JP3235056B2 - 鉄筋コンクリート製セグメントの硝子繊維強化プラスチック製継手具構造 - Google Patents
鉄筋コンクリート製セグメントの硝子繊維強化プラスチック製継手具構造Info
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- JP3235056B2 JP3235056B2 JP25943897A JP25943897A JP3235056B2 JP 3235056 B2 JP3235056 B2 JP 3235056B2 JP 25943897 A JP25943897 A JP 25943897A JP 25943897 A JP25943897 A JP 25943897A JP 3235056 B2 JP3235056 B2 JP 3235056B2
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Description
【０００１】
【発明の属する分野】本発明は、シールドトンネルに使
用する鉄筋コンクリート製セグメントの硝子繊維強化プ
ラスチック製継手構造に関するものである。
用する鉄筋コンクリート製セグメントの硝子繊維強化プ
ラスチック製継手構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のシールドトンネルにおける鉄筋コ
ンクリート製ライニングは、斜視図である図１０に示す
ようにセグメント６０、６０……をリング状に結合した
セグメントリング６１、６１……を順次千鳥格子状に接
続して形成されるもので、セグメント６０、６０……相
互及びセグメントリング６１、６１……相互の従来の結
合手段として挙げた例えば断面図である図１１に示すよ
うに、セグメントリングの形成時のセグメント７１、７
１相互の結合はシール７２、７２が設けられているセグ
メント７１、７１の継手面である突き当たり端面に形成
した相互に連通する継手溝７３に該継手溝７３と同様の
断面形状の継手金具を嵌入して達成され、他方、断面図
である図１２に示すように前記図１１のごとくに形成さ
れたセグメントリング８１、８１相互の接続は両セグメ
ントの継手面である突き当たり側面に形成された凹ほぞ
８３と凸ほぞ８４の部分を通し、セグメントリング８
１、８１の軸線に並行な長尺のリングボルト８７用貫通
孔８５及びナット８８保持用孔８６を各セグメントリン
グ８１、８１に形成し、リングボルト８７を適用して達
成されるようにしたものや他の例として断面図である図
１３に示すようにセグメントリングの形成時のセグメン
ト９１、９１相互の結合は各セグメント９１、９１の継
手面である突き当たり端面に形成した凹部９３に前記突
き当たり端面から突出するように嵌着したゴム材９０を
他方の凹部９２に嵌合し、他方、断面図である図１４に
示すように前記図１２のごとくに形成されたセグメント
リング９３、９３相互の接続は両セグメント内側の各々
に形成され、かつ相互に連通する弧状孔９５に挿通され
た弧状セグメントボルト９６をナット９７締めして達成
され、この後にボルトボックス９４、９４が覆工される
ものであり、前記ゴム材９０の採用によりこれ自体の保
有する弾性がセグメントリングの継手面である突き当た
り面相互の滑動を許容して応力分散を図るもの等が知ら
れている。
ンクリート製ライニングは、斜視図である図１０に示す
ようにセグメント６０、６０……をリング状に結合した
セグメントリング６１、６１……を順次千鳥格子状に接
続して形成されるもので、セグメント６０、６０……相
互及びセグメントリング６１、６１……相互の従来の結
合手段として挙げた例えば断面図である図１１に示すよ
うに、セグメントリングの形成時のセグメント７１、７
１相互の結合はシール７２、７２が設けられているセグ
メント７１、７１の継手面である突き当たり端面に形成
した相互に連通する継手溝７３に該継手溝７３と同様の
断面形状の継手金具を嵌入して達成され、他方、断面図
である図１２に示すように前記図１１のごとくに形成さ
れたセグメントリング８１、８１相互の接続は両セグメ
ントの継手面である突き当たり側面に形成された凹ほぞ
８３と凸ほぞ８４の部分を通し、セグメントリング８
１、８１の軸線に並行な長尺のリングボルト８７用貫通
孔８５及びナット８８保持用孔８６を各セグメントリン
グ８１、８１に形成し、リングボルト８７を適用して達
成されるようにしたものや他の例として断面図である図
１３に示すようにセグメントリングの形成時のセグメン
ト９１、９１相互の結合は各セグメント９１、９１の継
手面である突き当たり端面に形成した凹部９３に前記突
き当たり端面から突出するように嵌着したゴム材９０を
他方の凹部９２に嵌合し、他方、断面図である図１４に
示すように前記図１２のごとくに形成されたセグメント
リング９３、９３相互の接続は両セグメント内側の各々
に形成され、かつ相互に連通する弧状孔９５に挿通され
た弧状セグメントボルト９６をナット９７締めして達成
され、この後にボルトボックス９４、９４が覆工される
ものであり、前記ゴム材９０の採用によりこれ自体の保
有する弾性がセグメントリングの継手面である突き当た
り面相互の滑動を許容して応力分散を図るもの等が知ら
れている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記一
方の継手金具によるセグメント結合技術にあっては、継
手孔をセグメント相互に連通させる作業が困難で、継手
金具によるセグメント結合後に継手部に発生する剪断力
に対しては継手面相互の摩擦力では対抗しきれず、継手
面に滑りが生じたり、セグメントリングボルトの周辺に
過大な応力が発生して、セグメント本体にクラックやコ
ンクートの剥離が発生する場合があり、しかもセグメン
トリング相互の結合も予め形成されたコンクート製の凹
ほぞ及び凸ほぞの嵌合に基づくものであるから、少なく
とも両ほぞに前記のような剪断力による悪影響が及ぶば
かりでなく、前記ほぞの凹・凸形状は製作費の高い型枠
が必要となるためにほぞ付きセグメントの製造原価を押
し上げる一要因となっている。
方の継手金具によるセグメント結合技術にあっては、継
手孔をセグメント相互に連通させる作業が困難で、継手
金具によるセグメント結合後に継手部に発生する剪断力
に対しては継手面相互の摩擦力では対抗しきれず、継手
面に滑りが生じたり、セグメントリングボルトの周辺に
過大な応力が発生して、セグメント本体にクラックやコ
ンクートの剥離が発生する場合があり、しかもセグメン
トリング相互の結合も予め形成されたコンクート製の凹
ほぞ及び凸ほぞの嵌合に基づくものであるから、少なく
とも両ほぞに前記のような剪断力による悪影響が及ぶば
かりでなく、前記ほぞの凹・凸形状は製作費の高い型枠
が必要となるためにほぞ付きセグメントの製造原価を押
し上げる一要因となっている。
【０００４】また、上記他方のゴム材を介在させたセグ
メント結合技術においても、発生する剪断力に対抗しき
れず、嵌合保持されているゴム材が凹部から離脱されつ
つ破断され、セグメントボルトの周辺に発生する過大な
応力がセグメント本体に悪影響を及ぼす場合があり、し
かもボルト及びボルト挿通用の孔が弧状であったり、前
記凹部を形成することから複雑な形状の型枠が必要とな
り上述と同様にボルト及びセグメントの製造原価が押し
上げられる。
メント結合技術においても、発生する剪断力に対抗しき
れず、嵌合保持されているゴム材が凹部から離脱されつ
つ破断され、セグメントボルトの周辺に発生する過大な
応力がセグメント本体に悪影響を及ぼす場合があり、し
かもボルト及びボルト挿通用の孔が弧状であったり、前
記凹部を形成することから複雑な形状の型枠が必要とな
り上述と同様にボルト及びセグメントの製造原価が押し
上げられる。
【０００５】この発明は、従来技術の有する上記の問題
に鑑みてなされたものであって、予め成形された硝子繊
維強化プラスチック製継手具を使用することにより、鉄
筋コンクリート製セグメント本体及び硝子繊維強化プラ
スチック製継手具への応力集中の軽減を図るとともに施
工時における継手具の破損を防止して施工後のトンネル
部の安全性を確保し、型枠の形状を単純にして製造原価
を引き下げるセグメントの硝子繊維強化プラスチック製
継手構造を提供するものである。
に鑑みてなされたものであって、予め成形された硝子繊
維強化プラスチック製継手具を使用することにより、鉄
筋コンクリート製セグメント本体及び硝子繊維強化プラ
スチック製継手具への応力集中の軽減を図るとともに施
工時における継手具の破損を防止して施工後のトンネル
部の安全性を確保し、型枠の形状を単純にして製造原価
を引き下げるセグメントの硝子繊維強化プラスチック製
継手構造を提供するものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、シールドトンネル用鉄筋コンクリート製セグ
メントにおける各継手面に、埋め込み一体成形された硝
子繊維強化プラスチック製の継手具によって形成される
半円形の凸条部と半円形の凹条部の各々を設けた構造と
なし、これら凹条部と凸条部を互いに嵌合することによ
り、またはセグメントから簡単に離脱することのない形
状の硝子繊維強化プラスチック製継手具により継手部に
作用する剪断力に対抗させ、さらに硝子繊維強化プラス
チック製の継手具を埋め込んで固設・形成する製造方法
によりシールドトンネル用鉄筋コンクリート製セグメン
トを安価に製造し得るものである。
本発明は、シールドトンネル用鉄筋コンクリート製セグ
メントにおける各継手面に、埋め込み一体成形された硝
子繊維強化プラスチック製の継手具によって形成される
半円形の凸条部と半円形の凹条部の各々を設けた構造と
なし、これら凹条部と凸条部を互いに嵌合することによ
り、またはセグメントから簡単に離脱することのない形
状の硝子繊維強化プラスチック製継手具により継手部に
作用する剪断力に対抗させ、さらに硝子繊維強化プラス
チック製の継手具を埋め込んで固設・形成する製造方法
によりシールドトンネル用鉄筋コンクリート製セグメン
トを安価に製造し得るものである。
【０００７】本発明の具体的解決手段は以下の通りであ
る。
る。
【０００８】（１）ボルト等により互いに接続される継
手構造を有するシールドトンネル用の鉄筋コンクリート
製セグメントの各継手面において、一方の継手面には、
該継手面の長手方向に部分的に延びた状態に半円形の凹
条部が備えられるとともに、他方の継手面には、埋め込
んで固設した硝子繊維強化プラスチック製継手具におけ
る半円形の凸条部が、該継手面の長手方向に部分的に延
びた状態に備えられ、これら凹条部と凸条部を互いに嵌
合することによって、継手部に作用する剪断力を伝達さ
せることを特徴とする鉄筋コンクリート製セグメントの
硝子繊維強化プラスチック製継手構造。
手構造を有するシールドトンネル用の鉄筋コンクリート
製セグメントの各継手面において、一方の継手面には、
該継手面の長手方向に部分的に延びた状態に半円形の凹
条部が備えられるとともに、他方の継手面には、埋め込
んで固設した硝子繊維強化プラスチック製継手具におけ
る半円形の凸条部が、該継手面の長手方向に部分的に延
びた状態に備えられ、これら凹条部と凸条部を互いに嵌
合することによって、継手部に作用する剪断力を伝達さ
せることを特徴とする鉄筋コンクリート製セグメントの
硝子繊維強化プラスチック製継手構造。
【０００９】（２）ボルト等により互いに接続される継
手構造を有するシールドトンネル用の鉄筋コンクリート
製セグメントの各継手面において、一方の継手面には、
該継手面の長手方向に部分的に延びた状態に半円形の凹
条部が備えられ、少なくともその内面が硝子繊維強化プ
ラスチック材により被覆され、他方の継手面には、埋め
込んで固設した硝子繊維強化プラスチック製継手具にお
ける半円形の凸条部が、該継手面の長手方向に部分的に
延びた状態に備えられ、これら凹条部と凸条部を互いに
嵌合することによって、継手部に作用する剪断力を伝達
させることを特徴とする鉄筋コンクリート製セグメント
の硝子繊維強化プラスチック製継手構造。
手構造を有するシールドトンネル用の鉄筋コンクリート
製セグメントの各継手面において、一方の継手面には、
該継手面の長手方向に部分的に延びた状態に半円形の凹
条部が備えられ、少なくともその内面が硝子繊維強化プ
ラスチック材により被覆され、他方の継手面には、埋め
込んで固設した硝子繊維強化プラスチック製継手具にお
ける半円形の凸条部が、該継手面の長手方向に部分的に
延びた状態に備えられ、これら凹条部と凸条部を互いに
嵌合することによって、継手部に作用する剪断力を伝達
させることを特徴とする鉄筋コンクリート製セグメント
の硝子繊維強化プラスチック製継手構造。
【００１０】（３）ボルト等により互いに接続される継
手構造を有するシールドトンネル用の鉄筋コンクリート
製セグメントの各継手面において、一方の継手面には、
該継手面の長手方向に部分的に延びた状態に半円形の凹
条部が、その開口から内方に拡開された断面形状を有す
るように備えられ、他方の継手面には、埋め込んで固設
した硝子繊維強化プラスチック製継手具における凸条部
が、該継手面の長手方 向に部分的に延びた状態に備えら
れ、前記凸条部が前記凹条部に嵌入された時には前記凸
条部は弾性回復力により前記凹条部内で回復して互いに
嵌合結合し、継手部に作用する剪断力を伝達させる鉄筋
コンクリート製セグメントの硝子繊維強化プラスチック
製継手構造。
手構造を有するシールドトンネル用の鉄筋コンクリート
製セグメントの各継手面において、一方の継手面には、
該継手面の長手方向に部分的に延びた状態に半円形の凹
条部が、その開口から内方に拡開された断面形状を有す
るように備えられ、他方の継手面には、埋め込んで固設
した硝子繊維強化プラスチック製継手具における凸条部
が、該継手面の長手方 向に部分的に延びた状態に備えら
れ、前記凸条部が前記凹条部に嵌入された時には前記凸
条部は弾性回復力により前記凹条部内で回復して互いに
嵌合結合し、継手部に作用する剪断力を伝達させる鉄筋
コンクリート製セグメントの硝子繊維強化プラスチック
製継手構造。
【００１１】（４）ボルト等により互いに接続される継
手構造を有するシールドトンネル用の鉄筋コンクリート
製セグメントの各継手面において、一方の継手面には、
該継手面の長手方向に部分的に延びた状態に半円形の凹
条部が備えられ、少なくともその内面が硝子繊維強化プ
ラスチック材により被覆され、かつ開口から内方に拡開
された断面形状を有しており、他方の継手面には、埋め
込んで固設した硝子繊維強化プラスチック製継手具にお
ける半円形の凸条部が、該継手面の長手方向に部分的に
延びた状態に備えられ、前記凸条部が前記凹条部に嵌入
された時には前記凸条部の硝子繊維強化プラスチック材
は弾性回復力により前記凹条部内で回復して前記凸条部
が前記凹条部に嵌合結合し、継手部に作用する剪断力を
伝達させる鉄筋コンクリート製セグメントの硝子繊維強
化プラスチック製継手構造。
手構造を有するシールドトンネル用の鉄筋コンクリート
製セグメントの各継手面において、一方の継手面には、
該継手面の長手方向に部分的に延びた状態に半円形の凹
条部が備えられ、少なくともその内面が硝子繊維強化プ
ラスチック材により被覆され、かつ開口から内方に拡開
された断面形状を有しており、他方の継手面には、埋め
込んで固設した硝子繊維強化プラスチック製継手具にお
ける半円形の凸条部が、該継手面の長手方向に部分的に
延びた状態に備えられ、前記凸条部が前記凹条部に嵌入
された時には前記凸条部の硝子繊維強化プラスチック材
は弾性回復力により前記凹条部内で回復して前記凸条部
が前記凹条部に嵌合結合し、継手部に作用する剪断力を
伝達させる鉄筋コンクリート製セグメントの硝子繊維強
化プラスチック製継手構造。
【００１２】（５）鉄筋コンクリート製セグメントにお
ける継手面の長手方向に並行して延びる凸条部が形成さ
れた後端から前方に向かって漸次厚肉となる板状体の前
記前方端を断面が半円形の凸条部となし、かつ前記板状
体における前記の前方端と後端間に孔を穿った形状であ
る鉄筋コンクリート製セグメントの硝子繊維強化プラス
チック製継手具。
ける継手面の長手方向に並行して延びる凸条部が形成さ
れた後端から前方に向かって漸次厚肉となる板状体の前
記前方端を断面が半円形の凸条部となし、かつ前記板状
体における前記の前方端と後端間に孔を穿った形状であ
る鉄筋コンクリート製セグメントの硝子繊維強化プラス
チック製継手具。
【００１３】（６）鉄筋コンクリート製セグメントにお
ける継手面の長手方向に並行して延びる凸条部が形成さ
れた後端から前方に向かって漸次厚肉となる板状体の前
記前方端を断面が半円形の凸条部となし、かつ前記板状
体における前記の前方端と後端間に孔を穿った形状とな
すとともに該半円形の凸条部近傍に鍔条部を立設した形
状である鉄筋コンクリート製セグメントの硝子繊維強化
プラスチック製継手具。
ける継手面の長手方向に並行して延びる凸条部が形成さ
れた後端から前方に向かって漸次厚肉となる板状体の前
記前方端を断面が半円形の凸条部となし、かつ前記板状
体における前記の前方端と後端間に孔を穿った形状とな
すとともに該半円形の凸条部近傍に鍔条部を立設した形
状である鉄筋コンクリート製セグメントの硝子繊維強化
プラスチック製継手具。
【００１４】上記本発明の解決手段によれば、鉄筋コン
クリート製セグメント本体及び硝子繊維強化プラスチッ
ク製継手具への応力集中の軽減が図られ、施工時におけ
る継手具の破損を防止して施工後のトンネル部の安全性
を確保し、型枠の形状を単純にして鉄筋コンクリート製
セグメントの製造原価を引き下げ得るものであり、セグ
メントの製作性、施工性等の向上が図られるものであ
る。
クリート製セグメント本体及び硝子繊維強化プラスチッ
ク製継手具への応力集中の軽減が図られ、施工時におけ
る継手具の破損を防止して施工後のトンネル部の安全性
を確保し、型枠の形状を単純にして鉄筋コンクリート製
セグメントの製造原価を引き下げ得るものであり、セグ
メントの製作性、施工性等の向上が図られるものであ
る。
【００１５】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図面により説
明する。図１〜図９はシールドトンネルに使用される鉄
筋コンクリート製セグメントに関するもので、本発明を
実施するための例を示す図である。
明する。図１〜図９はシールドトンネルに使用される鉄
筋コンクリート製セグメントに関するもので、本発明を
実施するための例を示す図である。
【００１６】始めに型枠を用いて継手具を埋め込んで固
設・形成したセグメントの全体斜視図である図１につい
て述べると、１は本発明に使用される鉄筋コンクリート
製セグメントの一例であり、このセグメント１は２つの
セグメント間継手面１ａ、１ａと２つのセグメントリン
グ間継手面１ｂ、１ｂとを備え、前記２つのセグメント
間継手面１ａ、１ａの間で弧状に形成されており、セグ
メント間継手面１ａ、１ａの一方にはセグメントボルト
緊締用ナット（図示せず）が固設されるセグメントナッ
ト用穴４、４とその長手方向に部分的に延びており、少
なくとも内面が硝子繊維強化プラスチック材により被覆
された半円形の凹条部３とを備え、他方にはセグメント
ボルト緊締用ナットを固設するセグメントナット用穴
４、４が備えられるとともに、その長手方向に、硝子繊
維強化プラスチック製継手具の半円形の凸条部２ａが部
分的に延びた状態に備えてあり、またセグメントリング
間継手面１ｂ、１ｂの一方にはセグメントリングボルト
用貫通穴２３、２３とその長手方向に部分的に延びる半
円形の凹条部６、６とを備え、他方にはセグメントリン
グボルト緊締用ナットを固設するセグメントリングナッ
ト用穴７、７が備えられるとともに、その長手方向に、
硝子繊維強化プラスチック製継手具の半円形の凸条部５
ａ、５ａが部分的に延びた状態に備えている。また、前
記の各継手面には溝８が設けられシール材９が取り付け
られる。
設・形成したセグメントの全体斜視図である図１につい
て述べると、１は本発明に使用される鉄筋コンクリート
製セグメントの一例であり、このセグメント１は２つの
セグメント間継手面１ａ、１ａと２つのセグメントリン
グ間継手面１ｂ、１ｂとを備え、前記２つのセグメント
間継手面１ａ、１ａの間で弧状に形成されており、セグ
メント間継手面１ａ、１ａの一方にはセグメントボルト
緊締用ナット（図示せず）が固設されるセグメントナッ
ト用穴４、４とその長手方向に部分的に延びており、少
なくとも内面が硝子繊維強化プラスチック材により被覆
された半円形の凹条部３とを備え、他方にはセグメント
ボルト緊締用ナットを固設するセグメントナット用穴
４、４が備えられるとともに、その長手方向に、硝子繊
維強化プラスチック製継手具の半円形の凸条部２ａが部
分的に延びた状態に備えてあり、またセグメントリング
間継手面１ｂ、１ｂの一方にはセグメントリングボルト
用貫通穴２３、２３とその長手方向に部分的に延びる半
円形の凹条部６、６とを備え、他方にはセグメントリン
グボルト緊締用ナットを固設するセグメントリングナッ
ト用穴７、７が備えられるとともに、その長手方向に、
硝子繊維強化プラスチック製継手具の半円形の凸条部５
ａ、５ａが部分的に延びた状態に備えている。また、前
記の各継手面には溝８が設けられシール材９が取り付け
られる。
【００１７】図２はセグメント１、１をリング状に連結
した時の硝子繊維強化プラスチック製継手具２の嵌合結
合状態を示す断面図であり、２つのセグメント間継手面
１ａ、１ａの間には漏水を防止するシール材９が固定さ
れており、予め埋め込んで固設した前記硝子繊維強化プ
ラスチック製継手具２の先端部である凸条部２ａが少な
くとも内面が硝子繊維強化プラスチック材３ａにより被
覆された他方のセグメント間継手面１ａの凹条部３に嵌
合して発生する剪断力に対抗させ、かつセグメント連結
用ガイドともさせている。
した時の硝子繊維強化プラスチック製継手具２の嵌合結
合状態を示す断面図であり、２つのセグメント間継手面
１ａ、１ａの間には漏水を防止するシール材９が固定さ
れており、予め埋め込んで固設した前記硝子繊維強化プ
ラスチック製継手具２の先端部である凸条部２ａが少な
くとも内面が硝子繊維強化プラスチック材３ａにより被
覆された他方のセグメント間継手面１ａの凹条部３に嵌
合して発生する剪断力に対抗させ、かつセグメント連結
用ガイドともさせている。
【００１８】図３は前記図２に示したセグメント１、１
を緊締結合した状態を示す断面図であり、２つのセグメ
ント間継手面１ａ、１ａの間には漏水を防止するシール
材９が固定されており、一方のセグメント１に形成した
セグメントナット用穴１４内のセグメントボルト緊締用
ナット１２に他方のセグメント１に形成したボルトボッ
クス１５及びセグメントボルト用貫通孔１３を通してセ
グメントボルト１１を螺合してセグメント１、１同士を
緊締結合する。
を緊締結合した状態を示す断面図であり、２つのセグメ
ント間継手面１ａ、１ａの間には漏水を防止するシール
材９が固定されており、一方のセグメント１に形成した
セグメントナット用穴１４内のセグメントボルト緊締用
ナット１２に他方のセグメント１に形成したボルトボッ
クス１５及びセグメントボルト用貫通孔１３を通してセ
グメントボルト１１を螺合してセグメント１、１同士を
緊締結合する。
【００１９】図４は、図３に示したようなセグメント
１、１の緊締結合で形成されたセグメントリング２０、
２０を連結した時の硝子繊維強化プラスチック製継手具
５の嵌合結合状態を示す断面図であり、２つのセグメン
トリング間継手面２０ａ、２０ａの間には漏水を防止す
るシール材９が固定されており、予め埋め込んで固設し
た前記硝子繊維強化プラスチック製継手具５の先端部で
ある凸条部５ａが他方のセグメントリング間継手面２０
ａの凹条部６に嵌合して発生する剪断力に対抗させてい
る。
１、１の緊締結合で形成されたセグメントリング２０、
２０を連結した時の硝子繊維強化プラスチック製継手具
５の嵌合結合状態を示す断面図であり、２つのセグメン
トリング間継手面２０ａ、２０ａの間には漏水を防止す
るシール材９が固定されており、予め埋め込んで固設し
た前記硝子繊維強化プラスチック製継手具５の先端部で
ある凸条部５ａが他方のセグメントリング間継手面２０
ａの凹条部６に嵌合して発生する剪断力に対抗させてい
る。
【００２０】図５は図３に示したようなセグメント１、
１の緊締結合で形成されたセグメントリング２０、２０
同士を緊締結合した状態を示す断面図であり、２つのセ
グメントリング間継手面２０ａ、２０ａの間には漏水を
防止するシール材９が固定されており、一方のセグメン
トリング２０に形成したセグメントリングナット用穴２
４内のセグメントリングボルト緊締用ナット２２に他方
のセグメントリング２０に形成したボルトボックス２５
及びセグメントリングボルト用貫通孔２３を通してセグ
メントリングボルト２１を螺合してセグメントリング２
０、２０同士を緊締結合する。
１の緊締結合で形成されたセグメントリング２０、２０
同士を緊締結合した状態を示す断面図であり、２つのセ
グメントリング間継手面２０ａ、２０ａの間には漏水を
防止するシール材９が固定されており、一方のセグメン
トリング２０に形成したセグメントリングナット用穴２
４内のセグメントリングボルト緊締用ナット２２に他方
のセグメントリング２０に形成したボルトボックス２５
及びセグメントリングボルト用貫通孔２３を通してセグ
メントリングボルト２１を螺合してセグメントリング２
０、２０同士を緊締結合する。
【００２１】図６は前記の図１〜図５に示した継手構造
と異なる他の継手構造を示す断面図であって、セグメン
ト３０、３０をリング状に連結した時の硝子繊維強化プ
ラスチック製継手具３１の嵌合結合状態が示されてお
り、２つのセグメント間継手面３０ａ、３０ａの間には
漏水を防止するシール材９が固定されるとともに、前記
の一方の継手面３０ａには、該継手面３０ａの長手方向
に部分的に延び、少なくとも内面が硝子繊維強化プラス
チック材３２ａにより被覆され、かつ開口３２ｂから内
方に拡開された断面形状を有する凹条部３２が備えられ
るとともに、前記の他方の継手面３０ａには、埋め込ん
で固設した硝子繊維強化プラスチック製継手具３１にお
ける凸条部３１ａが、該継手面の長手方向に部分的に延
びた状態に備えられており、該凸条部３１ａが前記開口
３２ｂから前記凹条部３２に嵌入された時には、前記凸
条部３１ａはこれ自体が保有する弾性回復力により前記
凹条部３２内で回復して前記凸条部が前記凹条部３２に
嵌合結合し、継手部に作用する剪断力を伝達させてい
る。前記凹条部３２内面を硝子繊維強化プラスチック材
３２ａにより被覆することは継手具３１とともに剪断力
を受容して施工時における凹条部３２の破損等をより防
止し得る他、継手具３１の損傷をも防止し得るものであ
り、硝子繊維強化プラスチック材３２ａによる被覆が凹
条部３２の開口３２ｂ近傍の継手面３０ａにも及ぶなら
ば各部材の破損等防止がより図られることとなるが、一
般的には凹条部３２内面を硝子繊維強化プラスチック材
３２ａにより被覆すること無く、硝子繊維強化プラスチ
ック製継手具３１のみにての嵌合結合であっても、剪断
力に十分に対抗し得るものである。
と異なる他の継手構造を示す断面図であって、セグメン
ト３０、３０をリング状に連結した時の硝子繊維強化プ
ラスチック製継手具３１の嵌合結合状態が示されてお
り、２つのセグメント間継手面３０ａ、３０ａの間には
漏水を防止するシール材９が固定されるとともに、前記
の一方の継手面３０ａには、該継手面３０ａの長手方向
に部分的に延び、少なくとも内面が硝子繊維強化プラス
チック材３２ａにより被覆され、かつ開口３２ｂから内
方に拡開された断面形状を有する凹条部３２が備えられ
るとともに、前記の他方の継手面３０ａには、埋め込ん
で固設した硝子繊維強化プラスチック製継手具３１にお
ける凸条部３１ａが、該継手面の長手方向に部分的に延
びた状態に備えられており、該凸条部３１ａが前記開口
３２ｂから前記凹条部３２に嵌入された時には、前記凸
条部３１ａはこれ自体が保有する弾性回復力により前記
凹条部３２内で回復して前記凸条部が前記凹条部３２に
嵌合結合し、継手部に作用する剪断力を伝達させてい
る。前記凹条部３２内面を硝子繊維強化プラスチック材
３２ａにより被覆することは継手具３１とともに剪断力
を受容して施工時における凹条部３２の破損等をより防
止し得る他、継手具３１の損傷をも防止し得るものであ
り、硝子繊維強化プラスチック材３２ａによる被覆が凹
条部３２の開口３２ｂ近傍の継手面３０ａにも及ぶなら
ば各部材の破損等防止がより図られることとなるが、一
般的には凹条部３２内面を硝子繊維強化プラスチック材
３２ａにより被覆すること無く、硝子繊維強化プラスチ
ック製継手具３１のみにての嵌合結合であっても、剪断
力に十分に対抗し得るものである。
【００２２】図７は前記図１、２、４、６に示した継手
構造に適用される硝子繊維強化プラスチック製継手具の
一例の斜視図であり、硝子繊維強化プラスチック製継手
具２、５、３１はその後端にセグメントにおける継手面
の長手方向に並行して延びる凸条部２ｂ、５ｂ、３１ｂ
を備え、前記後端から中間部までが平板状部であり、前
記中間部から前方に向かって漸次厚肉となる板状部を備
え、かつ前記板状部の前方端を断面が半円形の凸条部２
ａ、５ａ、３１ａとなすとともに前記板状体における前
方端と後端間に孔２ｃ、５ｃ、３１ｃを穿った形状を有
しているもので、後端の凸条部２ｂ、５ｂ、３１ｂ及び
前方端と後端間に穿った孔２ｃ、５ｃ、３１ｃは継手具
の埋め込みを強固にする役割を果たすものである。また
金属材に比して柔軟で加工性に富み、軽量でかつ、弾性
回復力に富む硝子繊維強化プラスチック材は剪断力の分
散機能が大であるとともに物品の製造が容易であり、鉄
筋コンクリート製セグメントに適用するとセグメント全
体の軽量化をも達成でき、鉄筋コンクリート製セグメン
トの継手具用素材として最適である。
構造に適用される硝子繊維強化プラスチック製継手具の
一例の斜視図であり、硝子繊維強化プラスチック製継手
具２、５、３１はその後端にセグメントにおける継手面
の長手方向に並行して延びる凸条部２ｂ、５ｂ、３１ｂ
を備え、前記後端から中間部までが平板状部であり、前
記中間部から前方に向かって漸次厚肉となる板状部を備
え、かつ前記板状部の前方端を断面が半円形の凸条部２
ａ、５ａ、３１ａとなすとともに前記板状体における前
方端と後端間に孔２ｃ、５ｃ、３１ｃを穿った形状を有
しているもので、後端の凸条部２ｂ、５ｂ、３１ｂ及び
前方端と後端間に穿った孔２ｃ、５ｃ、３１ｃは継手具
の埋め込みを強固にする役割を果たすものである。また
金属材に比して柔軟で加工性に富み、軽量でかつ、弾性
回復力に富む硝子繊維強化プラスチック材は剪断力の分
散機能が大であるとともに物品の製造が容易であり、鉄
筋コンクリート製セグメントに適用するとセグメント全
体の軽量化をも達成でき、鉄筋コンクリート製セグメン
トの継手具用素材として最適である。
【００２３】図８は前記図１、２、４に示した継手構造
に適用される硝子繊維強化プラスチック製継手具の他の
例の斜視図であり、前記図７に示した継手具と同様の構
造を備える他に、半円形の凸条部２ａ、５ａ近傍に鍔条
部２ｄ、５ｄを立設した形状を構成したものであり、剪
断力の影響を被り易い継手具の固定部位を保護するもの
である。
に適用される硝子繊維強化プラスチック製継手具の他の
例の斜視図であり、前記図７に示した継手具と同様の構
造を備える他に、半円形の凸条部２ａ、５ａ近傍に鍔条
部２ｄ、５ｄを立設した形状を構成したものであり、剪
断力の影響を被り易い継手具の固定部位を保護するもの
である。
【００２４】図９は図６に示した継手構造に適用される
硝子繊維強化プラスチック製継手具の一例の斜視図であ
り、前記図８に示した継手具とほぼ同様の構造を備える
ものの、鍔条部３１ｄは前記の漸次厚肉となる板状部に
立設されているものであり、先端の凸条部３１ａが図６
に示した凹条部３２内に嵌入されて自体の弾性回復力に
より結合した後に剪断力の影響を被り易い継手具の固定
部位を保護するものである。
硝子繊維強化プラスチック製継手具の一例の斜視図であ
り、前記図８に示した継手具とほぼ同様の構造を備える
ものの、鍔条部３１ｄは前記の漸次厚肉となる板状部に
立設されているものであり、先端の凸条部３１ａが図６
に示した凹条部３２内に嵌入されて自体の弾性回復力に
より結合した後に剪断力の影響を被り易い継手具の固定
部位を保護するものである。
【００２５】上記図１に示した鉄筋コンクリート製セグ
メント１は、必要とする硝子繊維強化プラスチック製継
手具数に相当する数の孔が開設された型枠内に、前記硝
子繊維強化プラスチック製継手具の凸条部が該孔に臨む
ように該継手具を位置決めした後コンクリートを流し込
んで埋め込み一体成形されるものであり、他に補強材で
ある鋼材をも位置決めした後コンクリートを流し込んで
埋め込み一体成形するものである。
メント１は、必要とする硝子繊維強化プラスチック製継
手具数に相当する数の孔が開設された型枠内に、前記硝
子繊維強化プラスチック製継手具の凸条部が該孔に臨む
ように該継手具を位置決めした後コンクリートを流し込
んで埋め込み一体成形されるものであり、他に補強材で
ある鋼材をも位置決めした後コンクリートを流し込んで
埋め込み一体成形するものである。
【００２６】
【発明の効果】以上のとおりの本発明における鉄筋コン
クリート製セグメントの硝子繊維強化プラスチック製継
手構造にあっては、セグメントの連結作業時に凹条部と
凸条部が互いに位置ズレしていても、凸条部がガイドと
なり夫々の中心を合わせようとする調芯作用が生じてセ
グメント同士を自動的に位置補正するために連結作業が
容易となり、硝子繊維強化プラスチック製継手具におい
ては、セグメントに作用する断面力に応じて凹凸の嵌合
長を自由に設定できるために作用外力に応じた合理的な
設計ができ、継手の機械的強度を保持しながら、セグメ
ント製作性の向上、施工上の能率の向上、セグメント型
枠の簡素化等も図られ、防食処理の必要もなくなり、ま
た硝子繊維強化プラスチック製継手具を保有するセグメ
ントの製造方法にあっても、ほぞ付きセグメントを製作
する場合に比べてセグメント製造型枠が簡易となるため
に型枠の製作コストが低減され、セグメントのコストダ
ウンを図ることが可能となる等の優れた効果を達成する
ことができる。
クリート製セグメントの硝子繊維強化プラスチック製継
手構造にあっては、セグメントの連結作業時に凹条部と
凸条部が互いに位置ズレしていても、凸条部がガイドと
なり夫々の中心を合わせようとする調芯作用が生じてセ
グメント同士を自動的に位置補正するために連結作業が
容易となり、硝子繊維強化プラスチック製継手具におい
ては、セグメントに作用する断面力に応じて凹凸の嵌合
長を自由に設定できるために作用外力に応じた合理的な
設計ができ、継手の機械的強度を保持しながら、セグメ
ント製作性の向上、施工上の能率の向上、セグメント型
枠の簡素化等も図られ、防食処理の必要もなくなり、ま
た硝子繊維強化プラスチック製継手具を保有するセグメ
ントの製造方法にあっても、ほぞ付きセグメントを製作
する場合に比べてセグメント製造型枠が簡易となるため
に型枠の製作コストが低減され、セグメントのコストダ
ウンを図ることが可能となる等の優れた効果を達成する
ことができる。
【図１】本発明の鉄筋コンクリート製セグメントの全体
斜視図である。
斜視図である。
【図２】本発明のセグメントをリング状に連結した時の
硝子繊維強化プラスチック製継手具の嵌合結合状態を示
す断面図である。
硝子繊維強化プラスチック製継手具の嵌合結合状態を示
す断面図である。
【図３】本発明の前記図２に示したセグメントを緊締結
合した状態を示す断面図である。
合した状態を示す断面図である。
【図４】本発明のセグメントリングを連結した時の硝子
繊維強化プラスチック製継手具の嵌合結合状態を示す断
面図である。
繊維強化プラスチック製継手具の嵌合結合状態を示す断
面図である。
【図５】本発明のセグメントリングを緊締結合した状態
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図６】本発明のうち図２、図４の他の継手構造を示す
断面図である。
断面図である。
【図７】本発明の硝子繊維強化プラスチック製継手具の
一例の斜視図である。
一例の斜視図である。
【図８】本発明の硝子繊維強化プラスチック製継手具の
うち図７の他の例の斜視図である。
うち図７の他の例の斜視図である。
【図９】本発明の硝子繊維強化プラスチック製継手具の
うち図７、図８の他の例の斜視図である。
うち図７、図８の他の例の斜視図である。
【図１０】従来のシールドトンネルにおけるライニング
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図１１】従来のセグメント相互の結合状態を表わす断
面図である。
面図である。
【図１２】従来のほぞ付きセグメント相互の結合状態を
表わす断面図である。
表わす断面図である。
【図１３】従来の継手面にゴム材を介在してセグメント
相互を結合した状態を表わす断面図である。
相互を結合した状態を表わす断面図である。
【図１４】従来のセグメントリング相互が有する弧状孔
に弧状リングボルトを適用した状態を表わす断面図であ
る。
に弧状リングボルトを適用した状態を表わす断面図であ
る。
１、３０ 鉄筋コンクリート製セグメント １ａ、１ｂ、２０ａ、３０ａ セグメントの継手面 ２、５、３１ 硝子繊維強化プラスチック製継手具 ２ａ、５ａ、３１ａ 硝子繊維強化プラスチック製継手
具先端の凸条部 ２ｂ、５ｂ、３１ｂ 硝子繊維強化プラスチック製継手
具２、５、３１後端の凸条部 ２ｃ、５ｃ、３１ｃ 硝子繊維強化プラスチック製継手
具２、５、３１の孔 ２ｄ、５ｄ、３１ｄ 硝子繊維強化プラスチック製継手
具２、５、３１の鍔条部 ３、６、３２ 凹条部 ３ａ、３２ａ 硝子繊維強化プラスチック材 ４、１４ セグメントナット用穴 ７、２４ セグメントリングナット用穴 ８ シール溝 ９ シール材 １１、２１ ボルト １２、２２ ナット １３、２３ ボルト用貫通孔 １５、２５ ボルトボックス ２０ セグメントリング ３２ｂ 凹条部３２の開口
具先端の凸条部 ２ｂ、５ｂ、３１ｂ 硝子繊維強化プラスチック製継手
具２、５、３１後端の凸条部 ２ｃ、５ｃ、３１ｃ 硝子繊維強化プラスチック製継手
具２、５、３１の孔 ２ｄ、５ｄ、３１ｄ 硝子繊維強化プラスチック製継手
具２、５、３１の鍔条部 ３、６、３２ 凹条部 ３ａ、３２ａ 硝子繊維強化プラスチック材 ４、１４ セグメントナット用穴 ７、２４ セグメントリングナット用穴 ８ シール溝 ９ シール材 １１、２１ ボルト １２、２２ ナット １３、２３ ボルト用貫通孔 １５、２５ ボルトボックス ２０ セグメントリング ３２ｂ 凹条部３２の開口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川村 祥二 東京都千代田区内幸町１丁目１番３号 東京電力株式会社内 (72)発明者 松裏 寛 東京都千代田区内幸町１丁目１番３号 東京電力株式会社内 (72)発明者 倉木 修二 東京都中央区日本橋本町４丁目12番20号 佐藤工業株式会社内 (72)発明者 木村 定雄 東京都中央区日本橋本町４丁目12番20号 佐藤工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平８−128299（ＪＰ，Ａ) 特開 平９−41894（ＪＰ，Ａ) 特開 平８−209812（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) E21D 11/04
Claims (6)
- 【請求項１】 ボルト等により互いに接続される継手構
造を有するシールドトンネル用の鉄筋コンクリート製セ
グメントの各継手面において、一方の継手面には、該継
手面の長手方向に部分的に延びた状態に半円形の凹条部
が備えられるとともに、他方の継手面には、埋め込んで
固設した硝子繊維強化プラスチック製継手具における半
円形の凸条部が、該継手面の長手方向に部分的に延びた
状態に備えられ、これら凹条部と凸条部を互いに嵌合す
ることによって、継手部に作用する剪断力を伝達させる
ことを特徴とする鉄筋コンクリート製セグメントの硝子
繊維強化プラスチック製継手構造。 - 【請求項２】 ボルト等により互いに接続される継手構
造を有するシールドトンネル用の鉄筋コンクリート製セ
グメントの各継手面において、一方の継手面には、該継
手面の長手方向に部分的に延びた状態に半円形の凹条部
が備えられ、少なくともその内面が硝子繊維強化プラス
チック材により被覆され、他方の継手面には、埋め込ん
で固設した硝子繊維強化プラスチック製継手具における
半円形の凸条部が、該継手面の長手方向に部分的に延び
た状態に備えられ、これら凹条部と凸条部を互いに嵌合
することによって、継手部に作用する剪断力を伝達させ
ることを特徴とする鉄筋コンクリート製セグメントの硝
子繊維強化プラスチック製継手構造。 - 【請求項３】 ボルト等により互いに接続される継手構
造を有するシールドトンネル用の鉄筋コンクリート製セ
グメントの各継手面において、一方の継手面には、該継
手面の長手方向に部分的に延びた状態に半円形の凹条部
が、その開口から内方に拡開された断面形状を有するよ
うに備えられ、他方の継手面には、埋め込んで固設した
硝子繊維強化プラスチック製継手具における凸条部が、
該継手面の長手方向に部分的に延びた状態に備えられ、
前記凸条部が前記凹条部に嵌入された時には前記凸条部
は弾性回復力により前記凹条部内で回復して互いに嵌合
結合し、継手部に作用する剪断力を伝達させることを特
徴とする鉄筋コンクリート製セグメントの硝子繊維強化
プラスチック製継手構造。 - 【請求項４】 ボルト等により互いに接続される継手構
造を有するシールドトンネル用の鉄筋コンクリート製セ
グメントの各継手面において、一方の継手面には、該継
手面の長手方向に部分的に延びた状態に半円形の凹条部
が備えられ、少なくともその内面が硝子繊維強化プラス
チック材により被覆され、かつ開口から内方に拡開され
た断面形状を有しており、他方の継手面には、埋め込ん
で固設した硝子繊維強化プラスチック製継手具における
半円形の凸条部が、該継手面の長手方向に部分的に延び
た状態に備えられ、前記凸条部が前記凹条部に嵌入され
た時には前記凸条部の硝子繊維強化プラスチック材は弾
性回復力により前記凹条部内で回復して前記凸条部が前
記凹条部に嵌合結合し、継手部に作用する剪断力を伝達
させることを特徴とする鉄筋コンクリート製セグメント
の硝子繊維強化プラスチック製継手構造。 - 【請求項５】 鉄筋コンクリート製セグメントにおける
継手面の長手方向に並行して延びる凸条部が形成された
後端から前方に向かって漸次厚肉となる板状体の前記前
方端を断面が半円形の凸条部となし、かつ前記板状体に
おける前記の前方端と後端間に孔を穿った形状であるこ
とを特徴とする鉄筋コンクリート製セグメントの硝子繊
維強化プラスチック製継手具。 - 【請求項６】 鉄筋コンクリート製セグメントにおける
継手面の長手方向に並行して延びる凸条部が形成された
後端から前方に向かって漸次厚肉となる板状体の前記前
方端を断面が半円形の凸条部となし、かつ前記板状体に
おける前記の前方端と後端間に孔を穿った形状となすと
ともに該半円形の凸条部近傍に鍔条部を立設した形状で
あることを特徴とする鉄筋コンクリート製セグメントの
硝子繊維強化プラスチック製継手具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25943897A JP3235056B2 (ja) | 1997-09-09 | 1997-09-09 | 鉄筋コンクリート製セグメントの硝子繊維強化プラスチック製継手具構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25943897A JP3235056B2 (ja) | 1997-09-09 | 1997-09-09 | 鉄筋コンクリート製セグメントの硝子繊維強化プラスチック製継手具構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1181888A JPH1181888A (ja) | 1999-03-26 |
| JP3235056B2 true JP3235056B2 (ja) | 2001-12-04 |
Family
ID=17334099
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25943897A Expired - Lifetime JP3235056B2 (ja) | 1997-09-09 | 1997-09-09 | 鉄筋コンクリート製セグメントの硝子繊維強化プラスチック製継手具構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3235056B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103924982A (zh) * | 2014-04-16 | 2014-07-16 | 中铁第四勘察设计院集团有限公司 | 一种圆端形凹凸榫型盾构隧道管片环间抗剪结构 |
| CN107060816A (zh) * | 2017-05-23 | 2017-08-18 | 中铁第四勘察设计院集团有限公司 | 一种适用于隧道管片纵缝的连接结构 |
| CN107503766A (zh) * | 2017-09-13 | 2017-12-22 | 天津大学 | 一种盾构隧道错缝拼装方法 |
| CN109209432A (zh) * | 2018-10-12 | 2019-01-15 | 徐州市三成铸业有限公司 | 一种榫接盾构管片 |
| CN109519194B (zh) * | 2018-12-13 | 2023-10-20 | 西南交通大学 | 膨胀土地层的隧洞掘进机隧道的六边形管片及构建方法 |
-
1997
- 1997-09-09 JP JP25943897A patent/JP3235056B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH1181888A (ja) | 1999-03-26 |
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