JP3242379B2 - 皮膚貼付具 - Google Patents

皮膚貼付具

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、皮膚貼付具に関
し、より詳しくは、ツボ等、体表面の所定の限られた小
面積の領域に対して押圧を加えつつ冷却、加温その他の
刺激を加えるために皮膚に適用される、皮膚貼付具に関
する。
【0002】
【従来の技術】身体表面のいわゆるツボに対して、古来
より鍼による刺激又は灸による温熱刺激を加えることに
よって、身体の調子を整え、肩凝り、冷えその他種々の
不快な症状を緩和する療法が広く行われている。また、
病的な痛みの緩和のためにツボに対して刺激を加える治
療方法や、手術に際した針麻酔の技術も臨床的に用いら
れている。また、ツボを指で圧迫することを主体とする
指圧も、肩凝り、腰痛などの治療のために広く行われて
いる。更に、これらにヒントを得て、皮膚に貼ることに
よってツボ等に何らかの物理的又は化学的作用を加えて
肩凝り等の身体症状を緩和することを意図した貼付剤も
種々知られている。例えば、磁力を作用させるための永
久磁石、化学的刺激を加えるためのサリチル酸メチル等
の薬剤、あるいは力学的押圧のための突出構造を有する
貼付具である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ツボに
貼るそれら従来の様々な貼付具は、効果の程が必ずしも
明らかでないという問題がある。にも拘わらず、鍼及び
灸による治療が煩雑であり、肩凝り等の患者が自分で手
軽に行うこともできないことから、それら従来の貼付具
は鍼及び灸の代替物として用いられている。従って、従
来の貼付具より優れており、鍼や灸に匹敵するような刺
激をツボに確実かつ手軽に加えることのできる、新しい
タイプのデバイスに対する根強い潜在的需要がある。
【0004】このような背景のもと、本発明者等は、ツ
ボに対して効果的に刺激を加えることができ、かつ取り
扱いが容易で患者自身やその家族によって簡便に使用で
き、且つ、皮膚に対する安全性が高く、しかも、仮に幼
児による偶発的な誤飲があった場合でも危険のないよう
なデバイスの開発を求めて種々検討を行った。
【0005】その結果、本発明者等は、ツボを刺激する
のに適した形状及び寸法へとゼラチンゲルを成形したも
のを皮膚貼付具とすることにより、上記の目的を達成す
ることができることを見出し、更に検討を加えて本発明
を完成させた。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、1
5〜25mmの差し渡し寸法を有する、中央に突起部の
形成された厚み1.5〜5mmの板状部よりなるゼラチ
ンゲル成形体である、皮膚貼付具を提供する。
【0007】上記本発明の皮膚貼付具は、ゼラチンゲル
成形体よりなっており、水分を多く含むため熱容量が大
きい。従って、冷却、冷凍又は加温したものを皮膚にあ
てがうと、皮膚局部から多量の熱を吸収して皮膚局部を
冷却し、又は皮膚局部に多量の熱を与えて皮膚局部を加
温することができる。すなわち、本発明の皮膚貼付具を
冷蔵庫等で冷却ないし冷凍したり、またゼラチンゲル成
形体が変形しない程度の温湯等により適度に加温した上
でツボにあてがい、絆創膏等を用いて皮膚に固定するだ
けで、ツボに対して優れた寒冷刺激や温熱刺激を手軽に
加えることができる。
【0008】また本発明の皮膚貼付具には、中央に突起
部が形成されているため、突起部を下に向けてその先端
がツボの中心部に当たるようにして皮膚貼付具を皮膚に
あてがい、絆創膏等を用いて皮膚に固定したとき、突起
部がツボの中心部を押圧して指圧の作用をも与えること
ができる。また突起部もゼラチンゲルで形成されてお
り、従って、皮膚貼付具を皮膚に固定したとき、皮膚の
単位面積当たりに接触するゼラチンゲル量は突起部にお
いて周囲の板状部より多いため、ツボの中心部をより効
果的に冷却又は加温することができる。
【0009】また本発明の皮膚貼付具は、ゼラチンゲル
で形成されているため、熱の伝導速度が程良く緩和され
る。従って、これをたとえ冷蔵庫のフリーザーで完全に
冷凍して皮膚面に固定したときでも、皮膚面を冷却し過
ぎて凍傷を起こすような心配なしに、強い寒冷刺激をツ
ボに加えることができる。
【0010】また本発明の皮膚貼付具は、ゼラチンゲル
に基づく成形体であり、素材であるゼラチンはコラーゲ
ンを原料とし、皮膚に優しく、かぶれ等を引き起こすよ
うな刺激性がないため、アレルギー体質その他のかぶれ
やすい敏感な皮膚を有する者でも安心して使用すること
ができる。
【0011】更には、本発明の皮膚貼付具は、ゼラチン
ゲルで作られた成形体であるため、食べた場合栄養とな
るタンパク質が主体である。従って、幼児などが万一誤
って飲み込んだ場合でも、単に消化吸収されるだけであ
るため、危険がない。また、凍結した状態では誤飲は起
こり得ない一方、解凍温度以上では弾力のあるゲルであ
るため、固い角がなく、幼児などが万一誤飲しても喉や
消化器官などを傷づけるおそれもない。
【0012】また、本発明の皮膚貼付具は柔らかく、衝
撃を緩和することができるため、磁石などを用いた貼付
具と比べて、これを貼付した状態で他人と接触ないし衝
突した場合等に皮膚に与える危険性が少ない。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の皮膚貼付具において、
「ゼラチンゲル」は、単にゼラチンを水と加熱して溶解
させた後常温にてゲル状に固化させた、純粋にゼラチン
と水のみからなるものであってよい。また、ゼラチンゲ
ル成形体を過度に軟化させない限り、ゼラチンを主体と
して、グリセリン、ソルビトール、キシリトール等の多
価アルコールを保湿剤として適宜添加してもよい。ま
た、寒天、グルコマンナン、アルギン酸やそのナトリウ
ム塩その他増粘多糖類を適宜添加してもよい。
【0014】本発明の皮膚貼付具の板状部の形状は、特
に限定されない。例えば、正方形、長方形等の多角形で
も、円形、楕円形等、丸みのある形状でもよい。これら
のうち、皮膚に安定に密着させ易いという点で最も好ま
しいのは、円形又は楕円形、特に円形である。
【0015】本発明の皮膚貼付具において、板状部の
「差し渡し寸法」とは、板状部を水平に置いてこれと同
一面上にある2本の平行な直線で挟んだときのそれらの
直線間の距離をいう。適度に限定された皮膚面積に寒冷
刺激又は温熱刺激を加えるために、本発明の皮膚貼付具
は、板状部が13〜25mmの差し渡し寸法を有するこ
とが好ましい。板状部の差し渡し寸法の更に好ましい範
囲は、15〜20mmである。
【0016】また、本発明の皮膚貼付具の板状部の厚み
は、1.5〜5mmであることが好ましく、加えようと
する寒冷刺激又は温熱刺激の量及び持続の長さを考慮し
てこの範囲で適宜厚みを設定すればよい。通常の使用に
は2〜4mmの厚みのものでよい。
【0017】また本発明の皮膚貼付具において、板状部
の中央に形成されている突起部は、板状部と一体のゼラ
チンゲルよりなるものである。突起部の好ましい高さ
は、板状部の表面に対して4〜10mmである。この範
囲の高さであることは、皮膚貼付具を皮膚に固定したと
き突起部がツボの中心を押圧し、指圧の効果を適度に与
える上で好ましい。突起部の高さの更に好ましい範囲
は、5〜8mmである。
【0018】また、本発明の皮膚貼付具は、ツボへの貼
付を意図したものであるが、指圧において指によって加
えられる押圧力の実効面積は直径約8mmの円に近いこ
とが、本発明者等によって調べられている。従って、本
発明の皮膚貼付具の突起部をこのサイズ付近に設定する
ことがツボへの刺激を最適化する上で特に有利である。
この観点から、明確な限界ではないが、突起部はその基
部の差し渡し寸法が、5〜10mmの範囲であることが
好ましく、7〜9mmであることが更に好ましい。この
範囲であれば、ツボに適度に集中して寒冷刺激又は温熱
刺激を加えることができると共に、指圧効果の点からも
好ましい。
【0019】また、突出部の形状は、円錐状、角錐状、
円柱状、角柱状、ドーム状その他適宜の形であってよい
が、これらのうち円錐状又は角錐状であるものが、寒冷
刺激又は温熱刺激をツボの中心に特に集中させて効果を
高めることができるため、最も好ましい。もちろん、こ
こにいう「円錐状、角錐状」は、頂点の鋭利な角を丸め
た又は切り取った形状のものも包含する。
【0020】本発明において用いるゼラチンゲルは、ゼ
ラチンと水との重量比が、1:0.60〜1:1.75
の範囲であることが好ましく、この範囲であれば、使用
に耐える適度の強さと十分な熱容量とを提供することが
できる。より好ましい範囲としては1:0.65〜1:
1.50、更に好ましい範囲としては1:0.75〜
1.25である。なお、原料として用いるゼラチン粉末
等は通常15〜20%の水分を含有しているが、本発明
において、ゼラチンゲル成形体中のゼラチンと水との重
量比についていうときは、「ゼラチン」は、水を含まな
い乾燥物としてのゼラチンをいう。
【0021】また、本発明の皮膚貼付具を構成するゼラ
チンゲル成形体には、皮膚の炎症等鎮めるのに有効な成
分、又は皮膚の血流を促進する成分等、他の成分を含有
させてもよい。それら他の成分の例としては、生姜(シ
ョウガ)末又は生姜エキス、ヨモギ末又はヨモギエキ
ス、葛根末は葛根エキス、トウガラシ末又はトウガラシ
エキス等の天然物又はその抽出エキスや、サリチル酸メ
チル、カンフル、カプサイシン等が挙げられる。生姜に
含まれる成分はツボに対する刺激の効果を高める上で好
ましい。またヨモギは別名モグサと呼ばれ、本来の灸に
おいて用いられるものである。また葛根は、筋の緊張を
緩める働きがあり、首から肩にかけての凝りを一指標と
する葛根湯の主成分である。トウガラシ又はその主成分
であるカプサイシンは、皮膚刺激薬として神経痛、筋肉
痛等に外用されているものである。サリチル酸メチル及
びカンフルは、局所刺激を目的として外用薬に汎用され
る成分である。これらの成分を本発明のゼラチンゲル成
形体に含有させておくことは、これらが寒冷刺激又は温
熱刺激の効果を増強させる働きをするため、好ましい。
【0022】本発明において、ゼラチンゲル成形体は、
水蒸気の透過を妨げる当業者に周知の慣用の気密容器に
包装される。また、そのような気密容器であって、他の
ゼラチンゲル成形体の包装の気密性に影響を及ぼすこと
なく目的のゼラチンゲル成形体を一つずつ取り出すこと
ができるような包装形態であることが更に好ましい。そ
のような包装形態の例としては、錠剤やカプセル剤など
に繁用されているヒートシールされたブリスターパック
が挙げられる。
【0023】本発明の皮膚貼付具を構成するゼラチンゲ
ル成形体は、香料を含有させたものでもよく、着色させ
たものでもよい。着色料としては、医薬品又は食品に使
用される当業者に周知のものから適宜選択するのが好ま
しい。また例えば、ゼラチンゲル成形体に添加した他の
成分、例えば生姜粉末、ヨモギ粉末その他に応じて所定
の異なる着色を施しておけば、包装容器であるブリスタ
ーパックを通して成形体の色を見ただけで、ゼラチンゲ
ル中に添加されている成分を、従ってその製品のタイプ
を識別することができるため、複数のタイプのものを併
用するような使用者にとって便利である。
【0024】なお、ゼラチンゲル成形体には、保存剤を
含有させてもよい。用いる保存剤としては、皮膚に対す
る刺激性がないものが好ましい。そのような保存剤の例
としては、メチルパラベン、プロピルパラベン等のパラ
ベン類が代表的なものとして挙げられるが、これらに限
定されない。
【0025】使用に際しては、本発明の皮膚貼付具をブ
リスターパック等のパッケージのまま冷蔵庫又はそのフ
リーザーに入れていて冷却又は凍結させておいたもの
か、又はブリスターパックのまま約60℃程度の温湯に
投入して加温したものを、パッケージから取り出して、
突起部の先がツボの位置の中心に当たるようにしてゼラ
チンゲル成形体を皮膚にあてがい、これを絆創膏等を用
いて皮膚に固定すればよい。それにより、ゼラチンゲル
成形体が皮膚とほぼ同じ温度になるまでの間、ツボに寒
冷刺激又は温熱刺激を加えることができる。また生姜
末、トウガラシ末、サリチル酸メチル等の成分を含ませ
たものでは、ゼラチンゲル成形体が皮膚と同じ温度にな
った後も、成形体から放出されるこれらの成分のため
に、ツボに持続的な刺激を加えることができる。特に、
ゼラチンゲル成形体との接触により、ツボ部分の皮膚の
角質層が軟化して透過性が高まるため、これらの成分に
よるツボ刺激が特に効果的に行われる。
【0026】
【実施例】以下代表的な実施例を参照して本発明を更に
具体的に説明するが、本発明がこれらの実施例に限定さ
れることは意図しない。
【0027】<実施例1>図1は、本発明の実施例1の
皮膚貼付具1を、皮膚にあてがう側を上に向けて水平に
置いた状態で示す斜視図である。図1において、3は板
状部であり、本実施例では円形の外周4を有しており、
約18mmの直径(すなわち直径)及び約3mmの厚み
を有する。板状部3には、その中央に突起部5が板状部
3と同一の材料で一体に形成されている。本実施例にお
いて突起部5は円錐形であり、その先端部6には丸みを
持たせてある。突起部5は、その底辺部が約8mmの差
し渡し寸法(すなわち直径)を有しており、板状部3の
表面に対し突起部5の先端部6は約8mmの高さを有し
ている。本実施例は回転対称の形状をしており、図2
は、その任意の角度からの側面図である。図3は実施例
1の、中心を通る垂直面による断面図である。図3に明
瞭に示されているように、板状部3と突起部5は中実の
一体構造をなしている。
【0028】実施例1の皮膚貼付具を製するには、例え
ば、ゼラチン粉末(約20%の水分を含有)1重量部と
水0.5重量部とを混合しつつ加熱し、ゼラチンを溶解
させた後、型に流し込み、放冷させることによりゲル化
させればよい。製造に際し、所望により、グリセリン、
ソルビトール又はマルチトールなどの保湿剤を適量、例
えば0.1重量部程度添加してもよい。また、製造に際
して、生姜、ヨモギ、トウガラシその他の粉末若しくは
エキス、又はサリチルサンメチル等を少量添加混合した
ものを放冷、ゲル化させてもよい。
【0029】皮膚貼付具1は、常温において水を含んだ
弾力に富んだ固形物であり、通常、乾燥を防止し且つ1
個ずつ別々に取り出せるよう、ブリスターパックに包装
された状態で供給される。
【0030】使用に際しては、皮膚貼付具1を予め冷蔵
庫にて冷蔵若しくは冷凍しておくか、又は約60℃の温
湯中にブリスターパックごと数分間投入して加温したも
のを用いる。冷やした又は加温した皮膚貼付具1をブリ
スターパックから取り出して、突起部5が目的のツボの
部位に当たるように皮膚貼付具1を手早く皮膚にあてが
い、その上から絆創膏などで皮膚に固定する。こうする
ことにより、皮膚貼付具が常温に戻るまでの時間、寒冷
刺激又は温熱刺激をツボに加えることができる。また生
姜等の天然成分や、サリチルサンメチル等を加えた皮膚
貼付具1の場合にや、皮膚貼付具1が常温に戻った後
も、そのまま引き続き貼付しておけば、ツボに対して持
続的に刺激を加えることができる。特に、温熱刺激によ
り又は寒冷刺激の反射によりツボ部分の血行が促進され
るため、皮膚貼付部に含有させたこれらの成分の浸透性
が高まり、効果の増進が期待できる。
【0031】<実施例2>図4は、本発明の実施例2の
皮膚貼付具11を、皮膚にあてがう側を上に向けて水平
に置いた状態で示す斜視図である。図4において、13
は板状部であり、その外周14は正方形をなしており、
その1片の長さは約17mm、対角線の長さは約24.
0mmであり、また板状部14の厚みは約3mmであ
る。本実施例は、実施例1と同じ形状で同じ寸法の円錐
形の突起部15を板状部13の中央部に有し、突起部1
5の先端部16には同様に丸みを持たせてある。本実施
例を構成する素材の組成及び使用方法は、実施例1と同
様である。
【0032】<実施例3>図5は、本発明の実施例3の
皮膚貼付具21を、皮膚にあてがう側を上に向けて水平
に置いた状態で示す斜視図である。図5において、板状
部23はその外周が実施例2と同様に正方形をなしてお
り、その1片の長さは約17mm、対角線の長さは約2
4.0mmであり、また板状部24の厚みは約3mmで
ある。本実施例は、実施例1及び2とは異なって、四角
錐状の突起部25を有している。突起部25の底辺の長
さは約7mmでありその対角線の長さは約9.9mmで
ある。また突起部25の先端部26にはやはり丸みを持
たせてある。突起部25の先端部26は、板状部23の
表面に対して約7mmの高さに突出している。本実施例
を構成する素材の組成及び使用方法は、実施例1及び2
と同様である。
【0033】図6は、本発明の実施例4の皮膚貼付具3
1を、皮膚にあてがう面を上に向けて水平に置いた状態
で示す斜視図である。図6において、板状部33はその
外周34が実施例1と同様に円形であり、中央部に先端
部36の丸い円柱状の突起部35が形成されている。突
起部の直径は約8mmであり、高さは約6mmに設定さ
れている。本実施例を構成する素材の組成及び使用方法
は、実施例1及び2と同様である。
【0034】図7は、本発明の実施例5の皮膚貼付具4
1を、皮膚にあてがう面を上に向けて水平に置いた状態
で示す斜視図である。図7において、板状部43はその
外周44が実施例1と同様に円形であり、中央部に半球
状の突起部45が形成されている。突起部45の基部の
直径は約8mm、高さは約4mmである。本実施例を構
成する素材の組成及び使用方法は、実施例1及び2と同
様である。
【0035】
【発明の効果】本発明の貼付具は、ツボに対して効果的
に刺激を加えることができ、かつ取り扱いが容易で患者
自身やその家族によって簡便に使用でき、且つ、皮膚に
対しても、幼児などによる誤飲等に対しても安全性が高
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 皮膚にあてがう側を上に向けた状態の実施例
1の斜視図。
【図2】 実施例1の側面図。
【図3】 実施例1の中心を通る垂直面による断面図。
【図4】 皮膚にあてがう側を上に向けた状態の実施例
2の斜視図。
【図5】 皮膚にあてがう側を上に向けた状態の実施例
3の斜視図。
【図6】 皮膚にあてがう側を上に向けた状態の実施例
4の斜視図。
【図7】 皮膚にあてがう側を上に向けた状態の実施例
5の斜視図。
【符号の説明】
1、 1、11、21、31,41=皮膚貼付具、3、
13、23、33、43=板状部、4、14、24、3
4、44=外周、5、15、25、35、45=突起
部、6、16、26、36=先端部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI A61H 39/04 A61H 39/04 X 39/06 340 39/06 340 A61K 31/125 A61K 31/125 31/165 31/165 31/60 31/60 35/78 35/78 C J R T W 47/42 47/42 A61L 15/00 A61L 15/00 A61P 17/00 A61P 17/00 21/00 21/00 29/00 29/00 (72)発明者 松本 正二 大阪府箕面市粟生間谷西2丁目4−8− 704 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61L 15/00 A61K 47/42 A61K 35/78 A61K 31/60 A61K 31/165 A61K 31/125 A61H 39/06 A61H 39/04 A61F 7/10 A61F 7/08 A61F 13/00 A61F 13/06 A61K 9/70

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】13〜25mmの差し渡し寸法を有する、
    中央に突起部の形成された厚み1.5〜5mmの板状部
    よりなるゼラチンゲル成形体である、皮膚貼付具。
  2. 【請求項2】該突起部の先端が該板上部の表面に対して
    4〜10mmの高さを有するものである、請求項1の皮
    膚貼付具。
  3. 【請求項3】該突起部の基部の差し渡し寸法が5〜10
    mmである、請求項1又は2の皮膚貼付具。
  4. 【請求項4】該ゼラチンゲル成形体におけるゼラチンと
    水との重量比が、1:0.60〜1:1.75の範囲で
    ある、請求項1ないし3の何れかの皮膚貼付具。が請求
    項1又は2の皮膚貼付具。
  5. 【請求項5】該板状部が円形又は楕円形である、請求項
    1ないし4の何れかの皮膚貼付具。
  6. 【請求項6】該突起部が概略円錐形又は角錐形である、
    請求項1ないし5の何れかの皮膚貼付具。
  7. 【請求項7】該ゼラチンゲル成形体が、生姜末又は生姜
    エキス、ヨモギ末又はヨモギエキス、葛根末又は葛根エ
    キス、トウガラシ末又はトウガラシエキス、サリチル酸
    メチル、カンフル及びカプサイシンよりなる群より選ば
    れる少なくとも1種の成分を含有することを特徴とす
    る、請求項1ないし6の皮膚貼付具。
  8. 【請求項8】該ゼラチンゲル成形体が香料を含有するも
    のである、請求項1ないし7の何れかの皮膚貼付具。
  9. 【請求項9】該ゼラチンゲル成形体が着色されているも
    のである、請求項1ないし8の何れかの皮膚貼付具。
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