JP3240354U - 折畳目印付布帛 - Google Patents

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Figure 0003240354000001
【課題】例えば、ハンカチーフとして使用する場合に、未使用の面に使用済み面が重なってしまうのを回避し得る衛生面に優れた折畳目印付布帛を提供する。また、例えば、ハンカチーフとして使用するに際して、楽しみつつハンカチーフを使用することも可能な折畳目印付布帛を提供する。
【解決手段】使用済面を内側に折り畳み、使用済面が外側に現れないように使用するための折畳前の形状が矩形であるハンカチーフ0200であって、使用済面と、未使用面とが識別できる目印としての矩形模様における境界である二つ折り境界線0211と、四つ折り境界線0212と、八つ折り境界線0213と、十六折り境界線0214とが付された構成としている。
【選択図】図2A

Description

実用新案法第11条において準用する特許法第30条第2項適用申請有り ▲1▼ ウェブサイトの掲載日 令和3年11月2日 公開者 株式会社PR TIMES(東京都港区赤坂1-11-44 赤坂インターシティ8F) ウェブサイトのアドレス https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000016802.html ▲2▼ ウェブサイトの掲載日 令和3年11月3日 公開者 株式会社中川政七商店(奈良県奈良市東九条町1112-1) ウェブサイトのアドレス https://motta-handkerchief.jp/ ▲3▼ ウェブサイトの掲載日 令和3年11月3日 公開者 株式会社中川政七商店(奈良県奈良市東九条町1112-1) ウェブサイトのアドレス https://nakagawa-masashichi.jp/ ▲4▼ 販売日 令和3年11月3日 販売者 株式会社中川政七商店(奈良県奈良市東九条町1112-1) 公開場所 中川政七商店 直営店舗 公開内容 商品の販売
本考案は、例えば、折り畳んでポケットに入れたりハンドバッグに収めたりして持ち歩き、使用する際に必要量或いは全て拡げて手を拭いたり汗をぬぐったりするハンカチーフとして使用する折畳布帛に関する。
従来において、例えば、ハンカチーフとして用いられる折畳布帛は、その大半が正方形状か長方形状を成しており、実用性に富んだものや、デザイン性に優れた様々な柄・色彩のものが多数存在する。このような折畳布帛としては、綿,絹,麻(リネン)等の吸水性に優れた繊維素材から成るものが広く流通しており、最近では、これらの繊維素材に抗菌加工を施したものも販売されている。
このようなハンカチーフとして用いられる折畳布帛において、折り畳み方や折り畳み回数等の折り畳みの態様に特に決まりはないが、正方形状或いは長方形状を成している場合には、四方を囲む辺のうちの互いに対向する辺同士を合わせる折り畳み操作を複数回(四つ折りの際は2回、八つ折りの際は3回、十六折りの際は4回)行って折り畳むことが多い。
ここで、折畳布帛で手を拭いたり汗を拭ったりする際には、通常、上記のように折り畳んだ折畳布帛を一旦必要な分だけ拡げて使用する或いは全て拡げて使用するが、例えば、手拭きに使用した場合には、使用済み面でポケット内やバッグ内が濡れないようにするために、折畳布帛をその使用済み面のほぼ中央を境にして内側に折り畳むことで、使用済み面が露出しないようにすることが一般的である。
しかしながら、上記のようにして折り畳んだ折畳布帛において、使用回数が少ないうちは未使用の面と使用済み面とを識別することができるものの、使用を何度も繰り返すうちに、折り目があやふやになって未使用の面と使用済み面との区別がつかなくなってしまう(何処が使用済み面なのか判らなくなってしまう)ことが多い。
従来において、このような折り目があやふやになるといった欠点を解消した折畳布帛としては、例えば、特許文献1に記載されたハンカチーフがある。
図1Aに示すように、このハンカチーフ0100は、正方形状のハンカチーフであり、縦方向にはプリーツ加工による縦方向山折り目0101と縦方向谷折り目0102とが所定の間隔で設けられていると共に、横方向にはプリーツ加工による横方向山折り目0103と横方向谷折り目0104とが所定の間隔で設けられている。
そして、このハンカチーフ0100では、 図1B,1Cに示すように、まず、縦方向山折り目0101と縦方向谷折り目0102とに沿って折り畳み、次いで、図1Dに示すように、横方向山折り目0103と横方向谷折り目0104とに沿って折り畳むことで、図1Eに示すように、折り畳んだ状態のハンカチーフ0100が形成されるようになっている。
実用新案登録3231140号
上記した従来のハンカチーフ0100では、縦方向山折り目0101,縦方向谷折り目0102,横方向山折り目0103及び横方向谷折り目0104の各折り目にプリーツ加工がそれぞれ施されているので、手を拭いたり汗を拭ったりする使用を繰り返したとしても、折り目があやふやになることがなく、畳みやすく且つ拡げやすいといったこのハンカチーフ0100特有の機能が損なわれることがない。
ところが、従来のハンカチーフ0100では、縦方向山折り目0101,縦方向谷折り目0102,横方向山折り目0103及び横方向谷折り目0104の各折り目にプリーツ加工が施されているがゆえに、常に同じ状態で折り畳まれることになる。すなわち、互いに重なり合う面が常に同じになる。
そのため、手を拭いたり汗を拭ったりした後の折り畳み時において、未使用の面に使用済み面が重なってしまうケースが生じてしまい、衛生上好ましくないという問題がある。
特に、近年においては新型コロナウイルスなどの感染症が流行し、感染者が触ったドアノブや、エレベータのボタンなどを直接手で触ることで感染が拡大するとも言われている。そこで、ドアノブや、エレベータのボタンなどを触る際にハンカチーフなどを介して間接的に触り、感染を予防する人も出てきている。しかしながら、万が一、そのドアノブや、エレベータのボタンなどがウイルスなどで汚染されていた場合には、それに触れたハンカチーフの部分も汚染されることとなり、その部分を手で触ると結果としてドアノブやエレベータのボタンを触ったのと同じことになってしまうという問題があり、これを解決することが従来の課題となっていた。
本考案は、上記した従来の課題に着目して成されたもので、例えば、ハンカチーフとして使用する場合に、未使用の面に使用済み面が重なってしまうのを回避することができる衛生面に優れた折畳目印付布帛を提供することを目的としている。
以上の課題を解決するため、第一の考案において、使用済面を内側に折り畳み、使用済面が外側に現れないように使用するための布帛であって、使用済面と、未使用面とが識別できる目印が付された折畳目印付布帛を提供する。
また、第二の考案において、前記目印は、布帛本体に付された矩形模様であるように構成されている折畳目印付布帛を提供する。
さらに、第三の考案において、布帛の使用目的は、タオル、ハンカチ、手ぬぐい、バンダナのいずれかである折畳目印付布帛を提供する。
さらにまた、第四の考案において、折畳前の形状は、矩形、円形、楕円形のいずれかであるように構成されている折畳目印付布帛を提供する。
本件考案によれば、例えば、ハンカチーフとして使用する場合に、未使用の面に使用済み面が重なってしまうのを回避することができ、その結果、衛生面で優れたものとすることが可能であるという効果を奏する。また、例えば、ハンカチーフとして使用するに際して、使用済面と、未使用面とが識別できる目印が複数の柄を区分けする境界である場合には、小さく折り畳む毎に外側に現われる柄を変えることができるので、楽しみつつハンカチーフを使用することが可能となる。
従来の折畳布帛であるハンカチーフの正面図 図1Aのハンカチーフを縦方向山折り目及び縦方向谷折り目に沿って折り畳む際の状況を示す斜視図 図1Aのハンカチーフを縦方向山折り目及び縦方向谷折り目に沿って折り畳んだ状態の斜視図 図1Cに示すハンカチーフを横方向山折り目及び横方向谷折り目に沿って折り畳む際の状況を示す斜視図 図1Aのハンカチーフを折り畳んだ状態の斜視図 本件考案に係る折畳目印付布帛の実施例1におけるハンカチーフの表面図 本件考案に係る折畳目印付布帛の実施例1におけるハンカチーフの裏面図 図2A,2Bのハンカチーフを二つ折りする状況を示す裏面側からの斜視図 二つ折りしたハンカチーフを四つ折りする状況を示す斜視図 四つ折りしたハンカチーフを八つ折りする状況を示す斜視図 八つ折りしたハンカチーフを十六折りする状況を示す斜視図 十六折りに折り畳んだハンカチーフの斜視図 実施例1におけるハンカチーフの一変形例を示す表面図 実施例1におけるハンカチーフの他の変形例を示す表面図 実施例2の折畳目印付布帛であるハンカチーフの表面図 図3Aのハンカチーフを二つ折りする状況を示す裏面側からの斜視図 二つ折りしたハンカチーフを四つ折りする状況を示す斜視図 四つ折りしたハンカチーフを八つ折りする状況を示す斜視図 八つ折りに折り畳んだハンカチーフの斜視図 実施例3の折畳目印付布帛であるハンカチーフの正面図 図4Aのハンカチーフを二つ折りする状況を示す裏面側からの斜視図 二つ折りしたハンカチーフを四つ折りする状況を示す斜視図 四つ折りに折り畳んだハンカチーフの斜視図
以下に本考案の実施例を説明する。実施例1は主に請求項1~4、実施例2,3はいずれも主に請求項4について説明している。なお、本考案はこれらの実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得る。
≪実施例1≫
本実施例は、主に請求項1~4に関する。
<実施例1 概要>
本実施例に係る折畳目印付布帛は、手を拭いたり汗をぬぐったりするのに用いるハンカチーフであり、使用済の面と未使用の面とを識別することができる目印を付した構成したことを特徴としている。
ここで「目印」とは、使用済の面と未使用の面とを識別可能なものであればなんでもよく、異なる色彩や模様(模様毎に背景色が異なるものや、模様が繊細でその模様領域間の境界を想起できるものなど)で構成された矩形の境界や、同一の色彩で構成された面に付された実線、点線、その他の線であってもよく、あるいは、境界線を想起させる目印、例えば●と●とを結ぶ線が想起されるマークのようなものである。なお、●は一例であって、他のマーク、記号などであってもよい。
このように構成することで、ドアノブやエレベータのボタンを触ったハンカチーフの使用済の面を常に内側にしてハンカチーフを折り畳むことが容易に行え、手がその使用済の面や部分に誤って触れないようにすることで、ハンカチーフを介して間接的にウイルス感染することを回避することができる。
また、例えば、ハンカチーフとして使用するに際して、使用済面と、未使用面とが識別できる目印が複数の柄を区分けする境界である場合には、小さく折り畳む毎に外側に現われる柄を変えることができる。
本実施例のハンカチーフは、使用済の面と未使用の面とを識別することができるので、未使用の面に使用済み面が重なってしまうのを回避し得ることとなり、したがって、衛生面で好ましいものとなる。加えて、楽しみつつハンカチーフを使うこともできる。
<実施例1 構成>
図2Aの表面図及び図2Bの裏面図に示すように、本実施例の折畳目印付布帛としてのハンカチーフ0200は正方形状を成しており、綿,絹,麻(リネン)等の吸水性に優れた繊維素材から成っている。このハンカチーフ0200において、大きさは特に限定しないが、後述するように十六折りに折り畳んだ状態でスラックスのバックポケットやジャケットの収まるサイズ程度とすることが望ましい。
このハンカチーフ0200の表面又は/及び裏面(本実施例では表面)には、大小複数の矩形領域で構成される矩形模様が付されている。この矩形模様は、ハンカチーフを使用した後に再度折り畳むに際して、使用済面と未使用面とを識別するための目印となるものであり、この実施例では、矩形模様における複数の矩形領域の境界である境界線を目印としている。すなわち、図2A上下方向中央に位置する二つ折り境界線0211と、図2A下半面における左右方向中央に位置する四つ折り境界線0212と、図2A左下四分の一面における上下方向中央に位置する八つ折り境界線0213と、図2A左下八分の一面における左右方向中央に位置する十六折り境界線0214とを目印としている。
このハンカチーフ0200では、矩形模様における複数の矩形領域の境界である各境界線0211,0212,0213,0214を折目にして折り畳むことで、使用済面が外側に現れないようにしている。
具体的には、拡げた状態のハンカチーフ0200の、例えば、裏面を使用した場合、このハンカチーフ0200を裏面側から見た図2Cの斜視図に示すように、使用済面の四方を囲む辺のうちの互いに対向する辺0201,0201同士を合わせて(辺0201,0201を図示矢印方向に互いに移動させて)使用済面を内側に折り畳むことで、すなわち、目印である矩形模様の境界線が現れている表面側において二つ折り境界線0211で山折りして二つ折りすることで、使用済面が外側に現れないようにしている。
また、このように二つ折りしたハンカチーフ0200を使用する場合には、図2Dの二つ折りしたハンカチーフ0200の斜視図に示すように、二つ折りしたハンカチーフ0200の外側に現れている二つの面のうちの矩形模様の矩形領域を区分けする境界線が現れていない一面(図示奥側面)を使用して使用済面とし、この使用済面の四方を囲む辺のうちの互いに対向する辺0202,0202同士を合わせて(辺0202,0202を図示矢印方向に互いに移動させて)使用済面を内側に折り畳むことで、すなわち、目印である矩形模様の境界線で区切られた矩形領域が現れている他面側(図示手前側面)において四つ折り境界線0212で山折りして四つ折りすることで、使用済面が外側に現れないようにしている。
さらに、四つ折りしたハンカチーフ0200を使用する場合には、図2Eの四つ折りしたハンカチーフ0200の斜視図に示すように、四つ折りしたハンカチーフ0200の外側に現れている二つの面のうちの矩形模様の矩形領域を区分けする境界線が現れていない一面(図示奥側面)を使用して使用済面とし、この使用済面の四方を囲む辺のうちの互いに対向する辺0203,0203同士を合わせて(辺0203,0203を図示矢印方向に互いに移動させて)使用済面を内側に折り畳むことで、すなわち、目印である矩形模様の境界線で区切られた矩形領域が現れている他面側(図示手前側面)において八つ折り境界線0213で山折りして八つ折りすることで、使用済面が外側に現れないようにしている。
さらにまた、八つ折りしたハンカチーフ0200を使用する場合には、図2Fの八つ折りしたハンカチーフ0200の斜視図に示すように、八つ折りしたハンカチーフ0200の外側に現れている二つの面のうちの矩形模様の矩形領域を区分けする境界線が現れていない一面(図示奥側面)を使用して使用済面とし、この使用済面の四方を囲む辺のうちの互いに対向する辺0204,0204同士を合わせて(辺0204,0204を図示矢印方向に互いに移動させて)使用済面を内側に折り畳むことで、すなわち、目印である矩形模様の境界線で区切られた矩形領域が現れている他面側(図示手前側面)において十六折り境界線0214で山折りして図2Gの斜視図に示すように十六折りすることで、使用済面が外側に現れないようにしている。
<実施例1 使用手順>
ここで、上記した本実施例に係る折畳目印付布帛としてのハンカチーフ0200の使用手順を説明する。なお、本実施例ではハンカチーフ0200の表面には矩形模様が描かれているが、裏面には無地で矩形模様が描かれていないものを想定して説明をする。
まず、最初の使用に際しては、図2A,図2Bに示すように、全面拡げた状態のハンカチーフ0200の目印である矩形模様の矩形領域を区分けする境界線が現れていない面(裏面)を使用し、使用後において、図2Cに示すように、矩形模様の二つ折り境界線0211を表面側で山折りして、使用済面の互いに対向する辺0201,0201同士を合わせて二つ折りすることで、使用済面が外側に現れないようにする。この際、矩形模様の矩形領域を区分けする複数の境界線のうちのどの境界線を選択するかは、どの境界線を利用すれば元の半分の面積になるかによって選択する。この場合には、元の半分の面積となるための境界線0211を選択する。以下においても同様である。
このようにして二つ折りにしたハンカチーフ0200を、次の使用前にポケットなどにコンパクトに収納するためにさらに折り畳んで四つ折りにする場合には、矩形模様の矩形領域を区分けする境界線が現れている他面(図2D手前側面)を内側にして折り畳むことで、この他面が外側に現れないようにする。そして、必要に応じて八つ折り、十六折りに折り畳む。
本実施例のように、使用済の面同士が重なり合うようにして折り畳む場合、本来、折り畳んだハンカチーフ0200のいずれかの面に常に矩形模様の境界線が観察されるように折り畳むが、上述のように、いずれの面にも矩形模様の境界線が観察されないように折り畳むのは、「未使用の面が重なりあって折り畳まれている」ということが判るようにするためである。したがって、折り畳まれてポケットなどに収納されているハンカチーフ0200を観察したときに、いずれの面にも矩形模様の境界線が現れていない場合には、矩形模様の境界線がいずれかの面に現れるまでハンカチーフを拡げ続けて行けばよいこととなる。
具体的には、例えば十六折りに折り畳んだハンカチーフ0200を再使用する場合、折り畳んだハンカチーフ0200を拡げて八つ折り、四つ折りを経て二つ折りの状態(図2Dに示す状態)に戻すまでは、ハンカチーフ0200の目印である矩形模様の矩形領域を区分けする境界線のある他面が外側に現れてこないことになる。
つまり、矩形模様の矩形領域を区分けする境界線のある他面が現れることで、二つ折りにしたハンカチーフ0200の内側に折り畳まれている面が使用済面であると認識することができるので、使用済面を誤って拡げて触れてしまうことを回避することができる。
次に、上記のようにして折り畳んだ1回使用のハンカチーフ0200を再度使用するに際しては、例えば二つ折りよりもさらに折り畳んでポケットなどに収納している場合、折り畳んだハンカチーフ0200を矩形模様の矩形領域を区分けする境界線のある他面が現れる二つ折りの状態(図2Dに示す状態)まで拡げる。そして、この二つ折りの状態のハンカチーフ0200の目印である矩形模様の矩形領域を区分けする境界線が現れていない一面(図示奥面)を使用し、使用後において、矩形模様の四つ折り境界線0212を他面側(図示手前側面)で山折りして、使用済面の互いに対向する辺0202,0202同士を合わせて四つ折りすることで、使用済面が外側に現れないようにする。
このようにして四つ折りにしたハンカチーフ0200を、次の使用前にポケットなどにコンパクトに収納するためにさらに折り畳んで八つ折りにする場合には、矩形模様の矩形領域を区分けする境界線が現れている他面(図2E手前側面)を内側にして折り畳むことで、この他面が外側に現れないようにする。そして、必要に応じて十六折りに折り畳む。
次いで、上記のように折り畳んだ2回使用のハンカチーフ0200を3回目に使用するに際しては、例えば四つ折りよりもさらに折り畳んでポケットなどに収納している場合、折り畳んだハンカチーフ0200を矩形模様の矩形領域を区分けする境界線のある他面が現れる四つ折りの状態(図2Eに示す状態)まで拡げる。そして、この四つ折り状態のハンカチーフ0200の目印である矩形模様の矩形領域を区分けする境界線が現れていない一面(図示奥面)を使用し、使用後において、矩形模様の八つ折り境界線0213を他面側(図示手前側面)で山折りして、使用済面の互いに対向する辺0203,0203同士を合わせて八つ折りすることで、使用済面が外側に現れないようにする。
このようにして八つ折りにしたハンカチーフ0200を、次の使用前にポケットなどにコンパクトに収納するためにさらに折り畳んで十六折りにする場合には、矩形模様の矩形領域を区分けする境界線が現れている他面(図2F手前側面)を内側にして折り畳むことで、この他面が外側に現れないようにする。
そしてさらに、上記ように折り畳んだ3回使用のハンカチーフ0200を4回目に使用するに際しては、例えば八つ折りよりもさらに折り畳んで十六折りにしてポケットなどに収納している場合、折り畳んだハンカチーフ0200を矩形模様の矩形領域を区分けする境界線のある他面が現れる八つ折りの状態(図2Fに示す状態)にする。そして、この八つ折り状態のハンカチーフ0200の目印である矩形模様の矩形領域を区分けする境界線が現れていない一面(図示奥面)を使用し、使用後において、矩形模様の十六折り境界線0214を他面側(図示手前側面)で山折りして、使用済面の互いに対向する辺0204,0204同士を合わせて十六折りすることで、使用済面が外側に現れないようにし、このようにして十六折りにしたハンカチーフ0200をポケットなどにコンパクトに収納するする。
このように、本実施例に係る折畳目印付布帛としてのハンカチーフ0200では、使用を繰り返したとしても、使用済の面を常に内側にして折り畳むことを簡単に行うことができ、例えば、感染対策としてドアノブやエレベータのボタンを間接的に触るのに使用した場合には、ハンカチーフ0200を介して間接的にウイルス感染することを回避し得ることとなる。
したがって、衛生面で好ましいものとなり、特に、感染症対策上極めて有効なものとなる。
本実施例では、使用済面と未使用面とを識別することができるようにするための目印が、矩形模様における大小複数の矩形領域を区分けする複数の境界線0211,0212,0213,0214である場合を示したが、これに限定されるものではない。
他の構成として、使用済面と未使用面とを識別することができるようにするための目印が、例えば、図2Hに示すように、複数の互いに異なる繊細模様領域の境界を明確に認識できる境界帯0221,0222,0223,0224であってもよい。
このように、使用済面と未使用面とを識別することができるようにするための目印として、繊細模様における繊細模様領域の境界帯0221,0222,0223,0224を採用した場合には、使用済面と未使用面との識別機能に加えて、二つ折り、四つ折り、八つ折、十六折りする都度、矩形模様の境界帯0221,0222,0223,0224が現れていない異なった繊細模様領域が現れるので、ファッション性も兼ね備えたものとなる。
例えば、矩形模様の境界帯0221を折り目にして二つ折りした後に、最も面積の大きな繊細模様領域A以外の繊細模様領域B,C,D(境界帯0222,0223,0224)が見えなくなるように四つ折りし、さらに、八つ折り、十六折りすると、繊細模様領域Aが外側に現われる。
また、上記の二つ折りの状態から、二番目に面積の大きな繊細模様領域Bが見えるように矩形模様の境界帯0222を折り目にして四つ折りした後に、繊細模様領域C,D(境界帯0223,0224)が見えなくなるように八つ折りし、さらに、十六折りすると、繊細模様領域Bが外側に現われる。
同様に、上記の四つ折りの状態から、三番目に面積の大きな繊細模様領域Cが見えるように矩形模様の境界帯0223を折り目にして八つ折りした後に、繊細模様領域D(境界帯0224)が見えなくなるように十六折りすると、繊細模様領域Cが外側に現われ、これとは逆に、繊細模様領域Dが見えるように十六折りすると、繊細模様領域Dが外側に現われる。
すなわち、このようなハンカチーフでは、矩形模様の境界帯0221,0222,0223,0224での折り方を山折りから谷折りに或いは谷折りから山折りに変えることで、十六折りした状態において、繊細模様領域A,B,C,Dの合計4種類の繊細模様領域が外側に現われることとなる。つまり、ハンカチーフを使用して折り畳む毎に模様が変わるので、気分転換もでき、これがハンカチーフを使う楽しみにもなる。
また、他の構成として、使用済面と未使用面とを識別することができるようにするための目印は、例えば、図2Iに示すように、複数の矩形領域に区分けする仮想線で示す境界線0231L,0232L,0233L,0234Lを想起させるべくペアで配置される●0231と、〇0232と、×0233と、△0234などのマークであってもよい。なお、ここでのマークは、●や〇や×に限定されるものではなく、他のマークや記号であってもよい。
本実施例では、本件考案に係る折畳目印付布帛の使用目的がハンカチチーフである場合を例に挙げて説明したが、本件考案に係る折畳目印付布帛の使用目的がタオル、手ぬぐい、バンダナであってもよい。
<効果>
本実施例に係る折畳目印付布帛としてのハンカチーフでは、使用を繰り返したとしても、未使用の面と使用済み面とが重なって折り畳まれるのを防ぐことができ、その結果、衛生面上非常に好ましいものとすることができる。また、例えば、ハンカチーフとして使用するに際して、使用済面と、未使用面とが識別できる目印が複数の柄を区分けする境界である場合には、小さく折り畳む毎に外側に現われる柄を変えることができるので、楽しみつつハンカチーフを使用することが可能となる。
≪実施例2≫
本実施例は、主に請求項4に関する。
<実施例2 概要>
本実施例に係る折畳目印付布帛も、手を拭いたり汗をぬぐったりするのに用いるハンカチーフであって、実施例1記載のハンカチーフを基本としている。すなわち、使用済の面と未使用の面とを識別することができる目印を付したハンカチーフであり、折畳前の形状が円形であるように構成したことを特徴としている。
本実施例のハンカチーフでは、使用済の面と未使用の面とを識別することができるので、未使用の面に使用済み面が重なってしまうのを回避し得るのに加えて、折畳前の形状が矩形ではなく円形であるようにしているので、デザイン性も兼ね備えたものとなる。
<実施例2 構成>
図3Aの表面図に示すように、本実施例の折畳目印付布帛であるハンカチーフ0300は円形状を成しており、先の実施例のハンカチーフと同様に綿,絹,麻(リネン)等の吸水性に優れた繊維素材から成っている。このハンカチーフ0300も、大きさは特に限定しないが、後述するように八つ折りに折り畳んだ状態でスラックスのバックポケットやジャケットの収まるサイズ程度とすることが望ましい。
このハンカチーフ0300の表面又は/及び裏面(本実施例では表面)には、大小複数の扇形領域(含む半円形領域)で構成される扇形模様が付されている。この扇形模様は、ハンカチーフを使用した後に再度折り畳むに際して、使用済面と未使用面とを識別するための目印となるものであり、この実施例では、扇形模様における複数の扇形領域の境界である境界線を目印としている。すなわち、図3A上下方向中央に位置する二つ折り境界線0311と、図3A下半面における半円領域の円周方向中央に位置する四つ折り境界線0312と、図3A左下における扇形領域の円周方向中央に位置する八つ折り境界線0313とを目印としている。
このハンカチーフ0300では、扇形模様における複数の扇形領域の境界である各境界線0311,0312,0313を折目にして折り畳むことで、使用済面が外側に現れないようにしている。
具体的には、拡げた状態のハンカチーフ0300の、例えば、裏面を使用した場合、このハンカチーフ0300を裏面側から見た図3Bの斜視図に示すように、使用済面の互いに相対する円弧0301,0301同士を合わせて(円弧0301,0301を図示矢印方向に互いに移動させて)使用済面を内側に折り畳むことで、すなわち、目印である扇形模様の境界線が現れている表面側において二つ折り境界線0311で山折りして二つ折りすることで、使用済面が外側に現れないようにしている。
また、このように二つ折りしたハンカチーフ0300を使用する場合には、図3Cの二つ折りしたハンカチーフ0300の斜視図に示すように、二つ折りしたハンカチーフ0300の外側に現れている二つの面のうちの扇形模様の半円領域を区分けする境界線が現れていない一面(図示奥側面)を使用して使用済面とし、この使用済面の互いに相対する二つ折り境界線0311の端部0302,0302同士を合わせて(端部0302,0302を図示矢印方向に互いに移動させて)使用済面を内側に折り畳むことで、すなわち、目印である扇形模様の境界線で区切られた扇形領域が現れている他面側(図示手前側面)において四つ折り境界線0312で山折りして四つ折りすることで、使用済面が外側に現れないようにしている。
さらに、四つ折りしたハンカチーフ0300を使用する場合には、図3Dの四つ折りしたハンカチーフ0300の斜視図に示すように、四つ折りしたハンカチーフ0300の外側に現れている二つの面のうちの扇形模様の扇形領域を区分けする境界線が現れていない一面(図示奥側面)を使用して使用済面とし、この扇形の使用済面を構成する辺0303,0303同士を合わせて(辺0303,0303を図示矢印方向に互いに移動させて)使用済面を内側に折り畳むことで、すなわち、目印である扇形模様の境界線で区切られた扇形領域が現れている他面側(図示手前側面)において八つ折り境界線0313で山折りして図3Eの斜視図に示すように八つ折りすることで、使用済面が外側に現れないようにしている。
<効果>
本実施例に係る折畳目印付布帛としてのハンカチーフでも、使用を繰り返した場合において、未使用の面と使用済み面とが重なって折り畳まれるのを防ぐことができ、その結果、衛生面上非常に好ましいものとすることができるのに加えて、デザイン性も兼ね備えたものとなる。
≪実施例3≫
本実施例は、主に請求項4に関する。
<実施例3 概要>
本実施例に係る折畳目印付布帛も、手を拭いたり汗をぬぐったりするのに用いるハンカチーフであって、実施例1記載のハンカチーフを基本としている。すなわち、使用済の面と未使用の面とを識別することができる目印を付したハンカチーフであり、折畳前の形状が楕円形であるように構成したことを特徴としている。
本実施例のハンカチーフでは、使用済の面と未使用の面とを識別することができるので、未使用の面に使用済み面が重なってしまうのを回避し得るのに加えて、折畳前の形状が矩形ではなく楕円形であるようにしているので、デザイン性も兼ね備えたものとなる。
<実施例3 構成>
図4Aの表面図に示すように、本実施例の折畳目印付布帛であるハンカチーフ0400は楕円形状を成しており、先の実施例のハンカチーフと同様に綿,絹,麻(リネン)等の吸水性に優れた繊維素材から成っている。このハンカチーフ0400も、大きさは特に限定しないが、後述するように四つ折りに折り畳んだ状態でスラックスのバックポケットやジャケットの収まるサイズ程度とすることが望ましい。
このハンカチーフ0400の表面又は/及び裏面(本実施例では表面)には、大小複数の略扇形領域で構成される略扇形模様が付されている。この略扇形模様は、ハンカチーフを使用した後に再度折り畳むに際して、使用済面と未使用面とを識別するための目印となるものであり、この実施例では、略扇形模様における複数の略扇形領域の境界である境界線を目印としている。すなわち、図4A上下方向中央に位置する二つ折り境界線0411と、図4A下半面における半楕円領域の周方向中央に位置する四つ折り境界線0412とを目印としている。なお、二つ折り境界線を図4A左右方向中央に配置し、四つ折り境界線を例えば図4A右半面における半楕円領域の周方向中央に配置するようにしてもよい。
このハンカチーフ0400では、略扇形模様における複数の略扇形領域の境界である各境界線0411,0412を折目にして折り畳むことで、使用済面が外側に現れないようにしている。
具体的には、拡げた状態のハンカチーフ0400の、例えば、裏面を使用した場合、このハンカチーフ0400を裏面側から見た図4Bの斜視図に示すように、使用済面の互いに相対する円弧0401,0401同士を合わせて(円弧0401,0401を図示矢印方向に互いに移動させて)使用済面を内側に折り畳むことで、すなわち、目印である略扇形模様の境界線が現れている表面側において二つ折り境界線0411で山折りして二つ折りすることで、使用済面が外側に現れないようにしている。
また、このように二つ折りしたハンカチーフ0400を使用する場合には、図4Cの二つ折りしたハンカチーフ0400の斜視図に示すように、二つ折りしたハンカチーフ0400の外側に現れている二つの面のうちの略扇形模様の半楕円領域を区分けする境界線が現れていない一面(図示奥側面)を使用して使用済面とし、この使用済面の互いに相対する二つ折り境界線0411の端部0402,0402同士を合わせて(端部0402,0402を図示矢印方向に互いに移動させて)使用済面を内側に折り畳むことで、すなわち、目印である略扇形模様の境界線で区切られた略扇形領域が現れている他面側(図示手前側面)において四つ折り境界線0412で山折りして図4Dの斜視図に示すように四つ折りすることで、使用済面が外側に現れないようにしている。
<効果>
本実施例に係る折畳目印付布帛としてのハンカチーフでも、使用を繰り返した場合において、未使用の面と使用済み面とが重なって折り畳まれるのを防ぐことができ、その結果、衛生面上非常に好ましいものとすることができるのに加えて、デザイン性も兼ね備えたものとなる。
0200 ハンカチーフ(折畳目印付布帛)
0211 二つ折り境界線(矩形模様の境界;目印)
0212 四つ折り境界線(矩形模様の境界;目印)
0213 八つ折り境界線(矩形模様の境界;目印)
0214 十六折り境界線(矩形模様の境界;目印)

Claims (4)

  1. 使用済面を内側に折り畳み、使用済面が外側に現れないように使用するための布帛であって、使用済面と、未使用面とが識別できる目印が付された折畳目印付布帛。
  2. 前記目印は、布帛本体に付された矩形模様である請求項1に記載の折畳目印付布帛。
  3. 布帛の使用目的は、タオル、ハンカチ、手ぬぐい、バンダナのいずれかである請求項1又は請求項2に記載の折畳目印付布帛。
  4. 折畳前の形状は、矩形、円形、楕円形のいずれかである請求項1又は請求項2に記載の折畳目印付布帛。
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