JP3236012U - 手袋 - Google Patents

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Abstract

Figure 0003236012000001
【課題】利便性が高い手袋を提供する。
【解決手段】手袋1000は、ユーザの手600に装着される。本体部50は、ユーザの手600に対応した形状を有する。導電性部材201は、導電性を有し、本体部50における手の甲に相当する部分である第1部分又は本体部50における手首に相当する部分である第2部分から、本体部50における手の平側に相当する部分である第3部分に延在する部材である。リーダライタ100は、第1部分又は第2部分に少なくとも一部が配置され、導電性部材201を介して、無線タグからタグ情報を読み取る。遮蔽体150は、リーダライタの表面を覆う。
【選択図】図7

Description

本開示は、手袋に関する。
リーダライタを用いて物品に付された無線タグからタグ情報を読み取ることにより、物品を管理する技術が知られている。現在、タグ情報の読み取りに要する手間を減らすために種々の技術が知られている。
例えば、特許文献1には、作業者が装着する手袋にリーダライタを取り付け、作業者が荷物を搬入する際に、リーダライタが、物品に付された無線タグから自動でタグ情報を読み取る技術が記載されている。特許文献1に記載された技術では、手袋の手の平側にリーダライタが取り付けられる。
特開平11-296628号公報
しかしながら、特許文献1に記載された手袋は、手袋の手の平側にリーダライタが取り付けられる構成であるため、作業者が荷物を持ちにくいと考えられる。つまり、特許文献1に記載された技術は、利便性に向上の余地がある。このため、利便性が高い手袋が望まれている。
本開示は、上記問題に鑑みてなされたものであり、利便性が高い手袋を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本開示に係る手袋は、
ユーザの手に装着される手袋であって、
前記ユーザの手に対応した形状を有する本体部と、
導電性を有し、前記本体部における手の甲に相当する部分である第1部分又は前記本体部における手首に相当する部分である第2部分から、前記本体部における手の平側に相当する部分である第3部分に延在する部材である導電性部材と、
前記第1部分又は前記第2部分に少なくとも一部が配置され、前記導電性部材を介して、無線タグからタグ情報を読み取る読取装置と、
前記読取装置の表面を覆う遮蔽体と、を備える。
前記導電性部材は、前記第1部分から前記第3部分のうち第4部分と前記第3部分のうち前記第4部分とは異なる第5部分とに分岐する形状を有してもよい。
前記導電性部材は、前記第2部分から前記第3部分のうち第4部分と前記第3部分のうち前記第4部分とは異なる第5部分とに分岐する形状を有してもよい。
前記導電性部材は、ミアンダ形状を有してもよい。
前記導電性部材は、メッシュ形状を有してもよい。
前記導電性部材は、前記本体部の一部であってもよい。
本開示によれば、利便性が高い手袋を提供することができる。
実施の形態1に係る手袋の構成図 実施の形態1に係る遮蔽体の説明図 実施の形態1に係る無線タグの外観図 実施の形態1に係る手袋の第1の外観図 実施の形態1に係る手袋の第2の外観図 実施の形態1に係る中継部材の平面図 実施の形態1に係る中継部材の一端の周囲の部材の断面図 実施の形態1に係る中継部材の他端の周囲の部材の断面図 実施の形態2に係る手袋の外観図 実施の形態2に係る中継部材の平面図 実施の形態3に係る手袋の外観図 実施の形態4に係る手袋の外観図 実施の形態5に係る中継部材の平面図 実施の形態6に係る中継部材の平面図 実施の形態7に係る手袋の外観図 実施の形態7に係る中継部材の平面図 実施の形態7に係る中継部材の一端の周囲の部材の断面図 実施の形態8に係る中継部材の一端の周囲の部材の断面図 実施の形態9に係る手袋の外観図 実施の形態10に係る手袋の外観図
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、図中において、同一又は対応する部分には、同一の符号を付す。
(実施の形態1)
まず、図1を参照して、実施の形態1に係る手袋1000の構成について説明する。手袋1000は、作業者の手に装着される手袋であり、管理対象の物品に付された無線タグ400からタグ情報を読み取るための手袋である。タグ情報は、無線タグ400又は無線タグ400が付された物品を識別するための情報であり、例えば、数値やアルファベットにより構成される文字列を示す情報である。本実施の形態では、管理対象の物品は、物流において配送される商品である。手袋1000は、ユーザである作業者が商品を積み込む際に、自動でタグ情報を読み取るための手袋である。
図1に示すように、手袋1000は、ユーザの手に対応した形状を有する本体部50と、中継部材200を介して無線タグ400からタグ情報を読み取るリーダライタ100と、リーダライタ100の表面を覆う遮蔽体150と、導電性部材201を有する中継部材200とを備える。
本体部50は、手袋1000の生地に相当する部分であり、作業者が作業する際に作業者の手に装着される部分である。本体部50には、リーダライタ100と中継部材200とが取り付けられる。本体部50の形状は、適宜、調整することができる。本体部50の形状としては、手の甲の少なくとも一部と手の平の少なくとも一部とを覆う形状が考えられる。例えば、本体部50の形状は、手の甲と手の平と5本の指との全てを覆う一般的な形状であってもよい。また、本体部50の形状は、手の甲と手の平との全てを覆い、一部の指を覆い、他の指を覆わない形状でもよい。本実施の形態では、本体部50の形状は、手の甲と手の平との全てを覆い、人差し指を覆い、他の指を覆わない形状である。本実施の形態では、本体部50は、導電性を有しない素材により構成される。
リーダライタ100は、制御装置500による制御に従って、無線タグ400からタグ情報を読み取り、無線タグ400にタグ情報を書き込む。なお、本実施の形態では、タグ情報の読み取りについて説明し、タグ情報の書き込みについての説明は省略する。リーダライタ100は、タグ情報を読み取る場合、アンテナ107から電力供給用電波を放射する。電力供給用電波は、パッシブタグである無線タグ400に電力を供給するための電波であり、無線タグ400に対するコマンドを含む電波である。このコマンドは、例えば、タグ情報の送信を要求するコマンドである。本実施の形態では、リーダライタ100は、制御装置500による制御に従って、予め定められた周期でタグ情報を読み取る。この周期は、例えば、1秒である。
また、リーダライタ100は、アンテナ107がタグ情報包含電波を受信した場合、タグ情報包含電波により示されるタグ情報を制御装置500に送信する。タグ情報包含電波は、タグ情報を含む電波であり、電力供給用電波を受信した無線タグ400が、電力供給用電波を動力源として放射する電波である。本実施の形態では、リーダライタ100は、UHF(Ultra High Frequency)帯の周波数、つまり、300MHzから3GHzの間の周波数(例えば、920MHz)の電波を用いた電波方式により、無線タグ400からタグ情報を読み取る。
リーダライタ100は、制御回路101と、記憶回路102と、電源回路103と、発振回路104と、変調回路105と、復調回路106と、アンテナ107と、通信インターフェース108とを備える。制御回路101は、リーダライタ100の全体の動作を制御する。制御回路101は、例えば、記憶回路102に記憶された動作プログラムに従って動作するプロセッサを備える。記憶回路102は、各種の情報を記憶する。記憶回路102は、例えば、上述した動作プログラムを記憶する。
電源回路103は、アンテナ107に供給される高周波信号の電源電圧を生成する。発振回路104は、電源回路103が生成した電源電圧から高周波信号を生成するための交流信号を生成する。変調回路105は、発振回路104が生成した交流信号を送信データに従って変調し、アンテナ107に供給する高周波信号を生成する。復調回路106は、アンテナ107が受信した電波に対応する高周波信号を復調し、受信データを取得する。
アンテナ107は、変調回路105が生成した高周波信号に対応する電波を放射する。また、アンテナ107は、受信した電波に対応する高周波信号を復調回路106に供給する。本実施の形態では、アンテナ107は、パッチアンテナである。通信インターフェース108は、制御装置500と通信するための通信インターフェースである。通信インターフェース108は、例えば、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、LTE(Long Term Evolution、登録商標)、4G(4th Generation)、5G(5th Generation)等の周知の無線通信規格に準拠した通信インターフェースである。
遮蔽体150は、リーダライタ100が備えるアンテナ107を遮蔽する部材であり、リーダライタ100に取り付けられる。遮蔽体150は、タグ情報の読取対象である無線タグ400からアンテナ107を遮蔽せず、タグ情報の読取対象でない無線タグ400からアンテナ107を遮蔽する。遮蔽体150は、タグ情報の読取対象である無線タグ400への電磁エネルギーの伝達を遮断せず、タグ情報の読取対象でない無線タグ400への電磁エネルギーの伝達を遮断するように、リーダライタ100の表面に取り付けられる。以下、図2を参照して、遮蔽体150について説明する。
図2に示すように、本実施の形態では、リーダライタ100の形状は、天井面121と底面122と側面123とを有する平たい円筒形状である。なお、リーダライタ100の形状は、基本的に、リーダライタ100の筐体の形状である。遮蔽体150は、例えば、円盤状の天井部151と筒状の側壁部152とを備え、側壁部152の内部に開口部153を備える。そして、遮蔽体150は、開口部153にリーダライタ100が収納されるように、リーダライタ100の表面を覆う。より詳細には、遮蔽体150は、天井部151が天井面121を覆い、側壁部152が側面123を覆い、底面122が露出するように、リーダライタ100の表面を覆う。
アンテナ107が底面122側に向けて放射する電磁エネルギーは、遮蔽体150により遮断されない。一方、アンテナ107が天井面121又は側面123側に向けて放射する電磁エネルギーは、遮蔽体150により遮蔽される。遮蔽体150の働きにより、意図しない無線タグ400からのタグ情報の読み取りが制限され、タグ情報の読取精度の向上が期待できる。なお、タグ情報の読取対象である無線タグ400は、中継部材200と近接する位置に配置されている無線タグ400である。また、タグ情報の読取対象でない無線タグ400は、中継部材200と近接しない位置に配置されている無線タグ400である。遮蔽体150をリーダライタ100に取り付ける方法としては種々の方法がある。例えば、両面テープ、接着剤等により遮蔽体150をリーダライタ100に取り付けてもよいし、メッキ、蒸着等により遮蔽体150をリーダライタ100に取り付けてもよい。遮蔽体150は、例えば、単体金属、合金等の金属により構成される。
中継部材200は、導電性を有する領域である導電領域が付与されたシート状の部材である。シート状とは、薄くて広い形状を意味し、長手方向の長さと幅方向の長さとに対して厚み方向の長さが十分に短い形状を意味する。中継部材200は、導電性を有する部材のみにより構成されてもよいし、導電性を有する部材と導電性を有しない部材とを有していてもよい。中継部材200は、平面視で導電性を有する導電領域と導電性を有しない非導電領域とが混在していてもよいし、平面視で全面が導電領域であってもよい。本実施の形態では、中継部材200は、平面視で全面が導電領域である。中継部材200は、導電性を有し、シート状の導体である導電性部材201を備える。
無線タグ400は、管理される物品を識別するためのタグ情報を記憶し、管理される物品に付される。本実施の形態では、無線タグ400は、RFID(Radio Frequency Identification)システムにおける無線IC(Integrated Circuit)タグのうち、電池を内蔵しないタグであるパッシブタグである。つまり、無線タグ400は、電力供給用電波を受信したことに応答して、電力供給用電波を動力源として、タグ情報包含電波を放射する。
図1に示すように、無線タグ400は、制御回路401と、記憶回路402と、整流回路403と、変調回路404と、復調回路405と、アンテナ406とを備える。制御回路401は、無線タグ400の全体の動作を制御する。無線タグ400は、例えば、記憶回路402に記憶された動作プログラムに従って動作するプロセッサを備える。記憶回路402は、各種の情報を記憶する。記憶回路402は、例えば、上述した動作プログラムとタグ情報とを記憶する。
整流回路403は、アンテナ406が受信した電力供給用電波に対応する高周波信号を整流し、無線タグ400の動作電力である直流電力を得る。変調回路404は、高周波信号を送信データに従って変調し、高周波信号を生成する。復調回路405は、アンテナ406が受信した電波に対応する高周波信号を復調し、受信データを取得する。アンテナ406は、変調回路404が生成した高周波信号に対応する電波を放射する。また、アンテナ406は、受信した電波に対応する高周波信号を復調回路405に供給する。
以下、図3を参照して、無線タグ400の構成について説明する。無線タグ400は、基材41と、給電点42と、ICチップ43と、アンテナ406とを備える。基材41は、ICチップ43、アンテナ406等を支持する部材である。基材41は、例えば、絶縁体により構成されたシート状の部材である。給電点42は、電力供給用電波に対応する交流信号をアンテナ406からICチップ43に供給し、タグ情報包含電波に対応する交流信号をICチップ43からアンテナ406に供給するための端子対である。
ICチップ43は、電力供給用電波から電力を得る機能、タグ情報を記憶する機能、タグ情報包含電波を放射する機能などを有する。ICチップ43は、制御回路401と記憶回路402と整流回路403と変調回路404と復調回路405とを備える。
本実施の形態では、アンテナ406は、給電点42を中心にして左右対称に配置されたエレメント44及びエレメント45を備えるダイポールアンテナである。エレメント44は、無線タグ400の幅方向に蛇行しながら、無線タグ400の長手方向に延びた形状であり、無線タグ400の厚さ方向における長さが短い形状である。エレメント45は、エレメント44と同様の形状である。
アンテナ406は、電力供給用電波を受信するときに、エレメント44とエレメント45との間に発生する電位差により生じた電流を、給電点42を介してICチップ43に供給する。また、アンテナ406は、タグ情報包含電波を放射するときに、給電点42を介してICチップ43から供給された電流に従って、エレメント44とエレメント45との間に電位差を発生させる。
無線タグ400の長手方向におけるエレメント44の長さと、無線タグ400の長手方向におけるエレメント45の長さとは、それぞれ、放射及び受信する電波の波長の約1/4である。つまり、無線タグ400の長手方向におけるアンテナ406の長さは、放射及び受信する電波の波長の約1/2である。
制御装置500は、リーダライタ100を制御する装置である。例えば、制御装置500は、リーダライタ100にタグ情報の読み取りを指示する。また、制御装置500は、リーダライタ100からタグ情報を受信する。制御装置500は、リーダライタ100から収集したタグ情報を管理し、適宜、タグ情報を他の装置に送信する。制御装置500は、例えば、プロセッサ、フラッシュメモリ、タッチスクリーン、通信インターフェース等を備える。制御装置500は、例えば、ノートパソコン、タブレット端末、スマートフォンなどの端末装置である。
次に、図4と図5と図6とを参照して、手袋1000が備える構成の配置について詳細に説明する。図4は、手袋1000の第1の外観図である。より詳細には、図4は、手袋1000における手の甲側の外観を示す図である。図5は、手袋1000の第2の外観図である。より詳細には、図5は、手袋1000における手の平側の外観を示す図である。図6は、中継部材200の平面図である。より詳細には、図6は、本体部50と接する面が奥側になるように中継部材200を配置したときの中継部材200の平面図である。
まず、本体部50における手の甲に相当する部分を第1部分とする。また、本体部50における手首に相当する部分を第2部分とする。第2部分は、本体部50における手首の手の平側に相当する部分と、本体部50における手首の手の甲側に相当する部分とを含む。また、本体部50における手の平側に相当する部分を第3部分とする。第3部分は、本体部50における指の手の平側に相当する部分と、本体部50における手の平に相当する部分とを含む。
中継部材200は、第1部分又は第2部分から第3部分に延在するように本体部50に取り付けられる。本実施の形態では、中継部材200は、本体部50における手の甲側と本体部50における手の平側とを跨ぎ、第1部分から第3部分に延在するように本体部50に取り付けられる。具体的には、本実施の形態では、中継部材200は、中継部材200の一端が本体部50における手の甲に相当する部分に配置され、中継部材200の他端が本体部50における人差し指の手の平側に相当する部分に配置されるように、本体部50に取り付けられる。中継部材200を本体部50に取り付ける方法としては種々の方法がある。例えば、面ファスナーによる取り付け、接着剤による取り付け、両面テープによる取り付け、シールによる取り付け、縫い付けによる取り付け等がある。
図6に示すように、本実施の形態では、中継部材200は、平面視で、配置部203と、延在部204と、延在部205と、延在部206とを備える。また、本実施の形態では、中継部材200は、シート状であり導電性を有する導電性部材201と、シート状であり導電性を有しない絶縁性部材202とが重ねられて構成される。導電性部材201は、電磁エネルギーを伝播するための部材である。導電性部材201は、例えば、単体金属、合金等の金属により構成される。導電性部材201は、例えば、メッキ、蒸着等により、絶縁性部材202の表面に形成される。
導電性部材201は、リーダライタ100が備えるアンテナ107と無線タグ400が備えるアンテナ406との間の電磁エネルギーの伝達を中継する。つまり、導電性部材201は、リーダライタ100が備えるアンテナ107との間で電磁エネルギーを授受する。また、導電性部材201は、無線タグ400が備えるアンテナ406との間で電磁エネルギーを授受する。電磁エネルギーは、電界結合、磁界結合(電磁誘導)、電波の送受信、又はこれらの組み合わせにより授受される。本実施の形態では、導電性部材201は、シート状であり、アンテナ107及びアンテナ406と対向するように配置される。従って、本実施の形態では、電磁エネルギーは、主に、電界結合により授受される。また、本実施の形態では、磁界結合はそれほど必要でないため、導電性部材201は、磁界結合のためのループを有しない。
絶縁性部材202は、導電性部材201の土台となる部材である。絶縁性部材202は、各種の樹脂により構成される。導電性部材201と絶縁性部材202とは、平面視でほぼ同じ形状であり、平面視でほぼ全面が重なる。図6は、導電性部材201が絶縁性部材202よりも奥側に配置され、導電性部材201の全体が絶縁性部材202に隠れた様子を示している。
配置部203は、リーダライタ100が配置される幅広い部分である。より詳細には、配置部203は、リーダライタ100が備えるアンテナ107と対向する部分である。延在部204は、配置部203と延在部205とを結ぶ細長い部分であり、本体部50における手の甲に相当する部分に配置される部分である。延在部205は、延在部204と延在部206とを結ぶ細長い部分であり、本体部50における手の甲と手の平とを跨ぐ部分に配置される部分である。延在部206は、延在部205と接続された細長い部分であり、本体部50における手の平側に相当する部分に配置される部分である。
ここで、中継部材200が有する導電領域の長さ、つまり、導電性部材201の長さは、リーダライタ100がタグ情報の読み取りに用いる高周波の波長の1/4以上であることが好適である。導電性部材201の長さは、高周波が導電性部材201を伝播するときの経路長である。また、この波長は、この高周波が使用される場所における波長である。つまり、この波長は、誘電体である手600が近傍に存在するときの波長であり、誘電体が存在しない空間における波長よりも短い。導電性部材201の長さがこの高周波の波長の1/4以上である場合、電磁エネルギーが導電性部材201を介してアンテナ107とアンテナ406との間で効率良く伝達されることが、シミュレーションにより確認されている。
リーダライタ100は、リーダライタ100の少なくとも一部が第1部分又は第2部分に配置されるように本体部50に取り付けられる。ここで、リーダライタ100の少なくとも一部は、第1部分又は第2部分において、手の甲と直交する方向から見て、導電性部材201と重なっていてもよいし、導電性部材201と重なっていなくてもよい。なお、リーダライタ100の少なくとも一部には、アンテナ107が含まれる。ここで、タグ情報が読み取られる際に、導電性部材201の一端がアンテナ107と近接し、導電性部材201の他端がアンテナ406と近接する。本実施の形態では、リーダライタ100は、アンテナ107を含むリーダライタ100の全体が第1部分に配置されるように本体部50に取り付けられる。
リーダライタ100を本体部50に取り付ける方法としては種々の方法がある。例えば、面ファスナーによる取り付け、本体部50に設けられたポケットへの挿入による取り付け、接着剤による取り付け、両面テープによる取り付け等がある。リーダライタ100は、読取装置の一例である。アンテナ107は、装置側アンテナの一例である。アンテナ406は、タグアンテナの一例である。
次に、図7と図8とを参照して、中継部材200を介してアンテナ107とアンテナ406との間で電磁エネルギーが伝達される様子について説明する。図7は、中継部材200の一端の周囲の部材の断面図である。より詳細には、図7は、手袋1000と手600とを、アンテナ107と中継部材200とを通過する面であって中継部材200と直交する面で切断したときの断面の様子を示す図である。図8は、中継部材200の他端の周囲の部材の断面図である。より詳細には、図8は、手袋1000と無線タグ400と手600とを、中継部材200とアンテナ406とを通過する面であって中継部材200と直交する面で切断したときの断面の様子を示す図である。
図7に示すように、中継部材200の一端の付近では、例えば、手600の上に本体部50が配置され、本体部50の上に中継部材200が配置され、中継部材200の上にリーダライタ100が配置される。リーダライタ100の表面は、遮蔽体150により覆われている。なお、手600と本体部50との間、本体部50と中継部材200との間、中継部材200とリーダライタ100との間には、隙間があってもよい。また、図7において、手600で示される部分は手の甲に相当する部分であり、本体部50で示される部分は手の甲と接する布地に相当する部分である。また、中継部材200は、導電性部材201が本体部50寄りに配置され、絶縁性部材202がリーダライタ100寄りに配置されるように配置される。
また、リーダライタ100が備えるアンテナ107は、リーダライタ100が備える筐体190の内部に配置される。本実施の形態では、アンテナ107は、板状放射素子1071と、地板1072と、給電線1073とを備えるパッチアンテナである。パッチアンテナは、マイクロストリップアンテナとも呼ばれる。板状放射素子1071は、給電線1073から高周波信号が供給されて、電波を放射する板状の導体である。地板1072は、高周波信号に対する基準電位に設定される板状の導体である。給電線1073は、高周波信号を板状放射素子1071に供給するための導線である。なお、アンテナ107の主な要素は板状放射素子1071であり、板状放射素子1071のことをアンテナ107ということがある。
図8に示すように、中継部材200の他端の付近では、例えば、手600の下に本体部50が配置され、本体部50の下に中継部材200が配置され、中継部材200の下に無線タグ400が配置される。なお、手600と本体部50との間、本体部50と中継部材200との間には、隙間があってもよい。また、図8において、手600で示される部分は人差し指に相当する部分であり、本体部50で示される部分は人差し指と接する布地に相当する部分である。また、中継部材200は、導電性部材201が本体部50寄りに配置され、絶縁性部材202が無線タグ400寄りに配置されるように配置される。
また、無線タグ400が備えるアンテナ406は、基材41とカバー部材46とに挟まれている。カバー部材46は、アンテナ406の表面を絶縁及び保護するシート状の絶縁体である。図8に、中継部材200に近い方からカバー部材46、アンテナ406、基材41の順で、基材41とアンテナ406とカバー部材46とが配置された例を示す。
図7に示すように、アンテナ107と導電性部材201とは近接して対向する。また、手袋1000を手600に装着した作業者が人差し指を物品に付された無線タグ400に近づけると、図8に示すように、導電性部材201とアンテナ406とが近接して対向する。この状態で、変調回路105からアンテナ107に高周波信号が供給されると、アンテナ107から電力供給用電波が放射される。
すると、アンテナ107から放射された電力供給用電波に対応する電磁エネルギーは、電界結合、磁界結合、電波の送受信、又はこれらの組み合わせにより、導電性部材201の一端に供給される。導電性部材201の一端に供給された電磁エネルギーは、導電性部材201の他端に伝播する。導電性部材201の一端は、導電性部材201が備える両端のうち板状放射素子1071と近接する方の端部である。導電性部材201の他端は、導電性部材201が備える両端のうちアンテナ406と近接する方の端部である。
導電性部材201の他端に伝播した電磁エネルギーは、電界結合、磁界結合、電波の送受信、又はこれらの組み合わせにより、アンテナ406に供給される。無線タグ400は、導電性部材201から受けた電磁エネルギーにより起動し、タグ情報包含電波をアンテナ406から放射する。アンテナ406から放射された電力供給用電波に対応する電磁エネルギーは、電界結合、磁界結合、電波の送受信、又はこれらの組み合わせにより、導電性部材201の他端に供給される。
導電性部材201の他端に供給された電磁エネルギーは、導電性部材201の一端に伝播する。導電性部材201の一端に伝播した電磁エネルギーは、電界結合、磁界結合、電波の送受信、又はこれらの組み合わせにより、アンテナ107に供給される。アンテナ107に供給された電磁エネルギーは、タグ情報を含む高周波信号として復調回路106に供給される。復調回路106は、供給された高周波信号を復調し、タグ情報を取得する。
なお、アンテナ107からリーダライタ100の天井面121又は側面123に向けて放射された電力供給用電波は、遮蔽体150により遮断される。従って、アンテナ107から見て天井面121又は側面123側に配置された無線タグ400からのタグ情報の読み取りが制限される。つまり、遮蔽体150の働きにより、意図しない無線タグ400からのタグ情報の読み取りが制限される。
以上説明したように、本実施の形態では、リーダライタ100の少なくとも一部が第1部分又は第2部分に配置され、リーダライタ100が導電性部材201を介して無線タグ400からタグ情報を読み取る。ここで、タグ情報の読み取りは、作業者が、手袋1000が装着された手600を無線タグ400に近づけるだけで実現される。また、作業者は、自分の手600でタグ情報の読み取り対象の無線タグ400を指定するため、意図しない無線タグ400からタグ情報が読み取られる可能性が低い。
また、本実施の形態では、リーダライタ100が有する表面のうち導電性部材201と対向する表面以外の表面が、遮蔽体150により覆われる。従って、本実施の形態によれば、意図しない無線タグ400からタグ情報が読み取られる可能性が極めて低い。また、リーダライタ100の少なくとも一部は、第1部分又は第2部分に配置されるため、作業者の作業を阻害しにくいと考えられる。
このように、本実施の形態によれば、作業者にあまり負担をかけずに、作業者の作業を阻害することなく、作業者が所望する無線タグ400からタグ情報が読み取られる。このように、本実施の形態に係る手袋1000は、利便性が高い。
また、本実施の形態では、リーダライタ100が備えるアンテナ107が第1部分に配置される。アンテナ107は、ある程度の大きさを有するため作業を阻害する可能性があるが、第1部分に配置されると作業を阻害しにくいと考えられる。つまり、本実施の形態によれば、リーダライタ100が作業者の作業を阻害しにくい。
更に、本実施の形態では、アンテナ107を含むリーダライタ100の全体が第1部分に配置される。この場合、アンテナ107とリーダライタ100の本体との距離を短くすることができ、例えば、アンテナ107をリーダライタ100の筐体190の内部に収納することが容易である。従って、本実施の形態によれば、アンテナ107とリーダライタ100の本体との接続に伴う手間、不具合等が低減される。
また、本実施の形態では、導電性部材201の長さは、リーダライタ100がタグ情報の読み取りに用いる高周波の波長の1/4以上である。従って、本実施の形態によれば、リーダライタ100によるタグ情報の読み取り精度の向上が期待できる。
(実施の形態2)
実施の形態1では、平面視で分岐を有しない形状である中継部材200が採用される例について説明した。本実施の形態では、中継部材200に代えて、平面視で分岐を有する形状である中継部材220が採用される例について説明する。以下、実施の形態1と同様の構成及び機能については、適宜、説明を省略又は簡略化する。
図9は、本実施の形態に係る手袋1100の外観図である。より詳細には、図9は、手袋1100における手の平側の外観を示す図である。
図9に示すように、中継部材220は、本体部50における手の甲に相当する部分である第1部分から、本体部50における手の平側に相当する部分である第3部分のうち第4部分と第3部分のうち第4部分とは異なる第5部分とに分岐する形状を有する。本実施の形態では、第4部分は、本体部50における人差し指の手の平側に相当する部分であり、第5部分は、本体部50における手の平の中指の付け根と薬指の付け根との中間に相当する部分である。
図10に示すように、本実施の形態では、中継部材220は、平面視で、配置部203と、延在部204と、延在部205と、延在部206と、延在部207を備える。また、本実施の形態では、中継部材220は、シート状であり導電性を有する導電性部材221と、シート状であり導電性を有しない絶縁性部材222とが重ねられて構成される。導電性部材221と絶縁性部材222とは、平面視で同様の形状及び大きさを有する。図10は、導電性部材221が絶縁性部材222よりも奥側に配置され、導電性部材221の全体が絶縁性部材222に隠れた様子を示している。
配置部203は、リーダライタ100が配置される幅広い部分であり、リーダライタ100が備えるアンテナ107と対向する部分である。延在部204は、配置部203と延在部205とを結ぶ細長い部分であり、本体部50における手の甲に相当する部分に配置される部分である。延在部205は、延在部204と延在部206とを結ぶ細長い部分であり、本体部50における手の甲と手の平とを跨ぐ部分に配置される部分である。
延在部206は、延在部205と接続された細長い部分であり、本体部50における人差し指の手の平側に相当する部分に配置される部分である。延在部207は、延在部205と接続された細長い部分であり、本体部50における中指の付け根から薬指の付け根の手の平側に相当する部分に配置される部分である。
このように、中継部材220は、平面視で、延在部205の一端から延在部206と延在部207とに分岐した形状を有する。配置部203の一端から延在部206の一端までの長さと、配置部203の一端から延在部207の一端までの長さとは、リーダライタ100がタグ情報の読み取りに用いる高周波の波長の1/4以上であることが好適である。
ここで、アンテナ107と導電性部材221とは近接して対向する。また、手袋1100を手600に装着した作業者が、人差し指、中指の付け根、又は、薬指の付け根を無線タグ400に近づけると、導電性部材221とアンテナ406とが近接して対向する。この状態で、変調回路105からアンテナ107に高周波信号が供給されると、アンテナ107から電力供給用電波が放射される。
すると、アンテナ107から放射された電力供給用電波に対応する電磁エネルギーは、導電性部材221における配置部203に供給され、導電性部材221における延在部206及び延在部207に伝播し、アンテナ406に供給される。無線タグ400は、導電性部材221から受けた電磁エネルギーにより起動し、タグ情報包含電波をアンテナ406から放射する。アンテナ406から放射された電力供給用電波に対応する電磁エネルギーは、導電性部材221における延在部206又は延在部207に供給され、導電性部材221における配置部203に伝播し、アンテナ107に供給される。アンテナ107に供給された電磁エネルギーはタグ情報を含む高周波信号として復調回路106に供給される。復調回路106は、供給された高周波信号を復調し、タグ情報を取得する。
本実施の形態では、導電性部材221は、第1部分から第3部分のうち第4部分と第3部分のうち第4部分とは異なる第5部分とに分岐する形状を有する。従って、本実施の形態によれば、タグ情報を読み取り可能な範囲が広く、利便性の向上が期待できる。
(実施の形態3)
実施の形態1では、中継部材200の一端が本体部50における手の甲に相当する部分に配置され、中継部材200の他端が本体部50における人差し指の手の平側に相当する部分に配置される例について説明した。本実施の形態では、中継部材230の一端が本体部50における手の甲に相当する部分に配置され、中継部材230の他端が本体部50における中指の付け根と薬指の付け根との中間の手の平側に相当する部分に配置される例について説明する。以下、実施の形態1,2と同様の構成及び機能については、適宜、説明を省略又は簡略化する。
図11は、本実施の形態に係る手袋1200の外観図である。より詳細には、図11は、手袋1200における手の平側の外観を示す図である。
図11に示すように、中継部材230は、本体部50における手の甲に相当する部分である第1部分から、本体部50における手の平側に相当する部分である第3部分のうち第5部分に延在するように本体部50に配置される。本実施の形態では、第5部分は、本体部50における手の平の中指の付け根と薬指の付け根との中間に相当する部分である。中継部材230は、平面視で、中継部材230から延在部206を除外した形状を有する。中継部材230は、シート状の導体である導電性部材とシート状の絶縁体である絶縁性部材とが重ねられて構成される。
アンテナ107と中継部材230における配置部203とが近接して対向するため、アンテナ107と中継部材230との間で電磁エネルギーが授受される。また、アンテナ406と中継部材230における延在部207とが近接して対向するため、アンテナ406と中継部材230との間で電磁エネルギーが授受される。従って、リーダライタ100は、中継部材230を介して無線タグ400からタグ情報を読み取ることができる。
本実施の形態によれば、タグ情報の読み取り可能な場所が異なる点に起因する効果を除き、基本的に、実施の形態1と同様の効果が得られる。本実施の形態によれば、例えば、人差し指による無線タグ400の指定が困難である場合において、手の平による無線タグ400の指定が実現可能である。
(実施の形態4)
実施の形態1では、リーダライタ100が本体部50における手の甲に相当する部分である第1部分に配置される例について説明した。本実施の形態では、リーダライタ100が本体部50における手首に相当する部分である第2部分に配置される例について説明する。以下、実施の形態1-3と同様の構成及び機能については、適宜、説明を省略又は簡略化する。
図12は、本実施の形態に係る手袋1300の外観図である。より詳細には、図12は、手袋1300における手の平側の外観を示す図である。
図12に示すように、リーダライタ100は、本体部50における手首に相当する部分である第2部分に配置される。本実施の形態では、第2部分は、本体部50における手首の手の平側に相当する部分である。中継部材240は、平面視でほぼ真っ直ぐに延びた形状を有する。中継部材240は、中継部材240の一端が第2部分に配置され、中継部材240の他端が本体部50における手の平側に相当する部分である第3部分に配置されるように、本体部50に取り付けられる。中継部材240は、シート状の導体である導電性部材とシート状の絶縁体である絶縁性部材とが重ねられて構成される。
本実施の形態では、リーダライタ100は、本体部50における手首に相当する部分である第2部分に配置される。リーダライタ100が第2部分に配置されても、リーダライタ100は作業を阻害しにくいと考えられる。本実施の形態によれば、例えば、リーダライタ100を作業者の手の甲に配置することが困難である場合において、リーダライタ100が作業を阻害しにくい。
(実施の形態5)
実施の形態1では、シート状の導体である導電性部材201とシート状の絶縁体である絶縁性部材202とを備える中継部材200が採用される例について説明した。本実施の形態では、中継部材200に代えて、ミアンダ形状の導体である導電性部材251とシート状の絶縁体である絶縁性部材252とを備える中継部材250が採用される例について説明する。以下、実施の形態1-4と同様の構成及び機能については、適宜、説明を省略又は簡略化する。
図13に示すように、中継部材250は、平面視で、配置部203と、延在部204と、延在部205と、延在部206とを備える。また、中継部材250は、ミアンダ形状の導体である導電性部材251と、シート状であり導電性を有しない絶縁性部材252とが重ねられて構成される。ミアンダ形状は、蛇行した形状であり、部材が全体として第1方向に延びながら第1方向と直交する第2方向において正負の向きを交互に変えながら延びた形状である。
導電性部材251は、電磁エネルギーを伝播するための部材である。導電性部材251は、例えば、単体金属、合金等の金属により構成される。導電性部材251は、例えば、メッキ、蒸着等により、絶縁性部材252の表面に形成される。図13は、導電性部材251が絶縁性部材252よりも手前側に配置された様子を示している。
ここで、中継部材250が有する導電領域の長さ、つまり、導電性部材251の長さは、リーダライタ100がタグ情報の読み取りに用いる高周波の波長の1/4以上であることが好適である。導電性部材251の長さは、高周波が導電性部材251を伝播するときの経路長である。従って、導電性部材251の長さは、中継部材250の長さよりもずっと長い。導電性部材251が採用されると、高周波の見かけ上の進行速度を低下させることができるため、中継部材250のサイズを小さくすることができる。
また、導電性部材251が採用されると、中継部材250の中間部分において導電性部材251の隙間から電磁エネルギーが漏れ出すため、中継部材250の中間部分におけるタグ情報の読み取りが容易である。つまり、本実施の形態では、中継部材250の中間部分の近傍に配置された無線タグ400からタグ情報を読み取ることが容易である。
本実施の形態によれば、基本的に、実施の形態1と同様の効果が得られる。また、本実施の形態では、ミアンダ形状の導体である導電性部材251を備える中継部材250が採用される。従って、本実施の形態によれば、中継部材250のサイズを小さくすることができ、また、中継部材250の長さを調整することができる。また、本実施の形態によれば、中継部材250の中間部分の近傍に配置された無線タグ400からタグ情報を読み取ることが容易である。また、本実施の形態によれば、ミアンダ形状の線路が横向きの線路と縦向きの線路との両方を有するため、無線タグ400の向きの影響を緩和できると考えられる。即ち、無線タグ400が直線偏波に対応したタグである場合、無線タグ400と中継部材250との結合において、無線タグ400と中継部材250との相対的な向きの関係がどのような向きであっても、安定した結合が実現されると考えられる。
(実施の形態6)
実施の形態1では、シート状の導体である導電性部材201とシート状の絶縁体である絶縁性部材202とを備える中継部材200が採用される例について説明した。本実施の形態では、中継部材200に代えて、メッシュ形状の導体である導電性部材261とシート状の絶縁体である絶縁性部材262とを備える中継部材260が採用される例について説明する。以下、実施の形態1-5と同様の構成及び機能については、適宜、説明を省略又は簡略化する。
図14に示すように、中継部材260は、平面視で、配置部203と、延在部204と、延在部205と、延在部206とを備える。また、中継部材260は、メッシュ形状の導体である導電性部材261と、シート状であり導電性を有しない絶縁性部材262とが重ねられて構成される。メッシュ形状は、多数の開口を有する編み目形状である。
導電性部材261は、電磁エネルギーを伝播するための部材である。本実施の形態では、導電性部材261は、同一面に平行に配置された複数の線状導体と、これらの複数の線状導体と直交する、上記同一面に平行に配置された複数の線状導体とにより構成される。導電性部材261は、例えば、単体金属、合金等の金属により構成される。導電性部材261は、例えば、メッキ、蒸着等により、絶縁性部材262の表面に形成される。図14は、導電性部材261が絶縁性部材262よりも手前側に配置された様子を示している。
ここで、中継部材260が有する導電領域の長さ、つまり、導電性部材261の長さは、リーダライタ100がタグ情報の読み取りに用いる高周波の波長の1/4以上であることが好適である。導電性部材261の長さは、高周波が導電性部材261を伝播するときの経路長である。導電性部材261が採用されると、中継部材260の中間部分において導電性部材261が有する開口から電磁エネルギーが漏れ出すため、中継部材260の中間部分におけるタグ情報の読み取りが容易である。つまり、本実施の形態では、中継部材260の中間部分の近傍に配置された無線タグ400からタグ情報を読み取ることが容易である。
本実施の形態によれば、基本的に、実施の形態1と同様の効果が得られる。また、本実施の形態では、導電性部材261を備える中継部材260が採用される。従って、本実施の形態によれば、中継部材260の中間部分の近傍に配置された無線タグ400からタグ情報を読み取ることが容易である。
(実施の形態7)
実施の形態1では、シート状の導体である導電性部材201とシート状の絶縁体である絶縁性部材202とを備える中継部材200が採用される例について説明した。本実施の形態では、中継部材200に代えて、導電性部材201と絶縁性部材202とシート状の導体である導電性部材271とを備える中継部材270が採用される例について説明する。以下、実施の形態1-6と同様の構成及び機能については、適宜、説明を省略又は簡略化する。
図15は、本実施の形態に係る手袋1400の外観図である。より詳細には、図15は、手袋1400における手の甲側の外観を示す図である。図16は、中継部材270の平面図である。
中継部材270は、シート状の導体である導電性部材201とシート状の絶縁体である絶縁性部材202とシート状の導体である導電性部材271とが順に重ねられて構成される。導電性部材201と絶縁性部材202とは、平面視でほぼ同じ形状であり、平面視でほぼ全面が重なる。図16に示すように、導電性部材201と絶縁性部材202とは、平面視で、配置部203と、延在部204と、延在部205と、延在部206とを備える。
導電性部材271は、平面視で配置部203よりも大きく、配置部203と重なる位置に配置される。配置部203の近傍において、絶縁性部材202は導電性部材201と導電性部材271とに挟み込まれる。図16は、導電性部材271が、導電性部材201と絶縁性部材202とよりも奥側に配置された様子を示している。導電性部材271は、アンテナ107と導電性部材201との間において電磁エネルギーを効率的に授受するための部材である。
次に、図17を参照して、中継部材270を介してアンテナ107とアンテナ406との間で電磁エネルギーが伝達される様子について説明する。図17は、中継部材270の一端の周囲の部材の断面図である。より詳細には、図17は、手袋1400と手600とを、アンテナ107と中継部材270とを通過する面であって中継部材270と直交する面で切断したときの断面の様子を示す図である。
図17に示すように、中継部材270の一端の付近では、例えば、手600の上に本体部50が配置され、本体部50の上に中継部材270が配置され、中継部材270の上にリーダライタ100が配置される。また、中継部材270は、導電性部材271が本体部50寄りに配置され、導電性部材201がリーダライタ100寄りに配置され、絶縁性部材202が導電性部材201と導電性部材271との間に配置されるように配置される。
図17に示すように、アンテナ107と導電性部材201とは近接して対向する。また、手袋1400を手600に装着した作業者が人差し指を物品に付された無線タグ400に近づけると、導電性部材201とアンテナ406とが近接して対向する。この状態で、変調回路105からアンテナ107に高周波信号が供給されると、アンテナ107から電力供給用電波が放射される。
すると、アンテナ107から放射された電力供給用電波に対応する電磁エネルギーは、電界結合、磁界結合、電波の送受信、又はこれらの組み合わせにより、導電性部材201の一端に供給される。ここで、導電性部材271が存在することで、アンテナ107から導電性部材201に効率良く電磁エネルギーが供給される。導電性部材201の一端に供給された電磁エネルギーは、導電性部材201の他端に伝播し、アンテナ406に供給される。無線タグ400は、導電性部材201から受けた電磁エネルギーにより起動し、タグ情報包含電波をアンテナ406から放射する。アンテナ406から放射された電力供給用電波に対応する電磁エネルギーは、導電性部材201の他端に供給され、導電性部材201の一端に伝播する。
導電性部材201の一端に伝播した電磁エネルギーは、電界結合、磁界結合、電波の送受信、又はこれらの組み合わせにより、アンテナ107に供給される。ここで、導電性部材271が存在することで、アンテナ107から導電性部材201に効率良く電磁エネルギーが供給される。アンテナ107に供給された電磁エネルギーはタグ情報を含む高周波信号として復調回路106に供給される。復調回路106は、供給された高周波信号を復調し、タグ情報を取得する。
本実施の形態では、導電性部材201と絶縁性部材202と導電性部材271とが順に重ねられて構成される中継部材270を介して無線タグ400からタグ情報が読み取られる。本実施の形態によれば、効率的に電磁エネルギーが伝達されるため、タグ情報の読み取り精度の向上が期待できる。
(実施の形態8)
実施の形態1では、導電領域を形成するための導電性部材201が、本体部50とは別に設けられた中継部材200に組み込まれている例について説明した。本実施の形態では、導電領域を形成するための導電性部材51が本体部55に組み込まれている例について説明する。以下、実施の形態1-7と同様の構成及び機能については、適宜、説明を省略又は簡略化する。
図18を参照して、導電性部材51を介してアンテナ107とアンテナ406との間で電磁エネルギーが伝達される様子について説明する。図18は、導電性部材51の一端の周囲の部材の断面図である。より詳細には、図18は、手袋1500と手600とを、アンテナ107と導電性部材51とを通過する面であって導電性部材51と直交する面で切断したときの断面の様子を示す図である。
図18に示すように、本体部55は、導電性部材51と絶縁性部材52とを備える。本体部55を構成する布は、例えば、導電性を有する導電性繊維と絶縁性を有する絶縁性繊維とが、編み込み又は織り込まれることで形成される。導電性部材51は、導電性を有する部材であり、例えば、導電性繊維により構成される部分である。導電性部材51の外形は、平面視で、導電性部材201と同様の形状及び大きさを有する。絶縁性部材52は、絶縁性を有する部材であり、例えば、絶縁性繊維により構成される部分である。
図18に示すように、アンテナ107と導電性部材51とは近接して対向する。また、手袋1500を手600に装着した作業者が人差し指を物品に付された無線タグ400に近づけると、導電性部材51とアンテナ406とが近接して対向する。この状態で、変調回路105からアンテナ107に高周波信号が供給されると、アンテナ107から電力供給用電波が放射される。
すると、アンテナ107から放射された電力供給用電波に対応する電磁エネルギーは、電界結合、磁界結合、電波の送受信、又はこれらの組み合わせにより、導電性部材51の一端に供給される。導電性部材51の一端に供給された電磁エネルギーは、導電性部材51の他端に伝播し、アンテナ406に供給される。無線タグ400は、導電性部材51から受けた電磁エネルギーにより起動し、タグ情報包含電波をアンテナ406から放射する。アンテナ406から放射された電力供給用電波に対応する電磁エネルギーは、導電性部材51の他端に供給され、導電性部材51の一端に伝播する。
導電性部材51の一端に伝播した電磁エネルギーは、電界結合、磁界結合、電波の送受信、又はこれらの組み合わせにより、アンテナ107に供給される。アンテナ107に供給された電磁エネルギーは、タグ情報を含む高周波信号として復調回路106に供給される。復調回路106は、供給された高周波信号を復調し、タグ情報を取得する。
本実施の形態では、導電性部材51が本体部55の一部であり、導電性部材51が本体部55に組み込まれている。従って、本実施の形態によれば、本体部55に導電性を付与するために、導電性部材201を備える中継部材200を本体部50に取り付ける手間が不要であり、また、本体部50から中継部材200が剥がれることにより本体部50から導電性が失われるリスクが低減される。
(実施の形態9)
実施の形態1では、第1部分において、手の甲と直交する方向から見て、導電性部材201が備える配置部203とアンテナ107とがほぼ全面に亘って重なる例について説明した。導電性部材201とアンテナ107とが近接して電磁エネルギーを授受可能であれば、導電性部材201とアンテナ107との配置は任意である。本実施の形態では、第1部分において、手の甲と直交する方向から見て、導電性部材201が備える配置部203の一部とアンテナ107の一部とが重なる例について説明する。以下、実施の形態1-8と同様の構成及び機能については、適宜、説明を省略又は簡略化する。
図19は、本実施の形態に係る手袋1600の外観図である。より詳細には、図19は、手袋1600における手の甲側の外観を示す図である。図19に示すように、アンテナ107を備えるリーダライタ100は、本体部50における手の甲に相当する第1部分に取り付けられる。図19に示すように、本実施の形態では、第1部分において、手の甲と直交する方向から見て、導電性部材201が備える配置部203の一部とアンテナ107の一部とが重なる。手の甲と直交する方向は、平板形状のアンテナ107の放射面と直交する方向であり、配置部203が備える面と直交する方向である。
本実施の形態では、手の甲と直交する方向から見て、導電性部材201とアンテナ107とが重なる部分において、電磁エネルギーが伝達される。本実施の形態においても、作業者の作業を阻害せずにタグ情報の読み取りが実現可能である。
(実施の形態10)
実施の形態9では、第1部分において、手の甲と直交する方向から見て、導電性部材201が備える配置部203の一部とアンテナ107の一部とが重なる例について説明した。本実施の形態では、第1部分において、手の甲と直交する方向から見て、導電性部材201とアンテナ107とが重ならずに近接する例について説明する。以下、実施の形態1-9と同様の構成及び機能については、適宜、説明を省略又は簡略化する。
図20は、本実施の形態に係る手袋1700の外観図である。より詳細には、図20は、手袋1700における手の甲側の外観を示す図である。図20に示すように、アンテナ107を備えるリーダライタ100は、本体部50における手の甲に相当する第1部分に取り付けられる。図20に示すように、本実施の形態では、第1部分において、手の甲と直交する方向から見て、導電性部材201が備える配置部203とアンテナ107とが重ならずに近接する。
本実施の形態では、導電性部材201とアンテナ107とが近接する部分において、電磁エネルギーが伝達される。本実施の形態においても、作業者の作業を阻害せずにタグ情報の読み取りが実現可能である。
(変形例)
以上、本開示の実施の形態を説明したが、種々の形態による変形及び応用が可能である。
上記実施の形態において説明した構成、機能、動作のどの部分を採用するのかは任意である。また、上述した構成、機能、動作のほか、更なる構成、機能、動作が採用されてもよい。また、上述した実施の形態は、適宜、自由に組み合わせることができる。また、上述した実施の形態で説明した構成要素の個数は、適宜、調整することができる。また、採用可能な素材、サイズ、電気的特性などが、上記実施の形態において示したものに限定されないことは勿論である。
実施の形態4では、導電性部材が、第2部分から第3部分に分岐せずに延びる形状を有する例について説明した。実施の形態2と同様に、導電性部材が、第2部分から第3部分のうち第4部分と第3部分のうち第4部分とは異なる第5部分とに分岐する形状を有していてもよい。
実施の形態1では、本体部50が、指を通す穴を有する袋形状であり、本体部50の穴に指を通すことにより手600に装着されるタイプである例について説明した。本体部50のタイプは、この例に限定されない。例えば、本体部50は、面ファスナーを有し、サポーターのように手600に巻き付けられるタイプであってもよい。
実施の形態1では、導電性部材201を備える中継部材200を本体部50に取り付けることにより、本体部50に導電領域を付与する方法について説明した。また、実施の形態8では、導電性を有する導電性繊維である導電性部材51を本体部55に編み込む又は織り込むことにより、本体部55に導電領域を付与する方法について説明した。本体部50に導電領域を付与する方法として種々の方法を採用することができる。例えば、導電性を有する塗料を本体部50に塗布したり、導電性を有する粉体を本体部50に印刷したり、導電性を有する金属箔を手本体部50に貼り付けたりすることにより、本体部50に導電領域を付与してもよい。
実施の形態1では、無線タグ400が、パッシブタグである例について説明した。無線タグ400が、アクティブタグであってもよい。また、実施の形態1では、無線タグ400が、ダイポールタイプのアンテナを備える例について説明した。無線タグ400が、モノポールタイプのアンテナを備えていてもよい。また、実施の形態1では、リーダライタ100が備える装置側アンテナがパッチアンテナである例について説明した。装置側アンテナは、他のアンテナでもよい。例えば、装置側アンテナは、板状逆F型アンテナでもよい。板状逆F型アンテナは、例えば、パッチアンテナであるアンテナ107に対して板状放射素子1071と地板1072とを短絡する短絡板が設けられた形状のアンテナである。
実施の形態1では、無線タグ400により管理される物品が、物流において配送される商品である例について説明した。無線タグ400により管理される物品は、どのような物品でもよい。例えば、無線タグ400により管理される物品は、工場で扱われる部品又は製品でもよいし、店頭で販売される商品でもよいし、医療現場で使用される医療材料でもよい。
41 基材、42 給電点、43 ICチップ、44,45 エレメント、46 カバー部材、50,55 本体部、100 リーダライタ、101,401 制御回路、102,402 記憶回路、103 電源回路、104 発振回路、105,404 変調回路、106,405 復調回路、107,406 アンテナ、108 通信インターフェース、121 天井面、122 底面、123 側面、150 遮蔽体、151 天井部、152 側壁部、153 開口部、190 筐体、200,210,220,230,240,250,260,270 中継部材、51,201,221,251,261,271 導電性部材、52,202,222,252,262 絶縁性部材、203 配置部、204,205,206,207 延在部、400 無線タグ、403 整流回路、500 制御装置、600 手、1000,1100,1200,1300,1400,1500,1600,1700 手袋、1071 板状放射素子、1072 地板、1073 給電線

Claims (6)

  1. ユーザの手に装着される手袋であって、
    前記ユーザの手に対応した形状を有する本体部と、
    導電性を有し、前記本体部における手の甲に相当する部分である第1部分又は前記本体部における手首に相当する部分である第2部分から、前記本体部における手の平側に相当する部分である第3部分に延在する部材である導電性部材と、
    前記第1部分又は前記第2部分に少なくとも一部が配置され、前記導電性部材を介して、無線タグからタグ情報を読み取る読取装置と、
    前記読取装置の表面を覆う遮蔽体と、を備える、
    手袋。
  2. 前記導電性部材は、前記第1部分から前記第3部分のうち第4部分と前記第3部分のうち前記第4部分とは異なる第5部分とに分岐する形状を有する、
    請求項1に記載の手袋。
  3. 前記導電性部材は、前記第2部分から前記第3部分のうち第4部分と前記第3部分のうち前記第4部分とは異なる第5部分とに分岐する形状を有する、
    請求項1に記載の手袋。
  4. 前記導電性部材は、ミアンダ形状を有する、
    請求項1から3の何れか1項に記載の手袋。
  5. 前記導電性部材は、メッシュ形状を有する、
    請求項1から3の何れか1項に記載の手袋。
  6. 前記導電性部材は、前記本体部の一部である、
    請求項1から5の何れか1項に記載の手袋。
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