JP3245947U - 電子モジュール及び放熱アセンブリ - Google Patents
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Abstract
【課題】異なるサイズの電子デバイスに適用可能な電子モジュール及び放熱アセンブリを提供する。【解決手段】電子モジュールは、電子デバイス及び放熱モジュールを備える。放熱モジュールは、放熱フィン、ベース及び複数の締結部材を含む。放熱フィンは、底部及び複数のフィンを有し、フィンは、底部上に垂直に並べられ、底部の対向する両側にはそれぞれ一対の第1締結孔及び一対の第2締結孔を有し、第1締結孔は、第2締結孔の内側に位置する。ベースは、底板及び一対の側壁を有し、側壁の底板の対向する両側から垂直に延伸し、各側壁に一対の第3締結孔及び一対の第4締結孔を有し、第3締結孔の位置が第1締結孔に対応し、第4締結孔の位置が第2締結孔に対応する。締結部材は、対応する第3締結孔及び第1締結孔を通過するか、対応する第4締結孔及び第2締結孔を通過する。電子デバイスは、放熱フィンの底部とベースの底板との間に設置される。【選択図】図1
Description
本考案は、モジュール及びアセンブリに関し、特に電子モジュール及び放熱アセンブリに関する。
電子モジュールでは、通常、留め具を使用して放熱アセンブリで電子デバイスの上方及び下方から電子デバイスをクランプするか、側面の締結孔を通して締結することで上下のアセンブリを1つに組み立てる。
電子デバイスは、ハードディスクを例とし、外付け式インターフェースハードディスクの放熱方法については、通常、専用の放熱アセンブリが使用される。ただし、インターフェースハードディスクの仕様は多岐にわたるため、大きく片面チップと両面チップの2つの仕様に分けられる。したがって、上記の締結を利用した方法では、ユーザが異なる仕様のインターフェースハードディスクを交換する場合、チップが片面か両面かによってインターフェースハードディスクの全体の厚さが異なり、元の放熱アセンブリが、インターフェースハードディスクの厚さの変化により、放熱アセンブリの上下アセンブリの締結孔が揃わなくなり、適切に締結できなくなる、又はヒートシンクがハードディスクのチップ熱源に接触できなくなって効果的に放熱できなくなり、インターフェースハードディスクが過熱現象を生じて損傷し易くなる。
本考案は、異なるサイズの電子デバイスに適用可能な放熱アセンブリを提供する。
本考案は、異なるサイズの電子デバイスに適用可能な電子モジュールを提供する。
本考案の放熱アセンブリは、放熱フィン、ベース及び複数の締結部材を備える。放熱フィンは、底部及び複数のフィンを有し、フィンは、底部上に垂直に並べられ、底部の対向する2つの側面には、それぞれ一対の第1締結孔および一対の第2締結孔を有し、第1締結孔は、第2締結孔の内側に位置する。ベースは、底板および一対の側壁を有し、側壁は、底板の対向する両側から垂直に延伸し、各側壁は、一対の第3締結孔及び一対の第4締結孔を有し、第3締結孔の位置は、第1締結孔に対応し、且つ第4締結孔の位置は、第2締結孔に対応する。締結部材は、対応する第3締結孔及び第1締結孔を通過するか、対応する第4締結孔及び第2締結孔を通過する。
本考案の電子モジュールは、上記の放熱アセンブリ及び電子デバイスを備え、電子デバイスは、放熱フィンの底部と、ベースの底板との間に設置される。
本考案の一実施形態では、フィンの延伸方向において、第1締結孔及び第2締結孔は、同じ高さを有する。
本考案の一実施形態では、側壁の底板から延伸する高さ方向において、第3締結孔及び第4締結孔は、異なる高さを有する。
本考案の一実施形態では、上記のベースは、底板の側壁と異なる側の他側から垂直に延伸する係止壁をさらに有する。
本考案の一実施形態では、上記の電子モジュールは、電子デバイスと底部との間、又は電子デバイスと底板との間に設置される少なくとも1つの導熱シートをさらに備える。
上記に基づき、本考案の放熱アセンブリ及びこの放熱アセンブリを使用した電子モジュールでは、放熱フィンの底部に複数対の締結孔が設けられ、且つベースの底板にも対応する複数対の締結孔が設けられるため、締結部材を締結する締結孔に対応するように調整してベースに組み込まれる放熱フィンの位置を変更することで、放熱フィンの底部とベースの底板との間の距離を、そこに設置される電子デバイスの厚さに応じて調整することができる。
図1は、本考案の電子モジュールの分解説明図である。図2Aは、電子モジュールにおいて片面チップ仕様の電子デバイスを選択した分解説明図である。図2Bは、図2Aの電子モジュールのアセンブリ組み立て後の正面説明図である。
図1、図2A及び図2Bを同時に参照し、本考案の電子モジュール1は、放熱アセンブリ11及び電子デバイス12を備える。放熱アセンブリ11は、放熱フィン111、ベース112及び複数の締結部材113を含む。放熱フィン111は、底部1112及び複数のフィン1114を有し、フィン1114は、底部1112上に垂直に並べられ、底部1112の対向する2つの側面1112c、1112dには、それぞれ一対の第1締結孔1112a及び一対の第2締結孔1112bを有し、第1締結孔1112aは、第2締結孔1112bの内側に位置する。ベース112は、底板1122及び一対の側壁1124を有し、側壁1124は、底板1122の対向する両側から垂直に延伸し、各側壁1124は、一対の第3締結孔1124a及び一対の第4締結孔1124bを有し、第3締結孔1124aの位置は、第1締結孔1112aに対応し、第4締結孔1124bの位置は、第2締結孔1112bに対応する。締結部材113は、対応する第3締結孔1124a及び第1締結孔1112aを通過するか、又は対応する第4締結孔1124b及び第2締結孔1112bを通過する。電子デバイス12は、放熱フィン111の底部1112とベース112の底板1122との間に設置される。
上記のことから、放熱アセンブリ11は、電子デバイス12の厚さに応じて締結部材113を締結する締結孔に対応するように調整し、電子デバイス12をしっかりと保持させることができ、放熱フィン111及びベース112が電子デバイス12に最も密着して放熱を行うことができるようにし、最適化された放熱効果を達成する。
上記のように、本実施形態では、フィン1114の延伸方向Zにおいて、第1締結孔1112a及び第2締結孔1112bは、同じ高さを有する。また、上記から分かるように、第1締結孔1112a及び第2締結孔1112bは、フィン1114の排列方向Xにおいて異なる位置を有する。
また、底板1122から延伸する側壁1124の高さ方向(フィン1114の延伸方向Zと同じ方向)において、第3締結孔1124a及び第4締結孔1124bは、異なる高さを有し、第3締結孔1124aは、第4締結孔1124bよりも低い。
具体的には、本実施形態の電子デバイス12は、インターフェースハードディスクであり、片面チップと両面チップの2つの仕様があり、片面チップ仕様の電子デバイス12の厚みは、両面チップ仕様の電子デバイス12よりも薄い。
図1、図2A及び図2Bを同時に参照し、ユーザが片面チップ仕様の電子デバイス12を使用したい場合、ベース112の底板1122と側壁1124で構成される空間(マーク無し)に電子デバイス12を配置する。次に、電子デバイス12上に放熱フィン111を配置する。片面チップ仕様の電子デバイス12の全体の厚みが薄いため、締結部材113をベース112の側壁1124上の高さ方向に比較的低い第3締結孔1124aに通し、第3締結孔1124aと対応する第1締結孔1112aに締結する。このように、ベース112が電子デバイス12の下方から且つ放熱フィン111が電子デバイス12の上方から電子デバイス12に密着するため、良好な放熱効果を達成することができる。
なお、ベース112は、底板1122の側壁1124と異なる側の他側から垂直に延伸する係止壁1126をさらに有し、係止壁1126の延伸方向Zは、側壁1124の延伸方向Zと同じ方向を向いているため、係止壁1126は、側壁1124及び底板1122と上記の空間を構成し(マーク無し)、係止壁1126は、ストッパの効果を発揮し、電子デバイス12がベース112の側壁1124が設けられていない側面から脱落することを防止することができる。
また、放熱アセンブリ11の放熱効果を高めるために、放熱アセンブリ11は、導熱シート114をさらに含むことができる。本実施形態では、導熱シート114の使用数は、2つであり、電子デバイス12と底部1112との間及び電子デバイス12と底板1122の間にそれぞれ導熱シート114を設置する。導熱シート114の使用数は、実際の必要に応じて選択することができる。
図3Aは、電子モジュールにおいて両面チップ仕様の電子デバイスを選択した分解説明図であり、図3Bは、図3Aの電子モジュールのアセンブリ組み立て後の正面説明図である。
図1、図3A及び図3Bを同時に参照し、ユーザが両面チップ仕様の電子デバイス12’に変更したい場合、ベース112の底板1122と側壁1124で形成される空間(マーク無し)に電子デバイス12’を配置する。次に、電子デバイス12’上に放熱フィン111を配置する。両面チップ仕様の電子デバイス12’の全体の厚みが厚いため、締結部材113をベース112の側壁1124上の高さ方向(フィン1114の延伸方向Zと同じ方向)に比較的高い第4締結孔1124bに通し、第4締結孔1124bと対応する第2締結孔1112bに締結する。
なお、第3締結孔1124a及び第4締結孔1124bは、高さ方向(フィン1114の延伸方向Zと同じ方向)に互い違いに配置されているだけでなく、ベース112の長さ方向(フィン1114の排列方向Xと同じ方向)にも互い違いに配置されている。第3締結孔1124a及び第4締結孔1124bのベース112の長さ方向(フィン1114の排列方向Xと同じ方向)に互い違いとなる設置方法は、第3締結孔1124a及び第4締結孔1124bのベース112の長さ方向(フィン1114の排列方向Xと同じ方向)に互い違いとならない設置方法に比べて、ベース112の側壁1124の高さを低減し、材料を節約することができる。
なお、本実施形態では、放熱フィンの底部に四対の締結孔が設けられ(各側面に二対の締結孔が設けられる)、ベースの底板に対応する四対の締結孔が設けられる(各側壁に二対の締結孔が対応して設けられる)ことを例として説明するが、これに限定するものではない。締結孔の設置の数は、実際の必要に応じて変更することができる。
まとめると、本考案の放熱アセンブリ及びこの放熱アセンブリを使用した電子モジュールでは、放熱フィンの底部に複数対の締結孔が設けられ、ベースの底板にも対応する複数対の締結孔が設けられるため、締結部材を締結する締結孔に対応するように調整し、放熱フィンの底部とベースの底板との間の距離を変更し、そこに設置される電子デバイスの厚さに対応させることができる。したがって、本考案の放熱アセンブリ及びこの放熱アセンブリを使用した電子モジュールは、異なる仕様電子デバイスにも適用できる利点を有する。
1:電子モジュール
11:放熱アセンブリ
111:放熱フィン
1112:底部
1112a:第1締結孔
1112b:第2締結孔
1112c、1112d:側面
1114:フィン
112:ベース
1122:底板
1124a:第3締結孔
1124b:第4締結孔
1124:側壁
1126:係止壁
113:締結部材
114:導熱シート
12、12’:電子デバイス
Z:延伸方向
X:排列方向
11:放熱アセンブリ
111:放熱フィン
1112:底部
1112a:第1締結孔
1112b:第2締結孔
1112c、1112d:側面
1114:フィン
112:ベース
1122:底板
1124a:第3締結孔
1124b:第4締結孔
1124:側壁
1126:係止壁
113:締結部材
114:導熱シート
12、12’:電子デバイス
Z:延伸方向
X:排列方向
Claims (9)
- 底部及び複数のフィンを有し、前記複数のフィンは、前記底部上に垂直に並べられ、前記底部の対向する2つの側面には、それぞれ一対の第1締結孔及び一対の第2締結孔を有し、前記一対の第1締結孔は、前記一対の第2締結孔の内側に位置する放熱フィンと、
底板及び一対の側壁を有し、前記一対の側壁は、前記底板の対向する両側から垂直に延伸し、前記一対の側壁のそれぞれが一対の第3締結孔及び一対の第4締結孔を有し、前記一対の第3締結孔の位置は、前記一対の第1締結孔に対応し、且つ前記一対の第4締結孔の位置は、前記一対の第2締結孔に対応するベースと、
対応する前記一対の第3締結孔及び前記一対の第1締結孔を通過するか、対応する前記一対の第4締結孔及び前記一対の第2締結孔を通過する複数の締結部材と、
を備える、放熱アセンブリ。 - 前記フィンの延伸方向において、前記一対の第1締結孔及び前記一対の第2締結孔は、同じ高さを有する、請求項1に記載の放熱アセンブリ。
- 前記底板から前記一対の側壁が延伸する高さ方向において、前記一対の第3締結孔及び前記一対の第4締結孔は、異なる高さを有する、請求項1に記載の放熱アセンブリ。
- 前記ベースは、前記底板の前記一対の側壁と異なる側の他側から垂直に延伸する係止壁をさらに有する、請求項1に記載の放熱アセンブリ。
- 底部及び複数のフィンを有し、前記複数のフィンは、前記底部上に垂直に並べられ、前記底部の対向する2つの側面には、それぞれ一対の第1締結孔及び一対の第2締結孔を有し、前記一対の第1締結孔は、前記一対の第2締結孔の内側に位置する放熱フィンと、
底板及び一対の側壁を有し、前記一対の側壁は、前記底板の対向する両側から垂直に延伸し、前記一対の側壁のそれぞれが一対の第3締結孔及び一対の第4締結孔を有し、前記一対の第3締結孔の位置は、前記一対の第1締結孔に対応し、且つ前記一対の第4締結孔の位置は、前記一対の第2締結孔に対応するベースと、
対応する前記一対の第3締結孔及び前記一対の第1締結孔を通過するか、対応する前記一対の第4締結孔及び前記一対の第2締結孔を通過する複数の締結部材と、
を含む、放熱アセンブリと、
前記放熱フィンの前記底部と前記ベースの前記底板との間に設置される電子デバイスと、
を備える、電子モジュール。 - 前記フィンの延伸方向において、前記一対の第1締結孔及び前記一対の第2締結孔は、同じ高さを有する、請求項5に記載の電子モジュール。
- 前記底板から前記一対の側壁が延伸する高さ方向において、前記一対の第3締結孔及び前記一対の第4締結孔は、異なる高さを有する、請求項5に記載の電子モジュール。
- 前記ベースは、前記底板の前記一対の側壁と異なる側の他側から垂直に延伸する係止壁をさらに有する、請求項5に記載の電子モジュール。
- 前記電子デバイスと前記底部との間、又は前記電子デバイスと前記底板との間に設置される少なくとも1つの導熱シートをさらに備える、請求項5に記載の電子モジュール。
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TW112201985 | 2023-03-07 | ||
TW112201985U TWM641137U (zh) | 2023-03-07 | 2023-03-07 | 電子模組及其散熱組件 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2024000038U Active JP3245947U (ja) | 2023-03-07 | 2024-01-09 | 電子モジュール及び放熱アセンブリ |
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TW (1) | TWM641137U (ja) |
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2023
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2024
- 2024-01-09 JP JP2024000038U patent/JP3245947U/ja active Active
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TWM641137U (zh) | 2023-05-11 |
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