JP3249638B2 - ガラスパネルの製造法 - Google Patents

ガラスパネルの製造法

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浩士 小島
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガラスパネルの製造法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ガラス裏面にシリコーンを用
いて金属製取付金具を接着してガラスパネルを製造し、
金属製取付金具を躯体に取付けることによりガラスパネ
ルを躯体に取付ける方法は、SSG構法としてよく知ら
れている。この金属製取付金具の材質としてはアルミニ
ウムが使用される。また、シリコーンとして、室温硬化
性のシリコーンを用いた場合、室温・湿度コントロール
された部屋での7〜14日程度の養生日数が必要なた
め、生産性において特に問題があった。
【0003】最近では、接着性能の向上及び生産性の向
上を図るべく熱硬化性のシリコーンを使用したものも開
発されている。熱硬化性のシリコーンは、加熱炉におい
て、90℃〜150℃程度の温度で30分〜2時間程度
で硬化し、ゴム状となり、養生時間・スペースの面では
格段に改良されている。
【0004】しかし、ガラスとアルミニウムという異な
る熱膨張係数を有する部材を高温で接着させるため
温に戻したとき介在するシリコーンに歪が残ってしま
い、この影響でガラスが凸面に変形し、反射映像が歪む
という課題があった。良好な反射映像を得るためには、
接着辺の長さを短くするかガラスの厚さを増やせばよい
が、接着辺を短くすることは設計上限界があり、ガラス
の厚さを増すことはコストが上昇し現実的には不可能で
あるという課題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の技術
が有していた上述の課題を解消し、接着辺の長さを短か
くしたり、ガラスの厚さを増やすことなく良好な反射映
像を得られるガラスパネルの製造法の提供を目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ガラスパネル
の本体の裏面に熱硬化性接着材を介して金属製取付金具
を固定し、金属製取付金具によりガラスパネルを躯体に
取付けるためのガラスパネル製造法において、断面
字状部を有し、細長形状の金属製取付金具に離型剤を塗
布し、金属製取付金具の開口とガラスパネルの本体の裏
面とを対向して配し、金属製取付金具の内部に熱硬化性
接着材を注入し、熱硬化して熱硬化性接着材とガラスパ
ネルの本体の裏面とを接着すると共に熱硬化性接着材と
金属製取付金具とを係合し、次いで、金属製取付金具を
その長手方向にスライドするガラスパネルの製造法であ
る。
【0007】以下図面に基づいて説明する。図1は、本
発明により製造されるガラスパネルの斜視図である。図
において、1は本体、2は金属製取付金具、3は熱硬化
性シリコーンなどの熱硬化性接着材である。本体1の裏
面に固定される金属製取付金具2は細長形状をしてい
る。その断面は、2個のC字状をしたものが、各開口を
外側にして、一体化した形状をしている。
【0008】この一方の開口は、熱硬化性接着材3が
充填される。他方の開口は、躯体へ係合するためのもの
である。他方の開口は、躯体へ係合できるものであれば
断面がC字状以外、例えば断面がπ字状であってもよ
い。また、金属製取付金具の長さとしては、ガラスパ
ネルを施工した際パネルの垂直方向になる辺の長さとほ
ぼ同じである。
【0009】この金属製取付金具の材質としてはアル
ミニウム、ステンレス、鉄等が使用される。なかでもア
ルミニウムは、生産性に優れた押出成形法により成形で
きるので特に好ましい。
【0010】先ず、この金属製取付金具の熱硬化性接
着材が充填される部分である内面に離型剤を塗布する。
かかる離型剤としては、特に限定されず熱硬化性接着材
の離型剤としては、従来より使用されているものが利
用できる。
【0011】次いで、金属製取付金具2を離型剤を塗布
した部分の開口が本体1の裏面に対向するようにして配
する。通常、パネルを施工した際、垂直方向となる周縁
に、二本の金属製取付金具を配する。この際、粘着テ
ープ4により金属製取付金具2を本体1に接着し、仮止
する。
【0012】次いで、金属製取付金具と本体とで形
成される空間に熱硬化性接着材3を充填する。この熱硬
化性接着材としては、特に限定されず従来より使用さ
れているものが利用できる。次いで、これを熱硬化性接
着材の硬化温度で所定時間保持し、熱硬化性接着材
を硬化させる。この温度及び時間は、それぞれ90〜1
50℃、0.5〜2時間程度である。この状態で、金属
製取付金具2には熱硬化性接着材との熱膨張差による
歪が残存している。
【0013】次いで、金属製取付金具をその長手方向
にわずか(例えば、1〜3cm程度)スライドさせ
後、元の位置へ戻すことにより、上記金属製取付金具
に残存する歪緩和する。なお、本体1としては、厚さ
6〜19mm、一辺の長さが1000〜2000mm程
度の矩形の板ガラスが例示される。また、その板ガラス
としても、熱線反射ガラス、熱線吸収ガラス等広範囲の
ものが使用できる。なかでも、熱線反射ガラスは反射映
像が強く現れるため、特に本発明が効果的である。
【0014】
【実施例】本体1としての8mm厚の熱線反射ガラス
に、粘着テープ4としてサーマルボンドという商品名の
両面テープ付き発泡体を用いて、金属製取付金具を一
時的に固定した。金属製取付金具は、図1に示した断
面形状のアルミニウム押出成形品であ。ガラスの接着
辺長さは1500mmである。金属製取付金具には、
シリコーンと付着しないように離型剤を入念に塗布して
いる。
【0015】次いでガラス、両面テープ付き発泡体及び
金属製取付金具から形成される空間に、東芝シリコーン
製X0208という熱硬化性シリコーンを注入した。こ
のガラスパネルを、加熱炉に入れ、100℃で90分間
保持し、シリコーンを硬化させた。硬化後のパネルを、
200mm角の格子の描かれたグリッドボードの正面
約40m離して対峙させ、ガラス面に映る格子の反射映
像を調べた。ガラスは、金属製取付金具を固定した面
反対側に、接着辺の中央部を凸状にして変形しており、
映像は格子の中央部が左右に膨らんでいた。
【0016】次いで、このパネルを台に乗せ、パネル
台に固定した。次いで、シリコーン注入孔部周辺にはみ
出したシリコーンを除去し、金属製取付金具をその長手
方向に1〜2cmスライドした後、元の位置に戻した。
その際、350kgf〜550kgf程度の荷重で金属
製取付金具をスライドすることができた。この後、反射
映像の再確認を行ったところ、反射映像は、良好であっ
た。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、比較的大きなサイズの
ガラスパネルであっても、厚さを厚くすることなく良好
な反射映像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により製造されるガラスパネルの斜視
図。
【符号の説明】
1:本体 2:金属製取付金具 3:熱硬化性接着材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04C 2/38 E04B 2/56 - 2/72 E06B 3/54 - 3/88

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガラスパネルの本体の裏面に熱硬化性接着
    材を介して金属製取付金具を固定し、金属製取付金具に
    よりガラスパネルを躯体に取付けるためのガラスパネル
    製造法において、断面C字状部を有し、細長形状の金
    属製取付金具に離型剤を塗布し、金属製取付金具の開口
    とガラスパネルの本体の裏面とを対向して配し、金属製
    取付金具の内部に熱硬化性接着材を注入し、熱硬化して
    熱硬化性接着材とガラスパネルの本体の裏面とを接着す
    ると共に熱硬化性接着材と金属製取付金具とを係合し、
    次いで、金属製取付金具をその長手方向にスライドする
    ガラスパネルの製造法。
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JP4792987B2 (ja) * 2006-01-19 2011-10-12 セントラル硝子株式会社 枠体付きガラスパネル
US10562274B1 (en) 2016-02-22 2020-02-18 Apple Inc. Glass fastening and sealing systems

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