JP3240353U - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機 Download PDF

Info

Publication number
JP3240353U
JP3240353U JP2022003591U JP2022003591U JP3240353U JP 3240353 U JP3240353 U JP 3240353U JP 2022003591 U JP2022003591 U JP 2022003591U JP 2022003591 U JP2022003591 U JP 2022003591U JP 3240353 U JP3240353 U JP 3240353U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
washing
laundry
liquid
water
tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2022003591U
Other languages
English (en)
Inventor
弘之 永森
淳二 高木
紳 原
信一 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2022003591U priority Critical patent/JP3240353U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3240353U publication Critical patent/JP3240353U/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)

Abstract

【課題】洗濯液を水中噴射用ノズルから高速で液中に噴射し、液中にある洗濯物にキャビテーションを伴う高速水噴流を衝突させることによって洗浄力を向上することができ、且つ連続洗浄処理が可能な洗浄装置を有する洗濯機を提供する。【解決手段】洗濯機に、洗浄と循環・攪拌を行なうために、洗濯物にキャビテーションを伴う高速水噴流を衝突させる噴射用ノズルを備え、かつ、前記ノズルから出た洗浄液が通り抜け可能で洗濯物を保持する洗濯物保持装置と更に洗浄液を循環使用する装置を備え、洗濯物を洗い槽内に搬入及び洗い槽内から搬出し更に次の工程に搬入搬出する洗濯物搬送装置とを備える。【選択図】 図1

Description

本考案は、衣類や布類を洗濯する家庭用あるいは業務用の洗濯機に関するものである。
従来の洗濯機は、例えば、洗濯方式で渦巻き式、攪拌式、ドラム式がある。渦巻き式は洗濯槽底部に設けたパルセーターで洗濯液と衣類を共に回転させるもみ洗いの方式、攪拌式は大きな翼を持った攪拌翼を回転往復運動させる振り洗いの方式で、また、ドラム式は水平軸を中心に回転するドラムの中で洗濯液と衣類を引き上げ落下させるたたき洗いの方式である。また、特許文献1には節水をはかりつつ洗浄性能を向上させるために従来の洗濯機にエアポンプで圧縮空気を導入する泡沫発生装置を導入したものも提案されている。これらの洗濯方式では、洗濯液及び洗濯物(衣類、布)を攪拌あるいはたたき洗いして汚れを化学的/物理的に落とすので、洗濯物のねじれや洗濯物同士こすれによる布のいたみが激しかった。さらに使用した後の洗浄液の排水公害、洗濯機の回転部分の耐久性等の問題がある。また、上記の洗濯方式では、衣類の種類によって、一枚一枚条件を変えて最適な選択条件を選ぶことが難しいという問題もある。
この問題を改善する方式として、特許文献2,3,4には洗剤を出来るだけ使わないようにするとともに、洗濯能力を上げるために用いる回転翼や攪拌翼または回転ドラムをなくして超音波を利用した洗濯機も提案されている。さらに、特許文献5、10には通常の洗濯機と超音波を組み合わせた洗濯機や洗濯槽の中で液中に高速で洗浄液を噴射することによりキャビテーションを発生させて洗濯物を洗浄する洗濯機も提案されている。また。特許文献9には衣類等を連続的に洗浄するためにベルトコンベヤを用いて洗浄液と洗濯物に連続的に振動を与えて洗浄する方法も提案されている。また、特許文献11には野菜や根菜類等の食品を洗浄では、ベルトコンベヤ上で圧力水を吹き付けて洗浄する方法が提案されている。
特開2002-18189号公報 実願平04-089090号公報 特開昭62-292191号公報 特開平08-089684号公報 特開2000-061192号公報 特開昭60-168554号公報 特開平06-047665号公報 特開平08-257998号公報 特開2000-218246号公報 実願2016-000496号公報 特開平10-276749号公報
祖山 均著 「解説 超音波より強力水だけで洗浄:キャビテーション噴流式洗浄装置」日本工業出版 2001年 超音波techno編集部編 13巻11号 p66-71
上記従来の洗濯機の洗濯方式の渦巻き式、攪拌式、ドラム式においては、洗濯物の汚れを落とす目的にたいしては、ほぼ洗剤依存型であり、均一に、効率よく洗濯を行なうために上記方式が用いられている。ところで洗浄液の排出公害が叫ばれている今日において、洗濯機自身に洗濯物の汚れを落とす能力付与し、出来るだけ洗剤をつかわないものを作る必要がある。更に上記洗濯機は、洗濯物の攪拌のための回転部分があるため洗濯機の寿命、あるいは故障は、ほぼ回転の部分の寿命あるいは故障が原因となっている。また、まとめ洗いするバッチ処理方式であるため、個々の洗濯物の性状に適応して洗浄処理するのに適さない。更に、上記洗濯機の問題点を改善するために考案された超音波を用いる洗濯機では、特許文献3などに記載されているように洗濯液の攪拌を行なわないで超音波振動の作用だけで洗濯を行なうと洗いむらが発生しやすくなるので洗濯槽内に洗濯液を混ぜて洗濯物を攪拌する攪拌手段を新たに備える必要があり、また、超音波振動を発生する手段は家庭内の電波障害防止のためのノイズフィルターが必要となる問題もあった。
本考案は、このような従来の問題点を改善し、かつ、洗浄力を向上させることによって、洗剤をできるだけ使わないようにして使用した後の洗濯液の排水公害を低減しようとするものである。すなわち洗濯液中に高速洗濯液噴流を噴射することによりキャビテーションを発生させ、これを噴射して洗濯物の汚れを落とし、同時に攪拌も行って洗いむらや洗濯物の傷みを防ぎ、かつ、ベルトにより構成されたコンベヤ等を用いて洗濯物を連続的に移動することが可能な洗濯機を提供するものである。また、キャビテーション噴流を用いた洗浄では、ベルトより構成されたコンベヤ等を用いて洗濯物を連続的に移動させ一枚一枚条件を変えて最適な選択条件で洗浄することも可能となる。また、本発明の洗濯機は、連続洗浄処理が可能で大量の洗濯物を洗浄する際の作業性に優れ、洗浄に要する給水・排水量が少なく、洗浄及び濯ぎの連続処理も可能であり、メンテナンス性に優れた洗濯機を提供することを目的とする。
本考案による課題解決手段は、洗濯槽の洗濯物の入った洗濯液中で、洗濯物の汚れ除去と攪拌を行うために、洗浄液をノズルから高速で液中に噴射し、液中にある洗濯物にキャビテーションを伴う高速水噴流を衝突させる1個もしくは複数個の水中噴射用ノズルを備える。上記ノズルは連続的に移動する洗濯物の片方あるいは上下両方からも適宜噴射ができる。この構成であれば、洗濯物の汚れ除去と攪拌を行うために用いる上記ノズルから噴射された高速水噴流によって発生するキャビテーション気泡の崩壊によって発生する衝撃波で共振した洗濯液が洗濯物とそれに付着した汚れに対し激しくぶつかりあって、洗濯物から汚れが分離される。さらに水中噴射用ノズルの角度やノズルの数を適宜選択し、更に、必要なら回転アームに上記ノズルを設置して最適の高速水噴流によって洗濯物や洗濯液が攪拌され、洗濯物がむらなく洗浄される条件も選ぶことが出来る。特許文献6,7、8には、キャビテーション気泡を発生させる種々の構造のノズルが提案され洗浄、剥離、掘削等の工業分野で実用化されている。
上記洗浄槽は洗濯液を前記ノズルに給入する給入口を備え、この給入口から送出された洗濯液を上記ノズルから高速で液中に噴射するために、洗濯液に混入する汚れをろ過するろ過器と高圧ポンプ装置を備える。
本考案の洗濯機は、洗浄槽と、上記ノズルから高速で液中に噴射した洗浄液が通り抜け可能で洗濯物を保持する洗濯物保持装置と、上記洗濯物保持装置の洗濯物の片方あるいは上下両方からも適宜噴射できる上記ノズルと、洗濯物を洗い槽内に搬入及び洗い槽内から搬出し更に濯ぎ槽内に搬入及び濯ぎ槽内から搬出する洗濯物搬送装置とを備えたことを特徴とする構成より成る。連続洗浄処理が可能で大量の洗濯物を洗浄する際の作業性に優れ、洗浄に要する給水・排水量が少なく、洗浄及び濯ぎの連続処理も可能であり、メンテナンス性に優れた洗浄装置を提供することができる。
本考案の洗濯機において、速度の増大に伴い、圧力が低下し、液体の飽和蒸気圧まで圧力が減少した結果、液体が気泡になるキャビテーション現象を用いて、水中に高圧水を噴射して、高圧水の噴流まわりにキャビテーションを発生させるキャビテーション噴流によって洗濯槽に入れられた洗濯物の繊維の細部に付着した汚れを効果的に除去する。キャビテーション噴流を用いた洗浄では、ベルトにより構成されたコンベア等を用いて洗濯物を連続的に移動させ一枚一枚条件を変えて最適な選択条件で洗浄することも可能となる。キャビテーション噴流では、キャビテーションの発生領域や衝撃力が、ノズルの位置や噴射圧力などのパラメータにより制御可能である。また
には、同じ電力に対してキャビテーション噴流は、超音波振動子の数倍以上の衝撃力を生じることができ、キャビテーション噴流の洗浄能力の方が、従来の超音波洗浄よりもはるかに強力であることが報告されている。
また、本考案の洗濯機によれば、以下のような有利な効果が得られる。(1)洗浄工程と濯ぎ工程と脱水工程を連続的に行うことが可能となり、さらに自動化も可能な洗浄装置を提供することができる。(2)洗浄槽の洗浄液の水量が減少すると、濯ぎ用の貯水槽から水が自動的に供給され、水量が減少すると濯ぎ槽にのみ水を補給すればよく、水を有効に利用することが可能な洗濯機を提供することができる。(3)給水設備が簡単化され、洗浄装置をコンパクトに構成することが可能な洗濯機を提供することができる。
本考案の一実施例の洗濯機の要部断面図である。 本考案の一実施例の洗濯機の側面図である。 本考案の一実施例の洗濯機の正面図である。 本考案の一実施例の洗濯機の背面図である。 本考案の一実施例の洗濯機のA-A線の要部断面図である。
この目的を達成するために本考案の請求項1に記載の洗濯機は、洗濯液を入れる洗浄槽と、前記洗浄槽の洗濯液中で、洗濯物の汚れ除去と攪拌を行うために、洗濯液をノズルから高速で液中に噴射し、液中にある洗濯物にキャビテーションを伴う高速水噴流を衝突させる水中噴射用ノズルを備え、かつ、前記ノズルから出た洗浄液が通り抜け可能で洗濯物を保持する洗濯物保持装置と洗浄液を循環使用する装置を備え、洗濯物を洗い槽内に搬入及び洗い槽内から搬出し更に次の工程に搬入搬出する洗濯物搬送装置とを備えた構成としたものであり、この構成により、以下のような作用が得られる。(1)洗浄槽内には洗濯液が少なくとも水中噴射用ノズルが完全に浸る程度まで満たされる。また、洗濯物は、上記洗濯物保持装置に保持された状態で、上記ノズルが連続的に移動する洗濯物の片方あるいは上下両方から洗濯液が適宜噴射され洗浄が行われる。(2)上記ノズルが連続的に移動する洗濯物の片方あるいは上下両方から洗濯液を噴射した時、洗濯液は、上記洗濯物保持装置に保持された状態で、洗濯物の片方あるいは上下両方を通り抜け、上記ノズルから噴射された高速水噴流によって発生するキャビテーション気泡の崩壊によって発生する衝撃波で共振した洗濯液が洗濯物とそれに付着した汚れに対し激しくぶつかりあって、洗濯物から汚れが分離される。(3)洗濯物が洗濯液の水流に曝されるため、洗濯物の表面に更新した洗濯液が物理的に常時供給されるため洗浄液の洗浄作用により汚れが除去されると同時に、水流により物理的に汚れが除去される。
洗濯物保持装置としては、網目状や格子状や多孔状等のベルトにより構成されたコンベア等が用いられる。洗濯液としては、水、アルカリ水、洗剤水溶液等の液状洗浄液等が使用される。さらに上記ノズルの角度やノズルの数を適宜選択し最適の高速水噴流によって洗濯物や洗濯液が攪拌され、洗濯物がむらなく洗浄される条件も選ぶことが出来る。
特に、洗濯物保持装置は、洗濯物を担持する無端状の網目状や格子状等の多数の間隙を有する下部ベルトと、下部ベルトに担持された被洗浄物を上側から挟持する無端状の網目状や格子状等の多数の間隙を有する上部ベルトと、を備えた構成としたものであり、この構成により、以下のような作用が得られる。(1)下部ベルトと上部ベルトとの間に被洗浄物を挟持し、下部ベルトと上部ベルトとを移動させ洗濯物を上記ノズルとの間に搬送し洗浄し、洗浄後、下部ベルトと上部ベルトとを移動させ洗濯物を搬出する。(2)洗浄工程の自動化が可能となる。(3)下部ベルトと上部ベルトとを円環状のベルトコンベアとすることで、洗浄を連続的に行うことが可能となり、洗濯物を洗浄する際の作業性が向上する。(4)洗濯物をベルト間に挟持するので、上記ノズルによる強い水流でも洗濯物が逃げることがなく、洗濯液も強力に攪拌され洗浄むらを防止することができるとともに、種々の条件で洗濯することも可能となる。
洗濯機は、通常、洗濯の効率化や手間を省くため、洗浄と濯ぎと脱水が連続して行われることが好ましい。液中にある洗濯物にキャビテーションを伴う高速水噴流を衝突させる水中噴射用ノズルを備えた洗浄液の貯溜された洗浄槽と、例えば、空気中で水道水程度の低圧のノズルから出る濯ぎ水により洗濯物に含まれる洗濯液を洗い流す液を受ける槽と、洗濯物を洗い槽内に搬入及び洗い槽内から搬出し更に前記濯ぎ水により洗濯物に含まれる洗濯液を洗い流す液を受ける槽に搬入及び前記濯ぎ水により洗濯物に含まれる洗濯液を洗い流す液を受ける槽から搬出する洗濯物搬送装置を備えたことを特徴とする構成としたものであり、この構成により、洗濯物は、洗浄槽内で洗浄後、洗濯物搬送装置により、前記濯ぎ水により洗濯物に含まれる洗濯液を洗い流す液を受ける槽に搬入され洗濯物の濯ぎが行われ、洗浄工程と濯ぎ工程とを連続的に行うことが可能となる。
ここで、洗濯物搬送手段としては無端状のベルトは付設された無端状の搬送ベルトで構成される。無端状のベルトを用いた場合、洗濯物は下部ベルトと上部ベルトとの間に挟持された状態で洗浄槽又は前記濯ぎ液を受ける槽に搬入、搬出される。このとき、洗濯物が洗浄槽及び/又は前記濯ぎ液を受ける槽から搬出する際又は搬出後に押圧ローラまたはエアーブロー等により洗濯物を脱水するように構成することが好ましい。余分な洗浄液又は濯ぎ水が搾りとられ、洗浄液又は濯ぎ水が洗濯物に滲水し、洗濯物とともに次の工程に洗浄液又は濯ぎ水が搬送されることが抑制されるからである。また、洗浄工程・濯ぎ工程・脱水工程を連続的に行うことが可能となり、自動化も可能となる。更に、洗濯液や濯ぎ液を連続的に循環使用するために洗濯物が洗い槽及び/又は前記濯ぎ液を受ける槽の間に洗い槽に洗濯液と濯ぎ液の混入を防ぐための中間槽を設けることが好ましい。また、洗濯物に柔軟仕上げ等の処理が必要な場合、複数の脱水工程を設けて、前記工程の間で柔軟仕上げ等の処理を行うことが出来る。
洗浄槽と濯ぎ槽と脱水層を一本の上部ベルト及び一本の下部ベルトに洗濯物を挟持した状態で搬送するように構成し、更に、脱水上部ベルト及び脱水下部ベルトは、前記上部ベルト及び下部ベルトと一体とし、洗い槽から濯ぎ槽、更に脱水層に至るまで、一本の上部ベルト及び一本の下部ベルトに被洗浄物を挟持した状態で搬送するように構成することが好ましい。洗浄工程・濯ぎ工程・脱水工程の間で連続的に洗濯物を搬送することができ、且つ、搬送機構も簡単に構成することが可能であるからである。
以下、本考案の一実施例について図面により詳細に説明する。
図1は本発明の実施の形態の洗濯機の要部断面側面図である。図1において、1は洗濯機、2は水,洗剤水溶液,液状洗剤等の洗浄液を貯溜するステンレス等の金属製やFRP等の合成樹脂製の洗浄槽、3は中間槽、4は脱水層、5aは洗浄槽2の底部の最下部に開口された水抜管、5bは中間槽3の最下部に開口された水抜管、5cは脱水層4の最下部に開口された水抜管、24,24‘、24“は水抜管5a,5b,5cを密栓する仕切弁、6、7は洗浄槽2の搬入側の側壁と、搬出側と中間槽3の間の側壁、8は搬入側の側壁6の上流側に回転自在に軸支された搬入ローラ、9は搬出側の洗浄槽2の搬出側と中間槽3の間の側壁7’の内側に回転自在に軸支された搬出ローラ、9‘は搬出側の中間槽3の搬出側と脱水槽4の間の側壁7’の内側に回転自在に軸支された搬出ローラ、10は洗浄槽2内の上方の架台に固定された支持軸に回転自在に軸支され少なくとも下部が洗浄槽2内に貯溜された洗浄液中に沈水するように配設された搬入側沈水ローラ、11は洗浄槽2内の搬出ローラ9と搬入側沈水ローラ10との間に搬入側沈水ローラ10に対して平行に架台に固定された支持軸に回転自在に軸支された搬出側沈水ローラ、12は搬入ローラ8の上方に搬入ローラ8と平行に架台に固定された支持軸に回転自在に軸支された端部ローラである。
13は、端部ローラ12から搬入ローラ8の上部、搬入側沈水ローラ10及び搬出側沈水ローラ11の下部、搬出ローラ9の上部に渡り掛架され無端状のメッシュ状や金属線で形成された格子状のベルトからなる搬送ベルトである。搬送ベルト13は、搬出ローラ9から洗浄槽2の下方を迂回して端部ローラ12へ至る経路に沿って、架台に設けられた支持軸のローラに掛架されている。14は搬入ローラ8の上方の架台に設けられた支持軸に回転自在に軸支された押圧ベルト操入ローラ、15、15’、15’’は搬出ローラ9、9‘、9‘‘の上部の架台に揺動自在に又は固定して設けられた支持軸に搬出ローラ9、9‘、9‘‘に当接して回転自在に軸支されローラ支持軸が搬出ローラ9側に付勢された脱水ローラ、15a、15b、15cは架台に固定された押圧バネ室に配設され脱水ローラ15、15’、15’’の支持軸を搬出ローラ9a、9b,9cの支軸に向かう向きに押圧付勢する押圧バネである。16は、押圧ベルト操入ローラ14から搬入側沈水ローラ10及び搬出側沈水ローラ11の下部、搬出ローラ9、9’,9’’の上部に渡り搬送ベルト13と同様掛架された搬送ベルト13と同質素材からなる無端状のベルトからなる押圧ベルトである。押圧ベルト16は、搬出ローラ15、15’、15’’の上方を迂回して押圧ベルト操入ローラ14へ至る経路に沿って掛架されている。17は搬送ベルト13の上面に載置され搬送ベルト13及び押圧ベルト16の回転により搬送ベルト13と押圧ベルト16との間に挟持された状態で搬送される洗濯物である。
尚、本実施の形態において、液中にある洗濯物17にキャビテーションを伴う高速水噴流を衝突させる水中噴射用ノズル18を搬送ベルト13と押圧ベルト16の進行方向に対して直角に複数個並べて搬送ベルト13と押圧ベルト16の間にある洗濯物17に上下両方から噴射して洗浄を行うように構成したが、洗濯の内容によってはどちらか片方だけでもよい。
貯水槽55,56‘、56に混入する汚れをろ過するフィルタ21→62、62‘、62“は、上記ノズル18の噴出孔の孔径より大きい粒径の汚れを捕集できるフィルタを備えたものが好ましい。循環ポンプ61の能力は、洗濯機1の種類や大きさ、更には上記ノズ18の口径や数によっても異なるが、通常では、キャビテーション噴流が発生する条件の吐出圧が数Mpから十数Mpで、流量が0.5リットル/分から400リットル/分のものが好ましい。また、前記ノズル18の噴出孔の孔径は、使用するノズルの数や形状にもよるが0.3~2.0mmの大きさのものが好ましい。濯ぎ水用の循環ポンプ61´の能力は、循環ポンプ61に従動した流量0.5リットル/分から400リットル/分で水圧は水道水程度の0.1~0.5Mpの低圧で噴出できるものが好ましい。
また、前記貯水液55,56‘、56が洗浄槽2の液面のある所定の水位レベルを維持するために貯水槽55にフロート式の水位計等を備えた給水口58を備え、貯水液55,56‘、56の水位を同じイするために逆止弁59,59’を備える構成としている。
貯水槽56は、洗浄水として用い、冷水あるいは温水のみの場合もあれば、アルカリ剤や洗浄剤を用いる場合など、いろいろの条件の場合がある。洗濯物17の汚れをよりきれいに落としたい時、または早く洗浄を終えたい時などはモータ61と連動した循環ポンプ61aの出力を上げて吐出圧や流量を上げて調節すればよい訳である。貯水液56には、温水にするためにはヒーター25を備える。貯水槽55は、濯ぎ水として用い、通常、水道水を貯めた冷水あるいは温水を用いる。貯水液56‘は、中間槽2の水抜き管5bより流れ出た脱水時あるいは濯ぎ工程で混入した洗浄水と濯ぎ水の混合した液の貯蔵に用いる。また、各工程は洗濯物17のよごれの程度に応じて適宜省略もしくは繰り返すものであり、これは制御盤63や操作盤40にそのような機能をもたせておいて運転する。
以下、本発明の実施の洗濯機1を衣類等の洗濯物17に用いた場合について説明する。図2は実施の洗濯機1の正面図であり、図3は実施の洗濯機1の背面図であり、図4は実施の洗濯機1の側面図である。図2乃至図4において、1は洗濯機、32は洗濯機1のハウジング、33はハウジング32の外部から内部を観察するためにハウジング32の側部に複数配設された覗窓、35は洗濯機1に送入された洗濯物の数量をカウントするためにハウジング32の上面前部に配設された計数カウンタ、36は被洗浄物を載置しハウジング32内へ送入するために洗濯機1の前面に棚段状に形設された送入台、37はハウジング32前部の送入台36の上面前端側の立壁面の下部に開口する送入口、38は洗濯機1の後ろ端側面中央付近に開口する送出口、39はハウジング32の後端部の送出口38の下部に下方に設置された洗濯物籠、40は使用者が洗濯機1の操作を行うためハウジング32の後端側面に配設された操作盤である。また、搬送ベルト13は、送入台36の上面から送入口37下面及びハウジング32の内部を経由して送出口38にかけて掛架されている。送入台36の上面の搬送ベルト13上に載置された被洗浄物は、搬送ベルト13の循環により、送入口37からハウジング32の内部に送入され、洗浄、濯ぎ、脱水が行われた後、送出口38よりハウジング32の外に送出される。送出口38より送出される洗濯物物は、送出口38より洗濯物籠39に落下する。
更に、前記図1において、2は洗浄用の洗浄槽、2’は中間槽、41は脱水槽、5a、5b、5cは水抜管、6、7、7’は側壁、8は搬入ローラ、9、9’は搬出ローラ、10は搬入側沈水ローラ、11は搬出側沈水ローラ、12は端部ローラ、13は搬送ベルト、14は押圧ベルト操入ローラ、15、15’、15‘’は脱水ローラ、15a、15a’、15‘’は押圧バネ、16は押圧ベルト、また、32はハウジング、35は計数カウンタ、36は送入台、36aは立壁面、37は送入口、38は送出口、39は洗濯物受け籠、13は搬送ベルトである。なお、本実施の形態において、押圧ベルト操入ローラ14及び搬入ローラ8は送入口37の上下に配設されており、端部ローラ12は送入台36の上面下部に配設されている。また、ハウジング32の内部には、送入口37から送出口38に向け洗浄槽2、洗浄液と濯ぎ液の混ざった液の中間槽3、濯ぎ液と脱水液を受ける脱水槽4の順に水平に並んで配設されており、洗浄槽2と洗浄液と濯ぎ液の混ざった液を受ける中間槽3と濯ぎ液と脱水液の受ける脱水槽4とは側壁7と7‘により隔離されている。また、洗浄槽2には、運転時に、洗浄液が給水管60と連結して水位を検出して動作する水位スイッチ19により高速水噴流を衝突させる水中噴射用ノズル18が常に水中に浸る水位になるように貯溜され、余分な洗濯液は貯水槽56に貯水される。中間槽3には脱水によりしぼられた洗浄液と濯ぎ用水が混ざった液が受け皿となり、脱水槽4には脱水によりしぼられた濯ぎ用水が受け皿となって、最終的には、それぞれ貯水槽56’55に貯水される。42、43は送出口38の下部及び上部に回転自在に軸支されモータにより駆動される出口ローラ、44、45、46はそれぞれ壁7’の下方、側壁7の下方、側壁6の下方に回転自在に軸支された下部ローラである。搬送ベルト13は、端部ローラ12から搬入ローラ8の上部、搬入側沈水ローラ10の下部、搬出側沈水ローラ11の下部、搬出ローラ9の上部を経由して出口ローラ42で折り返し、下部ローラ44の下部、下部ローラ45の上部、下部ローラ46の下部を経由して端部ローラ12にかけて掛架されている。出口ローラ43は、出口ローラ42の上方に離間して配設されており、押圧ベルト16を搬送ベルト13から引き離し勾配を付けて上方に誘導する。47、48、49、50は、それぞれ、出口ローラ43の上方、脱水ローラ15“の上方、脱水ローラ15’の上方、脱水ローラ15の上方、押圧ベルト操入ローラ14の上方の洗浄槽2内に水平に並べて回転自在に軸支された上部ローラである。押圧ベルト16は、押圧ベルト操入ローラ14から搬入側沈水ローラ10の下部、搬出側沈水ローラ11の下部、搬出ローラ9の上部を経由して出口ローラ43で折り返し、上部ローラ47の上部、上部ローラ48の上部、上部ローラ49の上部、上部ローラ50の上部を経由して押圧ベルト操入ローラ14にかけて掛架されている。53,54は伝達ベルト、51,52は伝達ベルト53,54のベルト車を回転駆動するモータ、56、56’、55はそれぞれ洗浄槽2、中間槽3、脱水槽4の下方に配設され洗浄槽2、中間槽2‘、脱水槽2”からの液を受けて貯留する貯水槽、57は貯水槽55と貯水槽56‘とを隔離する隔離板、57’は貯水槽56と貯水槽56‘とを隔離する隔離板、58は貯水槽55に補給水を給水する為のフロート式等の水位計を備える給水口、59、59’は隔離板57、57‘に配設され貯水槽56の水位が貯水槽55、56’の水位よりも下がった時に貯水槽55、56‘から貯水槽56へ補給水を補給する逆止弁、60、60’はそれぞれ貯水槽56と水中噴射用ノズル18、貯水槽55と濯ぎ用ノズル22,22’とに連通して配設され給水する給水管、61、61’はそれぞれ給水管60、60’に配設され貯水槽55、56から水中噴射用ノズル18、濯ぎ用ノズル22,22’へ補給水を送水する循環ポンプ61a、61a’を付帯した給水モータ、62、62’、62‘’はそれぞれ水抜き管5a、5b、5cの中間に配設されたフィルタ、63は洗濯機1の動作の制御を行うための制御盤である。尚、洗浄槽2内の洗浄液は水抜き管5aにより、貯水槽56へ戻すことが可能であり、貯水槽56へ戻した洗浄水は再利用することが可能である。同様に、脱水層4内の濯ぎ水は水抜き管5cにより、貯水槽55へ戻すことが可能であり、貯水槽55へ戻した濯ぎ水は再利用することが可能である。さらに、中間槽3内の脱水によりしぼられた洗浄液と濯ぎ用水が混ざった液は水抜き管5bにより、貯水槽56’へ戻すことが可能であり、貯水槽56‘へ戻した液は、貯水槽56の水位調整用に再利用することが可能である。また、下部ローラ44,45,46、上部ローラ47,48,49,50の何れか一つ以上はバネ等の弾性部材で張力の調整が行われている。
以上のように構成された本実施の洗濯機1において、以下その動作について説明する。使用者は、まず、衣類等の洗濯物17を送入台36上面の搬送ベルト13上に載置する。この状態で、操作盤40又は制御盤63を操作して搬送ベルト13及び押圧ベルト16を回転駆動させ、被洗浄物17を搬送ベルト13と押圧ベルト16の間にある洗濯物17を搬入側沈水ローラと搬出側沈水ローラの間に搬送する。次に、モータ61と連結した循環ポンプ61aを起動し、搬入側沈水ローラと搬出側沈水ローラの間に設置されたキャビテーションを伴う高速水噴流を衝突させる水中噴射用ノズル18から搬送ベルト13と押圧ベルト16の間にある洗濯物17に上下両方から噴射してベルトで挟持されて搬送されてくる洗濯物17を洗浄する。搬送ベルト13及び押圧ベルト16を一定の速度で回転させながら、被洗浄物17を連続的に移動させ、同様にして洗濯物17全体を洗浄する。洗浄工程が終了すると、搬送ベルト13及び押圧ベルト16に挟持されながら、脱水ローラ15と搬出ローラ9で押圧されて洗浄水が脱水され洗濯物17が濯ぎ工程に搬送される。濯ぎ水をとして、通常、水道水を貯めた冷水あるいは温水を用いる。次いで、搬送ベルト13及び押圧ベルト16を一定の速度で回転させながら、被洗浄物17を連続的に移動させ、モータ61‘と連結した循環ポンプ61’aを起動し、被洗浄物17の濯ぎを行い、脱水ローラ15’、15’’と搬出ローラ9’、9’’で押圧されて脱水される。尚、上記動作では、洗浄工程や濯ぎ工程で、搬送ベルト13及び押圧ベルト16を一旦停止させるバッチ処理として説明したが、搬送ベルト13及び押圧ベルト16をゆっくりと一定の速度で回転させながら、連続的に洗浄・濯ぎ・脱水を行う連続処理とすることも、勿論可能である。また、洗浄工程おいて、被洗浄物17に伴い、洗浄槽2内の洗浄液が増減するが、これを補充するため、給水モータ61を起動し、貯水槽56に貯溜された補給水を洗浄槽2へ補給したり、洗浄槽2の洗浄液を水抜き管5aより貯水槽56に戻したりすることができる水位スイッチ19を備える構成としている。
1 洗濯機
2 洗浄槽
3 中間槽
4 脱水槽
5a、5b、5c 水抜管
6、7、7’ 側壁
8 搬入ローラ
9、9’、 9” 搬出ローラ
10 搬入側沈水ローラ
11 搬出側沈水ローラ
12 端部ローラ
13 搬送ベルト
14 押圧ベルト操入ローラ
15、15’、 15” 脱水ローラ
15a、15a’ 、15a” 押圧バネ
16 押圧ベルト
17 洗濯物
18 水中噴射用ノズル
19 水位スイッチ
20 排水口
21、21‘、21“ 排水弁
22、22‘ 仕切弁
23 、23’ 濯ぎ用ノズル
24、24’、24” 仕切弁
25 ヒーター
26 支持台
31 仕切弁
32 ハウジング
33 覗窓
35 計数カウンタ
36 送入台
36a 立壁面
37 送入口
38 送出口
39 洗濯物籠
40 操作盤
41、41‘ 逆止弁
42、43 出口ローラ
44、45、46 下部ローラ
48、49、50 上部ローラ
51、52 モータ
53、54 伝達ベルト
55、56、56’ 貯水槽
57、57’ 隔離板
58 給水口
59、59’ 逆止弁
60、60’ 給水管
61、61’ 給水モータ
61a、61a’ 循環ポンプ
62、62’、62” フィルタ
63 制御盤

Claims (1)

  1. 本案は、洗濯液を入れる洗濯槽と、前記洗濯槽の洗濯液中で、洗濯物の汚れ除去と攪拌を行うために、洗濯液をノズルから高速で液中に噴射し、液中にある洗濯物にキャビテーションを伴う高速水噴流を衝突させる水中噴射用ノズルを備え、かつ、前記ノズルから出た洗浄液が通り抜け可能で洗濯物を保持する洗濯物保持装置と洗浄液を循環使用する装置を備え、洗濯物を洗い槽内に搬入及び洗い槽内から搬出し更に次の工程に搬入搬出する洗濯物搬送装置とを備えたことを特徴とする洗濯機。
JP2022003591U 2022-10-31 2022-10-31 洗濯機 Active JP3240353U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022003591U JP3240353U (ja) 2022-10-31 2022-10-31 洗濯機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022003591U JP3240353U (ja) 2022-10-31 2022-10-31 洗濯機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3240353U true JP3240353U (ja) 2022-12-28

Family

ID=84600812

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022003591U Active JP3240353U (ja) 2022-10-31 2022-10-31 洗濯機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3240353U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101831140B1 (ko) 균압 세정구조를 갖는 식판용 담금형 애벌 세정장치
WO2018196723A1 (zh) 一种洗衣机
CN103069068B (zh) 滚筒式洗衣机
KR101122047B1 (ko) 친환경 인삼 세척장치
WO2018103222A1 (zh) 一种布料处理设备
CN107849793A (zh) 改良的装置及方法
GB2181164A (en) An ultrasonic washing machine
CN209983484U (zh) 一种摇摆洗豆机
JP3129407B2 (ja) 遠心力式の洗濯機
JP3170160B2 (ja) ドラム式洗濯機
JP3240353U (ja) 洗濯機
CN109402943B (zh) 一种超声波洗涤装置的控制方法
CN110055702A (zh) 一种炼漂生产线污水处理***
CN213835888U (zh) 一种具有多种清洗方式的纺织面料清洗装置
US3698406A (en) Automatic dishwasher
CN110424115B (zh) 绳状连续水洗机
KR100343349B1 (ko) 세탁기
KR20040053010A (ko) 슬러지 부상배출 초음파세척기
JP4886660B2 (ja) 連続式水洗・脱水システム
CN111945383B (zh) 一种衣物洗涤装置及衣物处理方法
CN109402937B (zh) 一种超声波洗涤装置及控制方法
JP7208686B1 (ja) 布団洗濯乾燥装置
CN211420531U (zh) 一种布料印染水洗设备
CN213189407U (zh) 一种滚桶式餐具清洗机
CN218436230U (zh) 超声波除油水洗机

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3240353

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150