JP3239437U - 希釈液収容容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】キャップの必要部分を誤操作なくワンタッチで容易に開閉することができると共に、その際にコンタミを生じさせないダブルキャップ構造の希釈液収容容器を提供する。【解決手段】所定量の希釈液を収容可能な容器本体20と、容器本体の開口端24に取り付けられる略筒状のベースキャップ30と、ベースキャップにヒンジ41で開閉可能に連結される中蓋40と、中蓋にヒンジ51で開閉可能に連結される上蓋50とを有する希釈液収容容器10。中蓋開放操作用のツバ部47と上蓋開放操作用のツバ部55が略180度間隔で対向する地点に設けられるので、検体試料を容器本体に注入するために中蓋を開ける際の操作と、容器本体から希釈試料をシャーレなどに分注するために上蓋を開ける際の操作を、確実に、誤操作することなく行うことができる。【選択図】図4

Description

本考案は、食品の安全性を担保するための微生物検査や拭き取り検査などに好適に用いられる希釈液収容容器に関する。
食品安全性試験の一環として、製品検査や原料検査、生産要員の手指検査、工程検査またはレストラン・厨房施設などにおいて使用される器具や器材などが清潔且つ衛生的であるか否かは、一般に、生菌数と大腸菌群を検査することによって評価され、場合によってはさらに黄色ブドウ球菌やカビ、酵母などの検査も行われる。
検査対象とされる器具や器材または容器包装などは種々に異なる形状を有しており、瓶や缶などの有栓容器の内部の汚染状態を検査するには通常は洗い落とし法が採用されるが、まな板や皿などの表面が扁平な器具や包丁などの不規則形状を有する器具を対象とする場合は、拭き取り検査法に準拠して試料検液を調製している。
本出願人は、ラボを持たない施設においても簡易で且つ確実に拭き取り検査を行うことができる拭き取り検査キットを開発した(特許文献1,2)。この拭き取り検査キットによれば、希釈液と共に容器本体内に収容した検体を定量検査のためにシャーレなどの培地に分注する際に、キャップを装着したまま上蓋だけを開けることによって検体を排出させることができるので、分注作業を容易に行うことができる利点があり、市場においてもその有用性が高く評価されている。
特開2003-344232号公報 特開2013-108803号公報 特開2016-070820号公報
しかしながら、特許文献1,2に係る拭き取り検査キットでは、希釈液を収容する容器本体の開口端にキャップをねじ込む構造が採用されているため、拭き取り操作を行う際には、キャップを緩める方向に回して容器本体から外し、キャップの裏面側から突出する綿棒の先端に取り付けられた綿球で検査対象の箇所を拭き取った後、再度これを容器本体に収容させて、キャップを閉める方向に回して容器本体に取り付けて密封するという一連の作業が必要となる。キャップを外すとき、および、キャップを閉めるときには、一方の手で容器本体を支持しながら他方の手でキャップを掴んで回さなければならず、面倒であるだけでなく、キャップを回して取り外す際に、容器本体の開口縁に手指が接触してコンタミを生じさせる懸念があった。
したがって、本考案は、キャップの必要部分を開閉する作業を誤操作することなくワンタッチで容易に行うことができると共に、その際にコンタミを生じさせないダブルキャップ構造の希釈液収容容器を提供することを課題とする。
この課題を解決するため、請求項1に係る本考案は、所定量の希釈液を収容可能な容器本体と、容器本体の開口端に取り付けられる略筒状のベースキャップと、ベースキャップに第一ヒンジで開閉可能に連結される中蓋と、中蓋に第二ヒンジで開閉可能に連結される上蓋とを有し、ベースキャップを容器本体に取り付けると共に中蓋をベースキャップに対して閉じたときに容器本体の内部に連通する連通口が中蓋の天面を貫通して設けられ、上蓋を中蓋に対して閉じたときに中蓋の連通口を密栓する突起が上蓋の天面から下方に突出して設けられることを特徴とする希釈液収容容器である。
請求項2に係る本考案は、請求項1記載の希釈液収容容器において、容器本体の上端外周面に雄ねじが形成されると共に、ベースキャップの内周面に該雄ねじに螺合する雌ねじが形成され、該雄ねじと該雌ねじの螺合を介してベースキャップが容器本体に対して着脱可能であることを特徴とする。
請求項3に係る本考案は、請求項1または2記載の希釈液収容容器において、ベースキャップと中蓋と上蓋が第一ヒンジおよび第二ヒンジを介して連続して一体に形成されることを特徴とする。
請求項4に係る本考案は、請求項1ないし3のいずれか記載の希釈液収容容器において、中蓋の天面に、連通口を取り巻くように防護壁が上方に突出して形成されることを特徴とする。
請求項5に係る本考案は、請求項1ないし4のいずれか記載の希釈液収容容器において、第一ヒンジと第二ヒンジが中蓋の外周の略対向する地点に設けられると共に、中蓋の外周において第一ヒンジと略対向する地点に中蓋開放操作用のツバ部が形成され、上蓋の外周において第二ヒンジと略対向する地点に上蓋開放操作用のツバ部が形成されることを特徴とする。
請求項1に係る本考案によれば、検体となる試料を容器本体に入れる際には、上蓋を閉めたままの状態で中蓋をベースキャップに対して開けることにより、容器本体を大きく開口させた状態で作業する。また、容器本体内の内容液(希釈液+試料)を定量検査のためにシャーレなどの培地に分注したり、定性検査のために増菌培地などを注入する際には、ベースキャップに対して中蓋を閉めたままで上蓋を中蓋から外し、容器を逆さにして、連通口を介して内容液を排出させる。
検体となる試料を容器本体に入れる際に中蓋を開ける操作、および、定量検査や定性検査のために上蓋を開ける操作は、いずれも、容器を片手で持ったまま、その親指などで中蓋または上蓋を引き上げれば良く、片手だけで容易に行うことができる。
請求項2に係る本考案によれば、中蓋および上蓋と共にベースキャップを容器本体から外すことができるので、容器本体に希釈液を注入する際に、容器本体の開口を広く開放して注入作業を容易に行うことができる。
請求項3に係る本考案によれば、中蓋および/または上蓋を開けたときにもこれらがベースキャップに連結された状態が維持されるので、これらの紛失を防止することができる。
請求項4に係る本考案によれば、定量検査や定性検査のために親指などで上蓋を開けたときに、誤ってその指が連通口に接触してコンタミを生ずることを防止することができる。
請求項5に係る本考案によれば、中蓋開放操作用のツバ部に指を掛けて中蓋を開けようとしたときに上蓋開放操作用のツバ部に指が掛かってしまうことにより、誤って上蓋を開け、または中蓋と共に上蓋も開けてしまうような誤操作を防止し、また、上蓋開放操作用のツバ部に指を掛けて上蓋を開けようとしたときに中蓋開放操作用のツバ部に指が掛かってしまうことにより、誤って中蓋を開け、または上蓋と共に中蓋も開けてしまうような誤操作を防止することができる。
本考案の一実施形態による希釈液収容容器の密栓状態を示す全体正面図(a)、および、この密栓状態から中蓋と上蓋を開けた状態を示す全体正面図(b)である。図1はこの希釈液収容容器の全体構成を概括的に示すものであるので、細部は図示省略または簡略化されている。 この希釈液収容容器を図1(a)の密栓状態から上蓋を閉じたままで中蓋を開けた状態を示すキャップ部分の拡大斜視図である。 この希釈液収容容器を図1(a)の密栓状態から中蓋を閉じたまま上蓋のみを開けた状態を示すキャップ部分の拡大斜視図である。 この希釈液収容容器を図1(a)の密栓状態から中蓋を若干開けると共に上蓋を大きく開けた状態を示すキャップ部分の拡大斜視図である。 この希釈液収容容器の用例を示す説明図である。
図1ないし図4を参照して、本考案の一実施形態による希釈液収容容器10は、低密度ポリエチレン(LDPE)などの圧縮変形可能な軟質材料で一体成形された容器本体20と、容器本体20の開口端に装着される略円筒状のベースキャップ30と、ベースキャップ30にヒンジ41を介して開閉可能に連結される中蓋40と、中蓋40にヒンジ51を介して開閉可能に連結される上蓋50と、を有して構成されている。中蓋40はヒンジ41を介してベースキャップ30に連結され、上蓋50はヒンジ51を介して中蓋40に連結されているので、ベースキャップ30と中蓋40と上蓋50は連続して一体に形成されている。一例として、これらはポリプロピレンで一体成形される。
容器本体20には、あらかじめ所定量の希釈液21が収容されている。この実施例では、容器本体20に9mlの希釈液21が収容される。希釈液21としては、たとえば、0.1%ペプトン加生理食塩水、緩衝ペプトン水、リン酸緩衝生理食塩水などが用いられる。
容器本体20は概ね円筒形状を有するが、その中間から上方にかけて絞り込まれて縮径されている。この実施例における縮径部22は、対向する一対の平行側面を有するものとして示されている。
縮径部22の側面には目盛り23が表示されている。目盛り23は、後述するように、この容器10を逆さにして内容液を培地入りシャーレなどの所定の検査容器に分注する際にその分注量を目視で確認できるようにするためのものであるから、逆さにしたときで通常の向きになるように表示されている。容器本体20にはあらかじめ9mlの希釈液21が収容されているので、これに検体試料1mlを入れたときに、容器本体20に10mlの希釈試料が収容されることになり、逆さにしたときに希釈試料の液面レベルはほぼ「10」の目盛りに一致する。この状態から滴下していくにつれて液面レベルが低下していくことになるが、その際に目盛り23を参照することによって分注量を容易に目視確認することができる。
容器本体20は、その開口端24に至る中空筒状の上端部25が若干縮径されており、その外周面に雄ねじ(図示省略)が形成されている。
略円筒状のベースキャップ30は、滑り止め加工32が施された側壁31を有する。側壁31の内周面には、容器本体20の上端部25の外周面に形成された雄ねじ(図示省略)に螺合する雌ねじ(図示省略)が形成されており、これにより容器本体20に対して着脱可能とされている。ベースキャップ30を容器本体20に対して着脱可能に設けることは、希釈液収容容器10の作製に際して、中蓋40および上蓋50と共にベースキャップ30を容器本体20から取り外して、容器本体20の開口端24から希釈液21を注入する作業を容易に行えるようにするために有利であり、また、特許文献1,2に記載されるような従来の容器本体20をそのまま使用することができる点においても好都合であるが、後述するように中蓋40をベースキャップ30から外してヒンジ41の側に倒せば、容器本体20の開口端24を大きく開口させることができるので、希釈液21を注入する作業に対して支障となることはほとんど無い。したがって、ベースキャップ30は容器本体20に固定されていても良く、あるいは容器本体20の一部を構成するものとして一体に形成されたものであっても良い。また、ベースキャップ20を容器本体20に対して着脱可能にするに際しても、図示実施形態のようなねじ結合に限定されず、他のいかなる手段を採用しても良い。
中蓋40は、天面42と側壁43とを有して、下端が開口された略皿状に形成されている。天面42の裏面には、ベースキャップ30に対して中蓋40を閉めたときに、容器本体20の上端部25の内側に密接して嵌合される内筒44が形成されている。内筒44は、ベースキャップ30に対して中蓋40を閉めたときに、その先端が容器本体20の開口縁26に略密接するように、下方への突出長が設定されている。
中蓋40の側壁43の外面には滑り止め加工48が施されている。また、側壁43において、ヒンジ41が設けられる地点から略180度間隔で対向する地点から、中蓋開放操作用のツバ部47が垂下形成されている。これに対応して、ベースキャップ30の側壁31には、中蓋40を閉めたときにツバ部47を収容する凹部33が形成されている。
中蓋40の天面42は、中央に内筒44に連通する連通口45を有すると共に、その周囲を取り囲むように環状の防護壁46が上方に突出して形成されている。防護壁46の上方への突出長は、連通口45が天面42の上方に突出する突出長より大きく、且つ、上蓋50の深さと略同一または僅かに小さい寸法に設定されている。防護壁46は、ツバ部47に指を掛けて中蓋40を開けたときに指が連通口45に接触して試料検液を汚染させてしまうことを防止するために設けられるものであるから、必ずしも360度全周に亘って環状に形成する必要はなく、ツバ部47の形成地点を中心とする60度、90度、120度、180度などの範囲に亘って円弧状などに形成されたものであっても良いし、指が入り込まない程度の間隔をおいて断続的に形成された複数の部分からなるものであっても良い。
上蓋50は、天面52と側壁53とを有して、下端が開口された略皿状に形成されている。天面52の裏面中央には、上蓋50を中蓋40に対して閉めたときに、中蓋40の連通口45に嵌入して密栓する円柱状の突起54が下方に突出して形成されている。
上蓋50の側壁53において、ヒンジ51が設けられる地点から略180度間隔で対向する地点から、上蓋開放操作用のツバ部55が外方に突出して形成されている。したがって、図1(a)に示す閉止状態では、中蓋開放操作用のツバ部47と、上蓋開放操作用のツバ部55は、略180度間隔で対向した位置にある。これにより、ツバ部47に指を掛けて中蓋40を開けようとしたときに誤ってツバ部55に指が掛かって上蓋50を、または上蓋50と共に中蓋40も同時に開けてしまうような誤操作や、反対に、ツバ部55に指を掛けて上蓋50を開けようとしたときに誤ってツバ部47に指が掛かって中蓋40を、または中蓋40と共に上蓋50も同時に開けてしまうような誤操作を防止することができる。
また、ベースキャップ30から中蓋40を開ける際にはツバ部47に指を掛け、中蓋40から上蓋50を開ける際にはツバ部55に指を掛けて操作するので、それらの際に指が中蓋40や上蓋50の内側に入り込んでコンタミを生じさせることを防止する。
以下に、この希釈液収容容器10の用例について、図5を参照して説明する。既述したように、容器本体20にはあらかじめ所定量(この実施例では9ml)の希釈液21が収容されている。この容器本体20に検体試料を注入するには、図1(a)の閉止状態から、中蓋開放操作用のツバ部47に指を掛けて引き上げることにより、中蓋40をベースキャップ30から外して、図2に示す中蓋開放状態とした上で、ピペット60などで採取した試料を所定量(この実施例では1ml)注入する(図5(a))。図2では中蓋40が45度程度開けた状態として示されているが、中蓋40はヒンジ41を介して大きく(180度以上)開放させることができるので、開口端24から試料を注入する作業の妨げにはならない。この試料注入作業時には、上蓋50は中蓋40に装着されたままの状態が維持される。
こうして試料を容器本体20に注入した後、中蓋40を閉め、希釈液収容容器10を4~5回程度転倒混和する(図5(b))。これにより、容器本体20には1/10に希釈された試料10mlが収容される。
次いで、上蓋開放操作用のツバ部55に指を掛けて引き上げることにより、上蓋50を中蓋40から外し、図3に示す上蓋開放状態とし、上下反転させて、縮径部22を両側から圧縮し、目盛り23を参照しながら所定量の希釈試料をシャーレ70や各種乾燥培地などに分注する(図5(c))。汚染度の高い検体試料の場合は、上記により得た1/10希釈試料から1mlを上記分注機能を使用して別の希釈液収容容器10の希釈液9ml入り容器本体20に注入し、以下同様にして分注を繰り返すことにより、1/100、1/1000などの希釈試料を得ることができる。
以上に本考案の一実施形態を説明したが、本考案はこれに限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲における各請求項に記載の考案の範囲内において様々に変形可能である。
10 希釈液収容容器
20 容器本体
21 希釈液
22 縮径部
23 目盛り
24 開口端
25 上端部
26 開口縁
30 ベースキャップ
31 側壁
32 滑り止め加工
33 凹部
40 中蓋
41 ヒンジ(第一ヒンジ)
42 天面
43 側壁
44 内筒
45 連通口
46 防護壁
47 中蓋開放操作用のツバ部
48 滑り止め加工
50 上蓋
51 ヒンジ(第二ヒンジ)
52 天面
53 側壁
54 突起
55 上蓋開放操作用のツバ部
60 ピペット
70 シャーレ

Claims (5)

  1. 所定量の希釈液を収容可能な容器本体と、容器本体の開口端に取り付けられる略筒状のベースキャップと、ベースキャップに第一ヒンジで開閉可能に連結される中蓋と、中蓋に第二ヒンジで開閉可能に連結される上蓋とを有し、ベースキャップを容器本体に取り付けると共に中蓋をベースキャップに対して閉じたときに容器本体の内部に連通する連通口が中蓋の天面を貫通して設けられ、上蓋を中蓋に対して閉じたときに中蓋の連通口を密栓する突起が上蓋の天面から下方に突出して設けられることを特徴とする希釈液収容容器。
  2. 容器本体の上端外周面に雄ねじが形成されると共に、ベースキャップの内周面に該雄ねじに螺合する雌ねじが形成され、該雄ねじと該雌ねじの螺合を介してベースキャップが容器本体に対して着脱可能であることを特徴とする、請求項1記載の希釈液収容容器。
  3. ベースキャップと中蓋と上蓋が第一ヒンジおよび第二ヒンジを介して連続して一体に形成されることを特徴とする、請求項1または2記載の希釈液収容容器。
  4. 中蓋の天面に、連通口を取り巻くように防護壁が上方に突出して形成されることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれか記載の希釈液収容容器。
  5. 第一ヒンジと第二ヒンジが中蓋の外周の略対向する地点に設けられると共に、中蓋の外周において第一ヒンジと略対向する地点に中蓋開放操作用のツバ部が形成され、上蓋の外周において第二ヒンジと略対向する地点に上蓋開放操作用のツバ部が形成されることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれか記載の希釈液収容容器。
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