JP3249226B2 - トーチ点火式ガスエンジンの燃料ガス供給装置 - Google Patents
トーチ点火式ガスエンジンの燃料ガス供給装置Info
- Publication number
- JP3249226B2 JP3249226B2 JP04216593A JP4216593A JP3249226B2 JP 3249226 B2 JP3249226 B2 JP 3249226B2 JP 04216593 A JP04216593 A JP 04216593A JP 4216593 A JP4216593 A JP 4216593A JP 3249226 B2 JP3249226 B2 JP 3249226B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- gas
- chamber
- sub
- gas supply
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、トーチ点火用副室内に
導入した点火用燃料ガスに点火栓により着火せしめ、こ
れを主燃焼室内に噴出させて主燃焼室内の混合ガスに点
火燃焼させる方式のトーチ点火式ガスエンジンの燃料供
給装置に関する。
導入した点火用燃料ガスに点火栓により着火せしめ、こ
れを主燃焼室内に噴出させて主燃焼室内の混合ガスに点
火燃焼させる方式のトーチ点火式ガスエンジンの燃料供
給装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】図２に従来のトーチ点火式ガスエンジン
の１例を示す。図において、１３０はピストン、１３２
はエンジン本体、１３１は主燃焼室、１２５はトーチ点
火副室、１２４は該副室１２５に設けられた点火栓であ
る。
の１例を示す。図において、１３０はピストン、１３２
はエンジン本体、１３１は主燃焼室、１２５はトーチ点
火副室、１２４は該副室１２５に設けられた点火栓であ
る。
【０００３】燃料ガスは、燃料ガス供給元管１０１よ
り、ガスエンジン用供給元管１０２を通り、ここで主燃
料ガス供給管１０３とトーチ点火用副室ガス供給管１０
７とに分岐される。
り、ガスエンジン用供給元管１０２を通り、ここで主燃
料ガス供給管１０３とトーチ点火用副室ガス供給管１０
７とに分岐される。
【０００４】主燃料ガスは前記ガス供給管１０３から電
磁弁１０４，圧力調整弁１０５，スロットル弁１０６，
ガスミキサ１２７，過給機１２８を通って、ガス圧力、
流量を調整されるとともに、空気と混合せしめられ、エ
ンジンの吸入行程において、主燃焼室１３１に吸入され
る。
磁弁１０４，圧力調整弁１０５，スロットル弁１０６，
ガスミキサ１２７，過給機１２８を通って、ガス圧力、
流量を調整されるとともに、空気と混合せしめられ、エ
ンジンの吸入行程において、主燃焼室１３１に吸入され
る。
【０００５】一方、トーチ点火用副室燃料ガスは、電磁
弁１０８を介して圧力調整弁１１８によりあらかじめ必
要圧力に調整され、主として、エンジンの吸排気行程に
逆止弁１２３を経てトーチ点火副室１２５内に供給され
る。そしてエンジン圧縮上死点近傍で点火栓１２４の放
電によりトーチ点火副室１２５内のガスに着火させ、こ
れを主燃焼室１３１内の混合ガス内に噴出させ、該混合
ガスに点火燃焼させる。
弁１０８を介して圧力調整弁１１８によりあらかじめ必
要圧力に調整され、主として、エンジンの吸排気行程に
逆止弁１２３を経てトーチ点火副室１２５内に供給され
る。そしてエンジン圧縮上死点近傍で点火栓１２４の放
電によりトーチ点火副室１２５内のガスに着火させ、こ
れを主燃焼室１３１内の混合ガス内に噴出させ、該混合
ガスに点火燃焼させる。
【０００６】トーチ点火用副室ガスの圧力は、過給機付
エンジンにおいては、エンジン吸入動作上、エンジン吸
入空気圧力よりも高い（一般に１ｋｇｆ／ｃｍ2 以上）
供給圧力を必要とする。このため、一般に、燃料ガス供
給元管１０１内圧力が１ｋｇｆ／ｃｍ2 を超えるような
ガス条件の許において、過給機付トーチ点火式ガスエン
ジンが採用されている。尚、１３３はスロットル弁制御
装置、１３４は電磁弁１０４，１０８の切換制御装置、
１２６は空気吸入管である。
エンジンにおいては、エンジン吸入動作上、エンジン吸
入空気圧力よりも高い（一般に１ｋｇｆ／ｃｍ2 以上）
供給圧力を必要とする。このため、一般に、燃料ガス供
給元管１０１内圧力が１ｋｇｆ／ｃｍ2 を超えるような
ガス条件の許において、過給機付トーチ点火式ガスエン
ジンが採用されている。尚、１３３はスロットル弁制御
装置、１３４は電磁弁１０４，１０８の切換制御装置、
１２６は空気吸入管である。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】過給機付トーチ点火式
ガスエンジンは過給機１２８により過給されているた
め、吸気行程時のシリンダ内圧力が高く（通常１ｋｇｆ
／ｃｍ2 ）なっている。このため主として吸排気行程時
に直接トーチ点火副室内に供給する副室ガスの供給圧力
は、当然吸気行程時のシリンダ内圧力よりも更に高い圧
力で供給する必要がある。
ガスエンジンは過給機１２８により過給されているた
め、吸気行程時のシリンダ内圧力が高く（通常１ｋｇｆ
／ｃｍ2 ）なっている。このため主として吸排気行程時
に直接トーチ点火副室内に供給する副室ガスの供給圧力
は、当然吸気行程時のシリンダ内圧力よりも更に高い圧
力で供給する必要がある。
【０００８】一般にガスエンジンが多く採用されるの
は、定置の発電用として都市ガス配管が布設されている
地域であり、この地域における供給ガス圧力は、１５０
〜２００ｍｍＡｑ程度の低圧地域、１．０〜１．５ｋｇ
ｆ／ｃｍ2 程度の中圧地域が有るが従来の過給機付きト
ーチ点火ガスエンジンは、中圧地域のみにしか設置でき
ないという問題点がある。
は、定置の発電用として都市ガス配管が布設されている
地域であり、この地域における供給ガス圧力は、１５０
〜２００ｍｍＡｑ程度の低圧地域、１．０〜１．５ｋｇ
ｆ／ｃｍ2 程度の中圧地域が有るが従来の過給機付きト
ーチ点火ガスエンジンは、中圧地域のみにしか設置でき
ないという問題点がある。
【０００９】又、ガスエンジンの出力、仕様条件及び運
転負荷条件等によりトーチ点火副室ガス供給圧力は、前
記各条件に適合した圧力を必要とするが、図２のような
従来装置においては、これが得られないと云う問題点も
ある。
転負荷条件等によりトーチ点火副室ガス供給圧力は、前
記各条件に適合した圧力を必要とするが、図２のような
従来装置においては、これが得られないと云う問題点も
ある。
【００１０】本発明の目的は、前記のような問題点を解
消し、燃料ガスの供給圧力が低い場合においても、過給
機付きガスエンジンを所要の性能を維持して運転できる
ガスエンジンの燃料供給装置を提供するにある。
消し、燃料ガスの供給圧力が低い場合においても、過給
機付きガスエンジンを所要の性能を維持して運転できる
ガスエンジンの燃料供給装置を提供するにある。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、次の構成を備えたことを特徴としている。 （１）トーチ点火用副室ガス供給管に電磁クラッチ付電
動モーターにて駆動するガスコンプレッサを配設すると
共に、該コンプレッサの出口管に圧力タンク及び圧力リ
ミットスイッチを設置し、ガスコンプレッサの運転を制
御して前記圧力タンク内の圧力を所定圧力に自動制御で
きるようにする。
決するため、次の構成を備えたことを特徴としている。 （１）トーチ点火用副室ガス供給管に電磁クラッチ付電
動モーターにて駆動するガスコンプレッサを配設すると
共に、該コンプレッサの出口管に圧力タンク及び圧力リ
ミットスイッチを設置し、ガスコンプレッサの運転を制
御して前記圧力タンク内の圧力を所定圧力に自動制御で
きるようにする。
【００１２】（２）ガスコンプレッサ吐出後の副室ガス
供給管を２系統に分岐し、夫々の管路に圧力調整弁を配
設し、該調整弁を高圧（一般に１ｋｇｆ／ｃｍ2 以上）
と低圧（一般に１ｋｇｆ／ｃｍ2 以下）とに圧力調整可
能に構成すると共に、夫々に電磁開閉弁を設置すること
により、エンジン条件に応じた広範囲の圧力を得ること
が可能となる。
供給管を２系統に分岐し、夫々の管路に圧力調整弁を配
設し、該調整弁を高圧（一般に１ｋｇｆ／ｃｍ2 以上）
と低圧（一般に１ｋｇｆ／ｃｍ2 以下）とに圧力調整可
能に構成すると共に、夫々に電磁開閉弁を設置すること
により、エンジン条件に応じた広範囲の圧力を得ること
が可能となる。
【００１３】
【作用】燃料ガス元管の供給圧力が１５０ｍｍＡｑ程度
の低圧で供給されている場合、始動時以外の定常運転時
においては、トーチ点火副室ガス供給管入口に配設され
た電動のコンプレッサは常に運転状態となっており、燃
料ガスは該コンプレッサにより数ｋｇｆ／ｃｍ2 に加圧
され吐出される。
の低圧で供給されている場合、始動時以外の定常運転時
においては、トーチ点火副室ガス供給管入口に配設され
た電動のコンプレッサは常に運転状態となっており、燃
料ガスは該コンプレッサにより数ｋｇｆ／ｃｍ2 に加圧
され吐出される。
【００１４】ガスコンプレッサの出口管路には圧力タン
クが配設され、圧力スイッチによりガスコンプレッサの
電磁クラッチをＯＮ，ＯＦＦして圧力タンク内を所定圧
力に制御する。燃料ガスは、コンプレッサにより数ｋｇ
ｆ／ｃｍ2 の所定圧力に加圧された後、２方向に分岐さ
れ、夫々の管路に配設された圧力調整弁により低圧（始
動時）と高圧（負荷運転時）に制御される。夫々の管路
入口に設けられた電磁弁は、燃料ガスとエンジンの運転
条件に合わせた管路に切り替えてトーチ点火副室へ供給
する。
クが配設され、圧力スイッチによりガスコンプレッサの
電磁クラッチをＯＮ，ＯＦＦして圧力タンク内を所定圧
力に制御する。燃料ガスは、コンプレッサにより数ｋｇ
ｆ／ｃｍ2 の所定圧力に加圧された後、２方向に分岐さ
れ、夫々の管路に配設された圧力調整弁により低圧（始
動時）と高圧（負荷運転時）に制御される。夫々の管路
入口に設けられた電磁弁は、燃料ガスとエンジンの運転
条件に合わせた管路に切り替えてトーチ点火副室へ供給
する。
【００１５】従って始動時には過給機が充分働かず、シ
リンダ内への空気の供給圧力も低いため、トーチ点火副
室への供給ガス圧力を低くして始動時の着火性を良好に
する。高負荷運転条件下においては、過給機が充分に機
能するため、シリンダへの空気の供給圧力が高くなる。
従ってトーチ点火副室ガス供給圧力を高めて供給するこ
とにより、トーチ点火副室内の燃料ガスと空気との混合
条件が適切となり、着火燃焼が良好になる。
リンダ内への空気の供給圧力も低いため、トーチ点火副
室への供給ガス圧力を低くして始動時の着火性を良好に
する。高負荷運転条件下においては、過給機が充分に機
能するため、シリンダへの空気の供給圧力が高くなる。
従ってトーチ点火副室ガス供給圧力を高めて供給するこ
とにより、トーチ点火副室内の燃料ガスと空気との混合
条件が適切となり、着火燃焼が良好になる。
【００１６】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例について
説明すると、図１は本発明に係るガスエンジンの燃料供
給システムを示す系統図である。
説明すると、図１は本発明に係るガスエンジンの燃料供
給システムを示す系統図である。
【００１７】図において、３０はピストン、３２はエン
ジン本体、２８は過給機、２６は空気吸入管、２７はガ
スミキサ、５１は吸気弁、５２は排気弁である。また３
１は主燃焼室、２５はトーチ着火副室、２４は該副室に
装着された点火栓である。
ジン本体、２８は過給機、２６は空気吸入管、２７はガ
スミキサ、５１は吸気弁、５２は排気弁である。また３
１は主燃焼室、２５はトーチ着火副室、２４は該副室に
装着された点火栓である。
【００１８】０１は燃料ガスが供給される燃料ガス供給
元管、０２はガスエンジン用の燃料ガス供給元管、０３
は主燃料ガス供給管、０３′は主燃料ガス供給管０３か
ら分岐された副室ガス供給管、０４は主燃料ガス供給管
路に介装された電磁弁、０７は副室ガス供給管路０３′
に介装された電磁弁、０５は主燃料ガス管供給路に設け
られた圧力調整弁、０６はスロットル弁である。
元管、０２はガスエンジン用の燃料ガス供給元管、０３
は主燃料ガス供給管、０３′は主燃料ガス供給管０３か
ら分岐された副室ガス供給管、０４は主燃料ガス供給管
路に介装された電磁弁、０７は副室ガス供給管路０３′
に介装された電磁弁、０５は主燃料ガス管供給路に設け
られた圧力調整弁、０６はスロットル弁である。
【００１９】０８は副室ガス供給管０３′に設けられた
ガスコンプレッサ、０９は該コンプレッサ用の電磁クラ
ッチ、１０は該コンプレッサを駆動するモータ、１１は
圧力タンク、１２は該圧力タンク１１に附設された圧力
スイッチである。
ガスコンプレッサ、０９は該コンプレッサ用の電磁クラ
ッチ、１０は該コンプレッサを駆動するモータ、１１は
圧力タンク、１２は該圧力タンク１１に附設された圧力
スイッチである。
【００２０】前記圧力タンク１１出口の副室ガス供給管
路１３は高、低圧２つのガス供給管路１５，１６に分岐
される。該高、低圧ガス供給管路１５，１６の夫々には
電磁弁１７，１９及び圧力調整弁１８，２０が配設され
る。前記高、低圧ガス供給管路１５，１６は圧力調整弁
１８，２０の出口後に合流されてガス供給管路２１とな
り、トーチ点火副室２５に接続される。前記ガス供給管
路２１には、電磁弁２２及び逆止弁２３が介装されてい
る。
路１３は高、低圧２つのガス供給管路１５，１６に分岐
される。該高、低圧ガス供給管路１５，１６の夫々には
電磁弁１７，１９及び圧力調整弁１８，２０が配設され
る。前記高、低圧ガス供給管路１５，１６は圧力調整弁
１８，２０の出口後に合流されてガス供給管路２１とな
り、トーチ点火副室２５に接続される。前記ガス供給管
路２１には、電磁弁２２及び逆止弁２３が介装されてい
る。
【００２１】３３はスロットル弁０６制御用の制御器、
３４は電磁弁０４及び０７，１７及び１９を開閉制御す
る管路制御装置、３５は圧力タンク１１用の圧力スイッ
チ１２、ガスコンプレッサ０８のモータ１０及びクラッ
チ０９を操作するガスコンプレッサ制御器である。
３４は電磁弁０４及び０７，１７及び１９を開閉制御す
る管路制御装置、３５は圧力タンク１１用の圧力スイッ
チ１２、ガスコンプレッサ０８のモータ１０及びクラッ
チ０９を操作するガスコンプレッサ制御器である。
【００２２】燃料ガス供給元管０１より１５０ｍｍＡｑ
の圧力に調整された燃料ガスは、ガスエンジン燃料ガス
供給元管０２を通り、主燃料ガスとトーチ点火副室ガス
（以下副室ガスという）用に供給路が分岐される。主燃
料ガスは主燃料ガス供給管０３より電磁弁０４、主圧力
調整弁０５を経て燃料ガス用のスロットル弁０６により
エンジン３２の負荷条件に応じて流量が調整される。さ
らに主燃料ガスはガスミキサ２７に入り、ここで空気吸
入管２６より吸入された空気と混合し、過給機２８によ
り圧縮され主燃焼室３１内に吸入行程時に吸入される。
の圧力に調整された燃料ガスは、ガスエンジン燃料ガス
供給元管０２を通り、主燃料ガスとトーチ点火副室ガス
（以下副室ガスという）用に供給路が分岐される。主燃
料ガスは主燃料ガス供給管０３より電磁弁０４、主圧力
調整弁０５を経て燃料ガス用のスロットル弁０６により
エンジン３２の負荷条件に応じて流量が調整される。さ
らに主燃料ガスはガスミキサ２７に入り、ここで空気吸
入管２６より吸入された空気と混合し、過給機２８によ
り圧縮され主燃焼室３１内に吸入行程時に吸入される。
【００２３】一方前記副室ガスは副室ガス供給管０３′
より電磁弁０７を通り、副室ガスコンプレッサ０８によ
り加圧され副室ガス供給管路１３に吐出される。副室ガ
スコンプレッサ０８は、電動モーター１０により、電磁
クラッチ０９を介して常時運転されている。
より電磁弁０７を通り、副室ガスコンプレッサ０８によ
り加圧され副室ガス供給管路１３に吐出される。副室ガ
スコンプレッサ０８は、電動モーター１０により、電磁
クラッチ０９を介して常時運転されている。
【００２４】ガスコンプレッサ０８により加圧された副
室ガスは圧力タンク１１に入る。該圧力タンク１１には
圧力リミットスイッチ１２が取付けされていて、該圧力
スイッチ１２の信号をガスコンプレッサ制御器３５に入
力する。該ガスコンプレッサ制御器３５は、圧力スイッ
チ１２からの信号により電磁クラッチ０９をＯＮ，ＯＦ
Ｆして数ｋｇｆ／ｃｍ2 の所定圧力に制御する。
室ガスは圧力タンク１１に入る。該圧力タンク１１には
圧力リミットスイッチ１２が取付けされていて、該圧力
スイッチ１２の信号をガスコンプレッサ制御器３５に入
力する。該ガスコンプレッサ制御器３５は、圧力スイッ
チ１２からの信号により電磁クラッチ０９をＯＮ，ＯＦ
Ｆして数ｋｇｆ／ｃｍ2 の所定圧力に制御する。
【００２５】数ｋｇｆ／ｃｍ2 の所定圧力に調整された
副室ガスは、２方向に分岐される。分岐された管のうち
高圧副室ガス供給管路１５には電磁弁１７及び圧力調整
弁１８が配設されており、該管路１５中の燃料ガスは、
吸入行程時のシリンダ内圧力よりも高い圧力（通常１ｋ
ｇｆ／ｃｍ2 以上）に調整される。
副室ガスは、２方向に分岐される。分岐された管のうち
高圧副室ガス供給管路１５には電磁弁１７及び圧力調整
弁１８が配設されており、該管路１５中の燃料ガスは、
吸入行程時のシリンダ内圧力よりも高い圧力（通常１ｋ
ｇｆ／ｃｍ2 以上）に調整される。
【００２６】一方の低圧副室ガス供給管路１６には、電
磁弁１９及び圧力調整弁２０が配設され、該管路１６内
のガス圧力は低圧（通常１ｋｇｆ／ｃｍ2 以下）に調整
される。管路の切替えは管路制御装置３４からの制御信
号により行い、始動時においては低圧管路用の電磁弁１
９を開いて高圧管路用の電磁弁１７を閉じ、負荷運転時
においては、その逆になるよう制御する。
磁弁１９及び圧力調整弁２０が配設され、該管路１６内
のガス圧力は低圧（通常１ｋｇｆ／ｃｍ2 以下）に調整
される。管路の切替えは管路制御装置３４からの制御信
号により行い、始動時においては低圧管路用の電磁弁１
９を開いて高圧管路用の電磁弁１７を閉じ、負荷運転時
においては、その逆になるよう制御する。
【００２７】夫々の運転条件に合わせて圧力調整された
副室ガスは、流量調整弁２２を経て主燃焼室３１内の圧
力が副室ガス供給圧力より低い場合逆止弁２３を介して
トーチ点火副室２５内に供給される。
副室ガスは、流量調整弁２２を経て主燃焼室３１内の圧
力が副室ガス供給圧力より低い場合逆止弁２３を介して
トーチ点火副室２５内に供給される。
【００２８】エンジンの圧縮行程において主燃焼室内の
薄い混合ガスがトーチ点火副室２５の下部噴口よりトー
チ点火副室２５内に噴出されて更に混合され、圧縮行程
終了近くで点火栓２４により火花点火され、着火、トー
チ点火副室２５噴口下部より火炎ジェットとなりシリン
ダ３１内の希薄混合ガスに着火しこれを燃焼させる。
薄い混合ガスがトーチ点火副室２５の下部噴口よりトー
チ点火副室２５内に噴出されて更に混合され、圧縮行程
終了近くで点火栓２４により火花点火され、着火、トー
チ点火副室２５噴口下部より火炎ジェットとなりシリン
ダ３１内の希薄混合ガスに着火しこれを燃焼させる。
【００２９】
【発明の効果】本発明によれば副室ガス供給管路にガス
コンプレッサ及び該ガスコンプレッサ出口の圧力制御装
置を配設することにより、燃料ガス供給元圧力が低い場
合においても、高い副室ガス圧力が必要な過給機付きト
ーチ点火ガスエンジンの運転を円滑に行うことのできる
燃料ガス供給設備を提供できる。
コンプレッサ及び該ガスコンプレッサ出口の圧力制御装
置を配設することにより、燃料ガス供給元圧力が低い場
合においても、高い副室ガス圧力が必要な過給機付きト
ーチ点火ガスエンジンの運転を円滑に行うことのできる
燃料ガス供給設備を提供できる。
【００３０】又副室ガス供給圧力が異なる配管を２系統
配設することにより、運転条件、エンジン仕様条件等に
合ったトーチ点火副室ガス供給圧力を得ることができる
ため、始動時及び負荷運転の双方における着火条件が良
好となり、エンジンの燃焼改善、排気ガスの改善に有効
となる。
配設することにより、運転条件、エンジン仕様条件等に
合ったトーチ点火副室ガス供給圧力を得ることができる
ため、始動時及び負荷運転の双方における着火条件が良
好となり、エンジンの燃焼改善、排気ガスの改善に有効
となる。
【図１】本発明の実施例を示す系統図。
【図２】従来例を示す図１応当図。
０１…燃料ガス供給元管、０３…主燃料ガス供給管、０
３′…副室ガス供給管、０８…ガスコンプレッサ、１１
…圧力タンク、１２…クラッチ、１５…高圧ガス供給
管、１６…低圧ガス供給管、１７，１９…電磁弁、１
８，２０…圧力調整弁、２４…点火栓、２５…トーチ点
火副室、２６…吸入管、３１…主燃焼室、３４…管路制
御装置、３５…ガスコンプレッサ制御器。
３′…副室ガス供給管、０８…ガスコンプレッサ、１１
…圧力タンク、１２…クラッチ、１５…高圧ガス供給
管、１６…低圧ガス供給管、１７，１９…電磁弁、１
８，２０…圧力調整弁、２４…点火栓、２５…トーチ点
火副室、２６…吸入管、３１…主燃焼室、３４…管路制
御装置、３５…ガスコンプレッサ制御器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平６−33836（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F02M 21/02 301 F02D 19/02
Claims (2)
- 【請求項１】 トーチ点火用副室内に導入された副室ガ
スに点火栓により着火し、これを該副室内から主燃焼室
内に噴出させて燃焼させる方式のトーチ点火式ガスエン
ジンにおいて、 主燃料ガス供給管（０３）より分岐されて前記トーチ点
火用副室（２５）に接続される副室ガス管路（０３’）
に設けられ、 該管路（０３’）内の燃料ガスを圧縮して昇圧させるガ
スコンプレッサ（０８）と、該ガスコンプレッサ出口の
燃料ガスが収容される圧力タンク（１１）と、該圧力タ
ンク内の圧力を検知する圧力スイッチ（１２）と、該圧
力スイッチからの信号が入力され該信号により前記ガス
コンプレッサの運転を制御して前記圧力タンク内の圧力
を所定範囲に保持させるガスコンプレッサ制御器（３
５）とを備えたことを特徴とするトーチ点火式ガスエン
ジンの燃料ガス供給装置。 - 【請求項２】 前記圧力タンク出口の副室ガス供給管路
（１３）を２系統の高低圧ガス供給管路（１５，１６）
に分岐し、該高低圧ガス供給管路（１５，１６）には該
管路を開閉する電磁弁（１７，１９）並びに該管路の圧
力を調整する圧力調整弁（１８，２０）を夫々設け、 前記各電磁弁（１７，１９）に、前記高、低圧ガス供給
管路の圧力を調整する制御信号を出力する管路制御装置
（３４）を備えたことを特徴とする請求項１記載のトー
チ点火式ガスエンジンの燃料ガス供給装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04216593A JP3249226B2 (ja) | 1993-02-05 | 1993-02-05 | トーチ点火式ガスエンジンの燃料ガス供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04216593A JP3249226B2 (ja) | 1993-02-05 | 1993-02-05 | トーチ点火式ガスエンジンの燃料ガス供給装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06235352A JPH06235352A (ja) | 1994-08-23 |
| JP3249226B2 true JP3249226B2 (ja) | 2002-01-21 |
Family
ID=12628356
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04216593A Expired - Fee Related JP3249226B2 (ja) | 1993-02-05 | 1993-02-05 | トーチ点火式ガスエンジンの燃料ガス供給装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3249226B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010209908A (ja) * | 2009-03-07 | 2010-09-24 | Man Diesel Se | ガスエンジン用点火装置、該点火装置を備えたガスエンジン、該ガスエンジンの運転方法 |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| NZ527999A (en) | 2003-09-02 | 2005-08-26 | Fisher & Paykel Appliances Ltd | Controller improvements |
| JP4698471B2 (ja) * | 2006-03-31 | 2011-06-08 | 大阪瓦斯株式会社 | エンジン |
| JP5090974B2 (ja) * | 2008-03-14 | 2012-12-05 | 大阪瓦斯株式会社 | エンジン |
| JP2013209926A (ja) * | 2012-03-30 | 2013-10-10 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 船舶、燃料ガス供給装置および燃料ガス供給方法 |
| US20170082076A1 (en) * | 2015-09-17 | 2017-03-23 | Caterpillar Inc. | Pressure regulator for fuel supply system |
-
1993
- 1993-02-05 JP JP04216593A patent/JP3249226B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010209908A (ja) * | 2009-03-07 | 2010-09-24 | Man Diesel Se | ガスエンジン用点火装置、該点火装置を備えたガスエンジン、該ガスエンジンの運転方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06235352A (ja) | 1994-08-23 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR100756281B1 (ko) | 듀얼 연료 엔진 | |
| EP1174608A3 (en) | Dual fuel compression Ignition Engine | |
| US6422015B2 (en) | Propane injection system and method for a diesel engine | |
| US4878475A (en) | Fuel supply system for internal combustion engines | |
| JP2002004899A (ja) | デュアルフューエルエンジン | |
| GB1593766A (en) | Supercharged internal combustion engines | |
| JP3249226B2 (ja) | トーチ点火式ガスエンジンの燃料ガス供給装置 | |
| US6050246A (en) | Method and device for converting conventional gas engines to operate on compressed natural gas | |
| US4075837A (en) | Exhaust gas purifying system for an internal combustion engine | |
| JP2558914B2 (ja) | 火花点火ガスエンジン | |
| JP2923123B2 (ja) | 火花点火ガス内燃機関 | |
| KR100692132B1 (ko) | 컷오프 솔레노이드 인젝터 구조 | |
| JPH06280628A (ja) | トーチ点火式ガスエンジンの燃料ガス供給装置 | |
| JP3649479B2 (ja) | 希薄燃焼ガスエンジンの始動装置 | |
| JPH04259651A (ja) | 火花点火ガス内燃機関 | |
| KR0133960Y1 (ko) | Lpg 자동차의 연료공급장치 | |
| US4099492A (en) | Mixture correction system during rapid acceleration in internal combustion engine with auxiliary combustion chamber | |
| JPH03275970A (ja) | 希薄燃焼式ガス機関 | |
| US7503315B2 (en) | Method for controlling the fuel system for an internal combustion engine | |
| JP3332631B2 (ja) | 希薄燃焼ガスエンジンの始動装置 | |
| KR100231571B1 (ko) | 천연가스 자동차의 혼합기 공급장치 | |
| RU2070644C1 (ru) | Двигатель внутреннего сгорания | |
| JPS60198338A (ja) | ガスタ−ビンの起動装置 | |
| JPS621405Y2 (ja) | ||
| GB932025A (en) | Improvements for a prehcater system for internal combustion engine |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20011016 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |