JP3239393B2 - テープカセット - Google Patents

テープカセット

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JP3239393B2 JP29951391A JP29951391A JP3239393B2 JP 3239393 B2 JP3239393 B2 JP 3239393B2 JP 29951391 A JP29951391 A JP 29951391A JP 29951391 A JP29951391 A JP 29951391A JP 3239393 B2 JP3239393 B2 JP 3239393B2
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/25Process efficiency

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テープ状記録媒体を巻
装して収納するテープカセットに係り、特にカセット筺
体前面の開口部から記録再生装置のヘッドドラムが挿入
されて記録再生がなされるテープカセットに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、音声信号をデジタルデータ化して
磁気テープ等の記録媒体に記録するいわゆるデジタルオ
ーディオ記録再生装置が各種実用化されており、同時に
これらのデジタルオーディオ記録再生装置に対応する記
録媒体として磁気テープを巻装状態で収納したテープカ
セットが各種開発されている。
【0003】デジタルオーディオ記録再生装置における
記録方式としては回転ヘッドドラムによるヘリカルスキ
ャン記録が行なわれているが、この方式においては、テ
ープカセット前面から磁気テープを引き出し(ローディ
ング)して磁気テープを回転ヘッドドラムに巻回して走
行させ、記録/再生動作をなす方式と、テープカセット
の前面から回転ヘッドドラムを挿入してテープカセット
内の磁気テープにヘッドを圧接し、記録/再生動作をな
す方式が知られている。
【0004】筺体前面から回転ヘッドドラムを挿入して
記録/再生を行なう方式のテープカセットにおいては、
テープカセット筺体前面にヘッドドラムを挿入させてこ
れを磁気テープに当接させるため開口部が形成され、ま
た、この開口部内には、挿入されたヘッドドラムの周面
と対向したテープ案内面が所定の傾斜状態で設けられて
いるテープガイド部材が配置され、このテープガイド部
材は、テープ案内面とヘッドドラムの周面との間で磁気
テープを挟接することにより、磁気テープの走行位置を
適正に規制した状態で磁気テープをヘッドドラムに圧接
させ、ヘッドドラムのヘリカルスキャン動作による記録
/再生が良好に行なわれるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、テープカセ
ット筺体は上ハーフと下ハーフを嵌め合わせて数カ所を
例えばビス等で固定して形成するものであるが、ビス締
めを確実に行なおうとすると、ビス用リブやビス用ボス
部において、ビス締め付け力により座屈が生じ易く、こ
れにより上下ハーフの嵌め合わせ時の内寸が設計値と狂
うことがある。
【0006】通常、上下ハーフのビス締めは筺体の前面
側に2〜3箇所、背面側に2箇所程度行なうことになる
が、特に筺体前面側において座屈が生じ、それによって
上下ハーフ間の内寸が小さくなってしまった場合、この
影響が磁気ヘッドが挿入される前面開口部に及ぶと非常
に都合が悪いことになる。即ち円滑なヘッド挿入動作が
阻害され、適正な記録再生動作が実行できなくなる。
【0007】また、上下ハーフ間の内寸が狭められる
と、上下ハーフの内面において磁気テープの側面(テー
プエッジ)に当接する部分も生じる。これによりテープ
エッジのダメージやテープ走行不良が引き起こされると
いう問題も発生する。特にこれらの問題は寸法誤差の許
容範囲が狭い超小型のテープカセットにおいて顕著にあ
らわれる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点にかんがみて、上下ハーフ部材を複数個所の固定部で
嵌合固定してなるカセット筺体の前面部に形成される開
口部に記録再生装置のヘッド手段が挿入されることによ
り、カセット筺体内に収納されているテープ状記録媒体
にヘッド手段が当接し、信号の記録再生がなされるテー
プカセットにおいて、カセット筺体の前面開口部近傍に
おいて上ハーフ部材と下ハーフ部材が互いに突き当たる
ように、上ハーフ部材の内面と下ハーフ部材の内面のそ
れぞれから、又はいづれか一方から、突当部が形成され
ており、前記突当部は前記前面開口部と前記固定部の間
に位置しているテープカセットを提供するものである。
【0009】
【作用】突当部を形成して嵌め合わせ時に上下ハーフ間
で当接しあうようにすることで突当部近傍における上下
ハーフ間の内寸は確保される。従って、前面開口部近傍
において突当部が形成されていれば、前面開口部の内寸
は常に確保され、ヘッド挿入に支障を来すことはなくな
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明のテープカセットの一実施例を
図1〜図10を参照して説明する。なお、本例のテープ
カセットは超小型(筺体の平面サイズが縦20mm,横
30mm程度)に構成されるものである。図2はテープ
カセットにおける上ハーフの内面側の平面図、図3はテ
ープカセットにおける下ハーフの内面側の平面図、図4
〜図10はテープカセットの各部の構造及び動作の説明
図である。
【0011】図2〜図10において、1は例えばPCM
信号を記録・再生する磁気テープを収納するテープカセ
ットを全体として示し、このテープカセット1の筺体は
上ハーフ2と下ハーフ3とを対向させてビス4により締
め付けて合体し、この両ハーフ2,3の前面側に形成さ
れる開口部5を開閉するリッド6を回動自在に軸支する
ことにより構成される。
【0012】このテープカセット1の筺体内、即ち上下
ハーフ2,3間には、図4、図5、図6に示すように、
上下ハーフ2,3におけるハブ駆動軸の挿通孔2a,2
b(及び3a,3b)に対応して配される一対の両ハブ
7,8間に磁気テープTが巻装された状態で収納され、
その磁気テープTの一部分が、前面側開口部5の両側に
回転自在に軸支されガイドローラを兼ねるピンチローラ
9,10を介して架張状態で、筺体前面側の開口部5に
表出されるようになされている。
【0013】テープカセット1の筺体の上下面側には、
後部(背面部近傍)の両側各部に位置して上下両ハーフ
2,3に連通する誤消去防止機構12,13が配設され
るとともに中心前後方向の後部及び後部横方向の両側部
に位置決め用の基準孔15及び16,17が設けられ、
さらに、後縁部横方向に複数の所要検出孔18,19が
形成され、さらに両側面の後部にはグリップ部20,2
1が形成されている。
【0014】また、図4、図5からわかるように筺体の
正面側の開口部5を開閉するリッド6には横方向のガイ
ド溝22に沿ってラックギア23が設けられ、このラッ
クギア23は、例えばテープカセット1がカセットマガ
ジンに収納された状態において、カセットチェンジャが
テープカセットをカセットマガジンから取り出す際の係
合手段として用いられる。さらに、上下両ハーフ2,3
の平面中央部分には透明樹脂で成形された窓部2c,3
cが設けられ、テープカセット1の筺体の外部から磁気
テープTの残量確認ができるようになされている。
【0015】このテープカセット1が記録再生装置に装
填された際に、カセット筺体内に収納される磁気テープ
Tは回転ヘッドによりヘリカルスキャン方式で記録・再
生が行なわれるようになされている。すなわち、図5に
示すように、回転ヘッド41はヘッドドラム42に対し
て所要角度で傾斜して回転されるようになされており、
ヘッドドラム42はカセット筺体1のリッド6を上方又
は下方へ回動することによって開放される前面側開口部
5に部分的に挿入されて、この開口部5を横切るように
架張される磁気テープTがヘッドドラム42の挿入側周
面に巻き付くように摺動され、回転ヘッド41が回転す
ると磁気テープTを斜めに横切る傾斜したトラックが形
成されることになる。
【0016】この際、ヘッドドラム42に磁気テープT
が確実にヘリカル状に摺接されるようにするため、上ハ
ーフ2を外した状態の平面図である図6、及びリッド6
を外した状態の正面図である図8に示すとおり、カセッ
ト筺体の開口部5のヘッドドラム42の挿入部には、ガ
イド面24a,25aが互いに逆方向の傾斜となってい
る一対のテープガイド部材24,25が、ピンチローラ
9,10の内側位置に配設されている。従って、図7に
示すようにヘッドドラム42を開口部5に挿入すること
により、テープガイド部材24,25のガイド面24
a,25aがヘッドドラム42の周面に当接する状態と
なり、つまり、ヘッドドラム42の周面との間において
磁気テープTを挟んだ状態でガイドするようになされて
いる。
【0017】また、テープガイド部材24,25の配設
は、その略楕円状の孔部24b,25bに下ハーフに突
設されたピン3hが遊嵌挿通してなされることによりテ
ープガイド部材24,25は横方向に僅かに揺動可能と
されている。
【0018】さらに、この孔部24b,25bを断面で
示した図9(a)(b)から分かるように、孔部24
b,25bの内壁の上下方向の中央位置に周回状の凸部
24c,25cが形成されており、この凸部24c,2
5cがピン3hと接触する。ピン3hは孔部24b,2
5bにおける凸部24c,25cの内径よりも多少余裕
をもって小さい直径とされて遊嵌状に挿通しているた
め、上記したようにヘッドドラムが挿入されテープガイ
ド部材24,25に磁気テープTを介して圧接される
と、凸部24c,25cのガイド面側部分24c1 ,2
5c1 とピン3hが当接することになる。
【0019】従ってテープガイド部材24,25は、凸
部24c,25cのガイド面側部分24c1 ,25c1
を支点として、図9(a)又は(b)に示すように、仰
角方向に揺動偏位することが可能とされ、すなわちガイ
ド面24a,25aはヘッドドラム42の挿入角度誤差
に応じてその周面に追従して正確に対向することができ
る。このためテープカセット前面の開口部5に張架され
た磁気テープTは、ヘッドドラム42が挿入された際に
は、このヘッドドラム42の周面とテープガイド部材2
4、25のテープガイド面24a,25aによって磁気
テープ幅方向に均一に挟接されて走行し、良好な記録/
再生動作がなされる。
【0020】なお、テープガイド部材24,25を軸支
するピン3hには、下ハーフの平面図である図3、及び
図9において仮想線で示すように台座部3iが形成され
ており、この台座部がテープガイド部材24,25の孔
部24b,25bの下側周囲面に当接することにより、
ピン3hに対するテープガイド部材24,25の装着高
さ位置が規定されている。
【0021】また、ヘッドドラム42の両側部にはカセ
ット筺体1の開口部5の両側部において、ピンチローラ
9,10とテープガイド部材24,25の間に挿入され
る両ウイングガイド43,44が備えられており、この
両ウイングガイド43,44の前端部にローラ43a,
44aが装着され、磁気テープTをテープガイド部材2
4,25に圧接するようにしている。この両ウイングガ
イド43,44はカセット筺体1の開口部5にその内側
よりの支持片26,27と、この支持片26,27とピ
ンチローラ9,10との間に位置するテープはみ出し防
止用のガイド突起28,29との間において挿入され
る。
【0022】また、本実施例のテープカセット1の内部
構造は図6に示されており、ハブ7,8は各々ハブ駆動
軸が挿通係合される内ハブ7a,8aと、内ハブ7a,
8aに対し軸方向には移動可能で周方向には係合される
外ハブ7b,8bとにより構成されている。特に内ハブ
7a,8aには、少なくとも下ハーフ3側に向かって外
ハブ7b,8bより突出した周面に歯車状の被係止部7
1.8a1 が形成される。
【0023】そして、このような両ハブ7,8の被係止
部7a1 .8a1 と係合することによって、テープカセ
ット1の不使用時においてハブ7,8が回転不能状態と
なるようにブレーキ動作を行なうブレーキ部材11が下
ハーフ内面において一段下がって形成されている凹部3
e内に配置されている。
【0024】ブレーキ部材11は通常時(不使用時)に
あっては、バネ固定部11b1 ,11b2 に固定された
例えばステンレス線によるブレーキバネ11cがカセッ
ト筺体1内の圧接部3dと圧接していることによって得
られる付勢力によって図10(a)に示す状態、即ち係
止爪11a1,11a2 がそれぞれ内ハブ7a,8aの
歯車状の被係止部7a1 ,8a1 と当接している状態に
あり、ハブ7,8が回転不能なハブロック状態とされて
いる。
【0025】なお、ブレーキ部材11のバネ固定部11
1 においては、インサート成形等によりバネ固定部1
1b1 内をブレーキバネ11cが挿通された状態で完全
に固定されており、これによってブレーキバネ11cの
脱落が防止される。一方、バネ固定部11b2 では千鳥
状に突設された2つの係止片によって保持されているの
みである。
【0026】テープカセット1が記録再生装置に装填さ
れると、図10(b)に示すように記録再生装置に設け
られている位置決めピン99が上ハーフ2側或は下ハー
フ3側のいづれかの位置決め用の基準孔15から挿入さ
れる。これによってテープカセット1の記録再生装置内
における左右方向の装填位置がガイドされるわけである
が、同時に位置決めピン99がブレーキ解除ピンとして
作用することになる。
【0027】つまり、ブレーキ部材11にはテープカセ
ット1の筺体の厚み方向に対して断面略V字状に傾斜す
るカム面11d1 ,11d2 を有する押圧操作部11d
が形成されているため、位置決めピン99がブレーキ部
材11の押圧操作部11dのカム面11d1 或は11d
2に当接すると、ブレーキ部材11はブレーキバネ11
cによる付勢力に逆らって、ガイド部11fに挿通する
ガイドピン3f、及びガイド部11gに挿通するガイド
ピン3gに案内されてテープカセット1の前面方向にス
ライド移動し、図10(b)に示すように係止爪11a
1 ,11a2 と被係止部7a1 ,8a1 の係合が解除さ
れることになる。従ってハブ7,8が回転可能状態とさ
れる。
【0028】また、テープカセット1が記録再生装置か
らイジェクトされ、位置決めピン99が基準孔15から
脱出するとブレーキバネ11cによって得られる付勢力
によってブレーキ部材11が図10(b)の状態から図
10(a)状態に復帰し、ハブ7,8の回転がロックさ
れる。なお、図10のように内ハブ8a(7a)におい
ては、ブレーキ部材11が配置されていない上ハーフ2
側に向かって外ハブ8b(7b)より突出した周面にも
被係止部8a1 (7a1 )が形成されているが、このよ
うにすることによってハブ組込工程においてハブの配置
の際の上下の方向性が無くなり、作業が簡略化されるこ
とになる。
【0029】また、ブレーキ部材11は下ハーフ3に形
成される窓部3cの内面を遮蔽するように位置されてい
るが、このブレーキ部材11は透明樹脂で成形されてい
るため、ブレーキ部材11が窓部3cからのテープ残量
確認の妨げとなることはない。なお、ブレーキ部材11
を透明に成形しなくても、ブレーキ部材11がいづれの
摺動位置にあっても窓部2c,3cを覆うことのない大
きさとされる孔部を設ければ、窓部3cからのテープ残
量確認は妨げられない。
【0030】また、図3及び図6からわかるようにブレ
ーキ部材11が装填されている凹部3e内にはレール3
jが形成されている。即ちブレーキ部材11は凹部3e
内においてレール3jに積載された状態で収納されてお
り、上記のように摺動する際には凹部3eにおいてレー
ルとの線的な接触摺動がなされるのみであるため、摺動
動作に対して過大な摩擦が発生して、ブレーキ動作の円
滑性が損なわれるということはない。
【0031】なお、各図面中において説明上、図示を省
略したが、ハブ7,8の両側、即ちハブ7,8と上ハー
フ2の内面との間隙部、及びハブ7,8と下ハーフ3
(ブレーキ部材11)との間隙部には透明のフリクショ
ンシートが介在され、ハブ7,8の回転動作の円滑性の
向上、磁気テープの巻き乱れの防止やロストルクの発生
防止等の作用をなしている。
【0032】このように構成されるテープカセットにお
いて、上下ハーフ2,3は前述したようにビス4によっ
て固定されるため、上ハーフ2においては図2のよう
に、その背面側の両側部位にビス挿通孔2k1 が設けら
れ、また、前面側近傍の両側部位にビス挿通孔2k2
形成するビス用リブ2mが設けられている。そして下ハ
ーフ3においては、これに対応して図3に示すように背
面側の両側部位にビス螺合孔3k1 が設けられ、また、
前面側近傍の両側部位にビス螺合孔3k2 を形成するビ
ス用ボス部3mが設けられている。従ってA−A方向の
断面図として図1に示すように、上下ハーフ2,3が嵌
め合わせられた状態でビス4によって筺体前面側を固定
することができ、また図示しないが筺体背面側も同様に
固定される。
【0033】ここで、上ハーフ2には前面開口部5を形
成する壁面となるリブ2nが形成されており、また下ハ
ーフ3には上述したようにテープガイド部材24,25
を軸支するピン3hが形成されているが、このリブ2n
及びピン3hは、図1のように上下ハーフ2,3が嵌め
合わせられた際に丁度互いに突き当たって当接しあうよ
うに高さ方向のサイズが設定されている。そして、図
2、図3から分かるようにこのリブ2n及びピン3h
は、ビス4による固定部位よりも前面開口部5に寄った
位置に存在する。
【0034】すなわち本実施例では、上下ハーフ2,3
の嵌め合わせ固定時の内寸Siは、少なくとも筺体前面
側(前面開口部5)において、リブ2nとピン3hの当
接により最小値が確保されることになり、たとえビス締
め時にビス用リブ2m又はビス用ボス部3mに座屈が生
じても、その影響が前面開口部5の内寸Siの縮みとし
て現われることはない。そして、筺体前面側において内
寸が保証されるため、ヘッドドラム42及びウイングガ
イド43,44の挿脱に支障が生じることはなく、また
テープ走行の安定性及びテープダメージ発生の防止が実
現される。
【0035】なお、上下ハーフ2,3の固定方法がビス
によるものではなく、例えばかしめ固定や超音波溶着を
行なうような場合も同様であり、上記実施例におけるリ
ブ2nとピン3hのように上ハーフと下ハーフに突当部
が形成されていることで開口部5の内寸の縮みを防止で
きる。
【0036】また、突当部としてはリブ2nとピン3h
を利用して構成するものに限られず、内寸保証機能専用
に例えば突当リブを設けてもよい。もちろん上下ハーフ
の一方のみに、他方のハーフの内面まで達する突当リブ
を形成してもよい。また突当部の設定位置はいづれであ
ってもよいが、少なくともビス等による固定部より前面
開口部に近い位置に設定することが好ましい。なお、本
発明は実施例にように超小型のテープカセットに限定さ
れるものではなく、各種テープカセットにおいて適用可
能である。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明のテープカセ
ットでは、カセット筺体の前面開口部近傍において上ハ
ーフ部材と下ハーフ部材が互いに突き当たるように、上
ハーフ部材の内面と下ハーフ部材の内面のそれぞれ
ら、又はいづれか一方から、突当部が形成されることに
より、例えばビス締め時に座屈等が生じても、前面開口
部の内寸はその最小値が確保される。従ってヘッド挿脱
動作不良やテープ走行不良が発生することはなく、また
テープエッジのダメージ発生も防止できるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のテープカセットの一実施例における突
当部の説明図である。
【図2】本実施例の上ハーフの内面側の平面図である。
【図3】本実施例の下ハーフの内面側の平面図である。
【図4】本実施例のテープカセットの斜視図である。
【図5】本実施例のテープカセットとヘッドドラムの関
係を示す斜視図である。
【図6】本実施例のテープカセットの下ハーフ側の平面
図である。
【図7】本実施例のテープカセットにヘッドドラムを挿
入した状態の平面図である。
【図8】本実施例のリッドを外した状態の正面図であ
る。
【図9】本実施例のテープガイド部材の説明図である。
【図10】本実施例のハブブレーキ動作の説明図であ
る。
【符号の説明】
2 上ハーフ 2k1 ,2k2 ビス挿通孔 2m ビス用リブ 2n リブ 3 下ハーフ 3h ピン 3k1 ,3k2 ビス螺合孔 3m ビス用ボス部 4 ビス

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下ハーフ部材を複数個所の固定部で嵌
    合固定してなるカセット筺体の前面部に形成される開口
    部に記録再生装置のヘッド手段が挿入されることによ
    り、カセット筺体内に収納されているテープ状記録媒体
    に前記ヘッド手段が当接し、信号の記録再生がなされる
    テープカセットにおいて、 前記カセット筺体の前面開口部近傍において前記上ハー
    フ部材と前記下ハーフ部材が互いに突き当たるように、
    前記上ハーフ部材の内面と前記下ハーフ部材の内面のそ
    れぞれから、又はいづれか一方から、突当部が形成され
    ており、前記突当部は前記前面開口部と前記固定部の間
    に位置していることを特徴とするテープカセット。
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