JP3236063U - 寒冷地対応型除菌液霧化装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 0003236063000001
【課題】寒冷環境においても除菌液の有効散布を可能とする寒冷地対応型除菌液霧化装置を提供する。
【解決手段】断熱材料にて有底有蓋の筐体1を設けるとともに、該筐体内部に、筐体内底部から上縁に至る隔壁2を設けて貯留室3と霧化室4とを形成し、貯留室内底および霧化室内底にヒーター8、20を設け、霧化室内下方に、貯留室と通水接続される遠心霧化装置6を位置させるとともに、該霧化装置上部に排気筒を接続してこの排気筒上端を該筐体上方に位置させることにより、加温された除菌用貯留液を遠心霧化装置へ導いてさらに加温した後、霧化した除菌液粒を排気筒より排気することにより、冷外気による霧滴の固化と付着を防止するよう構成した。
【選択図】図5

Description

この考案は、寒冷地における低温環境においても除菌液の霧化放出を可能とした寒冷地対応型の除菌液霧化装置に関する。
従来より、種々の霧化装置が多用されているが、本考案にて示すように、低温環境においても除菌液の有効な霧化放出が可能なものは見当たらない。
近年、コロナウイルス対策として除菌作業が必要となっており、濃度調整したアルコールや次亜塩素酸水などが多用されている。ある程度の広さを有する空間の除菌手段としては、次亜塩素酸水の噴霧が有効である。次亜塩素酸水を霧化して空中散布することで、空間除菌を可能とすることは超音波霧化方式を代表する形ですでに各方面に広まっている。
しかし、外気温が氷点以下になる場所や地域においては、次亜塩素酸水の凍結や機器周辺の凍結などが発生して空中噴霧ができなくなる。つまり、冬の空気の乾燥状態で増菌力を増す各種ウイルス感染等の防御ができなくなるのであるが、上記環境下にて十分な次亜塩素酸水の霧化放出を可能とする装置が見当たらないのが現状である。
本考案は以上に鑑み、氷点以下の環境においても十分なる霧化放出効果を発揮することのできる、新規かつ有用なる装置を提供することを目的として考案・開発されたものである。
課題を解決する手段として本考案は以下の構成とした。すなわち、
断熱材料にて有底有蓋の筐体を設けるとともに、該筐体内部に、筐体内底部から上縁に至る隔壁を設けて貯留室と霧化室とを形成し、貯留室内底および霧化室内底にヒーターを設け、霧化室内下方に、貯留室と通水接続される霧化装置を位置させるとともに、該霧化装置上部に排気筒を接続してこの排気筒上端を該筐体上方に位置させることにより、加温された除菌用貯留液を霧化装置へ導いてさらに加温した後、霧化した除菌液粒を排気筒より排気することにより、冷外気による霧滴の固化と付着を防止するよう構成する。
本考案は以上の構成よりなる寒冷地対応型除菌液霧化装置である。
本考案は下記の効果を有する。
1.断熱筐体内の除菌液をヒーター加温して霧化放出するために、寒冷環境の外気中へ除 菌液を有効に放出拡散して除菌することができる。
2.貯留室ヒーターと霧化室ヒーターの二段加温方式のため、有効加温として最適な加温 霧化状態を得ることができる。
3.排気筒をフレキシブルなものとすることにて所望の方向への霧化放出を行うことがで きる。
4.ストッパー付きキャスターを筐体底部に設けることにて筐体を容易に移動させること ができる。
本考案の平面図 本考案の正面図 本考案の右側面図 本考案の内部機構説明図(平面視・蓋除去時) 本考案の内部構造説明図(正面視・一部略)
以下、本考案の実施形態について説明する。
図において、1は上部開放箱形の筐体で、内部にウレタン系の断熱材を組み込んだFRP製である。2は筐体の内底から上縁に向かって設けられる隔壁で、上記筐体と一体に形成される。この隔壁にて、筐体内部は貯留室3と霧化室4とに区分けされる。
この貯留室には除菌液としての次亜塩素酸水5が貯留され、霧化室には市販の遠心霧化装置6(内部構成略)が装備される。この遠心霧化装置は水と空気を遠心力で吸い上げ、高速回転盤により霧化して、内部ファンにて噴霧放出する機能を有している。また、流量調整機能を有しており、該装置下部のタンク内には一定量の除菌液が貯留される。
この霧化装置は他の霧化装置に比べて制御性が高く、霧が細かいので空気中への吸収が早く、霧の落下にて室内を濡らさない特徴を有するものである。
7は排気筒で、遠心霧化装置の上部にその下部が挿入保持され、上部は筐体上方に突出している。この排気筒は可撓性を有するフレキシブルな筒体であって、自在に希望の方向へ曲げることができ、かつその排出径も可変である。8は防水性の貯留室ヒーターで、貯留室内底に位置する断熱体9上に位置し、通電により発熱する。
10はヒーターへの通電コードで、隔壁上部に位置するコネクターにつながっている。
20は霧化室ヒーターで、遠心霧化装置下方のタンクに近接して位置し、通電発熱する。
なお、この除菌液の液面はヒーター上部面よりやや上の位置である。
隔壁下部には孔が穿設され、この孔内に通水管21の一端が挿入固定され、他端は遠心霧化装置へと通水接続される。22は霧化室壁面に設けられる外気導入口、23は取っ手を有する貯留室蓋、24は霧化室蓋、25は天板であり、各々は筐体上部内面に密着して気密構造を保っている。26は筐体外側面に設けられるコントロールボックス、27は筐体底面に設けられるストッパー付きのキャスターである。なお、各ヒーターと遠心霧化装置にはコントロールボックスを介して外部電力が供給される。(結線図示略)
次ぎに、本考案の使用について説明する。
まず所望の場所に本装置を移動させ、外部電源に接続して電力供給可能状態とする。
貯留室内に調整した次亜塩素酸水を貯留し、排気筒の角度を決めてスイッチONにて各ヒーターを作動させる。貯留液が適温になったことを確認し、霧化装置を作動させる。
霧化装置にて霧化した霧は排気筒より希望方向へ送出され、霧は空気に溶け込んで除菌効果が発揮される。
霧化送出にて霧化室内は減圧方向へと向かうが、外気導入口から外気が取り込まれて連続霧化ができる。筐体上には各蓋が着脱可能に位置するので、除菌液の補充等ができる。
以上、本考案について記したが、本考案は既述のように除菌液を二段加温するところにその特徴を有し、寒冷環境下においても有効な散布を可能とするものである。
本考案の使用例として、除菌液には次亜塩素酸水を用いたが、この次亜塩素酸水は触れた有機体の温度によって次亜塩素酸水を含んだ霧は次亜塩素酸水に還元して本来の能力を発揮し、次亜塩素酸水の有機分解反応により除菌と消臭を行うことができる。
既述のごとく筐体は熱伝導率の低いウレタン系断熱材を組み込んだFRP製であるため、寒冷環境による除菌液の温度低下がしにくく、真冬でも常温を保つ蓄熱構造であり、その構造から屋内外で使用できる全天候型となっている。
本考案では遠心霧化装置を使用している。超音波方式の霧化装置は低濃度の次亜塩素酸水にしか対応できないため、(80ppm以下)500ppmまで対応可能な遠心霧化装置を用いた。隔壁は熱伝導ができる構造で、次亜塩素酸水の持つ蓄熱エネルギーが霧化室に移動可能である。
遠心霧化装置下部のタンク内は一定高さまで次亜塩素酸水が存在し、消費した次亜塩素酸水は自動的に貯留室から供給される仕組みである。本考案による二段加温機構のため、まず貯留室ヒーターで加温し、さらに霧化室ヒーターで加温し、この霧化室ヒーターは遠心霧化装置と近接して位置している。
仮に、貯留室ヒーターのみでは通水管を通って遠心霧化装置にたどり着くまでに温度低下が懸念される。逆に霧化室ヒーターのみでは一度に多量の加温が必要となるため、ヒーターサイズを大きくしなければならず、また貯留室内の結氷の恐れがある。
これを防ぐために、二段加温方式としたのである。
以上から、排気筒上端近傍の凍結は防止され、排気筒内面に付着した除菌液霧化による霧はその内面に沿って下降して遠心霧化装置のタンク内に戻される。また遠心霧化装置はコントロールボックス内のタイマーと連携しており、例えば5分毎の間欠運転が可能となっている。また、外気導入口には特殊フィルターを設けて、冷気の直接流入を防ぎ、空気清浄機能も有している。
本考案の使用例としては、牧場、養豚場、作物育成のビニールハウス、屋内として各フロア、待合室、学校など人が出入りする広い空間などが見込まれる。なお、本考案で用いた次亜塩素酸水のみならず、必要に応じて他の除菌液を用いてもよい。
以上のごとく、本考案によって寒冷環境下における除菌液の有効なる霧化放出を可能とする、新規かつ有用なる装置を提供することができる。
1 筐体
2 隔壁
3 貯留室
4 霧化室
5 次亜塩素酸水
6 遠心霧化装置
7 排気筒
8 貯留室ヒーター
9 断熱体
10 通電コード
20 霧化室ヒーター
21 通水管
22 外気導入口
23 貯留室蓋
24 霧化室蓋
25 天板
26 コントロールボックス
27 キャスター

Claims (1)

  1. 断熱材料にて有底有蓋の筐体を設けるとともに、該筐体内部に、筐体内底部から上縁に至る隔壁を設けて貯留室と霧化室とを形成し、貯留室内底および霧化室内底にヒーターを設け、霧化室内下方に、貯留室と通水接続される霧化装置を位置させるとともに、該霧化装置上部に排気筒を接続してこの排気筒上端を該筐体上方に位置させることにより、加温された除菌用貯留液を霧化装置へ導いてさらに加温した後、霧化した除菌液粒を排気筒より排気することにより、冷外気による霧滴の固化と付着を防止するよう構成したことを特徴とする寒冷地対応型除菌液霧化装置。
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