JP3242448U - スマートデバイス用カバー - Google Patents

Abstract

【課題】結婚式場などのイベント会場において、他の参加者の撮影に写り込んでしまったとしても、撮影された写真が結婚式などのイベントのイメージを壊すことのないスマートデバイス用カバーを提供する。【解決手段】撮影対象を撮影する撮影機能を有するスマートデバイスＳの少なくとも一部を被覆する結婚式場で使用されるスマートデバイス用カバー１において、カメラのデザインが施された本体部２と、本体部２に設けられ、スマートデバイスＳに対してスマートデバイス用カバー１を装着するための装着部３と、を備えている。【選択図】図２

Description

本考案は、スマートフォンや、タブレット端末などのスマートデバイスの少なくとも一部を被覆するスマートデバイス用カバーに関する。

従来、固定部材を設置した保持台が受け部において上下にスライドする上下スライド式パーツを備えたスマートフォン用カバーが知られている（例えば、特許文献１）。このようなスマートフォン用カバーは、上下スライド式パーツが、スライド方向におけるスマートフォンの長さに対して２０％以上５０％以下の割合でスライドするようになっている。これにより、カメラ部がスライド方向に広く配置されているスマートフォンにおいて、カメラ撮影時にスマートフォン用カバーから脱着することなく、カメラ部をスマートフォン用カバー外へ十分にスライドすることができる。

実用新案登録第３２２５８４２号公報

近時、撮影機能を有するスマートフォンや、タブレット端末などのスマートデバイスの普及が進んでおり、図１に示す通り、結婚式場などのイベント会場においては、スマートデバイスＳを用いて撮影対象である新郎１０や、新婦１１を撮影する結婚式の参加者Ｐが多数見受けられる。

ここで、スマートデバイスＳを用いて新郎１０や、新婦１１を撮影するときに、スマートデバイスＳを用いて新郎１０や、新婦１１を撮影している他の参加者Ｐが写り込んでしまう虞がある。そして、撮影した写真に他の参加者Ｐが写り込んでしまうと、撮影した写真が結婚式などのイベントのイメージにそぐわないものとなってしまう虞があった。

特に、スマートデバイスＳは、日常的に使用するものであるから、特許文献１に開示されているスマートフォン用カバーも日常的に使用することを前提としたデザインが施されている場合が多い。このため、日常的に使用することを前提としたデザインが施されたスマートフォン用カバーが装着されているスマートデバイスＳを用いて撮影対象を撮影する他の参加者Ｐが写り込んでしまうと、撮影した写真が結婚式などのイベントのイメージにそぐわないものとなってしまう虞があるという問題点があった。

本考案は、このような問題点に鑑み、結婚式場などのイベント会場において、他の参加者の撮影に写り込んでしまったとしても、撮影された写真が結婚式などのイベントのイメージを壊すことのないスマートデバイス用カバーを提供することを目的とする。

このような課題を解決するために、本考案に係るスマートデバイス用カバーは、撮影対象を撮影する撮影機能を有するスマートデバイスの少なくとも一部を被覆するイベント時に使用されるスマートデバイス用カバーにおいて、所定のデザインが施された本体部と、前記本体部に設けられ、前記スマートデバイスに対して前記スマートデバイス用カバーを装着するための装着部と、を備えている。

また、本考案に係るスマートデバイス用カバーは、両面テープの一面側を前記装着部に貼付するとともに、前記スマートデバイスに前記両面テープの他面側を貼付することで、前記スマートデバイスに装着される。

本考案によれば、結婚式場などのイベント会場において、他の参加者の撮影に写り込んでしまったとしても、撮影された写真が結婚式などのイベントのイメージを壊すことのないスマートデバイス用カバーを提供することができる。

スマートデバイスを用いて撮影対象を撮影する参加者を示す図である。 スマートデバイス用カバーの正面図、及び背面図である。 スマートデバイス用カバーの装着手順を示す図である。 スマートデバイス用カバーが装着されたスマートデバイスを用いて撮影対象を撮影する参加者を示す図である。

（スマートデバイス用カバー１）
まず、図２を用いて、スマートデバイス用カバー１の各部について説明を行う。なお、図２（Ａ）は、スマートデバイス用カバー１の正面図であり、図２（Ｂ）は、スマートデバイス用カバー１の背面図である。

スマートデバイス用カバー１は、スマートフォンや、タブレット端末などのスマートデバイスＳの少なくとも一部を被覆する。また、スマートデバイス用カバー１は、図２に示す通り、本体部２、装着部３、及び開口部４を備えている。

（本体部２）
図２（Ａ）に示す通り、本体部２は、表面に所定のデザインが施されている。具体的には、本体部２の表面には、カメラのデザインが施されている。なお、本体部２に施されるデザインは、カメラのデザインではなく、例えば、花のデザインや、動物のデザインなどの他のデザインを採用することとしてもよい。また、本実施形態における本体部２の材質は、所定の厚さを有する厚紙が採用されている。なお、本体部２の材質は、プラスチックなどの合成樹脂を採用することとしてもよい。これにより、本体部２が防水性を備えるので、スマートデバイス用カバー１を屋外で使用し易くすることができる。もちろん、本体部２の材質は、他のものを採用することとしてもよい。

（装着部３）
図２（Ｂ）に示す通り、装着部３は、第１装着部３Ａと、第２装着部３Ｂとにより構成されており、後述する両面テープ５が装着部３に貼付されることでスマートデバイスＳが取り付けられる。ここで、第１装着部３Ａには、点線の枠が印字されており、この印字された点線の枠内には、スマートデバイスＳを装着するときの説明が印字されている。具体的には、第１装着部３Ａの点線の枠内には、レンズＬが一端側に設けられているスマートデバイスＳを装着するときに両面テープ５を貼付する旨の説明文が印字される。なお、図２（Ｂ）において、装着部３は、開口部４の左右の側方に設けられているが、開口部４の上下に設けられていてもよい。また、スマートデバイスＳを装着するときの説明は、第１装着部３Ａの点線の枠外に印字されていてもよい。また、第１装着部３Ａの点線の枠内に印字されている説明は、文字ではなくイラストなど他の態様であってもよい。

第２装着部３Ｂには、点線の枠が印字されており、この印字された点線の枠内には、スマートデバイスＳを装着するときの説明が印字されている。具体的には、第２装着部３Ｂの点線の枠内には、レンズＬが他端側に設けられているスマートデバイスＳを装着するときに両面テープ５を貼付する旨の説明文が印字される。なお、スマートデバイスＳを装着するときの説明は、第２装着部３Ｂの点線の枠外に印字されていてもよい。また、第２装着部３Ｂの点線の枠内に印字されている説明は、文字ではなくイラストなど他の態様であってもよい。また、装着部３の数は、単数であってもよいし、３個以上であってもよい。

（開口部４）
開口部４は、スマートデバイスＳが装着部３に装着された状態で、撮影対象を撮影可能とするために設けられている。具体的には、開口部４は、スマートデバイスＳに設けられた複数のレンズＬを露出することが可能な大きさで本体部２に穿設されており、スマートデバイスＳが装着部３に装着されると、レンズＬが開口部４から露出することとなる。

（スマートデバイス用カバー１の装着手順）
次に、図３を用いて、スマートデバイス用カバー１の装着手順の説明を行う。

まず、図３（Ａ）に示す通り、装着部３に対して両面テープ５の一面側を貼付する。具体的には、一端側にレンズＬが設けられているスマートデバイスＳに対してスマートデバイス用カバー１を装着する場合には、第１装着部３Ａに対して両面テープ５の一面側を貼付する。一方で、他端側にレンズＬが設けられているスマートデバイスＳに対してスマートデバイス用カバー１を装着する場合には、第２装着部３Ｂに対して両面テープ５の一面側を貼付する。なお、ここでは、第１装着部３Ａに対して両面テープ５の一面側を貼付することとして説明を行う。

次に、図３（Ｂ）に示す通り、装着部３に対して貼付した両面テープ５の他面側をスマートデバイスＳに対して貼付する。そうすると、スマートデバイスＳの一部が被覆されるとともに、スマートデバイスＳに設けられた複数のレンズＬが開口部４から露出することとなる。これにより、スマートデバイス用カバー１がスマートデバイスＳに対して撮影が可能な状態で装着される。

このように、両面テープ５の一面側を装着部３に対して貼付するとともに、両面テープ５の他面側をスマートデバイスＳに対して貼付することにより、スマートデバイス用カバー１がスマートデバイスＳに対して装着されることになる。これにより、スマートデバイスＳに対してスマートデバイス用カバー１を簡単に取り付けることができるとともに、装着されたスマートデバイス用カバー１をスマートデバイスＳから簡単に取り外すことができる。

なお、本実施形態においては、両面テープ５の一面側を装着部３に対して貼付するとともに、両面テープ５の他面側をスマートデバイスＳに対して貼付することで、スマートデバイス用カバー１がスマートデバイスＳに装着されることとなっているが、これに限定されることはなく、スマートデバイス用カバー１は、スマートデバイスＳに対してどのように装着されることとしてもよい。例えば、本体部２に係止部を備え、この係止部がスマートデバイスＳに係止されることでスマートデバイス用カバー１がスマートデバイスＳに対して装着されることとしてもよい。また、本体部２に輪ゴムを取り付け、この本体部２に取り付けられた輪ゴムを用いてスマートデバイス用カバー１をスマートデバイスＳに対して装着することとしてもよい。

（スマートデバイス用カバー１が装着されたスマートデバイスＳを用いて撮影対象を撮影する参加者Ｐ）
次に、図４を用いて、スマートデバイス用カバー１が装着されたスマートデバイスＳを用いて撮影対象を撮影する参加者Ｐについて説明を行う。

本実施形態におけるスマートデバイス用カバー１は、新郎１０や、新婦１１が購入したうえで、結婚式の参加者Ｐに対して配布される。そして、配布されたスマートデバイス用カバー１は、参加者Ｐが所持している自身のスマートデバイスＳに装着される。

図４に示す通り、結婚式場などのイベント会場において、結婚式の参加者Ｐが撮影対象である新郎１０や、新婦１１を撮影するときに、新郎１０や、新婦１１を撮影する他の参加者Ｐが写り込んでしまう虞があるが、他の参加者Ｐが所持しているスマートデバイスＳには、所定のデザインが施されたスマートデバイス用カバー１が装着されている。これにより、他の参加者Pが所持しているスマートデバイスSが写り込んだとしても、撮影された写真が結婚式などのイベントのイメージが壊れてしまうことがなくなる。

また、図４に示す通り、スマートデバイス用カバー１の本体部２には、それぞれ異なるデザインが施されている。具体的には、第１参加者Ｐ１が所持している第１スマートデバイスＳ１には、第１スマートデバイス用カバー１Ａが取り付けられており、第１スマートデバイス用カバー１Ａの本体部２には、カメラのデザインである第１のデザインが施されている。また、第２参加者Ｐ２が所持している第２スマートデバイスＳ２には、第２スマートデバイス用カバー１Ｂが取り付けられており、第２スマートデバイス用カバー１Ｂの本体部２には、カメラのデザインであって、第１のデザインとは異なる第２のデザインが施されている。

また、第３参加者Ｐ３が所持している第３スマートデバイスＳ３には、第３スマートデバイス用カバー１Ｃが取り付けられており、第３スマートデバイス用カバー１Ｃの本体部２には、カメラのデザインであって、第１のデザインや、第２のデザインとは異なる第３のデザインが施されている。また、第４参加者Ｐ４が所持している第４スマートデバイスＳ４には、第４スマートデバイス用カバー１Ｄが取り付けられており、第４スマートデバイス用カバー１Ｄの本体部２には、花のデザインである第４のデザインが施されている。

ここで、スマートデバイス用カバー１は、第４スマートデバイス用カバー１Ｄのように、開口部４が穿設されていないものであってもよい。具体的には、第４スマートデバイス用カバー１Ｄの本体部２の表面側には、花のデザインが施されている。また、第４スマートデバイス用カバー１Ｄの本体部２には、輪ゴムが取り付けられており、この輪ゴムを用いて第４スマートデバイス用カバー１Ｄが第４スマートデバイスＳ４に装着される。そして、第４スマートデバイス用カバー１Ｄが第４スマートデバイスＳ４に装着されたとき、第４スマートデバイスＳ４のレンズＬが露出している。

（その他の実施形態）
以下において、その他の実施形態について説明を行う。

上述した実施形態においては、イベント会場の一例として結婚式場を例示し、イベントの一例として結婚式を例示して説明を行ったが、これに限定されることはない。例えば、イベントは、子供の運動会であってもよい。この場合、イベント会場は、学校や幼稚園、保育園などとなり、撮影対象は子供となる。そして、この場合におけるスマートデバイス用カバー１の本体部２には、動物や乗り物などのデザインが施されていることが望ましい。なお、本体部２には、色が塗布されていない絵のみが印刷されていてもよい。このようにすることで、子供が塗り絵として使用したあと、運動会などのイベントでスマートデバイス用カバー１を利用することができる。

また、イベントは、スポーツの試合（例えば、プロサッカーの試合）であってもよい。この場合、イベント会場は、スポーツの競技場（例えば、サッカースタジアム）などとなり、撮影対象はスポーツ選手（例えば、サッカー選手）となる。そして、この場合におけるスマートデバイス用カバー１の本体部２には、スポーツチームのロゴなどのデザインが施されていることが望ましい。

また、イベントは、アーティストのライブであってもよい。この場合、イベント会場は、コンサート会場などとなり、撮影対象はアーティストとなる。そして、この場合におけるスマートデバイス用カバー１の本体部２には、そのアーティストのロゴなどのデザインが施されていることが望ましい。

また、イベントは、卒業式であってもよい。この場合、イベント会場は、学校や幼稚園、保育園などとなり、撮影対象は子供となる。そして、この場合におけるスマートデバイス用カバー１の本体部２には、桜の花などのデザインが施されていることが望ましい。

また、イベントは、ペット（例えば、犬、猫）のためのイベントであってもよい。この場合、イベント会場は、ドッグランなどとなり、撮影対象は、ペットとなる。そして、この場合におけるスマートデバイス用カバー１の本体部２には、ペット関連のデザインが施されていることが望ましい。

また、イベントは、パーティ（例えば、クリスマスパーティ）であってもよい。この場合、イベント会場は、イベントホールなどとなり、撮影対象は、パーティの参加者となる。そして、この場合におけるスマートデバイス用カバー１の本体部２には、サンタクロースのデザインや、トナカイなどのデザインが施されていることが望ましい。もちろん、他のイベントであってもよい。

なお、本体部２の背面には、企業の広告が印刷された広告印刷部が設けられていてもよい。この場合において、広告印刷部は、装着部３と重ならない位置に設けられていることが望ましい。このようにすることで、イベントのイメージを壊すことのないスマートデバイス用カバー１を提供しつつ、広告収入を確保することが可能となる。

（第１考案）
第１考案は、撮影対象を撮影する撮影機能を有するスマートデバイス（例えば、スマートデバイスＳ）の少なくとも一部を被覆するイベント時に使用されるスマートデバイス用カバーにおいて、所定のデザイン（例えば、カメラのデザイン、花のデザイン、動物のデザイン）が施された本体部（例えば、本体部２）と、前記本体部に設けられ、前記スマートデバイスに対して前記スマートデバイス用カバーを装着するための装着部（例えば、装着部３）と、を備えたスマートデバイス用カバーである。

第１考案におけるスマートデバイス用カバーによれば、結婚式場などのイベント会場において、結婚式の参加者ＰのスマートデバイスＳにスマートデバイス用カバー１を装着することにより、撮影対象である新郎１０や、新婦１１を撮影するときに、新郎１０や、新婦１１を撮影する他の参加者ＰのスマートデバイスＳが写り込んでしまったとしても、撮影された写真が結婚式などのイベントのイメージが壊れてしまうことがなくなる。

（第２考案）
第２考案は、両面テープ（例えば、両面テープ５）の一面側を前記装着部に貼付するとともに、前記スマートデバイスに前記両面テープの他面側を貼付することで、前記スマートデバイスに装着される第１考案に記載のスマートデバイス用カバーである。

第２考案におけるスマートデバイス用カバーによれば、スマートデバイスＳに対してスマートデバイス用カバー１を簡単に取り付けることができるとともに、装着されたスマートデバイス用カバー１をスマートデバイスＳから簡単に取り外すことができる。

なお、本考案の実施について図面を用いて説明したが、具体的な構成はこれらの実施形態に限られるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本考案に含まれる。また、各図面で示した実施形態は、その目的及び構成等に矛盾や問題がない限り、互いの記載内容を組み合わせることが可能である。また、各図面の記載内容はそれぞれ独立した実施形態になり得るものであり、本考案の実施形態は各図面を組み合わせた一つの実施形態に限定されるものではない。

１ スマートデバイス用カバー
１Ａ 第１スマートデバイス用カバー
１Ｂ 第２スマートデバイス用カバー
１Ｃ 第３スマートデバイス用カバー
１Ｄ 第４スマートデバイス用カバー
２ 本体部
３ 装着部３
３Ａ 第１装着部
３Ｂ 第２装着部
４ 開口部
５ 両面テープ
１０ 新郎
１１ 新婦
Ｌ レンズ部
Ｐ 参加者
Ｐ１ 第１参加者
Ｐ２ 第２参加者
Ｐ３ 第３参加者
Ｐ４ 第４参加者
Ｓ スマートデバイス
Ｓ１ 第１スマートデバイス
Ｓ２ 第２スマートデバイス
Ｓ３ 第３スマートデバイス
Ｓ４ 第４スマートデバイス

Claims (2)

1. 撮影対象を撮影する撮影機能を有するスマートデバイスの少なくとも一部を被覆するイベント時に使用されるスマートデバイス用カバーにおいて、
   所定のデザインが施された本体部と、
   前記本体部に設けられ、前記スマートデバイスに対して前記スマートデバイス用カバーを装着するための装着部と、
   を備えたスマートデバイス用カバー。
2. 両面テープの一面側を前記装着部に貼付するとともに、前記スマートデバイスに前記両面テープの他面側を貼付することで、前記スマートデバイスに装着される請求項１に記載のスマートデバイス用カバー。

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