JP3246857U - 5gアクセスネットワーク用のコンパクト型終端処理済み室外光ファイバ配線ボックス - Google Patents

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Abstract

【課題】取付が簡便で保護等級が向上し性能価格比が高い、室外光ファイバ配線ボックスを提供する。【解決手段】光ファイバ配線ボックス10はボックスカバー100、ボックスベース200、底板300及び光ファイバ接続ケース400を含む。ボックスベースは第1ベース側壁を含み、第1ベース側壁は複数のグロメット受入孔204及び複数のグロメット受入スロットを含む。底板はボックスベースの内部に固定される。光ファイバ接続ケースは底板上に固定され、光ファイバ接続ケースは第1ケース側壁及び第2ケース側壁を含む。第1ケース側壁は複数の第1アダプタ受入孔を含む。第2ケース側壁は複数の第2アダプタ受入孔を含み、光ファイバ接続ケースの第1ケース側壁は第1ベース側壁に面する。【選択図】図1

Description

実用新案法第11条において準用する特許法第30条第2項適用申請有り 令和4年11月10日 コーニングインターナショナル株式会社(東京都港区赤坂)における「コンパクト型終端処理済み室外光ファイバ配線ボックス」の販売による公開
本発明は光ファイバ配線ボックスに関するものであり、特に5Gアクセスネットワーク用のコンパクト型終端処理済み室外光ファイバ配線ボックスに関するものである。
5Gアクセスネットワークについて、市場では数多くの光ファイバ配線ボックスが出回っているが、大多数の光ファイバ配線ボックスにはいずれもスプライシング(splicing)接続方式が採用されてり、それには多くの取付時間が費やされる。現在、大多数の製品はいずれも室内用として利用されているだけであり、かつ、保護等級はIP54に過ぎない。
本発明の1つの実施形態は改良された光ファイバ配線ボックスに関するものであり、前記光ファイバ配線ボックスは取付が簡便で、保護等級が向上しており、室外用として利用されるなどの利点を有している。前記光ファイバ配線ボックスはボックスカバー、ボックスベース、底板及び光ファイバ接続ケースを含む。前記ボックスベースは第1ベース側壁を含み、前記第1ベース側壁は複数のグロメット受入孔及び複数のグロメット受入スロットを含む。前記底板は前記ボックスベースの内部に固定される。前記光ファイバ接続ケースは前記底板に固定され、前記光ファイバ接続ケースは第1ケース側壁及び第2ケース側壁を含む。前記第1ケース側壁は複数の第1アダプタ受入孔を含む。前記第2ケース側壁は複数の第2アダプタ受入孔を含み、前記光ファイバ接続ケースの前記第1ケース側壁は前記第1ベース側壁に面する。
実施形態は以下の特徴のうちの1つまたは複数を含むことができる。
1つの実施形態において、前記ボックスカバー及び前記ボックスベースはエンジニアリングプラスチックをモールドしてなる。
1つの実施形態において、前記ボックスベースは、第2ベース側壁及び第3ベース側壁を更に含み、前記第3ベース側壁は前記第2ベース側壁に対向するように配置され、前記光ファイバ接続ケース及び前記複数のグロメット受入孔は前記第2ベース側壁または前記第3ベース側壁に近接している。
1つの実施形態において、前記底板は複数のケーブル固定片を含み、前記複数のケーブル固定片は前記第1ベース側壁に近接している。
1つの実施形態において、前記光ファイバ接続ケースは複数の光ファイバアダプタ及び複数のマルチコア光ファイバアダプタを更に含み、前記複数の光ファイバアダプタのうちの各光ファイバアダプタは、前記複数の第1アダプタ受入孔のうちの1つの第1アダプタ受入孔内に設置され、前記複数のマルチコア光ファイバアダプタのうちの各マルチコア光ファイバアダプタは、前記複数の第2アダプタ受入孔のうちの1つの第2アダプタ受入孔内に設置される。
1つの実施形態において、前記光ファイバ接続ケースの内部に1本または複数本のハーネスが含まれ、前記1本または複数本のハーネスは前記複数のマルチコア光ファイバアダプタを前記複数の光ファイバアダプタに接続するために用いられる。
1つの実施形態において、前記光ファイバ配線ボックスは、複数のマルチコア光ファイバケーブル密封グロメット及び複数のジャンパケーブル密封グロメットを更に含み、前記複数のジャンパケーブル密封グロメットのうちの各ジャンパケーブル密封グロメットは、前記複数のグロメット受入孔のうちの1つのグロメット受入孔内に設置され、前記複数のマルチコア光ファイバケーブル密封グロメットのうちの各マルチコア光ファイバケーブル密封グロメットは、前記複数のグロメット受入スロットのうちの1つのグロメット受入スロット内に設置される。
1つの実施形態において、前記複数のマルチコア光ファイバケーブル密封グロメットのうちの各マルチコア光ファイバケーブル密封グロメットは、マルチコア光ファイバケーブル受入孔を含み、前記マルチコア光ファイバケーブル受入孔はタングを含む。
1つの実施形態において、前記複数のジャンパケーブル密封グロメットのうちの各ジャンパケーブル密封グロメットは、複数のジャンパケーブル受入孔を含み、前記複数のジャンパケーブル受入孔はタングを含む。
1つの実施形態において、前記ボックスカバーは第1掛止ロック孔を含み、前記ボックスベースは第2掛止ロック孔を含み、かつ、前記ボックスカバーと前記ボックスベースとが閉合すると、前記第1掛止ロック孔と前記第2掛止ロック孔とが互いに位置合わせされて単一の掛止ロック孔を形成する。
付加的な特徴及び利点については以下の具体的な実施形態において記述し、かつ、部分的には、当業者に対して述べると、本発明から自明であるか、または明細書、特許請求の範囲及び添付図を含む本発明に記載の実施形態を実践することにより認識可能である。
ここで理解すべきは、以上における発明の概要及び以下における具体的な実施形態の詳述の両者は例示的なものに過ぎず、かつ、特許請求項の性質及び特徴を理解するための概要及び枠組を提供することを主旨としている点である。本発明には添付図が含まれ、実施形態を更に理解するために提供し、かつ、添付図は明細書に併合されており、明細書の一部を構成している。添付図は1つまたは複数の実施形態を提示しており、かつ、明細書と共に各種実施形態の原理及び操作を解釈するために用いられる。
添付図の図面においては、例示的かつ非制限的な方式により本発明に関する実施形態を提示する。
本発明の明細書に記載されている実施形態に基づく光ファイバ配線ボックスの模式図である。 本発明の明細書に記載されている実施形態に基づくボックスカバー及びボックスベースの模式図である。 本発明の明細書に記載されている実施形態に基づく底板の模式図である。 本発明の明細書に記載されている実施形態に基づく光ファイバ接続ケースの模式図である。 本発明の明細書に記載されている実施形態に基づく光ファイバ接続ケース内部におけるケーブル配置の模式図である。 本発明の明細書に記載されている実施形態に基づくジャンパケーブル密封グロメットの模式図である。 本発明の明細書に記載されている実施形態に基づくマルチコア光ファイバケーブル密封グロメットの模式図である。 本発明の明細書に記載されている実施形態に基づく光ファイバ配線ボックスの概略図である。 本発明の明細書に記載されている実施形態に基づく光ファイバ配線ボックスの例示的なケーブル配置の模式図である。 本発明の明細書に記載されている実施形態に基づく光ファイバ配線ボックスの原型の写真である。
理解を促進するため、できる限り同一の添付図符号を使用して添付図が共有する同一の部材を指定する。予期されることは、効果的に1つの実施形態における部材及び特徴をその他の実施形態に組み入れることにより更なる描写をする必要がなくなる点である。
ここにおいては、本発明における複数の実施形態について詳細に記述し、かつ、一部の実施形態を添付図中に提示する。
別途定義されていない限り、明細書及び特許請求の範囲において使用するすべての用語は、通常、それが本分野において、本発明の明細書の文脈において、及び各用語を使用する特定の文脈における一般的な含意を有している。本発明について描写するためのある種の用語は以下の文章または明細書中のその他の箇所で検討することにより、本発明の描写に関する追加的な説明を提供することがある。
文脈において別途明確に規定されていない限り、明細書中で使用する単数形式の「1」、「1種」、「1つ」及び/または「前記」には複数形式が含まれる。
明細書中で言及されている「1つの実施形態」または「実施形態」は、実施形態で描写されている特定の特徴、構造または特性を結合して、本発明の少なくとも1つの実施形態中に含まれることを示している。従って、明細書中の各箇所に出現する用語「1つの実施形態において」または「実施形態において」は、すべてが同一の実施形態を指しているとは限らない。また、特定の特徴、構造または特性は任意の好適な方式により1つまたは複数の実施形態中に結合することができる。
明細書中で言及されている「実質的」は、極めて大きな程度において、その用語の一般的な含意に合致していることを示している。
その他、添付図の図面は縮尺通りには作図されておらず、逆に、それらの図面は説明用に過ぎない。
世界的な5Gネットワークの配置に伴い、益々多くの5G基地局がアジア太平洋(APAC)地域に建設されている。関連する研究によれば、3年の建設ピーク(2022年~2025年)期間内において、毎年、200万箇所をこえる5Gマクロ基地局が新規に建設される。そのうち約20~30%のマクロ基地局ではコンパクト型室外配線ボックスにより終端処理済みの光ファイバの接続を保護して、リモート無線ユニット(RRU)から中心局の光ファイバ配線フレーム(CO ODF)までの長距離接続を実現する必要がある。アジア太平洋地域における潜在的な業務をサポートするため、コスト競争力を有するコンパクト型光ファイバ配線ボックスが構想されて生まれたのである。
本発明では室外光ファイバ配線ボックスが提供されており、前記光ファイバ配線ボックスは特殊な密封構造及び終端処理の解決案を有しており、かつ、5Gアクセスネットワークの応用についての性能価格比が高い解決案である。
この新たな解決案は、操作が簡便で、密封性能が良好であり、光ファイバの接続のために保護を提供することが可能である。前記光ファイバ配線ボックスは1~2本の主入口幹線及び6~12本の配線ジャンパをサポートしている。それは最多で24本の光ファイバの終端処理を5Gアクセス用にサポートしている。
ここで図1を参照すると、図1には本発明の明細書に記載されている実施形態に基づく光ファイバ配線ボックス10が示されている。光ファイバ配線ボックス10は、ボックスカバー100、ボックスベース200、底板300、光ファイバ接続ケース400、ジャンパケーブル密封グロメット504及びマルチコア光ファイバケーブル密封グロメット502を含むことができる。底板300はボックスベース200の内部に固定することができる。光ファイバ接続ケース400は底板300上に固定することができる。
本明細書に記載されているジャンパケーブルはエルシーコネクタ(LC)ケーブルまたは2連LC(DLC)ケーブルとすることができる。本明細書に記載されているマルチコア光ファイバケーブルはマルチコア光ファイバ終端プッシュ式コネクタ(MTP)ケーブルとすることができる。ジャンパケーブルの外径は4.8mm~5.3mmとすることができる。マルチコア光ファイバケーブルの外径は6mm~7.2mmとすることができる。ジャンパケーブルは2心とすることができる。マルチコア光ファイバケーブルは12心とすることができる。
1つの実施形態において、光ファイバ配線ボックス10の寸法は295mm×250mm×100mmとすることができる。取付板を有する場合、光ファイバ配線ボックス10の寸法は295mm×250mm×114mmとすることができる。光ファイバ配線ボックス10は壁面、柱及びタワーに取り付けることができる。
図2には本発明の明細書に記載されている実施形態に基づくボックスカバー100及びボックスベース200が示されている。ボックスカバー100及びボックスベース200は主に内部の部品を保護するために用いられる。1つの実施形態において、ボックスカバー100は第1掛止ロック孔602を含むことができ、ボックスベース200は第2掛止ロック孔604を含むことができ、かつ、ボックスカバー100とボックスベース200とが閉合すると、第1掛止ロック孔602と前記第2掛止ロック孔604とが互いに位置合わせされて単一の掛止ロック孔を形成する。それらの掛止ロック孔の内径は62mmとすることができる。従って、本発明の明細書に記載されている実施形態に基づく光ファイバ配線ボックス10は掛止ロックの使用をサポートすることができる。
1つの実施形態において、ボックスカバー100及びボックスベース200はエンジニアリングプラスチックをモールドして成形することができる。前記エンジニアリングプラスチックは白色とすることができる。特に、前記エンジニアリングプラスチックは耐紫外線プラスチックとすることができる。1つの実施形態において、ボックスカバー100は密封ガスケットを内蔵することができる。このようなボックスカバー100及びボックスベース200に、ケーブル密封性を提供するジャンパケーブル密封グロメット504及びマルチコア光ファイバケーブル密封グロメット502が加わることにより、光ファイバ配線ボックス10はIP65の防水防塵等級を有することができ、かつ、室外での応用に好適となる。
1つの実施形態において、ボックスベース200は、第1ベース側壁202、第2ベース側壁208及び第3ベース側壁210を含むことができる。第1ベース側壁202は複数のグロメット受入孔204及び複数のグロメット受入スロット206を含むことができる。第3ベース側壁210は第2ベース側壁208と対向するように配置することができる。図2に示されている実施形態において、ボックスベース200の第1ベース側壁202には2つのグロメット受入孔204及び2つのグロメット受入スロット206が含まれる。
1つの実施形態において、ボックスカバー100及びボックスベース200はヒンジを用いて接続し、ボックスカバー100とボックスベース200とを角度180度に開くことができる。1つの実施形態において、ボックスカバー100及びボックスベース200は対応する摺動ロック機構を有することができ、ボックスカバー100とボックスベース200とを閉合する際に、それらの摺動ロック機構を用いて密封することができる。
図3には本発明の明細書に記載されている実施形態に基づく底板300が示されている。底板300はケーブル及び光ファイバ接続ケース400を固定するために用いることができる。1つの実施形態において、底板300はネジによりボックスベース200内部に固定することができる。1つの実施形態において、底板300は亜鉛メッキ金属片により作成することができる。
1つの実施形態において、底板300は複数のケーブル固定片302を含むことができる。使用者はケーブル結束バンドを使用してケーブルをケーブル固定片302に結束して、ケーブルを光ファイバ配線ボックス10の内部に固定することができる。図3に示されている実施形態において、底板300は14個のケーブル固定片302を含み、そのうち12個のケーブル固定片302は12本のジャンパケーブルを固定するために用いられ、2つのケーブル固定片302は2本のマルチコア光ファイバケーブルを固定するために用いられる。図1に示されている実施形態において、底板300がボックスベース200上に取り付けられた後、ケーブル固定片302は第1ベース側壁202に近接している。
図4には本発明の明細書に記載されている実施形態に基づく光ファイバ接続ケース400が示されている。光ファイバ接続ケース400はハーネスを収容するとともに、アダプタを固定するように設計されており、特に、MTP-LCハーネスを収容するとともに、LCアダプタ及びマルチ光ファイバプッシュ式コネクタ(MPO)アダプタまたはMTPアダプタを固定するために用いられる。別の実施形態において、光ファイバ接続ケース400はLC-LCハーネスを収容するとともに、LCアダプタを固定するために用いて、別のLC-LC接続の解決案を提供することもできる。
1つの実施形態において、光ファイバ接続ケース400は第1ケース側壁402及び第2ケース側壁404を含むことができる。第1ケース側壁402は複数の第1アダプタ受入孔406を含むことができる。第2ケース側壁404は複数の第2アダプタ受入孔408を含むことができる。図1に示されている実施形態において、光ファイバ接続ケース400は底板300の左上隅付近に固定されており、かつ、第1ケース側壁402が第1ベース側壁202に面しており、第2ケース側壁404が第3ベース側壁210に面している。
1つの実施形態において、光ファイバ接続ケース400は亜鉛メッキ金属片により作製することができる。1つの実施形態において、光ファイバ接続ケース400はカバーロック(cover locked)プラスチックピンを有することができる。
図5には本発明の明細書に記載されている実施形態に基づく光ファイバ接続ケース内部におけるケーブル配置が示されている。
1つの実施形態において、光ファイバ接続ケース400は、更に、複数の光ファイバアダプタ410及び複数のマルチコア光ファイバアダプタ412を含み、各光ファイバアダプタ410は対応する第1アダプタ受入孔406内に設置され、各マルチコア光ファイバアダプタ412は対応する第2アダプタ受入孔408内に設置される。
1つの実施形態において、光ファイバ接続ケース400の内部に1つまたは複数のハーネス414を設置することができ、前記1つまたは複数のハーネス414は前記複数のマルチコア光ファイバアダプタ412を前記複数の光ファイバアダプタ410に接続するために用いることができる。
1つの実施形態において、光ファイバアダプタ410はLCアダプタまたは2連LC(DLC)アダプタとすることができ、マルチコア光ファイバアダプタ412はMPOアダプタまたはMTPアダプタとすることができる。
1つの実施形態において、光ファイバ接続ケース400及び複数のグロメット受入孔204は第2ベース側壁208に近接させることができる。例えば、図1において、光ファイバ接続ケース400及び複数のグロメット受入孔204はいずれも第2ベース側壁208に近接している。
1つの実施形態においては、光ファイバ接続ケース400の内部に最多で2つのハーネス414を設置することができる。それらのハーネス414は2つのマルチコア光ファイバアダプタ412を最多で12の光ファイバアダプタ410に接続することができる。1つの実施形態において、ハーネス414は製造業者が取り付けることができる。従って、光ファイバ配線ボックス10を使用する際には手作業で光ファイバをスプライシングする必要がないため、使用面の利便性が向上する。
図6には本発明の明細書に記載されている実施形態に基づくジャンパケーブル密封グロメット504が示されている。ジャンパケーブル密封グロメット504はジャンパケーブルを密封するために用いることができる。図1に示されている実施形態においては、2つのジャンパケーブル密封グロメット504を有しており、各ジャンパケーブル密封グロメット504が2つのグロメット受入孔204のうちの1つのグロメット受入孔204内に挿入されている。1つの実施形態において、各ジャンパケーブル密封グロメット504は複数のジャンパケーブル受入孔508を含んでいる。このようなジャンパケーブル密封グロメット504は簡便にグロメット受入孔204に挿入し直すことができる。ジャンパケーブル受入孔508はタングを含むことで、異なるケーブル径に適合することができる。図6に示されている実施形態において、各ジャンパケーブル密封グロメット504はタング付きのジャンパケーブル受入孔508を6つ含んでいる。1つの実施形態において、複数のジャンパケーブル密封グロメット504は最多で12本の2心ジャンパケーブルを密封するために用いることができる。
図7には本発明の明細書に記載されている実施形態に基づくマルチコア光ファイバケーブル密封グロメット502が示されている。マルチコア光ファイバケーブル密封グロメット502はマルチコア光ファイバケーブル、例えばMTPケーブルを密封するために用いられる。1つの実施形態において、各マルチコア光ファイバケーブル密封グロメット502はマルチコア光ファイバケーブル受入孔506を含むことができる。マルチコア光ファイバ受入孔506はタングを含むことで、異なるケーブル径に適合することができる。図7に示されている実施形態において、各マルチコア光ファイバケーブル密封グロメット502は1つのマルチコア光ファイバケーブル受入孔506を含んでいる。1つの実施形態においては、複数のマルチコア光ファイバケーブル密封グロメット502を最多で2本の12心マルチコア光ファイバケーブルを密封するために用いることができる。
1つの実施形態において、複数のジャンパケーブル密封グロメット504のうちの各ジャンパケーブル密封グロメット504は複数のグロメット受入孔204のうちの1つのグロメット受入孔204内に設置され、複数のマルチコア光ファイバケーブル密封グロメット502のうちの各マルチコア光ファイバケーブル密封グロメット502は複数のグロメット受入スロット206のうちの1つのグロメット受入スロット206内に設置される。
1つの実施形態において、光ファイバ配線ボックス10は一連の付属品、例えば取付具、ラベル、シリコーングリース、ケーブル結束バンドなど(未表示)を含むことができる。光ファイバ配線ボックス全体の概略図は図8に示されている通りであり、その内部のケーブル配置は図9に示されている通りである。図9に示されている通り、マルチコア光ファイバケーブルの配置902はボックスペース200の右側に集中し、ジャンパケーブルの配置904はボックスベース200の左側に集中しており、マルチコア光ファイバケーブル及びジャンパケーブルは互いに交錯も、巻回もしていない。第1ケース側壁402は第1ベース側壁202に面しており、かつ、光ファイバ接続ケース400及び複数のグロメット受入孔204はいずれも第2ベース側壁208に近接しているため、各ジャンパケーブルはいずれもジャンパケーブルグロメットから実質的に直線状に対応する光ファイバアダプタ410まで配線することができる。
光ファイバ配線ボックス10の製品設計を検証するとともに、図10に示されている通り、現場で取付試験を行った。試験は非常に成功し、顧客からの積極的なフィードバックが得られた。光ファイバ配線ボックス10の取付は容易で、ケーブルの配線はスムーズであり、性能は安定していた。
以上をまとめると、本発明に基づく光ファイバ配線ボックスは以下の利点を有している。
1.全面的な室外終端処理の解決案である。
2.新規のケーブル配線配置を有している。
3.独特なケーブル密封グロメットを有している。
4.箱体はコンパクトで、エンジニアリングプラスチック製であり、IP65の保護等級を有している。
5.現場での取付は簡便であり、光ファイバのスプライシングが回避されている。
6.箱体が掛止ロックをサポートしている。
当業者であれば自明である通り、本発明の精神または範囲から脱離することなく、各種の修正または変化を施すことが可能である。また、1つの実施形態の特徴または配置を組み合わせるかまたはその他の実施形態内で実現することも可能であるが、更なる記述は必要としない。前記内容は本発明の実施形態についてであるが、本発明の基本的な範囲を脱離することなく本発明のその他及び更なる実施形態を創出することは可能であり、かつ、本発明の範囲は添付されている特許請求の範囲により確定される。
10 光ファイバ配線ボックス
100 ボックスカバー
200 ボックスベース
202 第1ベース側壁
204 グロメット受入孔
206 グロメット受入スロット
208 第2ベース側壁
210 第3ベース側壁
300 底板
302 ケーブル固定片
400 光ファイバ接続ケース
402 第1ケース側壁
404 第2ケース側壁
406 第1アダプタ受入孔
408 第2アダプタ受入孔
410 光ファイバアダプタ
412 マルチコア光ファイバアダプタ
414 ハーネス
502 マルチコア光ファイバケーブル密封グロメット
504 ジャンパケーブル密封グロメット
506 マルチコア光ファイバケーブル受入孔
508 ジャンパケーブル受入孔
602 第1掛止ロック孔
604 第2掛止ロック孔
902 マルチコア光ファイバケーブルの配置
904 ジャンパケーブルの配置

Claims (10)

  1. ボックスカバー(100)と、
    ボックスベース(200)であって、
    複数のグロメット受入孔(204)及び複数のグロメット受入スロット(206)を含む第1ベース側壁(202)を含む、ボックスベース(200)と、
    前記ボックスベース(200)の内部に固定される底板(300)と、
    前記底板(300)上に固定される光ファイバ接続ケース(400)であって、
    複数の第1アダプタ受入孔(406)を含む第1ケース側壁(402)と、
    複数の第2アダプタ受入孔(408)を含む第2ケース側壁(404)と、を含み、前記光ファイバ接続ケース(400)の前記第1ケース側壁(402)が前記第1ベース側壁(202)に面する、光ファイバ接続ケース(400)と、を含む、光ファイバ配線ボックス(10)。
  2. 前記ボックスカバー(100)及び前記ボックスベース(200)は、エンジニアリングプラスチックをモールドしてなる、請求項1に記載の光ファイバ配線ボックス(10)。
  3. 前記ボックスベース(200)は、
    第2ベース側壁(208)と、
    前記第2ベース側壁(208)に対向するように配置される第3ベース側壁(210)と、を更に含み、前記光ファイバ接続ケース(400)及び前記複数のグロメット受入孔(204)は前記第2ベース側壁(208)に近接する、請求項1に記載の光ファイバ配線ボックス(10)。
  4. 前記底板(300)は、
    前記第1ベース側壁(202)に近接する複数のケーブル固定片(302)を含む、請求項1に記載の光ファイバ配線ボックス(10)。
  5. 前記光ファイバ接続ケース(400)は、
    複数の光ファイバアダプタ(410)と、
    複数のマルチコア光ファイバアダプタ(412)と、を更に含み、前記複数の光ファイバアダプタ(410)のうちの各光ファイバアダプタ(410)は、前記複数の第1アダプタ受入孔(406)のうちの1つの第1アダプタ受入孔(406)内に設置され、前記複数のマルチコア光ファイバアダプタ(412)のうちの各マルチコア光ファイバアダプタ(412)は、前記複数の第2アダプタ受入孔(408)のうちの1つの第2アダプタ受入孔(408)内に設置される、請求項1に記載の光ファイバ配線ボックス(10)。
  6. 前記光ファイバ接続ケース(400)の内部に、1つまたは複数のハーネス(414)が設置され、前記1つまたは複数のハーネス(414)は前記複数のマルチコア光ファイバアダプタ(412)を前記複数の光ファイバアダプタ(410)に接続するために用いられる、請求項5に記載の光ファイバ配線ボックス(10)。
  7. 複数のマルチコア光ファイバケーブル密封グロメット(502)と、
    複数のジャンパケーブル密封グロメット(504)と、を更に含み、前記複数のジャンパケーブル密封グロメット(504)のうちの各ジャンパケーブル密封グロメット(504)は、前記複数のグロメット受入孔(204)のうちの1つのグロメット受入孔(204)内に設置され、前記複数のマルチコア光ファイバケーブル密封グロメット(502)のうちの各マルチコア光ファイバケーブル密封グロメット(502)は、前記複数のグロメット受入スロット(206)のうちの1つのグロメット受入スロット(206)内に設置される、請求項1に記載の光ファイバ配線ボックス(10)。
  8. 前記複数のマルチコア光ファイバケーブル密封グロメット(502)のうちの各マルチコア光ファイバケーブル密封グロメット(502)は、
    タングを含むマルチコア光ファイバケーブル受入孔(506)を含む、請求項7に記載の光ファイバ配線ボックス(10)。
  9. 前記複数のジャンパケーブル密封グロメット(504)のうちの各ジャンパケーブル密封グロメット(504)は、
    タングを含む複数のジャンパケーブル受入孔(508)を含む、請求項7に記載の光ファイバ配線ボックス(10)。
  10. 前記ボックスカバー(100)は第1掛止ロック孔(602)を含み、前記ボックスベース(200)は第2掛止ロック孔(604)を含み、かつ、前記ボックスカバー(100)と前記ボックスベース(200)とが閉合すると、前記第1掛止ロック孔(602)と前記第2掛止ロック孔(604)とが互いに位置合わせされて単一の掛止ロック孔を形成する、請求項1に記載の光ファイバ配線ボックス(10)。
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