JP3242207U - 電池クラスタ及びエネルギー貯蔵型コンテナ - Google Patents

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李雨欣
蘇一博
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于チィー
林恩徳
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肖棋元
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Abstract

【課題】電池モジュールに異常が生じると、消火システムを起動して精度よく消火を行い、消火剤が電池の消火領域内の空間のみを被覆し、他の通常の電池モジュール及び消防士の後続処理に影響することがなく、より大きな経済的損失を回避する電池クラスタ及びエネルギー貯蔵型コンテナを提供する。【解決手段】キャビネット体1、電池ボックス5及び駆動装置6を備え、キャビネット体は複数層の収容室を有し、各層の収容室が電池の動作領域及び電池の消火領域4を備え、電池の消火領域内に消火システムが連通され、電池ボックスは収容室内に摺動可能に設けられ、電池ボックスの内部に電池モジュールが取り付けられ、駆動装置は電池ボックスに接続され、電池ボックスを駆動して電池の動作領域と電池の消火領域との間を移動させるために用いられる。【選択図】図1

Description

本考案は、電池技術分野に関し、具体的に電池クラスタ及びエネルギー貯蔵型コンテナに関する。
コンテナタイプのエネルギー貯蔵システムは、大量のエネルギー貯蔵型リチウム電池をコンテナ内に保存してピーク負荷シフト、周波数変調などの機能を行う新エネルギー装置であり、取り付けやすく、輸送しやすく、モジュール化するなどの利点を有する。コンテナエネルギー貯蔵システムの内部の大量のリチウム電池は大きな潜在的な安全上の問題があり、コンテナエネルギー貯蔵システムは火災が生じる頻度も比較的に高く、極めて大きな損失及び影響をもたらしてしまう。
現段階において主に固定型モジュールのエネルギー貯蔵型コンテナの消火設計を用い、固定型の消火設計は電池と電池ラックとをねじなどの接続部材で剛性接続し、その周りに探知装置が設置され、電池状態が異常であることを監視した場合に区画選択弁で該電池の位置する区画を選択して消火し、このような設計において、電池の異常を発見した後に異常の電池モジュールを物理空間的に電池領域から離れさせることができず、1つの電池モジュールに異常が生じた後にその属する区画のすべての電池モジュールがいずれも消火システムの消火剤で被覆されることをもたらし、このため、より多くの通常の電池が廃棄処分されて不必要な経済的損失をもたらしてしまう。
従って、本考案が解決しようとする課題は、従来技術における電池クラスタにおける1組の電池に異常が生じた後にその属する区画のすべての電池モジュールがいずれも消火システムの消火剤で被覆されて、通常の電池を廃棄処分させて経済的損失をもたらすという欠陥を克服し、それにより電池クラスタ及びエネルギー貯蔵型コンテナを提供することである。
上記課題を解決するために、本考案は、電池クラスタを提供する。この電池クラスタは、
キャビネット体であって、少なくとも1組あり、各組の前記キャビネット体が複数層の収容室を有し、各層の前記収容室が電池の動作領域及び電池の消火領域を備え、前記電池の消火領域内に消火システムが連通するキャビネット体と、
前記収容室内に摺動可能に設けられ、その内部に電池モジュールが取り付けられる電池ボックスと、
前記電池ボックスに接続され、前記電池ボックスを駆動して前記電池の動作領域と電池の消火領域との間を移動させるための駆動装置と、を備える。
選択肢として、前記電池の消火領域には、取り外し可能なパネルであるバックシートを有する。
選択肢として、各層の前記収容室内に2組の前記電池の動作領域を有し、2組の前記電池の動作領域が前記電池の消火領域の両側に対称に設置され、各層の前記収容室内に2組の前記電池ボックスが摺動可能に設置される。
選択肢として、前記電池ボックスはパネルを有し、前記電池の動作領域から前記電池の消火領域に移動した後、前記パネルにより前記電池の消火領域を閉塞する。
選択肢として、前記パネルに放熱ファンが設けられる。
選択肢として、前記キャビネット体の側壁は、前記電池の動作領域に開口が設けられる。
選択肢として、前記収容室の内側壁には、前記電池の動作領域と前記電池の消火領域とを貫通するスライド溝又はスライドレールが設けられ、前記電池ボックスが前記スライド溝又はスライドレールに接続される。
選択肢として、前記駆動装置は、
前記キャビネット体内に設置され、前記電池の動作領域と前記電池の消火領域との間に設置されるギアと、
前記電池ボックスに設置され、前記ギアに係合し、前記ギアの駆動によって前記電池ボックスを前記電池の動作領域から前記電池の消火領域にスライドさせ、及び、前記電池の消火領域から前記電池の動作領域にスライドさせることができるようにするラックと、を備える。
本考案は、エネルギー貯蔵型コンテナを提供する、このエネルギー貯蔵型コンテナは、
筐体と、
前記筐体内に設けられる消火システムと、
前記筐体内に設けられる少なくとも1組の上記いずれか1項に記載の電池クラスタと、を備える。
選択肢として、2組の隣接する前記電池クラスタの間、隣接する前記キャビネット体の間には、いずれも隣接する電池の消火領域を分離するための断熱難燃板が設置される。
本考案の技術案は以下の利点を有する。
第1としては、本考案に係る電池クラスタにおいて、キャビネット体が複数層の収容室を有し、各層の収容室が電池の動作領域及び電池の消火領域を備え、電池の消火領域内に消火システムが連通され、電池モジュールに異常が生じた場合、駆動装置が異常の電池モジュールの位置する電池ボックスを電池の消火領域内に移動し、異常の電池モジュールが通常の電池モジュールアレイから外れて空間的に分離され、消火システムを起動して精度よく消火を行い、消火剤が電池の消火領域内の空間のみを被覆し、他の通常の電池モジュール及び消防士の後続処理に影響することがなく、より大きな経済的損失をもたらすことを回避する。
第2としては、本考案に係る電池クラスタにおいて、電池の消火領域には、取り外し可能なパネルであるバックシートを有し、作業員が電池の消火領域に入った電池ボックスに対して後期処理を行うことを容易にする。
第3としては、本考案に係る電池クラスタにおいて、各層の収容室内に2組の電池の動作領域を有し、2組の電池の動作領域が電池の消火領域の両側に対称に設置され、各層の収容室内に2組の電池ボックスが摺動可能に設置され、同一層の2組の電池ボックスが中央に設けられる1組の電池の消火領域を用いて消火動作を行い、電池モジュールの配置空間を節約し、且つ効率を向上させてコストを削減する。
第4としては、本考案に係る電池クラスタにおいて、電池ボックスはパネルを有し、電池の動作領域から電池の消火領域に移動した後、パネルにより電池の消火領域を閉塞し、電池モジュールに異常が生じた場合に消火剤による電池モジュールに対する精度良い被覆を効果的に確保し、消火技術案の設計の有効性を向上させ、経済コストを削減する。
第5としては、本考案に係る電池クラスタにおいて、パネルに放熱ファンが設けられ、電池モジュールは温度が比較的に高い場合、放熱ファンを起動して電池ボックス内の通風を強化し、電池モジュールを降温して潜在的な危険を低減する。
第6としては、本考案に係る電池クラスタにおいて、キャビネット体の側壁は、電池の動作領域に開口が設けられ、電池ボックス内の通風及び放熱に寄与し、電池モジュールが正常に動作するときの安全性が効果的に確保される。
第7としては、本考案に係る電池クラスタにおいて、収容室の内側壁には電池の動作領域と電池の消火領域とを貫通するスライド溝又はスライドレールが設けられ、電池ボックスがスライド溝又はスライドレールに接続され、スライド溝又はスライドレールを設置することによって電池ボックスの移動方向及び移動過程の安定性が確保される。
第8としては、本考案に係る電池クラスタにおいて、駆動装置は互いに係合するラック及びギアを備え、ギアがキャビネット体内の電池の動作領域と電池の消火領域との間に設置され、ラックが電池ボックスに設置され、ギアの駆動によって電池ボックスを電池の消火領域と電池の動作領域との間にスライドさせることができ、異常が生じた場合、駆動装置によって電池ボックスを電池の消火領域内に移動して消火し、人工で押す必要がなく、直ちに応答して迅速且つ精度よく消火を行い、効率を向上させて、比較的に大きな損失をもたらすことを回避する。
第9としては、本考案に係るエネルギー貯蔵型コンテナは、筐体と、筐体内に設けられる消火システムと、少なくとも1組の電池クラスタと、を備え、電池クラスタにおける1組の電池モジュールに異常が生じた場合、それを電池の消火領域内に移動して精度よく処理を行い、他の通常モジュールへの影響を回避し、損失を低減する。
第10としては、本考案に係るエネルギー貯蔵型コンテナにおいて、隣接する電池クラスタの間、隣接するキャビネット体の間には、いずれも隣接する電池の消火領域間の熱を分離するための断熱難燃板が設置され、異常モジュールが隣接する電池クラスタ及び隣接するキャビネット体に影響を与え損失をもたらすことを回避する。
本考案の具体的な実施形態又は従来技術の技術案をより明確に説明するために、以下に具体的な実施形態又は従来技術の記述に必要な図面を簡単に説明するが、明らかに、以下に記載する図面は本考案の実施形態の一例であって、当業者であれば、創造的な労力を要することなく、更にこれらの図面に基づいて他の図面を取得することができる。
本考案の実施例に係る電池クラスタの第1の具体的な実施形態の斜視図である。 図1におけるキャビネット体の構造模式図である。 図1における裏面視角の構造模式図である。 図1における断面構造模式図である。 本考案の実施例に係る電池クラスタの第2の具体的な実施形態の斜視図である。 図5におけるキャビネット体の構造模式図である。 図5における断面構造模式図である。 本考案の実施例に係る電池ボックスの具体的な実施形態の構造模式図である。 本考案の実施例に係る電池ボックスの他の具体的な実施形態の構造模式図である。 本考案の他の実施例に係るエネルギー貯蔵型コンテナの具体的な実施形態の上面構造模式図である。 図10における背面構造模式図である。
以下、図面を参照しながら本考案の技術案を明確且つ完全に説明し、無論、説明される実施例は本考案の実施例の一部であり、実施例の全部ではない。本考案の実施例に基づいて、当業者が創造的な労力を必要とせずに取得する他の実施例は、いずれも本考案の保護範囲に属する。
本考案の説明において、説明すべきことは、用語「中心」、「上」、「下」、「左」、「右」、「鉛直」、「水平」、「内」、「外」などで示される方位又は位置関係は図面に示される方位又は位置関係であり、本考案を説明しやすくし及び説明を簡素化するためのものに過ぎず、指す装置又は素子が必ず特定の方位を有し、特定の方位で構成及び操作しなければならないことを指示又は暗示するのではなく、従って、本考案を制限するものと理解されるべきではない。また、用語「第1」、「第2」、「第3」は説明のためのものに過ぎず、相対重要性を指示又は暗示するものと理解されるべきではない。
本考案の説明において、説明すべきことは、特に明確に規定及び限定しない限り、用語「取付」、「連結」、「接続」は広義に理解されるべきであり、例えば、固定接続、取り外し可能な接続、又は一体接続であってもよく、機械的接続、電気的接続であってもよく、直接連結、中間素子による間接連結、2つの素子の内部の連通であってもよい。当業者であれば、具体的な状況に応じて上記用語の本考案における具体的な意味を理解することができる。
また、互いに衝突しない限り、以下に説明される本考案の異なる実施形態に関わる技術的特徴は互いに組み合わせられてもよい。
図1~図4は、本実施例に係る電池クラスタの第1の具体的な実施形態であり、キャビネット体1、電池ボックス5及び駆動装置6を備え、キャビネット体1は少なくとも1組あり、各組の前記キャビネット体1が複数層の収容室2を有し、各層の前記収容室2が電池の動作領域3及び電池の消火領域4を備え、前記電池の消火領域4内に消火システム14が連通され、電池ボックス5は前記収容室2内に摺動可能に設けられ、その内部に電池モジュールが取り付けられ、駆動装置6は前記電池ボックス5に接続され、前記電池ボックス5を駆動して前記電池の動作領域3と電池の消火領域4との間を移動させるために用いられる。
電池モジュールに異常が生じた場合、駆動装置6が異常の電池モジュールの位置する電池ボックス5を電池の消火領域4内に移動し、異常の電池モジュールが通常の電池モジュールアレイから外れて空間的に分離され、消火システム14を起動して精度よく消火を行い、消火剤が電池の消火領域内の空間のみを被覆し、他の通常の電池モジュール及び消防士の後続処理に影響することがなく、比較的に大きな経済的損失をもたらすことを回避する。
本実施例では、電池モジュールは電池管理ユニット及び電池データ収集ユニットを備え、電池管理ユニットは消火システム14に接続され、電池データ収集ユニットは電池モジュールの電圧、電流及び温度を収集するために用いられ、電池管理ユニットは電池データ収集ユニットが収集したデータを受信して、受信されたデータに基づいて電池管理ポリシーを定めて、消火システム14に接続されて電池ボックス5の移動を制御するために用いられる。電池ボックス5の電池の動作領域3の近傍には複合探知ユニット18が更に設置され、複合探知ユニット18は水素ガスの濃度、一酸化炭素の濃度、電池ボックス5の温度を探知することができ、複合探知ユニット18及び電池データ収集ユニットのデータをまとめて、設定された異なるレベルの消火起動条件を満たす場合に消火システムを起動して分級処理を行い、例えば、電池の熱が比較的に高いだけの場合、ファンを起動して放熱するだけでよく、自動化程度が高く、直ちに応答して、損失をもたらすことを回避する。
図3に示すように、本実施例に係る電池クラスタにおいて、電池の消火領域4は取り外し可能なパネルであるバックシート7を有し、作業員が電池の消火領域4に入った電池ボックスに対して後期処理を行うことを容易にする。消火システム14に接続される孔はバックシート7に設置されてもよく、電池の消火領域4の側壁に設置されてもよく、バックシート7の1組のエッジを蝶番でキャビネット体1に接続して、対向するエッジをキャビネット体1に固定することができ、電池の消火領域4における電池ボックス5を取り出す必要がある場合、バックシート7の固定端を開いて蝶番の周りに回動し、開いた後、電池の消火領域4における電池ボックス5を取り出す。また、代替的な実施形態として、電池の消火領域4にバックシート7が設置されなくてもよく、このとき、電池ボックス5のパネル8により閉塞された消火環境を実現する。
具体的に、バックシート7に第2引き手16が設置されてもよい。第2引き手16を設置することによってバックシート7の開閉を容易にし、作業員による操作を容易にし、便利且つ迅速である。
図5~図7は、本実施例に係る電池クラスタの第2の具体的な実施形態であり、各層の前記収容室2内に2組の前記電池の動作領域3を有し、2組の前記電池の動作領域3が前記電池の消火領域4の両側に対称に設置され、各層の前記収容室2内に2組の前記電池ボックス5が摺動可能に設置され、電池の消火領域4の側壁には消火システム14に接続される孔を設置してもよく、同一層の2組の電池ボックス5が中央に設けられる1組の電池の消火領域4を用いて消火動作を行い、電池モジュールの配置空間を節約し、且つ効率を向上させてコストを削減する。
図8及び図9に示すように、本実施例に係る電池クラスタにおいて、前記電池ボックス5はパネル8を有し、前記電池ボックス5が前記電池の動作領域3から前記電池の消火領域4に移動した後、前記パネル8は前記電池の消火領域4を閉塞する。電池の動作領域3が1組のみあって、電池の消火領域4にバックシート7を有する場合、電池ボックス5は図8に示すように、キャビネット体1に係合する1組のパネル8を有すればよく、電池の動作領域3が2組あり、又は電池の動作領域3が1組あって、電池の消火領域4にバックシート7を有しない場合、電池ボックス5は図9に示すように、キャビネット体1に係合する2組のパネル8を有してもよく、閉塞された消火環境を実現することができ、電池モジュールに異常が生じた場合に消火剤による電池モジュールに対する精度良い被覆を効果的に確保し、消火技術案の設計の有効性を向上させ、経済コストを削減する。
具体的には、外側のパネル8に第1引き手17を設置してもよく、第1引き手17を設置することによって作業員による電池ボックス5の操作を容易にし、電池の動作領域3からキャビネット体1を引き出して巡回検査及び修理を行うことができる。
図8及び図9に示すように、本実施例に係る電池クラスタにおいて、前記パネル8に放熱ファン9が設けられ、電池モジュールの温度が比較的に高い場合、放熱ファン9の起動により電池ボックス5内の通風を強化し、電池モジュールを降温して潜在的な危険を低減する。また、代替的な実施形態として、放熱ファン9は電池ボックス5におけるパネル8以外の他の側壁に設置されてもよく、本実施例では、放熱ファン9は電池管理ユニットに接続され、電池データ収集ユニットが収集した温度データは所定値を超える場合に、電池管理ユニットは放熱ファン9を起動して電池モジュールを降温する。
図1~図7に示すように、本実施例に係る電池クラスタにおいて、キャビネット体1の側壁は、前記電池の動作領域3に開口10が設けられ、電池ボックス5内の通風及び放熱に寄与し、電池モジュールが正常に動作するときの安全性が効果的に確保され、電池の動作領域3の底部に底板を設置しなくてもよく、電池ボックス5の通風が更に確保される。
図2及び図6に示すように、本実施例に係る電池クラスタにおいて、収容室2の内側壁には前記電池の動作領域3と前記電池の消火領域4とを貫通するスライド溝又はスライドレールが設けられ、前記電池ボックス5は前記スライド溝又はスライドレールに接続され、スライド溝又はスライドレールを設置することによって電池ボックス5の移動方向及び移動過程における安定性が確保される。収容室2の内側壁にはスライド溝を設置することに対応して、電池ボックス5の外側壁にはスライド溝に係合するスライドレールを設置してもよく、また、代替的な実施形態として、収容室2の内側壁にはスライドレールを設置することに対応して、電池ボックス5の外側壁にはスライドレールに係合するスライド溝を設置してもよい。
図1及び図5に示すように、本実施例に係る電池クラスタにおいて、駆動装置6はギア11及びラック12を備え、ギア11は前記キャビネット体1内に設置され、前記電池の動作領域3と前記電池の消火領域4との間に設置され、ラック12は前記電池ボックス5に設置され、前記ギア11に係合し、前記ギア11の駆動によって前記電池ボックス5を前記電池の動作領域3から前記電池の消火領域4にスライドさせ、前記電池の消火領域4から前記電池の動作領域3にスライドさせることができるようにする。ラック12は2組設置されてもよく、それぞれ電池ボックス5の底面の両側に設置され、2組のラック12の下方の相対位置にいずれもギア11が係合設置され、2組のギア11同士が回動軸により接続され、ギア11は駆動モータにより駆動され、駆動モータは2組のギア11が回動するように同時に駆動し、ラック12が移動するように動かす。異常が生じた場合、駆動装置6により電池ボックス5を電池の消火領域4内に移動して消火し、人工で押す必要がなく、直ちに応答して迅速且つ精度よく消火を行い、効率を向上させて比較的に大きな損失をもたらすことを回避する。
また、代替的な実施形態として、駆動装置6は他の構造であってもよく、例えば直線モジュールであり、直線モジュールの滑りテーブルが収容室2内に設けられ、直線モジュールのスライドブロックが電池ボックス5に接続され、スライドブロックが移動することにより電池ボックス5が移動するように動かし、直線モジュールのスライドブロックが電池ボックス5の末端に接続され、直線モジュールによって電池ボックス5を電池の消火領域4内に移動することを実現することができ、電池ボックス5をキャビネット体1の外部に移動してもよい。
図10及び図11は、他の実施例に係るエネルギー貯蔵型コンテナの具体的な実施形態であり、筐体13、消火システム14及び少なくとも1組の上記実施例における電池クラスタを備え、前記電池クラスタは前記筐体13内に設けられ、前記消火システム14は筐体13内に設けられ、電池クラスタは筐体13内に並列に設けられてもよく、他の配置方式で配置されてもよい。電池クラスタにおける1組の電池モジュールに異常が生じた場合、それを電池の消火領域4内に移動して精度よく処理を行い、他の通常モジュールへの影響を回避して損失を低減する。各組の電池の消火領域4は接続配管により消火システム14に接続され、接続配管には対応する切り替え弁が設置され、異常が生じた電池モジュールに対応する切り替え弁を開けて消火する。
図10及び図11に示すように、実施例に係るエネルギー貯蔵型コンテナにおいて、2組の隣接する前記電池クラスタの間、隣接する前記キャビネット体1の間には、いずれも隣接する電池の消火領域4を分離するための断熱難燃板15が設置される。前記断熱難燃板15は、隣接する電池の消火領域間の熱を分離して、異常モジュールが隣接する電池クラスタ又は隣接するキャビネット体1に影響を与えて損失をもたらすことを回避するために用いられる。
電池クラスタの消火動作過程については、電池モジュールの動作状態が正常である場合、すべての電池ボックス5はいずれも電池の動作領域3内にあり、動作中に、電池データ収集ユニットは電池モジュールの電圧、電流及び温度をリアルタイムに収集し、電池管理ユニットは受信されたデータ及び予め定められた電池管理ポリシー、並びに受信されたボックスレベルのエネルギー管理システムの命令に従って電池の充放電管理を行って、消火システム14に接続されてデータを消火システム制御ポリシーの根拠として消火システムに伝送し、消火システム14は電池管理ユニットのデータを受信する以外に、更に複合探知ユニット18のデータを受信し、2種類のデータをまとめて判断条件とし、設定された異なるレベルの消火起動条件を満たす場合に消火システムを起動して分級処置をする。
熱暴走異常が生じた場合、駆動装置6は異常の電池ボックス5を電池の消火領域4内に移動し、消火システム14は消火剤の噴射を開始し、切り替え弁を介して異常の電池モジュールの所在領域に精度よく特定し、異常の電池モジュールに対して精度よく消火を行う。それと同時に、電池システム全体が動作を停止する。
明らかに、上記実施例は単に明確に説明するために挙げた例であり、実施形態を制限するものではない。当業者であれば、上記説明を基に更に他の異なる形式の変化又は変動を行うことができる。ここではすべての実施形態を挙げることができず、またその必要もない。そして、これにより派生した明らかな変化又は変動は依然として本考案の保護範囲内にある。
1 キャビネット体
2 収容室
3 電池の動作領域
4 電池の消火領域
5 電池ボックス
6 駆動装置
7 バックシート
8 パネル
9 放熱ファン
10 開口
11 ギア
12 ラック
13 筐体
14 消火システム
15 断熱難燃板
16 第2引き手
17 第1引き手
18 複合探知ユニット

Claims (10)

  1. 電池クラスタであって、
    キャビネット体(1)であって、少なくとも1組あり、各組の前記キャビネット体(1)が複数層の収容室(2)を有し、各層の前記収容室(2)が電池の動作領域(3)及び電池の消火領域(4)を備え、前記電池の消火領域(4)内に消火システム(14)が連通するキャビネット体(1)と、
    前記収容室(2)内に摺動可能に設けられ、その内部に電池モジュールが取り付けられる電池ボックス(5)と、
    前記電池ボックス(5)に接続され、前記電池ボックス(5)を駆動して前記電池の動作領域(3)と電池の消火領域(4)との間を移動させるための駆動装置(6)と、を備えることを特徴とする電池クラスタ。
  2. 前記電池の消火領域(4)には、取り外し可能なパネルであるバックシート(7)を有することを特徴とする請求項1に記載の電池クラスタ。
  3. 各層の前記収容室(2)内に2組の前記電池の動作領域(3)を有し、2組の前記電池の動作領域(3)が前記電池の消火領域(4)の両側に対称に設置され、各層の前記収容室(2)内に2組の前記電池ボックス(5)が摺動可能に設置されることを特徴とする請求項1に記載の電池クラスタ。
  4. 前記電池ボックス(5)はパネル(8)を有し、前記電池の動作領域(3)から前記電池の消火領域(4)に移動した後、前記パネル(8)により前記電池の消火領域(4)を閉塞することを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の電池クラスタ。
  5. 前記パネル(8)に放熱ファン(9)が設けられることを特徴とする請求項4に記載の電池クラスタ。
  6. 前記キャビネット体(1)の側壁は、前記電池の動作領域(3)に開口(10)が設けられることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の電池クラスタ。
  7. 前記収容室(2)の内側壁には、前記電池の動作領域(3)と前記電池の消火領域(4)とを貫通するスライド溝又はスライドレールが設けられ、前記電池ボックス(5)が前記スライド溝又はスライドレールに接続されることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の電池クラスタ。
  8. 前記駆動装置(6)は、
    前記キャビネット体(1)内に設置され、前記電池の動作領域(3)と前記電池の消火領域(4)との間に設置されるギア(11)と、
    前記電池ボックス(5)に設置され、前記ギア(11)に係合し、前記ギア(11)の駆動によって前記電池ボックス(5)を前記電池の動作領域(3)から前記電池の消火領域(4)にスライドさせ、及び、前記電池の消火領域(4)から前記電池の動作領域(3)にスライドさせることができるようにするラック(12)と、を備えることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の電池クラスタ。
  9. エネルギー貯蔵型コンテナであって、
    筐体(13)と、
    前記筐体(13)内に設けられる消火システム(14)と、
    前記筐体(13)内に設けられる少なくとも1組の請求項1~3のいずれか1項に記載の電池クラスタと、を備えることを特徴とするエネルギー貯蔵型コンテナ。
  10. 2組の隣接する前記電池クラスタの間、隣接する前記キャビネット体(1)の間には、いずれも隣接する電池の消火領域(4)を分離するための断熱難燃板(15)が設置されることを特徴とする請求項9に記載のエネルギー貯蔵型コンテナ。
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