JP3236766B2 - 振動検出装置 - Google Patents

振動検出装置

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JP3236766B2 JP27718595A JP27718595A JP3236766B2 JP 3236766 B2 JP3236766 B2 JP 3236766B2 JP 27718595 A JP27718595 A JP 27718595A JP 27718595 A JP27718595 A JP 27718595A JP 3236766 B2 JP3236766 B2 JP 3236766B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関で燃焼室内
の圧力振動を検出してプレイグニション等を判定する振
動検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の自動車等のガソリンエンジンで
は、ノックコントロールシステムを備えているのが一般
的になっている。ノックコントロールシステムは、例え
ばノッキングに固有な周波数域の燃焼室における圧力振
動を検出するノッキングセンサをシリンダブロックに設
けてノッキングを検出し、ノッキングが発生したときに
は点火時期を遅角せしめることにより燃焼室温度を下
げ、ノッキングの拡大を回避できるようになっている。
これによりノッキングの発生するノック点がMBT(M
inimum advance for Best T
orque)より遅角側にあるときに、点火時期をノッ
ク点に設定して高い出力を取り出せるようになってい
る。
【0003】ところで最近、燃費の向上や、エミッショ
ンの低減等を図るため高圧縮比化、空気燃料比のストイ
キ化が進んでいる。このため燃焼室温度が高くなる傾向
があり、ノッキングによりさらに燃焼室温度が上昇する
と、設定した点火時期よりも前に自発火するプレイグニ
ションを誘発するおそれがあった。そこで、実開平1−
88042号公報には、プレイグニション発生時に上記
ノッキングセンサで検出される燃焼室における圧力振動
に着目し、設定した点火時期以前の所定期間に上記ノッ
キングセンサが上記圧力振動を検出するとプレイグニシ
ョンと判定し、点火後に上記ノッキングセンサが圧力振
動を検出するとノッキングと判定する振動検出方法が示
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記振
動検出方法では、例えばピストンの燃焼室側の端面に堆
積したデポジットと燃焼室内壁の衝突による衝撃で発生
する振動のような、プレイグニションにより発生する圧
力振動以外の振動を誤検出するおそれがあり、信頼性に
問題がある。
【0005】そこで本発明ではプレイグニションにより
発生する圧力振動をそれ以外の振動と区別してプレイグ
ニションを正確に検出することのできる振動検出装置を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、発明者らは実験研究を重ねた結果、プレイグニショ
ン発生時には燃焼室内の圧力振動がノッキングに固有な
振動成分の周波数域を含む広い周波数域で起きているこ
とを確認した。本発明はこの知見に基いてなされたもの
で、本発明の請求項1記載の構成では、振動検出手段で
検出される複数の周波数域の振動成分のそれぞれの大き
さを、振動成分比較手段が予め設定したしきい値と比較
する。そしてしきい値以上の大きさで起きている振動成
分が、ノッキングに固有な振動成分の周波数域以外の振
動成分を含めて複数あれば、圧力振動が広い周波数域で
起きていることが分かる。このとき振動判定手段が、燃
焼室においてプレイグニションが発生したものと判定す
る。ノッキング等による他の振動であれば圧力振動は特
定の周波数域でのみ発生するから、これらの振動を誤検
出することなく正確にプレイグニション発生時の圧力振
動を検出することができる。
【0007】なお、上記振動検出手段を請求項2記載の
手段とすることにより、内燃機関に設けられる1つの振
動検出器から複数の周波数域の振動成分を検出すること
ができる。これにより構成を簡単にすることができる。
【0008】また上記振動検出手段を請求項3記載の手
段とすることにより、各振動検出器を、各振動検出器が
検出する振動成分が強く現れる気筒の近傍に配すること
ができ、利得を大きく取ることができる。
【0009】更に、上記振動検出手段を請求項4記載の
手段とすることにより、プレイグニションの他にノッキ
ングを検出することができる。
【0010】更にまた、上記振動検出手段を請求項5記
載の手段とすることができる。請求項5記載の発明によ
れば、点火時期が遅角する前後におけるノッキングに固
有な振動成分の大きさが減少しているとき、ノッキング
発生と判定するノッキング判定手段を設けたことで、点
火前に自発火するプレイグニションでは振動成分の大き
さは点火時期のタイミングに依存しないから、点火時期
が遅角する前後におけるノッキングに固有な振動成分の
大きさが減少するのはノッキングに限定される。これに
よりプレイグニションの他にノッキングを検出すること
ができる。
【0011】
【発明の実施の形態】 (第1実施形態)本発明の振動検出装置の説明に先立ち
発明者らの得た知見について説明する。発明者等が燃焼
室における圧力振動(以下、燃焼圧振動という)の挙動
を解析したところ次のことが分かった。図6(A)、図
6(B)、図6(C)はエンジンブロックに設けた振動
検出センサで燃焼圧を測定したときの、振動検出センサ
の出力のパワースペクトラムの一例で、振動成分の大き
さの周波数分布を示している。図6(A)は正常燃焼の
ときのもので、1kHz 以下のごく低周波域以外に振動成
分はない。図6(B)はノッキングが発生したときのも
ので、8.0kHz 付近の周波数域に強いピークが現れ
る。このピークはノッキングに固有な振動成分で、従来
からノッキングの検出に利用されてきたものである。図
6(C)はプレイグニションが発生したときのもので、
ノッキングに固有な振動成分の周波数域も含む1〜10
kHz の広い周波数域にわたって振動が現れる。ノッキン
グによる自発火が発生する場所はほぼ定位置で、共鳴モ
ードが一定であることからノッキングによる燃焼圧振動
は常に同一の周波数域に現れる。しかし、プレイグニシ
ョンが起こるときは燃焼室内の温度が相当、高温になっ
ており、自発火が多数の場所で発生し、燃焼圧振動の周
波数分布が広がるものと認められる。また振動検出セン
サで検出される振動のうち、ピストンの燃焼室側の端面
に堆積したデポジットと燃焼室内壁の衝突による衝撃で
発生する振動のような、プレイグニションとは関係のな
い振動は周波数域が広がることはない。したがって上記
広い周波数域にわたって振動が現れるときは、プレイグ
ニションが起きているときである。本発明はかかる知見
にもとずきなされたものである。
【0012】図1は本発明の振動検出装置を示すもの
で、内燃機関たるガソリンエンジン1のシリンダブロッ
クに振動検出器たる振動検出センサ5が設けてあり、燃
焼圧振動を、振動する電気信号に変換するようになって
いる。振動検出センサ5の周波数特性は図2の実線で示
すように、やや右上がりの傾向で燃焼圧振動が分布する
1〜15kHz までの範囲の広い周波数域で利得を有して
いる。振動検出センサ5が利得を有する周波数域には、
図6に示したようにノッキングに固有な周波数域である
8kHz 付近や、プレイグニションで出力が現れる1kHz
から8kHz 付近までの範囲が含まれる。振動検出センサ
5にはECU(電子制御装置)2が結線してある。
【0013】ECU2には、振動検出センサ5の出力を
入力として信号分離手段たるバンドパスフィルタ61,
62が設けてある。バンドパスフィルタ61,62の周
波数特性は図2に破線で示すように、バンドパスフィル
タの一方61が中心周波数を8.0kHz とする狭帯域
(図2のA)としてあり、他方62が中心周波数を4.
5kHz とする狭帯域(図2のB)としてある。8.0kH
z を中心とする帯域はノッキングに固有な振動成分の周
波数域内にある。そして4.5kHz を中心とする狭帯域
はノッキングに固有な振動成分の周波数域の外にある。
各バンドパスフィルタ61,62の出力を入力として増
幅器63,64が設けてあり、各バンドパスフィルタ6
1,62を通過した電気信号の利得を上げるようになっ
ている。増幅器63,64の出力を入力としてA/Dコ
ンバータ71,72が設けてあり、増幅器63,64で
利得を上げた電気信号をデジタル信号に変換するように
なっている。振動検出センサ5、バンドパスフィルタ6
1,62、増幅器63,64が振動検出手段4Aを構成
している。
【0014】中心周波数を8.0kHz とする狭帯域成分
をデジタル化した電気信号(以下、高域側検出信号とい
う)と中心周波数を4.5kHz とする狭帯域成分をデジ
タル化した電気信号(以下、低域側検出信号という)と
を入力として演算部3が設けてあり、上記高域側検出信
号、低域側検出信号の信号処理を行うようになってお
り、振動成分比較手段、振動判定手段、ノック強度判定
手段、ノッキング判定手段をなしている。ECU2から
ガソリンエンジン1の図略のイグニション回路に点火時
期制御信号を入力するようにしてあり、演算部3が点火
時期制御手段として点火時期の制御をするようになって
いる。またECU2は点火時期制御の他、燃料の供給制
御、スロットル開度の制御、空気燃料比の制御等を行う
ようになっている。
【0015】上記振動検出装置の作動を説明する。振動
検出センサ5が1〜10kHz の周波数域にわたって振動
を検出し電気信号に変換する。この電気信号から一方の
バンドパスフィルタ61で8.0kHz を中心とする狭帯
域の振動成分の信号が分離される。他方のバンドパスフ
ィルタ62で4.5kHz を中心とする狭帯域の振動成分
の信号が分離される。そしてバンドパスフィルタ61,
62を通過した電気信号は増幅器63,64、A/Dコ
ンバータ71,72を介してデジタル化され、高域側検
出信号、低域側検出信号として演算部3に入力する。
【0016】図3は演算部3における作動フローを示す
もので、まず各気筒ごとに、正常燃焼時にTDCから9
0度CAまでの期間における高域側検出信号、低域側検
出信号のピーク値をそれぞれ保持し、保持したピーク値
の平均を演算する。各平均を高域側背景雑音BGH 、低
域側背景雑音BGL として保持する。一方、高域側検出
信号のピーク値(以下、ノック強度という)KI0 ,低
域側検出信号のピーク値PIを保持する。次いでノック
強度KI0 を高域側背景雑音BGH と比較し、ノック強
度KI0 の大きさが段階分けされる。段階分けで最低の
段階に属するノック強度はノック強度KI0 が高域側背
景雑音BGH に2を乗じた値より小さいもので、このと
きノッキング無しと判定される。ノック強度KI0 が高
域側背景雑音BGH に2を乗じた値より大きければノッ
キングのおそれ有りと判定する(ステップ101)。こ
こで高域側背景雑音BGH に2を乗じた値はノッキング
のおそれの有無を判定するしきい値であると同時に、ノ
ッキングに固有な振動成分の大きさたるノック強度KI
0 の大小を判ずるときに高域側背景雑音BGH より大き
な値に設定したしきい値である。
【0017】ステップ101でノッキングのおそれ有り
と判定されたときは、上記段階に応じて点火時期の遅角
量を決定し、決定した遅角量にもとずいて上記イグニシ
ョン回路に点火時期制御信号を送信する。しかして燃焼
室における点火時期が遅角し(ステップ102)、燃焼
室温度を下げる作用をする。
【0018】燃焼室における点火時期を遅角した後のノ
ック強度KI1 を点火時期が遅角化する前の上記ノック
強度KI0 と比較し大小を判ずる(ステップ103)。
KI1 ≧KI0 のときは、ステップ101におけるKI
0 >2BGL と併せてKI1>2BGL となるが、これ
はノッキングに固有な振動成分の大きさたるノック強度
KI1 が予め高域側背景雑音BGH より大きな値に設定
したしきい値より大きいことを表している。
【0019】次いで点火時期を遅角した後の低域側検出
信号のピーク値PIを、低域側背景雑音BGL に4を乗
じた値と比較する(ステップ104)。ここで低域側背
景雑音BGL に4を乗じた値はノッキングに固有な振動
成分以外の振動成分の背景雑音BGL より大きな値に設
定したしきい値となる。ステップ104でPI>4BG
L のときは、ノッキングに固有な振動成分の周波数域以
外の周波数域の振動成分の大きさたる低域側検出信号の
ピーク値PIが、予め低域側背景雑音BGL より大きな
値に設定したしきい値より大きいことを表している。そ
して上記のごとくノッキングに固有な振動成分の大きさ
たるノック強度KI1 が予め高域側背景雑音BGH より
大きな値に設定したしきい値より大きいから、これと併
せて燃焼圧振動の周波数分布は広がっているものと判断
しプレイグニションが発生したと判定する(ステップ1
05)。そしてフュエルカット、スロットル開度の縮
減、空気燃料比のリッチ化等の制御を行ないプレイグニ
ションが回避される。
【0020】ステップ101でノッキング無しと判定さ
れたときはステップ101が繰り返されるが、その間、
各気筒ごとに高域側検出信号のピーク値、低域側検出信
号のピーク値、高域側背景雑音BGH 、低域側背景雑音
BGL を更新する。
【0021】なお、ステップ103でKI1 <KI0 の
ときは、ステップ102で行った点火時期の遅角により
ノッキングに固有な振動成分が経時的に小さくなってい
る。したがって上記振動成分の大きさが点火時期に依存
しないプレイグニションの可能性はなくノッキングと判
断する。再びステップ101に戻り、高域側検出信号か
らノッキングのおそれの有無を判定する。
【0022】(第2実施形態)本発明の別の振動検出装
置を図4に示す。図1の振動検出装置の振動検出手段4
Aに代えて別の振動検出手段4Bにしたもので、相違点
を中心に説明する。振動検出手段4Bは2つの振動検出
器たる共振型振動検出センサ81,82で構成してあ
り、各共振型振動検出センサ81,82の出力が増幅器
91,92に入力するようになっている。図5は共振型
振動検出センサ81,82の周波数特性を示すもので、
一方の共振型振動検出センサ81はAで示すようによう
にノッキングに固有な振動成分の周波数域である8.0
kHz を中心とする狭帯域に選択的に利得を有している。
他方の共振型振動検出センサ82は図略のシリンダブロ
ックのプレイグニションが発生しやすい気筒の近傍に設
けてあり、Bで示すように4.5kHz を中心とする狭帯
域に選択的に利得を有している。
【0023】上記振動検出装置では、振動検出手段4B
を2つの共振型振動検出センサ81,82で構成し他方
の共振型振動検出センサ82をプレイグニションが発生
しやすい気筒の近傍に設けることにより、プレイグニシ
ョンによる燃焼圧振動の周波数分布の広がりを感度良好
に検出することができる。
【0024】なお、振動成分の周波数域を4.5kHz を
中心とする狭帯域と8.0kHz を中心とする狭帯域とし
たが本発明の主旨に反しない限り別の周波数域でもよ
く、例えば4.5kHz を中心とする狭帯域の代わりに
9.5kHz を中心とする狭帯域としてもよい。また、ノ
ッキングの検出が不要であれば8.0kHz を中心とする
狭帯域のようなノッキングに固有な振動成分の周波数域
とする必要はない。また、燃焼圧振動の周波数分布は内
燃機関のシリンダの形状等で変わるから、バンドパスフ
ィルタの通過帯域や共振型振動検出センサの共振周波数
を内燃機関の種類ごとに周波数分布に応じて適宜設定す
ればよい。
【0025】振動成分の大きさを比較するしきい値を2
BGH 、4BGL としたが、必ずしもこれに限定される
ものではなく、プレイグニションの検出感度を上げるの
であればこれより小さくし、検出感度を下げるのであれ
ばこれより大きくすればよい。
【0026】図3のフローチャートにおいて、ステップ
103を省略し、ステップ102をステップ104のN
o 出力に続くように演算部2を設定してもよい。この場
合、ステップ104でNo のとき、すなわちKI0 >2
BGH かつPI≦4BGL のときノッキングと判定し、
ステップ104でYesのとき、すなわちKI0 >2BG
H かつPI>4BGL のときプレイグニションと判定す
る。
【0027】なお、検出する振動成分を2つとしたがこ
れ以上の数でもよく、その中にノッキングに固有な振動
成分の周波数域以外の周波数域の振動成分が含まれてい
ればよい。各振動成分の大きさを比較するしきい値につ
いても各実施形態記載のしきい値と同様に設定すればよ
い。この場合、プレイグニションと判定するのは、検出
する振動成分のうち、ノッキングに固有な振動成分の周
波数域以外の少なくとも1つの周波数域を含む複数の周
波数域の振動成分の大きさについて上記しきい値より大
きいとき、燃焼室においてプレイグニションが発生した
ものと判定する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の振動検出装置の全体ブロック図であ
る。
【図2】本発明の振動検出装置の要部を説明するグラフ
である。
【図3】本発明の振動検出装置の作動を説明するフロー
チャートである。
【図4】本発明の別の振動検出装置の全体ブロック図で
ある。
【図5】本発明の別の振動検出装置の要部を説明するグ
ラフである。
【図6】(A),(B),(C)は本発明の基となった
知見を説明する第1、第2、第3のグラフである。
【符号の説明】
1 ガソリンエンジン(内燃機関) 2 ECU(点火時期制御手段) 3 演算部(振動成分比較手段、振動判定手段、ノッキ
ング強度判定手段、ノッキング判定手段) 4A,4B 振動検出手段 5 振動検出センサ(振動検出器) 61,62 バンドパスフィルタ(信号分離手段) 81,82 共振型振動検出センサ(振動検出器)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G01M 15/00 (72)発明者 渡辺 聖彦 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式 会社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 小林 日出夫 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 蟻沢 克彦 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−248253(JP,A) 特開 平6−108915(JP,A) 特開 昭56−12514(JP,A) 特開 平7−151598(JP,A) 特開 平4−43924(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01H 17/00 F02D 45/00 368 F02P 5/152 F02P 5/153 G01L 23/22 G01M 15/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の燃焼室における圧力振動のう
    ち、ノッキングに固有な振動成分の周波数域以外の少な
    くとも1つの周波数域を含む複数の周波数域の振動成分
    のそれぞれの大きさを検出する振動検出手段と、上記各
    振動成分の大きさを、予め上記各振動成分の背景雑音よ
    りも大きな値に設定したしきい値と比較する複数の振動
    成分比較手段と、上記複数の周波数域の振動成分のう
    ち、上記少なくとも1つの周波数域を含む複数の周波数
    域の振動成分の大きさについて上記振動成分比較手段が
    上記しきい値より大きいと判ずると、燃焼室においてプ
    レイグニションが発生したものと判定する振動判定手段
    とを具備せしめたことを特徴とする振動検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の振動検出装置において、
    上記振動検出手段を、燃焼室における圧力振動に対し、
    上記少なくとも1つの周波数域を含む複数の周波数域で
    利得を有する振動検出器と、該振動検出器の出力を入力
    とし、少なくとも1つの周波数域を含む複数の周波数域
    の各周波数域を通過帯域とする複数の信号分離手段とを
    具備せしめた振動検出装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の振動検出装置において、
    上記振動検出手段を、上記少なくとも1つの周波数域を
    含む複数の周波数域の振動成分のそれぞれの周波数域を
    選択的に検出する複数の振動検出器とを具備せしめた振
    動検出装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1つの請求
    記載の振動検出装置において、上記振動検出手段が検
    出する周波数域の1つをノッキングに固有な振動成分の
    周波数域とし、かつ振動判定手段を、ノッキングに固有
    な振動成分の大きさのみについて上記信号比較手段が上
    記しきい値より大きいと判ずると、ノッキングと判定す
    るように設定した振動検出装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし3のいずれか1つの請求
    記載の振動検出装置において、上記振動検出手段が検
    出するノッキングに固有な振動成分の大きさについて上
    記振動成分比較手段が上記しきい値より大きいと判ずる
    と、燃焼室における点火時期を遅角せしめる点火時期制
    御手段と、該点火時期制御手段により上記点火時期が遅
    角する前後におけるノッキングに固有な振動成分の大き
    さの増減を判ずるノック強度判定手段と、上記点火時期
    制御手段により上記点火時期が遅角する前後におけるノ
    ッキングに固有な振動成分の大きさが減少していると上
    記ノック強度判定手段が判ずると、燃焼室においてノッ
    キングが発生したものと判定するノッキング判定手段と
    を具備せしめた振動検出装置。
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