JP3239066B2 - 自動販売機 - Google Patents

自動販売機

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JP3239066B2
JP3239066B2 JP15597496A JP15597496A JP3239066B2 JP 3239066 B2 JP3239066 B2 JP 3239066B2 JP 15597496 A JP15597496 A JP 15597496A JP 15597496 A JP15597496 A JP 15597496A JP 3239066 B2 JP3239066 B2 JP 3239066B2
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rack
vending machine
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    • G07FCOIN-FREED OR LIKE APPARATUS
    • G07F11/00Coin-freed apparatus for dispensing, or the like, discrete articles
    • G07F11/02Coin-freed apparatus for dispensing, or the like, discrete articles from non-movable magazines
    • G07F11/04Coin-freed apparatus for dispensing, or the like, discrete articles from non-movable magazines in which magazines the articles are stored one vertically above the other
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    • G07F11/02Coin-freed apparatus for dispensing, or the like, discrete articles from non-movable magazines
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    • G07F9/10Casings or parts thereof, e.g. with means for heating or cooling

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
  • Vending Machines For Individual Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たばこの自動販売
機などに関し、特にそれぞれが複数個の商品コラムを有
する商品ラックを前後2列に配設した自動販売機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図12は、従来のたばこの自動販売機で
ある。同図に示すように、この自動販売機100は、販
売機本体101と販売機本体101の前面開口102を
開き戸形式で開閉する本体扉103とで構成されてい
る。販売機本体101内には、前側に第1ラック104
および第2ラック105が左右に並んで配設され、後側
にその幅いっぱいに第3ラック106が配設されてい
る。各ラック104,105,106には商品コラム1
07が横並び複数個作り込まれており、通常はそれぞれ
に異なる商品Aが収容されるようになっている。この場
合、第3ラック106は販売機本体101内に固定的に
設けられているが、第2ラック105は前部左端を中心
に斜め前方に回動自在に構成され、第1ラック104は
第3ラック106に沿って左右方向にスライド自在に構
成されている。この場合、第3ラック106の各商品コ
ラム107は上下方向にコラム106の高さいっぱいに
延びており、主として標準サイズの売れ筋の商品(たば
こ)Aが収納される。また、第1ラック104および第
2ラック105には上下方向にも複数の商品コラム10
7が作り込まれており(図示省略)、ロングサイズなど
特殊サイズの商品(たばこ)Aが多数種、収納されるよ
うになっている。
【0003】このような構成において商品Aを補充(ロ
ーディング)する場合には、先ず第2ラック105を前
方に回動させて第2ラック105の後方に位置する第3
ラック106の商品コラム107に商品Aを補充し、次
に第2ラック105の位置に第1ラック104を移動さ
せて第1ラック104の後方に位置する第3ラック10
6の商品コラム107に商品Aを補充する。第3ラック
106への商品Aの補充が完了したら、第1ラック10
4および第2ラック105を元の位置に戻し、第1、第
2両ラック104,105の商品コラム107に商品A
を補充する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の自動
販売機100では、第1ラック104の商品コラム10
7に商品Aを補充する場合、本体扉103が邪魔になっ
て補充作業がし難くなる。特に、壁体のコーナー部など
設置した自動販売機100では、本体扉103が角度9
0度程度しか開かないため、本体扉103がその厚み
分、販売機本体101の前面開口102側に張り出し、
第1ラック104の右部の商品コラム107は、本体扉
103が邪魔になって補充作業がし難くなる。もっと
も、第1ラック104の右部の商品コラム107を省略
すれば、かかる問題は解決される。しかし、このように
すると商品Aの収容数が少なくなってしまう。また、補
充の際に第1ラック104を第2ラック105側へ移動
させるようにすれば、かかる問題は解消される。しかし
かかる場合には、第2ラック105が回動していてこれ
への商品Aの補充はできなくなるため、多種類の商品A
を手元に用意してその補充を行う場合には、手元の商品
Aから第1ラック104用の商品Aの選択を先ず行う必
要が生ずる。このため、かえって商品Aの補充に要する
時間がかかり、補充作業がし難くなってしまう。
【0005】一方、第1ラック104を移動させて第1
ラック104の後方に位置する第3ラック106の商品
コラム107に商品Aを補充する場合、第1ラック10
4はストッパに突き当っているだけでスライド可能な状
態になっている。このため、販売機本体101側と第1
ラック104側とを接続するにハーネスの引張り力(冬
期は塩ビの被覆材が硬くなるため特に顕著)、第1ラッ
ク104移動時の跳ね返り、自動販売機100自体の傾
きなどにより、商品Aの補充作業中に第1ラック104
が元の位置に向かって移動し、補充作業がし難くなる問
題があった。
【0006】本発明は、商品の収容数を減ずることな
く、商品の補充における作業性を向上させることができ
る自動販売機を提供することをその目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の自動販売機
は、複数の商品コラムをそれぞれ作り込んだ複数の商品
ラックを収容する販売機本体と、ヒンジを介して販売機
本体の前面開口を開き戸形式で開閉する本体扉とを備え
た自動販売機において、複数の商品ラックは、販売機本
体内のヒンジ側寄りに配置された第1ラックと、この第
1ラックの側方に配置された第2ラックと、第1ラック
および第2ラックの後方に配置された第3ラックとを有
し、第1ラックは、本体扉を開放した状態で、ヒンジと
逆側の部位を中心に斜め前方に回動可能に、かつ、第3
ラックに沿って左右方向にスライド可能に構成され、第
2ラックは、本体扉を開放した状態で、第1ラックと逆
側の部位を中心に、第1ラックよりも前方に回動可能に
構成されていることを特徴とする。
【0008】この構成によれば、本体扉を開放し、第1
ラックをヒンジと逆側の部位を中心に斜め前方に回動さ
せることにより、回動させた第1ラックをその前方にお
いて、開放した本体扉から逃がすことができる。すなわ
ち、商品の補充に際し、第1ラックを本体扉から逃げた
位置に回動させることができる。また、第1ラックが本
体扉から逃げ得る範囲内において、第1ラックを販売機
本体内のヒンジ側寄りに配置することで、全体として商
品の収容数が減ずることがない。また、第1ラック、第
2ラックおよび第3ラックに商品を補充する場合には、
まず、第2ラックを第1ラックよりも前方に回動させる
ことによって、第2ラックの後方に位置する第3ラック
の部位を開放し、この部位に商品を補充する。次いで、
第2ラックを回動させた状態のまま、第1ラックを第3
ラックに沿って、回動前の第2ラック側にスライドさ
せ、第1ラックの後方に位置する第3ラックの部位を開
放し、この部位に商品を補充する。以上により、第3ラ
ックへの商品の補充が完了する。その後、第1ラックお
よび第2ラックを元の位置に戻し、第1ラックおよび第
2ラックに商品を補充し、第1ラックおよび第2ラック
への商品の補充が完了する。
【0009】請求項1の自動販売機において、本体扉の
開放に連動して第1ラックを回動させる連動手段を、更
に備えることが好ましい。
【0010】この構成によれば、本体扉を開放したとき
に、連動手段を介して第1ラックを斜め前方に自動的に
回動させることができるため、商品の補充に際し、第1
ラックを回動させる手間を省くことができ、商品の補充
作業をより一層簡略化することができる。
【0011】
【0012】
【0013】請求項の自動販売機は、複数の商品コラ
ムをそれぞれ作り込んだ前側ラックおよび後側ラックを
収容する販売機本体と、販売機本体の前面開口を開閉す
る本体扉とを備え、前側ラックの左右方向の幅が後側ラ
ックのそれよりも小さく形成されるとともに、前側ラッ
クが定常位置とこの定常位置から退避する退避位置との
間で左右方向にスライド自在に構成された自動販売機に
おいて、退避位置における前側ラックの移動を規制する
移動規制手段を、備えており、この移動規制手段は、前
側ラックおよび販売機本体側の支持部材のいずれか一方
に取り付けた磁石と他方に取り付けた磁性体とで構成さ
れ、磁石および磁性体のいずれか一方が、吸着方向に直
交する軸線回りに揺動自在に取り付けられていること
特徴とする。
【0014】この構成によれば、移動規制手段により、
定常位置から退避位置に移動した前側ラックの移動を規
制することにより、退避位置にある前側ラックに自動販
売機自体の傾きやハーネスの引張り力が作用しても、前
側ラックの定常位置側への移動を阻止することができ
る。このため、前側ラックを退避位置に移動させて後側
ラックの商品コラムに商品を補充する場合に、前側ラッ
クが邪魔になることがない。また、移動規制手段は、磁
石と磁性体とで構成されているため、前側ラックを退避
位置に移動させると、磁性体が磁石に吸着されることに
より、前側ラックが退避位置で跳ね返って戻ることがな
い。加えて、磁石および磁性体のいずれか一方が、吸着
方向に直交する軸線回りに揺動自在に取り付けられてい
るため、磁石と磁性体とが相互に平行に対峙していなく
ても、吸着する瞬間に一方が他方に倣って揺動するた
め、適切な吸着状態となる。このため、磁石および磁性
体に製造上のばらつきが生じても、あるいはその取り付
けが精度良く行われなくても、磁石を適切に機能させる
ことができ、退避位置における前側ラックの位置規制を
良好に行うことができる。
【0015】
【0016】
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、本
発明の一実施形態に係る自動販売機について説明する。
この自動販売機はたばこの自動販売機であり、図1はそ
の構造図である。同図に示すように、この自動販売機1
は、販売機本体2と販売機本体2の前面開口2aを開閉
する本体扉3とで構成されている。本体扉3は、その右
端部に設けたブラケットヒンジ4を中心に開き戸形式で
開閉される。販売機本体2内には、前部に第1ラック5
および第2ラック6が左右に並んで配設され、後部にそ
の幅いっぱいに第3ラック7が配設されている。各ラッ
ク5,6,7には商品コラム8が横並び複数個作り込ま
れており、それぞれ異なる商品Aが収容されるようにな
っている。なお、第1ラック5および第2ラック6に
は、上下方向においても、商品コラム8を複数段に作り
込むことが可能である。
【0018】各商品コラム8は上下方向に延びており、
商品Aは前面の開口部分から投入(補充)され、積み重
ねるようにて収容される。商品コラム8の下端部には、
積み重ねた商品Aを下側から支持するようにコンベア形
式のベンドメカニズム9が配設されている。販売指令が
発令されると、ベンドメカニズム9が駆動して商品Aを
最下位のものから1個ずつ払い出す。払い出された商品
Aは、前部シュート10または後部シュート11を介し
て販売口12に導かれる。
【0019】図2に示すように、第3ラック7は横並び
に計12個の商品コラム8を有し、販売機本体2内の後
部に固定的に設けられている。また、第2ラック6は横
並びに計6個の商品コラム8を有し、販売機本体2内の
前部に配設されている。第2ラック6は、その左端に設
けた上下一対のヒンジ(図1参照)13,13を介して
販売機本体2に回動自在に取り付けられており、このヒ
ンジ13,13を中心に回動して、販売機本体2から斜
め前方の外部に引き出される。そして、第2ラック6が
最大限回動した状態では第3ラック7の略左半部が開放
され、第3ラック7の左半部の商品コラム8への商品A
の補充が可能になる。なお、第2ラック6は、販売機本
体2の定位置にある状態と最大限回動した状態とにおい
て、それぞれロック可能に構成されている。
【0020】一方、第1ラック5は横並びに計4個の商
品コラム8を有し、販売機本体2内の前部に第2ラック
6と並ぶように配設されている。この場合、第1ラック
5および第2ラック6は第2ラック6の回動を許容する
間隙を存して配置され、かつ第1ラック5は販売機本体
2の右側内側面に最大限寄せて、また第2ラック6は販
売機本体2の左側内側面に最大限寄せて配置されてい
る。これにより、販売機本体2にデットスペースが極力
生じないようにし、商品Aの収容数を多くすることがで
きる。
【0021】図2ないし図6に示すように、第1ラック
5は、ラック本体14とラック本体14を支持する支持
枠15とから成り、全体として左右方向にスライド自在
に構成されると共に、支持枠15に対しラック本体14
が左端後部を中心に回動自在に構成されている。
【0022】支持枠15は、ラック本体14の右側面、
後面および上下両面を覆うように形成した箱体であり、
上面中央には支持プレート21を介して一対のローラ2
2,22が取り付けられ、下面前部には折曲げ片23が
形成されている。一対のローラ22,22は販売機本体
2の天板に設けたガイドレール24に係合すると共に、
折曲げ片23は販売機本体2の側板間に渡したフレーム
25のガイドレール部25aに係合しており、第1ラッ
ク5はこのガイドレール24およびガイドレール部25
aに上下を案内されて、定常位置と左移動端位置との間
で、左右方向にスライド自在に構成されている。そし
て、第1ラック5を左移動端位置にスライドさせた状態
では第3ラック7の略右半部が開放され、第3ラック7
の右半部の商品コラム8への商品Aの補充が可能にな
る。
【0023】支持枠15の左端後部には上下一対のヒン
ジ26,26が取り付けられ、このヒンジ26,26を
介して、ラック本体14が支持枠15に取り付けられて
いる。各ヒンジ26には捻りコイルばね27が取り付け
られており、ラック本体14は販売機本体2から引き出
される方向、すなわち斜め前方に回動付勢されている
(図3参照)。また、ラック本体14の下面にはピン2
8が設けられており、ピン28が支持枠15の底板に形
成した円弧状のガイド孔29に係合している(図6参
照)。ラック本体14は、このガイド孔29により斜め
前方への回動端位置(補充位置)が規制されており、こ
の補充位置は、第1ラック5に商品Aを補充する際に本
体扉3が邪魔にならない位置に設定されている。
【0024】一方、本体扉3の内側には、ラック本体1
4に対応してラック本体14の右端部を押すプッシャ3
0が取り付けられている。プッシャ30はラック本体1
4の前面の上端部に当接するプッシュローラ31と、プ
ッシュローラ31を回転自在に支持すると共にプッシュ
ローラ31を本体扉3に固定するアーム32とで構成さ
れている。補充位置における第1ラック5に対して本体
扉3を閉塞すると、プッシュローラ31がラック本体1
4に当接し、捻りコイルばね27に抗してラック本体1
4を正面を向く定常位置に回動させる。また、閉塞した
状態から本体扉3を開放すると、捻りコイルばね27に
より、ラック本体14が左斜め正面を向く補充位置に回
動する。すなわち、捻りコイルばね27とプッシャ30
により連動手段が構成され、ラック本体14は、本体扉
3の開閉に連動して定常位置と補充位置との間で回動す
る。なお、この連動手段をリンクなどで構成することも
可能である。
【0025】ここで、図2を参照して、商品Aの補充
(ローディング)方法について簡単に説明する。先ず、
キー操作を経た後本体扉3を開放する。本体扉3を開放
してゆくと、これに伴って第1ラック5のラック本体1
4が補充位置に回動する。この状態では、第2ラック6
の各商品コラム8は正面を向いており、また第1ラック
5の各商品コラム8は左斜め正面を向いている。
【0026】ここで、第2ラック6を大きく回動させて
第3ラック7の左半部を開放し、第3ラック7の左半部
に商品Aを補充する。続いて、第1ラック5を左方へス
ライドさせて第3ラック7の右半部を開放し、第3ラッ
ク7の右半部に商品Aを補充する。このようにして第3
ラック7への商品Aの補充を完了したら、第1ラック5
を右方の元の位置に移動させると共に、第2ラック6を
元の位置に回動復帰させる。そして最後に、第1ラック
5および第2ラック6に商品Aを補充した後、本体扉3
を閉塞する。本体扉3を閉塞すると、これに伴って第1
ラック5が押され定常位置に回動復帰する。なお、第1
ラック5および第2ラック6への商品Aの補充を、第3
ラック7に先行して行ってもよい。
【0027】以上のように本実施形態によれば、第2ラ
ック6を回動自在に構成すると共に、第1ラック5をス
ライド自在に構成することにより、これら第1、第2両
ラック5,6の後方に位置する第3ラック(の商品コラ
ム8)7への商品Aの補充が可能になる。また、第1ラ
ック5を回動自在に構成することにより、厚手の本体扉
3を逃げるように第1ラック(ラック本体14)5の向
きを変えることができ、第1ラック5の商品コラム8数
を減ずることなく、無理のない状態で商品Aの補充が可
能になる。特に、設置環境により本体扉3が90度以上
に開かない場合でも、商品Aの補充を無理なく行うこと
ができ、商品Aの補充作業を円滑に行うことができる。
さらに、第1ラック(ラック本体14)5の回動は、本
体扉3の開閉に連動して為されているため、第1ラック
5を回動させる手間が省け、より一層、商品Aの補充作
業を円滑に行うことができる。
【0028】なお、上記の実施形態において、第1ラッ
クを手動で回動できるようにしてもよい。また、第1ラ
ックの回動構造は、単一の商品ラックを有する自動販売
機の当該商品ラックに、或いは左右に2個の商品ラック
を有する自動販売機の、ブラケットヒンジ側の商品ラッ
クに適用することができる。
【0029】次に、図7ないし図9を参照して、本発明
の第2の実施形態について説明する。この実施形態にお
ける自動販売機1では、販売機本体2に対し、第3ラッ
ク7は固定的に取り付けられ、また第2ラック6は回動
自在に取り付けられているが、第1ラック5は単に左右
方向にスライド自在に取り付けられている。
【0030】すなわち、第1ラック5には、その上面に
立設した支持プレート41を介して一対のローラ42,
42が取り付けられており、この一対のローラ42,4
2が、販売機本体2に設けたガイドレール43に係合し
ている。また、第1ラック5には、その下面に曲げ板4
4が取り付けられており、この曲げ板44が販売機本体
2の側板間に渡したフレーム(支持部材)45のガイド
レール部45aに係合している。これにより、第1ラッ
ク5はこのガイドレール43およびガイドレール部45
aに案内されて、定常位置と第3ラック7に商品Aを補
充するための退避位置(左移動端位置)との間で、左右
方向にスライド自在に構成されている。また、第1ラッ
ク5は退避位置において、移動規制手段17によりその
右方向への移動を規制されるようになっている。
【0031】図8ないし図10に示すように、移動規制
手段17は、マグネット51とこのマグネット51によ
り吸着される受け板52とを備え、マグネット51はフ
レーム45側に取り付けられ、受け板52は第1ラック
5側に取り付けられている。受け板52は、鋼板などの
磁性体で構成され、上記の曲げ板44と共締め状態で第
1ラック5の下面前部に取り付けらている。受け板52
の当て板部52aはマグネット51に対向するように配
設され、第1ラック5が退避位置に移動した状態におい
て、この当て板部52aがマグネット51に吸着され
る。また、当て板部52aは、受け板52を介して第1
ラック5がマグネット51に突き当てられたときに、わ
ずかに撓んで、第1ラック5の突当て衝撃を吸収する。
【0032】一方、マグネット51は、永久磁石などで
構成されたマグネット本体53と、マグネット本体53
を保持するホルダ54とから成り、ホルダ54の部分で
支持板55の先端部に固定されている。支持板55には
前後一対の長孔55a,55aが形成されており、支持
板55はこの各長孔55aに遊挿した2本の段付きビス
56,56により、ブラケット57に取り付けられ、更
にこのブラケット57が上記のフレーム45に取り付け
られている。支持板55の各長孔55aは左右方向に延
設されており、これに遊挿した段付きビス56により、
マグネット51の左右方向の微小な移動および前後方向
の微小な揺動を許容できるようになっている。
【0033】具体的には、図11に示すように、第1ラ
ック5が退避位置に移動してくると、マグネット51
は、受け板52を吸着しながら長孔55aによる移動範
囲内において、わずかに後退する。その際、マグネット
51のマグネット本体53と受け板52の当て板部52
aとが平行に対峙している場合には、マグネット51は
受け板52を吸着して後退するが、平行に対峙していな
い場合には、マグネット51は受け板52に倣って揺動
しかつ後退かつながら受け板52を吸着する。そして、
マグネット51に受け板52が吸着されると、第1ラッ
ク5に対し、受け板52をマグネット51から引き離し
得る力を加えない限り、第1ラック5が退避位置に不動
に保持される。このように構成することにより、マグネ
ット51や受け板52の製造上のばらつきや取付精度の
甘さを吸収することができ、受け板52のマグネット5
1への吸着を適切なものとすることができる。すなわ
ち、第1ラック5を退避位置に確実に保持することがで
きる。
【0034】なお、マグネット51におけるこの微小な
移動および揺動構造は、マグネット本体51とホルダ5
4との間、およびホルダ54と支持板55との間に構成
してもよく、また支持板55を省略してホルダ54とブ
ラケット57との間に構成してよい。また逆に、マグネ
ット51側を固定とし、受け板52側を上記のような微
小な移動および揺動構造としてもよい。
【0035】ここで、図7を参照して、第2実施形態の
自動販売機1における商品Aの補充(ローディング)方
法について簡単に説明する。本体扉3を開放した後、第
2ラック6を大きく回動させて第3ラック7の左半部を
開放し、第3ラック7の左半部に商品Aを補充する。続
いて、第1ラック5を左方へスライドさせる。第1ラッ
ク5を退避位置に移動させると、受け板52がマグネッ
ト51に吸着し、第1ラック5は退避位置に不動に保持
される。この状態では、第3ラック7の右半部が開放さ
れるため、この右半部に商品Aを補充する。次に、第1
ラック5を定常位置に移動させると共に、第2ラック6
を元の位置に回動復帰させて、第2ラック6および第3
ラック7への商品Aの補充を行う。
【0036】以上のように第2実施形態によれば、第3
ラック7の右半部に商品Aを補充する際に、移動規制手
段17により第1ラック5を退避位置に不動に保持する
ようにしているので、ハーネスによる引張り力や販売機
本体2の傾きなどにより、第1ラック5が右方に移動し
てしまうことがなく、第3ラック7の右半部に商品Aを
補充する際に第1ラック5を押さえておく必要がなくな
る。したがって、商品Aの補充を簡単かつ円滑に行うこ
とができる。
【0037】なお、本実施形態では、移動規制手段とし
てマグネットを用いているが、第1ラックを退避位置に
おいて移動規制することができるものであれば、移動規
制手段を簡単な突起や溝のようなもので構成してもよ
い。
【0038】
【発明の効果】以上のように請求項1の自動販売機によ
れば、商品の補充に際し、商品ラックを本体扉から逃げ
た位置に回動させることができるので、本体扉が邪魔に
なることがない。したがって、商品の収容数を減ずるこ
となく、商品の補充における作業性を向上させることが
できる。
【0039】また、請求項4の自動販売機によれば、前
側ラックを退避位置に移動させて後側ラックの商品コラ
ムに商品を補充する場合に、前側ラックが邪魔になるこ
とがないので、商品の補充における作業性を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るたばこの自動販売
機の構造図である。
【図2】第1実施形態に係る自動販売機の横断面図であ
る。
【図3】第1ラック廻りの斜視図である。
【図4】第1ラックの正面図である。
【図5】第1ラックの部分破断側面図である。
【図6】第1ラックの部分破断平面図である。
【図7】本発明の第2実施形態に係る自動販売機の横断
面図である。
【図8】第2実施形態に係る自動販売機の本体扉を省略
した状態の正面図である。
【図9】第2実施形態に係る自動販売機の縦断面図であ
る。
【図10】移動規制手段廻りの正面図である。
【図11】移動規制手段の動作を表した平面図である。
【図12】従来のたばこの自動販売機の構造図である。
【符号の説明】
1 自動販売機 2 販売機本体 2a 前面開口 3 本体扉 4 ブラケットヒンジ 5 第1ラック 6 第2ラック 7 第3ラック 8 商品コラム 14 ラック本体 15 支持枠 17 移動規制手段 24 ガイドレール 27 捻りコイルばね 30 プッシャ 43 ガイドレール 45 フレーム 51 マグネット 52 受け板 55 支持板 55a 長孔 A 商品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07F 9/00 - 17/72

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の商品コラムをそれぞれ作り込んだ
    複数の商品ラックを収容する販売機本体と、ヒンジを介
    して当該販売機本体の前面開口を開き戸形式で開閉する
    本体扉とを備えた自動販売機において、前記複数の商品ラックは、前記販売機本体内の前記ヒン
    ジ側寄りに配置された第1ラックと、この第1ラックの
    側方に配置された第2ラックと、前記第1ラックおよび
    前記第2ラックの後方に配置された第3ラックとを有
    し、 前記第1ラックは、前記本体扉を開放した状態で、前記
    ヒンジと逆側の部位を中心に斜め前方に回動可能に、か
    つ、前記第3ラックに沿って左右方向にスライド可能に
    構成され、 前記第2ラックは、前記本体扉を開放した状態で、前記
    第1ラックと逆側の部位を中心に、前記第1ラックより
    も前方に回動可能に構成されていること を特徴とする自
    動販売機。
  2. 【請求項2】 前記本体扉の開放に連動して前記第1
    ックを回動させる連動手段を、更に備えたことを特徴と
    する請求項1に記載の自動販売機。
  3. 【請求項3】 複数の商品コラムをそれぞれ作り込んだ
    前側ラックおよび後側ラックを収容する販売機本体と、
    当該販売機本体の前面開口を開閉する本体扉とを備え、
    前記前側ラックの左右方向の幅が前記後側ラックのそれ
    よりも小さく形成されるとともに、当該前側ラックが定
    常位置とこの定常位置から退避する退避位置との間で左
    右方向にスライド自在に構成された自動販売機におい
    て、 前記退避位置からの前記前側ラックの移動を規制する移
    動規制手段を、備えており、 この移動規制手段は、前記前側ラックおよび前記販売機
    本体側の支持部材のいずれか一方に取り付けた磁石と他
    方に取り付けた磁性体とで構成され、 前記磁石および前記磁性体のいずれか一方が、吸着方向
    に直交する軸線回りに揺動自在に取り付けられているこ
    を特徴とする自動販売機。
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