JP3245299B2 - 平面アンテナ - Google Patents

平面アンテナ

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JP3245299B2
JP3245299B2 JP08126394A JP8126394A JP3245299B2 JP 3245299 B2 JP3245299 B2 JP 3245299B2 JP 08126394 A JP08126394 A JP 08126394A JP 8126394 A JP8126394 A JP 8126394A JP 3245299 B2 JP3245299 B2 JP 3245299B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無線機の筐体に内蔵す
る平面アンテナの形状に関するものである。
【0002】
【従来の技術】携帯電話等の無線機の筐体に内蔵する平
面アンテナとしては片側短絡形平面アンテナである逆F
形アンテナが用いられる。図4(a)(b)にアンテナ
の小型化のために折り返し部を設けた逆F形アンテナの
概略図を示す。(a)は逆F形アンテナの側面図、
(b)は逆F形アンテナの上面図である。グランド用導
体板1の上部に周囲長が使用周波数の波長の約1/2で
ある共振用導体板2が配置される。また、周囲長を短縮
するためにグランド用導体板1と共振用導体板2の間に
誘電体層を有する場合もある。導体4により共振用導体
板2とグランド用導体板1は接続されており、導体4は
共振用導体板2のエッジに位置している。図4のように
共振用導体板2、グランド用導体板1、導体4、給電部
3により逆F形の構造をとっており、共振用導体板2を
小型化するために導体4から離れた共振用導体板2の電
界が最大となる位置に折り曲げ部5を設けることでグラ
ンド用導体板1とが接近して容量が増えるためアンテナ
の共振周波数を低くでき、共振用導体板2の面積を小型
化することができる。また、共振用導体板2とグランド
用導体板1との間に誘電体層を設けることにより、共振
用導体板2とグランド用導体板1との間の容量が増えて
同様に共振用導体板2の面積を小さくできる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年の携帯電話等の小
型化及び無線周波数の割り当てられる周波数が高くなる
にしたがい、図4のように折り曲げ部5を設けてアンテ
ナの小型化を図るには、共振周波数を設定するために共
振用導体板2及び折り曲げ部5の高精度な板金加工及び
取り付けが要求される。また、アンテナの小型化のため
に共振用導体板2とグランド用導体板1との間に誘電体
層を設けるためには、共振用導体板2及びグランド用導
体板1間に誘電体層を有した積層基板を用いることで安
易に実現できるが、積層基板で折り曲げ部5を設けるこ
とは、誘電体層の間にさらに導体板が必要であり、価格
が非常に高くなるという問題があった。
【0004】本発明は、積層基板で容易に構成でき共振
用導体板の面積を小さくした平面アンテナの提供を目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、周囲の長さが使用周波数の波長の約1/2であ
る共振用導体板と、これと平行に配置されたグランド用
導体板と、前記共振用導体板のエッジ部とグランド導体
板とが導体により接続され、前記導体により接続された
共振用導体板の一辺の長さをLとし、前記辺と平行な前
記共振用導体板の最大幅をWとするとき、LをWの約1
/3以下とすることにより共振用導体板の面積を小型化
したことを特徴とする平面アンテナである。
【0006】
【作用】本発明の平面アンテナは、共振用導体板2に折
り曲げ部が無いため共振用導体板2とそれに平行なグラ
ンド用導体板1は積層基板にて精度良く作成でき、2つ
の導体板を接続するための導体4も積層基板のスルーホ
ールにて簡単に構成できる。また、導体4により接続さ
れた共振用導体板2の一辺の長さをLとし、前記辺と平
行な共振用導体板2の最大幅をWとするとき、LをWの
約1/3以下とすることにより共振用導体板2の面積を
小型化できるため、積層基板の基板面積が減り基板の価
格が安くなり、安易に誘電体層を設けることができ、誘
電体層により更に共振用導体板の面積を小型にすること
が可能であり、携帯電話等のアンテナの占める面積を減
らすことができる。
【0007】
【実施例】以下図面を用いて本発明の実施例を詳細に説
明する。図1(a)(b)は本発明の平面アンテナの実
施例を示す図であり、図において同じ部位は同じ符号で
示している。(a)は平明アンテナの側面図、(b)は
平面アンテナの上面図である。次に、このような構成に
おける動作について説明する。
【0008】グランド用導体板1の上部に周囲長が使用
周波数の波長の約1/2である共振用導体板2が配置さ
れる。また、周囲長を短縮するためにグランド用導体板
1と共振用導体板2の間の空間に誘電体層を有する場合
もある。導体4は2つの導体板を接続しており、共振用
導体板2のエッジに位置している。導体4により接続さ
れた共振用導体板2の一辺の長さをLとし、前記辺と平
行な共振用導体板2の最大幅をWとするとき、LをWの
約1/3以下としている。
【0009】図2は図1においてW=25.7mm、V
=28.8mm、導体4を直径0.8mmの導線、共振
用導体板2とグランド用導体板1との間に誘電率4の誘
電体層を有した積層基板のときに、Lを変化させたとき
にKを5mm、10mm、15mmとしたときのアンテ
ナの共振周波数の特性(実測値)を示す。
【0010】図2において、導体4により接続された共
振用導体板2の一辺と平行な共振用導体板2の最大幅W
=25.7mmのとき、導体4により接続された共振用
導体板2の一辺Lが25.7mmから9mmまでの間
は、アンテナの共振周波数がやや高くなることが分か
る。これは共振用導体板2の面積が小さくなったため共
振用導体板2とグランド用導体板1の間の容量が小さく
なったためである。また、Lが9mmより小さくなるに
したがい、アンテナの共振周波数が今度は急激に低くな
っていくのが分かる。これは、共振用導体板2の面積は
小さくなったことにより共振用導体板2とグランド用導
体板1との間の容量は小さくなっているのではあるが、
導体4に接続された共振用導体板2の一部がLが小さく
なったために共振用導体板2のインダクタンスが大きく
なりアンテナの共振周波数が低くなるためと考えられ
る。また図2より、容量が小さくなってアンテナの共振
周波数が高くなり、更にインダクタンスが大きくなった
ためにアンテナの共振周波数が今度は急激に低くなるの
はLがWの約1/3以下のときであるのが分かる。ま
た、Kを大きくすることにより、インダクタンスが大き
くなりアンテナの共振周波数が更に急激に低くなるが、
このときもLがWの約1/3以下である。
【0011】図3(a)(b)は、図1の実施例を無線
機筐体の背面に取り付けたときの実施例である。(a)
は無線機の側面図、(b)は無線機の背面図である。図
3において、LをWの約1/3以下とすることにより、
導体4が接続された共振用導体板2のLがWの1/3以
下である部分のインダクタンスが大きくなるため、この
インダクタンスが大地に対して垂直になるように図3の
ように無線機筐体6に取り付けたとき、垂直偏波におい
て利得が向上する。例えば、図2においてL=6mmの
ときL=Wのときに比べて0.5dB程度アンテナの利
得の向上があった。これは携帯電話等の移動体通信は垂
直偏波にて送信するために垂直偏波の利得の向上にイン
ダクタンスが寄与していると考えられる。
【0012】尚、電気的な長さは、筐体や給電部の構造
や材料及び導電部品等によって影響を受けるため、共振
用導体板の周囲の長さは微調整によって決定される。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明の構成によれ
ば、共振用導体板2に折り曲げ部が無いため共振用導体
板2とそれに平行なグランド用導体板1は積層基板にて
精度良く作成でき、2つの導体板を接続するための導体
4も積層基板のスルーホールにて簡単に構成できる。ま
た、共振用導体板2の面積を小型化できるため、積層基
板の基板面積が減り基板の価格が安くなる。また、安易
に誘電体層を設けることができるため、誘電体層により
更に共振用導体板の面積を小型にすることが可能であ
り、携帯電話等のアンテナの占める面積を減らすことが
できる。
【0014】また、導体4が接続された共振用導体板2
の部分のインダクタンスが大きくなるため、このインダ
クタンスが大地に対して垂直になるように無線機筐体6
に取り付けることにより、垂直偏波において利得が向上
することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の平面アンテナの実施例を示し、(a)
は平面アンテナの側面図、(b)は平面アンテナの上面
図。
【図2】本発明の平面アンテナの特性図。
【図3】本発明の平面アンテナを無線機筐体の背面に取
り付けた実施例を示し、(a)は無線機の側面図、
(b)は無線機の背面図。
【図4】従来の折り曲げ部のある逆F形アンテナを示
し、(a)は逆F形アンテナの側面図、(b)は逆F形
アンテナの上面図。
【符号の説明】
1 グランド用導体板 2 共振用導体板 3 給電部 4 導体 5 折り曲げ部 6 無線機筐体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01Q 13/08 H01Q 1/24

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周囲の長さが使用周波数の波長の約1/2
    である共振用導体板と、これと平行に配置されたグラン
    ド用導体板とが具備され、前記共振用導体板の一つのエ
    ッジ部とグランド用導板とを導体接続して成る平面ア
    ンテナにおいて、前記共振用導体板は、所定方向の幅が
    異なる2つの平面部を含んで成り、一方の平面部が前記
    エッジ部を含むものであって、前記一方の平面部は前記
    所定方向と同方向の長さLの一辺を有するものであり、
    他方の平面部の前記所定方向の最大幅をWとするとき、
    前記Lが前記Wの約1/3以下にされた平面導体板であ
    ることを特徴とする平面アンテナ。
  2. 【請求項2】前記共振用導体板とグランド用導体板間に
    誘電体層を有する請求項1記載の平面アンテナ。
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