JP3237225U - 軽石除去海水ストレーナー - Google Patents

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Abstract

【課題】大量の軽石を吸い込んだ場合、ストレーナー本体の許容量を超えてしまい、冷却水の循環を妨げる結果になり、エンジンのオーバーヒートを誘発し、航行不可能に陥る船舶が増加する原因になるため、軽石のつまりを防止できる海水ストレーナーを提供する。【解決手段】ストレーナー本体1の内部に複数の上向きの隔壁4を対面状に配置し、軽石が自らの浮力により隔壁の間を上部へ移動し、従来の不純物と分離でき、フィルター3に大量の軽石が堆積することを防ぐものである。【選択図】図1

Description

本考案は船舶の海水ストレーナーに隔壁を有し、軽石(他の浮遊物)のつまりを防止できる海水ストレーナーに関するものである。
通常の船舶において、エンジンの冷却の為にエンジンをかけると同時に海水インペラが作動し、海水をエンジンの中に送り込む。その熱を利用してエンジンが冷やされ、一定の温度を保つ構造である。
海水の中には不純物も混ざっており、通常は網と外殻とでなされたストレーナーを使用し、不純物がたまった時点で取り除き使用していた(年1回程度)。
しかし、従来の海水ストレーナーは大量の軽石の侵入を想定せず設計され、大量の軽石が侵入した場合ストレーナーの本体の許容量を超えてしまい、冷却水の循環を妨げる結果になり、エンジンのオーバーヒートを誘発し、航行不可能に陥る船舶が増加する原因になっている。
本考案は、ストレーナーの内部に上向きの角度を持った複数の互いに交差する隔壁を対面状に有し、内部の隔壁間を通過する軽石を上部に集め、沈下を防ぐ構造にある為、軽石と通常の冷却水を分離する構造になっている。
海上でも、エンジンを一時停止し、イン、アウトのバルブを閉めることにより、ストレーナー上部に開閉口から、上部に堆積した軽石を手作業により除去できるという特徴をもつ軽石除去海水ストレーナーである。
交差する隔壁があることにより、一度浮き上がった軽石(他の浮遊物)を内部の海水の攪拌による下部への再沈下を防ぐ構造である。
海水ストレーナーのストレーナー出口にはエンジンインペラによる給水の負圧が発生し、フィルターの上面に隔壁を通じて浮き上がらない軽石(他の浮遊物)が付着する可能性があるが、エンジンを一時止める事により、負圧が0になり、旧水圧によりフィルターに付着した軽石は船舶の揺れによりストレーナー内で攪拌され、微細な軽石も上部隔壁の隙間をすり抜け上部へ移動し、ストレーナー上部の蓋を外すことにより、手作業で軽石を除去できる構造となっている。
船内機構造の船舶は、本来装着されている船底のインテークストレーナーにより、5~6ミリ以上の浮遊物は船内に取り入れない構造になっている。もし、インテークストレーナーに軽石が大量に給水圧により付着した場合でもエンジンを一時停止することにより付着した軽石の浮遊拡散を促すことが出来る。
本考案のフィルターの目穴の大きさを小さくすることによりエンジンがある程度以内のものをエンジン内に吸収しても海水インペラー、熱交換器、排気のミキシングエルボ等を問題なく通過し、エンジン外部に放出し、潤沢にエンジン内に海水を循環させることが出来る。
本考案のストレーナーは上部と下部に分かれており、上部と下部をフィルター上部で離脱させることにより、フィルターの清掃が可能であるし、フィルターの種類(目穴の大きさ)を選ぶことが出来る。その折のストレーナーの水抜きの為のドレンコックを設ける。
また、この装置を複数連結させ使用すると、各ストレーナーのフィルターの目穴の大きさを、大中小と順に小さくしたものを連結し最終的なフィルターの穴の大きさを1.5ミリ以下に抑えることによって、通常のエンジンであればエンジンが1.5ミリ以内のものをエンジン内に吸収してもインペラー、熱交換器、排気のミキシングエルボを問題なく通過でき、エンジン内に海水を通常循環させることができる。
本考案の軽石除去海水ストレーナーを使用するとエンジン内への軽石(他の浮遊物)の除去効果があり、故障の原因を取り除くことができる。
また、堆積した軽石(他の浮遊物)をストレーナーの分解をすることなく、簡単に取り除くことができる。
本考案の海水ストレーナーの構造断面図である。 本考案の海水ストレーナーの軽石(他の浮遊物)が堆積した時に取り除き作業の図である。 本考案のストレーナーの網の構造を現したものである。
ストレーナー本体は本体上部▲1▼と本体下部▲2▼及び本体の蓋▲5▼及びフィルター▲3▼で構成されている。本体上部▲1▼の中に複数の上向きの隔壁▲4▼を対面状に有する。また、各接合部には漏水パッキンを持つ。
隔壁▲4▼-1があり、隔壁▲4▼-2は切断面を隔壁▲4▼-1の切断面を覆う形で配置する。同じく、隔壁▲4▼-3、隔壁▲4▼-4もお互いに切断面を覆う形で配置する。それぞれの隔壁には軽石が通るだけの隙間をあけて配置する。
フィルター▲3▼を変えるために本体▲1▼と本体▲2▼は、取り外せる構造になっている。
また、堆積した軽石▲B▼を取り除くために、本体の蓋▲5▼も取り外せる構造になっている。
ストレーナーを喫水線▲A▼より下に設置した場合、バルブ▲6▼と▲7▼を閉めたうえでドレンコック▲12▼から本体内部の水を抜き、フィルター▲3▼の交換清掃、及び軽石▲B▼の除去が出来る構造である。
給水管▲9▼から吸入された海水は本体▲1▼の内部で攪拌され、比重が1より軽い軽石▲B▼は隔壁沿いに上部へ集中堆積し、フィルター▲3▼を通った純粋な海水のみがエンジンに供給される。堆積した軽石については、上部の蓋▲5▼を取り外すことにより、手作業で取り除くことが出来る。また通常のフィルター▲3▼については本体▲1▼と▲2▼を取り外すことにより、安易に交換清掃が可能である。
▲1▼海水ストレーナー本体 上部
▲2▼海水ストレーナー本体 下部
▲3▼フィルター
▲4▼隔壁
▲5▼海水ストレーナー本体の蓋
▲6▼船底より海水吸い込み口バルブ
▲7▼ストレーナーからエンジン部への送水パイプのバルブ
▲8▼エンジンへの送水パイプ
▲9▼ストレーナーへの給水パイプ
▲10▼船体の船底部分
▲11▼インテークストレーナー
▲12▼ネジ式ドレンコック
▲13▼星型の穴形状のストレーナー
▲14▼長穴形状ストレーナー
▲15▼星形の穴に軽石がはまった場合の図
▲16▼長穴に軽石がはまった図
▲17▼長穴を横から見た図
▲A▼喫水線
▲B▼堆積した軽石
本考案の海水ストレーナーの構造断面図である。 本考案の海水ストレーナーの軽石(他の浮遊物)が堆積した時に取り除き作業の図である。 本考案のストレーナーの網の構造を現したものである。 本考案のストレーナーの網の構造を現したものである。

Claims (3)

  1. 船舶の海水ストレーナーにおいて立て向きの本体内部に水平面に対し上向きの角度を持ち、かつ切断面が交差した隔壁を対面状に交互に複数有し、海水攪拌による軽石の再沈下を防ぎ、上部に堆積した軽石を上部に装着された開閉口から手作業により除去できる、という特徴をもつ軽石除去海水ストレーナー。
  2. ストレーナーの網の形状を星形穴に変えることにより、星の中心部に付着した軽石があってもその周りの隙間を海水が通過することが出来る。
  3. 同じく長穴の網の形状の場合も付着した軽石の周りに空洞が出来、その隙間を海水が通過することが出来る。
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