JP3238316U - 背中の保護機能付きウェットスーツまたはライフジャケット - Google Patents
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Abstract
【課題】背中の保護機能付きウェットスーツまたはライフジャケットを提供する。【解決手段】ウェットスーツ30またはライフジャケットは、使用中に着用者の胸部に隣接する前部と、使用中に着用者の背中に隣接する背部34とを有しており、脊椎保護部材または装置36が、ウェットスーツまたはライフジャケットの背部に取り付けられるか、またはウェットスーツまたはライフジャケットの背部に保持されている。【選択図】図3
Description
本考案は、背中の保護機能付きウェットスーツまたはライフジャケットに関する。
カワサキのジェットスキーなどの水上バイク(personal water craft)は、レクリエーション環境と競技環境の両方で広く使用されている。水上バイクはエンジンが強力なため、高速で走行することができる。ユーザーの安全性を高めるために、水上バイクのユーザーは通常、水上バイクから転落した場合に浮力を確保するためにライフジャケットを着用する。また、水上バイクに乗る際にヘルメットを着用することも一般的になりつつある。また、水上バイクに乗ると、水上バイクからの水しぶき、波の動き、他の水上バイクやボートからの水しぶきにより、ユーザーは非常に濡れやすい。そのため、水上バイクのユーザーの多くは、特に水温の低い地域では、ウェットスーツを着用して水上バイクに乗る。このような説明は、動力付き、動力無しを問わず、他の船舶のユーザーにも適用される。
国際ジェットスポーツ協会(IJSBA)は、水上バイク競技の世界的な公認団体である。IJSBAは、公認競技会の認可、組織、実施に関する規則、競技者および役員の資格と行動に関する基準、水上バイクの資格と準備に関する規則、および世界各地の年間シリーズ競技に関する規則を管理している。IJSBAの安全に関する規定には、以下のものがある。
6.7.4 フリースタイルを除くすべてのスキー競技者には、背中の保護機能が必須である。すべてのスキー競技者は、衝撃を分散、拡散、または吸収することができる脊柱保護装置の着用を求められる。保護装置は、怪我を軽減するのに十分な衝撃を吸収して分散させることができる硬質材料または軟質材料であってもよい。装置は水を吸収できないものでなければならない。装置が脊柱の必要な領域を覆っているかどうか疑わしい場合、以下の測定を行うものとする。両肩の上端を結ぶ水平線の下方5.08cm(2インチ)を超える距離、および両臀部を結ぶ水平線の下方7.62cm(3インチ)を下回る距離は認められない。競技ディレクターは、競技者が使用する背中の保護機能が適切かどうかを最終的に判断するものとする。すべての競技において、競技者には、背中の保護、保護靴、目の保護が推奨される。
他のイベントまたは他のカテゴリは、異なる団体によって認可され、異なるルールの下で運営されている。たとえば、アクアバイクは、UIMが公開して保険を付けている別のルールで運営されている。そのようなルールは以下で確認することができる。
https://p1aquax.com/P1-AquaX-Rule-Book、
https://www.uim.sport/Documents/Document/2021%20Aquabike%20Rulebook%20-%20Published%20on%2022.12.20.pdf、
https://www.aquabike.net、
https://www.uim.sport/Documents.aspx?type=1、
https://p1aquax.com、
https://www.p1jetcross.com。
https://p1aquax.com/P1-AquaX-Rule-Book、
https://www.uim.sport/Documents/Document/2021%20Aquabike%20Rulebook%20-%20Published%20on%2022.12.20.pdf、
https://www.aquabike.net、
https://www.uim.sport/Documents.aspx?type=1、
https://p1aquax.com、
https://www.p1jetcross.com。
安全要件を満たすために、競技に参加するライダーは通常、バックブレース(back brace)を着用する。IJSBAの安全規則を満たすために競技者が頻繁に着用するバックブレースの例を図1に示すが、これはジェットパイロットプロテックバックブレース(Jetpilot Protech Back Space)という名称で販売されている。この安全装置は、肩ストラップ10、12と腰ストラップ14とを有するハーネス配置を備え、これらのストラップは、いくつかに18、20の番号が付された一連の硬質プレートが取り付けられた発泡裏材(foam backing)16に接続されている。各下側硬質プレートには、上方に延びるとともに、真上の硬質プレートの下に位置する突出部を有する。硬質プレートが相対的に動くことで、装着者が前屈みになり、ある程度の快適さを得ることができる。硬質プレートは、ライダーの背骨に損傷を与える可能性のある強い衝撃をそらすように機能する。
図1に示すバックブレースは効果的な脊椎保護を提供するが、不快感を与える可能性があり、使用中にストラップが肩から外れてしまうことがある。競技レースでバックブレースを使用する場合、高速でストラップが動くと、ライダーの注意が散漫になることがある。
本明細書において先行技術文献が参照される場合、この参照は、その文献がオーストラリアまたは他の国の技術における一般的な知識の一部を形成していることを認めるものではないことが明確に理解されるであろう。
本考案は、上記の欠点の少なくとも1つを少なくとも部分的に克服し得るか、または消費者に有用なまたは商業的な選択肢を提供し得るウェットスーツまたはライフジャケットに関する。
以上を考慮すると、本考案の一形態は、ウェットスーツまたはライフジャケットに広く適用されるものであって、そのようなウェットスーツまたはライフジャケットは、使用中に着用者の胸部に隣接する(adjacent)前部と、使用中に着用者の背中に隣接する背部とを有しており、脊椎保護部材または装置がウェットスーツまたはライフジャケットの背部に取り付けられているか保持されている。
一実施形態では、脊椎保護部材または装置は背部に固定して取り付けられている。一実施形態では、脊椎保護部材または装置は背部に縫い付けられている。別の実施形態では、脊椎保護部材または装置は、糊または接着剤を使用してウェットスーツまたはライフジャケットに固定して取り付けられている。別の実施形態では、脊椎保護部材または装置は、ウェットスーツまたはライフジャケットに超音波溶接または熱溶接されている。
一実施形態では、脊椎保護部材または装置は、背部に取り外し可能に取り付けられている。一実施形態では、背部はポーチまたはポケットを含み、脊椎保護部材または装置はポーチまたはポケットに収容される。ポーチまたはポケットは、ポーチまたはポケットの開口部を選択的に開閉するためのクロージャーを備えていてもよい。一実施形態では、クロージャーはジッパーを含む。別の実施形態では、クロージャーはフラップを含む。別の実施形態では、クロージャーは、ベルクロ(Velcro(登録商標))などの面ファスナー(hook and loop closure)を含む。別の実施形態では、クロージャは磁気クロージャを含む。別の実施形態では、クロージャーは、1つまたは複数のクリップ、または1つまたは複数の留め金、あるいは1つまたは複数のボタンを含む。他のクロージャーを使用することもできる。
一実施形態では、ポーチまたはポケットは、内部ポーチまたはポケットを含む。別の実施形態では、ポーチまたはポケットは、外部ポーチまたはポケットを含む。一実施形態では、ポーチまたはポケットは、ウェットスーツまたはライフジャケットの内部部分の開口部を介してアクセス可能な外部ポーチまたはポケットを備える。別の実施形態では、ポーチまたはポケットは、外部開口部を介してアクセス可能な外部ポーチまたはポケットを備える。
一実施形態では、脊椎保護装置または部材は、可撓性または弾力性のある発泡体を含む。可撓性または弾力性のある発泡体は、水を吸収しない独立気泡の発泡体を含んでいてもよい。可撓性または弾力性のある発泡体は、EVA発泡体またはEVA衝撃発泡体を含んでいてもよい。他の発泡体を使用することもできる。発泡体は、ポリウレタン発泡体またはエラストマー発泡体を含んでいてもよい。発泡体は、柔軟で弾力性のある発泡体を含んでいてもよい。
発泡体は、シート状の発泡体やパッド状の発泡体から構成されてもよい。シート状の発泡体やパッド状の発泡体は、約10mm~約50mm、または約10mm~約30mmの厚さを有していてもよい。シート状の発泡体やパッド状の発泡体は、脊椎の保護で格付けされてもよい。
別の実施形態では、脊椎保護装置または部材は、衝撃吸収性を有する材料の1つまたは複数のシートまたはパッドを含む。一実施形態では、脊椎保護装置または部材は、エラストマー材料の1つまたは複数のシートまたはパッドを含む。ゴムは、所望の衝撃吸収性のある天然ゴム、合成ゴムのいずれも使用できる。
一実施形態では、脊椎保護装置または部材は、ポーチまたはポケットの中に収まる大きさである。一実施形態では、脊椎保護装置または部材は、ポーチまたはポケット内に配置できるように変形し、その後、ポーチまたはポケットの中に収まるように元の形状に戻るかまたは戻ることができるように、柔軟または屈曲可能である。一実施形態では、脊椎保護装置または部材はポーチまたはポケット内にぴったりと収まる。
一実施形態では、脊椎保護装置または部材は剛性プレートを含む。別の実施形態では、脊椎保護装置または部材は、互いに隣接して配置された複数の剛性プレートを含む。一実施形態では、下部剛性プレートの上向きに突出する部分が、上部プレートの少なくとも一部の下にある。一実施形態では、剛性プレートまたは複数の剛性プレートは裏打ち部材に取り付けられている。裏打ち部材は、発泡部材、すなわち発泡シートまたは発泡パッドを含んでもよい。一実施形態では、剛性プレートまたは複数の剛性プレートは、ウェットスーツまたはライフジャケットの背部に直接取り付けられている。別の実施形態では、剛性プレートまたは複数の剛性プレートは裏打ち部材に取り付けられており、裏打ち部材はウェットスーツまたはライフジャケットの背部に取り付けられている。別の実施形態では、剛性プレートまたは複数の剛性プレートは、ポーチまたはポケットの内側に取り外し可能に配置されるか、または裏打ち部材に取り付けられた剛性プレートまたは複数の剛性プレートは、ポーチまたはポケットの内側に配置される。
脊椎保護装置または部材の形状およびサイズは様々であってよく、サイズおよび形状に関する唯一の要件は、脊椎保護装置または部材が、保護すべき脊椎の領域を覆うのに十分な長さおよび十分な幅を有するということである。いくつかの実施形態では、脊椎保護装置または部材は、その水平方向の中心より下に幅広の部分を有する。他の実施形態では、脊椎保護装置または部材は、その水平方向の中心より上に幅広の部分を有する。他の実施形態では、脊椎保護装置は、その垂直方向の範囲に沿って略同様の幅を有する。上記のような脊椎保護装置の特定のサイズおよび形状は、限定的であると見なされるべきではない。
一実施形態では、ポーチは、ウェットスーツまたはライフジャケットの背部の外面にシート状の材料を縫合または接合することによって形成される。一実施形態では、シート状の材料は、そこから水を排出することができる。このように、ポーチやポケットは水を溜めないが、そうでなければ、ウェットスーツやライフジャケットの重量が増加し、ウェットスーツやライフジャケットの浮力が減少することになる。一実施形態では、シート状の材料は、メッシュのシートを含む。一実施形態では、シート状の材料は、可撓性のメッシュシートを含む。可撓性のメッシュ材料のシートは、可撓性のナイロンメッシュのシートを含んでいてもよい。別の実施形態では、シート状の材料は、穴の開いたシート状の材料または孔のあるシート状の材料を含む。シート状の材料は、適切に可撓性または伸縮性がある。
ウェットスーツまたはライフジャケットがポーチまたはポケットを含む実施形態では、ポーチまたはポケットは、ウェットスーツの外部に位置する部分を含むことができる。別の実施形態では、ポーチまたはポケットは、ウェットスーツの少なくとも一部で覆われている。別の実施形態では、ポーチまたはポケットは、ウェットスーツまたはライフジャケットに取り付けられた1つまたは複数の外部フラップによって覆われてもよい。1つまたは複数の外部フラップは、ポーチまたはポケットを覆うように動かすことができる2つ以上の外部フラップを含み、次いで、2つ以上のフラップは、1つまたは複数のジッパーなどの1つまたは複数のクロージャーを使用して、または、面ファスナー、磁気クロージャー、ボタン、クリップ、留め金などの他の任意の適切なクロージャーを使用して一緒に閉じられる。
一実施形態では、ウェットスーツまたはライフジャケットの脊椎保護装置または部材は、着用者の肩の線から50mm以上下に延在し、着用者の両臀部間の水平線から少なくとも75mm下まで延在する。本考案のウェットスーツまたはライフジャケットを着用する人には、様々なサイズの人がおり、ウェットスーツまたはライフジャケットは、様々なサイズで提供される。したがって、脊椎保護装置または部材の実際の寸法は様々であり、より大きなウェットスーツまたはライフジャケットに装着するときは、脊椎保護装置または部材は大きなサイズとなる。
一実施形態では、本考案のウェットスーツまたはライフジャケットは、ウェットスーツを含む。ウェットスーツは、脚部を有するが本質的に袖無しのウェットスーツジョンを含んでもよい。ウェットスーツは、脚部が長く、腕部が長袖であるウェットスーツを含んでもよい。ウェットスーツは、脚部が短く、半袖のウェットスーツ、または脚部が短く、袖無しのウェットスーツを含んでもよい。
一実施形態では、本考案のウェットスーツまたはライフジャケットは、ライフジャケットを含む。
本明細書に記載されている特徴のいずれも、本考案の範囲内で本明細書に記載されている他の特徴のいずれか1つまたは複数と任意の組み合わせで組み合わせることができる。
本明細書に記載されている特徴のいずれも、本考案の範囲内で本明細書に記載されている他の特徴のいずれか1つまたは複数と任意の組み合わせで組み合わせることができる。
本明細書における先行技術への言及は、先行技術が一般知識の一部を形成することの承認またはいかなる形式の示唆として解釈されるものではなく、また解釈されるべきではない。
本考案の好ましい特徴、実施形態、および変形例は、本考案を実施するために当業者に十分な情報を提供する以下の詳細な説明から認識することができる。詳細な説明は、いかなる形であれ、前述の考案の要約の範囲を制限するものと見なされるべきではない。詳細な説明では、次のようないくつかの図面を参照する。
本考案の好ましい実施形態を説明する目的で図面が提供されていることが理解されよう。したがって、当業者は、本考案が、添付の図面に示されるような特徴のみに限定されると見なされるべきではないことを理解するであろう。
図2および図3は、本考案の一実施形態によるウェットスーツの正面図および背面図をそれぞれ示している。ウェットスーツ30は、ウェットスーツが使用者に装着されたときに使用者の胸部に隣接する前部32を含む。ウェットスーツ30はまた、ウェットスーツが使用者に装着されたときに使用者の背中に隣接する後部34を含む。ウェットスーツの装着を容易にするために、面ファスナー(hook and loop closure)(ベルクロ(Velcro(登録商標)))35がウェットスーツ30の片方の肩に設けられている。
ウェットスーツ30は、本質的に袖無しであり、着用者の脚を足首まで覆う長い脚部38を有するウェットスーツジョンの形態である。ウェットスーツ30は、本考案から逸脱することなく、長袖、または半袖、または短い脚部、あるいはそれらの任意の組み合わせを備えることができる。
ウェットスーツ30には、脊椎保護部材36も取り付けられている。脊椎保護部材36は、図2に示されるように、ウェットスーツ30の背部に取り外し可能に取り付けられている。脊椎保護部材36は、EVA発泡体の成形シートの形態である。他の柔軟で弾力性のある材料または衝撃吸収材料も使用することができる。
図4~6は、脊椎保護部材36がウェットスーツ30にどのように取り付けられているかを詳細に示している。この実施形態では、脊椎保護部材36は、ウェットスーツ30に取り外し可能に取り付けられている。特に、伸縮性メッシュ材料40から作られたポーチは、伸縮性メッシュ材料40をウェットスーツ30の背部34に縫い付けることによって形成される。伸縮性メッシュ材料40は、伸縮性メッシュ材料の周囲42に沿ってウェットスーツ30の背部に縫い付けられている。伸縮性メッシュ材料40をウェットスーツ30の背部に縫い付けるために使用される縫い目は、図4および図5に明確に示されており、縫い目は伸縮性メッシュ材料の外周42の周りに延びている。縫い目は図5に最もよく示されている。伸縮性メッシュ材料40の拡大図も図5に示されている。ポーチ44は、メッシュ材料40とウェットスーツ30の背部34の外面との間に設けられている。
ポーチ44は、ウェットスーツ30の背部34の生地に形成された開口部を有する。図6は、部分的に反転または裏返しの状態のウェットスーツ30を示している。ウェットスーツ30の背部34の内面46は、図6で見ることができる。開口部48は、ウェットスーツ30の背部34の生地を通る線またはスロットを切ることによって形成される。ユーザーが開口部48を選択的に開閉できるように、開口部48の両側にはジッパー50が縫い付けられている。開口部48の適切な位置も図3に概略的に示されている。
ユーザーは、脊椎保護部材36をポーチ44に挿入したいとき、ジッパー50を開いて、開口部48から発泡体パッド36の形態の脊椎保護部材を挿入する。発泡体パッド36は柔軟で弾力性があるので、開口部48をより容易に通過できるように変形させることができる。発泡体パッド36はポーチ44に完全に挿入されると、通常の形状に戻ることができる。理想的には、そして図4に示されるように、発泡体パッド36は、ポーチ44内にぴったりと収まり、ポーチ44の形状に密接に適合する。発泡体パッド36がポーチ44に適切に挿入されると、ジッパー50を閉じることによって、発泡体パッド36をポーチ44内に確実に保持することができる。ユーザーは、発泡体パッドを取り外したい場合には、ジッパー50を再度操作して開口部48を開いて、開口部48から発泡体パッド36を取り外すことができる。
図2~6に示されるウェットスーツの実施形態は、発泡体パッドがポーチに挿入されているか、または発泡体パッドがポーチに挿入されていない状態でウェットスーツを使用するかの選択肢をユーザに提供する。たとえば、ユーザーがシュノーケリングにウェットスーツを使用したい場合、通常、脊椎保護は必要がないので、発泡体パッドは省略できる。しかし、ユーザーが、脊椎保護が必要な状況でウェットスーツを使用したい場合、発泡体パッドをポーチに挿入して、必要な程度の脊椎保護を備えることができる。
伸縮性メッシュ材料40は、相当数の開口部または孔を有しているため、水をポーチ44から急速に排出することができる。伸縮性メッシュ材料40は、伸縮性ナイロンメッシュを含む。複数の開口部を有する他の伸縮性材料も使用することができる。例えば、多数の開口部が形成された薄手のネオプレン材料や、多数の開口部を有するシート状の伸縮性ゴム材料を使用することができる。いくつかの実施形態では、伸縮性メッシュ材料は、脊髄保護部材が挿入されるときに容易に確認できるように、ある程度の透明性を提供する。これにより、脊椎保護装置が取り付けられていることを迅速に視覚的に確認できるだけでなく、脊椎保護部材にスポンサー名や広告を印刷することもできる。
図7および8は、本考案の別の実施形態によるウェットスーツを示している。図7および8に示されるウェットスーツは、図2~6に示されるようなウェットスーツと同様のポーチ44および脊椎保護部材の構成を有する。しかしながら、図7および8に示されるウェットスーツはまた、隣接する縁部に位置するジッパー56を有する外部フラップ52、54も含む。外部フラップ52、54は、ウェットスーツの背部の外面の一部を形成する。図7は、ジッパー56が開いて、フラップ52、54が互いに離れている状態を示している。図8は、フラップ52、54の内縁が互いに隣接して、ジッパー56が閉じた状態を示している。この実施形態では、フラップ52、54はポーチ44を覆う。フラップ52、54は、薄いネオプレンまたはエラスタン材料から作られていてもよい。
図9は、本考案の一実施形態によるライフジャケット60の背面図を示している。ライフジャケット60は、一般的に従来の設計および構造であり、背部62を有する。ポーチ64は、伸縮性メッシュ材料66を背部62の外面に縫い付けて形成される。ポーチ64は、必要に応じて脊椎保護部材または装置(図示せず)を挿入および取り出すことができる開口部68を有する。ジッパー70は、開口部68を開閉するために使用される。
図9に示されるポーチ64の開口部およびジッパーの位置は、図2~6の実施形態のウェットスーツに示されるポーチ44においても使用することができる。さらに、図9は垂直方向に延びるジッパーおよび開口部を示しているが、ジッパーおよび開口部は、水平方向または実際には任意の方向に延びることができ、また、図9に示されるように、ポーチの縁に隣接して、あるいはポーチの縁から離れて配置することができる。
図10は、背部82を有するライフジャケット80が、背部82に固定して取り付けられた脊椎保護装置84を有する別の実施形態を示している。脊椎保護装置84は発泡裏材16を含み、発泡裏材16には複数の剛性プレート18、20が取り付けられている。脊椎保護装置84は、図1に示されるバックブレースの肩ストラップ10、12および腰ストラップ14が省略されていることを除いて、図1に示される脊椎保護装置/バックブレース10と本質的に同一である。発泡裏材16は、縫製、接着、超音波溶接などによってライフジャケット80の背部82に取り付けられてもよい。この実施形態では、脊椎保護装置84は実質的にライフジャケットに恒久的に固定されている。
図11および12は、図2~8に示される実施形態で使用される発泡体シートまたは発泡体パッド36の拡大図を示している。発泡体シートまたは発泡体パッド36は、図11に示されるような輪郭形状および約20mmの厚さを有するEVA発泡体のパッドを含む。発泡体パッド36は、発泡体パッドに加えられた衝撃力の放散を補助するために、片側または両側に複数の突出したボスまたは突起86を有していてもよい。突出したボスまたは突起86は、図11に最もよく示されるように、波状パターンで配置されてもよく、波状パターンは、発泡体パッド36の可撓性の向上を促進させることができる。
発泡体パッド36は、所望の程度の脊椎保護を提供するために、ユーザーの脊椎および背中の領域を横切って延在する。
本明細書および実用新案登録請求の範囲(もしあれば)において、「含む(comprising)」という単語、ならびに「含む(comprises)」および「含む(comprise)」を含むその派生語は、記載された整数のそれぞれを含むが、1つまたは複数のさらなる整数を含むことを除外しない。
本明細書および実用新案登録請求の範囲(もしあれば)において、「含む(comprising)」という単語、ならびに「含む(comprises)」および「含む(comprise)」を含むその派生語は、記載された整数のそれぞれを含むが、1つまたは複数のさらなる整数を含むことを除外しない。
本明細書全体を通して「一実施形態」または「実施形態」への言及は、実施形態に関連して説明される特定の特徴、構造、または特性が、本考案の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。したがって、本明細書全体の様々な場所での「一実施形態において」または「実施形態において」という語句の出現は、必ずしもすべてが同じ実施形態を指すとは限らない。さらに、特定の特徴、構造、または特性は、1つまたは複数の組み合わせで任意の適切な方法で組み合わせることができる。
法令に基づき、本考案は、構造的または方法的な特徴を多かれ少なかれ具体的に示す言葉で記述してきた。本明細書に記載の手段は、本考案を実施するための好ましい形態であるため、本考案は、図示または記載される特定の特徴に限定されるものではない。したがって、本考案は、当業者によって適切に解釈される添付の実用新案登録請求の範囲(もしあれば)の適切な範囲内で、その形態または変更のいずれにおいても請求される。
Claims (5)
- ウェットスーツまたはライフジャケットであって、
使用中に着用者の胸部に隣接する前部と、使用中に着用者の背中に隣接する背部とを有しており、
脊椎保護部材または装置が、ウェットスーツまたはライフジャケットの背部に取り付けられている、あるいはウェットスーツまたはライフジャケットの背部に保持されている、ウェットスーツまたはライフジャケット。 - 前記脊椎保護部材または装置が前記背部に固定して取り付けられている、請求項1に記載のウェットスーツまたはライフジャケット。
- 前記脊椎保護部材または装置が前記背部に取り外し可能に取り付けられている、請求項1に記載のウェットスーツまたはライフジャケット。
- 前記背部がポーチまたはポケットを含み、前記脊椎保護部材または装置がポーチまたはポケットに収容される、請求項3に記載のウェットスーツまたはライフジャケット。
- 前記ポーチまたはポケットには、ポーチまたはポケットの開口部を選択的に開閉するためのクロージャーが設けられている、請求項4に記載のウェットスーツまたはライフジャケット。
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