JP3241450B2 - 遊技球送り出し機構 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、遊技球を１個ずつ供
給し得るように構成されるパチンコ遊技機等の賞品球排
出装置や玉抜き装置などに適用される遊技球送り出し機
構に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来のパチンコ遊技機において、賞品球
貯留タンクに貯留された多数の遊技球を１個ずつ送り出
す遊技球送り出し機構としては、特開昭６３−１６４９
７７号公報の「パチンコ球の送出し装置」等が提案され
ている。

【０００３】前記公報における遊技球送り出し機構に関
する技術の概要は、次ぎの通りである。即ち、賞品球貯
留タンクから鉛直方向に一列に整列させて供給される遊
技球を１個単位で送り出すことができるように、遊技球
と嵌合する半円状の切欠が形成されたスプロケットを、
当該スプロケットの中心部に設けられるウォーム歯車と
モータに連結されるウォームとの噛合によって所定角度
回転させて、前記スプロケットに嵌合した遊技球を流下
路（シュート）に送り出す構造になっている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
遊技球送り出し機構は、遊技球を１個ずつ送り出すため
にスプロケット，ウォームおよびウォーム歯車を主な構
成要素とし、特にウォームおよびウォーム歯車から成る
所謂ウォーム機構は、遊技球の球圧によるスプロケット
の不要な回転を規制するために必須の構造であるから、
部品点数が多く、構造も複雑となり、またウォームおよ
びウォーム歯車の正確な噛み合わせを行うために、位置
決めに高い精度が要求されるため、組み立て工程および
製品の検査工程が煩雑になるという欠点を抱えていた。
また、前記スプロケットの切欠部には、鉛直方向に１列
に整列されて貯留された遊技球の球圧力が集中して加わ
るため、その球圧力によってスプロケット自体が破損し
たり、前記ウォーム機構に大きなストレスが加わってウ
ォームやウォーム歯車が摩耗し、賞品球の確実な送り出
しができなくなる事態を招く虞があった。

【０００５】そこで、本発明は、上記課題を解決するた
めになされたもので、部品点数を低減でき、構造を簡単
にして組み立て工程等を簡略化でき、しかも遊技球の球
圧力が機構部に直接加わることのない遊技球送り出し機
構を提供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】請求項１の発明は、遊技
球搬入通路を流下する遊技球を１個ずつ流下路側へ送り
出す遊技球送り出し機構において、上記遊技球搬入通路
の下端側に遊技球の平行移動空間を形成したケーシング
を設け、上記平行移動空間により、上記遊技球搬入通路
の下端部と上記流下路の上端部とが横方向に相互に位置
をずらした状態で連通され、該平行移動空間の底部に
は、上記遊技球搬入通路から流下する遊技球を受け止め
て、該遊技球を上記流下路へ案内する平坦な遊技球支承
部が形成され、上記ケーシング内に、駆動装置に軸着さ
れたスクリュー部材が上記遊技球支承部に沿って配設さ
れ、上記スクリュー部材の外周面に形成されたスクリュ
ー状の溝により、上記遊技球支承部上に流下した遊技球
を係合させ、該遊技球を上記スクリュー部材の回転によ
って上記遊技球支承部上を横方向に移動させて上記流下
路の上端側へ１個ずつ移送するように構成したことを特
徴とする。

【０００７】

【作用】この発明によれば、遊技球搬入通路の下端側に
流下した遊技球は、該下端側の平行移動空間内底部の遊
技球支承部上に至ってその流下を制止された後、電気的
駆動源の駆動に伴うスクリュー部材の回転により、スク
リュー部材のスクリュー状の溝に係合されながら、前記
遊技球支承部上をガイドされて前記平行移動空間中を横
方向に移動されて流下路の上端側へ１個ずつ移送され
る。また、スクリュー部材と遊技球支承部がケーシング
内に設けられていることにより、それらスクリュー部材
や遊技球支承部がむき出しにならず、壊れにくい。

【０００８】

【実施例】図１は、この発明の第１実施例に係る遊技球
送り出し機構の概略側面断面図、図２は、その概略平面
断面図、図３は、図２のＡ−Ａ断面図である。尚、本実
施例は、遊技球送り出し機構をパチンコ遊技機の裏機構
の一つである賞品球排出装置に適用した場合について述
べるものとする。図中、１は樹脂成形品或いは金属鋳造
品等で形成されるケーシングであり、その内部には、遊
技球（パチンコ玉）Ｔを一旦停止させて流下路２方向へ
案内する遊技球支承部としての平坦な支承部１ａと、後
述するスクリュー部材５の回転軸の軸受部１ｂおよび１
ｃと、遊技球の平行移動空間４が形成されている。

【０００９】また、ケーシング１の上方には遊技球搬入
通路２が延設され、多数の遊技球Ｔ，Ｔ，Ｔ・・・が当
該遊技球搬入通路２の上端側から自然落下して貯留され
ている。さらに、ケーシング１の下方には前記遊技球の
平行移動空間４に開口部３ａを有する流下路３が接続さ
れ、当該流下路３の所定箇所には、流下路を自然落下し
て流通する遊技球Ｔを検出する遊技球検出手段たるフォ
トセンサ８が配設され、当該フォトセンサ８からの検出
信号を計数する遊技球計数手段たるカウンタ（図示省
略）に電気的に接続されている。尚、前記フォトセンサ
８は、近接センサ等に置き換え可能である。

【００１０】そして、ケーシング１内には、外周面にス
クリュー状の溝５ａを形成した樹脂製の円筒状のスクリ
ュー部材５がその回転軸６を前記軸受部１ａおよび１ｂ
に軸支されると共に、電気的駆動装置（電気的駆動源）
たる電動モータ７に軸着されて配設されている。前記ス
クリュー部材５のスクリュー状の溝５ａは、遊技球（パ
チンコ玉）の外径より僅かに大きな寸法（例えば、１２
ｍｍ）をもって、分割角度１１５度の１条の溝として成
形加工されている。

【００１１】また、スクリュー部材５の全長は、前記遊
技球の平行移動空間４の移動方向の長さが例えば３０ｍ
ｍである場合には、例えばその長さより１０ｍｍ程短い
２０ｍｍに選定され、外径は約２０ｍｍに選定される。
さらに、前記遊技球支承部１ａは、遊技球の移動方向に
約１３ｍｍ、それと直交する方向に約９ｍｍの寸法を有
する長方形の平坦面として形成され、当該遊技球支承部
１ａに支承される遊技球Ｔ１が、丁度スクリュー部材５
のスクリュー状の溝５ａに嵌入するように構成されてい
る。以上が、第１実施例の一例構成である。

【００１２】しかして、本遊技球送り出し機構によっ
て、パチンコ遊技機における賞品球（遊技球Ｔ）を払い
出す場合には、先ず、所定の当り信号等に基づいて電動
モータ７が起動し、当該電動モータ７の駆動力が回転軸
６を介してスクリュー部材５に伝達され、当該スクリュ
ー部材５は矢印Ｆ方向に回動される。

【００１３】そして、遊技球搬入通路２内に鉛直方向に
１列に整列されて多数貯留された遊技球Ｔ，Ｔ，Ｔ・・
・の内、最下段に位置して前記遊技球支承部１ａに支承
されている遊技球Ｔ１は、スクリュー部材５のスクリュ
ー状の溝５ａに噛合（係合）しているため、当該スクリ
ュー部材５のＦ方向への回動によって矢印Ｓ１の方向に
前記スクリュー状の溝５ａにガイドされて平行移動さ
れ、当該遊技球Ｔ１が平行移動空間４に連なる流下路３
の開口部３ａに達すると、遊技球Ｔ１は自重によって矢
印Ｓ２の方向に前記流下路３内を自然落下して、パチン
コ遊技機の前面側に位置する玉供給皿（図示省略）に放
出される。

【００１４】そして、前記過程が繰り返されることによ
り遊技球Ｔ，Ｔ，Ｔ・・・は１個ずつ流下路３に送り出
されることとなる。尚、前記フォトセンサ８によって流
下路３内を通過する遊技球を検出し、その検出信号を遊
技球計数手段でカウントして、所定個数に達した時点で
電動モータ７に停止信号を送信するようにするならば、
賞品球を所定個数だけ正確に払い出すことができる。

【００１５】また、遊技球搬入通路２に貯留された遊技
球Ｔ，Ｔ，Ｔ・・・による球圧力の全ては、ケーシング
１内の前記遊技球支承部１ａに掛かり、スクリュー部材
５および回転軸６や電動モータ７に一切のストレスを及
ぼすことはないので、従来のように球圧によって駆動部
材が破損したり、摩耗を生じたりすることが防止され、
遊技球を常に正確に送り出すことができる。

【００１６】さらに、遊技球Ｔはスクリュー部材５のス
クリュー状の溝５ａに噛合して、回転運動が直接的に移
動方向の直線運動に変換される仕組みであるから、機構
の部品点数も少なくて済み、構造も簡単であるから組み
立て工程も簡略化することができる。

【００１７】また、前述の如く、遊技球搬入通路２内に
貯留される遊技球の球圧や、当該遊技球の移動に伴う垂
直方向の衝撃等は、遊技球支承部１ａで受け止められ、
スクリュー部材５等の送り出し機構に影響を及ぼさない
ため、例えばパチンコ遊技機を揺すったり、叩いたりす
る不正行為が行われても、その振動や衝撃によって誤っ
て遊技球が送り出される虞は皆無であり、保安性に大変
優れている。

【００１８】また、前記実施例ではスクリュー部材に１
条のスクリュー状の溝を形成する場合について説明した
が、これに限らず、図４に示す変形例のように、２組の
遊技球搬入通路２ａ，２ｂと流下路３ａ，３ｂを設け、
当該流下路３ａ，３ｂの開口部への遊技球Ｔ１，Ｔ２の
送り出しタイミングの位相が１８０度異なるスクリュー
状の溝９ａ，９ｂを形成したスクリュー部材９を配設
し、さらに、ケーシング１内には、前記遊技球搬入通路
２ａ，２ｂの夫々に貯留される遊技球Ｔ，Ｔ，Ｔ・・・
を停止し、流下路３ａ，３ｂ方向へ案内する遊技球支承
部１ａおよび１ｄを形成し、前記スクリュー部材９の電
動モータ７の起動による１８０度の回転毎に、各遊技球
搬入通路２ａ，２ｂから交互に遊技球Ｔ１およびＴ２が
１個ずつ平行移動され、各流下路３ａ，３ｂに送り出さ
れる構造としても良い。

【００１９】そして、上記のような構造をとる場合に、
各流下路３ａ，３ｂに遊技球検出手段たるフォトセンサ
８ａ，８ｂを設け、両フォトセンサ８ａおよび８ｂの検
出信号を累計して、所定個数に達した時点で、前記電動
モータ７を停止させるようにするなら、所望の個数の遊
技球を正確に且つ迅速に払い出すことが可能となる。

【００２０】尚、前記スクリュー部材９は、２条の溝９
ａ，９ｂを設けた単体として形成しても良いし、又、先
の実施例で述べた１条の溝を設けたスクリュー部材５を
２個連結して形成しても良い。また、前述のようにスク
リュー部材９のスクリュー状の溝９ａ，９ｂは、夫々遊
技球Ｔ１，Ｔ２の送り出しタイミングの位相が１８０度
ずつずれているため、同時に２個の遊技球が送り出され
ることは無く、パチンコ遊技機の賞品球排出装置のよう
に正確な払い出し球数が要求される装置にも安心して適
用でき、又、先の実施例と同様に各遊技球搬入通路２
ａ，２ｂに貯留される遊技球Ｔ，Ｔ，Ｔ・・・の球圧力
は、夫々遊技球支承部１ａおよび１ｄで受け止められる
ためスクリュー部材９等にストレスが加わることはな
く、部材等の破損や摩耗が防される。

【００２１】また、前記実施例では、本発明に係る遊技
球払い出し機構を、パチンコ遊技機の賞品球排出装置に
適用する場合について説明したが、これに限らず、定量
数の遊技球を貸し出す自動球貸機等に適用することもで
きる。

【００２２】さらに、前記実施例を遊技機に適用する場
合に、前記流下路３を二通路に分岐させて、各通路を選
択的に切り換え得るようにするならば、前記二通路の
内、一方を賞品球排出通路とし、他方を玉抜き通路とし
て使用するようにもできる。

【００２３】一方、図５および図６は、本発明の第２実
施例を示す概略側面断面図並びに概略平面断面図であ
る。尚、前記第１実施例と共通の構成要素については、
同一符号を付し、詳細な説明は省略する。図中１０は、
ケーシングであり、その内部に形成される球の平行移動
空間４に開口する賞品球排出通路３および玉抜き通路１
１が、所定の間隔で並列状態で下方に向けて延設されて
いる。また、ケーシング１０内には前記賞品球排出通路
３と前記玉抜き通路１１の夫々の開口部３ａおよび１１
ａに挟まれるように、遊技球搬入通路２から流下した遊
技球Ｔ１を一旦停止させて流下路３，１１方向へ案内す
る平坦な遊技球支承部１０ａが形成され、又前記第１実
施例で用いたのと同様のスクリュー部材５が軸受部１０
ｂおよび１０ｃによって軸支されており、前記遊技球搬
入通路２から流下した最下段の遊技球Ｔ１が、前記スク
リュー部材５のスクリュー状の溝５ａに噛合（係合）す
るように成されている。

【００２４】そして、当該スクリュー部材５の回転軸６
は電動モータ７に軸着され、当該電動モータ７は所定の
制御系（図示省略）によって正逆回転可能に成されてい
る。また、前記賞品球排出通路３および玉抜き通路１１
には、当該各通路を自然落下して流通する遊技球Ｔを検
出する遊技球検出手段たるフォトセンサ８ｃおよび８ｄ
が配設され、当該各フォトセンサ８ｃ，８ｄからの検出
信号を夫々計数する遊技球計数手段たるカウンタ（図示
省略）に電気的に接続されている。

【００２５】しかして、当該第２の実施例に係る遊技球
送り出し機構によって、賞品球を排出する場合には、所
定の制御系からの信号に基づいて電動モータ７を正転さ
せて、スクリュー部材５を矢印Ｆ１方向に回転させるこ
とにより、スクリュー状の溝５ａに噛合した遊技球Ｔ１
は、矢印Ｓ２方向に平行移送され、賞品球排出通路３の
開口部３ａに達すると、遊技球Ｔ１は自重によって矢印
Ｓ４の方向に前記賞品球排出通路３内を自然落下して、
パチンコ遊技機の前面側に位置する玉供給皿（図示省
略）に放出されることとなる。

【００２６】そして、前記過程が複数回繰り返されるこ
とにより遊技球Ｔ，Ｔ，Ｔ・・・は１個ずつ賞品球排出
通路３に送り出される。尚、前記フォトセンサ８Ｃによ
って賞品球排出通路３内を通過する遊技球Ｔ，Ｔ，Ｔ・
・・を検出し、その検出信号を遊技球計数手段でカウン
トして、所定個数に達した時点で電動モータ７に停止信
号を送信するように構成するならば、賞品球を所望個数
だけ正確に払い出すことができる。

【００２７】一方、遊技球搬入通路２に貯留された遊技
球Ｔ，Ｔ，Ｔ・・・を玉抜きする場合には、所定の制御
系からの信号に基づいて電動モータ７を逆転させて前記
スクリュー部材５をＦ２方向に回転させることによりス
クリュー状の溝５ａに噛合した遊技球Ｔ１は、矢印Ｓ３
の方向に平行移送され、玉抜き通路１１の開口部１１ａ
に達すると、遊技球Ｔ１は自重によって矢印Ｓ５の方向
に前記玉抜き通路１１内を自然落下して回収されること
となる。尚、前記フォトセンサ８ｄによって玉抜き通路
３内を通過する遊技球Ｔ，Ｔ，Ｔ・・・を検出し、例え
ば連続状態で遊技球を検出した後、一定時間遊技球の検
出がない場合に玉抜きが終了したと判定し、その時点で
電動モータ７に停止信号を送信するように構成するな
ら、確実に玉抜きを行うことができる。また、前述のよ
うに賞品球の排出および玉抜きを行う何れの場合にも、
遊技球搬入通路２から流下する遊技球Ｔの球圧力は全て
遊技球支承部１０ａに加わるため、スクリュー部材５等
にストレスがかかることがなく、部材の損傷や摩耗が防
止される。このように、第２実施例の構成は、部品点数
の少ない簡単な構成で、電動モータの正逆回転により賞
品球の排出動作と、玉抜き動作とを選択的に切り換えて
行うことができるようになっているので、非常に有用性
の高い遊技球送り出し機構である。

【００２８】

【発明の効果】この発明によれば、遊技球搬入通路の下
端側に流下した遊技球は、該下端側の平行移動空間内底
部の遊技球支承部上に至ってその流下を制止されるた
め、その遊技球が平行移動空間中をスクリュー部材によ
り横方向に移動される際には、遊技球搬入通路を流下す
る後続の遊技球の流下圧はそのスクリュー部材に殆どか
からないので、その流下圧によってスクリュー部材が破
損したり磨耗したりすることは殆どない。また、その遊
技球搬入通路の下端側に流下して遊技球支承部上に至っ
た遊技球は遊技球搬入通路を流下する後続の遊技球の流
下圧の影響を殆ど受けずに、電気的駆動源の駆動に伴う
スクリュー部材の回転により、平行移動空間に形成され
た遊技球支承部でガイドされてスクリュー状の溝に係合
されながら、前記平行移動空間中を横方向に移動されて
流下路の上端側へ１個ずつ確実に移送される。また、ス
クリュー部材と遊技球支承部がケーシング内に設けられ
ていることにより、それらスクリュー部材や遊技球支承
部がむき出しにならず、壊れにくく、取り扱いも容易と
なる。

【図面の簡単な説明】

【図１】遊技球送り出し機構の第１実施例に係る概略側
面断面図である。

【図２】遊技球送り出し機構の第１実施例に係る概略平
面断面図である。

【図３】図２のＡ−Ａ断面図である。

【図４】第１実施例の変形例を示す概略側面断面図であ
る。

【図５】遊技球送り出し機構の第２実施例に係る概略側
面断面図である。

【図６】遊技球送り出し機構の第２実施例に係る概略平
面断面図である。

【符号の説明】

１ ケーシング １ａ，１ｄ 遊技球支承部 ２，２ａ，２ｂ 遊技球搬入通路 ３，３ａ，３ｂ，１１ 流下路 ４，１０ａ 平行移動空間 ５ スクリュー部材 ５ａ スクリュー状の溝 ７ 電動モータ

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】遊技球搬入通路を流下する遊技球を１個ず
   つ流下路側へ送り出す遊技球送り出し機構において、上記遊技球搬入通路の下端側に遊技球の平行移動空間を
   形成したケーシングを設け、 上記平行移動空間により、上記遊技球搬入通路の下端部
   と上記流下路の上端部とが横方向に相互に位置をずらし
   た状態で連通され、該平行移動空間の底部には、上記遊
   技球搬入通路から流下する遊技球を受け止めて、該遊技
   球を上記流下路へ案内する平坦な遊技球支承部が形成さ
   れ、 上記ケーシング内に、駆動装置に軸着されたスクリュー
   部材が上記遊技球支承部に沿って配設され、上記スクリ
   ュー部材の外周面に形成されたスクリュー状の溝によ
   り、上記遊技球支承部上に流下した遊技球を係合させ、
   該遊技球を上記スクリュー部材の回転によって上記遊技
   球支承部上を横方向に移動させて上記流下路の上端側へ
   １個ずつ移送するように構成したことを特徴とする遊技
   球送り出し機構。