JP3247099U - ストーブ - Google Patents

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Abstract

【課題】ロストル部の上部に配された木質燃料を良好に燃焼させることができる、従来に無い非常に実用的なストーブを提供する。【解決手段】薪や枝葉などの木質燃料Wを燃焼させるストーブであって、前記木質燃料Wを投入する燃料投入部2を設けた筒状本体1を有し、この筒状本体1内にして前記燃料投入部2よりも下方にはロストル部4が設けられ、また、前記ロストル部4の上面部に立設され周面に空気排出孔5aが設けられた空気誘導筒体5を有し、この空気誘導筒体5の下端開口部と前記ロストル部4の下方空間とは通気連設する構成であり、また、前記空気誘導筒体5の上端部には上方に向けて先細り形状をなす先細り部5’が設けられている。【選択図】図2

Description

実用新案法第11条において準用する特許法第30条第2項適用申請有り (1)2024年3月27日 (a)アークランズ株式会社関東本部,(b)ホームセンタームサシ久喜菖蒲店,(c)ホームセンタームサシ十日町店において公開 (2)2024年4月2日 (a)福農産業株式会社,(b)花楯産業株式会社本社において公開 (3)2024年4月3日 株式会社山善東関東住建支店において公開 (4)2024年4月3日 (a)株式会社ユーホー本社,(b)ユーホー福山南店,(c)ユーホー神辺店,(d)ユーホー駅家店,(e)ユーホー三次店,(f)ユーホー東広島店において公開 (5)2024年4月4日 (a)ジョイホン吉岡店,(b)ジョイフル本田宇都宮店,(c)ジョイフル本田幸手店,(d)株式会社フタガミ本社,(e)西村ジョイ株式会社本社,(f)西村ジョイメガホームセンター八木店,(g)西村ジョイSメガホームセンター成合店,(h)西村ジョイSメガホームセンター屋島店,(i)ホームセンターブリコ桟橋店において公開 (6)2024年4月5日 (a)ジョイフル本田千葉ニュータウン店,(b)ジョイフル本田富里店,(c)ハンズマン松原店において公開 (7)2024年4月11日 (a)ホームセンタームサシ米沢店,(b)ホームセンタームサシ天童店,(c)ホームセンタームサシ遊佐店,(d)ホームセンタームサシ酒田店,(e)ホームセンタームサシ鶴岡店において公開 (8)2024年4月12日 (a)株式会社山善仙台住建支店,(b)ユアサ商事東北支社において公開 (9)2024年4月12日 (a)株式会社丸徳ふるせ本店,(b)スーパービバホーム新名取店,(c)ホームセンタームサシ仙台泉店において公開
本考案は、ストーブに関するものである。
本出願人は、薪や枝葉などの木質燃料Wを投入して燃焼させるストーブとして、特開2000-46334号に開示されるストーブ(以下、従来例という。)を提案している。
この従来例は、図7,8に図示したように木質燃料Wを投入する燃料投入部52と、この燃料投入部52よりも下方に設けられるロストル部54とを有底筒状の筒状本体51に設けたものであり、更に、筒状本体51の上部には内部の空気を外部へ排出する煙突部57が設けられたものである。符号53は燃料投入部52を開閉する開閉扉、56は煙突部57が設けられ筒状本体51の上部開口部を閉塞する閉塞蓋体である。
特開2000-46334号公報
ところで、従来例は、燃料投入部52から投入された木質燃料Wはロストル部54の上部に落下して配され、この木質燃料Wを燃焼する際、ロストル部54の下方空間にある空気が該ロストル部54を通過供給されて木質燃料Wが燃焼することになるが、この木質燃料Wの燃焼時において、図7に図示したように木質燃料Wによってロストル部54の上部全域が覆われた場合、供給される空気は、ロストル部54の下方空間から木質燃料W(枝葉の隙間)を通過して上昇する空気であるため、木質燃料Wの密度によっては十分な供給量が得られず、良好な燃焼が行われない(不完全燃焼が生じる。)という問題点がある。
本考案者は、前述した木質燃料を燃焼するストーブについて更なる開発を進めた結果、従来に無い非常に実用的なストーブを考案した。
添付図面を参照して本考案の要旨を説明する。
薪や枝葉などの木質燃料Wを燃焼させるストーブであって、前記木質燃料Wを投入する燃料投入部2を設けた筒状本体1を有し、この筒状本体1内にして前記燃料投入部2よりも下方にはロストル部4が設けられ、また、前記ロストル部4の上面部に立設され周面に空気排出孔5aが設けられた空気誘導筒体5を有し、この空気誘導筒体5の下端開口部と前記ロストル部4の下方空間とは通気連設する構成であり、また、前記空気誘導筒体5の上端部には上方に向けて先細り形状をなす先細り部5’が設けられていることを特徴とするストーブに係るものである。
また、請求項1記載のストーブにおいて、前記空気誘導筒体5は、前記ロストル部4の上面部に分離可能に載置立設される構成であることを特徴とするストーブに係るものである。
また、請求項2記載のストーブにおいて、前記空気誘導筒体5の下部には、前記ロストル部4に設けられる通気口部4aに挿入係止する係止部5bが設けられていることを特徴とするストーブに係るものである。
また、請求項1~3いずれか1項に記載のストーブにおいて、前記空気誘導筒体5は、基部5”とこの基部5”の上端部に通気連設する前記先細り部5’とで構成され、前記基部5”及び前記先細り部5’には前記空気排出孔5aが設けられていることを特徴とするストーブに係るものである。
また、請求項1~3いずれか1項に記載のストーブにおいて、前記筒状本体1の上部に上方に向けて先細り状に突設され上端部に煙突部7が通気連設される火煙集約筒部6’が設けられていることを特徴とするストーブに係るものである。
また、請求項4記載のストーブにおいて、前記筒状本体1の上部に上方に向けて先細り状に突設され上端部に煙突部7が通気連設される火煙集約筒部6’が設けられていることを特徴とするストーブに係るものである。
また、請求項5記載のストーブにおいて、前記筒状本体1は有底筒状であり、上部開口部に閉塞蓋体6が着脱自在に設けられ、前記閉塞蓋体6に前記火煙集約部6’が設けられていることを特徴とするストーブに係るものである。
また、請求項6記載のストーブにおいて、前記筒状本体1は有底筒状であり、上部開口部に閉塞蓋体6が着脱自在に設けられ、前記閉塞蓋体6に前記火煙集約部6’が設けられていることを特徴とするストーブに係るものである。
本考案は上述のように構成したから、ロストル部の上部に配された木質燃料を良好に燃焼させることができるなど、従来に無い実用的なストーブとなる。
本実施例を示す斜視図である。 本実施例を示す分解斜視図である。 本実施例に係る要部を説明する分解斜視図である。 本実施例に係る要部を説明する断面図である。 本実施例に係る要部の説明図である。 本実施例の使用状態説明図である。 従来例の使用状態説明図である。 従来例の要部の説明図である。
好適と考える本考案の実施形態を、図面に基づいて本考案の作用を示して簡単に説明する。
燃料投入部2から投入された木質燃料Wはロストル部4の上部に配されるが、空気誘導筒体5が存在する為、ロストル部4の上面部におけるこの空気誘導筒体5が立設される部位は木質燃料Wで覆われず、ロストル部4の下方空間の空気は空気誘導筒体5を通過し、木質燃料Wを良好に燃焼させることになる。
従って、前述した従来例のように、木質燃料W(例えば枝葉の隙間)を通過して供給される空気だけでなく、空気誘導筒体5を通過する空気もが供給される為、木質燃料Wを良好に燃焼させることができる。
また、本考案は、燃料投入部2から投入された木質燃料Wは、先細り部5’に当たることで空気誘導筒体5の周囲に分散して落下し、ロストル部4の上面部における木質燃料Wの偏在が生じにくくなる。
従って、この点においても木質燃料Wの燃焼が良好に行われる。
本考案の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、薪や枝葉などの木質燃料Wを燃焼させるストーブであって、木質燃料Wを投入する燃料投入部2を設けた筒状本体1を有し、この筒状本体1内にして燃料投入部2よりも下方にはロストル部4が設けられ、また、ロストル部4の上面部に立設され周面に空気排出孔5aが設けられた空気誘導筒体5を有し、この空気誘導筒体5の下端開口部とロストル部4の下方空間とは通気連設する構成であり、また、空気誘導筒体5の上端部には上方に向けて先細り形状をなす先細り部5’が設けられたものである。尚、本実施例では、薪や枝葉などの木質燃料W(その他ペレットや木炭や木材なども含む木質系焼却物)を燃焼する屋外用のストーブとして構成しているが、同様に木質燃料Wを燃焼する屋内用のストーブとして構成しても良い。
以下、本実施例に係る構成各部について詳細な説明をする。
筒状本体1は、図1,2,4に図示したように適宜な金属製の部材で形成した所定径及び所定高さ(容量120L、燃焼容量100L)を有する有底円筒状の炉であり、上部開口部1aには後述する閉塞蓋体6が設けられ、下部の周方向等間隔の三箇所には脚部8が伸縮自在にして着脱自在に設けられ、外周面所定位置には取手部12が設けられている。
また、筒状本体1の上方所定位置には、木質燃料Wを投入する燃料投入部2が設けられている。
この燃料投入部2は、筒状本体1の正面部にして上部外周面所定位置に側方に向けて開口する方形状の開口部を設けて構成され、この燃料投入部2は開閉扉3により開閉自在に設けられており、この開閉扉3を開放した状態で筒状本体1内に木質燃料Wを投入できるように構成されている。
また、燃料投入部2の高さ(開口部の下縁位置)は、後述する空気誘導筒体5の先細り部5’の先端(少なくとも一部)が到達する高さに構成されている(図4参照)。
従って、燃料投入部2から投入された木質燃料Wは、空気誘導筒体5の先細り部5’に当たり、この空気誘導筒体5が先細り形状故に該空気誘導筒体5の周囲(前後左右)に分散して落下する。
また、筒状本体1の内底部には、該筒状本体1内に投入した木質燃料Wを支承するロストル部4(目皿状の支承体)が設けられている。
このロストル部4は、筒状本体1の内底面より浮上状態に設けられ、上方空間を木質燃料Wを燃焼する燃焼部とし下方空間を該燃焼部に供給される空気を収容する空気収容部として仕切るものである。尚、空気収容部は燃焼部からロストル部4を通過して落下する灰を受ける灰受部としても機能する。
具体的には、ロストル部4は、図2,4に図示したように適宜な金属製の杆材を並設して目皿状(スノコ状)に構成されたものである。
更に具体的には、長さが異なる複数のロストル杆材4’と、このロストル杆材4’の長手方向と直交する方向に長さを有し該ロストル杆材4’を所定間隔を介した状態で支承する支承杆材4”とで構成され、ロストル杆材4’は上方から見て略楕円形状の支承面部を有する目皿状(スノコ状)に形成し、この支承面部の各杆材同士間に存する複数の空隙が空気収容部から燃焼部へ空気を供給する通気口部4aとして構成されている。尚、この通気口部4aは、燃焼により生じた灰が空気収容部(灰受部)へ通過落下する灰通過口部としても機能する。
また、このロストル部4を構成する支承杆材4”の両端部を直角下方に折曲し、この垂設部分をロストル部4接地用の脚体としている。この各脚体はロストル部4を筒状本体1内底部より水平浮上状態に支持し得るように垂設長さを統一している。
従って、杆材を縦横に連設するだけでロストル部4を構成でき、しかも脚体の構成もこのロストル部4を構成する杆材を利用して折り曲げ形成するだけの構成としているため、この脚体付のロストル部4を非常に簡易に製作でき、安価に提供できることとなる。
本実施例では、このロストル部4に、ロストル部4の途中位置から周縁に向かって上方へ傾斜せしめて立ち上がる傾斜支承部4bを設けている。
この傾斜支承部4bは、ロストル部4を構成する各ロストル杆材4’の左右両端部を折曲して上方へ傾斜させて立ち上がり状に設けている。
このように構成したことにより、この傾斜支承部4b上に堆積する木質燃料Wは該傾斜支承部4bの傾斜面を傾斜下方へ滑り込み易いこととなる。
また、本実施例では、ロストル部4に対するこの傾斜支承部4bの形成範囲を、この傾斜支承部4bの傾斜面によって上記のような木質燃料Wの滑り込み作用が良好に行われる広さであって、且つこの傾斜支承部4bの傾斜下方の水平支承面が木質燃料Wの支承面としての作用を良好に果たす広さを保有し得る形成範囲に設定している。また、この傾斜支承部4bの傾斜度は、あまり急な斜度ではなく、この傾斜支承部4bが多少なりとも木質燃料Wの支承面としての作用を果たし得る程度の傾斜度に設定することが望ましい。
従って、筒状本体1内底部のロストル部4上に木質燃料Wを投入して焼却すると、木質燃料Wの燃焼に際して傾斜支承部4b上に堆積している木質燃料Wがこの傾斜支承部4bに沿って下動して傾斜下方の木質燃料Wの下側に滑り込み移動することになり、これによって木質燃料Wの堆積状況に非常に大きな変化を生じて木質燃料W間に空気が行き渡るため、木質燃料Wは焼却される。
しかも、この木質燃料Wの滑り込み移動に伴ってこの網板状の傾斜支承部4bの下方からも滑り落ちる木質燃料W間に空気が入り込むこととなるため、良好な燃焼効率性を発揮し、不完全燃焼を起こしたりすることなく木質燃料Wは良好に焼却されることになる。
また、ロストル部4は下方に隙間が形成されている為、木質燃料Wの灰や燃えかすはロストル部4上に堆積することなく杆材間の通気口部4a(灰通過口部)より筒状本体1内底部へ速やかに落下し燃料燃焼の妨げとならない上に、落下した灰や燃えかすを簡単に捨てることができるなど極めて実用性に秀れることとなる。尚、ロストル部4は、前述した杆材を並設して構成したタイプに限らず、通気孔が設けられた板状構造体でも良い。
また、筒状本体1の下部外周面には、筒状本体1内(空気収容部)へ外部から空気を導入する通気孔1bが周方向に複数並設され、この通気孔1bを介して空気収容部へ流入する空気が、ロストル部4を介して該ロストル部4上方空間の燃焼部に供給されるように構成されている。更に、筒状本体1の下部内面には、帯状のメッシュプレート9が添設されており、各通気孔1bはメッシュ状となり該通気孔1bからの灰の排出が可及的に防止される。
また、筒状本体1の正面側の下部外周面には、開閉蓋10a付の灰処理開口部10が側方へ向けて開口するように設けられ、この灰処理開口部10から外部に灰の排出処理が行えるように構成されている。
また、筒状本体1の背面側の下部外周面には二次燃焼部11が設けられている。
この二次燃焼部11は、図4に図示したように筒状本体1の背面側の下部外周面(燃料投入部の対向する側の壁面)に通気孔1cを設けると共に、この通気孔1cが設けられる部位の内側に間隙を介して隔壁部材11aを設け、この隔壁部材11aと筒状本体1の内面とで囲繞された空気通路が形成される構成であり、この隔壁部材11aの上部には空気供給孔11a’が設けられている。
この二次燃焼部11に係る空気供給孔11a’は、ロストル部4上の燃焼部よりも上方位置に設けられ、空気通路を通過して加熱された空気が燃焼部で一次燃焼した排ガス(未燃ガス)に供給されるように構成されている。
従って、空気供給孔11a’から筒状本体1の上方空間部内に空気が供給されることで、上方空間部内の排ガスが更に酸化し、二次燃焼が促進されて更に完全燃焼に近づく(不完全燃焼が防止される)こととなる。よって、これにより完全燃焼に近い排ガスが煙突部7から排出されることになる。
また、筒状本体1の上部には、上方に向けて先細り状に突設され上端部に煙突部7が通気連設される火煙集約筒部6’が設けられている。
具体的には、筒状本体1には該筒状本体1の上部開口部を閉塞する閉塞蓋体6が取り外し可能に設けられている。
この閉塞蓋体6は、図1,2,4に図示したように適宜な金属製の部材で形成したものであり、筒状本体1の上部開口縁部に連結する環状蓋部6”と、この環状蓋部6”の上面部に連結される火煙集約筒部6’とで構成されている。
環状蓋部6”は、周縁に垂下部が設けられ筒状本体1の上部開口縁部に載置して被嵌連結するように構成されている。
火煙集約筒部6’は、環状蓋部6”の上面部に着脱自在に連結する下部開口端部から上方に向けて先細り状(テーパー状)に形成された筒状体であり、その上端部には後述する煙突部7が通気連設される開口部が設けられている。
この火煙集約筒部6’は、燃焼部の鉛直方向上方位置に設けられ、燃焼部で燃焼して立ち昇る炎(熱)と煙を中央に集約して高温燃焼(最高温度800℃超の燃焼)させることができ、白煙及び黒煙といった目視可能な煙の低減を図ることができる。
また、この火煙集約筒部6’を設けることにより、筒状本体1内に生じる上昇気流(排ガス)は、傾斜内面に沿って煙突部7までスムーズに流れ(図6参照)、筒状本体1の上部が図8に図示したような構造であった場合に生じる滞留が生じ難く良好な排気が行われる。尚、図6,8中の実線矢印は排ガスを示している。
煙突部7は、図1,2に図示したように適宜な金属製の部材で形成した円形筒状体であり、複数本の筒部材7’を分割可能に継合連結して構成されており、最上段の筒部材7’の上端部には排気部7a(トップ部材)が設けられ、最下段の筒部材7’は前述した火煙集約筒部6’の上部へ引き抜き可能に差し込み連結するように設けられている。
排気部7aは、有天筒状体の側周面に多数の排気孔7a’が周方向に並設され、この各排気孔7a’における開口面積の総和となる開口面積が筒部材7’の断面積以上に設定され排気性が低下しない構成であり、また、排気孔7a’がパンチ目形状(斜めスリット形状)に設けられて灰や火の粉の飛び出しを抑制する構成である。
また、煙突部7は、筒部材7’に分割した状態において筒状本体1内に収納可能に構成されている。
符号13は煙突部7と閉塞蓋体6との間に架設され該煙突部7を支承する煙突支持部材(支え脚)である。
また、本実施例は、ロストル部4の下方空間の空気収容部から上方空間の燃焼部へ空気を誘導して供給する空気誘導筒体5が設けられている。
この空気誘導筒体5は、図2,3,4に図示したように適宜な金属製の部材で形成した所定高さ及び所定径を有する円筒形状体であり、ロストル部4の上面部に分離可能(取り外し可能)に載置設置されるように構成されている。
具体的には、この空気誘導筒体5は、上下端部に開口部を有する基部5”とこの基部5”の上端部に通気連設するテーパー状にして中空の先細り部5’とで構成され、基部5”及び先細り部5’夫々には、内部を誘導された空気を外部へ排出する空気排出孔5aが設けられている。この両者は、基部5”の上端開口縁部に設けられた突片5cに先細り部5’の下端開口縁部に設けられた係止孔5dを被嵌係止することで連結される。
基部5”の下部(下端開口縁部の対向位置)には、ロストル部4に設けられる通気口部4aに挿入係止する係止部5bが突出状態に設けられている。
従って、ロストル部4に空気誘導筒体5を載置した際、係止部5bが通気口部4aに挿入係止することで回り止め状態で設置される。
また、先細り部5’は、上方に向けて先細り形状をなすものであり、基部5”の上部開口部に着脱自在に連結するように構成され、この先細り部5’は燃料投入部2の高さ位置(開口部の下縁位置)に到達するように構成されている。
従って、前述した従来例のように空気誘導筒体5が無い場合、筒状本体1内の温度が上がらず不完全燃焼による未燃ガス発生により、有色煙や臭いが発生してしまう場合があったが、この点、本実施例は、空気誘導筒体5により筒状本体1内に木質燃料Wを投入した際にロストル部4下からの吸気が妨げられず燃焼効率を向上することができ、しかも、先細り部5’に燃料投入部2から投入された木質燃料Wが当たることで空気誘導筒体5の周囲(前後左右)に分散して落下することになる(有色煙や臭い発生の原因となる、木質燃料Wの一部集中を防ぎ木質燃料Wの中心が酸欠状態となることを防止する。)。
また、空気誘導筒体5はロストル部4に分離可能な構成であるから、剪定枝など、空気が木質燃料W全体に行き渡り易い場合には空気誘導筒体5を適宜取り外して筒状本体1内を広く使うことができる。
尚、空気誘導筒体5はロストル部4の上面部に分離不能に一体に設置された構成でも良い。
また、本実施例では、筒状本体1,閉塞蓋体6及び空気誘導筒体5の表面(内外面)に黒耐熱塗装が施されており、この構成から、遠赤外線効果で暖房効率が向上することになる。
本実施例は上述のように構成したから、燃料投入部2から投入された木質燃料Wはロストル部4の上面部に落下して配される。
この木質燃料Wが燃焼すると、筒状本体1内には上昇気流が発生し、ロストル部4の下方空間の空気は空気誘導筒体5(基部5”及び先細り部5’)を通過して上昇し、この空気誘導筒体5の空気排出孔5aから排出される空気は燃焼部に供給される。即ち、ロストル部4の上面部における空気誘導筒体5が立設される部位(下端開口部がロストル部4の下方空間と通気連設する部位)は木質燃料Wで覆われず、ロストル部4の下方空間の空気は空気誘導筒体5を通過し、木質燃料Wを良好に燃焼させることになる。尚、図6中の実線矢印は空気を示している。
よって、本実施例によれば、従来例のように木質燃料W(例えば枝葉の隙間)を通過して供給される空気だけでなく、空気誘導筒体5を通過する空気も供給される為、木質燃料Wを良好に燃焼(排気中の有色煙、臭いの排出を低減した燃焼)させることができる。
また、本実施例は、燃料投入部2から投入された木質燃料Wは、先細り部5’に当たることで空気誘導筒体5の周囲(前後左右)に分散して落下し、ロストル部4の上面部における木質燃料Wの偏在(極端に木質燃料Wの積層厚が異なる部位ができること。)が生じにくくなる。
従って、この点においても木質燃料Wの燃焼が良好に行われる。
また、本実施例は、空気誘導筒体5は、ロストル部4の上面部に分離可能に載置立設される構成であるから、必要でない時は取り外すことができ、しかも、メンテンナンス性に秀れることになる。
また、本実施例は、空気誘導筒体5の下部には、ロストル部4に設けられる通気口部4aに挿入係止する係止部5bが設けられているから、投入された木質燃料Wによって位置ずれしたりせず、前述した機能を確実に奏することになる。
また、本実施例は、空気誘導筒体5は、基部5”とこの基部5”の上端部に通気連設する先細り部5’とで構成され、基部5”及び先細り部5’には空気排出孔5aが設けられているから、ロストル部4の下方の空気を燃焼部まで誘導して確実に供給することができる。
また、本実施例は、筒状本体1の上部に上方に向けて先細り状に突設され上端部に煙突部7が通気連設される火煙集約筒部6’が設けられているから、この火煙集約筒部6’により排気抵抗が低減され排ガスのスムーズな流れが生じ、排気を促進させることで吸気、強いては燃焼が促進され筒状本体1内の高温状態を維持することができ、しかも、排気を集約させて排気の高温状態を維持させることで未燃物、臭い物質等の熱分解を促進させることができる。
また、本実施例は、筒状本体1は有底筒状であり、上部開口部に閉塞蓋体6が着脱自在に設けられ、閉塞蓋体6に火煙集約部6’が設けられているから、簡易な構造で前述した作用効果を確実に奏することができる。
尚、本考案は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
W 木質燃料
1 筒状本体
2 燃料投入部
4 ロストル部
4a 通気口部
5 空気誘導筒体
5’ 先細り部
5” 基部
5a 空気排出孔
5b 係止部
6 閉塞蓋体
6’ 火煙集約筒部
7 煙突部

Claims (8)

  1. 薪や枝葉などの木質燃料を燃焼させるストーブであって、前記木質燃料を投入する燃料投入部を設けた筒状本体を有し、この筒状本体内にして前記燃料投入部よりも下方にはロストル部が設けられ、また、前記ロストル部の上面部に立設され周面に空気排出孔が設けられた空気誘導筒体を有し、この空気誘導筒体の下端開口部と前記ロストル部の下方空間とは通気連設する構成であり、また、前記空気誘導筒体の上端部には上方に向けて先細り形状をなす先細り部が設けられていることを特徴とするストーブ。
  2. 請求項1記載のストーブにおいて、前記空気誘導筒体は、前記ロストル部の上面部に分離可能に載置立設される構成であることを特徴とするストーブ。
  3. 請求項2記載のストーブにおいて、前記空気誘導筒体の下部には、前記ロストル部に設けられる通気口部に挿入係止する係止部が設けられていることを特徴とするストーブ。
  4. 請求項1~3いずれか1項に記載のストーブにおいて、前記空気誘導筒体は、基部とこの基部の上端部に通気連設する前記先細り部とで構成され、前記基部及び前記先細り部には前記空気排出孔が設けられていることを特徴とするストーブ。
  5. 請求項1~3いずれか1項に記載のストーブにおいて、前記筒状本体の上部に上方に向けて先細り状に突設され上端部に煙突部が通気連設される火煙集約筒部が設けられていることを特徴とするストーブ。
  6. 請求項4記載のストーブにおいて、前記筒状本体の上部に上方に向けて先細り状に突設され上端部に煙突部が通気連設される火煙集約筒部が設けられていることを特徴とするストーブ。
  7. 請求項5記載のストーブにおいて、前記筒状本体は有底筒状であり、上部開口部に閉塞蓋体が着脱自在に設けられ、前記閉塞蓋体に前記火煙集約部が設けられていることを特徴とするストーブ。
  8. 請求項6記載のストーブにおいて、前記筒状本体は有底筒状であり、上部開口部に閉塞蓋体が着脱自在に設けられ、前記閉塞蓋体に前記火煙集約部が設けられていることを特徴とするストーブ。
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