JP3241482U - 自動開閉する中心小屋根構造を備えた折りたたみ式テント - Google Patents

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Abstract

本考案は、自動開閉する中心小屋根構造を備えた折りたたみ式テントを開示し、複数の脚パイプ及び脚パイプの上部に設けられる折りたたみ骨組みを備え、折りたたみ骨組みが複数のポールを含み、複数のポールの一端がいずれも中心トップディスクにヒンジ連結され、中心トップディスクの上部に小屋根用上部ディスク部材が設けられ、中心トップディスクの下部に小屋根用下部ディスク部材が設けられ、小屋根用下部ディスク部材と小屋根用上部ディスク部材との間にリフティングロッドが設けられ、小屋根用下部ディスク部材が折りたたみ式テントの開閉に従って上下に移動可能であり、リフティングロッドによって小屋根用上部ディスク部材を駆動して上下に移動する。本考案は、最適化設計により、小屋根用下部ディスク部材とリフティングロッドの構造を使用し、折りたたみ式テントの開閉を使用してポールの動きを駆動することにより、小屋根用上部ディスク部材の昇降動作を実現し、トップコーナーピースを使用して小屋根用タープを広げ、折りたたみ式テントの二重屋根の自動的な開閉を実現する。【選択図】図1

Description

本考案は、折りたたみ式テントの技術分野、特に、自動開閉する中心小屋根構造を備えた折りたたみ式テントに関する。
折りたたみ式テントは、広告テント又は日よけテントともいい、屋外展示と製品宣伝、フェスティバルとパーティー、展示販売、旅行とレジャー、野外作業、道端の屋台、バラエティーショーなどの一時的なイベントに用いられてもよく、公園・リゾート・景勝地にある長期のレジャー施設としてもよい。折りたたみ式テントでは、折りたたんだり広げたりする必要があるため、通常、内部の中心屋根は単一屋根構造で設計されており、トップ部が密閉構造であり、内部の空気の循環を実現できず、折りたたみテントの全体的な使用安定性に影響する。
このため、CN2828223号公報は、二重屋根付きの折りたたみ式日よけテントを開示し、下部折りたたみ式ルーフフレーム及び下部ルーフ用タープを含み、下部ルーフ用タープが下部ルーフフレームに覆われてそれと連結して中部開口を固定し、上部折りたたみ式ルーフフレームが下部ルーフフレームに可動的に連結され、上部ルーフ用タープが上部ルーフフレームに覆われてそれと連結して固定される。しかし、該構造では、テントを広げたときに、上部折りたたみ式ルーフフレームの一体展開性能がより低下し、同時に、上部折りたたみ式ルーフと下部ルーフフレームとが揺れやすくなり、中心屋根の支持効果が不十分になり、同時に、該構造の展開、コンポーネントの組み立てはより複雑であるため、その全体的な使用効果の低下につながる。
さらに、従来の折りたたみ式テントが折りたたまれた後は、内部の折りたたみ式ルーフの干渉により、その全体積が比較的大きくなり、パッケージのサイズに影響する。また、従来の二重屋根付きの折りたたみ式テントの中心屋根は通常、構造上の制限により、全体のカバー領域が比較的小さく、要件に応じて調整することはできない。従来の上部ルーフフレームは、折りたたまれた後、通常、上部ルーフ用タープに向かって連続的に外側に拡張し、それにより、上部ルーフ用タープに継続的な張力がかかり、長期間使用すると、上部ルーフ用タープが伸びすぎるおそれがあり、折りたたみ式テントを広げると、上部ルーフ用タープにはへこみが発生しやすく、外観に影響する。
同時に、従来の二重屋根構造の折りたたみ式テントは、通常、複数の人が協力して開閉する必要があり、全体の開閉作業が煩雑になり、使用効果に影響する。
本考案の目的は、上記の技術的問題を解決し、折りたたみ式テントの二重屋根の開閉を容易に実現するための、自動開閉する中心小屋根構造を備えた折りたたみ式テントを提供することである。中心ロックと組み合わせることで、折りたたみ式テントの開閉が容易になり、シンプルな構造、低製造コスト、優れた汎用性を特長としている。
本考案によって解決される技術的問題は、以下の技術的解決手段を採用することによって実現することができる。
自動開閉する中心小屋根構造を備えた折りたたみ式テントであって、複数の脚パイプ及び前記脚パイプの上部に設けられる折りたたみ骨組みを備え、前記折りたたみ骨組みが複数のポールを含み、複数の前記ポールの一端がいずれも中心トップディスクにヒンジ連結され、前記中心トップディスクの上部に小屋根用上部ディスク部材が設けられ、前記中心トップディスクの下部に小屋根用下部ディスク部材が設けられ、前記小屋根用下部ディスク部材と前記小屋根用上部ディスク部材との間にリフティングロッドが設けられ、前記小屋根用下部ディスク部材が折りたたみ式テントの開閉に伴って上下に移動でき、リフティングロッドを介して前記小屋根用上部ディスク部材を上下に動かす。
好ましい実施例の1つでは、複数のリンケージレバーをさらに含み、前記リンケージレバーの一端が前記小屋根用下部ディスク部材にヒンジ連結され、他端が前記ポールにヒンジ連結され、単一本のリンケージレバーが単一本のポールと協働して使用される。
好ましい実施例の1つでは、前記リフティングロッドがシングルロッド構造であり、前記リフティングロッドが前記小屋根用下部ディスク部材の中央位置に取り付けられ、前記中心トップディスクの中央位置にリフティングホールが設けられ、前記リフティングロッドが前記リフティングホールを貫通し、前記小屋根用上部ディスク部材の中央位置に固定して取り付けられる。
好ましい実施例の1つでは、前記小屋根用下部ディスク部材の中部に溝穴が設けられ、前記リフティングロッドの底端が前記溝穴内に埋め込まれ、ファスナーで固定される。
好ましい実施例の1つでは、前記溝穴は止まり穴構造である。
好ましい実施例の1つでは、センターシャーシをさらに含み、前記センターシャーシが小屋根用下部ディスク部材の下部に設けられ、前記リフティングロッドが前記小屋根用下部ディスク部材の中央位置にある第1貫通穴を貫通して下へ延在し、前記リフティングロッドの底端が前記センターシャーシにロックされる。
好ましい実施例の1つでは、前記リフティングロッドと前記小屋根用下部ディスク部材は、ファスナーで固定係合され、前記小屋根用下部ディスク部材が折りたたみ式テントの開閉に従ってリフティングロッドを動かし、前記小屋根用上部ディスク部材を上下に移動させることができる。
好ましい実施例の1つでは、前記リフティングロッドは、少なくとも2本のリフティングロッドユニットを含み、前記リフティングロッドユニットの底端が前記小屋根用下部ディスク部材に固定して取り付けられ、前記リフティングロッドユニットのトップ端が前記小屋根用上部ディスク部材に固定して取り付けられ、前記中心トップディスクに複数のリフティングホールが設けられ、単一の前記リフティングロッドユニットが単一の前記リフティングホールを貫通して、1対1に対応して配置されている。
好ましい実施例の1つでは、前記小屋根用下部ディスク部材に複数の取付穴が設けられ、単一の前記取付穴に単一のリフティングロッドユニットが係合して取り付けられる。
好ましい実施例の1つでは、センターシャーシをさらに含み、前記センターシャーシが小屋根用下部ディスク部材の下部に設けられ、中心トップディスクに中心ロックレバーが固定して取り付けられ、前記中心ロックレバーが前記小屋根用下部ディスク部材の中央位置にある第2貫通穴を貫通して下へ延在し、前記中心ロックレバーの底端が前記センターシャーシにロック可能である。
好ましい実施例の1つでは、複数のリフティングロッドユニットが前記中心ロックレバーの外側の周りに設けられ、前記小屋根用下部ディスク部材が折りたたみ式テントの開閉に合わせて、前記中心ロックレバーに沿って上下に摺動する。
好ましい実施例の1つでは、前記ポールにトップコーナーピースがさらに設けられ、前記トップコーナーピースが小屋根用タープの縁部を支持するために使用される。
好ましい実施例の1つでは、前記トップコーナーピースは、第1側壁、第2側壁及び上壁を含み、前記第1側壁、第2側壁、上壁の間に溝が形成され、前記溝の開口が下向きで、前記溝にはポールが嵌合されている。
好ましい実施例の1つでは、前記第1側壁及び第2側壁は、三角形の構造である。
好ましい実施例の1つでは、前記第1側壁及び第2側壁の底部のコーナーがポールにヒンジ連結される。
好ましい実施例の1つでは、前記トップコーナーピースは、折りたたみ式テントの中心に対して外向き及び上方に傾斜して配置される。
上記実施例のいずれかに基づいて、好ましくは、中心トップディスクの上端に嵌合溝が設けられ、前記嵌合溝に小屋根用上部ディスク部材が嵌合して取り付けられる。
上記の実施例に基づいて、好ましくは、小屋根用下部ディスク部材にロックスロットが設けられ、前記ロックスロットがファスナーと協働して使用され、前記ファスナーが前記ロックスロットを貫通してリフティングロッドと固定される。
従来の技術と比べて、本考案は、以下の顕著な利点及び効果を有する。最適化された設計を通じて、本考案は、小屋根用下部ディスク部材及びリフティングロッドの構造を利用し、折りたたみ式テントの開閉によりポールを動かして、小屋根用上部ディスク部材の昇降移動を実現し、トップコーナーピースを設けて小屋根用タープを広げ、折りたたみ式テントの二重屋根の自動開閉を実現し、また、該構造が最適化された後、従来の中心ロック構造と組み合わせて使用可能であり、製造コストを削減でき、汎用性に優れている。
本考案の特徴は、本件の図面及び以下の好ましい実施形態の詳細な説明を参照することによって明確に理解することができる。
本考案の全体的な展開状態の構造概略図の一である。 本考案の半展開状態全体の構造概略図の一である。 図1の部分Aの部分的に拡大された構造の概略図である。 図2の部分Bの部分的に拡大された構造の概略図である。 本考案の小さな中心屋根の構造概略図の一である。 本考案の中心トップディスクの構造概略図の一である。 本考案の小屋根用上部ディスク部材の構造概略図の一である。 本考案の全体的な展開状態の構造概略図の二である。 本考案の全体の半展開状態の構造概略図の二である。 図8の部分Cの部分的に拡大された構造の概略図である。 図9の部分Dの部分的に拡大された構造の概略図である。 本考案のリフティングロッド及び小屋根用上部ディスク部材の取付構造の概略図である。 本考案の小屋根用上部ディスク部材の構造概略図の二である。 本考案の全体的な展開状態の構造概略図の三である。 本考案の全体の半展開状態の構造概略図の三である。 図14の部分Eの部分的に拡大された構造の概略図である。 図15の部分Fの部分的に拡大された構造の概略図である。 本考案の小さな中心屋根の構造概略図の二である。 本考案の中心トップディスクの構造概略図の二である。 本考案の小屋根用上部ディスク部材の構造概略図の三である。 本考案のトップコーナーピースの構造概略図の一である。 本考案のトップコーナーピースの構造概略図の二である。 本考案のタープの全体的な展開状態の構造概略図である。 本考案の全体的な収縮状態の構造概略図である。
本考案の技術的手段、創造的特徴、目的及び効果を理解しやすくするために、以下で、本考案を具体的な図面と併せてさらに説明する。
本考案の説明において、「中心」、「縦方向」、「横方向」、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「垂直」、「水平」、「トップ」、「底部」、「内側」、「外側」という用語の方向又は位置関係は、図面に示されている方向又は位置関係に基づいており、明細書には、具体的な位置関係の説明があるが、参照されるデバイス又は素子が特定の方向、特定の方向構造及び操作を持たなければならないことを示したり暗示したりするのではなく、本考案を説明し、説明を簡略化するのが便宜のためだけである。したがって、本考案を限定するものとして解釈することはできない。同様に、「1つ」、「第1」、「一」、「該」などの類似の単語は、数量制限を意味するのではなく、少なくとも1つがあることを意味する。
(実施例1)
図1~図24に示すように、本考案によって提供された自動開閉する中心小屋根構造を備えた折りたたみ式テントは、複数の脚パイプ2及び脚パイプ2の上部に設けられる折りたたみ骨組み1を含み、折りたたみ骨組み1が複数のポール11を含み、複数のポール11の一端がいずれも中心トップディスク3にヒンジ連結され、折りたたみ式テントの本体構造が従来技術における一般的な構造であり、CN108518121Aに開示されている具体的な折りたたみ式テント構造を参照することができ、CN204609457Uに開示されている具体的な折りたたみ式テント構造を参照することもできる。
具体的には、折りたたみ式テントにおける脚パイプ2には、脚パイプ2に沿って摺動可能なスライド部と、脚パイプ2のトップ部に設けられるトップシートとがさらに含まれ、隣接する脚パイプ2が折りたたみロッドを介して互いにヒンジ連結してヒンジグループを形成し、それぞれスライド部とトップシートとヒンジ連結して、係合装着を実現し、また、一本のポール11は、通常、2本以上の、好ましくは、2本のポールユニットを含み、ポールユニット同士間が互いにヒンジ連結され、ポール11の外端がトップシートにヒンジ連結され、内端が中心トップディスク3にヒンジ連結され、一本のポール11が折りたたみ可能であり、通常、外端にあるポールユニットに斜めバーが設けられ、斜めバーの一端がポールユニットにヒンジ連結され、他端がスライド部にヒンジ連結され、以下では、リンケージレバー71、短いポール12がいずれも、内側に位置して中心トップディスク3にヒンジ連結されるポールユニットに係合して取り付けられ、短いポール12の一端がポールユニットにヒンジ連結され、他端がセンターシャーシ8にヒンジ連結される。
この好ましい実施例では、開示された自動開閉する中心小屋根構造は、小屋根用上部ディスク部材4、リフティングロッド5及び小屋根用下部ディスク部材7を含み、小屋根用上部ディスク部材4が中心トップディスク3の上部、通常、その真上に設けられ、小屋根用下部ディスク部材7が中心トップディスク3の下部、通常、その真下に設けられ、小屋根用下部ディスク部材7と小屋根用上部ディスク部材4との間にリフティングロッド5が設けられ、小屋根用下部ディスク部材7が折りたたみ式テントの開閉に伴って上下に動くことができ、リフティングロッド5を介して小屋根用上部ディスク部材4を上下に動かすことができる。
好ましい実施例の1つでは、中心トップディスク3の上端に嵌合溝32が設けられ、嵌合溝32には小屋根用上部ディスク部材4が嵌合して取り付けられ、全体的な外観を改善することができる。
具体的な実施例において、複数のリンケージレバー71を含み、具体的には、リンケージレバー71の数がポール11の数と一致し、通常、4本があり、8本のポール構造が設けられた折りたたみ式テントもある。例えば、開示番号CN209908072Uで開示された折りたたみ式テント構造には、リンケージレバー71の数が4本又は8本設けられ、通常、トップシートに対応するポール11とともに使用され、リンケージレバー71の一端が小屋根用下部ディスク部材7にヒンジ連結され、他端がポール11にヒンジ連結され、一本のリンケージレバー71と一本のポール11は協働して使用される。該構造設計を最適化することにより、小さな上部及び下部プレート7を駆動して、折りたたみ式テントが開閉される際に、小屋根用下部ディスク部材7を動かすことができる。具体的には、折りたたみ式テントが収縮状態から展開状態になると、各脚パイプ2が互いに分離し、脚パイプ2にあるスライドシートが上方に移動し、それにより、折り畳んだ状態にあるポール11が展開状態に広げられ、ポール11が変化し続け、中心トップディスク3を中心として外側へ展開し続け、それにより、リンケージレバー71は略直立状態から水平状態に変わり、小屋根用下部ディスク部材7を駆動して低い位置から高い位置へ動かし、リフティングロッド5を上に動かし、小屋根用上部ディスク部材4を中心トップディスク3に近い位置から中心トップディスクから離れるように動かし、折りたたみ式テント全体が展開されるまで、小屋根用上部ディスク部材4を続けて上方に動かし、逆の場合、折りたたまれる。
(実施例2)
実施例1に基づいて、図1から13に示すように、この好ましい実施例において、リフティングロッド5がシングルロッド構造であり、リフティングロッド5が小屋根用下部ディスク部材7の中央位置に係合され、中心トップディスク3の中央位置にリフティングホール31が設けられ、リフティングロッド5がリフティングホール31を貫通し、小屋根用上部ディスク部材4の中央位置に固定して取り付けられ、小屋根用下部ディスク部材7の中部に溝穴73が設けられる。溝穴73は止まり穴構造であり、止まり穴構造により、リフティングロッドの取り付けを容易にし、外観の美観性を改善させる。リフティングロッド5の底端が溝穴73内に埋め込まれ、ファスナー72で固定される。ファスナー72が通常、スクリュー又はねじであり、また、固定ピンであってもよい。
好ましくは、小屋根用下部ディスク部材7にロックスロット74が設けられる。ロックスロット74はファスナー72と協働して使用され、ファスナー72がロックスロット74を貫通してリフティングロッド5と固定される。
図1から図6に示すように、この好ましい実施例において、通常、中心ロック構造なしの折りたたみ式テントに適用し、折りたたみ式テントの中部に中心トップディスク3が設けられ、それが小屋根用上部ディスク部材4、リフティングロッド5及び小屋根用下部ディスク部材7と組み合わせて使用され、折りたたみ式テントが収縮状態から展開状態に移動するとき、実施例1の折りたたみ式テントの開閉原理に基づいて、リンケージレバー71の動きにより、小屋根用下部ディスク部材7を上方に動かし、リフティングロッド5をリフティングホール31に沿って上に動かし続け、小屋根用上部ディスク部材4を駆動して上向きに移動させる。この構造設計は、中央ロック構造なしの折りたたみ式テントに適用することができる。
(実施例3)
実施例2に基づいて、図7から図13に示すように、本実施例における折りたたみ式テントは、従来の技術における中心ロック構造付きの折りたたみ式テントと組み合わせて使用され、具体的には、センターシャーシ8をさらに含み、センターシャーシ8が小屋根用下部ディスク部材7の下部に設けられ、センターシャーシ8、中心トップディスク3及びリフティングロッド5により組み合わせて中心ロック構造を構成し、リフティングロッド5が小屋根用下部ディスク部材7の中央位置にある第1貫通穴75を貫通して下へ延在し、リフティングロッド5の底端がセンターシャーシ8にロック可能である。具体的な中心ロック構造は、CN208280719U、CN207260738U、CN212295870U、CN211286916Uを参照してもよい。リフティングロッド5と中心ロックにおける中心レバーは同じ役割を果たし、リフティングロッド5が共通部材として使用され、コストがより低いとともに、構造がより簡単でかつ効果的である。さらに、本実施例では、センターシャーシ8には、通常、短いポール12及びポール11を配置してそれらをヒンジ連結する必要があり、リフティングロッド5の下端がセンターシャーシ8から分離可能であり、リフティングロッド5と小屋根用下部ディスク部材7がファスナー72によって固定され、小屋根用下部ディスク部材7が折りたたみ式テントの開閉に伴ってリフティングロッド5を動かし、小屋根用上部ディスク部材4を上下に動かすことができる。
(実施例4)
実施例1に基づいて、図14から図20に示すように、この好ましい実施例において、リフティングロッド5は、少なくとも2本のリフティングロッドユニット51を含み、リフティングロッドユニット51の底端が小屋根用下部ディスク部材7に固定して取り付けられ、リフティングロッドユニット51のトップ端が小屋根用上部ディスク部材4に固定して取り付けられる。好ましくは、小屋根用下部ディスク部材7に複数の取付穴76が設けられ、単一の取付穴76に単一本のリフティングロッドユニット51が取り付けられる。中心トップディスク3に複数のリフティングホール31が設けられ、単一のリフティングロッドユニット51が単一のリフティングホール31を貫通して、1対1に対応して配置される。本実施例では、好ましくは、リフティングロッド5の数が2本、3本又は4本であってもよい。リフティングロッド5の数が2本である場合、通常、両側に対称的に配置され、リフティングロッド5の数が3本である場合、通常、正三角形の3つの頂角に配置され、リフティングロッド5の数が4本である場合、通常、正方形の四隅に配置される。この構造設計は、中心ロック構造なしの折りたたみ式テントに適用できる。
本実施例では、折りたたみ式テントが収縮状態から外側に展開される場合、実施例1の折りたたみ式テントの開閉原理を参照し、小屋根用下部ディスク部材7が下から高くなるように徐々に移動するにつれて、リフティングロッドユニット51がリフティングホール31に沿って上向きに継続するように駆動され、小屋根用上部ディスク部材4を上に動かす。
(実施例5)
実施例4に基づいて、図14~図20に示すように、本実施例における折りたたみ式テントは、従来の技術における中心ロック構造付きの折りたたみ式テントと共に使用可能であり、具体的には、センターシャーシ8をさらに含み、センターシャーシ8が小屋根用下部ディスク部材7の下部に設けられ、中心トップディスク3に中心ロックレバー9が固定して取り付けられ、中心ロックレバー9が小屋根用下部ディスク部材7の中央位置にある第2貫通穴77を貫通して下へ延在し、中心ロックレバー9の底端がセンターシャーシ8にロック可能である。センターシャーシ8、中心トップディスク3、中心ロックレバー9により組み合わせて中心ロック構造を構成する。中心ロック構造は、具体的には実施例3の従来の技術における中心ロック構造を参照する。小屋根用下部ディスク部材7が折りたたみ式テントの開閉につれて、中心ロックレバー9に沿って上下摺動し、中心ロックレバー9の外側の周りに設けられる複数のリフティングロッドユニット51を利用して、小屋根の自動開閉を実現することができる。複数のリフティングロッドユニット51の配置設計は、実施例4を参照する。
本実施例では、折りたたみ式テントの展開に伴って、センターシャーシ8と小屋根用下部ディスク部材7が同時に下から上に移動し、センターシャーシ8は上に移動し続け、センターロックレバー9とロックされる。小屋根用下部ディスク部材7は上に移動し続け、中心ロックレバーに沿って移動し、中心トップディスク3のリフティングホール31と協働して、リフティングロッドユニット51を上方に動かして、小屋根用上部ディスク部材4を上方に動かす。
(実施例6)
上記の実施例のいずれかに基づいて、図21及び図22に示すように、ポール11には、小屋根用タープの縁部を支持するためのトップコーナーピース6がさらに設けられる。トップコーナーピース6は第1側壁63、第2側壁64及び上壁61を含み、第1側壁63、第2側壁64、上壁61の間に溝62が形成され、溝62の開口が下向きで、ポール11のロッド本体と嵌合される。この構造の設計により、部材の体積が小さくなる。第1側壁63と第2側壁64は、通常、三角形構造であり、第1側壁63と第2側壁64の1つのコーナーがポール11にヒンジ連結される。トップコーナーピース6が折りたたみ式テントの中心に対して、外向き及び上方に傾斜して配置され、トップコーナーピース6の最外端に位置して角状構造に成し、小屋根用タープの縁部との固定が容易になる。通常トップコーナーピース6の数がポール11の数と一致し、好ましくは、4つである。トップコーナーピース6は、小屋根用上部ディスク部材4と共に小屋根用タープの拡張を完了し、二重屋根構造の折りたたみ式テントを実現した。
最適化された設計により、本考案は、小屋根用下部ディスク部材及びリフティングロッドの構造を利用し、折りたたみ式テントの開閉によりポールの動きを駆動し、小屋根用上部ディスク部材の昇降移動を実現し、トップコーナーピースと組み合わせて小屋根用タープを広げ、折りたたみ式テントの二重屋根の自動開閉が実現する。さらに、該構造が最適化された後、従来の中心ロック構造と併用できるため、製造コストを削減し、優れた汎用性がある。
本考案は、その精神又は必要な特徴から逸脱しない他の実施手段によって実施されてもよいことが、技術的常識から知ることができる。したがって、上記で開示された実施手段は、すべての局面において単に例示的なものであり、排他的ではない。本考案の範囲内又は本考案と同等の範囲内のすべての変更は、本考案に含まれる。
1 折りたたみ骨組み
11 ポール
12 短いポール
2 脚パイプ
3 中心トップディスク
31 リフティングホール
32 嵌合溝
4 小屋根用上部ディスク部材
5 リフティングロッド
51 リフティングロッドユニット
6 トップコーナーピース
61 上壁
62 溝
63 第1側壁
64 第2側壁
7 小屋根用下部ディスク部材
71 リンケージレバー
72 ファスナー
73 溝穴
74 ロックスロット
75 第1貫通穴
76 取付穴
77 第2貫通穴
8 センターシャーシ
9 中心ロックレバー

Claims (16)

  1. 自動開閉する中心小屋根構造を備えた折りたたみ式テントであって、
    複数の脚パイプ及び前記脚パイプの上部に設けられる折りたたみ骨組みを備え、前記折りたたみ骨組みが複数のポールを含み、複数の前記ポールの一端がいずれも中心トップディスクにヒンジ連結される、折りたたみ式テントにおいて、
    前記中心トップディスクの上部に小屋根用上部ディスク部材が設けられ、前記中心トップディスクの下部に小屋根用下部ディスク部材が設けられ、前記小屋根用下部ディスク部材と前記小屋根用上部ディスク部材との間にリフティングロッドが設けられ、前記小屋根用下部ディスク部材が折りたたみ式テントの開閉につれて上下に移動でき、リフティングロッドを介して前記小屋根用上部ディスク部材を駆動して、上下に動かすことを特徴とする折りたたみ式テント。
  2. 複数のリンケージレバーをさらに含み、前記リンケージレバーの一端が前記小屋根用下部ディスク部材にヒンジ連結され、他端が前記ポールにヒンジ連結され、一本のリンケージレバーと一本のポールが協働して使用されることを特徴とする請求項1に記載の自動開閉する中心小屋根構造を備えた折りたたみ式テント。
  3. 前記リフティングロッドはシングルロッド構造であり、前記リフティングロッドが前記小屋根用下部ディスク部材の中央位置に取り付けられ、前記中心トップディスクの中央位置にリフティングホールが設けられ、前記リフティングロッドが前記リフティングホールを貫通して、前記小屋根用上部ディスク部材の中央位置に固定して取り付けられることを特徴とする請求項2に記載の自動開閉する中心小屋根構造を備えた折りたたみ式テント。
  4. 前記小屋根用下部ディスク部材の中部に溝穴が設けられ、前記リフティングロッドの底端が前記溝穴内に埋め込まれ、ファスナーで固定されることを特徴とする請求項3に記載の自動開閉する中心小屋根構造を備えた折りたたみ式テント。
  5. センターシャーシをさらに含み、前記センターシャーシが小屋根用下部ディスク部材の下部に設けられ、前記リフティングロッドが前記小屋根用下部ディスク部材の中央位置にある第1貫通穴を貫通して下へ延び、前記リフティングロッドの底端が前記センターシャーシにロック可能であることを特徴とする請求項3に記載の自動開閉する中心小屋根構造を備えた折りたたみ式テント。
  6. 前記リフティングロッドと前記小屋根用下部ディスク部材は、ファスナーによって固定して係合され、前記小屋根用下部ディスク部材が折りたたみ式テントの開閉に従ってリフティングロッドを動かし、前記小屋根用上部ディスク部材を上下に移動させることができることを特徴とする請求項5に記載の自動開閉する中心小屋根構造を備えた折りたたみ式テント。
  7. 前記リフティングロッドは、少なくとも2本のリフティングロッドユニットを含み、前記リフティングロッドユニットの底端が前記小屋根用下部ディスク部材に固定して取り付けられ、前記リフティングロッドユニットのトップ端が前記小屋根用上部ディスク部材に固定して取り付けられ、前記中心トップディスクに複数のリフティングホールが設けられ、単一の前記リフティングロッドユニットが単一の前記リフティングホールを貫通して、1対1に対応して配置されていることを特徴とする請求項2に記載の自動開閉する中心小屋根構造を備えた折りたたみ式テント。
  8. センターシャーシをさらに含み、前記センターシャーシが小屋根用下部ディスク部材の下部に設けられ、前記中心トップディスクに中心ロックレバーが固定して取り付けられ、前記中心ロックレバーが前記小屋根用下部ディスク部材の中央位置にある第2貫通穴を貫通して下へ延在し、前記中心ロックレバーの底端が前記センターシャーシにロック可能であることを特徴とする請求項7に記載の自動開閉する中心小屋根構造を備えた折りたたみ式テント。
  9. 複数のリフティングロッドユニットが前記中心ロックレバーの外側の周りに設けられ、前記小屋根用下部ディスク部材が折りたたみ式テントの開閉につれて、前記中心ロックレバーに沿って上下摺動することを特徴とする請求項8に記載の自動開閉する中心小屋根構造を備えた折りたたみ式テント。
  10. 前記ポールにトップコーナーピースがさらに設けられ、前記トップコーナーピースが小屋根用タープの縁部を支持することを特徴とする請求項1~9のいずれか一項に記載の自動開閉する中心小屋根構造を備えた折りたたみ式テント。
  11. 前記トップコーナーピースは、第1側壁、第2側壁及び上壁を含み、前記第1側壁、前記第2側壁と前記上壁との間に溝が形成されており、前記溝の開口が下向きで、前記溝には前記ポールが嵌合されていることを特徴とする請求項10に記載の自動開閉する中心小屋根構造を備えた折りたたみ式テント。
  12. 前記第1側壁及び前記第2側壁は、三角形の構造であることを特徴とする請求項11に記載の自動開閉する中心小屋根構造を備えた折りたたみ式テント。
  13. 前記第1側壁及び前記第2側壁の底部コーナーに前記ポールがヒンジ連結されることを特徴とする請求項12に記載の自動開閉する中心小屋根構造を備えた折りたたみ式テント。
  14. 前記トップコーナーピースは、折りたたみ式テントの中心に対して外向き及び上方に傾斜して配置されていることを特徴とする請求項11に記載の自動開閉する中心小屋根構造を備えた折りたたみ式テント。
  15. 前記中心トップディスクの上端に嵌合溝が設けられ、前記嵌合溝が小屋根用上部ディスク部材を嵌合して取り付けるために使用されることを特徴とする請求項1~9のいずれか一項に記載の自動開閉する中心小屋根構造を備えた折りたたみ式テント。
  16. 前記小屋根用下部ディスク部材にロックスロットが設けられ、前記ロックスロットがファスナーと協働して使用され、前記ファスナーが前記ロックスロットを貫通して前記リフティングロッドと固定されることを特徴とする請求項1~6のいずれか一項に記載の自動開閉する中心小屋根構造を備えた折りたたみ式テント。
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