JP3247661B2 - ロールバー - Google Patents
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- JP3247661B2 JP3247661B2 JP11413099A JP11413099A JP3247661B2 JP 3247661 B2 JP3247661 B2 JP 3247661B2 JP 11413099 A JP11413099 A JP 11413099A JP 11413099 A JP11413099 A JP 11413099A JP 3247661 B2 JP3247661 B2 JP 3247661B2
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- roll bar
- fiber
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R21/00—Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
- B60R21/02—Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
- B60R21/13—Roll-over protection
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R21/00—Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
- B60R21/02—Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
- B60R21/13—Roll-over protection
- B60R2021/132—Roll bars for convertible vehicles
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
車体に作用する衝撃圧、屈曲変形及び擦過等による搭乗
者の身体の安全を確保するための屋根のない自動車用の
ロールバーに関するものである。
するロールバーは、自動車レースの分野だけでなく、屋
根のない自動車あるいはコンパーチブル(キャブリオレ
ーあるいはロードスター)においてもまた公知である。
ロールバーは、一人の自動車の乗客だけに関連するかあ
るいは自動車の幅を並んで座っている2人の乗客に橋渡
しをすることができる。ロールバーは、固定して据えつ
けられるかあるいは突然に所定の位置に配置され、危険
な運転状況でロックされるかのいずれかである。
スティールあるいは軽金属製であり、それの上に形成さ
れた固定点を有するU字状の中空チューブからなる。そ
れまでロールバーが耐えなければならない荷重制限は、
特定の場合および典型的な場合の荷重および荷重方向に
対して自動車メーカーによって予め決められている。主
要な荷重の形は、上部から先端領域上に作用する圧力荷
重およびロールバーの平面に横に作用する曲げ荷重であ
る。曲げ荷重に対する破断荷重は、通常、圧力荷重に対
する破断荷重の半分よりも小さい。金属管からなる公知
のロールバーが曲げ荷重条件を満たす場合、このロール
バーは、圧力荷重条件に関して、必ずしも十分でない
が、約2倍だけ大きくされる。さらに、公知の管状ロー
ルバーは重い。高い重荷は、自動車ボディーに安定した
固定を必要とするかあるいは伸縮自在のロールバーの場
合、強力な駆動機構を必要とする。管の断面が、自動車
がロールバー上にスライドする事実による摩滅によって
あらわにされる場合、この条件は比較的早く、もはや満
たされない。
ーよりも実質的にあまり重くなく、その構造設計が1種
類の荷重に対する寸法を大きくしないで荷重指向である
上記の種類のロールバーを提供することにある。
に、本発明における請求項1の記載によれば、上記した
形式のロールバーにおいて、湾曲した先端領域、その両
側に下方に向けて連なる2本の脚部領域、実質的に平坦
な主平面を有する一体成形により製造された逆U字形状
のシェルと、前記先端領域および脚部領域の外周縁に形
成された逆U字形の外側エッジと、前記脚部の両方を連
結する内側エッジと、前記主表面内において負荷緩衝の
ために、前記シェルの先端領域に向けてかつ実質的に前
記シェルの長手方向に沿って伸びる、真っ直ぐな部分、
屈曲した部分、鈍角に折れ曲がった部分、から選択され
る形状を備えている少なくとも1本の長く膨らんだ成形
構造体とから構成され、前記シェルが、プラスチックマ
トリックスに埋め込まれた複数の繊維織布層で構成され
た繊維複合材料から成り、前記繊維織布層を構成する織
布が、ガラス繊維、炭素繊維、アラミド繊維の内の何れ
か1つ若しくはこれらの複合体であり、更に、前記プラ
スチックマトリックスが、熱可塑性プラスチック又はデ
ュロプラスチックである構成が提案される。
記シェルの内周縁に沿って逆U字形状に伸びており、前
記外側エッジと内側エッジとが共に、前記シェルの先端
領域及びその両側から下方に向かって伸びる脚部領域を
逆U字形状に画成しており、更に、前記脚部領域が各々
1本の長く膨らんだ成形構造体備えていることにより実
現される。
及び脚部領域に沿って伸びる内側及び外側エッジが、各
々連続しかつ実質的に平らなフランジによって形成さ
れ、更に、これらフランジが、前記シェルの主表面を画
成している。
いに織り上げられた横糸及び縦糸から成り、前記シェル
の長手方向軸線に対して互いに所定の角度で方向付けら
れている。
クスの熱可塑性プラスチックが、ポリアミド(PA)或
いはポリエチレンテレフタレート(PET)である。
状のシェルが、互いに接合するフランジを接着剤による
接合による締結により、一体化されている。
ェルが、各々のフランジを溶接による締結により、一体
化されている。
ェルの湾曲した先端領域で一体化されておりかつ摩擦防
止材製のインサートを有している。
トリックス内に埋め込まれた繊維織布層が、プリプレグ
を含浸された加熱圧縮成形されるプラスチックである。
状構造体が、円形横断面を有するビードである。
が、前記シェルの主表面上で該シェルの長手方向に沿っ
た中心面に関して概ね鏡対称に互いに離間されて配置さ
れている。
が、前記シェルの主表面上で該シェルの長手方向に沿っ
た中心面に関して非対称に互いに離間されて配置されて
いる。
下に説明される。
対称であるシェル構造ロールバーBは、基本的には平た
いU字状形状を有する。図1のロールバーBは、適切な
ように繊維複合材料K(あるいはシート材料あるいはあ
る他の平面の複合材料)からなってもよく、連続した平
らなフランジ2及び4によって境を成す内側エッジ1及
び外側エッジ3によって範囲を定められる主表面Hが備
えられている一体シェルSである。前記主表面は、ロー
ルバーBに必要な強度を与えるようにそれの中に形成さ
れた成形構造体Fを有している。ロールバーBの頂点領
域8は、例えば、本来は前記主表面Hの方向に垂直圧力
荷重Dを受ける。前記圧力荷重はほぼ中心面の方向にお
よび/または両方向矢印Aの方向に有効な曲げモーメン
トに有効である。両方の荷重の場合、ロールバーBは所
定の荷重限界まで耐えなければならない。
体Fは、既に述べられているそのフランジ2及び4を有
する内側エッジ1および外側エッジ3、ならびに適切な
方法で前記主表面Hの同じ面から主表面Hの中に全て形
成され、示された実施例において少なくとも中心面Nに
関してほぼ鏡像対称配置で分布されている複数のビード
5、9、13である。ロールバーBの各脚部において、
広いビード5は比較的深く延び、前記ビードは、丸い、
望ましくは半円の断面を有し、脚部端6で始まり、内側
屈曲部10の位置まで、内側屈曲部10の位置を越えて
先端領域8の方向へ延び、エッジ3内にある上端部7で
終わる。他のビード9は、鈍角を以って曲げられ、その
下端部11は、ビード5と内側屈曲部10の下の内側エ
ッジ1との間のV字状領域の中に延びる。ビード9の上
端部12は、外側エッジ3の内部領域において、内側屈
曲部10よりも先端領域8に寄ったビード5の上端部7
よりも高い位置に置かれている。ビード5の上端部7
は、ビード9の屈曲部に隣接して置かれ、前記ビード9
は、最初に中心面Nの方へ上向きに傾斜して延び、それ
から丸くなった湾曲部に沿って、前記中心面から離れ
て、外側へ傾斜して延びている。このビード5および9
は中心面Nの両側に配置されている。2つのビード9間
には、その下端部14がほぼ内側屈曲部10の直上に位
置付けられ、その上端部15が先端領域8の外側エッジ
3に近接して置かれている中央の中心面N上に位置付け
られた真っ直ぐなビード13が設けられている。内側お
よび外側エッジ1および3は、丸い等方向湾曲した主表
面Hから互いに離れて曲げられている。主表面Hは、そ
れの中に形成された複数の固定点16を有する。主表面
Hは、それの中に形成された少なくとも1つの自由貫通
穴(図示せず)を有する。
合材料Kがいわゆるプリプレグ、すなわちプラスチック
材料が含浸された編組体の層からなり、横糸および縦糸
として編み込まれるガラス繊維、炭素繊維あるいはアラ
ミド繊維からなる場合は都合がよい。図1によるシェル
Sは、所望されるならば、いくつかの層からなってもよ
い予熱シェル半加工品上に作用する圧力および温度の影
響の下でほぼ平たいシェル半加工品から、例えば加熱圧
縮成形モールドにより製造される。圧縮成形のために、
編組体の層は、プラスチックマトリックスに埋め込ま
れ、図1に示された如き主表面Hを有する成形構造体が
得られる。主表面Hは基本的には平坦であってもよい。
しかしながら、図1のライン網によって輪郭が描かれて
いるような前記主表面Hに空間湾曲を与えることも考え
られる。
いは働きを与える非対称荷重を有する対称ロールバー)
の構成が示されている。一体シェルSの成形構造体F
は、本来は3つのわずかに曲がったビード18,20お
よび21ならびに前記ビードのように丸くされた外側エ
ッジ3である。主表面Hに対して曲げられる図1による
内側エッジ1はこの実施例の場合にもまた装備すること
ができるけれども、内側屈曲部10の領域には、ますま
す平たくなるエッジ17が示されている。主表面Hは、
ロールバーBの脚部毎にそれに形成された2つの固定点
16を有している。すなわち、所望されるならば、これ
らの固定点16には、主表面Hに統合されるかあるいは
それに対して変形される穴補強材が装備されてもよい。
3つのビードの最大ビード18は、2つの他のビード間
に延び、図2の左下部脚部を構成する脚部端で始まる。
このビードは、内側屈曲部10を通過し、その上端部1
9はほぼ圧力荷重Dの導入(圧力の非対称導入)点の方
へおよび両方向矢印Aの方へもまた向けられているよう
に先端領域8の方へ延びている。ビード18は、屈曲部
10の周りにわずかに曲げられる。ロールバーBの左脚
部のビード18と外側エッジ3との間の鎌型領域で、ほ
ぼ前記ビード18に平行に延び、先端領域8の方へも向
けられるビード20が設けられている。第3のビード2
1は、右脚部の固定点18の近くで始まり、わずかの湾
曲を有する内側屈曲部10の周りに延び、その上端部2
2はビード18からのわずかな距離で終わる。前記ビー
ド21および前記ビード18はおよそ80°の角度を成
すように配設されている。
接される、繊維複合材料Kの2つのシェルSから製造さ
れ、上部シェルS1は、下部シェルS2の内側屈曲部1
0と先端領域8との間の領域をここでカバーする。各シ
ェルS1およびS2は、主表面Hおよび成形構造体Fを
有する。上部シェルS1の場合、前記成形構造体Fは、
本来は下部シェルS2の外側エッジ3のフランジ4に接
続するフランジで境を成す曲げられた外側エッジ23の
みにある。下部シェルSは、図1のシェルSの場合に備
えられている成形構造体Fと同様である成形構造体Fを
有する。両側にビード5が主表面H上において形成され
ていることが分かる。
ールバー(水平部の内側屈曲部10の上に輪郭をつけら
れている)Bは、シェルSの主表面Hに形成される成形
構造体Fを有する単一シェル構成要素として一体で提供
される図1に示された形式のものが示されており、中央
の図において、成形構造体としてビードを備えられてい
るシェルSおよびエッジ(2シェル構造)だけで変形さ
れる他のシェルSからなる(図3による)二重シェル構
成要素として提供されるか、あるいは右側の図において
示されているように、(図1の場合のように)と同様に
あるいは異なる形状のいずれかにより実現されている2
つのシェルSからなるかのいずれかである。しかしなが
ら、この形式において両方のシェルS1、S2には、成
形構造体Fが備えられている。2シェル構造の場合、シ
ェルは接着剤で接合できるかあるいは一緒に溶接でき
る。図4の左側の形式において、ロールバーBがプラス
チック、発泡材等の保護および/または装飾カバー26
を有することが示されている。
クスMの編組体Gの層が、中心面Nに対して傾斜角α、
βで延びる横糸および縦糸24,25を含んでいるの
で、衝撃力が分散して最適の方法で緩衝されることを示
している。これらの角度αおよびβは、例えば、±20
〜40°の範囲に及んでもよく、前記角度に対する適切
な値は約±25°である。
延びる平面Nに対して非対称であるロールバー8の輪郭
を示している。編組体Gの層あるいは編組体の少なくと
も1つの層の横糸および縦糸24,25は、再度約25
°である角度°γが例えば横糸と平面Nとの間に得られ
るように配置されるのに対して、縦糸は、ほぼ前記平面
Nの方向に延びている。図5,6に関して示された角度
は単なる例示に過ぎない。本質的な点は、ロールバーB
に作用する力の集中が力導入方向に対して横糸および/
または縦糸による編組によって、全面的に拡散されるこ
ととなる。編組体Gの全ての層において同じ方向の糸配
置あるいは異なる方向の糸配置を選択することが可能で
ある。
(或いは発泡体詰物)26を有するロールバーBが示さ
れている。ロールバーBの脚部は、自動車ボディーに固
定されるかあるいはロールバーBの脚部を延長するか、
或いは傾斜角度を垂直位置に調整する駆動手段(図示せ
ず)に接続されている。カバー26は、(美感、搭乗者
保護及び大気による汚染保護の観点から)ロールバーB
の表面の大部分をカバーする。
走し、搭乗者の頭部を外傷から保護するために、摩滅ゾ
ーン28が、シェル構造構成要素として繊維複合材料で
形成されるのが適切であるロールバーBの所定の支持高
さhの先端領域上に備えられている。すなわち、摩擦力
(破線によって示される)の影響の下で、この摩滅ゾー
ン28は、ロールバーBの圧力および曲げ荷重の制限を
危なくしないで消耗することができる。図8の右側に示
された側面図では、摩滅ゾーン28及び29が、摩擦エ
ネルギーを最大限吸収するように、摩滅可能な変形ゾー
ンとして役立つようにシェルSの頂端部を摺擦方向Rに
沿って折り曲げられている。
るいは2つの相互接続されたシェルSは、そこに挿入さ
れた摩擦防止材、例えば、スティール、セラミックス、
繊維編組体、軽金属、或いは、十分なスライド特性を有
するプラスチック材料から製造された少なくとも1つの
インサート30を有する。このインサート30は、シェ
ルSに一体にされる(埋め込まれる)。その際、インサ
ート30は、上から押圧力を加えてシェルSの肩部ある
いはくぼみの所定の位置に確実に固定される。インサー
ト30は、車両が転倒してシェルSに摩滅状態が生じて
も、その摩滅部分はシェルSの上端部に留まるので、搭
乗者の頭部は外傷から保護される。ロールバーBの両外
部側面に一体的に設けられたこのようなインサートの重
さを軽減するために、各側面毎に一体成形の或いは複数
の個別のインサートのいずれかを適用することが考えら
れる。インサート30は、図示されているように、ロー
ルバーBの先端部分より僅かに低く設けられるべきであ
り、摩滅ゾーン28の上端縁に倣った外形輪郭を備えて
いることが有益であり、このことにより転倒した場合の
最初の状態のから直接地上の衝撃力にさらされることは
ない。
ば、リベット33によって、ロールバーBの少なくとも
1つの外部側面に取り付けられているかあるいは中間空
間によって分離されているいくつかのインサートが備え
られている。最上部で、インサート30は、装飾カバー
32或いは良好なスライド特性を有するカバー32によ
ってカバーすることができるかあるいは図8に輪郭が描
かれている摩滅ゾーン28を延長して外側よりカバーし
ても良い。
ぞれの断面図において、インサート30が概ねU字状断
面を有するキャップ34、35或いは36の形態でシェ
ルSの先端領域上に被せられている3つの態様が示され
ており、あるいは、図8に示された摩滅ゾーン29,2
8の上にインサート30が被嵌されても良い。
をロールバーBのシェルS上の所定の位置に固定する2
つの他の変形例が示されている。左側の図において、キ
ャップ36のようなロールバーの先端領域を外側より包
み、その1方の支持脚部は、インサートが荷重の下で外
れないように壁の内側に延びて固定されている。これ
は、2つのシェルからなるロールバーに対して適切な固
定方法である。図12の右側の図において、図8の摩滅
ゾーン29は、その下のシェルの内側屈曲部に挿入され
るインサート30と結合され、前記インサート30は、
丸いコーナーに接近して取り付け、例えばリベット33
によって内側屈曲部内に保持されており、そのことによ
って、インサート30は荷重の下でシェルSからそれ自
体分離不可能となっている。
ーの概念の荷重適合の幾何学的構造設計を行うことがで
きる。さらに、屈曲変形に対応する対策として、曲げモ
ーメントを構造設計の際に考慮し、また、圧力荷重に対
しては、全体寸法を大きくすることを避けねばならな
い。各シェルの製造は、熱成形(圧縮成形)によって必
ずしも行う必要がなく、レイアップ、RTMあるいはS
MC方法もしくは他の方法を使用することもまた可能で
ある。
えば、発泡詰物は、例えば、搭乗者の頭部を強打される
ことから保護し、同時に所望の光学的効果あるいは装飾
的効果を達成する。このカバーは、例えば表面を炭素繊
維強化樹脂の織布で覆い、光学的効果を生じさせること
も可能である。固定点16は、加えられる応力集中を分
散するために、シート金属から成る補強要素によって強
化することができる。従来の管状ロールバーとの比較に
おいて、シェル形状は、それぞれの加えられる荷重に対
して、成形構造体Fの寸法及び形状を正確に最適化でき
る。繊維複合材料Kからなるロールバーの重さは、ほん
の約1.2kgであるのに対して、スティール管ロール
バーは例えば2.8kgの重さを有する。従って、瞬時
に直立した位置に持ち上げたり、或いは、枢軸回転でき
るロールバーの場合、これは、自重が少ないので短い時
間で作動させることが可能となり、駆動機構も簡素化し
たあまり重くならないような設計もできる。
面からの外皮の概念により容易に組み込むことができ
る。各シェルは、人間工学的面および/または美感的面
に基づいて比較的自由に設計できる。スティール管ロー
ルバーが使用される場合、摩滅は、断面寸法を弱体化
し、それによって破断荷重はほぼ減少される。本出願に
記載されている構造設計を有するロールバーの場合、摩
滅は、破断荷重にいくらの本質的影響も及ぼさない。シ
ェル構造は、自動車の全幅に橋渡しするロールバーのた
めにも使用することができる。しかしながら、この場
合、複数の別々に製造されるシェル構成要素あるいは/
または管状構成要素を結合することによってロールバー
を製造することは当を得てるかもしれない。生じる衝撃
は、乗客にとってはあまり過激でなく、あまり危険でな
いために、エネルギー消費の働きは予め決定可能であ
り、管状ロールバーの場合よりも有利である(制動ある
いは遅延エネルギー消費)。
つの成形構造体Fが省かれている点で図1の実施例と異
なっている。またこの場合、十分な剛性を得るため、図
13および図14のVで示されているように、ロールバ
ーの中央部でシエルの壁厚が増されている。
に、車体に作用する衝撃圧、屈曲変形及び擦過等による
搭乗者の身体の安全を確保するための屋根のない自動車
用のロールバーにおいて、湾曲した先端領域、その両側
に下方に向けて連なる2本の脚部領域、実質的に平坦な
主平面を有する一体成形により製造された逆U字形状の
シェルと、前記先端領域および脚部領域の外周縁に形成
された逆U字形の外側エッジと、前記脚部の両方を連結
する内側エッジと、前記主表面内において負荷緩衝のた
めに、前記シェルの先端領域に向けてかつ実質的に前記
シェルの長手方向に沿って伸びる、真っ直ぐな部分、屈
曲した部分、鈍角に折れ曲がった部分、から選択される
形状を備えている少なくとも1本の長く膨らんだ成形構
造体とから構成され、前記シェルが、プラスチックマト
リックスに埋め込まれた複数の繊維織布層で構成された
繊維複合材料から成り、前記繊維織布層を構成する織布
が、ガラス繊維、炭素繊維、アラミド繊維の内の何れか
1つ若しくはこれらの複合体であり、更に、前記プラス
チックマトリックスが、熱可塑性プラスチック又はデュ
ロプラスチックで構成されているので、公知のロールバ
ーよりも実質的にあまり重くなく、その構造設計が寸法
を大きくしないでも大きな荷重に耐え得る上記の種類の
ロールバーを提供することができる。
る。
図を示している。
いる。
ェル構造に対する3つの断面形状を示している。
対称および非対称のロールバーを示している。
対称および非対称のロールバーを示している。
正面図を示している。
造の正面図および関連側面図を示している。
バーの関連断面側面図を示している。
ている。
る断面を示している。
る断面を示している。
−XIVから見た断面図を示している。
−XIVから見た断面図を示している。
Claims (12)
- 【請求項1】 事故発生の際に、車体に作用する衝撃
圧、屈曲変形及び擦過等による搭乗者の身体の安全を確
保するための屋根のない自動車用のロールバー(B)に
おいて、 湾曲した先端領域(8)、その両側に下方に向けて連な
る2本の脚部領域(6)、実質的に平坦な主平面(H)
を有する一体成形により製造された逆U字形状のシェル
(S)と、 前記先端領域および脚部領域の外周縁に形成された逆U
字形の外側エッジ(3)と、 前記脚部の両方を連結する内側エッジ(1)と、 前記主表面(H)内において負荷緩衝のために、前記シ
ェルの先端領域(8)に向けてかつ実質的に前記シェル
(S)の長手方向に沿って伸びる、真っ直ぐな部分、屈
曲した部分、鈍角に折れ曲がった部分、から選択される
形状を備えている少なくとも1本の長く膨らんだ成形構
造体(F)とから構成され、 前記シェル(S)が、プラスチックマトリックス(M)
に埋め込まれた複数の繊維織布層で構成された繊維複合
材料(K)から成り、 前記繊維織布層を構成する織布が、ガラス繊維、炭素繊
維、アラミド繊維の内の何れか1つ若しくはこれらの複
合体であり、 更に、前記プラスチックマトリックス(M)が、熱可塑
性プラスチック又はデュロプラスチックであることを特
徴とするロールバー。 - 【請求項2】 前記内側エッジ(1)が、前記シェル
(S)の内周縁に沿って逆U字形状に伸びており、 前記外側エッジ(3)と内側エッジ(1)とが共に、前
記シェル(S)の先端領域(8)及びその両側から下方
に向かって伸びる脚部領域(6)を逆U字形状に画成し
ており、 更に、前記脚部領域(6)が各々1本の長く膨らんだ成
形構造体(F)備えていることを特徴とする、請求項1
に記載のロールバー。 - 【請求項3】 シェル(S)の前記先端領域(8)及び
脚部領域(6)に沿って伸びる内側及び外側エッジ
(1,3)が、各々連続しかつ実質的に平らなフランジ
(2,4)によって形成され、 更に、これらフランジが、前記シェル(S)の主表面
(H)を画成していることを特徴とする、請求項1に記
載のロールバー。 - 【請求項4】 前記繊維織布層が、互いに織り上げられ
た横糸(24)及び縦糸(25)から成り、前記シェル
(S)の長手方向軸線(N)に対して互いに所定の角度
(α、β、δ)で方向付けられていることを特徴とす
る、請求項1に記載のロールバー。 - 【請求項5】 プラスチックマトリックス(M)の熱可
塑性プラスチックが、ポリアミド(PA)或いはポリエ
チレンテレフタレート(PET)であることを特徴とす
る、請求項1に記載のロールバー。 - 【請求項6】 2枚の実質的に同一形状のシェル(S
1、S2)が、互いに接合するフランジ(2,4)を接
着剤による接合により一体化されていることを特徴とす
る、請求項1に記載のロールバー。 - 【請求項7】 2つの非同一形状のシェル(S1,S
2)が、各々のフランジ(2,4)を溶接による締結に
より一体化されていることを特徴とする、請求項1に記
載のロールバー。 - 【請求項8】 摩滅ゾーン(28)が、前記シェル
(S)の湾曲した先端領域(8)で一体化されておりか
つ摩擦防止材製のインサート(30)を有していること
を特徴とする、請求項1に記載のロールバー。 - 【請求項9】 前記プラスチックマトリックス(M)内
に埋め込まれた繊維織布層が、プリプレグを含浸された
加熱圧縮成形されるプラスチックであることを特徴とす
る、請求項1に記載のロールバー。 - 【請求項10】長く膨らんだ前記形状構造体(F)が、
円形横断面を有するビード(5,9,13,18,2
0,21)であることを特徴とする、請求項1に記載の
ロールバー。 - 【請求項11】複数の前記ビード(5,9,13)が、
前記シェル(S)の主表面(H)上で該シェルの長手方
向に沿った中心面(N)に関して概ね鏡対称に互いに離
間されて配置されていることを特徴とする、請求項10
に記載のロールバー。 - 【請求項12】数の前記ビード(18,20,21)
が、前記シェル(S)の主表面(H)上で該シェルの長
手方向に沿った中心面(N)に関して非対称に互いに離
間されて配置されていることを特徴とする、請求項10
に記載のロールバー。
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE29807322U DE29807322U1 (de) | 1998-04-22 | 1998-04-22 | Überrollbügel |
EP99106477-5 | 1999-03-30 | ||
EP29807322-6 | 1999-03-30 | ||
EP99106477A EP0952042B1 (de) | 1998-04-22 | 1999-03-30 | Überrollbügel |
Publications (2)
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