JP3248156B2 - 情報ネットワーク管理システム - Google Patents

情報ネットワーク管理システム

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JP3248156B2
JP3248156B2 JP16428592A JP16428592A JP3248156B2 JP 3248156 B2 JP3248156 B2 JP 3248156B2 JP 16428592 A JP16428592 A JP 16428592A JP 16428592 A JP16428592 A JP 16428592A JP 3248156 B2 JP3248156 B2 JP 3248156B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電話網や計算機ネット
ワークのような情報ネットワークの管理に係り、特に、
トラヒック制御のための情報ネットワーク管理システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術を説明するに当たって、ま
ず、基礎となる概念の説明を行う。通信ネットワークは
複数のノードとその間を結ぶリンクとからなる。ノード
には伝送情報の送信点や受信点となるノード(各々、送
信ノード、受信ノードと呼ぶ)と伝送情報を中継・交換
するノードとがある。前者のノードを終端ノード、後者
のノードを中継ノードと呼ぶ。終端ノードには電話器、
データ端末装置や計算機がある。一方、中継ノードには
交換機や多重化装置が含まれる。伝送情報は、アナログ
通信では呼、ディジタル通信ではパケットという単位で
送受信される。これらをトランザクションと呼ぶ。伝送
情報は、単位時間あたりの伝送情報の総延べ処理時間を
表す呼量で定量的に評価される。単位時間あたりのトラ
ンザクションの発生数をc、平均処理時間(保留時間と
も言う)をhとすると、呼量aは(数1)で表される。
【数1】 また、処理システムの数をSとすると、単位時間あたり
にノードが処理できるトランザクションの数は、(数
2)により表され、
【数2】 単位時間あたりのトランザクションの発生数とノードの
処理できるトランザクションの数の比をトラヒック密度
ρと呼び、(数3)により表される。
【数3】 トラヒック密度ρが1より大きくなると、発生したトラ
ンザクションは処理出来ない。この状態を輻輳(異常ト
ラヒック)と言う。ノードにおける伝送処理には待時式
処理と即時式処理がある。待時式処理では、バッファと
よばれる有限の待ち行列に蓄積された後、処理され、バ
ッファの空きがない時は到着するトランザクションが廃
棄される。即時式処理では回線の空きがある時は即時に
処理され、回線に空きがない時は到着するトランザクシ
ョンが廃棄される。以上のようなネットワークの管理・
運用は、大別して、日常業務や事業運営に係わる通信
網の管理、監視・試験や障害処理のような通信網の保
守、適応的な網制御や異常トラヒック処理のような通
信網の制御などに分類できる。このうちの業務はどち
らも他のノード(輻輳していないノード)と通信するユ
ーザに対するサービスに異常トラヒックや故障の影響が
ないようにすることが目的であるが、本発明はこのう
ち、特に、異常トラヒック処理(以下、輻輳制御と呼
ぶ)に関するものである。以下、輻輳制御について、従
来例を説明する。従来の輻輳制御は、特開平2−950
66号公報に示すように、管理センタが集中して全ノー
ドの輻輳状況を監視し、輻輳した(或いはしそうな)ノ
ードの近傍のノード(同一の統括ノードで統括されるノ
ード)に対して発信規制を行う。ユーザが直接収容され
ているノードには、規制の対象となるノードを宛先とし
たトランザクションに対して、送信許可の発生頻度を減
らす機能が有り、発信規制はこの機能により実現されて
いる。送信許可発生の頻度の制御に関しては、NTT技
術ジャーナルの1989年11月号にあるTCS−V2
のような総量規制方式、それ以前の相対量規制方式があ
る。ここで、規制値は基本的には自動で決定されるが、
ネットワークの管理者が介入することもできる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以下、これらに関して
従来技術の持つ課題を述べる。 (a)規制値の決定 従来例の相対量規制では、輻輳ノードへのトランザクシ
ョンを発生する全てのノードに対して一律に規制率(輻
輳ノードへの単位時間当たりのトランザクション発生数
に対し何個許可するか)を決定するため、トランザクシ
ョンの発生数の分布に対しては過規制や規制不足を生
じ、トランザクションの発生数の時間的急増や輻輳ノー
ド側の平均処理時間の増加に対しては輻輳の拡大の可能
性が大きいと言う問題がある。一方、総量規制では、輻
輳ノードの処理能力(単位時間当たり何件のトランザク
ションを処理できるか)に応じて、輻輳ノードへのトラ
ンザクションを発生するノードに対し、そのトランザク
ションの発生数とは無関係に、許可するトランザクショ
ンの数を割り振るため、輻輳の拡大は確実に抑えられる
が、割り振りが適切でないと過規制となる。 (b)マンマシンインタフェース 従来例では、輻輳状況やそれに対する制御状況の時間変
化の様子を輻輳ノードごとに折線グラフで画面表示し、
必要に応じて管理者が輻輳制御に介入していたが、どの
ノードからのトランザクションが輻輳に最も影響してい
るのかと言ったノード間の相互作用を捉え難く、従って
積極的な介入が困難であった。本発明の目的は、情報ネ
ットワークにおいて、輻輳に対する規制措置をより適確
に行うに好適な情報ネットワーク管理システムを提供す
ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の情報ネットワー
ク管理システムは、:ネットワークの網構成と輻輳状
況と規制状況とトランザクションの量や品質などのデー
タからなるネットワーク状態と、オペレータの規制の量
の変更指示状況を表す表示データの作成と、下記データ
ベースに変更状況を表すデータの格納を行う表示処理手
段と、:上記ネットワーク状態の表示を行うための書
替え可能な表示装置と、:ネットワークの網構成デー
タと、規制率やトランザクションの量や品質などのトラ
ヒックデータを管理・格納するデータベースと、:前
記表示装置の表示内容と前記データベースの書き替え
と、規制値の変更の指定とを行うための入力装置と、
:輻輳検出手段とトランザクション検出手段と規制制
御手段からデータベースへの入力と入力装置を介した規
制値の変更指示から自動的に規制値を決定し、トランザ
クション検出手段には監視対象トランザクションを、規
制制御手段には規制制御情報を伝送する統合制御手段
と、:送出するトランザクションに対して、輻輳の有
無、加入者番号、あふれ呼数などを検出し、表示装置に
伝送する輻輳検出手段と、:到着したトランザクショ
ンのうち、疎通したトランザクションと話中だったトラ
ンザクションの数を宛先及び接続・送出方向ごとに検出
し、規制されたトランザクションの数は宛先ごとに検出
し、それらを予め決められた周期で統計処理して表示装
置に伝送するトランザクション検出手段と、:表示装
置から指示された規制制御情報に従って、到着したトラ
ンザクションに対して接続の許可を行うか否かを決定
し、対象となるトランザクションの規制を行う規制制御
手段と、からなる。:ここで、特に、表示処理手段で
は、規制率そのものを表すデータと、加工してノードの
発信のし易さや着信のし易さを表すデータを作成する機
能も持つ。
【0005】
【作用】ネットワーク上に分散して設けられた輻輳検出
手段は、そのノードでの輻輳の有無を検出し、トランザ
クション検出手段は、トラヒックの状況(上記手段の説
明で述べた各トランザクションの数)を検出し、表示
装置に伝送する。一方、表示処理手段は、このようにし
て得た検出データを、予めデータベースに登録してある
ネットワークの構成データと共に、予め決められた周期
で表示装置上にグラフィック表示する。オペレータは、
表示されたグラフィックデータからネットワークの状態
と規制の適・不適を判断し、必要に応じて規制の変更を
指示する。規制の変更はマウスなどの入力装置によりな
され、その入力結果も表示処理手段により予め決められ
た周期で表示装置にフィードバックされる。また、統合
制御手段においては、予め決められたアルゴリズムに従
って、幾つかの発信ノードの輻輳ノードに対する規制値
を、上記検出データと規制の変更指示から自動的に決定
し、ネットワーク上に分散して設けられた各発信ノード
を制御する規制制御手段に伝送する。これに従って規制
制御手段では輻輳ノードにおけるトランザクションに規
制が掛けられる。また、表示処理手段で規制の変更を行
うとき、規制する量として規制率や規制総量に加え、そ
れらを変換した量も用いることができるようにし、オペ
レータの負担と措置判断のミスや入力ミスを軽減する。
例えば、優先度などの概念がこれに当たる。また、規制
の量の変更には、一つのノードの規制の変更によりネッ
トワーク全体が過規制・規制不足とならないよう、変更
の指示の無い発信ノードの規制の量も、変更が無い場合
に自動的に決定される規制の総量を保つように変更す
る。これにより、輻輳に対する規制措置に伴って発生す
る情報ネットワークの状態について、判断をし易くす
る。また、措置変更の立案と入力を容易にする。
【0006】
【実施例】電話回線網などの情報ネットワークは、図1
の日本地図に示されるように多数のノードとそれらのノ
ード間を連絡する多数のリンクを含んでいる。このよう
な情報ネットワークに適用した本発明の一実施例を図1
を用いて説明する。図1は、情報ネットワーク管理シス
テムの主要な構成図であり、図1において、情報ネット
ワーク管理システムは、日本中に張り巡らされた情報ネ
ットワーク1sの各ノード(交換機や多重化装置)また
は幾つかのノードに一組づつ設置されたトランザクショ
ン検出手段1hと輻輳検出手段1iと規制制御手段1j
とWAN(Wide Area Network)1l
によって結合された統合制御手段1g、表示処理手段1
a及びデータベース1dとからなる。さらに、表示処理
手段1aには、キーボード1eとマウス1fなどの入力
装置と、監視用の大画面表示装置1bと手元に置けるC
RT1cなどの書替え可能な表示装置が接続されてい
る。以下、本実施例は、情報ネットワークとしては管理
がより難しい回線交換方式のネットワークに適用した例
を中心に説明することとし、蓄積交換方式のネットワー
クに本発明を適用した場合については、必要に応じて他
の実施例として説明する。そこで、初に回線交換網に関
する基礎事項を説明する。図1では情報ネットワークの
一部1rを拡大して示してある。ノード1m,1n,1
oには複数の加入者1p,1q等が接続されており、例
えば、加入者1pから加入者1qへの通話を考えると、
加入者1pが受話器を取り上げダイヤルした時、ノード
1mは相手加入者1qのダイヤル番号から相手が接続さ
れているノード1oを識別し、そのノード1oと通信を
行い、回線を接続する。この通信には通話のための回線
以外に特別に用意された共通線と言う信号線を用いてい
る。また、このような通話には、Fax、ディジタルデ
ータ等があり、これらを一般にトランザクションと呼
ぶ。話中の加入者に沢山の接続要求が発生している状態
を加入者輻輳、あるノードの接続できる全ての回線が既
に使用されている(回線全話中)状態を地域輻輳と呼
ぶ。また、このような加入者やノードに対して接続要求
があった場合、接続のための通信を行って相手が話中で
あることを確認することなしに、接続要求を発信ノード
側で破棄する処置が取られる。これを規制という。ノー
ド1mに接続されたトランザクション検出手段1hは、
ノード1mを使用するトランザクションの単位時間当た
りの数や状態を検出し、WAN1lで接続されたデータ
ベース1dに送出する。輻輳検出手段1iは、ノードま
たは加入者が輻輳であるか否かを検出し、結果をデータ
ベース1dに送出する。規制制御手段1jは、データベ
ース1dの規制制御情報6e(後述する図4)に応じ
て、加入者の接続要求を破棄する。表示処理手段1a
は、このようにして各ノードで収集されたトランザクシ
ョンや輻輳に関するデータをデータベース1dから読み
出し、予め登録されているネットワークの設備データ
(ノード位置及びノードとリンク接続関係を示すデー
タ)を用いて表示装置1c,1bにトラヒックの状況を
表示する。オペレータは、この画面を見ながら、ネット
ワークの状態を判断し、自動的に行われる規制処置に必
要に応じて介入する。入力装置1e,1fを介して行わ
れる介入操作は、表示処理手段1aにより表示装置1
c,1bに反映される。表示装置1c,1b上に示され
た矢印1t,1wは、マウス1fの位置を表すポインタ
である。また、このような介入の結果できた規制制御の
変更に関するデータもデータベース1dに格納される。
統合制御手段1gは、複数の輻輳検出手段1iにより作
成された輻輳に関するデータや規制制御の変更に関する
データを用いて、複数のノードの規制率または規制総量
を決定し、データベース1dに登録する。
【0007】以上に述べた情報ネットワーク管理システ
ムにおいて、トラヒックの流れの様子と輻輳状況の表示
を行うための処理と規制を行うための処理の内容及びそ
れに関連するデータついて、詳細を図2〜図7を用いて
説明する。まず、表示処理手段1aにおいてトラヒック
の流れの様子と輻輳状況の表示を行うために行われる処
理の内容を図2に基づいて説明する。オペレータが表示
装置1cをONにすると、表示処理手段1aにおける処
理が開始される。初にステップ2aが実行され、データ
ベース1dからネットワークの構成データが読み込まれ
る。このデータはネットワークを構成する全てのノード
とリンク(交換設備と伝送設備)の識別番号及び表示の
ための位置と形状のデータからなる。このデータと予め
定められた表示領域を指定するデータとからステップ2
bでネットワーク構成の表示データが作成される。これ
は、構成データ中の表示のための位置と形状のデータ
に、表示領域を指定するデータに基づいて拡大・縮小・
並行移動・回転などの変換を行い、作成する。次に、ス
テップ2cで輻輳情報の表示条件を設定する。これは、
規制率と規制総量と図8〜図9で説明する優先度及び総
合優先度の中からから、オペレータが選択し、入力装置
1e,1fを介して指示することによって行われる。次
に、ステップ2dでトラヒック状況の表示データを作成
し、表示装置1b,1cに表示する。トラヒック状況の
表示データの作成に関しては図4を用いて後に詳細に説
明するので、ここでは省略するが、作成開始時にはタイ
マーをスタートさせる。ステップ2eではデータベース
1d上の輻輳データ7h(後述する図7)と表示領域を
指定するデータから表示画面上に表示したノードに輻輳
が発生しているかを判定する。判定の結果、輻輳が無け
れば、ステップ2gでタイマーが一定時間経過するまで
待って、ステップ2dの処理を繰り返す。これにより、
オペレータにはトラヒック状況の推移が把握できる。輻
輳がある場合には、後に図3を用いて説明する統合制御
手段1gにより自動的に作成されて、データベース1d
に格納される規制制御情報6eをステップ2fで読み込
み、ステップ2hでトラヒック状況の表示データの作成
処理を行った後、ステップ2iで規制状況の表示データ
を作成し、表示装置1b,1cに表示する。規制状況の
表示データの作成に関しては図6を用いて後に詳細に説
明するので、ここでは省略する。ステップ2jでは輻輳
が解消しているか否かを判定する。これはステップ2e
と同様にして行う。輻輳ノードが既に存在しなければ、
輻輳解消である。輻輳が解消している場合は、ステップ
2dからの処理を繰り返すことにより、オペレータは、
トラヒック状況の推移を監視できる。輻輳が解消してい
ない場合には、ステップ2kでオペレータに表示装置1
cを介して規制値変更の指示を促す。入力装置1e、1
fを介して「yes」の指示があれば、ステップ2l以
降の処理を、「no」または一定時間指示が無ければス
テップ2sで、ステップ2hからの経過時間が一定値と
なるまで待った後、ステップ2h以降の処理を再び行
う。これにより、オペレータは、トラヒック状況と規制
状況の推移が把握でき、規制への介入の必要性の有無を
判断できる。表示されている映像とオペレータの判断及
び措置に関しては図12〜21を用いて後に説明する。
ステップ2kで「yes」を指示した場合には、ステッ
プ2lでオペレータに対し、表示装置1cを介して、ス
テップ2cと同じ四者に「no」を加えた五者択一方式
で規制値入力方法の変更の指示を促す。「no」または
一定時間指示が無ければ、ステップ2nでマウス1fを
介して変更量を入力する。ここで、入力された変更量に
対して、ステップ2oでは直ちに変更状況の表示データ
を作成し、表示装置1c,1bを介して表示することに
より、変更状況をオペレータにフィードバックする。ス
テップ2pではマウス1fがクリックされている場合
は、規制値変更中とみなし、ステップ2n以降の処理を
繰り返す。ステップ2lで規制値入力方法が変更された
場合には、ステップ2mでは規制状況をステップ2lで
設定した表示方式に従って表示し直す。以下はステップ
2lで「no」を選択した場合と同じである。ステップ
2pでマウス1fがクリックされていない場合は、一つ
のノードに関して規制値変更が終了したとみなし、ステ
ップ2qで全ての変更を終了するか否かの指示を、表示
装置1cを介して、オペレータに促す。入力装置1e,
1fを介して「yes」の指示があれば、ステップ2r
でデータベース1dに規制変更情報データ7g(後述す
る図7)を格納し、再びステップ2h以降の処理を繰り
返す。これにより、オペレータは、介入以降のトラヒッ
ク状況と規制状況の推移が把握でき、介入の効果を知る
ことができるとともに、効果が無いか、状況が悪化した
場合には、さらに介入操作を行うことができる。また、
ステップ2qで「no」または一定時間指示が無けれ
ば、ステップ2k以降の処理を繰り返す。この繰返しに
より、オペレータは、同時に幾つものノードに対して規
制値の変更を行うこともできる。このようにして作成さ
れた規制変更情報データ7gは、統合制御手段1gによ
って加工されて規制制御情報6eとして、データベース
1dに格納される。この加工処理については図3の説明
で詳細に説明するので、ここでは触れない。また、各ノ
ードの規制制御手段1jは、この規制制御情報6eに従
って規制を実施し、加入者の接続要求は破棄される。
【0008】次に、統合制御手段1gにおいて規制を行
うために行われる処理の内容を図3に基づいて説明す
る。統合制御手段1gは、情報ネットワーク管理システ
ムが起動されると、ステップ3m以降の処理を開始す
る。まず、ステップ3aで輻輳が発生しているか否かを
判定する。これはステップ2eと同様にして行う。ただ
し、ここではネットワーク上の全てのノードを対象とす
る。輻輳が発生していない場合は、ステップ3aの処理
を繰り返すが、輻輳している場合は、ステップ3bで輻
輳データ7hを読み込む。この時タイマーもスタートさ
せておく。次に、ステップ3cで、ステップ2jと同様
にして、輻輳状態が解消しているかを判断する。ここで
輻輳が既に解消していれば、ステップ3a以降の輻輳を
検出する処理に移り、解消していなければ、ステップ3
dで規制制御量の変更の指示があるか否かを判別する。
この判別処理に関しては図7において詳細に説明するの
で、ここでは触れない。規制の量の変更が指示されてい
る場合には、ステップ3eにてデータベース1dの規制
変更情報データ7gからノード別の規制係数を読み出
す。一方、規制の量の変更が指示されていない場合に
は、ノード別の規制係数をステップ3fにて1.0に初
期化する。以下は規制の量の変更が指示されていたか否
かに依らず共通の処理であり、ステップ3gで従来から
行われている方法と同様にして、ノード毎の規制率また
は規制総量を算出する。次に、ステップ3hでステップ
3eまたはステップ3fで決定したノードごとの規制係
数を掛けて各ノード毎の規制率または規制総量を算出
し、ステップ3iで規制制御情報6eを作成し、ステッ
プ3jで各ノードに規制率または規制総量の指示を行う
とともに、データベース1d上の規制制御情報6eにも
登録する。その後ステップ3kでは、タイマーを用いて
ステップ3bから一定時間経過するまで待ち、再びステ
ップ3bからの処理を繰り返す。このような処理によ
り、管理者から規制制御への介入を各ノードにおける処
理に反映させる。なお、各ノードにおける規制の実行の
方法や輻輳状態の検出方法については従来例と同じ方法
により可能であるので、説明を省略する。
【0009】次に、トラヒック状況表示の処理に関し
て、データの検出、その管理及び表示の順に、図4に基
づいて説明する。まず、データの検出方法について説明
する。トランザクション検出手段4a,4b,4c,4
dは、それぞれネットワークを構成するノード1、ノー
ド2、ノード3、ノード4において、そのノードを使用
するトランザクションの単位時間当たりの数やその状態
を検出する。これを詳細に説明すると、次のようなもの
となる。加入者から接続の要求があると、回線を接続す
るために共通線を使って通信が行われることはこれまで
に述べた。その例を示したものが共通線信号の例4eで
ある。ここでは実線と点線で2つの接続要求があった場
合を示しており、時間軸は各ノード毎に縦軸下方向にと
った。実線は、ノード4から順にノード3、ノード2、
ノード1と接続するトランザクションを示し、点線はノ
ード1、ノード3、ノード4と接続するトランザクショ
ンを示している。また、COTは同通試験良好信号、A
NCは応答信号、CBKは終話信号、SECは交換機輻
輳信号であり、これらは宛先や送り先(次の中継局)等
の情報を含むパケットデータである。従って、実線のト
ランザクションは通話できたが、点線のトランザクショ
ンは話中で通話できなかったことを示している。各ノー
ドのトランザクション検出手段はこれらの信号のうちA
NCとCBKとSECの単位時間当たりの数を検出し、
WAN1lを通してデータベース1dのトランザクショ
ンデータ4fに登録する。この時ANCとCBKは各々
前の値に加算してゆく。次に、その検出したデータの管
理について説明する。トランザクションデータ4fは、
図4に示すように、3次元マトリックス状のデータであ
る。図4では縦方向に検出ノードと送り先ノードのペア
を、横方向に宛先ノードを、奥行き方向に検出する信号
の種類をとった場合を示した。各ノードのトランザクシ
ョン検出手段4a〜4dは、宛先ノード毎に各検出信号
の数を登録する。従って、各検出手段4a〜4dは、ト
ランザクションデータ4eを縦方向にスライスしたブロ
ックを各々受け持ってデータを登録して行くことにな
る。次に、このデータの表示について説明する。これは
表示処理手段1aにおける処理(図2)の説明で省略し
たトラヒック状況の表示データの作成ステップ2d,2
hの内容に相当する。表示処理手段1aは、トランザク
ションデータ4eを奥行き方向にまとめて取り出す。つ
まり、同じ検出ノードと送り先ノードのペアと宛先ノー
ドを持つ3種類の信号の数を取り出し、ステップ2bで
予め作成してあるネットワーク構成データの同じ送信ノ
ードと着信ノードのペアを持つリンクの表示位置1cに
ドットで表示するよう表示データを作成する。このとき
色等で区別した2種類ドットの表示データを作成する。
一方のドットの数は各リンク毎にANCからCBKの数
を引いたものに比例させ、他方のドットの数は各リンク
毎にSECの数に比例させる。図4〜図21では白いド
ットを前者、黒いドットを後者とした。より認識し易く
する実施例では、これらのドットを送信ノードから着信
ノードの方へ移動させて表示する。また、トランザクシ
ョンデータ4fに登録する信号(ANCとCBKとSE
C)を宛先ノード(検出手段4a〜4dでANCとCB
KとSECと一緒に取り出すことができる)の処理速度
(ステップ3gの従来例と共通の処理で使用するデータ
である)または回線数(構成データ中に登録しておくこ
とができる)に応じて重み付けして加算する実施例で
は、表示されるドットがいかなるユーザまたはノードに
対しても、輻輳への影響度の点で同じ意味を持つように
なり、オペレータがトランザクションの性質(トランザ
クションが回線を占有する時間またはトランザクション
が占有する回線の数)を考慮して、表示されているトラ
ヒック状況を解釈する必要がなくなる。なお、パケット
交換網などの蓄積交換方式を用いた情報ネットワークで
は、回線交換のように、一つのトランザクションがネッ
トワーク上の複数のノード・リンク・ノードのペアを同
時に使用することはなく、パスを考える必要が無い。従
って、各ノードで検出すべきは単位時間当たりに受信
(送信)したトランザクションの数と、受信を拒否した
(送信が拒否された)トランザクションの数である。従
って、トランザクションデータ4fの奥行き方向は受信
と受信拒否の2つとなる。また、蓄積交換方式の場合の
他の実施例では、受信(送信)したトランザクションの
数を入方路別の受信バッファ(出方路別の送信バッフ
ァ)の数で正規化することにより、ネットワークのノー
ド間の結線数の違いをオペレータが考慮しなくてすむ表
示とする。
【0010】次に、トラヒック状況の表示に関して図5
を用いて補足する。ここでは特に発信ノードで規制され
たトランザクションの表示の処理に関して、データの検
出、その管理及び表示の順に説明する。まず、データの
検出方法について説明する。トランザクション検出手段
4a,4b,4c,4dは、それぞれネットワークを構
成するノード1、ノード2、ノード3、ノード4におい
て、上記トランザクションの他、そのノードで規制され
たトランザクションの単位時間当たりの数を検出する。
以下、これを詳細に説明する。発信ノードでは加入者か
ら接続の要求があると、規制が掛かっている場合、その
要求が規制対象に対するものかどうか判定し、規制対象
に対す接続要求の場合には、規制制御情報6eに従って
その接続要求を破棄するか否かを決定する。破棄される
場合には加入者と発信ノードを繋ぐ回線を、「ただいま
電話が繋がり難くなっております」とアナウンスするト
ランク(呼出し音や話中音などを加入者回線に流す装置
と同様な装置である。なお、呼出し音は呼出音トラン
ク、話中音は話中音トランクで発生される)に接続す
る。トランザクション検出手段4a〜4dは、単位時間
当たりにこのトランクに接続した回数を宛先ごとに集計
し、WAN1lを通してデータベース1dの規制呼数デ
ータ5aに登録する。次に、その検出したデータの管理
について説明する。規制呼数データ5aは、図5に示す
ように、2次元マトリックス状のデータである。図5で
は縦方向に発信ノードを、横方向に宛先ノードをとった
場合を示した。従って、各検出手段4a〜4dは、規制
呼数データ5aを行5b〜5e毎に受け持って登録して
行くことになる。次に、このデータの表示に関して説明
する。これは、表示処理手段1aにおける処理(図2)
の説明で省略した規制されたトランザクションに関する
トラヒック状況の表示データの作成(ステップ2h)の
内容の一部に相当する。表示処理手段1aは、規制呼数
データ5aを規制の掛かっているノード(図5は例とし
て、ノード1に対して規制が掛かっている場合)に応じ
て列(この例では列5f)で取り出し(規制された呼の
うち同じ宛先ノードを持つ呼の数を取り出す)、これを
ステップ2bで予め作成してあるネットワーク構成デー
タの発信ノードの表示位置1cに、規制された呼の数に
比例する大きさのマークで表示するよう表示データを作
成する。図5では表示データとして袋状のマーク5k〜
5iを用いた。また、発信規制が掛かっているノード
(ステップ2e,2j,3a,3c同様、輻輳データ7
hから判定する)は、ステップ2dで予め作成してある
ネットワーク構成データの輻輳ノード5kの表示の色を
変えて表示する。図12〜図14、図16〜図21も同
様である。その他の実施例として、宛先ノード毎に袋の
色を変えて表示したり、宛先毎の棒グラフや折線グラフ
で表示すると、同時に複数のノードで輻輳している場合
にも、規制の結果をオペレータに視覚的に示すことがで
きる。また、蓄積交換方式を用いた情報ネットワークで
も、回線交換方式の場合と全く同様にして規制の結果を
オペレータに示すことができる。
【0011】次に、規制状況を表示する処理に関して、
図6を用いて説明する。これは、表示処理手段1aにお
ける処理(図2)の説明で省略した規制状況の表示デー
タの作成(ステップ2i,2m)の内容に関するもので
ある。統合制御手段1gは、輻輳検出手段1iの検出し
た輻輳データ7hに基づいて、図3のステップ3bから
ステップ3hまでの処理により各発信ノードの規制総量
・規制率を決定する。統合制御手段1gは、ネットワー
クを構成する各ノード1、ノード2、ノード3、ノード
4において規制を行う規制制御手段6a〜6dにこの規
制総量・規制率をWAN1lを介して通知すると共に、
データベース1d上の規制制御情報6eの各行6f〜6
iに同じデータを登録する。ただし、図6は、規制制御
情報6eを、縦が発信ノード、横が宛先ノードを表す2
次元マトリックス状のデータとして示した例である。表
示処理手段1aは、データベース1d上の規制制御情報
6eの中から同じ宛先ノードへの規制総量・規制率、す
なわち、2次元マトリックス状のデータの中から列6j
(図6の例ではノード1に対する規制総量・規制率であ
る)をひとまとめで読み出し、ステップ2dで予め作成
してあるネットワーク構成データの発信ノードの表示位
置1cに規制総量・規制率に比例する大きさの棒グラフ
6k〜6nで表示するよう表示データを作成する。ま
た、その他の実施例では、棒グラフの色を宛先ノード
(輻輳ノード)毎に色分けし、輻輳ノードの表示の色と
合わせることにより、同時に複数のノードで輻輳してい
る場合にも、規制の状況をオペレータに視覚的に示すこ
とができる。
【0012】次に、規制制御量の変更に用いるデータに
ついて、図7を用いて説明する。具体的には、表示処理
手段1aにおける処理(図2)及び統合制御手段1gに
おける処理(図3)の説明で用いた規制変更情報データ
7gと規制制御情報6e及びステップ3dの規制制御量
の変更指示の判定処理について説明する。輻輳検出手段
7a,7b,7c,7dは、それぞれネットワークを構
成するノード1、ノード2、ノード3、ノード4におい
て、そのノードへ着信するトランザクションの回線接続
時に話中であった回数(あふれ呼数)や回線全話中(図
1の説明にて既に説明済み)率等を従来例同様検出し、
従来例と同様回線全話中率が閾値を超えている否かで輻
輳の判定を行い、輻輳データ7hとしてWAN1lを介
してデータベース1d上に格納する。統合制御手段1g
は、この輻輳データ7hに基づいて、図3のステップ3
bからステップ3hまでの処理により、各発信ノードの
規制総量・規制率を決定するが、この時ステップ3dに
示したように規制総量・規制率の変更の指示があるか否
かを判定する必要がある。これは、発信ノードと宛先ノ
ードの全ての組合せに対するノード別規制係数よりなる
規制変更情報データ7gを用いる。規制の変更がある場
合には、その宛先ノードに対する規制率が1.0以外の
値となるので、このことから判定できる。また、規制変
更情報データ7gを作成する表示処理手段1aが規制の
変更を表すフラッグを立て、そのフラッグを統合制御手
段1gで検出するという他の実施例では、判定に要する
時間を短縮する効果がある。このようにして判定した結
果に基づいてステップ3eあるいはステップ3fでノー
ド別規制係数を決定し、統合制御手段1gにより決定さ
れたノード別の規制総量・規制率に掛けて(ステップ3
h)、規制制御情報6eを変更する。また、ステップ2
nからステップ2qまでの処理を、この図を基に説明し
直すと、例えば、マウス1tでノード3の規制状況の表
示データをクリックし引き上げると、その変更状況7i
をステップ2oでフィードバック7eし、マウス1tが
放されていなければ、変更中とみなして(ステップ2
q)、何度かステップ2nからステップ2qの処理を繰
り返す。これにより変更量7fは、オペレータの動作に
合わせて連続的に変化するように見えることとなる。こ
の操作の後、変更量7fが確定し、マウス1tが放され
ると、その変更量7fを基に、表示処理手段1aは規制
変更情報データ7gを作成する。なお、このデータ7g
が規制に反映されるまでの流れは、図2及び図6の説明
で述べた通りである。
【0013】次に、規制変更情報データ7gの作成処理
に関して説明する。規制の変更も表示条件(ステップ2
m,ステップ2iにおいて設定)で決定されている量
(規制量,規制率,優先度,総合優先度)に対して行わ
れるので、そこで規制変更情報データ7gの作成処理の
説明の前に、これらの量について説明する。規制総量と
規制率に関しては、従来例と全く同様であり、前者は、
単位時間・各発信ノード当たり、ある輻輳ノード宛に何
個のトランザクションの接続要求を受け付けるかを表
し、後者は、単位時間・各発信ノード当たり、ある輻輳
ノード宛の何パーセントのトランザクションの接続要求
を受け付けるかを表す。従来から使用されている交換機
では規制率または規制総量としてしか規制を実行でき
ず、本発明における優先度と総合優先度は新しい概念で
ある。そこで、それぞれ図8と図9を用いて詳細に説明
する。図8は、ステップ2cまたはステップ2lにおけ
る設定に従い、表示装置1c,1bにノード8fに対す
る他のノードの優先度8a〜8eを表したものである。
この例では、ノードの表示データの位置に優先度の大き
さに比例した長さの円柱を表示するものとした。この優
先度pは、(数4)により、規制率r(0〜1の値をと
る)から算出する。
【数4】 図9は、ステップ2cまたはステップ2lにおける設定
に従い、表示装置1c、1bに複数のノードの総合優先
度9a〜9eを表したものである。この例では、ノード
の表示データの位置に総合優先度の大きさに比例した長
さの角柱を表示するものとした。この総合優先度は、複
数のノードが相互に規制を掛け合っている場合に、各ノ
ードの他のノードに対する優先度を加え合わせた値とす
る。次に、図10、図11を用いて、ステップ2nから
ステップ2qで入力した規制の変更量7iを基に規制変
更情報データ7gを作成する処理を説明する。例えば、
図10に示すように表示装置1b,1cには、ノード1
0aに対して掛かっている規制の状況10b〜10jが
表示されているものとする。そのうち規制状況10e,
10f,10h,10i,10jの値を高める指令が図
11の変更量11e,11f,11h,11i,11j
に示すようにあった場合、表示処理手段1aは、監視員
より与えられた規制の変更量11e,11f,11h,
11i,11jに対し、指示の無いノードの規制の量を
(数5)に従って減少させる。
【数5】 ここで、(数5)では、ノードkに対する規制の量(具
体的には規制総量,規制率,優先度,総合優先度のうち
のいずれかでステップ2c,2lにおける設定に依る)
の変更に関与するノード(ノードkへの発信を規制して
いるノード)の数をn個とし、そのうち規制の量を変更
したノードをm個とし、Pjkはノードkに対するノー
ドjの規制の量を表す。これにより、規制の総量を変更
せずに規制の配分を変更することができる。また、他の
実施例では、単純に変更の指示があったノードの規制の
量だけを表示データと同じ比率で変更することにより、
規制変更情報データ7gを作成する処理を高速にする。
【0014】次に、先に述べた優先度及び総合優先度を
新たに導入した効果について、その値を変更するオペレ
ーションとの関連において説明する。図8に示す優先度
8a〜8eのうち、あるノードに対して変更量8gを与
えた場合、図10,図11で説明した方法によって優先
度が決定され、(数4)の関係から統合制御手段1gに
より各ノードでの規制総量・規制率が決定され、輻輳状
態にあっても重要なノードからの呼を優先的に伝えられ
る状態を実現できることになる。この例は、優先度8b
のノードからノード8fへの回線を優先的に確保したい
といった場合に対応している。優先度という概念が無い
場合は、あるノードからノード8fへの通話を優先的に
確保したい時にも、規制率を用いる必要が生じる。優先
度と規制率は逆の概念であり、さらに一つのノードの規
制率を下げただけでは必ずしもそのノードからの通話が
容易になるとは限らず、他のノードの規制も強化する必
要がある。このため一つの優先度を高める措置に対して
逆の概念である規制率を多数変更しなければならない。
優先度という概念の導入には、このような概念変換の煩
わしさを無くし、オペレータの直感に合わせた入力形式
を提供し、誤操作を削減する効果がある。図9に示す総
合優先度は、複数のノードで相互に規制を掛け合ってい
る場合に、例えば、災害地のノードから病院や消防署等
を含む他の特に重要なノードへの呼を確実に伝えたいと
いった事情に対応するためのオペレータの操作を容易に
する入力方式を提供することを目的としている。この状
況をもう少し詳しく例を用いて説明することにする。ノ
ード9aの地域の災害が特に酷い時にノード9a以外の
総合優先度9b,9c,9d,9eのノードへの安否の
問合せ等が他の地域の多数のノードから殺到したとす
る。このような状況ではノード9aからの救急車呼出し
等の重要な連絡が不通になる恐れがある。これを防ぐた
めにはノード9aから、関連する他の全てのノード宛の
トランザクションの疎通を良くしてやる必要がある。総
合優先度は、このような操作要求に答えるものであり、
図10,図11で説明した方法と合わせて、規制の効果
を保ちながら任意ノードの総合優先度を上げ、輻輳状態
にあっても重要ノードからのトランザクションを他ノー
ドへ優先的に接続することを可能にする。なお、ノード
9aの総合優先度増加は、ノード9aの他ノードに対す
る優先度増加として一般に(数6)に従って配分し、さ
らに、この優先度増加を、上記優先度の変更と同様にし
て、他のノードにも反映させ、最終的に(数4)の関係
に従って規制総量・規制率とし、規制制御情報6eとし
てデータベース1dに格納し、各ノードの規制制御手段
1jにより規制を行う。
【数6】 ここで、(数6)では、ノードkにおいて規制を掛ける
相手のノード番号が1〜mであるとし、△Pkをオペレ
ータがノードkに与えた総合優先度増加分とする。
【0015】以下では、図12〜図21を用いて、本発
明を適用した情報ネットワーク管理システムにおけるオ
ペレーションについて説明する。図12と図13は、2
つのノードとそれらを連結する一つのリンクからなる最
も単純なネットワーク構成において、一方が輻輳してい
る場合に表示装置1b,1cに表示される映像を表す。
オペレータは、図12に示される映像からノード12b
から12eへのトランザクションの疎通が悪い(白のド
ット12dが少ない)が、接続した結果話中であること
が分かるというケースは少なく(黒のドットが無い・殆
ど無い)、規制されたトランザクションはかなり多い
(袋12aが大きい)ことが分かる。オペレータは、こ
のような状態の時、これまでの介入措置または自動規制
措置が適切であるかまたは過規制であると判断できる。
過規制か否かの判定は、例えば、図12の規制の量12
cが過規制であれば、これを下げてみることで判別でき
る。つまり、規制率を下げた結果、黒のドット13fが
増えて、図13のような映像となるならば、規制は適正
であったことになり、そうでなければ、過規制であった
ことが分かる。過規制の場合は、黒のドットが増え始め
るまで、あるいは、ある閾値となるまで、規制13cを
緩めれば良い。また、初から図13のような映像が表示
されている場合、接続しても話中であるトランザクショ
ンが多く(黒のドット13fが多い)、規制されるトラ
ンザクションが少ない(袋13aが小さい)ことから、
オペレータは、規制13cが不足していると判断でき
る。これに対しては、図12のケースと逆に規制13c
を強化してやれば良い。図14は、より複雑なケースで
ある。図14の映像では、ノード14cからノード14
eへのトランザクションは規制されており(白のドット
14dと黒のドット14fを合わせたドットの数が少な
い)、規制されたトランザクションの数も少なくない
(袋14aは小さくない)にも係わらず、比較的話中と
なるトランザクションが多い(白のドット14dに対
し、黒のドット14fの数が多い)。このような状況で
は、オペレータは、他のノードからのトランザクション
14g,14hがノード14eを圧迫し、その影響でう
まく通話できないと判断できる。これに対しては、他の
発信ノードからのトランザクション(ドット14g,1
4h)について、図12のようになっているものが無い
かを探し出して、上記と同様に対策すれば良い。図15
は、さらにより複雑なケースである。図15の映像で
は、ノード15aへのトランザクションにはあまり規制
が掛かっておらず(白のドット15b,15c,15
d,15eと黒のドット15f,15g,15h,15
iを合わせたドットの数が多く)、特に、話中となるト
ランザクションが多い(白のドット15b,15c,1
5d,15eに対し、黒のドット15f,15g,15
h,15iの数が多い)。これには図16と図17に示
す2つのケースがある。まず、図16のケースから説明
する。図16の映像では、規制対象のノード(輻輳ノー
ド)16aに対して規制を掛かけているノード16b,
16e,16h,16i,16kからのトランザクショ
ン(白と黒のドット16r,16s,16t,16u,
16vの総数)が多く、規制されたトランザクションの
数は少ない(袋16m,16n,16o,16p,16
qの大きさがどれも小さい)のに対し、それ以外のノー
ド16c,16d,16f,16g,16jからのトラ
ンザクションは少ないことが見てとれる。このことか
ら、オペレータは、このケースでは規制を実施する範囲
は適正であるが、規制が弱いと判断できる。この場合
は、その時点で規制の掛かっている全てのノードの規制
を強化する処置を行えば良い。一方、図17の映像で
は、ドット17kはドット16t,17h,17iの合
計に黒のドットを一つ追加しただけであり、従ってノー
ド16eからは、ドット一つ相当のトランザクションし
か発生していない(しかも、黒ドットなので、これらは
話中で接続できかった)ことが分かる。つまり、図17
の映像からは、規制対象のノード(輻輳ノード)16a
に対して規制を掛けているノード16b,16e,16
h,16i,16kからのトランザクションは少ないの
に対し、それ以外のノード16c,16d,16f,1
6g,16jからのトランザクションが多いことが見て
とれる。このことから、オペレータは、このケースでは
規制の量は適正であるが、規制を実施する範囲が小さい
と判断できる。この場合は、その時点で規制の範囲を拡
大する処置を行えば良い。図18の映像は、ノード18
fへのトランザクションの総量は多い(ドット18d,
18e,18i,18h,18gの数が多い)が、その
うちノード18cからのトランザクションだけが疎通が
良い(白いドット18dが多い)ことを示しており、オ
ペレータは、この映像から全体に規制不足であるが、過
渡的にノード18cからのトランザクションだけが疎通
していると判断できる。このような疎通の片寄りにはノ
ード18cからのトランザクションだけ保留時間が長
い、あるいは、回線切断処理が正しく実行されていない
等が考えられる。前者に対してノード18cの規制を他
のノードよりも一時的に強くして他とのバランスを取り
ながら全体としては規制を強化する措置が考えられる。
一方、後者に対しては初期化などを行う必要があり、本
発明の範囲外であるので、これ以上触れない。図19の
映像は、ノード19dへのトランザクションの総量が少
なく(ドット19e,19f,19g,19h,19
i,19jの数が少なく)、規制されたトランザクショ
ンも少ない(袋19bが小さい)。また、話中で接続で
きなかったトランザクションも少ない(黒のドット19
f,19jが少ない)ことを示しており、オペレータ
は、輻輳は殆ど解消したと判断できるので、規制の解除
の措置を取れば良い。図20の映像は、ノード20bへ
のトランザクションの総量は少なく(ドット20o,2
0p,20q,20rの数が多い)、そのうちノード2
0aからのトランザクションだけが疎通が良い(白いド
ット20oが多い)。また、規制されたトランザクショ
ンの量は少なくない(袋20j,20k,20l,20
mはどれも小さくない)ことを示している。オペレータ
は、この映像から全体に規制は十分であり、過渡的にノ
ード20aからのトランザクションだけが疎通している
と判断できる。このような疎通の片寄りには、図18の
ケースと同様、ノード20aからのトランザクションだ
け保留時間が長い、あるいは、回線切断処理が正しく実
行されていない等が考えられる。前者に対してノード2
0aの規制をだけを一時的に強くして他のノードとの疎
通のバランスを取る措置が考えられる。一方、後者に対
しては初期化などを行う必要があり、本発明の範囲外で
あるので、これ以上触れない。図21の映像は、規制さ
れたトランザクションの総量は多く(袋21j,21
k,21l,21mはどれも大きい)、ノード21cへ
のトランザクションの総量は少ない(ドット21n,2
1o,21p,21qの数が多い)が、どのノード21
a,210b,21d,21eからのトランザクション
も疎通が良い(白いドット21n,21o,21p,2
1qが多い)ことを示している。オペレータは、この映
像から全体に疎通状態は良く、規制の配分は適切である
が、過規制となっている可能性もあると判断できる。こ
のようなケースでは、全ての発信ノード21a,210
b,21d,21eの規制を徐々に弱くして、接続でき
なかったトランザクションが閾値を越えない範囲で調整
する措置をとればよい。その他の実施例では、トランザ
クション検出手段1hは、ネットワーク管理センタ側の
いずれかの手段または輻輳検出手段1iから輻輳対地の
指示があった後、上記トランザクションの検出処理を行
い、表示処理手段1aは、図2のステップ2dをスキッ
プすることにより、輻輳時のみトラヒック状況を表示す
るようにし、図4のトランザクションデータ4fの宛先
ノードを輻輳対地だけにすることができる。すなわち、
例えば、輻輳しているノードが1つの場合、トランザク
ションデータ4fの次元が3次元から2次元となり、デ
ータベース1dにおいて処理すべきデータの量をネット
ワークの規模すなわちノードの数に反比例して減らすこ
とができ、データベース1dを管理するプロセッサを処
理能力の低い、つまり、安価なものとすることができる
効果がある。同様に、トランザクション検出手段1hに
おける処理も削減でき、トランザクション検出手段1h
を実行するプロセッサも安価なものにすることができる
効果がある。
【0016】
【発明の効果】本発明に依れば、オペレータは、輻輳し
ているノードへ他のノードから通話できた情報の量と、
通話できなかった情報の量と、規制された情報の量が簡
単に把握でき、その時点で行われている規制措置の適・
不適を容易に判断できる。また不適の場合には、それを
改善する措置を容易に決定できる。また、複数の規制変
更方法の中から、前記判断を素直に実施できる方法が選
べることによって、規制を変更する措置が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す情報ネットワーク管理
システムの構成図
【図2】図1の表示処理手段において実行される処理の
説明図
【図3】図1の統合制御手段において実行される処理の
説明図
【図4】トラヒック状況表示とそれに用いるトランザク
ションデータ及びその作成方法の説明図
【図5】規制されたトランザクションに関するトラヒッ
ク状況表示とそれに用いる規制呼数データ及びその作成
方法の説明図
【図6】規制状況表示とそれに用いる規制制御情報及び
その作成方法の説明図
【図7】規制の変更と、規制の判定と、規制値の決定及
びそれに用いる規制変更情報データと輻輳データ、さら
にその作成方法の説明図
【図8】優先度及びその変更方法の説明図
【図9】総合優先度及びその変更方法の説明図
【図10】規制の量の変更方法の説明図
【図11】規制の量の変更方法の説明図
【図12】図2の処理で得られる表示データの一例とそ
の時のオペレータの判断と措置の説明図
【図13】図2の処理で得られる表示データの一例とそ
の時のオペレータの判断と措置の説明図
【図14】図2の処理で得られる表示データの一例とそ
の時のオペレータの判断と措置の説明図
【図15】図2の処理で得られる表示データの一例とそ
の時のオペレータの判断と措置の説明図
【図16】図2の処理で得られる表示データの一例とそ
の時のオペレータの判断と措置の説明図
【図17】図2の処理で得られる表示データの一例とそ
の時のオペレータの判断と措置の説明図
【図18】図2の処理で得られる表示データの一例とそ
の時のオペレータの判断と措置の説明図
【図19】図2の処理で得られる表示データの一例とそ
の時のオペレータの判断と措置の説明図
【図20】図2の処理で得られる表示データの一例とそ
の時のオペレータの判断と措置の説明図
【図21】図2の処理で得られる表示データの一例とそ
の時のオペレータの判断と措置の説明図
【符号の説明】
1a 表示処理手段 1b 表示装置 1d データベース 1f 入力装置 1g 統合制御手段 1h トランザクション検出手段 1i 輻輳検出手段 1j 規制制御手段 4f トランザクションデータ 5a 規制呼数データ 6e 規制制御情報 7g 規制変更情報データ 7h 輻輳データ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀 雄太郎 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株式会社日立製作所 大みか工場内 (72)発明者 山本 直樹 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所 内 (72)発明者 小針 邦彦 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株式会社日立製作所 情報通信事業部内 (56)参考文献 特開 平2−95066(JP,A) 特開 平3−96050(JP,A) 特開 平4−13347(JP,A) 特開 平5−83253(JP,A) 特開 平4−76651(JP,A) 特開 平4−2249(JP,A) 特開 平4−111640(JP,A) 特開 平3−236663(JP,A) 特開 平5−323867(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 3/00 H04M 3/22 - 3/36

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のノード及びノード間を連絡する複
    数のリンクを備え、前記ノード間で情報の伝送を行う情
    報ネットワーク管理システムにおいて、連絡された前記
    ノード間において異なる伝送方向毎に検出される各情報
    量と輻輳ノードに対する情報の発信を規制する規制制御
    量と異なる規制対地毎に検出される規制された情報量を
    用い、前記情報ネットワークの表示領域内に表示する前
    記連絡されたノード間に、輻輳ノードに対する情報の伝
    送方向及びその伝送方向における前記情報量と輻輳ノー
    ドに対する前記規制制御量と輻輳ノードに対する前記規
    制された情報量を示す表示データを作成する手段と、こ
    の表示データを表示する表示手段と、前記規制制御量の
    変更を入力する入力手段と、前記入力に応じて前記規制
    制御量を変更する統合制御手段を備えたことを特徴とす
    る情報ネットワーク管理システム。
  2. 【請求項2】 複数のノード及びノード間を連絡する複
    数のリンクを備え、前記ノード間で情報の伝送を行う情
    報ネットワーク管理システムにおいて、連絡された前記
    ノード間において異なる伝送方向毎に検出される各情報
    量と輻輳ノードに対する情報の発信を規制する規制制御
    量と前記規制制御量の変更に用いる規制変更係数と異な
    る規制対地毎に検出される規制された情報量を記憶する
    手段と、前記記憶手段から検索した前記伝送方向毎の情
    報量と前記規制制御量と前記規制された情報量を用い、
    前記情報ネットワークの表示領域内に表示する前記連絡
    されたノード間に、輻輳ノードに対する情報の伝送方向
    及びその伝送方向における前記情報量と輻輳ノードに対
    する前記規制制御量と輻輳ノードに対する前記規制され
    た情報量を示す表示データを作成する手段と、この表示
    データを表示する表示手段と、前記規制制御量の変更係
    数の変更量を入力する入力手段と、前記規制制御量の変
    更係数を前記規制制御量に掛けて前記規制制御量を変更
    する統合制御手段を備えたことを特徴とする情報ネット
    ワーク管理システム。
  3. 【請求項3】 複数のノード及びノード間を連絡する複
    数のリンクを備え、前記ノード間で情報の伝送を行う情
    報ネットワーク管理システムにおいて、連絡された前記
    ノード間において異なる伝送方向毎に検出される各情報
    量と異なる対地毎に検出される規制された情報量と異な
    る対地毎に検出される規制制御量と、入力手段を介して
    入力された前記規制制御量の変更量とを用い、前記情報
    ネットワークの表示領域内に表示する前記連絡されたノ
    ード間に、輻輳ノードに対する情報の伝送方向及びその
    伝送方向における前記情報量と輻輳ノードに対する前記
    規制制御量と前記規制制御量の前記変更量と前記規制さ
    れた情報量を示す表示データを作成する手段と、この表
    示データを表示する表示手段と、前記規制制御量の前記
    変更量に基づいて前記規制制御量を変更する統合制御手
    段を備えたことを特徴とする情報ネットワーク管理シス
    テム。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかにおい
    て、連絡されたノード間において異なる伝送方向毎に伝
    送される各情報量と輻輳ノードに対する情報の発信を規
    制する規制制御量と異なる規制対地毎に規制された情報
    量を検出する手段を設けたことを特徴とする情報ネット
    ワーク管理システム。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項3のいずれかにおい
    て、連絡されたノード間において異なる伝送方向毎に検
    出される各情報量と輻輳ノードに対する情報の発信を規
    制する規制制御量と異なる規制対地毎に検出される規制
    された情報量を記憶する手段を設け、表示データを作成
    する手段は、前記記憶手段から情報ネットワークの表示
    領域内に表示する前記連絡されたノード間に表示するデ
    ータを検索することを特徴とする情報ネットワーク管理
    システム。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項3または請求項5の
    いずれかにおいて、表示データを作成する手段は、記憶
    手段に記憶した情報ネットワークの構成データを用い
    て、表示対象領域に含まれる複数のノード及び複数のリ
    ンクの接続状態を示す第一の表示データを作成する手段
    と、連絡された前記ノード間において異なる伝送方向毎
    に検出される各情報量と輻輳ノードに対する情報の発信
    を規制する規制制御量と異なる規制対地毎に検出される
    規制された情報量を用い、前記情報ネットワークの表示
    領域内に表示する前記連絡されたノード間に、輻輳ノー
    ドに対する情報の伝送方向及びその伝送方向における情
    報量を示す第二の表示データを作成する手段と、輻輳ノ
    ードに対する前記規制制御量を示す第三の表示データの
    作成手段と、輻輳ノードに対する前記規制された情報量
    を示す第四の表示データを作成する手段とからなること
    を特徴とする情報ネットワーク管理システム。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項3のいずれかにおい
    て、情報ネットワーク管理システムが回線交換網からな
    り、連絡されたノード間において異なる伝送方向毎に伝
    送された各情報量を検出する手段は、検出ノードと送出
    ノードと宛先ノード毎に共通線信号のANC信号とCB
    K信号とSEC信号の数を検出し、輻輳ノードに対する
    情報量を算出することを特徴とする情報ネットワーク管
    理システム。
  8. 【請求項8】 請求項1から請求項3のいずれかにおい
    て、情報ネットワーク管理システムが蓄積交換網からな
    り、連絡されたノード間において異なる伝送方向毎に伝
    送された各情報量を検出する手段は、検出ノードと送出
    ノードと宛先ノード毎に送信したパケットあるいはメッ
    セージの数と送信を拒否されたパケットあるいはメッセ
    ージの数を検出し、輻輳ノードに対する情報量を算出す
    ることを特徴とする情報ネットワーク管理システム。
  9. 【請求項9】 請求項または請求項において、輻輳
    ノードに対する情報量を算出する場合に、宛先ノードの
    処理能力に応じて重み付けし、加算することを特徴とす
    る情報ネットワーク管理システム。
  10. 【請求項10】 請求項または請求項において、連
    絡されたノード間において異なる伝送方向毎に検出され
    る各情報量を記憶する手段は、検出ノードと、送出ノー
    ドと、宛先ノード毎に送信したANC信号、CBK信号
    及びSEC信号からなる検出信号の種類または宛先ノー
    ド毎に送信したパケットあるいはメッセージの数と送信
    を拒否されたパケットあるいはメッセージからなる検出
    信号の種類と、宛先ノードに対する前記各検出信号の数
    をデータとして記憶することを特徴とする情報ネットワ
    ーク管理システム。
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