JP3245019U - ブロックシステム - Google Patents

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【課題】最少種類のブロックの組み合わせで異なる形状の巡回コースを組み替えることが出来るようなブロックシステムを提供する。【解決手段】玩具車両の走行面に玩具車両と吸着し合う磁着板27を備えると共に、この磁着板の両端部が向く方向に、隣り合うブロックと接合するための、互いに結合可能な形状の凸部と凹部との少なくとも1対を有するブロックを用いた、異なる形状の巡回コースを組み立てるのに必要な、走行面が複数種類のブロックシステムと為すべく、走行面が直線路である直線ブロックと、右カーブ路である右カーブブロックと、左カーブ路である左カーブブロックと、外カーブ路である外カーブブロックと、内カーブ路である内カーブブロックとのみから成るブロックシステムとした。【選択図】図8

Description

この考案は、最少種類のブロックの組み合わせで異なる形状の巡回コースを組み立てることが出来る、玩具車両のためのブロックシステムに関する。
従来より知育玩具の一形態として、嵌脱自在な凸部と凹部とを有するブロックの複数個を、自己の凸部を相手の凹部に嵌め合わせるようにしていろいろな形状に組み立てたり、また別の形状に組み立て直したりすることが出来るようにしたものがある。この代表的なブロック玩具としてレゴ(登録商標)を上げる。この種ブロック玩具は創造性を育むには効果的な玩具ではあるが、組み上がったものは建物や動物などの静的なものである。
そこでこのような基本的なブロック玩具を改良して新しい機能を持たせたものとして、例えば特開平06-091062号のような、凸部と凹部を有するブロック本体と、このブロック本体に回転自在に支持されていて、ブロック・ユニットの連結方向に配置した回転軸と、この回転軸の端部に設けられていて、他のブロック・ユニットと連結自在の回転伝達部とを備えたブロック玩具用ブロック・ユニットを上げる。この特開平06-091062号の図7ではモータ・ブロック・ユニットにギヤ・ブロック・ユニットを連結してモータの回転軸の回転を他のブロック・ユニットに伝達する状態が説明されている。
また例えば実用新案登録3052774号のマグネットブロック玩具は、立体の一側外面または背合せ外面にマグネットを配置し、それ以外の外面にマグネットを吸着する吸磁板を配置したものである。図17で各種形態のブロックから車輪である所の円柱長寸形立方体ブロック10を有する自動車を組み合わせる遊び方が説明されている。
特開平06-091062号公報 実用新案登録3052774号公報
確かに特開平06-091062号や実用新案登録3052774号によれば、静的なブロック玩具を脱して動的な組み合わせに成る遊び方が提案されているようにも見える。しかしながら上記は何れもブロック玩具が可動であると言うだけであり、手元で動く程度であって、ダイナミックな可動範囲が想定されているものではなかった。
そこで当考案者は、いろいろな形状に組み立てたりまた別の形状に組み立て直したりすることが出来て、創造性を育むのに効果があると言うブロック玩具の特性はそのままに、ダイナミックな可動範囲を獲得するにはどのようにしたら良いかに付いて鋭意研究を行った。その結果、上述したような可動性のあるブロック玩具、あるいはこれに類する玩具をレールに沿って移動出来るようにすると共に、そのレール自体をブロック玩具としていろいろな形状に組み立てたりまた別の形状に組み立て直したりすることが出来るようにすれば良い、と言うことに想到したのである。
すなわちこの考案は、手元付近で動かすおもちゃとしてのブロックではなく、おもちゃとしての移動体がよりダイナミックな可動環境を獲得可能であるようにすべく最少種類のブロックの組み合わせで異なる形状の巡回コースを組み立てることが出来るような、玩具車両のためのブロックシステムを提供することを目的とする。
上述した課題は次のようなブロックシステムとすることによって解決される。玩具車両の走行面に玩具車両と吸着し合う磁着材を備えると共に、この磁着材の両端部が向く方向に、隣り合うブロックと接合するための、互いに結合可能な形状の凸部と凹部との少なくとも1対を有するブロックを用いた、異なる形状の巡回コースを組み立てるのに必要な、走行面が複数種類のブロックから成るブロックシステムであって、少なくとも以下のブロックから成るもの。
何れのブロックも基本となる1個は同じ大きさの立方体形状を呈しており:
(1)1個のブロックに設けられた走行面が直線路である直線ブロック。
(2)4個分のブロックの同じ側の4面を用いて、斜めに対向する2個のブロックの一方に磁着材の一端部が、他方に磁着材の他端部があるように構成した、走行面が右カーブ路である右カーブブロック。
(3)4個分のブロックの同じ側の4面を用いて、斜めに対向する2個のブロックの一方に磁着材の一端部が、他方に磁着材の他端部があるように構成した、走行面が左カーブ路である左カーブブロック。
(4)1個のブロックの2面を用いてカーブ路を形成した、走行面が外カーブ路である外カーブブロック。
(5)4個分のブロックの内の、1個のブロックの2面を用いてカーブ路を形成した、走行面が内カーブ路である内カーブブロック。
(1)(4)のブロックは基本となる1個の立方体から構成され、(2)(3)(5)のブロックは基本となる1個の立方体の4個分を用いて構成されている。(1)の直線ブロックは、これを繋げて行くことで長い直線路が得られる。また他の(2)~(5)のブロック間に配置する使い道のある便利なブロックである。(2)(3)の右カーブブロックと左カーブブロックとは、4個分のブロックの同じ側の4面の全てに走行面が通っている構成のものである。これに対して(5)の内カーブブロックは、4個分のブロックの内の1個のものだけに走行面が通っている点が特徴である。(2)(3)が左右方向のコースを構成するのに対して、(4)(5)が上下方向のコースを構成するが、この用途に限定されるものでもない。
このように直線ブロック、右カーブブロック、左カーブブロック、外カーブブロック、内カーブブロックを自由に組み替えることによって、異なる形状の巡回コースを組み立てることが出来るようなブロックシステムとなっている。これにより形成されるコースの上を、磁石を備えた玩具車両であればコース側の磁着体に磁着しつつ、逆に磁着体を備えた玩具車両であればコース側の磁石に磁着しつつ移動するのである。従って小さなスペースでも立体的に組み上げたコースに沿って玩具車両を走らせることが出来る。なおコース側に設けられた磁着体や磁石のことを磁着材と呼んでいる。磁着材はコースと面一となるように設けることもあれば、そうではなく例えばコース面から少し盛り上がるような構成もあり得る。またコース全体が磁着材であるようにも設計し得る。
凸部や凹部の外形形状は互いに結合可能な、立方体形状であったり円筒形状であったりと、任意に設計し得る。なお凸部と凹部は1対の場合もあれば2対などの場合もある。
凸部と凹部とで複数個のブロックを連結することが出来るのはこれまで通りであるが、この考案ではブロックの表面の磁着材は、連結によって磁着材がおおよそ連続して磁着材のコースが形成される。
上記磁着材には板状のものの他に、丸棒やワイヤーなど任意のものを用いて良い。また例えば磁着材の特殊な形態としてゴム磁石の板状体などが上げられる。ゴム素材のものとすることにより玩具車両を走らせる際の車輪等に対するグリップ力を高めることが狙いであるが、磁石の性質を有していることもあり玩具車両側の磁着体に対する磁着力を高める効果が期待される。また例えば、磁着材はコース上に於いて完全に連続していても僅かな隙間があったとしても、磁石を備えた玩具車両がコース側の磁着材に磁着しつつ移動出来る限り問題はない。
次に、上記(2)(3)の4個分のブロックに関連して、同じ側の4面に右カーブブロックがあり、裏側の4面に左カーブブロックがあるように構成して、(2)(3)の替わりにこの考案のブロックシステムの一とすることが出来る。
次に、1個のブロックに設けられた走行面が十字路である交差点ブロックをこの考案のブロックシステムに含めることが可能である。なお走行面が分岐路である分岐点ブロックもあり得る。
この考案によれば、玩具車両のために、最少種類のブロックの組み合わせで異なる形状の巡回コースを組み立てることが出来るブロックシステムを提供して、コースに創造性を育む知育玩具としての性能を持たせることに成功している。
実施例1の直線路としてのブロック1を分解して斜視した説明図である。 ブロック1を組み立てて斜視した説明図である。 ブロック1を平面視した説明図である。 右カーブ路としてのブロック3を斜視した説明図である。 外カーブ路としてのブロック4を斜視した説明図である。 内カーブ路としてのブロック5を斜視した説明図である。 実施例2の右カーブ路および左カーブ路を備えたブロック33を斜視した説明図である。 実施例3のブロックシステムとしての立体的な走行コースの説明図である。 実施例4の交差路ブロック6を平面視した説明図である。
図1乃至図3を用いて実施例1のブロック1を説明する。このものは直線路のブロックであって4つのパーツから構成されている。すなわちブロック1の半分の大きさの下半体10と上半体13と、この間に組み込んで後述する凹部101を作るための枠体17と、上半体13の上表面に設けられた溝部16取り付けられる磁着材としての磁着板2とである。
下半体10にはその4側面部の、前記磁着板2が向く方向の一方の面に下半凸部11が設けられており、他方の面に下半窓部12が設けられている。上半体13にはその4側面部の、前記磁着板2が向く方向の一方の面に上半凸部14が設けられており、他方の面に下半窓部15が設けられている。下半体10と上半体13とを合わせることで1つのブロック形状を得るわけであるが、この際に図2に表すように下半凸部11と上半凸部14とが接合して凸部100となる。また下半窓部12と上半窓部15とが接合する部位に枠体17を嵌めることで凹部101となる。枠体17はその四隅の掛止突起18が、下半窓部12と上半窓部15との内側に掛かっている。
上半体13の上表面には直線状の溝部16が形成されている。この溝部16に直線状の磁着板2を嵌め込んで接着すると、磁着板2が溝部16内にしっかりと固定されるようになっている。なお溝部16の方が磁着板2の厚さよりも深いために、磁着板2が一段落とされて段差が形成され、この直線状の溝内を一例帯磁車輪を有する移動体が脱線しにくい状態で進むことが出来るようになっている。なおこの段差が必須ではないのは他にも例えばガードレールの構成が可能だからである。磁着板2には扱いやすい鉄板を用いた。
このように4つのパーツから構成されたブロック1の複数個を、断面方形の凸部100と断面方形の凹部101との結合により同じ方向に繋げることによって、図示しない直線コースが得られる。あるいは他の右カーブ路のブロック等々の間を埋めるブロックとしての用法がある。なおこの実施例では凹部101を作るための枠体17をパーツとしているが、これとは別に凸部100を作るための枠体と言うものをパーツに設定することが出来る。またこの実施例では下半体10と上半体13とを合わせることにより1つのブロックを得ているが、右半体と左半体とを合わせることにより1つのブロックとする設計も可能である。あるいは凸部と凹部とは断面円形等々による結合としても良い。あるいは磁着体をインサート品として合成樹脂のインサート成型によりブロックを一つの塊として、一体的に形成することが出来る。このように磁着体を有するブロックの設計は任意の事項である。
次に図4を用いてブロック3を説明する。このブロック3は一般的に言う所の右カーブ(右カーブ路)を構成するための右カーブブロックである。上述したブロック1の大きさを最小単位の1とすれば、このブロック3は、凸部30を除いて、鎖線で表した4単位の立方体にちょうど収まる大きさである。溝部32は、ブロック3の天面にあって右カーブ形状を呈して、ここに右カーブ形状の磁着板21が嵌め込まれ固定されている。また磁着板21が向く方向の一方の面に凸部30が、他方の面に凹部31が設けられている。
なお図示した姿勢ではなく、溝部32のある面を側面にしたり底面にしたりして用いることが可能である。底面にした場合には帯磁車輪などの移動体を天地を逆さまな状態にして移動させることが出来る。なお図示しないが、左カーブ形状(左カーブ路)の左カーブブロックも併せて用意しておく。
次に図5を用いて外カーブ路としてのブロック4を説明するが、これは水平のコースから下りへと方向転換させるコースや、垂直の登りのコースから水平へと、更には下りへと方向転換させるコースを作ることが出来るものである。なお後述する図6の内カーブ路としてのブロック5と組み合わせることで、より変化に富んだ起伏のあるコースを作ることが出来る。
ブロック4は、凸部40を除いて、最小単位の1にちょうど収まる大きさである。側面が凸部40を有する面と、これに直角な凹部41有する面と、溝部42に凸湾曲した磁着板22が嵌め込まれた円弧状の面とを有している。
次に図6を用いて内カーブ路としてのブロック5を説明するが、このものは凸部50を除いて、4単位にちょうど収まる大きさであり、上述したブロック4とは逆に溝部52に凹湾曲した磁着板23が嵌め込まれた円弧状の内側の側面部と、この側面部を挟んで互いに直角方向を向くように配置された凸部50および凹部51の2面とを有している。磁着板23が円弧状の内側の側面部に嵌め込まれて円弧状の外側の側面部よりもカーブがきつくなるため、ブロック5の全長を上述のブロック4よりも大きく設計している。なお溝部52の方を磁着板23の厚さよりも深くすることにより磁着板23が一段落とされて段差が形成される。
このブロック5を用いることで、水平のコースから登りへと方向転換させるコースや、垂直の下りのコースから水平へと方向転換させたり、さらには登りへと方向転換させたりするコースを作ることが出来る。
なおブロック4でもブロック5でも図示した姿勢で用いることが可能であり、この場合には帯磁車輪などの移動体を磁着板22、磁着板23すなわち壁面のコースに沿って移動させることが可能である。
次に、図7を用いて実施例2のブロック33を説明する。これは図4で表した右カーブブロックと、同段落で説明した左カーブブロックとを、表裏に併せ持つブロックである。ブロック33の表側面には、右カーブ形状の溝部32に右カーブ形状の磁着板21が嵌め込まれて固定されている。一方ブロック33の裏側面には、左カーブ形状の溝部34に左カーブ形状の磁着板24が嵌め込まれて固定されている。従って何れの磁着板21、磁着板24が向く方向の一方の面に凸部30が、他方の面に凹部31が設けられていることになる。
このブロック33で、上述した右カーブブロックと左カーブブロックとを使い分けることが可能である。このためこの考案のブロックシステムとしては、右カーブブロックと左カーブブロックとをセットで揃えるか、図7のブロック33で両方を兼ねるか、あるいは右カーブブロックと左カーブブロックと共にブロック33を備えたものとするかは、任意事項である。
さて、図8で表したものは実施例3のブロックシステムとしての立体的な走行コースの説明図である。これまでに説明した図1~図3の直線路と、図5の外カーブ路と、図6の内カーブ路と、図7の右カーブ路および左カーブ路とだけを用いて構築し得る点が特徴である。
図8では形状と役割の異なるブロックB1~B5およびスペーサSのブロックを用いて循環する走行コースの一例が構築されている。スペーサSのブロックは、これを柱などの支えに代えることもまた用いないこともあり得る。ブロックB1~B5の内で、ブロックB2とブロックB3は便宜的に同一ブロックの表裏を指す。すなわち表側に右カーブ路を有し裏側に左カーブ路を有している。
ブロックB1~B5は色分けされており、その内訳はブロックB1が黄、同一ブロックの表側のブロックB2が青で裏側のブロックB3が緑、ブロックB4が橙、ブロックB5が赤である。なお磁着板27のないブロックSは机上からブロックB4を浮かせるためのスペーサである。
右端から2番目の黄色のブロックB1を始点として、このブロックB1の凸部材127がある右側から反時計回りに、黄(B1)-青B2(裏側が緑B3)-橙(B4)-赤(B5)-青B2-2個の黄(B1)-橙(B4)-アーチ形の緑B3(手前が青B2)-赤(B5)-2個の黄(B1)-2個の橙(B4)-2個の緑B3-黄(B1)-青B2-2個の黄(B1)-青B2-6個の黄(B1)として、始点のブロックB1の凹部材133に接続している。このようにして構築された環状の走行コースの磁着板27の上を帯磁車両が繰り返し走行することが出来る。
このように始点の黄色のブロックB1から反時計回りのブロック連結を文章にて表したが、これは単にブロックの色だけで記録することが出来る。すなわち(反時計回りに)黄-青-橙-赤-青-黄-黄-橙-緑-緑-赤-黄-黄-橙-橙-緑-緑-黄-青-黄-黄-青-黄-黄-黄-黄-黄-黄、と記録することが出来る。このように色を文字にて表示しても、また文字をまだ学習していない幼児では、単に色鉛筆等を使用して色だけで表示しても、また例えば色の付いたシールを台紙に貼るようにしても良い。これはある意味でプログラムであり、この考案のブロックシステムは知育玩具であって、プログラミングの学習を可能にするものとなっている。
すなわちこのコースプログラミングは、ブロックを組立てる前に頭の中でコースを想像してプログラミングすることもできる。またすでに組立てられたことのある走行コースのプログラムを見て自分で同じ走行コースを組立てることも出来る。このように色にてプログラミングをすることが出来、この実施例の発明は子供たちの思考の基盤をつくるためのSTEAM教育のための知育玩具として、幼児から大人まで一緒に遊ぶことが出来る特長を有する。なお色を使用する以外にも、模様、ブロックのシルエット等々でブロック要素を表すことが可能であり、この点に付いても任意設計事項である。
次に、図9を用いて実施例4の交差路としてのブロック6を説明する。このものは凸部60を除いて2単位にちょうど収まる大きさであり、溝部62は、1単位分の天面の十字路とこれに続く隣り合うもう1単位分の天面の直線路とから成り、ここに同形状の磁着板25が嵌め込まれ固定されている。
また磁着板25が向く2単位方向の一方の側面に凸部60が、他方の側面に凹部61が設けられており、十字路のある1単位分の左側面に凸部60が、他方の側面に凹部61が設けられている。図9では、十字路の交差点の辺りに、直線路としてのブロック1が嵌め込まれている状態が表されている。なお上述した実施例3の、図8で表した循環する走行コースの例ではこの交差路としてのブロック6は用いられておらず、この考案のブロックシステムではブロック6は必須なものではない。
さてこの考案は上述したような実施例に限定されるものではなく、この考案の思想内に於いて、すなわち互いに結合可能な形状の凸部と凹部とを備えたブロック様体に磁着体が設けられているブロック玩具である範囲に於いて、任意のバリエーションを与えることが出来る。鉄道模型のレールのように移動体のコースを切り替えるためのスイッチを設けることも可能である。ブロックの素材に鉄板を用いて、いわゆるブリキのおもちゃのようなブロックを構成することにより、磁着体の役割をブロックそのものに担わせることが出来る。磁着体を有すると言うことの中にはこのような構成も含まれる。また鉄板のブロックにコースを描くことで、コースの部分を磁着体上に設定することが出来る。すなわちこのようにブロックの素材に鉄板を用いてそれ自体に磁着体の役割を担わせる構成もまたこの考案の権利範囲内のものである。
なおこの考案は玩具車両を含まないものであるが、帯磁車輪を有する移動体に付いて、必ずしも動力源がなくてはいけないと言うものではなくて、手動で移動体に勢いを付けて送り出すような遊び方も可能である。また玩具車両が電動モータを動力源とするものであると便利であるが、電動モータの代わりにゼンマイを動力源とするものを用いるようにしても良い。
この考案のブロックシステムは、最少種類のブロックの組み合わせにより、磁着板のあるコースをいろいろな形状に連結したり、別の形状に連結し直したりすることが出来る。このようにコースに付いても創造性を育む知育玩具としての性能を持たせることで、産業の発展に大きく寄与している。ブロックの素材は合成樹脂など任意であるが、木材を使用することによって積み木などのように木製玩具としての優れた性質を付加したり、間伐材の有効利用にも道を拓くことが出来る。
1 ブロック 10 下半体 11 下半凸部
12 下半窓部 13 上半体 14 上半凸部
15 上半窓部 16 溝部 17 枠体
18 掛止突起 100凸部 101凹部
2 磁着板 21~25磁着板 27 磁着板
3 ブロック 30 凸部 31 凹部
32 溝部 33 ブロック 34 溝部
4 ブロック 40 凸部 41 凹部
42 溝部
5 ブロック 50 凸部 51 凹部
52 溝部
6 ブロック 60 凸部 61 凹部
62 溝部

Claims (3)

  1. 玩具車両の走行面に玩具車両と吸着し合う磁着材を備えると共に、この磁着材の両端部が向く方向に、隣り合うブロックと接合するための、互いに結合可能な形状の凸部と凹部との少なくとも1対を有するブロックを用いた、異なる形状の巡回コースを組み立てるのに必要な、走行面が複数種類のブロックから成るブロックシステムであって、少なくとも以下のブロックから成るもの。
    何れのブロックも基本となる1個は同じ大きさの立方体形状を呈しており:
    (1)1個のブロックに設けられた走行面が直線路である直線ブロック。
    (2)4個分のブロックの同じ側の4面を用いて、斜めに対向する2個のブロックの一方に磁着材の一端部が、他方に磁着材の他端部があるように構成した、走行面が右カーブ路である右カーブブロック。
    (3)4個分のブロックの同じ側の4面を用いて、斜めに対向する2個のブロックの一方に磁着材の一端部が、他方に磁着材の他端部があるように構成した、走行面が左カーブ路である左カーブブロック。
    (4)1個のブロックの2面を用いてカーブ路を形成した、走行面が外カーブ路である外カーブブロック。
    (5)4個分のブロックの内の、1個のブロックの2面を用いてカーブ路を形成した、走行面が内カーブ路である内カーブブロック。
  2. 上記(2)(3)の4個分のブロックに関連して、同じ側の4面に右カーブブロックがあり、裏側の4面に左カーブブロックがあるように構成した、請求項1に記載のブロックシステム。
  3. 1個のブロックに設けられた走行面が十字路である交差点ブロックを有する、請求項1に記載のブロックシステム。
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