JP3240549U - スイッチ素子 - Google Patents

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玲 李
全 周
佳子 夏井坂
誠 鄭
昌之 武田
巡宇 張
義楊 張
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Abstract

【課題】一体化を実現し、取り付け作業を簡素化し、粘着剤の塗布を必要としない前提で、シール性を確保し、簡単な端子圧入構造によりコスト削減を達成することができるスイッチ素子を提供する。【解決手段】スイッチ素子は、上部に開口するスイッチ収納部と、前記スイッチ収納部が開口する方向とは異なる方向に向かって開口する基板収納部と、前記スイッチ収納部と前記基板収納部との間に設置され、かつ貫通孔を有する仕切板と、を有するハウジングと、前記スイッチ収納部内に設置され、かつ前記スイッチ収納部を封止するスイッチ本体と、前記スイッチ本体の底部に設置され、かつ前記仕切板の貫通孔を通過するスイッチ端子と、前記基板収納部内に設置され、かつ前記スイッチ端子に接続される基板と、前記ハウジングと一体成形される接続部と、前記接続部から延伸して前記基板に接続される接続端子と、を含む。【選択図】図1

Description

本考案は、スイッチ素子に関する。
従来、自動車などの車両において車両のボンネットの近傍に設置されて該ボンネットの開閉状態を検知するためのスイッチ素子が知られている。該スイッチ素子はハウジング、基板、コントロールレバー、スイッチモジュール、封止材、粘着剤などを有する。
従来技術の1つとして、基板型ボンネットスイッチ素子があり、それはスイッチ、ワイヤハーネス、及びコネクタからなる基本構造として形成される。スイッチはワイヤハーネス及びコネクタによりスイッチ素子の外部に接続される。
また、従来技術のもう1つとして、一体型ボンネットスイッチ素子が存在し、それはスイッチ、一体成形されるハウジングとコネクタ、及びワイヤハーネスにより構成される。
しかしながら、従来の基板型ボンネットスイッチ素子では、該スイッチ素子の組み立てには封止材の組み入れ、スイッチモジュールの組み入れ、溶接、粘着剤の塗布、コントロールレバーの組み入れ、コネクタの接続などの工程が必要であり、かつスイッチ、ワイヤハーネス、及びコネクタからなる基本構造を必要とする。よって、部品点数が多く、コストが高く、及び工場出荷後にワイヤハーネスとコネクタの固定を追加で行うことが要されるという問題が生じ得る。また、信頼性を確保するために、組み立て時にスイッチ回路基板に粘着剤を塗布して封止(密封)を行う工程が含まれる。その結果、粘着剤の塗布工程により、長時間の作業、高コスト、低歩留り、良品を確保するための繰り返し作業、粘着剤の毒性などの問題が発生し得る。
一方、従来の一体型ボンネットスイッチ素子では、回路基板を使用しないため、回路が単一で汎用性が低いという問題がある。また、端子がコネクタの位置を取り囲む構造が形成されるので、ワイヤハーネスの樹脂成型を完成させるために手作業が必要であり、コストが高いという問題が存在する。また、依然として粘着剤を塗布することが要されるため、長時間の作業、高コスト、低歩留り、良品を確保するための繰り返し作業、粘着剤の毒性などの問題も存在する。
上述の問題点に鑑み、本考案の目的は、スイッチ素子の一体化を実現し、取り付け作業を簡素化し、かつ、粘着剤の塗布を必要としない前提で、スイッチ素子のシール性を確保し、簡単な端子圧入構造によりコスト削減を達成することができるスイッチ素子を提供することにある。
本考案のよるスイッチ素子は、
スイッチ収納部、基板収納部、及び仕切板を有するハウジングであって、前記スイッチ収納部は上部に開口し、前記基板収納部は前記スイッチ収納部が開口する方向とは異なる方向に向かって開口し、前記仕切板は前記スイッチ収納部と前記基板収納部との間に設けられ、かつ貫通孔を有する、ハウジング、
前記スイッチ収納部内に設置され、かつ前記スイッチ収納部を封止するスイッチ本体;
前記スイッチ本体の底部に設けられ、かつ前記仕切板の貫通孔を通過するスイッチ端子、
前記基板収納部内に設置され、かつ前記スイッチ端子に接続される基板、
前記ハウジングと一体成形される接続部、及び
前記接続部から延伸して前記基板に接続される接続端子を有し、
前記スイッチ端子が接続される前記基板の面は、前記接続端子が接続される前記基板の面と同じ面であり、前記スイッチ端子及び前記接続端子が接続される前記基板の面は、前記基板収納部が開口する方向に向かう前記基板の面である、ことを特徴とする。
これにより、シール性に影響を与えることなく、一体化されるスイッチ素子の構造を実現できるため、取り付け作業を簡素化し、コストを削減する効果を達成できる。また、スイッチ本体及び和カバー部(蓋部)によりハウジングのスイッチ収納部及び基板収納部の開口をそれぞれ封止することで、シール性を向上させる効果を実現できる。また、本考案によるスイッチ素子の取り付け作業では、粘着剤を使用する必要がないので、粘着剤による悪影響を無くすことができる。
本考案によるスイッチ素子は、
前記スイッチ本体は前記基板に設置され、前記スイッチ本体が設置される前記基板の面は、前記スイッチ端子及び前記接続端子が接続される前記基板の面とは異なる面である、ことを特徴とする。
本考案によるスイッチ素子は、
前記基板は接続孔(接続孔部)を有し、前記スイッチ端子は前記接続孔を経由して前記基板に接続され、前記接続端子は、前記スイッチ端子の接続方向に直交する方向において前記基板に接続される、ことを特徴とする。
本考案によるスイッチ素子は、
前記接続端子は前記スイッチ端子の接続方向に平行な方向において前記基板に接続される、ことを特徴とする。
これにより、スイッチ素子の構造をさらに簡素化できるため、取り付け作業を容易にし、コストダウンを実現し得る効果を奏することができる。
本考案によるスイッチ素子は、
前記スイッチ端子は前記基板に溶接される、ことを特徴とする。
本考案によるスイッチ素子は、
前記基板には回路が形成される、ことを特徴とする。
本考案によるスイッチ素子は、
前記ハウジングにはコントロールレバーが取り付けられ、前記コントロールレバーは前記スイッチ本体のキーキャップの上に延伸している、ことを特徴する。
本考案によるスイッチ素子は、
前記スイッチ本体の底部には封止材が設置され、前記スイッチ端子は前記封止材を通過し、前記スイッチ本体は前記封止材により前記スイッチ収納部を封止する、ことを特徴とする。
本考案によるスイッチ素子は、
前記ハウジングの底面にはカバー部が設けられ、前記カバー部はレーザー溶接により前記基板収納部を封止する、ことを特徴とする。
これにより、スイッチ本体及び封止材によってハウジングのスイッチ収納部の開口を封止し、カバー部によってハウジングの基板収納部の開口を封止することができ、他の封止材を使用することなく、スイッチ素子のシール性を向上させることができるため、コスト削減を実現し、取り付け作業を減少させることができる。
本考案によるスイッチ素子は、
前記接続端子が接続される前記基板の面には半田部が設けられ、前記接続部には圧入溝が設置され、前記接続端子は前記圧入溝に圧入され、かつ前記半田部に固定されることで前記基板に接続される、ことを特徴とする。
これにより、圧入荷重を分散させて接続端子の引張強度を向上させることができる。
本考案に係るスイッチ素子によれば、一体化構造を実現できるため、取り付け作業を簡素化し、コストを削減し、シール性を向上させることができる。
実施例1におけるスイッチ素子100を上から見た立体図である。 実施例1におけるスイッチ素子100を下から見た立体図である。 実施例1におけるスイッチ素子100の分解図である。 実施例1におけるスイッチ素子100のハウジング1の上面図である。 図4におけるA-A’線に沿ったハウジング1の断面図である。 実施例1におけるスイッチ素子100のスイッチ本体5の立体図である。 実施例1におけるスイッチ素子100の基板6の立体図である。 実施例1におけるスイッチ素子100の基板6の下面図である。 実施例1におけるスイッチ素子100のハウジング1の正面図である。 図9におけるB-B’線に沿ったハウジング1の断面図である。 図9におけるB-B’線に沿った、ハウジング1に取り付けられた基板6及び接続端子91~93の断面図である。 実施例1におけるスイッチ素子100のカバー部4の立体図である。 カバー部4がハウジング1に固定されたときの断面図である。 実施例2におけるスイッチ素子200の立体図である。 実施例2におけるスイッチ素子200の断面図である。
以下、添付した図面を参照しながら本考案の実施例を詳細に説明する。なお、本明細書及び図面では、実質的に同じ機能を有する構成要素に同じ符号を付することで重複する説明を省略する場合がある。また、本開示では、X1-X2方向、Y1-Y2方向及びZ1-Z2方向を互いに直交する方向とする。また、X1-X2方向及びY1-Y2方向を含む平面をXY平面、Y1-Y2方向及びZ1-Z2方向を含む平面をYZ平面、Z1-Z2方向及びX1-X2方向を含む平面をZX平面とする。さらに、便宜のため、Z1-Z2方向を上下方向とする。
まず、図1~図13をもとに本考案の実施例1について詳しく説明する。図1及び図2は本考案の実施例1におけるスイッチ素子100の立体図である。図3は本考案の実施例1に係るスイッチ素子100の構成の分解図である。
図1~図3に示すように、本考案の実施例1におけるスイッチ素子100はハウジング1、接続部2、コントロールレバー3、カバー部4、スイッチ本体5、基板6などを具備する。
ハウジング1は接続部2と一体成形される。スイッチ本体5はハウジング1の内部に設置され、スイッチ本体5の具体的な設置方法については後述する。コントロールレバー3はハウジング1に取り付けられる。カバー部4はハウジング1を覆って封止し、カバー部4の封止方法については後述する。
具体的には、コントロールレバー3は一端がハウジング1に取り付けられ、他端がスイッチ本体5のキーキャップ51の上に延伸している。コントロールレバー3の他端が外部操作により押下されることで、スイッチ本体5のキーキャップ51を押下できる。本考案では、コントロールレバー3は硬質薄板状材を加工することで形成されるが、コントロールレバー3は車型や対象物に応じて他の形状に形成されても良い。
以下、図4及び図5に基づいてハウジング1について詳細に説明する。図4はハウジング1の上面図である。図5は図4におけるA-A’線に沿ったハウジング1の断面図である。
図5に示すように、ハウジング1はスイッチ収納部11、基板収納部12、及び仕切板13を有する。
スイッチ収納部11は上部に開口する。即ち、本考案の実施例1に係るスイッチ素子100では、スイッチ収納部11は第一方向(Z1方向)に向かって開口することで、スイッチ本体5を収納するための空間を形成し得る。スイッチ本体5はZ1-Z2方向に沿ってスイッチ収納部11の開口からスイッチ収納部11の内部へ取り付けされることで、ハウジング1の内部に設置され得る。
基板収納部12は、スイッチ収納部11が開口する方向(第一方向)とは異なる方向に開口する。例えば、本考案の実施例1におけるスイッチ素子100では、基板収納部12が第二方向(Z2方向)に向かって開口することで、基板6を収納するための空間を形成できる。基板6はZ2-Z1方向に沿って基板収納部12の開口から基板収納部12の内部へ取り付けられることで、ハウジング1の内部に設けることができる。
仕切板13はスイッチ収納部11と基板収納部12との間に配置され、かつ、仕切板13は貫通孔132~134を有する。本考案の実施例1におけるスイッチ素子100では、3つの貫通孔132~134が設けられるが、貫通孔の数はこれに限られず、1つ以上であれば良い。
図6を参照してスイッチ本体5について詳しく説明する。図6はスイッチ本体5の立体図である。
図6に示すように、スイッチ本体5の底部にはスイッチ本体5の下表面から突出したスイッチ端子52~54が設置される。本考案の実施例1に係るスイッチ素子100では、3つのスイッチ端子52~54が設けられるが、スイッチ端子の数はこれに限定されず、1つ以上であれば良い。
スイッチ本体5のスイッチ端子52~54は仕切板13の貫通孔132~134にそれぞれ対応し、かつ、スイッチ端子52~54は仕切板13の貫通孔132~134をそれぞれ通過することで後述の基板6に接続される。
スイッチ本体5は、スイッチ収納部11内に設置されることでスイッチ収納部11の開口を封止する。具体的には、スイッチ収納部11の開口の形状がスイッチ本体5の形状に対応して形成され、スイッチ本体5がスイッチ収納部11の開口を封止することで、第一方向(Z1方向)においてシール効果を発揮できる。あるいは、スイッチ本体5の底部に封止材55(図示せず)を設け、スイッチ本体5をスイッチ収納部11に取り付けるときに、封止材55によりスイッチ収納部11を封止することで、シール効果を発揮しても良い。このときに、スイッチ端子52~54はそれぞれ封止材55を通過し、さらに貫通孔132~134を通過する。封止材55は例えばゴムシール部品であり得るが、他のシール部品又はシール材であっても良く、スイッチ収納部11の開口を封止することでシール性を実現できれば良い。
図7をベースにして基板6を詳細に説明する。図7は基板6の立体図である。
基板6は平板状部品として形成される。基板6はハウジング1の基板収納部12内に設置される。また、基板6は、スイッチ端子52~54及び貫通孔132~134にそれぞれ対応する接続孔62~64を有するように形成され、接続孔62~64は基板6の貫通孔である。接続孔62~64と貫通孔132~134をそれぞれ位置合わせすることで第一方向(Z1方向)に向かう基板6の面が仕切板13に当接し、これによって、基板6は基板収納部12内に設置される。
本考案の実施例1におけるスイッチ素子100では、スイッチ本体5のスイッチ端子52~54は仕切板13の貫通孔132~134をそれぞれ通過し、さらに基板6の接続孔62~64をそれぞれ通過することで、第二方向(Z2方向)に向かう基板6の面から突出する。スイッチ端子52~54は、第二方向に向かう基板6の面において基板6に電気的かつ物理的に接続される。即ち、スイッチ端子52~54が接続される基板6の面は第二方向に向かう基板6の面である。
スイッチ端子52~54は例えば、溶接の方式で第二方向に向かう基板6の面に固定される。スイッチ端子52~54は他の方法により基板6に固定されても良く、スイッチ端子52~54と基板6との電気的かつ物理的な接続を実現できれば良い。
本考案によるスイッチ素子100の基板6には回路及び抵抗65~67が形成される。基板6に形成される回路及び抵抗65~67の様式及び点数は車型や対象物によって異なっても良い。
続いて、図8~図11に基づいて基板6と接続端子91~93との接続方法について詳しく説明する。図8は基板6の下面図である。即ち、図8に示す面は第二方向(Z2方向)に向かう基板6の面である。図9はハウジング1の正面図である。図10は図9におけるB-B’線に沿ったハウジング1の断面図である。図11は図9におけるB-B’線に沿った、ハウジング1に取り付けられた基板6及び接続端子91~93の断面図である。
図8に示すように、基板6は第二方向(Z2方向)に向かう面において半田部681~683が設置される。半田部681~683は後述の接続端子91~93を接続するために用いられる。また、接続部2には、基板6の半田部681~683に隣接する位置で圧入溝21~23が、後述の接続端子91~93を圧入するために形成される。接続端子91~93は細長い平板状に形成され、スイッチ素子100と外部との電気的な接続を行うために用いられる。具体的には、接続端子91~93の一端が圧入溝21~23にそれぞれ圧入され、かつ半田部681~683で(例えば、溶接により)第二方向に向かう基板6の面に固定される。これにより、接続端子91~93は第二方向に向かう基板6の面において基板6に電気的かつ物理的に接続される。圧入溝21~23はそれぞれ、接続端子91~93に対応する形状に形成される。また、本考案によるスイッチ素子100では、接続端子91~93は3つ形成され、半田部681~683及び圧入溝21~23もそれらに対応してそれぞれ3つ形成される。なお、接続端子、半田部、圧入溝の数及び形状は、互いに対応して設置できるものであれば限定されない。
接続端子91~93を接続部2から圧入溝21~23に圧入して半田部681~683に固定することで、接続端子91~93の引張強度を向上させることができる。また、溶接により接続端子91~93を基板6に固定した後に、半田部681~683及び圧入溝21~23により接続端子91~93の位置合わせを行うことができるため、それらの信頼性の高い位置精度を確保することができる。
また、本考案では、基板6に接続される接続端子91~93の一端はそれぞれ、幅が段分けして減少する2段の階段状に形成され、かつ半田部681~683の形状もそれらに対応して2段の階段状に形成される。これにより、接続端子91~93を圧入溝21~23に圧入するときに、2段の階段状の構造により圧入荷重を分散させることで、接続端子91~93の強度を向上させることができる。
これにより、スイッチ本体2はスイッチ端子52~54により基板6の接続孔62~64に接続され、接続端子91~93は基板6の半田部681~683に接続される。スイッチ本体2、基板6、及び接続端子91~93は電気接続を形成し得る。また、スイッチ本体2のスイッチ端子52~54はZ1-Z2方向に沿って基板6の接続孔62~64を通過し、そして、第二方向(Z2方向)に向かう基板6の面において基板6に接続される。また、接続端子91~93は、第二方向に向かう基板6の面に設けられた半田部681~683に接続され、即ち、接続端子91~93は第二方向に向かう基板6の面において基板6に接続される。換言すれば、スイッチ端子52~54が接続される基板6の面は、接続端子91~93が接続される基板6の面と同じ面であり、かつ該面は、ハウジング1の基板収納部12が開口する方向(Z2方向)に向かる基板6の面であり、即ち、第二方向に向かう基板6の面である。
また、スイッチ本体2が第一方向(Z1方向)に面するスイッチ収納部11の開口からハウジング1のスイッチ収納部11の内部に設置されるため、基板6は第二方向(Z2方向)に面する基板収納部12の開口からハウジング1の基板収納部12の内部に設置される。よって、スイッチ本体2は仕切板13を隔てて第一方向に向かう基板6の面に設けられ、この面は、スイッチ端子52~54及び接続端子91~93が接続される基板6の面(第二方向に向かう面)とは異なる面である。
さらに、本考案による実施例1におけるスイッチ素子100では、スイッチ端子52~54はZ1-Z2方向に沿って仕切板13の貫通孔132~134及び基板6の接続孔62~64を通過し、接続端子91~93はY1-Y2方向に沿って圧入溝21~23に圧入されることで基板6に固定される。よって、接続端子91~93と基板6との接続方向はスイッチ端子52~54と基板6との接続方向に直交する。
続いて、図12及び図13をもとにカバー部4について詳細に説明する。図12はカバー部4の立体図である。図13はカバー部4がハウジング1に固定されたときの断面を示す図である。
図12に示すように、カバー部4は硬質板状に形成され、かつ上面視でその形状はハウジング1の基板収納部12の開口の形状に対応するように形成される。これにより、カバー部4をハウジング1の底部に配置することで、ハウジング1の基板収納部12の開口を封止できる。
具体的には、本考案によるスイッチ素子100では、例えば、レーザー溶接によりカバー部4をハウジング1の底部に固定することで、基板収納部12の開口に対しての封止を実現する。あるいは、カバー部4は他の方法によりハウジング1の底部に固定されても良く、基板収納部12の開口を封止することでシール性を実現できれば良い。例えば、粘着剤などを用いてカバー部4を固定して良い。
ここで、レーザー溶接によりカバー部4を固定することを例にして説明を行う。このときに、図13に示すように、カバー部4は、外縁が2段の階段状、即ち、第一階段部41(押圧部)及び第二階段部42(レーザー溶接部)を有するように形成され、ハウジング1の基板収納部にはそれらに対応してストッパ部が形成される。また、ハウジング1のストッパ部は、高さhがカバー部4の第二階段部42の高さHよりも小さくなるように形成され、即ち、第二階段部42がハウジング1に当接するときに、ハウジング1のストッパ部の高さhと第二階段部42の高さHとの差により、第一階段部41とハウジングとの間には隙間が確保され、この間隙の高さはΔH=H-hである。
そのため、レーザー溶接によりカバー部4を固定するときに、例えば、図13における矢印Fで示すように、カバー部4の第一階段部41とハウジング1のストッパ部との間の間隙ΔHを無くすように第一階段部41を押圧しながら、矢印Lで示すように、第二階段部42とハウジング1との当接箇所でレーザー溶接を施す。このときに、第二階段部42の高さHがストッパ部の高さhよりも大きいため、第二階段部42とハウジングとの当接箇所は締まりばめ(interference fit/tight fit)になり、また、レーザー溶接によりカバー部4の第二階段部42の材料は溶融され、ハウジング1に溶接される。これにより、レーザー溶接完了後、間隙ΔHが消去され、第一階段部41がハウジング1のストッパ部に当接し、第二階段部42がハウジング1に溶接固定されることで、カバー部4によりハウジング1の基板収納部12の開口を封止し、シール性を向上させる効果を達成できる。
以下、本考案の実施例1におけるスイッチ素子100の組み立て工程について詳しく説明する。
スイッチ素子100を組み立てるときに、まず、ハウジング1のスイッチ収納部11の開口からスイッチ本体5を組み入れ、このときに、スイッチ本体5のスイッチ端子52~54は仕切板13の貫通孔132~134とそれぞれ位置合わせされる。スイッチ本体5をスイッチ収納部11の開口からハウジング1に組み込むことにより、ハウジング1のスイッチ収納部11の開口をスイッチ本体5で封止できる。即ち、スイッチ本体5の組み立て工程が完了した後に、ハウジング1のスイッチ収納部11の開口は封止されるようになる。
続いて、ハウジング1の基板収納部12の開口から基板6を組み入れ、このときに、基板6の半田部681~683がスイッチ本体5と反対方向(Z2方向)に向かうように基板6は組み入れられ、かつ基板6の接続孔62~64はそれぞれ、スイッチ本体5のスイッチ端子52~54及び仕切板13の貫通孔132~134に位置合わせされる。これにより、基板6はハウジング1の基板収納部12内に組み立てられ、かつスイッチ本体5のスイッチ端子52~54はそれぞれ、貫通孔132~134及び接続孔62~64を通過して基板収納部12の開口方向(Z2方向)に向かう基板6の面から突出する。
次に、例えば、溶接によりスイッチ端子52~54を基板6にそれぞれ固定する。このときに、取り付け過程でスイッチ端子52~54がそれぞれ基板収納部12の開口方向に向かう基板6の面から突出したので、基板収納部12の開口からスイッチ端子52~54に対して容易に溶接作業を施して固定できる。
続いて、接続部2から接続端子91~93を圧入溝21~23にそれぞれ圧入して半田部681~683に固定する。このときに、半田部681~683が基板収納部12の開口方向(Z2方向)に向かう基板6の面に設置されるので、基板収納部12の開口から接続端子91~93に対して簡単に溶接作業を行って固定できる。
このように、スイッチ端子52~54及び接続端子681~683が接続される基板6の面を、基板収納部12が開口する方向(第二方向/Z2方向)に向かう基板6の面とすることで、取り付け作業を簡素化し、コストを削減する効果を実現できる。
次に、スイッチ本体5(スイッチ端子52~54)及び接続端子681~683を溶接により基板6にそれぞれ固定し、即ち、三者の間は電気的な接続及び物理的な接続を実現する。このときに、例えば、レーザー溶接によりカバー部4をハウジング1の基板収納部12の開口に固定することで、該開口を封止できる。
このように、スイッチ本体5が設置される基板6の面を、スイッチ端子52~54及び接続端子681~683が接続される基板6の面とは異なる面とすることにより、まず、ハウジング1のスイッチ収納部11の開口をスイッチ本体5で封止し、次に、すべての組み立て工程を完了した後に、ハウジング1の基板収納部12の開口をカバー部4により封止することでハウジング1を封止することを実現できる。これにより、シール性を向上させる効果を達成できる。
本考案の実施例1におけるスイッチ素子100により、一体化構造を実現し、取り付け作業を簡素化できるため、コストを削減し、シール性を向上させることができる。
以下、図14及び図15を参照して本考案の実施例2に係るスイッチ素子200について説明する。図14は実施例2におけるスイッチ素子200の立体図である。図15は実施例2に係るスイッチ素子200の断面図である。なお、以下の説明では、実施例2におけるスイッチ素子200と、実施例1に係るスイッチ素子100との相違点のみを説明し、同じ部分の説明を省略する。
実施例1におけるスイッチ素子100では、接続端子681~683はY1-Y2方向に沿って基板6の半田部681~683に接続され、スイッチ端子52~54はZ1-Z2方向に沿って基板6の接続孔62~64を通過して基板6に接続される。即ち、接続端子681~683と基板6との接続方向は、スイッチ端子52~54と基板6との接続方向に直交する。
対して、図14及び図15に示すように、本考案の実施例2におけるスイッチ素子200は、コントロールレバー201、スイッチ本体202、ハウジング203、カバー部204、ハウジング203と一体成形された接続部205、スイッチ端子202A~202C、基板206、及び接続端子205A~205Cを具備する。
スイッチ端子202A~202CはZ1-Z2方向に沿って延伸してスイッチ本体5の底面からZ2方向に向かって突出する。実施例1におけるスイッチ素子100とは異なり、実施例2に係るスイッチ素子200の基板206は、YZ面に平行であり、即ち、スイッチ端子202A~202Cの延伸方向に平行であるように設置される。接続端子205A~205Cは、Z1-Z2方向に沿って延伸しており、一端がZ2方向において基板206に接続される。
これにより、接続端子205A~205Cと基板206との接続方向は、スイッチ端子202A~202Cと基板206との接続方向に平行となる。
本考案の実施例2におけるスイッチ素子200により、スイッチ素子の構造をさらに簡素化できるため、取り付け作業を容易にし、コストを削減することができる。
以上、本考案の好ましい実施形態を説明したが、本考案はこの実施形態に限定されず、本考案の趣旨を離脱しない限り、本考案に対するあらゆる変更は本考案の技術的範囲に属する。
100 スイッチ素子
1 ハウジング
11 スイッチ収納部
12 基板収納部
13 仕切板
132~134 貫通孔
2 接続部
21~23 圧入溝
3 コントロールレバー
4 カバー部
41 第一階段部
42 第二階段部
5 スイッチ本体
51 キーキャップ
52~54 スイッチ端子
55 封止材(未図示)
6 基板
62~64 接続孔
65~67 抵抗
681~683 半田部
91~93 接続端子
200 スイッチ素子
201 コントロールレバー
202 スイッチ本体
202A~202C スイッチ端子
203 ハウジング
204 カバー部
205 接続部
205A~205C 接続端子
206 基板

Claims (10)

  1. 上部に開口するスイッチ収納部と、前記スイッチ収納部が開口する方向とは異なる方向に向かって開口する基板収納部と、前記スイッチ収納部と前記基板収納部との間に設置され、かつ貫通孔を有する仕切板と、を有するハウジングと、
    前記スイッチ収納部内に設置され、かつ前記スイッチ収納部を封止するスイッチ本体と、
    前記スイッチ本体の底部に設置され、かつ前記仕切板の貫通孔を通過するスイッチ端子と、
    前記基板収納部内に設置され、かつ前記スイッチ端子に接続される基板と、
    前記ハウジングと一体成形される接続部と、
    前記接続部から延伸して前記基板に接続される接続端子と、
    を含み、
    前記スイッチ端子が接続される前記基板の面は、前記接続端子が接続される前記基板の面と同じ面であり、
    前記スイッチ端子及び前記接続端子が接続される前記基板の面は、前記基板収納部が開口する方向に向かう前記基板の面である、
    ことを特徴とするスイッチ素子。
  2. 前記スイッチ本体は前記基板に設置され、前記スイッチ本体が設置される前記基板の面は、前記スイッチ端子及び前記接続端子が接続される前記基板の面とは異なる面である、
    ことを特徴とする請求項1に記載のスイッチ素子。
  3. 前記基板は接続孔を有し、前記スイッチ端子は前記接続孔を通過して前記基板に接続され、前記接続端子は前記スイッチ端子と前記基板との接続方向に直交する方向において前記基板に接続される、
    ことを特徴とする請求項2に記載のスイッチ素子。
  4. 前記接続端子は前記スイッチ端子と前記基板との接続方向に平行な方向において前記基板に接続される、
    ことを特徴とする請求項1に記載のスイッチ素子。
  5. 前記スイッチ端子は前記基板に溶接される、
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載のスイッチ素子。
  6. 前記基板には回路が形成される、
    ことを特徴とする請求項5に記載のスイッチ素子。
  7. 前記ハウジングにはコントロールレバーが取り付けられ、前記コントロールレバーは前記スイッチ本体のキーキャップの上に延伸している、
    ことを特徴とする請求項6に記載のスイッチ素子。
  8. 前記スイッチ本体の底部には封止材が設置され、前記スイッチ端子は前記封止材を通過し、前記スイッチ本体は前記封止材により前記スイッチ収納部を封止する、
    ことを特徴とする請求項7に記載のスイッチ素子。
  9. 前記ハウジングの底面にはカバー部が設置され、前記カバー部はレーザー溶接により前記基板収納部を封止する、
    ことを特徴とする請求項8に記載のスイッチ素子。
  10. 前記接続端子が接続される前記基板の面には半田部が設置され、前記接続部には圧入溝が設置され、前記接続端子は前記圧入溝に圧入され、かつ、前記半田部に固定されて前記基板に接続される、
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載のスイッチ素子。
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