JP3235881U - 保湿剤等の薬剤を背中に塗付するための薬剤塗布用具 - Google Patents
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Abstract
【課題】肌を傷つけることなく、背中の痒い部分に自力で薬剤を塗布することができる、安全で安価な薬剤塗布用具を提供する。
【解決手段】長尺の動擦ベルト1と、動擦ベルト1に着脱自在に装着する薬剤付着布2より構成される。動擦ベルト1の長手方向両端部近傍に通し穴111、112が形成され、通し穴111、112に指かけ紐121、122が係着されている。また、動擦ベルト1には長手方向中央寄りに薬剤付着布固定用の通し穴131、132が形成されている。薬剤付着布2は長方形又は略正方形を成し、横方向両端には結び紐211、212が着設されている。使用に際しては、薬剤付着布2の結び紐211、212を動擦ベルト1の通し穴131、132に通し、ベルト裏側で結んでから、薬剤付着布2を動擦ベルト1に巻き付ける。薬剤付着布2の一部に面ファスナーを着設して使用することもできる。
【選択図】図5
【解決手段】長尺の動擦ベルト1と、動擦ベルト1に着脱自在に装着する薬剤付着布2より構成される。動擦ベルト1の長手方向両端部近傍に通し穴111、112が形成され、通し穴111、112に指かけ紐121、122が係着されている。また、動擦ベルト1には長手方向中央寄りに薬剤付着布固定用の通し穴131、132が形成されている。薬剤付着布2は長方形又は略正方形を成し、横方向両端には結び紐211、212が着設されている。使用に際しては、薬剤付着布2の結び紐211、212を動擦ベルト1の通し穴131、132に通し、ベルト裏側で結んでから、薬剤付着布2を動擦ベルト1に巻き付ける。薬剤付着布2の一部に面ファスナーを着設して使用することもできる。
【選択図】図5
Description
本考案は、保湿剤等の薬剤を背中に塗付するための薬剤塗布用具に関する。
従来、背中の手が届かない部分に痒みを感じたとき、竹材・木材等を用いた通称「孫の手」を使用して患部を掻くことが多かった。また、外用薬や保湿剤を他人に塗ってもらったり、これらを棒材の先に付けて自分で塗布したりする場合もあった。
市販されているものとしては、屈曲した樹脂製の棒の一端に塗布部を、他端に把握部を有する背中用の薬剤塗布具が存在する。
前述の竹材等を使用した棒で患部を擦ると、一時的に痒感が弱まるが、基本的に解消することがないうえ、肌を傷つけることがある。また、市販の薬剤塗布具は、樹脂製の棒部が折れやすいうえ、価格も比較的高い。
特許文献1には、湾曲したアーム部の先端に塗布面を有する薬剤塗布用器具が、また、特許文献2には、いわゆる「孫の手」の先端に円筒形の薬剤容器を取り付ける構成の「孫の手及び塗り薬付孫の手」が提案されている。しかしながら、前述したように棒状又はアーム状のものは折れやすいうえ、先端の薬剤塗布部や薬剤容器把握部の成形に特別な工程が必要となる。
特許文献3には、湾曲のアーム式ハンドルの先端部に薬剤塗布容器を固定する薬剤塗布用具が、また、特許文献4には、L字型アームの先端部に、クリップ式に綿等を挟持する薬剤塗布部を着脱可能にとりつけた薬剤塗布用器具についての発明が開示されている。しかしながら、これらの用具は構造が複雑で製造に費用を要するため、販売時の価格が高くなる。
上述の問題に鑑み、本考案は、肌を傷つけることなく、背中の痒い部分に自力で薬剤を塗布することができる、安全で安価な薬剤塗布用具を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1の薬剤塗布用具は、長尺の動擦ベルトと、
前記動擦ベルトに着脱自在に装着する薬剤付着布により構成される。
前記動擦ベルトに着脱自在に装着する薬剤付着布により構成される。
請求項2の薬剤塗布用具は、請求項1の薬剤塗布用具であって、前記動擦ベルトの長手方向両端部に、前記動擦ベルトを指に掛止するための把持部が形設されている。
請求項3の薬剤塗布用具は、請求項1又は2記載の薬剤塗布用具であって、前記把持部の構成としては、前記動擦ベルト端部近傍に通し穴が形成され、前記通し穴に指かけ紐が係着されている。
請求項4の薬剤塗布用具は、請求項1乃至3記載の薬剤塗布用具であって、前記薬剤付着布は袋形状を成し、前記動擦ベルトの中央部分に巻着されている。
請求項5の薬剤塗布用具は、請求項4記載の薬剤塗布用具であって、前記動擦ベルトには一対の通し穴が形成され、前記薬剤付着布の長手方向両端には掛止紐が着設され、前記薬剤付着布は前記掛止紐が前記通し穴に係着することにより前記動擦ベルトに仮固定される。
本考案に係る薬剤塗布用具を使用すれば、肌を傷つけることなく、背中の痒い部分に自力で薬剤を塗布することができる。
本考案に係る薬剤塗布用具は、構造が単純であるため、個人で簡単に製造することができる。また、マーケッティングにおいても、少ない工程でコストを低く製造することができるので、安価に広く販売することができる。
本実施形態に係る薬剤塗布用具は、請求項5に記載の薬剤塗布用具である。
以下、本考案に係る薬剤塗布用具の2実施形態について、図を用いて説明する。図1乃至5に示すように、本考案の薬剤塗布用具は、動擦ベルト1及び薬剤付着布2よりなる。実施形態1と実施形態2の違いは、薬剤付着布2の形状と薬剤付着布2の動擦ベルト1への仮固定の方法にある。
以下、本考案に係る薬剤塗布用具の2実施形態について、図を用いて説明する。図1乃至5に示すように、本考案の薬剤塗布用具は、動擦ベルト1及び薬剤付着布2よりなる。実施形態1と実施形態2の違いは、薬剤付着布2の形状と薬剤付着布2の動擦ベルト1への仮固定の方法にある。
まず、どちらの実施形態においても使用される動擦ベルト1の形状、サイズ、材質等について説明する。
動擦ベルト1の寸法は、標準的な体格を有する成人がベルト両端をもって背中に回し付けできることを考慮し、長さ1000mmとし、幅は効率よく薬剤を塗布できる程度の面取りを確保するため40mmとした。これらサイズに関しては、需要者の側で選択できるよう、L・M・S等の選択肢を提供することも可能である。素材は本実施形態では麻を使用したが、丈夫な素材であれば非伸縮性の綿や化学繊維などを使用することもできる。
動擦ベルト1の寸法は、標準的な体格を有する成人がベルト両端をもって背中に回し付けできることを考慮し、長さ1000mmとし、幅は効率よく薬剤を塗布できる程度の面取りを確保するため40mmとした。これらサイズに関しては、需要者の側で選択できるよう、L・M・S等の選択肢を提供することも可能である。素材は本実施形態では麻を使用したが、丈夫な素材であれば非伸縮性の綿や化学繊維などを使用することもできる。
図1に示すように、動擦ベルト1は、両端近傍に通し穴111,112を設け、各々の穴に、指かけ紐121,122を係着している。また、通し穴111,112から中央寄りの部分に、後述の薬剤付着布2の結び紐211,212を通すための通し穴131,132が形成されている。通し穴131と132の間隔は、420mmとした。これは、本実施形態では、薬剤付着布2の横方向の長さを400mmとしたためである。
(実施形態1)
実施形態1の薬剤付着布2は、図2に示すように、長さ400mm、幅130mmの長方形を成し、使用するときは、点線部分で3つ折りにし、動擦ベルト1に巻き付けて面ファスナー23,24で袋状にする。さらに、使用時の安定を確保するため、両端に結び紐211,212が着設され、これを動擦ベルト1の通し穴131,132に通し、ベルトの裏側で結ぶ(図3)。結び紐211,212の長さは、各々250mm程度とする。薬剤付着布2の素材は、液状又はゲル状の薬剤を吸収しやすいガーゼ生地の綿を使用する。
実施形態1の薬剤付着布2は、図2に示すように、長さ400mm、幅130mmの長方形を成し、使用するときは、点線部分で3つ折りにし、動擦ベルト1に巻き付けて面ファスナー23,24で袋状にする。さらに、使用時の安定を確保するため、両端に結び紐211,212が着設され、これを動擦ベルト1の通し穴131,132に通し、ベルトの裏側で結ぶ(図3)。結び紐211,212の長さは、各々250mm程度とする。薬剤付着布2の素材は、液状又はゲル状の薬剤を吸収しやすいガーゼ生地の綿を使用する。
(実施形態2)
実施形態2の薬剤付着布2は、図3に示すように、400mm四方の略正方形を成し、左右上端近傍に結び紐211,212が着設されている。仮固定の方法は、まず、結び紐211,212を動擦ベルト1の通し穴131,132に通し、ベルトの裏側で結んでから、薬剤付着布本体を動擦ベルト1に巻き付ける(図4)。
実施形態2の薬剤付着布2は、図3に示すように、400mm四方の略正方形を成し、左右上端近傍に結び紐211,212が着設されている。仮固定の方法は、まず、結び紐211,212を動擦ベルト1の通し穴131,132に通し、ベルトの裏側で結んでから、薬剤付着布本体を動擦ベルト1に巻き付ける(図4)。
どちらの実施形態でも、薬剤を付着させる前の本用具の形態は図5のようになる。本具を使用するときは、最初に薬付着面25に薬剤等を付着させてから、ベルトを背中に回し、動擦ベルト1の両端の指かけ紐121,122に指をかけ、薬剤付着面25を患部に当接させて本具を動擦させる
以上、本考案の有する特徴及び優れた点を実施形態1及び2に記載したが、本考案は、本考案の原理の範囲内で、本願の実用新案登録請求の範囲で使用されている言葉を広く一般的な意味にまで広げて実施することが可能である。例えば、動擦ベルト両端の把握部(請求項2)は、指かけ紐(請求項3)を使用せずに、直接、通し穴に指を通す方法でもよいし、薬剤付着布の動擦ベルトへの仮固定は、実施形態1よりも小さな面ファスナーを使用したり、一箇所だけに安価な両面テープを使用したりすることもできる。また、家庭で作成して使用するときは、実施形態2で付着布をベルトに巻き付けた後に、端をセロハンテープなどで止めて使用することも考えられる。さらに、動擦ベルト、薬剤付着布の素材についても、それぞれに必要とされる特性を有する化学繊維を使用することが可能であり、それらについての実施は本考案の技術的範囲に含まれるものと解する。
1 動擦ベルト
111,112 通し穴(指かけ紐用)
121,122 指かけ紐
131,132 通し穴(薬剤付着布固定用)
2 薬剤付着布
211,212 結び紐
23,24 面ファスナー
111,112 通し穴(指かけ紐用)
121,122 指かけ紐
131,132 通し穴(薬剤付着布固定用)
2 薬剤付着布
211,212 結び紐
23,24 面ファスナー
Claims (5)
- 保湿剤等を背中に塗付するための帯状の薬剤塗布用具であって、
長尺の動擦ベルトと、
前記動擦ベルトに着脱自在に装着する薬剤付着布と、
を有することを特徴とする薬剤塗布用具 - 前記動擦ベルトの長手方向両端部には、前記動擦ベルトを指に掛止するための把持部が形設されていることを特徴とする請求項1記載の薬剤塗布用具。
- 前記動擦ベルトの前記把持部は、前記動擦ベルト端部近傍に通し穴が形成され、前記通し穴に指かけ紐が係着されていることを特徴とする請求項1又は2記載の薬剤塗布用具。
- 前記薬剤付着布は袋形状を成し、前記動擦ベルトの中央部分に巻着されることを特徴とする請求項1乃至3記載の薬剤塗布用具。
- 前記動擦ベルトには一対の仮固定用通し穴が形成され、前記薬剤付着布の長手方向両端には結び紐が着設され、前記薬剤付着布は前記結び紐が前記仮固定用通し穴に係着することにより前記動擦ベルトに仮固定されることを特徴とする請求項4記載の薬剤塗布用具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021003955U JP3235881U (ja) | 2021-10-13 | 2021-10-13 | 保湿剤等の薬剤を背中に塗付するための薬剤塗布用具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021003955U JP3235881U (ja) | 2021-10-13 | 2021-10-13 | 保湿剤等の薬剤を背中に塗付するための薬剤塗布用具 |
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JP3235881U true JP3235881U (ja) | 2022-01-14 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2021003955U Active JP3235881U (ja) | 2021-10-13 | 2021-10-13 | 保湿剤等の薬剤を背中に塗付するための薬剤塗布用具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3235881U (ja) |
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- 2021-10-13 JP JP2021003955U patent/JP3235881U/ja active Active
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