JP3236921B2 - 双方向輻射スピーカ - Google Patents

双方向輻射スピーカ

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文輝 新宮
一仁 小島
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種の音響機器に配設
されて、磁気回路を中心にして前後双方向に音響を輻射
する漏洩磁気の少ないスピーカに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種のスピーカ30は、図3に示
した様に、ヨーク31、トッププレート32及びマグネ
ット35から構成された磁気回路34を有し、ヨーク3
1とトッププレート32の間には円環状磁気空隙33が
形成されており、該磁気回路34にフレーム40が装着
され、外部の電気入力に接続されたボイスコイル36
が、前記磁気空隙33に遊嵌的に支持されるように、該
ボイスコイル36を巻着したボイスコイルボビン37に
同心的に固着したダンパ38、振動板39等から形成さ
れる振動系によって、前記フレーム40に取り付けられ
ている。41はダストキヤップ、42は振動板39の外
周をフレーム40に押し付けるガスケットである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、従来のこ
の種のスピーカ30の磁気回路34においては、マグネ
ット35の周辺部からの磁気漏洩が大きく、周辺の他の
機器に磁気的な影響を与える恐れが多分にあった。ま
た、磁気空隙33を1組しか有しないので、単体の振動
板39を有する1組の振動系しか取り付けられなかった
ので、一方向だけしか音響を輻射できないという問題が
あった。
【0004】そこで、本発明は、このような従来のスピ
ーカ30が有していた課題を解決するために、図1に示
すように、リング状マグネット5を装着した円環状磁気
空隙3を形成した通常の外磁型磁気回路のセンターポー
ル2を後方に延長して延長部2aを形成するとともに、
トッププレート6の外縁を外方に拡大延長して、椀形の
外部ヨーク4の外端縁に接合し、前記ヨーク4の中心に
設けた中心孔と前記センターポール2の延長部2aとの
間に円環状磁気空隙3aを形成することによって、リン
グ状マグネット5の表裏両面方向に円環状磁気空隙3,
3aを形成した構成により、双方向に音響輻射を可能に
するとともに、漏洩磁気を極小にした磁気回路15を装
着した双方向輻射スピーカ23を提供しようとするもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】該目的を達成するための
本発明の構成を、実施例に対応する図1及び図2を用い
て説明すると、本発明は、リング状マグネット5を装着
した、円環状磁気空隙3を形成した磁気回路15におい
て、その内部プレート1の中心に垂直に立設されたセン
ターポール2の下端を内部プレート1の後方に延長した
延長端2aを形成するとともに、トッププレート6の外
縁を外方に拡大延長して、椀形の外部ヨーク4の外端縁
に接合し、前記外部ヨーク4の中心に設けた中心孔と前
記センターポール2の延長端2aとの間に円環状磁気空
隙3aを形成して、リング状マグネット5の表裏両面方
向に円環状磁気空隙3,3aを形成した磁気回路15を
装着した構成の双方向輻射スピーカ23である。
【0006】
【作用】従って、本発明の双方向輻射スピーカ23は、
このような構造としたものであるから、該磁気回路15
の磁気空隙3,3aを中心として、表裏両外面に取り付
けたフレーム10,20に、それぞれ振動板9,19、
ボイスコイル7a,17a、及び同ボビン7,17、ダ
ンパ8,18等を同心的に組み立て接合した音響輻射振
動系の外周部を装着することにより、磁気回路15の双
方向に音響を輻射することができる。
【0007】その結果、スピーカ23の軸上において前
後双方向に、また、いずれか片方の音響輻射振動系の振
動板9(,19)からの音響を、他方の振動板19(,
9)からの音響と同一方向に輻射できる反射形のキヤビ
ネットに装着することによって、2個の振動板9,19
の音圧を互いに一方向に相加えることができる。また、
この場合、前後の振動板9,19の特性を例えばウーフ
ァとトゥイータのように変化を与えて装置することもで
きて、単体のスピーカで種々の特性を有せしめることが
できる。また、トッププレート6の外方に拡大延長した
外縁を、椀形の外部ヨーク4の外端縁に接合してあるの
で、リング状マグネット5の周辺部すなわち、内部プレ
ート1又はトッププレート6との接合部等から漏洩する
漏洩磁気をシールドできるので、スピーカ23の周辺の
他の機器に磁気的悪影響を及ぼす恐れを解消できる。
【0008】
【実施例】以下本発明の実施例について図面に基づいて
説明する。図中、図1及び図2は、本発明の1実施例を
示す図であって、図1は、本発明のスピーカの断面図で
ある。図2は本発明スピーカに使用する磁気回路の断面
図である。図1及び図2に示すように、1は磁気的に軟
らかい軟鉄を素材とした平円盤状の内部プレートであっ
て、その中心にセンターポール2を垂直に立設してあ
る。前記センターポール2を内部プレート1の後方に延
長して延長部2aを形成してある。
【0009】そして、リング状マグネット5を前記内部
プレート1の上に同心的に載置し、さらにその上にトッ
ププレート6を載置して、該トッププレート6の中心に
穿設した孔と、前記センターポール2との間に円環状磁
気空隙3形成してある。また、トッププレート6の外縁
を外方に拡大延長して、椀形の外部ヨーク4の外端縁に
接合して、椀形ヨーク4のボトムの中心に穿設した中心
孔と、前記センターポール2の延長部2aとの間に円環
状磁気空隙3aを形成してある。
【0010】したがって磁気回路15は、リング状マグ
ネット5を中心にして、前後に磁気空隙3,3aを有す
る構造の磁気回路である。かかる構造の磁気回路15の
前後両面にフレーム10,20をそれぞれ取り付け、外
部の電気入力に接続されるボイスコイル7a,17a
が、前記磁気空隙3,3a内に遊嵌的に支持されるよう
に、該ボイスコイル7a,17aを巻着したボイスコイ
ルボビン7,17に同心的に固着したダンパ8,18、
振動板9,19等から形成される音響輻射振動系によっ
て、前記フレーム10,20に取り付けられている。1
1,21はダストキヤップ、12,22は振動板9,1
9の外周をフレーム10,20に押し付けるガスケット
である。
【0011】このように、本発明スピーカ23は、リン
グ状マグネット5の表裏両面方向に円環状磁気空隙3,
3aを形成した構成により、磁気回路15の前後双方向
に音響を輻射することが可能である。前述のように構成
された本実施例のデュアルギヤップ磁気回路を有するス
ピーカについて、その動作を説明する。ボイスコイル
7、17には同一、またはそれぞれ独立した信号源によ
る入力が印加され、振動板9、19をそれぞれ独立に駆
動させることができる。
【0012】この2組のスピーカを動作できることは多
くの利点がある。センターポール2の外形を上部、下部
とも同一径として構成したスピーカとして説明してある
が、勿論異なる径であってもよい。すなわち、一方を低
音輻射用スピーカとして使用し、他方を高音輻射用スピ
ーカとして使用すれば2ウエイスピーカとしてHiFi
再生上極めて良好な音質で再生が可能となる。さらに異
なるタイプのスピーカを取り付けることにより各種の音
響効果により多様な音質の再生が可能である。以上本発
明の代表的と思われる実施例について説明したが、本発
明は必ずしもこれらの実施例構造のみに限定されるもの
ではなく、本発明にいう前記の構成要件を備え、かつ、
本発明にいう目的を達成し、以下にいう効果を有する範
囲内において適宜改変して実施することができるもので
ある。
【0013】
【発明の効果】以上の説明から既に明らかなように、本
発明のスピーカは、その装着した磁気回路は単体のリン
グ状マグネットの使用効率は極めてよく、又、磁気漏洩
の極めて少ない磁気回路であって、一個の磁気回路の前
後双方向に、2組のスピーカを動作させることができ、
HiFi再生上極めて優秀なスピーカである。また、2
組のスピーカを別々に組み立てる場合に比して、部品材
料コスト及び工数の削減が可能となり、よってコストダ
ウンを図り得る顕著な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスピーカの1実施例を示した断面図。
【図2】図1のスピーカの磁気回路の断面図。
【図3】従来のスピーカの断面図。
【符号の説明】
1 内部プレート 2 センターポール 2a 延長部 3,3a 磁気空隙 4 外部ヨーク 5 リング状マグネット 6 トッププレート 7,17 ボイスコイルボビン 7a,17a ボイスコイル 8,18 ダンパ 9,19 振動板 10,20 フレーム 11,21 ダストキヤップ 12,22 ガスケット 15 磁気回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−62298(JP,A) 実開 昭61−124183(JP,U) 実開 平1−171169(JP,U) 実公 昭32−4929(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04R 9/06 G10K 11/26 H04R 9/00 H04R 9/02 102 G10K 11/28

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リング状マグネット5を装着した、円環状
    磁気空隙3を形成した磁気回路15において、その内部
    プレート1の中心に垂直に立設されたセンターポール2
    の下端を内部プレート1の後方に延長した延長端2aを
    形成するとともに、トッププレート6の外縁を外方に拡
    大延長して、椀形の外部ヨーク4の外端縁に接合し、前
    記外部ヨーク4の中心に設けた中心孔と前記センターポ
    ール2の延長端2aとの間に円環状磁気空隙3aを形成
    して、リング状マグネット5の表裏両面方向に円環状磁
    気空隙3,3aを形成した磁気回路15を装着した双方
    向輻射スピーカ23。
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