に性能を維持することが必要に
なるかのいずれかである。たとえば、多くの従来の集積
回路に使用されている低い動作電圧は、ゲート酸化物の
厚さを薄くしたり、リソグラフィプロセスにおける公差
の管理を改善することなどの設計の改善によって可能と
なる。他方、細密なデザインルールにより、これまでは
一般的な動作電圧である高い動作電圧で動作するサイズ
の小さいデバイスで発生する熱キャリアの効果を制限す
るのに、低い動作電圧が必須のものとなる。
【0003】集積回路メモリデバイスの製造に使用され
るデザインルールを変更することにより影響を受ける他
の動作パラメータは、スタティックランダムアクセスメ
モリ(SRAM)内の電力消費量である。SRAMはS
RAMが待機状態になるときに消費電力が少なくなって
いる必要のある用途にしばしば使用される。たとえば、
ポータブルコンピューティング装置はバッテリ寿命を長
くするため、消費電力が常に低いことが必要である。長
期間動作していないときにコンピュータがなる低電力消
費量の「スリープ」状態を有しているデスクトップコン
ピュータなどの他のコンピューティング用途では、動作
状態によっては電力消費量が低いことが必要である。こ
のようなコンピュータの場合、あるいは少なくともモデ
ムなどのこのようなコンピュータのある種の構成要素の
場合、集積回路メモリ(ハードディスクないし大容量記
憶メモリとは異なり)において実際的なできるだけ多く
のコンピュータの動作状態を維持して、スリープ状態か
ら回復したときにコンピュータが迅速に正規の動作をレ
ジュームできることが望ましい。低電力消費量を維持す
るためには、コンピュータの動作状態を記憶するのにS
RAMを使用することが重要である。他のタイプのメモ
リは電力消費量が多すぎたり(DRAM)、この目的に
適していなかったり(EEPROM、フラッシュ)する
からである。細密なデザインルールを適用することによ
ってSRAMの密度が増加すると、容認可能な低いレベ
ルの電力消費量を維持するのがますます困難となる。細
密なデザインルールの場合、SRAM内のデバイスはま
すます小さくなり、小さいデバイスでは漏れのレベルが
上がる傾向があるため、各セルの漏れが大きくなる傾向
がある。この問題は高い密度のSRAMでは一層大きく
なるが、それはSRAM内のセル数が高度なデザインル
ールでは増加して、セルの大きい漏れがセル数の多さと
組み合ってさらに大きくなるからである。したがって、
SRAMセル内の電荷の漏れのレベルを下げることが、
ますます密度の高くなるSRAMを低電力消費量の用途
で有用なものとするためには重要となる。
【0004】典型的なSRAMの設計はセルに記憶され
たデータに対応した電荷状態を記憶する二つの電荷記憶
ノードを有するラッチ構成にまとめて結合された二つま
たは四つのMOSトランジスタを含んでいる。SRAM
セルは二つのプルダウントランジスタと、ポリシリコン
負荷抵抗でもよいが、最近のSRAMでは薄膜トランジ
スタであることがより典型的なものである二つの負荷デ
バイスとを含んでいる。電荷記憶ノードの各々は対応す
るプルダウントランジスタと、負荷デバイスの対応する
ものとの間の接点に含み、電荷記憶ノードの各々は従来
のラッチ構成の他のプルダウントランジスタのゲート電
極に結合されている。各電荷記憶ノードを相補ビットラ
イン対の対応するものに選択的に結合することにより、
データは従来のSRAMセルから非破壊的な態様で読み
出される。選択的結合は、各々が電荷記憶ノードの一つ
と相補ビットラインの対応するものとの間に接続されて
いるパストランジスタの対によって達成される。ワード
ライン信号をパストランジスタのゲートに与えて、デー
タ読取り動作中にパストランジスタをONに切り替え
る。電荷はONパストランジスタを通って、電荷記憶ノ
ードとの間を流れ、ビットラインの一方を放電させ、ビ
ットラインの他方を充電する。ビットラインにおける電
圧変化は差動増幅器によって感知される。SRAMセル
のラッチをこのようなデータ読取り動作中に安定状態に
維持するためには、SRAM内の電荷記憶ノードの少な
くとも一つが、対応するビットラインとの間の電荷の流
れよりも迅速に充放電しなければならない。この制御は
通常、部分的には、特定の電荷記憶ノードに接続されて
いるパストランジスタのチャネルを、特定の電荷記憶ノ
ードに接続されているドレンを有しているSRAMプル
ダウントランジスタの少なくとも一つのチャネルよりも
狭くおよび/または長くすることによって維持される。
このジオメトリにより、対応するパストランジスタを通
るものよりも多くの電流が少なくとも一つのSRAMプ
ルダウントランジスタを通って流れることが可能とな
り、したがって、電荷記憶ノードは対応するビットライ
ンの充放電よりも迅速に充放電を行うことになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】SRAMが読取り動作
も書込み動作も行っていない待機動作中に、SRAMの
セルからのデータの喪失をついにはもたらしたり、ある
いはセルのいくつかの内部のデータを不確定なものとす
る態様で、電荷が電荷記憶ノードから漏れる傾向があ
る。この問題に対処するため、SRAMは電荷が電荷記
憶ノードに、好ましくは電荷記憶ノードからの電荷の漏
れのレベルに十分整合したきわめて低い平均速度で与え
られるようにすることにより、電荷記憶ノードの電位を
維持するように設計される。SRAMセルは、各々が電
荷記憶ノードと高基準電位との間に接続された二つの負
荷デバイスを備えている。電荷は定常的に、あるいは間
欠的に高基準電位から負荷デバイスを通ってそれぞれの
電荷記憶ノードへ流れて、電荷記憶ノードから漏れる電
荷に置き換わる。負荷デバイスの動作が能動動作である
か、受動動作であるかに関わりなく、データがSRAM
に記憶されている間中電力を使用するものであるため、
負荷デバイスによる電力消費量の削減が、高密度SRA
Mの電力消費量を削減する試みとして研究されてきてい
る。たとえば、「Field Effect Thin-Film Transistor
for an SRAM with Reduced Standby Current」なる名称
のNishimura他に対する米国特許第55148
80号は、SRAMの負荷デバイスとして使用される薄
膜トランジスタからの漏れを制御することを目的とした
各種さまざまな設計を記載している。
【0006】SRAMの電力消費量を削減し、集積密度
を上げる必要が存続しているため、個々のSRAMセル
および完成したSRAM回路の電力消費量を削減するこ
とがさらに必要とされている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の一つの態様によ
れば、スタティックランダムアクセスメモリ(SRA
M)がSRAMセルのために高基準電位接点と、低基準
電位接点と、電荷記憶ノードを設けることによって作成
される。電荷記憶ノードと低基準電位接点との間に接続
されたプルダウントランジスタには、低基準電位に接続
されたソースと、電荷記憶ノードに接続されたドレンと
が設けられており、プルダウントランジスタのドレンは
ドーパントとしてヒ素を含んでいない。パストランジス
タは電荷記憶ノードとビットラインとの間に接続されて
いる。負荷デバイスは電荷記憶ノードと高基準電位接点
との間に接続されている。
【0008】本発明の他の態様はプルダウントランジス
タとパストランジスタとを備えている複数のSRAMセ
ルを有するスタティックランダムアクセスメモリ(SR
AM)を作成する方法を提供する。プルダウントランジ
スタには、ゲート酸化物層上のゲート電極が設けられて
おり、ソース及びドレン領域はゲート電極に自動整合す
る第一のリン注入を行い、ゲート電極に沿って絶縁スペ
ーサを設け、絶縁スペーサに自動整合する第二のリン注
入を行い、これによりプルダウントランジスタのソース
とドレンのためにリンLDD構造を設けることによって
設けられる。ソース領域は低基準電位に接続され、ドレ
ン領域は電荷記憶ノードに接続される。プルダウントラ
ンジスタには、プルダウントランジスタのソース領域の
一部となるプルダウントランジスタの部分を露出させ、
プルダウントランジスタのドレン領域の一部となるプル
ダウントランジスタの少なくとも他の部分を覆い、プル
ダウントランジスタのソース領域にヒ素イオンを注入す
る注入マスクがかけられる。パストランジスタは電荷記
憶ノードとビットラインとの間に接続され、負荷デバイ
スは電荷記憶ノードと高基準電位接点との間に接続され
る。
【0009】本発明の他の態様はソースとドレンとを有
しており、そのドレンが本質的にリンからなるドーパン
トによって設けられているプルダウントランジスタを設
けることによって、プルダウントランジスタとパストラ
ンジスタとを備えている複数のSRAMセルを有してい
るスタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)を
作成する方法を提供する。プルダウントランジスタのソ
ースはプルダウントランジスタのドレンよりも高いドー
パント濃度を有している。パストランジスタは電荷記憶
ノードとビットラインの間とに接続されており、負荷デ
バイスは電荷記憶ノードと基準電位接点とに接続されて
いる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の特に好ましい実施の形態
は電力消費レベルが低下しており、望ましいレベルのデ
ータ安定性と動作速度とを発揮するSRAMセルの製造
方法を提供する。本発明にしたがってSRAMを形成す
る好ましい実施の形態の重要な態様は、プルダウントラ
ンジスタのドレンがヒ素や重いN型のドーパントを注入
することなく形成されるようにSRAMのプルダウント
ランジスタが形成されることである。半導体基板中への
イオン注入が基板の結晶格子に重大な損傷を与えること
が知られている。これが従来の集積回路製造プロセスに
おいて、イオン注入ステップの後で常にアニーリングス
テップが行われる理由の一つである。従来は、これらの
アニーリングステップが注入ステップの格子損傷を補修
し、注入された格子を高品質の結晶状態に復元すると考
えられていた。本発明者らはSRAMのプルダウントラ
ンジスタのドレン領域へのヒ素イオンの注入が、基板の
アニーリングによって適切に除去されない態様で、基板
に損傷を与えると判断している。これはヒ素注入に伴う
損傷がアニールによって簡単には除去できないほど厳し
いものであることを反映しているかもしれない。あるい
は、大きいヒ素原子を収容することによって格子に生じ
たひずみが非結晶ソース領域またはドレン領域に付随す
る漏れとは異なる漏れ成分を従来のプルダウントランジ
スタのヒ素注入ドレンに引き起こすのかもしれない。
【0011】とにかく、プルダウントランジスタのドレ
ンがSRAMセルのそれぞれの電荷記憶ノードに直接接
続されているため、プルダウントランジスタのドレンへ
のヒ素イオン注入に付随する電荷漏れのレベルは、電荷
記憶ノードに対して望ましくないレベルの漏れをもたら
し、これがSRAMセルの消費電力の望ましくない増加
を引き起こす。SRAMセルのプルダウントランジスタ
のドレンを規定するためにヒ素イオンの注入を使用する
ことに付随した望ましくない電荷漏れも、アンチモン
(Sb)などの他の大きくて重いN型ドーパントを注入
して、SRAMセルのプルダウントランジスタのドレン
を規定するならば明らかになると考えられる。本発明者
らはSRAMのプルダウントランジスタのドレンをリン
イオンの注入のみによって規定した場合に、電荷記憶ノ
ードからの漏れのレベルの低下が認められると判断し
た。本発明のこの態様はプルダウントランジスタドレン
に対する注入ドーズを約1×1014/cm3イオン未満
に制限することにより、いくつかの実施の形態において
特に高くなる。もっとも好ましいのは、プルダウントラ
ンジスタのドレンがゲート電極を規定し、ゲート電極の
縁部に整合する第一の注入を行い、ゲート電極の縁部に
絶縁側壁スペーサを形成し、側壁スペーサに整合した第
二の注入を行うことによって、通常形成される軽くドー
プされたドレン(lightly doped drain:LDD)を有
していることである。
【0012】SRAMセルのプルダウントランジスタに
リンドープドレンを使用すると、プルダウントランジス
タの典型的な駆動能力が下がる。そのため、プルダウン
トランジスタの動作特性を調節して、電荷記憶ノードか
らの漏れを少なくする場合には、SRAMセルの安定性
を確保するために、パストランジスタに比較して十分な
駆動能力をプルダウントランジスタが有しているように
調節を適応させることが重要である。このような適応は
パストランジスタの特性や、プルダウントランジスタの
特性に行うことができる。本発明の特に好ましい実施の
形態はプルダウントランジスタのソースに、改善された
駆動能力を与えて、プルダウントランジスタのドレンの
特に好ましい構成に付随した駆動能力の低下に部分的に
適応する。これは比較的高いレベルのヒ素ドーピングを
プルダウントランジスタのソース領域に与えることによ
って達成できる。本発明の特に好ましい実施の形態にお
いて、ヒ素注入はプルダウントランジスタのソース領域
への第三の注入である。それ故、本発明の特に好ましい
実施の形態はSRAMセルに対して非対称的なプルダウ
ントランジスタをもたらす。
【0013】プルダウントランジスタのソース領域は、
SRAMの周辺回路、特にSRAMのESD保護回路の
高い駆動能力と多くの点で同等な高い駆動能力を有して
いる。本発明の特に好ましい実施の形態は周辺回路の静
電放電(ESD)保護回路のソース/ドレン領域の少な
くともいくつかを形成するために使用されるのと同じ注
入ステップを使用して、同時にプルダウントランジスタ
のソースを形成する。これにより、周辺回路のESD保
護トランジスタのソース領域およびドレン領域の高い駆
動能力と同様な駆動能力を有するソースが、プルダウン
トランジスタに対して作成される。本発明のこれらおよ
びその他の態様を、図面を参照して説明する。
【0014】図1は交差結合インバータを形成するよう
に接続された二つのPMOS負荷トランジスタ10、1
2と、二つのNMOSプルダウントランジスタ14、1
6を含むSRAMセル(6トランジスタセルないし6T
セル)を示す。PMOS負荷トランジスタ10、12の
各々は対応するNMOSプルダウントランジスタ14、
16のゲートに接続されたゲートを有している。PMO
S負荷トランジスタ10、12のドレンは対応するNM
OSトランジスタ14、16に接続されて、従来の構成
を有するインバータを形成している。負荷トランジスタ
のソースは高基準電位、通常はVCCに接続され、プルダ
ウントランジスタのソースは接地されていてもよい低基
準電位、通常はVSSに接続されている。PMOSトラン
ジスタ10とNMOSトランジスタ14は一つのインバ
ータを構成しており、PMOSトランジスタ10のゲー
トとNMOSトランジスタ14のゲートは他方のインバ
ータのトランジスタ12、16のドレンに接続されてい
る。同様に、他方のインバータを構成するPMOSトラ
ンジスタ12とNMOSトランジスタ16のゲートは、
トランジスタ10、14のドレンに接続されている。そ
れ故、第一のインバータのトランジスタ10、14のド
レン(ノードN1)に存在する電位は、第二のインバー
タのトランジスタ12、16のゲートに印加され、電荷
は第二のインバータをONまたはOFF状態に維持する
働きをする。論理的に逆の電位が第二のインバータのト
ランジスタ12、16のドレン(ノードN2)と、第一
のインバータのトランジスタ10、14のゲートに存在
しており、第一のインバータを相補的なOFFまたはO
N状態に維持している。それ故、図示のSRAMのラッ
チは二つの安定状態、すなわち事前定義の電位が電荷記
憶ノードN1に、また低い電位が電荷記憶ノードN2に
存在している状態と、低い電位が電荷記憶ノードN1
に、また事前定義の電位が電荷記憶ノードN2に存在し
ている第二の状態とを有している。二進データはラッチ
の二つの状態の間をトグルすることによって記録され
る。十分な電荷が電荷記憶ノードに、それ故関連付けら
れたインバータの結合されたゲートに記憶されていて、
インバータの一方を「ON」に、他方のインバータを
「OFF」に明確に保持しなければならず、これによっ
てメモリの状態を保存する。SRAMセルの安定性は電
荷記憶ノードにおける電位が正規の値から変動するが、
SRAMセルをその元の状態に依然維持することのでき
るマージンによって定量化できる。
【0015】SRAMセルの状態は従来、相補ビットラ
イン(BL、BLバー)の対にセルの二つの電荷記憶ノ
ードN1、N2を選択的に接続することによって読み出
される。パストランジスタ18、20の対が電荷記憶ノ
ードN1、N2と、対応するビットラインBL、BLバ
ーの間に接続されている。読出し操作前に、ビットライ
ンBL、BLバーが高基準電圧と低基準電圧の中間の電
圧、通常は1/2・(VCC−VSS)で等化され、ワード
ラインWL上の信号がパストランジスタをONとする。
たとえば、N1がVCCという所定の電位まで充電され、
N2が低い電位VSSまで充電されていると考える。パス
トランジスタ18、20がONになると、電荷がノード
N1からパストランジスタ18を通ってビットラインB
Lへ流れ始める。ノードN1の電荷はビットラインBL
へ流出し始め、負荷トランジスタ10を通ってノードN
1へ流れる電荷によって補充される。同時に、電荷はビ
ットラインからパストランジスタ20を通ってノードN
2に流れ、またノードN2からプルダウントランジスタ
16を通って流れる。パストランジスタ18を通って流
れる電流がトランジスタ10を通るものよりも多くなる
と、電荷はノードN1から流出し始め、ノードN1はあ
るレベルまで下がると、プルダウントランジスタ16を
OFFとし始める。パストランジスタ20を通って流れ
る電流がプルダウントランジスタ16を通って流れるも
のよりも多くなると、電荷は電荷記憶ノードN2に蓄積
し始め、ノードN2はあるレベルまで充電すると、負荷
トランジスタ10をOFFとし始める。
【0016】一般に、6トランジスタSRAMセルは二
つの負荷デバイス10および12として薄膜トランジス
タ(TFT)を使用する。このような二つのTFT S
RAMセル構成の場合、負荷トランジスタ10、12の
ソース、ドレンおよびチャネル領域、ならびにゲート電
極はすべて、SRAM回路の下部層を覆っている絶縁材
料層に付着されたポリシリコンで形成されており、前記
下部層は基板の表面に形成されているパストランジスタ
とプルダウントランジスタを含んでいる。TFT構造お
よびSRAMのレイアウトの特定の態様はここでの議論
の中心となるものではなく、したがって、本明細書では
これ以上説明しない。コンパクトなセルのレイアウトを
達成し、TFT負荷デバイスからの低い漏れレベルを達
成する方法および構造については、参照することにより
本明細書の一部となる「Field Effect Thin-Film Trans
istor for an SRAM with Reduced Standby Current」な
る名称のNishimura他に対する米国特許第55
14880号で論じられている。Nishimura特
許はプルダウントランジスタのソースおよびドレン領域
へのヒ素注入を使用しているが、Nishimura特
許の教示のこの部分が教示として本明細書には組み込ま
れないことに留意すべきである。
【0017】本発明の一態様はプルダウンFETのソー
ス領域が形成されるのと同時に、SRAMの周辺回路の
一部を形成するために共通注入ステップを使用すること
に関する。図2は本発明によるSRAMの周辺回路の構
成要素の一つを示す。参照番号22は、SRAMの入出
力端子の各々を他の回路に接続するために使用される典
型的な金属ボンディングパッドを示す。
【0018】たとえば、パッド22を使用して、SRA
Mにアドレス信号を与えたり、SRAMにデータを与え
たりあるいはこれから読み取ることができる。電源電圧
および基準電圧の一つまたは複数の異なるレベルを、図
2に示すもののような外部接点パッドからSRAMに与
えることもできる。一部切欠き図で示すパッドからの延
長部は、SRAMの周辺ESD回路24で例示されてい
るESD保護回路のトランジスタのソースまたはドレン
に接触している。図示のESD保護デバイス24はソー
ス/ドレン領域26、30およびポリシリコンフローテ
ィングゲート28を有するフローティングゲートトラン
ジスタである。ソース/ドレン領域26、30の各々は
トランジスタが比較的大きい電流を取り扱い、駆動する
のに適切なドーピングプロファイルを有している。それ
故、これらのソース/ドレン領域が本発明にしたがって
形成されたSRAMセルのプルダウントランジスタに特
に好ましい特性を有していることが望ましい。高電流駆
動能力も有しているのが好ましい他のデバイスも周辺回
路にあることを理解すべきである。たとえば、パッド2
2との間で信号の受け渡しを行う入出力(I/O)バッ
ファも高い駆動能力を有していることが望ましい。通常
は、しかしながら、このようなI/O回路の駆動能力は
ESD保護デバイスのソースおよびドレン領域に対する
ものほど、希望するプルダウントランジスタのソース特
性によくあったものではない。それ故、プルダウントラ
ンジスタのソース領域がESD保護トランジスタと同様
な電流駆動特性を有していることがもっとも好ましい。
以下の説明を簡単にするために、図2に示したものとは
異なっているが、一般的に同じ目的を果たすESD保護
回路24の単一のNMOSトランジスタを、図3からの
図に示す。この検討はSRAMに対してESD保護を含
むI/O機能を一般的に果たす回路としての周辺デバイ
スに関する。これは好ましいSRAMデバイスの主メモ
リセルアレイで見出されるトランジスタおよび増幅器と
対照をなすものである。これらのトランジスタをここで
は、セルトランジスタという。
【0019】図3は図1に示した6Tセルのプルダウン
トランジスタの一つと、パストランジスタの一つとに対
応している二つのセルトランジスタ14、18を示して
いる。図3には、周辺回路内のESD保護回路の例示的
なNMOSトランジスタ24も示されている。もちろ
ん、図3に示した各種のデバイスがSRAMの実際の実
施態様において図示の態様で典型的に整合されたり、構
成されたりしていないことが理解されよう。それどころ
か、図3の構成および整合は本発明の教示を説明するの
を単純化するために変形されている。図3はゲート電極
が規定され、第一のソース/ドレン注入が行われた後
の、プロセスの流れの初期段階におけるSRAMのさま
ざまな部分を示している。SRAMはシリコン基板30
上に形成され、フィールド酸化物デバイス分離領域32
が基板30の上に形成されている。フィールド酸化物デ
バイス分離領域32はシリコン局所酸化(LOCOS)
技法によって形成してもよいし、基板にトレンチをエッ
チングし、次いで化学蒸着によってトレンチを充填する
ように酸化物を付着させることにより浅いトレンチ分離
デバイスとして設けてもよい。浅いトレンチ分離構造の
規定は化学機械研磨プロセスによって完全なものとされ
る。フィールド分離デバイス32が基板上に設けられた
後、熱酸化物を基板上に約30〜200Åの厚さまで成
長させる。実施の形態によっては、周辺回路においてメ
モリセルアレイに使用されるものよりも高い動作電圧に
適応するのが必要な場合は特に、周辺回路内のデバイス
上にもっと厚いゲート酸化物層を成長させるのが好まし
いこともある。
【0020】ポリシリコンをデバイスの表面に付着さ
せ、ドープし、パターン化して、図示の構造内部のさま
ざまなタイプのトランジスタの各々に適切なゲート電極
42、52および62を規定する。図には類似した大き
さおよび形状のゲート電極が示されているが、これらの
トランジスタの各々の電流駆動および動作要件がさまざ
まであり、SRAMに望ましい安定性および性能の特性
を得るために調節されたそれぞれの特性を通常有してい
るため、これが実際には当てはまらないことがしばしば
あることを理解すべきである。図3をさらに参照する
と、次に図示のデバイスのソース/ドレン領域の軽くド
ープされた(N−)部分40、50、60の自動整合注
入のためのマスクとしてゲート電極42、52、62を
使用して、ドーズとエネルギーが低いリンイオンの軽い
ブランケットドープを基板に対して行う。LDDソース
/ドレン領域の軽くドープされた部分のこのブランケッ
ト注入は、本発明の好ましい実施の形態によれば、約3
5KeVのエネルギーで約1〜3×1013/cm2のド
ーズまで行われる。これまでのプロセスの結果を図3に
略示する。プルダウントランジスタ14は基板30の表
面に形成されたソース/ドレン領域40と、基板の表面
のゲート酸化物層(図示せず)上に形成されたゲート電
極42とからなる。パストランジスタ18は基板の表面
に形成されたソース/ドレン領域50と、ゲート酸化物
層上に形成されたゲート電極52とを含んでいる。ES
D保護回路トランジスタ24はソース/ドレン領域60
とゲート電極62とを含んでいる。プルダウントランジ
スタ、パストランジスタおよびESD保護回路トランジ
スタのゲート電極は少なくとも部分的に、ドープされた
ポリシリコンで形成されている。ゲート電極を複数層の
導電体として形成した場合、ゲート電極の少なくともも
っとも下の部分はドープされたポリシリコンの層で形成
される。プルダウントランジスタおよびパストランジス
タの電極42、52、62のゲート内のドープされたポ
リシリコンの最下層は単一層のポリシリコンで形成して
よいが、SRAMセルの他の構成においては、ケイ化タ
ングステンまたはケイ化チタンを含む導体の異なる層を
プルダウントランジスタ、パストランジスタおよびES
D保護回路トランジスタのゲート電極内に組み込んでも
よい。
【0021】図4はパストランジスタ、プルダウントラ
ンジスタおよび周辺トランジスタのソース/ドレン領域
の軽くドープされたドレン構造を形成するプロセスの一
部としてゲート電極の両側に、絶縁スペーサを形成した
後のデバイスを示す。絶縁スペーサ構造は酸化シリコン
で形成してもよいが、細かいデザインルールの場合に
は、スペーサ構造がチッ化シリコンであることが好まし
い。図示の実施の形態において、スペーサ構造はCVD
酸化物の層を約1500〜2500Åの間の厚さに付着
させ、酸化物層をエッチバックして、ソース/ドレン領
域を露出させ、プルダウントランジスタ、パストランジ
スタおよび周辺トランジスタ14、18および24それ
ぞれのゲート電極42、52および62の側壁に沿って
酸化物スペーサ構造44、54および64を形成するこ
とによって形成される。例示的な酸化物層の場合、エッ
チバック操作は反応性イオンエッチングおよびフッ素エ
ッチ化学を使用して行われる。付着される層の厚さがゲ
ート電極に沿って形成される側壁スペーサ構造の厚さを
大部分決定する。
【0022】絶縁スペーサ44、54および64がゲー
ト電極に沿って形成された後、リンイオンの第二のブラ
ンケット注入がデバイスに対して行われて、ソース/ド
レン領域のより強くドープされた部分を形成する。本発
明によれば、第二のリン注入により、リンイオンのドー
ズは約40KeVにおいて1×1013〜1×1014/c
2の間になる。この注入の結果として、より強くドー
プされたN型の領域がスペーサ構造に自動整合して形成
されて、プルダウントランジスタ、パストランジスタお
よびESD保護トランジスタ14、18および24それ
ぞれのソース/ドレン領域46、56および66に対し
てLDD構造を与える。
【0023】図示のデバイスに加えて、SRAMの周辺
回路内には、各種の付加的なI/O回路を含む付加的な
デバイスが通常存在している。これらの周辺回路は通
常、比較的高い電流駆動能力を備えたインバータその他
のタイプのバッファ回路を含んでいる。このようなI/
O回路は、たとえば、結合されたPMOSおよびNMO
SのトランジスタからなるCMOSインバータを含んで
いたり、またはNMOSトランジスタを単独で、あるい
はPMOSトランジスタと組み合せて含んでいてもよ
い。通常、I/O回路のNMOSトランジスタは第一の
二回のイオン注入にさらされ、次いでさらに注入を受け
て、これらのI/Oまたはその他の周辺回路となる。図
4に示したプルダウン、パスおよびESD保護回路の各
々にはマスクが設けら、周辺回路のNMOSトランジス
タのソース/ドレン領域へ注入が行われる。この注入は
約55KeVのエネルギーで約2×1015cm2のドー
ズまで注入されたヒ素イオンによるものでよい。このマ
スクを剥離し、ESD回路の規定を完了させるために使
用される新しいマスクを設ける。
【0024】図5に示すように、ESDマスク80がS
RAM上に設けられる。図に略示するように、ESDマ
スクはパストランジスタ全体を覆っており、またプルダ
ウントランジスタのドレン領域を覆って、プルダウント
ランジスタのドレンがESD注入を受けないようにして
いる。ESD保護回路以外の周辺回路はESDマスクに
よって覆われているので、ESD注入を受けることがな
い。次に、ESD注入をESD保護回路トランジスタ2
4のソース/ドレン領域67、およびプルダウントラン
ジスタ14のソース48に対して行う。プルダウントラ
ンジスタのドレン47に対しては、注入は行われない。
ESD注入の第一の部分は約55KeVのエネルギーで
約1×1015/cm2のヒ素イオンのドーズをもたら
す。最後に、ホウ素イオンのポケットないしハロ注入を
ESD保護回路トランジスタのソース/ドレン領域に対
して行って、ポケットドープ領域68を形成し、またプ
ルダウントランジスタ14のソース領域に対して行っ
て、プルダウントランジスタのチャネルに隣接したポケ
ットドープ領域49を形成する。ポケット注入は約2〜
5×1013/cm2のドーズをもたらすように60Ke
Vのエネルギーにおいて、好ましくは基板を回転させた
約30°の傾斜角度で注入したホウ素イオンからなって
いる。ポケットドープ領域はパンチスルー効果を制限す
る働きをする。次いで、ESDマスク80を剥ぎ取る。
すべての注入を行った後、各種の注入をアニールし、約
800℃の温度で約20〜30分間の電気炉アニール、
または約1000〜1100℃で約10〜60秒間の急
速熱アニールプロセスのいずれかによって活性化する。
【0025】図6は図5に示したプロセス工程における
SRAMメモリセルアレイの一部の異なる図である。実
用的な実施態様において、SRAMセルのプルダウント
ランジスタ14、16は共通のソース注入時に形成され
る。それ故、ESDマスク80はプルダウントランジス
タ14、16のドレン47を覆い、共通ソース領域を露
出させて、ソース領域48の周辺にP型のポケットドー
プ領域49がある比較的深いヒ素が注入されたソース領
域48をもたらすように設けられる。
【0026】さらに処理を行って、図5のデバイス上に
絶縁層を、また絶縁層上に負荷デバイスを設ける。図1
に略示したSRAMを完成させるのに必要な他のプロセ
ス工程は従来のものであり、上述し、参照することによ
って本明細書の一部としたNishimura特許に適
切に記載されている。それ故、他の処理工程については
本明細書では説明しない。
【0027】本発明を本発明のいくつかの好ましい実施
の形態に特に注目して説明してきたが、本発明は上述の
特定の実施の形態に限定されるものではない。本発明の
範囲は首記の特許請求の範囲によって決定されるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施の形態による6トランジ
スタ(6T)のSRAMセルの略図である。
【図2】本発明の好ましい実施の形態によって形成され
たSRAMの周辺回路に設けることのできる静電放電
(ESD)保護回路の略図である。
【図3】本発明の好ましい実施の形態による製造の初期
段階におけるSRAMのさまざまな部分を示す略図であ
る。
【図4】図3に示す段階に続く段階におけるSRAMの
さまざまな部分を示す略図である。
【図5】図4に示す段階に続く段階におけるSRAMの
さまざまな部分を示す略図である。
【図6】本発明の好ましい実施の形態によって形成され
たSRAMセルの二つのプルダウントランジスタの共通
ソース領域に対して行われる注入を示す図である。
【符号の説明】
10、12 PMOS負荷トランジスタ 14、16 NMOSプルダウントランジスタ 18、20 パストランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−78256(JP,A) 特開 平4−262574(JP,A) 特開 平7−161841(JP,A) 特開 平2−58870(JP,A) 特開 平6−163831(JP,A) 特開 平6−140631(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/8244 H01L 27/11 JICSTファイル(JOIS)

Claims (19)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のスタティックランダムアクセスメ
    モリ(SRAM)セルと、SRAMセルをアドレスする
    ためのビットラインのアレイを有するSRAMを作成す
    る方法において、 SRAMセルのために高基準電位接点、低基準電位接
    点、および電荷記憶ノードを設けるステップと、 電荷記憶ノードと低基準電位接点の間に接続され、低基
    準電位に接続されたソースと電荷記憶ノードに接続され
    たドレンとを有しており、ソース領域がドーパントとし
    てリン、ヒ素、および、ホウ素を有しており、ドレン領
    域がドーパントとしてヒ素およびホウ素を有さないプル
    ダウントランジスタを設けるステップと、ESDソース/ドレン領域を備えたトランジスタを含
    み、ESDソース/ドレン領域がドーパントとしてリ
    ン、ヒ素およびホウ素を有するESD保護回路を設ける
    ステップと、 電荷記憶ノードとビットラインの間に接続されたパスト
    ランジスタを設けるステップと、 電荷記憶ノードと高基準電位接点の間に接続された負荷
    デバイスを設けるステップとを備える方法であって、プ
    ルダウントランジスタのソース領域およびEDSソース
    /レイン領域中のヒ素イオン、ホウ素イオンは、 プルダウントランジスタを注入マスクによってマスクし
    て、EDSソース/ドレン領域、および、プルダウント
    ランジスタのソース領域の部分となるプルダウントラン
    ジスタの部分を露出し、プルダウントランジスタのドレ
    ン領域の部分となるプルダウントランジスタの少なくと
    も他の部分を覆うステップと、 ヒ素イオンをEDSソース/ドレン領域、および、プル
    ダウントランジスタのソース領域に注入するステップ
    と、 ホウ素イオンをEDSソース/ドレン領域、および、プ
    ルダウントランジスタのソース領域にポケット注入する
    ステップとにより注入されることを特徴とするスタティ
    ックランダムアクセスメモリを作成する方法。
  2. 【請求項2】 プルダウントランジスタのソースがプル
    ダウンソースドーピング分布を有しており、ESDソー
    ス/ドレン領域がプルダウンソースドーピング分布を有
    している請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 プルダウントランジスタがゲート酸化物
    層上にゲート電極を設け、 ゲート電極に自動整合する第一のリン注入を行い、 ゲート電極に沿って絶縁スペーサを設け、 絶縁スペーサに自動整合する第二のリン注入を行い、こ
    れによってプルダウントランジスタのソースおよびドレ
    ンのためにリンLDD構造を与えることによって形成さ
    れる請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 注入マスクがSRAMの周辺回路部分に
    開口を有しており、ヒ素イオンを注入するステップがS
    RAMの周辺回路に設けられた周辺トランジスタのソー
    ス/ドレン領域にもヒ素イオンを与える請求項に記載
    の方法。
  5. 【請求項5】 周辺トランジスタがSRAM用のESD
    保護回路の一部である請求項に記載の方法。
  6. 【請求項6】 プルダウントランジスタのドレン内のド
    ーパントが本質的に、約1×1014/cm未満のド
    ーズをもたらすリンからなっている請求項に記載の方
    法。
  7. 【請求項7】 プルダウントランジスタと、パストラン
    ジスタとを備えている複数のスタティックランダムアク
    セスメモリ(SRAM)セルを有するSRAMを作成す
    る方法において、 ゲート酸化物層上にゲート電極を設け、ゲート電極に自
    動整合する第一のリン注入を行い、ゲート電極に沿って
    絶縁スペーサを設け、絶縁スペーサに自動整合する第二
    のリン注入を行い、これによってプルダウントランジス
    タのソースおよびドレンのためのリンLDD構造を与
    え、ソース領域を低基準電位に接続し、ドレン領域を電
    荷記憶ノードに接続することによってプルダウントラン
    ジスタを設けるステップと、 プルダウントランジスタを注入マスクによってマスクし
    て、プルダウントランジスタのソース領域の部分となる
    プルダウントランジスタの部分を露出させ、プルダウン
    トランジスタのドレン領域の部分となるプルダウントラ
    ンジスタの少なくとも他の部分を覆い、ヒ素イオンをプ
    ルダウントランジスタのソース領域に注入するステップ
    と、 電荷記憶ノードとビットラインの間に接続されたパスト
    ランジスタを設けるステップと、 電荷記憶ノードと高基準電位接点の間に接続された負荷
    デバイスを設けるステップとを備えている方法。
  8. 【請求項8】 注入マスクがSRAMの周辺回路部分に
    開口を有しており、ヒ素イオンを注入するステップがS
    RAMの周辺回路に設けられた周辺トランジスタのソー
    ス/ドレン領域にもヒ素イオンを与える請求項に記載
    の方法。
  9. 【請求項9】 周辺トランジスタがSRAM用のESD
    保護回路の一部である請求項に記載の方法。
  10. 【請求項10】 プルダウントランジスタのドレン内の
    ドーパントが本質的に、約1×1014/cm未満の
    ドーズをもたらすリンからなっている請求項に記載の
    方法。
  11. 【請求項11】 プルダウントランジスタと、パストラ
    ンジスタとを備えている複数のスタティックランダムア
    クセスメモリ(SRAM)セルを有するSRAMを作成
    する方法において、 ソースとドレンを有しており、ドレンにおけるドーパン
    トが本質的にリンよりなり、ソースにおけるドーパント
    が本質的にリン、ヒ素、および、ホウ素よりなり、ドレ
    ンよりも高いドーパント濃度を有しているプルダウント
    ランジスタを設けるステップと、 電荷記憶ノードとビットラインの間に接続されたパスト
    ランジスタを設けるステップと、 電荷記憶ノードと基準電位接点に接続された負荷デバイ
    スを設けるステップと、ドーパントが本質的にリン、ヒ素、ホウ素よりなるソー
    スおよびドレンを有するトランジスタを備えるEDS保
    護回路を設けるステップとを備えている方法。
  12. 【請求項12】 ドレンがリンイオンの一回または複数
    回の注入によってドープされ、注入の各々が約1×10
    14/cm未満のドーズを有している請求項11に記
    載の方法。
  13. 【請求項13】 プルダウントランジスタがゲート酸化
    物層上にゲート電極を設け、ゲート電極に自動整合する
    第一のリン注入を行い、ゲート電極に沿って絶縁スペー
    サを設け、絶縁スペーサに自動整合する第二のリン注入
    を行い、これによってプルダウントランジスタのソース
    およびドレンのためのリンLDD構造を与えることによ
    って規定される請求項11に記載の方法。
  14. 【請求項14】 プルダウントランジスタを注入マスク
    によってマスクして、プルダウントランジスタのソース
    領域の部分となるプルダウントランジスタの部分を露出
    させ、プルダウントランジスタのドレン領域の部分とな
    るプルダウントランジスタの少なくとも他の部分を覆
    い、ヒ素イオンをプルダウントランジスタのソース領域
    に注入するステップをさらに含んでいる請求項11に記
    載の方法。
  15. 【請求項15】 注入マスクがSRAMの周辺回路部分
    に開口を有しており、ヒ素イオンを注入するステップが
    SRAMの周辺回路に設けられた周辺トランジスタのソ
    ース/ドレン領域にもヒ素イオンを与える請求項14
    記載の方法。
  16. 【請求項16】 周辺トランジスタがSRAM用のES
    D保護回路の一部である請求項15に記載の方法。
  17. 【請求項17】 プルダウントランジスタのドレン内の
    ドーパントが本質的に、約1×1014/cm未満の
    ドーズをもたらすリンからなっている請求項11に記載
    の方法。
  18. 【請求項18】 プルダウントランジスタのドレン内の
    ドーパントが本質的に、約1×1014/cm未満の
    ドーズをもたらすリンからなっている請求項16に記載
    の方法。
  19. 【請求項19】 ヒ素イオンがプルダウントランジスタ
    のドレンにリンイオンを与えるドーズの十倍以上のドー
    ズで与えられる請求項14に記載の方法。
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