JP3247019B2 - 自走式建設廃材破砕機の警報装置 - Google Patents

自走式建設廃材破砕機の警報装置

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JP3247019B2
JP3247019B2 JP31906294A JP31906294A JP3247019B2 JP 3247019 B2 JP3247019 B2 JP 3247019B2 JP 31906294 A JP31906294 A JP 31906294A JP 31906294 A JP31906294 A JP 31906294A JP 3247019 B2 JP3247019 B2 JP 3247019B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリートガラ,ア
スファルトガラなどの建設廃材をリサイクルするために
破砕処理を行う自走式建設廃材破砕機の警報装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来技術の一実施例自走式建設
廃材破砕機1を示す斜視図である。図において、2は自
走式建設廃材破砕機1のクローラ走行体、3はメイン車
体、4はメイン車体4のサイドステップ、5はホッパ、
6はフィーダ、7はクラッシャ、8はコンベア、9は操
作盤、10は操作盤9に設けている各種スイッチであ
る。図7に示す自走式建設廃材破砕機1では、クローラ
走行体2の上部にメイン車体3を連結し、そのメイン車
体3の前側上部にコンクリートガラ(図示していない)
など建設廃材を受入れるホッパ5を設け、そのホッパ5
に供給された建設廃材をホッパ5下部の排出口よりフィ
ーダ6によってクラッシャ7へ送り込んで所定の細粒に
破砕せしめ、その細粒化された建設廃材をクラッシャ7
の下側に配置したコンベア8で搬出するようにし、上記
フイーダ6,クラッシャ7,コンベア8等の各種アクチ
ュエータの作動制御を、メイン車体3の側面部に設けた
操作盤9の各種スイッチ10の操作によって行うように
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】自走式建設廃材破砕機
の破砕作業時には、ホッパに供給するコンクリートガラ
にたとえば鉄筋,鉄骨などの混入があり、フイーダの送
り状況やクラッシャの破砕状況が突然異常になることが
ある。この場合には操作盤に配置している緊急停止用ス
イッチをオン操作して、フィーダ,クラッシャ,コンベ
アなどすべてのアクチュエータの作動を同時に停止させ
る。そして異常の原因を調べたとえば鉄筋,鉄骨などを
除去して、再稼働するために緊急停止用スイッチをオフ
状態に復帰操作する。しかしこの場合に各種アクチュエ
ータをそれぞれ操作する作業用スイッチをすべてオフ状
態にしておく必要がある。上記オン・オフ状態を確認す
るために、各作業用スイッチに点灯消灯で表示できるラ
ンプを設けるような手段が講じられている操作盤もある
が、陽光の照射時には上記ランプ表示が見えにくいこと
がある。本発明は、上記の問題点を解決できる警報装置
を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の第1実施例警報
装置では、クローラ走行体の上部にメイン車体を連結
し、そのメイン車体の上部にコンクリートガラなどの建
設廃材を受入れるホッパを設け、そのホッパに供給され
た建設廃材をホッパ下部の排出口よりフィーダによって
クラッシャへ送り込んで所定の細粒に破砕せしめ、その
細粒化された建設廃材をクラッシャの下側に配置したコ
ンベアで搬出するようにし、上記フィーダ,クラッシ
ャ,コンベア等の各種アクチュエータの作動制御をメイ
ン車体に配設した複数個の各作業用スイッチの操作によ
って行うようにした自走式建設廃材破砕機において、上
記作業用スイッチを配設する電気回路内に走行位置接点
と作業位置接点に切換操作できる走行・作業切換スイッ
チを設け、その走行・作業切換スイッチの作業位置接点
をアースに接続し、また複数個の切換接点をそなえてい
る自己保持型の緊急停止用オルタネイトスイッチを電源
に対して接続し、その緊急停止用オルタネイトスイッチ
のオフ状態時にアクチュエータ制御用電磁切換弁の各ソ
レノイドに対し電源電圧を印加するとともに、ブザーの
接続回路と、上記作業位置接点に通じる回路を開くよう
にし、また複数個の作業用スイッチを、上記各ソレノイ
ドの下流側に設けた各ダイオードより走行・作業切換ス
イッチの作業位置接点に通じる電路にそれぞれ介設し、
かつ電源と、各作業用スイッチの上流側接点とをそれぞ
れランプを介して連通するとともに、ブザーの下流側電
路を上記ランプの各下流側電路にダイオードを介してそ
れぞれ通じるように接続し、緊急停止用オルタネイトス
イッチと、少くとも単数個の作業用スイッチとがオン操
作状態であることによって、ブザーの接続回路を通電維
持せしめるようにした。
【0005】次に本発明の第2実施例警報装置では、自
走式建設廃材破砕機におけるメイン車体上部の高所位置
に上部操作盤を、また地上に近い低所位置に下部操作盤
を設け、その上部操作盤と下部操作盤に、押込み・引出
し操作によって一方側接点と他方側接点を互いにオフ・
オン切換できる自己保持型の作業用オルタネイトスイッ
チを各種アクチュエータに対応してそれぞれ配置し、上
部操作盤内の各作業用オルタネイトスイッチと、同じア
クチュエータを操作する下部操作盤内の各作業用オルタ
ネイトスイッチのそれぞれ一方側接点と一方側接点と
を、かつ他方側接点と他方側接点とを配線にて接続し、
また上記上部操作盤と下部操作盤のいずれか一方の電気
回路内に走行位置接点と作業位置接点に切換操作できる
走行・作業切換スイッチを設け、上記作業位置接点をア
ースに接続し、また複数個の切換接点をそなえている自
己保持型の緊急停止用オルタネイトスイッチを上部及び
下部操作盤にそれぞれ設け、その緊急停止用オルタネイ
トスイッチのオフ状態時にアクチュエータ制御用電磁切
換弁の各ソレノイドに対し電源電圧を印加するととも
に、ブザーの接続回路と、上記作業位置接点に通じる回
路を開くようにし、また緊急停止用オルタネイトスイッ
チの電源側接点に対して各種アクチュエータ制御用電磁
切換弁のソレノイドの一方端子をそれぞれ並列に接続
し、かつ上記各ソレノイドの他方側端子を各ダイオー
ド、各作業用オルタネイトスイッチを介して上記作業位
置接点に接続し、また作業用及び緊急停止用オルタネイ
トスイッチに対して電源電圧を印加せしめたランプをそ
れぞれ配置し、その各ランプの下流側配線を上記各ラン
プに対応する各オルタネイトスイッチを介しアースせし
めるとともに、ブザーの下流側電路を上記ランプの各下
流側電路にダイオードを介してそれぞれ通じるように接
続し、緊急停止用オルタネイトスイッチと、少くとも単
数組の作業用オルタネイトスイッチとがオン操作状態で
あることによって、ブザーの接続回路を通電維持せしめ
るようにした。
【0006】
【作用】本発明の第1実施例警報装置を装備した自走式
建設廃材破砕機が各種アクチュエータ操作用のすべての
作業用スイッチをオン状態にして破砕作業を行っている
ときに、緊急停止用オルタネイトスイッチをオン操作す
る。自己保持型の緊急停止用オルタネイトスイッチのそ
なえている複数個の切換接点のうち電源回路用接点は開
き、アース回路用接点及びブザー回路用接点はそれぞれ
回路を閉じる。上記電源回路用接点の下流側に並列に接
続されている各種アクチュエータ制御用電磁切換弁の各
ソレノイドはすべて非通電となるのでアクチュエータの
作動はすべて停止するが、作業用スイッチはオン状態に
閉じられたままで、各スイッチのオン状態を表示するラ
ンプは点灯を維持している。それと同時に電源からの電
流は、緊急停止用オルタネイトスイッチの閉じられたブ
ザー回路用接点、ブザー、ダイオード、オン状態の作業
用スイッチ走行・作業切換スイッチの作業位置接点を経
て、アースに流れ、また電源からの電流の一部は、緊急
停止用オルタネイトスイッチのオン・オフ表示を行うラ
ンプ、緊急停止用オルタネイトスイッチのアース回路用
接点、走行・作業切換スイッチの作業位置接点を経て、
アースに流れる。したがってブザーの吹鳴と、緊急停止
用オルタネイトスイッチのオン表示を行うランプの点灯
が連続して行われる。
【0007】上記のように緊急停止用オルタネイトスイ
ッチをオン操作した状態の後には自走式建設廃材破砕機
の異常の解消処理を行うのであるが、ここですべての作
業用スイッチのオフ操作をするために順次、作業用スイ
ッチをオフ操作してゆく。オフ操作を行ったスイッチの
表示を行うランプは、そのアース側の回路が開かれるの
で消灯するが、少くとも単数個の作業用スイッチをオン
状態にしていると、電源からの電流は、緊急停止用オル
タネイトスイッチの閉じられたブザー回路用接点、ブザ
ー、ダイオード、上記単数個のオン状態の作業用スイッ
チ、走行・作業切換スイッチの作業位置接点を経て、ア
ースに流れる。したがってブザーの吹鳴と、緊急停止用
オルタネイトスイッチのオン表示を行うランプの点灯は
続行される。しかしここで作業用スイッチをすべてオフ
状態にすると、ブザー下流側のアース回路が開かれるの
で、ブザーの吹鳴は停止する。ところが緊急停止用オル
タネイトスイッチがオン状態であるので、電源からの電
流はランプ、緊急停止用オルタネイトスイッチのアース
回路用接点、走行・作業切換スイッチの作業位置接点を
経てアースに流れるから、緊急停止用オルタネイトスイ
ッチのオン状態を表示するランプ点灯は続行される。こ
の状態において緊急停止用オルタネイトスイッチをオフ
状態に復帰させても、すべての作業用スイッチは開かれ
ているのでアクチュエータが動き出す不具合はおこらな
い。また緊急停止用オルタネイトスイッチをオフ状態に
復帰させたときには、そのアース回路用接点、すなわち
緊急停止用オルタネイトスイッチのオン・オフ表示を行
うランプの下流側回路が開かれるので、そのランプは消
灯する。
【0008】また本発明の第2実施例警報装置では、メ
イン車体上部の高所位置に上部操作盤を、また地上に近
い低所位置に下部操作盤を設け、各種アクチュエータを
上部,下部いずれの側の操作盤からでも操作できるよう
に作業用オルタネイトスイッチを配置し、かつ両操作盤
にそれぞれ緊急停止用オルタネイトスイッチとブザーを
配置した。この第2実施例警報装置は、2組の操作盤に
わたって構成されているが、その作用としては第1実施
例警報装置の場合と同様である。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基いて詳細に
説明する。図1は、本発明の第1実施例警報装置の回路
図である。図において、11は自走式建設廃材破砕機に
装備した操作盤(仮想線で示す)、12は走行・作業切
換スイッチ、13はメイン制御用電磁切換弁、14,1
5,16,17はそれぞれクラッシャ制御用電磁切換弁
18,コンベア制御用電磁切換弁19,フィーダ制御用
電磁切換弁20,ジェネレータ制御用電磁切換弁21を
操作する各作業用スイッチ、22はホーンスイッチ、2
3,〜,26はそれぞれ作業用スイッチ14,〜,17
に対して設けたオン・オフ表示用のランプ、27は緊急
停止用オルタネイトスイッチ、28は緊急停止用オルタ
ネイトスイッチ27に対して設けたオン・オフ表示用の
ランプ、29は警報用のブザー、30は電源、31は走
行モータ制御用電磁切換弁、32,〜,35はブザー2
9の下流側電路に並列に設けられアース側へ向けて通じ
るそれぞれダイオード、36,〜,39は電磁切換弁1
8,〜,21の各ソレノイドの下流側電路にそれぞれ設
けられたアース側へ向けて通じる各ダイオードである。
【0010】次に、本発明の第1実施例警報装置の構成
を図1について述べる。本発明では、自走式建設廃材破
砕機の各作業用スイッチ14,〜,17を配設する電気
回路内に走行位置接点40と作業位置接点41に切換操
作できる走行・作業切換スイッチ12を設け、その走行
・作業切換スイッチ12の作業位置接点41をアースに
接続し、また複数個の切換接点、すなわち電源回路用接
点42,アース回路用接点43,ブザー回路用接点44
をそなえている自己保持型の緊急停止用オルタネイトス
イッチ27を電源30に対して接続し、その緊急停止用
オルタネイトスイッチ27のオフ状態時にアクチユエー
タ制御用電磁切換弁18,〜,21の各ソレノイド(図
示していない)に対し電源電圧を印加するとともに、ブ
ザー29の接続回路と、上記作業位置接点41に通じる
回路を開くようにし、また複数個の作業用スイッチ1
4,〜,17を、上記各ソレノイドの下流側に設けた各
ダイオード36,〜,39より走行・作業切換スイッチ
12の作業位置接点41に通じる電路にそれぞれ介設
し、かつ電源30と、各作業用スイッチ14,〜,17
の上流側接点イ,〜,ニとをそれぞれランプ23,〜,
26を介して連通するとともに、ブザー29の下流側電
路を上記ランプ23,〜,26の各下流側電路に各ダイ
オード32,〜,35を介してそれぞれ通じるように接
続し、緊急停止用オルタネイトスイッチ27と、少なく
とも単数個の作業用スイッチとがオン操作状態であるこ
とによってブザー29の接続回路を通電維持せしめるよ
うに構成した。
【0011】次に、本発明の第1実施例警報装置の作用
について述べる。図1に示す警報用回路を装備した自走
式建設廃材破砕機がすべての作業用スイッチ14,〜,
17をオン状態にして破砕作業を行っているときに、緊
急停止用オルタネイトスイッチ27をオン操作する。緊
急停止用オルタネイトスイッチ27のそなえている複数
個の切換接点のうち電源回路用接点42は開き、アース
回路用接点43及びブザー回路用接点44はそれぞれ回
路を閉じる。上記電源回路用接点42の下流側に並列に
接続されている電磁切換弁18,〜,21の各ソレノイ
ドはすべて非通電となるのでアクチュエータの作動はす
べて停止するが、作業用スイッチ14,〜,17はオン
状態に閉じられたままで、各スイッチ14,〜,17の
オン状態を表示するランプ23,〜,26は点灯を維持
している。それと同時に電源30からの電流は、緊急停
止用オルタネイトスイッチ27の閉じられたブザー回路
用接点44、ブザー29、ダイオード32,〜,35、
オン状態の作業用スイッチ14,〜,17、走行・作業
切換スイッチ12の作業位置接点41を経て、アースに
流れ、また電源30からの電流の一部は、緊急停止用オ
ルタネイトスイッチ27のオン・オフ表示を行うランプ
28、アース回路用接点43、走行・作業切換スイッチ
12の作業位置接点41を経て、アースに流れる。した
がってブザー29の吹鳴と、緊急停止用オルタネイトス
イッチ27のオン表示を行うランプ28の点灯が連続し
て行われる。
【0012】上記のように緊急停止用オルタネイトスイ
ッチ27をオン操作した状態の後には自走式建設廃材破
砕機の異常の解消処理を行うのであるが、ここですべて
の作業スイッチ14,〜,17をオフ操作してゆく。ラ
ンプ23,〜,26が消灯されてゆくのであるが、たと
えばランプの点灯が見えにくくて、1個の作業用スイッ
チ16だけをオフ操作しなかったとする。この状態では
電源30からの電流が、緊急停止用オルタネイトスイッ
チ27の閉じられたブザー回路用接点44、ブザー2
9、ダイオード34、オン状態の作業用スイッチ16、
走行・作業切換スイッチ12の作業位置接点41を経
て、アースに流れる。したがってブザー29の吹鳴と、
緊急停止用オルタネイトスイッチ27のオン表示を行う
ランプ28の点灯は続行される。それにより運転者は上
記ブザー29の吹鳴続行を聞いて、作業用スイッチ1
4,〜17のうちいずれかの作業用スイッチがまだオン
状態になっていることを認知することができる。
【0013】しかしここで作業用スイッチ14,〜,1
7をすべてオフ状態にすると、ブザー29下流側のアー
ス回路が開かれるので、ブザー29が非通電となりその
吹鳴は停止する。ところが緊急停止用オルタネイトスイ
ッチ27がオン状態であるので、電源30からの電流
は、ランプ28、緊急停止用オルタネイトスイッチ27
のアース回路用接点43、走行・作業切換スイッチ12
の作業位置接点41を経てアースに流れるから、ランプ
28の点灯は続行される。この状態において緊急停止用
オルタネイトスイッチ27をオフ状態に復帰させても、
すべての作業用スイッチ14,〜,17は開かれている
のでアクチュエータが動きだす不具合はおこらない。ま
た上記オフ操作により緊急停止用オルタネイトスイッチ
27をオフ状態に復帰させたときには、そのアース回路
用接点43、すなわちランプ28の下流側回路が開かれ
るので、ランプ28は消灯する。
【0014】次に図2は、本発明の第2実施例警報装置
を装備した自走式建設廃材破砕機45の一部切欠き側面
図である。図において、46は自走式建設廃材破砕機4
5のクローラ走行体、47L,47Rは左右の走行モー
タ、48はメイン車体、49はホッパ、50は被破砕材
である建設廃材、51は建設廃材50をクラッシャ52
(メイン車体48の内部にあり図示していない)に送り
込むフィーダ、53はコンベア、54は下部操作盤であ
る。図3は、図2のAより見た要部後面図である。図に
おいて、55は上部操作盤である。図4は、図3におけ
る上部操作盤55の拡大図である。図において、27’
は緊急停止用オルタネイトスイッチである。図5は、図
2における下部操作盤54の拡大図である。図におい
て、56はエンジン(図示していない)用のキースイッ
チ、12は走行・作業切換スイッチ、27は緊急停止用
オルタネイトスイッチである。図6は、本発明の第2実
施例警報装置の回路図である。図において、第1実施例
警報装置と同一構成要素を使用するものに対しては同符
号を付す。57,57’はクラッシャ制御用電磁切換弁
18を操作する作業用オルタネイトスイッチ、58,5
8’はコンベア制御用電磁切換弁19を操作する作業用
オルタネイトスイッチ、59,59’はフィーダ制御用
電磁切換弁20を操作する作業用オルタネイトスイッ
チ、60,60’はジェネレータ制御用電磁切換弁21
を操作する作業用オルタネイトスイッチ、22,22’
はホーンスイッチ、23,23’,24,24’,2
5,25’,26,26’はそれぞれ作業用オルタネイ
トスイッチ57,57’,58,58’,59,5
9’,60,60’に対して設けた点灯表示用のラン
プ、42’,43’,44’は緊急停止用オルタネイト
スイッチ27’にそなえているそれぞれ電源回路用接
点,アース回路用接点,ブザー回路用接点、28’は緊
急停止用オルタネイトスイッチ27’に対して設けたオ
ン・オフ表示用のランプ、29,29’はそれぞれ警報
用のブザーである。
【0015】次に、本発明の自走式建設廃材破砕機44
の第2実施例警報装置の構成を図2〜図6について述べ
る。本発明では、メイン車体45上部の高所位置に上部
操作盤55を、また地上に近い低所位置に下部操作盤5
4を設け、その上部操作盤55と下部操作盤54に、押
込み・引出し操作によって一方側接点と他方側接点を互
いにオフ・オン切換できる自己保持型の作業用オルタネ
イトスイッチ(57’,〜,60’、57,〜,60)
を各種アクチュエータ(フィーダ51、クラッャ52,
コンベア53などをいう)に対応してそれぞれ配置し、
上部操作盤55内の作業用オルタネイトスイッチ(複数
個の作業用オルタネイトスイッチ57’,〜,60’が
配置されているのでクラッシャ52用の作業用オルタネ
イトスイッチ57’を代表して説明する)57’と、同
じクラッシャ52を操作する下部操作盤54内の作業用
オルタネイトスイッチ(作業用オルタネイトスイッチ5
7を代表して説明する)57のそれぞれ一方側接点6
1’と一方側接点61とを、かつ他方側接点62’と他
方側接点62とを配線63,64にて接続し、また上部
操作盤55と下部操作盤54のいずれか一方の電気回路
内に走行位置接点40と作業位置接点41に切換操作で
きる走行・作業切換スイッチ12を下部操作盤54に設
け、上記走行・作業切換スイッチ12の作業位置接点4
1をアースに接続し、また複数個の切換接点42’,4
3’,44’、42,43,44をそなえている自己保
持型の緊急停止用オルタネイトスイッチ27’,27を
上部操作盤55,下部操作盤54にそれぞれ設け、その
緊急停止用オルタネイトスイッチ27’及び27のオフ
状態時にアクチュエータ制御用電磁切換弁18,〜,2
1の各ソレノイドに対し電源30電圧を印加するととも
に、ブザー29’,29の接続回路と、上記走行・作業
切換スイッチ12の作業位置接点41に通じる回路を開
くようにし、また緊急停止用オルタネイトスイッチ2
7’と27の相対応する電源回路用接点42’と42と
を、またアース回路用接点43’と43とを、またブザ
ー回路用接点44’と44とを、それぞれ連通せしめ、
上記電源回路用接点42の下流側に各種アクチュエータ
制御用電磁切換弁18,〜,21のソレノイドの一方端
子をそれぞれ並列に接続し、かつ上記各ソレノイドの他
方端子を各ダイオード36,〜,39、各作業用オルタ
ネイトスイッチ57−57’,58−58’,60−6
0’を介して、走行・作業切換スイッチ12の作業位置
接点41に接続し、また作業用オルタネイトスイッチ5
7,57’、58,58’、〜、60,60’及び緊急
停止用オルタネイトスイッチ27、27’に対して電源
30電圧を印加せしめたランプ23,23’、24,2
4’、〜、26,26’及び28、28’をそれぞれ配
置し、その各ランプの下流側配線を上記各ランプに対応
する各オルタネイトスイッチを介しアースせしめるとと
もに、ブザー29,29’の下流側電路を上記ランプの
各下流側電路にダイオード32,〜,35を介しそれぞ
れ通じるように接続し、緊急停止用オルタネイトスイッ
チ27又は27’と、作業用オルタネイトスイッチのう
ち少くとも単数組(1つのアクチュエータを操作する作
業用オルタネイトスイッチは下部操作盤と上部操作盤に
それぞれ1個ずつ設けられているので、どちらの操作盤
からでもオン・オフ操作を行うことができる)の作業用
オルタネイトスイッチとがオン操作状態であることによ
ってブザー29及び29’の接続回路を通電維持せしめ
るように構成した。
【0016】次に、本発明の第2実施例警報装置の作用
について述べる。第2実施例警報装置では、メイン車体
48上部の高所位置に上部操作盤55を、また地上に近
い低所位置に下部操作盤54を設け、各種アクチュエー
タを上部,下部いずれの側の操作盤からでも操作できる
ように作業用オルタネイトスイッチ57’,〜,6
0’、57,〜,60を配置し、かつ両操作盤55,5
4にそれぞれ緊急停止用オルタネイトスイッチ27’,
27とブザー29’,29を配置した。この第2実施例
警報装置は、上部操作盤55と下部操作盤54にわたっ
て構成されているが、その作用としては第1実施例警報
装置の場合と同様である。なお本実施例では説明の都合
上、作業位置接点41をアースせしめた回路にしている
が、走行位置接点40をアース側に設定した回路(図示
していない)に構成することも容易に可能である。
【0017】
【発明の効果】従来より自走式建設廃材破砕機の破砕作
業時には被破砕材に鉄筋などの混入があり、突然機械が
異常をおこすので、緊急停止用スイッチをオン操作す
る。しかしその緊急停止用スイッチをオフ状態に復帰さ
せるときには各種アクチュエータを操作する複数個の作
業用スイッチをすべてオフ状態にしておく必要がある。
本発明の警報装置では、各種アクチュエータをそれぞれ
操作する作業用スイッチ(作業用オルタネイトスイッチ
を含む)を配置した操作盤(単数組又は複数組の操作
盤)の緊急停止用オルタネイトスイッチをオン操作する
と、すべての各種アクチュエータの作動が停止するとと
もに、ブザーの吹鳴と、警報用のランプ点灯が連続して
行われる。そして上記緊急停止用オルタネイトスイッチ
をオフ状態に復帰させる前にはすべての作業用スイッチ
をオフ状態に戻すのであるが、少くとも1個の作業用ス
イッチがオン状態になっていると、ブザーの吹鳴は続け
られる。そのために運転者は、まだ作業用スイッチの中
にオン状態のものが残っていることを認知することがで
きる。それで作業用スイッチをすべてオフ状態にしたと
きには、ブザーの吹鳴は停止され、警報用のランプの点
灯だけが続けられる。そこで運転者はその状態を確認し
て緊急停止用オルタネイトスイッチをオフ状態に復帰操
作を行う。したがって本発明の警報装置を装備した自走
式建設廃材破砕機では、緊急停止用スイッチ使用後の安
全性とメンテナンス性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例警報装置の回路図である。
【図2】本発明の第2実施例警報装置を装備した自走式
建設廃材破砕機の一部切欠き側面図である。
【図3】図2のAより見た要部後面図である。
【図4】図3における上部操作盤の拡大図である。
【図5】図2における下部操作盤の拡大図である。
【図6】本発明の第2実施例警報装置の回路図である。
【図7】従来技術の一実施例自走式建設廃材破砕機を示
す斜視図である。
【符号の説明】
1,45 自走式建設廃材破砕機 6,51 フィーダ 7,52 クラッシャ 8,53 コンベア 9,11 操作盤 12 走行・作業切換スイッチ 14,〜,17 作業用スイッチ 18,〜,21 電磁切換弁 23,〜,26,23’,〜,26’,28,28’
ランプ 27,27’ 緊急停止用オルタネイトスイッチ 29,29’ ブザー 30 電源 41 作業位置接点 57,57’,58,58’,59,59’,60,6
0’ 作業用オルタネイトスイッチ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クローラ走行体の上部にメイン車体を連
    結し、そのメイン車体の上部にコンクリートガラなどの
    建設廃材を受入れるホッパを設け、そのホッパに供給さ
    れた建設廃材をホッパ下部の排出口よりフィーダによっ
    てクラッシャへ送り込んで所定の細粒に破砕せしめ、そ
    の細粒化された建設廃材をクラッシャの下側に配置した
    コンベアで搬出するようにし、上記フィーダ,クラッシ
    ャ,コンベア等の各種アクチュエータの作動制御をメイ
    ン車体に配設した複数個の各作業用スイッチの操作によ
    って行うようにした自走式建設廃材破砕機において、上
    記作業用スイッチを配設する電気回路内に走行位置接点
    と作業位置接点に切換操作できる走行・作業切換スイッ
    チを設け、その走行・作業切換スイッチの作業位置接点
    をアースに接続し、また複数個の切換接点をそなえてい
    る自己保持型の緊急停止用オルタネイトスイッチを電源
    に対して接続し、その緊急停止用オルタネイトスイッチ
    のオフ状態時にアクチュエータ制御用電磁切換弁の各ソ
    レノイドに対し電源電圧を印加するとともに、ブザーの
    接続回路と、上記作業位置接点に通じる回路を開くよう
    にし、また複数個の作業用スイッチを、上記各ソレノイ
    ドの下流側に設けた各ダイオードより走行・作業切換ス
    イッチの作業位置接点に通じる電路にそれぞれ介設し、
    かつ電源と、各作業用スイッチの上流側接点とをそれぞ
    れランプを介して連通するとともに、ブザーの下流側電
    路を上記ランプの各下流側電路にダイオードを介してそ
    れぞれ通じるように接続し、緊急停止用オルタネイトス
    イッチと、少くとも単数個の作業用スイッチとがオン操
    作状態であることによって、ブザーの接続回路を通電維
    持せしめるようにしたことを特徴とする自走式建設廃材
    破砕機の警報装置。
  2. 【請求項2】 クローラ走行体の上部にメイン車体を連
    結し、そのメイン車体の上部にコンクリートガラなどの
    建設廃材を受入れるホッパを設け、そのホッパに供給さ
    れた建設廃材をホッパ下部の排出口よりフィーダによっ
    てクラッシャへ送り込んで所定の細粒に破砕せしめ、そ
    の細粒化された建設廃材をクラッシャの下側に配置した
    コンベアで搬出するようにし、上記フィーダ,クラッシ
    ャ,コンベア等の各種アクチュエータの作動制御をメイ
    ン車体に配接した複数個の各作業用スイッチの操作によ
    って行うようにした自走式建設廃材破砕機において、メ
    イン車体上部の高所位置に上部操作盤を、また地上に近
    い低所位置に下部操作盤を設け、その上部操作盤と下部
    操作盤に、押込み・引出し操作によって一方側接点と他
    方側接点を互いにオフ・オン切換できる自己保持型の作
    業用オルタネイトスイッチを各種アクチュエータに対応
    してそれぞれ配置し、上部操作盤内の各作業用オルタネ
    イトスイッチと、同じアクチュエータを操作する下部操
    作盤内の各作業用オルタネイトスイッチのそれぞれ一方
    側接点と一方側接点とを、かつ他方側接点と他方側接点
    とを配線にて接続し、また上記上部操作盤と下部操作盤
    のいずれか一方の電気回路内に走行位置接点と作業位置
    接点に切換操作できる走行・作業切換スイッチを設け、
    上記作業位置接点をアースに接続し、また複数個の切換
    接点をそなえている自己保持型の緊急停止用オルタネイ
    トスイッチを上部及び下部操作盤にそれぞれ設け、その
    緊急停止用オルタネイトスイッチのオフ状態時にアクチ
    ュエータ制御用電磁切換弁の各ソレノイドに対し電源電
    圧を印加するとともに、ブザーの接続回路と、上記作業
    位置接点に通じる回路を開くようにし、また緊急停止用
    オルタネイトスイッチの電源側接点に対して各種アクチ
    ュエータ制御用電磁切換弁のソレノイドの一方端子をそ
    れぞれ並列に接続し、かつ上記各ソレノイドの他方側端
    子を各ダイオード、各作業用オルタネイトスイッチを介
    して上記作業位置接点に接続し、また作業用及び緊急停
    止用オルタネイトスイッチに対して電源電圧を印加せし
    めたランプをそれぞれ配置し、その各ランプの下流側配
    線を上記各ランプに対応する各オルタネイトスイッチを
    介しアースせしめるとともに、ブザーの下流側電路を上
    記ランプの各下流側電路にダイオードを介してそれぞれ
    通じるように接続し、緊急停止用オルタネイトスイッチ
    と、少くとも単数組の作業用オルタネイトスイッチとが
    オン操作状態であることによって、ブザーの接続回路を
    通電維持せしめるようにしたことを特徴とする自走式建
    設廃材破砕機の警報装置。
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