JP3241999U - エネルギー貯蔵型コンテナ装置 - Google Patents

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丁若晨
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    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Abstract

【課題】エネルギー貯蔵型コンテナの貯蔵空間が小さすぎる欠陥を克服したエネルギー貯蔵型コンテナ装置を提供する。【解決手段】エネルギー貯蔵型コンテナ装置は、筐体と、筐体内に設置され、セルを保存することに適し、熱交換器が設置される積載体20であって、難燃性を有する熱交換用の作業物質が熱交換器内を流れ、熱交換器にリリーフ弁が設置される少なくとも1つの積載体と、熱交換器に連通し、熱交換用の作業物質を冷却することに適する冷却機50と、リリーフ弁に通信接続され、リリーフ弁の開閉を制御することに適する制御モジュール70と、を備える。温度調整システムにおける熱交換用の作業物質が消火のためのものでもあり、消火システムを追加して設置する必要がなく、消火のための投資を節約することができる。【選択図】図2

Description

本考案はエネルギー貯蔵技術分野に関し、具体的にエネルギー貯蔵型コンテナ装置に関する。
再生可能エネルギー発電所は一般的に、風力発電及び太陽光発電のランダム性及び変動性が送電網の安定運行に影響することを回避するように、一定規模のエネルギー貯蔵装置を組み合わせてセットにするように求められ、コンテナに配置される電気化学エネルギー貯蔵はエネルギー密度が高く、効率が高く、建設コストが低い優位性を有するため、エネルギー貯蔵を組み合わせてセットにする第一選択となる。しかしながら、エネルギー貯蔵型コンテナは徐々に大規模、高セル密度の方向へ発展した後、下記2つの問題を引き起こしてしまう。
第1としては、電気化学エネルギー貯蔵型セルは温度に対してより敏感であり、温度が比較的高い場合に深刻な火災の潜在的な危険がある。コンテナ内にセルを密集して積み上げる形式は局所熱交換圧力を更に増加させることとなり、このため、コンテナ内部の温度制御に影響してしまう。従って、コンテナ内の温度を制御するように、コンテナ内に温度調整システムをインストールする必要がある。
第2としては、セルを密集して積み上げるため、セルの一部は失火事故が生じた場合、周囲のセルを引火して延焼しやすくなってしまう。従って、失火の初期に消火を迅速且つ正確に完了するように、コンテナ内に消火システムをインストールする必要がある。
上記問題に対して、現在主流の解決案はコンテナ内にそれぞれ温度調整装置及びガス消火装置を取り付けることである。温度調整装置は主に従来の壁掛け式エアコン又は一体型エアコンを用い、ファンコイルによりコンテナ内部の片側に送風する。ガス消火装置は主にブロモクロロジフルオロメタン、ブロモトリフルオロメタン又は1,2-ジブロモテトラフルオロエタンを代表とする消火剤を使用して、火災が生じた場合に消火剤をコンテナ全体にいっぱいに充填することにより消火を完了する。温度調整装置と消火装置が独立して設置され、コンテナに熱交換システム及び消火システムが同時に配置される必要があり、エネルギー貯蔵型コンテナの有効貯蔵空間を占有して、エネルギー貯蔵型コンテナのエネルギー貯蔵効率を低下させてしまう。
従って、本考案が解決しようとする課題は、従来技術におけるエネルギー貯蔵型コンテナ内の温度調整装置と消火装置が独立して設置されるため、エネルギー貯蔵型コンテナの貯蔵空間が小さすぎる欠陥を克服して、エネルギー貯蔵型コンテナ装置を提供することにある。
本考案に係るエネルギー貯蔵型コンテナ装置であって、
筐体と、
前記筐体内に設置され、セルを保存することに適し、熱交換器が設置される積載体であって、難燃性を有する熱交換用の作業物質が前記熱交換器内を流れ、前記熱交換器にリリーフ弁が設置される少なくとも1つの積載体と、
前記熱交換器に連通し、前記熱交換用の作業物質を冷却することに適する冷却機と、
前記リリーフ弁に通信接続され、前記リリーフ弁の開閉を制御することに適する制御モジュールと、を備える。
選択肢として、前記熱交換用の作業物質が二酸化炭素である。
選択肢として、前記熱交換器は供給管及び戻り管を備え、前記冷却機の出口が前記供給管に連通し、前記冷却機の入口が前記戻り管に連通し、前記供給管と前記戻り管とが並列に設置される少なくとも2つの中間接続管を介して連通する。
選択肢として、少なくとも1つの前記中間接続管の表面にフィンが接続され、
及び/又は、前記中間接続管は管板であり、前記管板内には前記供給管と前記戻り管とを連通するマイクロチャネルが設置される。
選択肢として、前記エネルギー貯蔵型コンテナ装置は、前記熱交換器に連通し、前記熱交換器内の熱交換用の作業物質を補充することに適する貯蔵タンクを更に備える。
選択肢として、異なる前記積載体の前記熱交換器は並列に接続され、且ついずれも前記冷却機に連通し、前記冷却機と異なる前記積載体の前記熱交換器との間にはいずれも前記制御モジュールに通信接続される電磁弁が設置される。
選択肢として、前記筐体内には前記制御モジュールに通信接続される温度センサが設置され、
及び/又は、前記筐体内には前記制御モジュールに通信接続されるガス探知器が設置される。
選択肢として、前記エネルギー貯蔵型コンテナ装置は、前記積載体に置かれ、前記制御モジュールに通信接続されるセルを更に備え、前記制御モジュールは前記セルを制御して電気エネルギーを保存させることに適する。
選択肢として、前記筐体内に仕切板が設置され、前記仕切板は、前記積載体と前記冷却機、及び/又は前記積載体と前記制御モジュールを仕切ることに適する。
選択肢として、前記積載体にファンが設置される。
本考案は以下の利点を有する。
第1としては、本考案に係るエネルギー貯蔵型コンテナ装置において、セルを保存する積載体が筐体内に設置され、積載体に熱交換器が設置され、熱交換器は冷却機に連通し、難燃性を有する熱交換用の作業物質がその内部を流れるとともに、熱交換器にリリーフ弁が設置され、熱交換用の作業物質は流動過程において熱交換によりセルを降温することができるだけでなく、セルが突発的に失火するとき、熱交換器のリリーフ弁が開弁して熱交換用の作業物質を排出し、難燃性を有する熱交換用の作業物質は空気を分離して消火を完了することもでき、温度調整システムにおける熱交換用の作業物質が消火のためのものでもあり、消火システムを追加して設置する必要がなく、消火のための投資を節約することができるだけでなく、温度調整システム及び消火システムが占有する体積を減少させることもでき、エネルギー貯蔵型コンテナ装置の内部空間を効率的に利用して筐体内部の単位体積あたりのエネルギー貯蔵容量を増加させることに寄与する。
第2としては、本考案に係るエネルギー貯蔵型コンテナ装置において、二酸化炭素を熱交換用の作業物質として選択し、二酸化炭素のような従来のエネルギーシステムにおける排出廃棄物を利用可能な資源に変換することができ、低炭素・再生可能エネルギーの発展をサポートし、二酸化炭素は自然界に天然に存在し、オゾン破壊係数と地球温暖化係数がほとんどゼロであり、使用過程における排出及び漏出は環境に影響することがなく、且つ二酸化炭素の単位体積あたりの冷房能力が高く、エネルギー貯蔵型コンテナ装置内に設置すれば、温度調整システムに必要な体積を減少させることができる。
第3としては、本考案に係るエネルギー貯蔵型コンテナ装置において、熱交換器は供給管及び戻り管を備え、供給管と戻り管とが少なくとも2つの中間接続管を介して連通し、中間接続管は複数並列に設置されてもよく、熱交換器の熱交換効率を向上させる。
第4としては、本考案に係るエネルギー貯蔵型コンテナ装置において、中間接続管の表面に接続されるフィンは熱交換面積を増加させて熱交換器の熱交換効率を向上させることができる。
第5としては、本考案に係るエネルギー貯蔵型コンテナ装置において、管板内に複数本のマイクロチャネルが設置されてもよく、熱交換器の熱交換性能を更に向上させる。
第6としては、本考案に係るエネルギー貯蔵型コンテナ装置において、貯蔵タンクは配管中の熱交換用の作業物質を補充することができ、熱交換用の作業物質が消費された後にシステムに直ちに補充し、システムを正常運行状態に迅速に回復し、システムが安定して運行できるように確保する。
第7としては、本考案に係るエネルギー貯蔵型コンテナ装置において、各積載体の熱交換器にいずれも電磁弁が独立して設置され、各積載体における温度調整システムが独立して管理でき、集中冷却方式に比べて、超臨界二酸化炭素を放出することにより目標高温セル領域を指向的に調節することができ、局所高温による潜在的な安全上の問題を回避し、積載体間の相互干渉も回避する。
第8としては、本考案に係るエネルギー貯蔵型コンテナ装置において、筐体内に仕切板が設置され、仕切板はセルを保存する積載体と他の制御装置及び冷房装置を仕切ることができ、セルが失火する際に他の装置を損なわないように確保する。
第9としては、本考案に係るエネルギー貯蔵型コンテナ装置において、ファンは積載体の背板に設置され、背板側から積載体に送風することができ、熱交換器と組み合わせて使用すれば、装置の降温効果を更に向上させることができる。
本考案の具体的な実施形態又は従来技術の技術案をより明確に説明するために、以下に具体的な実施形態又は従来技術の記述に必要な図面を簡単に説明するが、明らかに、以下に記載する図面は本考案の実施形態の一例であって、当業者であれば、創造的な労力を要することなく、更にこれらの図面に基づいて他の図面を取得することができる。
本考案の実施例に係るエネルギー貯蔵型コンテナ装置の構造模式図である。 図1におけるエネルギー貯蔵型コンテナ装置の平面図である。 本考案の実施例に係るエネルギー貯蔵型コンテナ装置の積載体の構造模式図1である。 本考案の実施例に係るエネルギー貯蔵型コンテナ装置の積載体の構造模式図2である。 本考案の実施例に係るエネルギー貯蔵型コンテナ装置の熱交換器の構造模式図である。 本考案の実施例に係るエネルギー貯蔵型コンテナ装置の熱交換器の正面図である。 図6におけるA-Aの断面図である。 本考案の実施例に係るエネルギー貯蔵型コンテナ装置のシステム模式図である。
以下に図面を参照しながら本考案の技術案を明確且つ完全に説明し、無論、説明される実施例は本考案の実施例の一部であり、実施例の全部ではない。
本考案の実施例に基づいて、当業者が進歩性のある労働を必要とせずに取得する他の実施例は、いずれも本考案の保護範囲に属する。
本考案の説明において、説明すべきことは、用語「中心」、「上」、「下」、「左」、「右」、「鉛直」、「水平」、「内」、「外」などで示される方位又は位置関係は図面に示される方位又は位置関係であり、本考案を説明しやすくし及び説明を簡素化するためのものに過ぎず、指す装置又は素子が必ず特定の方位を有し、特定の方位で構成及び操作しなければならないことを指示又は暗示するのではなく、従って、本考案を制限するものと理解されるべきではない。また、用語「第1」、「第2」、「第3」は説明のためのものに過ぎず、相対重要性を指示又は暗示するものと理解されるべきではない。
本考案の説明において、説明すべきことは、特に明確に規定及び限定しない限り、用語「取付」、「連結」、「接続」は広義に理解されるべきであり、例えば、固定接続、取り外し可能な接続、又は一体接続であってもよく、機械的接続、電気的接続であってもよく、直接連結、中間素子による間接連結、2つの素子の内部の連通であってもよい。当業者であれば、具体的な状況に応じて上記用語の本考案における具体的な意味を理解することができる。
また、互いに衝突しない限り、以下に説明される本考案の異なる実施形態に関わる技術的特徴は互いに組み合わせられてもよい。
実施例
図1~図8を参照し、本考案の実施例に係るエネルギー貯蔵型コンテナ装置であって、
筐体10と、
筐体10内に設置され、セル30を保存することに適し、熱交換器40が設置される積載体20であって、難燃性を有する熱交換用の作業物質が熱交換器40内を流れ、熱交換器40にリリーフ弁44が設置される少なくとも1つの積載体20と、
熱交換器40に連通し、熱交換用の作業物質を冷却することに適する冷却機50と、
リリーフ弁44に通信接続され、リリーフ弁44の開閉を制御することに適する制御モジュール70と、を備える。
本実施例では、セル30を保存する積載体20が筐体10内に設置され、積載体20に熱交換器40が設置され、熱交換器40は冷却機50に連通し、難燃性を有する熱交換用の作業物質がその内部を流れるとともに、熱交換器40にリリーフ弁44が設置され、熱交換用の作業物質は流動過程において熱交換によりセル30を降温することができるだけでなく、セル30が突発的に失火するとき、熱交換器40のリリーフ弁44が開弁して熱交換用の作業物質を排出し、難燃性を有する熱交換用の作業物質は空気を分離して消火を完了することもでき、温度調整システムにおける熱交換用の作業物質が消火のためのものでもあり、消火システムを追加して設置する必要がなく、消火のための投資を節約することができるだけでなく、温度調整システム及び消火システムが占有する体積を減少させることもでき、エネルギー貯蔵型コンテナ装置の内部空間を効率的に利用して筐体10内部の単位体積あたりのエネルギー貯蔵容量を増加させることに寄与する。
本実施例では、熱交換用の作業物質の材料については具体的に制限せず、流動可能で難燃性を有すればよく、一実施形態として、R-123(CFCHCL)であってもよく、他の実施形態として、熱交換用の作業物質が二酸化炭素である。
本実施例では、二酸化炭素を熱交換用の作業物質として選択し、二酸化炭素のような従来のエネルギーシステムにおける排出廃棄物を利用可能な資源に変換することができ、低炭素・再生可能エネルギーの発展をサポートし、二酸化炭素は自然界に天然に存在し、オゾン破壊係数と地球温暖化係数がほとんどゼロであり、使用過程における排出及び漏出は環境に影響することがなく、且つ二酸化炭素の単位体積あたりの冷房能力が高く、エネルギー貯蔵型コンテナ装置内に設置すれば、温度調整システムに必要な体積を減少させることができる。
本実施例では、冷却機50は供給する二酸化炭素の作業物質の圧力が8MPa~12MPa範囲内にあり、温度が2℃~7℃範囲内にあるように確保し、該作業物質が超臨界状態にあるように確保する。
好適な実施形態として、熱交換器40は供給管41及び戻り管42を備え、冷却機50の出口が供給管41に連通し、冷却機50の入口が戻り管42に連通し、供給管41と戻り管42とが並列に設置される少なくとも2つの中間接続管を介して連通する。
本実施形態では、熱交換器40は供給管41及び戻り管42を備え、供給管41と戻り管42とが少なくとも2つの中間接続管を介して連通し、中間接続管は複数並列に設置されてもよく、熱交換器40の熱交換効率を向上させる。
上記実施形態を基に、1つの好適な実施形態では、少なくとも1つの中間接続管の表面にフィン431が接続されることを参照し、具体的に、図5及び図6を参照し、フィン431は隣接する2つの中間接続管の間に設置され、傾斜して設置され、端部同士が互いに接続されるものであってもよい。
本実施形態では、中間接続管の表面に接続されるフィン431は熱交換面積を増加させて熱交換器40の熱交換効率を向上させることができる。
本実施例では、中間接続管の構造については具体的に制限せず、流体が流れるためのものであればよく、一実施形態として、中間接続管が中空円管であり、他の実施形態として、図7を参照し、中間接続管は管板43であり、管板43内には供給管41と戻り管42とを連通するマイクロチャネル432が設置され、マイクロチャネル432は必要に応じてその直径及び数を調整することができる。
本実施例では、管板43内に複数本のマイクロチャネル432が設置されてもよく、熱交換器40の熱交換性能を更に向上させる。
好適な実施形態として、エネルギー貯蔵型コンテナ装置は、熱交換器40に連通し、熱交換器40内の熱交換用の作業物質を補充することに適する貯蔵タンク60を更に備える。図8を参照し、システムにおける二酸化炭素の圧力が8MPa~12MPaよりも低い場合に開閉弁61が開弁して、貯蔵タンク60内の二酸化炭素をシステムに補充することができる。
本実施形態では、貯蔵タンク60は配管中の熱交換用の作業物質を補充することができ、熱交換用の作業物質が消費された後にシステムに直ちに補充し、システムを正常運行状態に迅速に回復し、システムが安定して運行できるように確保する。
好適な実施形態として、異なる積載体20の熱交換器40は並列に接続され、且ついずれも冷却機50に連通し、冷却機50と異なる積載体20の熱交換器40との間にはいずれも制御モジュール70に通信接続される電磁弁51が設置される。具体的に、図1、図2及び図8を参照し、筐体10内に10個の積載体20が配置され、該10個の積載体20は2列に分けられ、1列に5つあり、メイン供給管とメイン戻り管はそれぞれ2つの分岐に分けられ、それぞれ冷却機50に接続され、各分岐が5つの積載体20の熱交換器40に接続され、二酸化炭素の供給及び還流機能を実現し、各積載体20の熱交換器40が並列に配置され、各熱交換器40にいずれも電磁弁51が設置される。電磁弁51は制御モジュール70の流量制御信号を受信して、全開から全閉まで調節することができ、これにより二酸化炭素の供給量を変更し、二酸化炭素の作業物質は積載体20の熱交換器40を流れてからメイン戻り管を介して冷却機50に戻る。
本実施形態では、各積載体20の熱交換器40にいずれも電磁弁51が独立して設置され、各積載体20における温度調整システムが独立して管理でき、集中冷却方式に比べて、超臨界二酸化炭素を放出することにより目標高温セル領域を指向的に調節することができ、局所高温による潜在的な安全上の問題を回避し、積載体20間の相互干渉も回避する。
好適な実施形態として、筐体10内には制御モジュール70に通信接続される温度センサが設置される。具体的に、温度センサはリリーフ弁44に配置されるサーミスタである。
本実施形態では、温度センサは積載体20におけるセル30の温度を感知することができ、セル30の温度が異常である場合、信号を制御モジュール70に伝達してリリーフ弁44を開弁させる。
好適な実施形態として、筐体10内には制御モジュール70に通信接続されるガス探知器が設置される。具体的に、リリーフ弁44に赤外線ガス探知器が配置される。
本実施形態では、ガス探知器は火災が生じた際にリリーフ弁44が開弁した後、対応する積載体20での二酸化炭素の濃度及び酸素の濃度を持続的に監視することができ、後続の制御モジュール70による弁の開弁状態の制御に参照根拠を提供する。
本実施例では、エネルギー貯蔵型コンテナ装置は、積載体20に置かれ、制御モジュール70に通信接続されるセル30を更に備え、制御モジュール70はセル30を制御して電気エネルギーを貯留させることに適する。
本実施例では、積載体20の構造については具体的に制限せず、一実施形態として、図3及び図4を参照し、積載体20は平行に配列される支持板22をホルダ21で固定してなるものであり、セル30は支持板22に置かれる。具体的に、積載体20は10層の支持板22を備え、各支持板22に12個のセル30が配置される。
本実施例では、セル30はリン酸鉄リチウムセルであってもよく、固体リチウムイオンセルであってもよく、更にナトリウムイオンセルであってもよく、ここで具体的に制限しない。
好適な実施形態として、図1及び図2を参照し、筐体10内に仕切板11が設置され、仕切板11は積載体20と冷却機50を仕切ることができる。同様に、仕切板11は積載体20と制御モジュール70を仕切ることもできる。仕切板11は防火性能を有すればよく、一実施形態として、仕切板11はセメント板であってもよく、他の実施形態として、仕切板は金属板であってもよく、具体的に鋼板であってもよい。
本実施例では、筐体10内に仕切板11が設置され、仕切板11はセル30を保存する積載体20と他の制御装置及び冷房装置を仕切ることができ、セル30が失火する際に他の装置を損なわないように確保する。
上記実施形態を基に、1つの好適な実施形態では、積載体20にファン231が設置される。具体的に、図3を参照し、積載体20の片側に背板23が固定され、ファン231は背板23に設置され、背板23側から積載体20に送風することができ、熱交換器40と組み合わせて使用すれば、装置の降温効果を更に向上させることができる。
上記具体的な実施形態に基づいて、本実施例に係るエネルギー貯蔵型コンテナ装置の動作プロセスは以下のとおりである。
1.失火時の動作状況
熱交換器40の戻り管42及び供給管41にリリーフ弁44が配置され、リリーフ弁44はセル30の温度が失火温度に達することを検出した場合、対応するリリーフ弁44は超臨界二酸化炭素を放出して失火セル30を消火・降温する。消火・降温を完了した後、リリーフ弁44は対応する積載体20領域における二酸化炭素の濃度及び酸素の濃度を持続的に監視し、二酸化炭素を断続的に放出することにより該領域における空気中の酸素の濃度が12%よりも小さく、二酸化炭素の濃度が35%よりも大きいように確保し、該領域が再燃することがないように確保する。
2.通常の動作状況
積載体20の背板23に2組のファン231が設置され、筐体10内の空気は熱交換器40により降温した後、セル30に冷房能力を提供するようにすることができる。リリーフ弁44は対応領域におけるセル30の温度をリアルタイムに監視し、制御モジュール70は温度信号に基づいて背板23に設置されるファン231を調速制御し、これによりセル30の温度に基づいて冷却効果を動的に調節することを実現する。
明らかに、上記実施例は単に明確に説明するために挙げた例であり、実施形態を制限するものではない。当業者にとって、上記説明に基づいて更に他の異なる形式の変化又は変動を行うことができる。ここでは、全ての実施形態を網羅的に例示することができず、その必要もない。そして、これにより想到し得る明らかな変化又は変動は依然として本考案の創造の保護範囲内にある。
10 筐体
11 仕切板
20 積載体
21 ホルダ
22 支持板
23 背板
231 ファン
30 セル
40 熱交換器
41 供給管
42 戻り管
43 管板
431 フィン
432 マイクロチャネル
44 リリーフ弁
50 冷却機
51 電磁弁
60 貯蔵タンク
61 開閉弁
70 制御モジュール

Claims (10)

  1. エネルギー貯蔵型コンテナ装置であって、
    筐体(10)と、
    前記筐体(10)内に設置され、セル(30)を保存することに適し、熱交換器(40)が設置される積載体(20)であって、難燃性を有する熱交換用の作業物質が前記熱交換器(40)内を流れ、前記熱交換器(40)にリリーフ弁(44)が設置される少なくとも1つの積載体(20)と、
    前記熱交換器(40)に連通し、前記熱交換用の作業物質を冷却することに適する冷却機(50)と、
    前記リリーフ弁(44)に通信接続され、前記リリーフ弁(44)の開閉を制御することに適する制御モジュール(70)と、を備えることを特徴とするエネルギー貯蔵型コンテナ装置。
  2. 前記熱交換用の作業物質が二酸化炭素であることを特徴とする請求項1に記載のエネルギー貯蔵型コンテナ装置。
  3. 前記熱交換器(40)は供給管(41)及び戻り管(42)を備え、前記冷却機(50)の出口が前記供給管(41)に連通し、前記冷却機(50)の入口が前記戻り管(42)に連通し、前記供給管(41)と前記戻り管(42)とが並列に設置される少なくとも2つの中間接続管を介して連通することを特徴とする請求項1に記載のエネルギー貯蔵型コンテナ装置。
  4. 少なくとも1つの前記中間接続管の表面にフィン(431)が接続され、
    及び/又は、前記中間接続管は管板(43)であり、前記管板(43)内には前記供給管(41)と前記戻り管(42)とを連通するマイクロチャネル(432)が設置されることを特徴とする請求項3に記載のエネルギー貯蔵型コンテナ装置。
  5. 前記エネルギー貯蔵型コンテナ装置は、前記熱交換器(40)に連通し、前記熱交換器(40)内の熱交換用の作業物質を補充することに適する貯蔵タンク(60)を更に備えることを特徴とする請求項1に記載のエネルギー貯蔵型コンテナ装置。
  6. 異なる前記積載体(20)の前記熱交換器(40)は並列に接続され、且ついずれも前記冷却機(50)に連通し、前記冷却機(50)と異なる前記積載体(20)の前記熱交換器(40)との間にはいずれも前記制御モジュール(70)に通信接続される電磁弁(51)が設置されることを特徴とする請求項1に記載のエネルギー貯蔵型コンテナ装置。
  7. 前記筐体(10)内には前記制御モジュール(70)に通信接続される温度センサが設置され、
    及び/又は、前記筐体(10)内には前記制御モジュール(70)に通信接続されるガス探知器が設置されることを特徴とする請求項1に記載のエネルギー貯蔵型コンテナ装置。
  8. 前記エネルギー貯蔵型コンテナ装置は、前記積載体(20)に置かれ、前記制御モジュール(70)に通信接続されるセル(30)を更に備え、前記制御モジュール(70)は前記セル(30)を制御して電気エネルギーを保存させることに適することを特徴とする請求項1に記載のエネルギー貯蔵型コンテナ装置。
  9. 前記筐体(10)内に仕切板(11)が設置され、前記仕切板(11)は、前記積載体(20)と前記冷却機(50)、及び/又は前記積載体(20)と前記制御モジュール(70)を仕切ることに適することを特徴とする請求項1~8のいずれか1項に記載のエネルギー貯蔵型コンテナ装置。
  10. 前記積載体(20)にファン(231)が設置されることを特徴とする請求項1~8のいずれか1項に記載のエネルギー貯蔵型コンテナ装置。
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