JP3240084U - 自動車運転座席用の汎用スピーカスシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】内燃機関を動力源としない自動車の走行状態を40ヘルツ以下の低い周波数の音波振動として人体に伝える事ができ、自動車の種類に影響されないスピーカボックスシステムを提供する。【解決手段】スピーカボックスシステムは、運転座席の背もたれの背面に取り付けた低音用スピーカボックスにより音波と同時に振動を運転手に与える事ができ、運転手は自動車の走行状態を明確に知ることができる。【選択図】図1
Description
本考案は、自動車運転座席の背もたれに設置する汎用の低音再生用スピーカボックスに関するものである。
広く普及している、軽自動車や小型車では販売価格を安くするために、安価な音響装置が搭載されている事が一般的である。安価な音響装置では特に低音の再生が不十分で、音楽の再生では音質が良いとは言えない。
低音の再生を補うために、様々な音響機器メーカーから、汎用の低音用スピーカシステムが供されている。
低音の再生を補うために、様々な音響機器メーカーから、汎用の低音用スピーカシステムが供されている。
また、電気自動車においては、内燃機関を動力源としたエンジン車特有のエンジンノイズがなく、運転中の振動も少ないため、運転に有用な速度感覚に訴える情報が不足する傾向が懸念される。
しかし、従来の低音用スピーカシステムは音波を車内に放出するだけの構造のため、人の聴覚に音波として認識し難い40ヘルツ以下の再生は困難であった。
また、内燃機関エンジン車の場合、運転手はエンジンの回転数をエンジン音と共に低周波の振動で車両の走行状態の情報として感じ、適切な運転ができるが、電気自動車では走行状態の情報が把握し難い欠点がある。この欠点を補うために一部の高級自動車メーカーは座席に埋め込んだスピーカや電磁振動体で振動を運転手に伝えるシステムを利用している。しかし、工場で生産される時に装備される専用設計のために汎用性はない。
改善策として、図1の様に自動車の運転座席の背もたれ背後に密着させて音波を車室に響かせると共に、振動も運転座席の背もたれを介して乗員に伝える構造とした。
パイオニア株式会社製TS-WX130DA 等の既存の汎用スピーカボックス取り扱い説明書
解決しようとする問題点は、既に市場にある安価な中古車や新車において、装備されている安価な音響装置では低音の再生が不十分で、音楽の再生では音質が良いとは言えない。また、内燃機関の無い自動車では走行状態を知るための低周波のエンジン音や振動を運転手に効果的に伝える手段が不足する点である。
本考案は、既に市場にある中古車や新車の車両に後付けで低音用スピーカボックスを運転座席の背もたれ部の背後に密着させて設置する構造と配置を特徴とする。
本考案の低音用スピーカボックスは、従来の製品と同様に低音の音波を室内に放出すると同時に、背もたれ部を振動させ、間接的に運転手に振動を伝えるため、音波では伝わり難い低い周波数の振動を人体に伝える事ができ、さらに自動車の種類に影響されない汎用性という利点がある。
スピーカボックスは運転座席の背もたれ部の背後に密着させる位置に固定され、座席の背もたれ部の表面を振動させると共に、ボックスに開けた開口部からは車室内に音波を放出するという目的を、最小の部品構成で実現した。
図1は、本考案装置の実施例の配置図であって、図2は図1のA-A面で切断した断面図である。図2において、5はスピーカの表面と裏面の空間を隔離する隔壁板、6は電気信号を音波振動に変換するスピーカユニット、7は音波を増幅するための空間、8は音波をスピーカボックス外に誘導する管、9は音波を放出する開口部、10は振動を伝達するための空気室である。
既存のカーラジオ等の音響装置や疑似的なエンジンノイズ音を生成する音源装置から出力された電気信号はスピーカボックス内部のスピーカユニットに与えられ、音波に変換される。
スピーカユニットは与えられた電気信号に応じて音波を発生させるが、スピーカユニットの後面に発生した音波は図2の9音波放出口から車内に放出される。また、同時にスピーカユニット前面に発生した音波は図2の10振動波伝達空気室内の空気を圧縮および膨張させて運転座席の背もたれ部背面を振動させるが、その振動は座席の背もたれ部の表面にも伝わり、運転手の背中を振動させる。
振動や騒音の少ない電気自動車等では、路面振動や速度制御装置から出る高周波ノイズで運転感覚に悪い影響が出やすいが、本システムで疑似的な低周波音波振動を走行状態に応じて適切に運転手に感じさせる事で音響的なマスク効果が期待でき、疲労の少ない快適で安全な運転環境を与える事ができる可能性がある。
1 自動車座席ヘッドレスト (図1、図2)
2 自動車座席背もたれ (図1、図2)
3 自動車座席座面 (図1、図2)
4 スピーカボックス (図1、図2)
5 隔壁(バッフル板) (図2)
6 スピーカユニット (図2)
7 音波増幅空間 (図2)
8 音波誘導管 (図2)
9 音波放出口 (図2)
10 振動波伝達空気室 (図2)
2 自動車座席背もたれ (図1、図2)
3 自動車座席座面 (図1、図2)
4 スピーカボックス (図1、図2)
5 隔壁(バッフル板) (図2)
6 スピーカユニット (図2)
7 音波増幅空間 (図2)
8 音波誘導管 (図2)
9 音波放出口 (図2)
10 振動波伝達空気室 (図2)
Claims (1)
- 多くの車種に簡単に設置でき、音波と同時に振動を自動車の運転座席に与えられる振動波伝達空気室を持つ事を特徴とするスピーカボックスシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022003275U JP3240084U (ja) | 2022-10-02 | 2022-10-02 | 自動車運転座席用の汎用スピーカスシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022003275U JP3240084U (ja) | 2022-10-02 | 2022-10-02 | 自動車運転座席用の汎用スピーカスシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3240084U true JP3240084U (ja) | 2022-12-06 |
Family
ID=84321792
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022003275U Active JP3240084U (ja) | 2022-10-02 | 2022-10-02 | 自動車運転座席用の汎用スピーカスシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3240084U (ja) |
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2022
- 2022-10-02 JP JP2022003275U patent/JP3240084U/ja active Active
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