JP3234788U - 冷蔵庫の風路構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】構造をよりコンパクトにさせ、全体的な体積よりも小さくできる冷蔵庫の風路構造を提供する。【解決手段】冷蔵庫本体内の循環エアボックス4に送風/還気モジュール2が取り付けられ、送風/還気モジュールに送風ダクト21及び還気ダクト22が設けられ、送風ダクト、還気ダクトは内部に蒸発器を設けた循環エアボックスと連通し、送風ダクト内に送風装置が設けられ、送風ダクトが送風通路を介して冷蔵庫本体の冷蔵室背面に設けられた吹出口11と連通し、還気ダクトが還気通路を介して還気口12と連通し、還気口が送風/還気モジュールの一側の還気ダクトに近い位置に設けられる。構造が単純で、送風ダクト及び還気ダクトを送風/還気モジュールに統合することで、送風ダクト及び還気ダクトに取られるスペースを大幅に節約し、背面が送風し、側面が還気する構造を設計し、冷蔵庫の内部空間を最大限に活用できる。【選択図】図1
Description
本考案は、冷蔵庫の製造技術分野に関し、特に、冷蔵庫の風路構造に関する。
空冷式冷蔵庫の原理は、冷蔵室及び冷凍室に空気循環を構築して冷却を形成する。通常空冷式冷蔵庫の冷凍用蒸発器のパイプは、冷凍室に設けられ、ファンモータも冷凍室に取り付けられ、かつファンモータは通常蒸発器の上部に取り付けられる。コンプレッサーが動作している時、ファンモータが同時に通電して運転し、ファンの強制対流によって、冷気を冷凍室及び冷蔵室の空間に送るため、冷却が相対的に均一で、全体的な温度も非常に均一となる。
空冷式冷蔵庫に使用されている蒸発器は、フィン式蒸発器で、フィンに霜が付着しやすいため、通常蒸発器にヒーターを取り付け、ヒーターの構造もそれぞれ異なり、取り付け方法及び構造も異なるが、主な役割としては蒸発器上の霜を溶かすことである。冷蔵庫の蒸発器上の霜の厚さは、冷蔵庫の冷却効果にも影響を及ぼすため、通常は定期的に霜取りを実施し、霜取りサイクルもコンプレッサー室に取り付けられている霜取りタイマーを介して加熱システムと冷却システムの間の切り替えを実現する。
空冷式冷蔵庫において、風路構造の設計は、非常に重要なものである。従来の空冷式冷蔵庫の送風ダクト及び還気ダクトは、一般的に冷蔵庫の背面に設けられ、送風ダクトが十分な換気量を確保する必要があるため、大きなスペースを取り、従来の送風ダクトの中央部が傾斜した屈曲部であり、送風ダクトが取り付けられた後、屈曲部の下に多くのスペースが無駄になり、これは冷蔵庫構造のコンパクト化及び冷蔵庫の体積の小型化に不利となっていた。これにより、従来の空冷式冷蔵庫の風路構造をさらに改善する必要があった。
本考案の目的は、上記欠陥を補い、構造が単純かつコンパクトで、空間利用率の高い冷蔵庫の風路構造を世に開示することである。
本考案の技術的手段としては、冷蔵庫本体を備えた冷蔵庫の風路構造であって、前記冷蔵庫本体内の循環エアボックスに送風/還気モジュールが取り付けられ、前記送風/還気モジュールに送風ダクト及び還気ダクトが設けられ、前記送風ダクト、還気ダクトは内部に蒸発器を設けた循環エアボックスと連通し、前記送風ダクト内に送風装置が設けられ、前記送風ダクトが送風通路を介して冷蔵庫本体の冷蔵室背面に設けられた吹出口と連通し、前記還気ダクトが還気通路を介して還気口と連通し、前記還気口が送風/還気モジュールの一側の還気ダクトに近い位置に設けられる。
好ましい本技術的手段としては、改善された形態として、前記送風ダクトは、角パイプで製造され、前記還気ダクトがフラット構造であり、前記還気ダクトが前記送風ダクトの側面の横に横向きに配置される。
改善された形態として、前記還気ダクトは、斜めに配置され、前記還気ダクトの下端の出口が前記送風ダクトから離れる。
改善された形態として、前記還気口は、中央の引き出しの後ろに設けられる。
改善された形態として、前記還気ダクトの外壁に補強リブが設けられる。
改善された形態として、前記送風装置は、軸流ファンであり、軸流ファンの体積が小さい。
従来技術と比較して本考案は、次の利点を有する。
本考案の冷蔵庫の風路構造は、構造が単純で、送風ダクト及び還気ダクトを送風/還気モジュールに統合することで、送風ダクト及び還気ダクトに取られるスペースを大幅に節約し、吹出口が冷蔵庫本体の冷蔵室の背面に設けられ、還気口が送風/還気モジュールの一側の還気ダクトに近い位置に設けられ、背面が送風し、側面が還気する構造を形成し、冷蔵庫の内部空間を最大限に活用し、冷蔵庫の構造をよりコンパクトにさせ、冷蔵庫の全体的な体積もより小さくさせることができる。
本考案の冷蔵庫の風路構造は、構造が単純で、送風ダクト及び還気ダクトを送風/還気モジュールに統合することで、送風ダクト及び還気ダクトに取られるスペースを大幅に節約し、吹出口が冷蔵庫本体の冷蔵室の背面に設けられ、還気口が送風/還気モジュールの一側の還気ダクトに近い位置に設けられ、背面が送風し、側面が還気する構造を形成し、冷蔵庫の内部空間を最大限に活用し、冷蔵庫の構造をよりコンパクトにさせ、冷蔵庫の全体的な体積もより小さくさせることができる。
以下に図面を参照しつつ本考案をさらに詳細に説明する。
図1乃至図4に示すように、冷蔵庫本体1を備えた冷蔵庫の風路構造であって、前記冷蔵庫本体1内の循環エアボックス4に送風/還気モジュール2が取り付けられ、前記送風/還気モジュール2に送風ダクト21及び還気ダクト22が設けられ、前記送風ダクト21、還気ダクト22は内部に蒸発器3を設けた循環エアボックス4と連通し、前記送風ダクト21内に送風装置5が設けられ、前記送風ダクト21が送風通路を介して冷蔵庫本体1の冷蔵室背面に設けられた吹出口11と連通し、前記還気ダクト22が還気通路を介して還気口12と連通し、前記還気口12が送風/還気モジュール2の一側の還気ダクト22に近い位置に設けられる。
前記送風ダクト21は、角パイプで製造され、前記還気ダクト22がフラット構造であり、前記還気ダクト22が前記送風ダクト21の側面の横に横向きに配置される。
前記還気ダクト22は、斜めに配置され、前記還気ダクト22の下端の出口が前記送風ダクト21から離れる。還気ダクト22は、斜めに配置されることにより、還気ダクト22の下端出口と送風ダクト21の下端入口との間の距離を増やし、これにより循環エアボックス4内の横方向の距離(この横方向の距離と蒸発器3の長さがマッチする)を増すことができることで、蒸発器3における空気の熱交換距離を増やし、取られるスペースを減らしながら冷却冷効果を確保する。
前記還気口12は、中央の引き出し6の後ろに設けられる。中央の引き出し6の断面は、「匚」字形を呈する構造で、前記送風/還気モジュール2が中央の引き出し6の凹溝内に配置されることで、構造がコンパクトである。
前記還気ダクト22の外壁に補強リブ22aが設けられる。補強リブ22aの設置により、還気ダクト22の強度を増すことができる。
前記送風装置5は、軸流ファンであり、軸流ファンの体積が小さいという利点を有し、冷蔵庫構造の小型化に有利である。
<動作原理>
本考案の風路構造の吹出口11は、冷蔵庫本体1の冷蔵室の背面(冷蔵冷凍ボックスの発泡ウレタンフォーム層の間)に設けられ、還気口12が送風/還気モジュール2の一側の還気ダクト22に近い位置に設けられ、循環エアボックス4に送風/還気モジュール2を組み付けることによって、循環エアボックス4ー送風ダクト21ー送風通路ー吹出口11ー冷蔵庫の内部空間ー還気口12ー還気通路ー還気ダクト22ー循環エアボックス4の空気循環を形成する。本考案の風路構造は、背面が送風し、側面が還気する構造を形成し、冷蔵庫の内部空間を最大限に活用し、冷蔵庫の構造をよりコンパクトにさせる。
本考案の風路構造の吹出口11は、冷蔵庫本体1の冷蔵室の背面(冷蔵冷凍ボックスの発泡ウレタンフォーム層の間)に設けられ、還気口12が送風/還気モジュール2の一側の還気ダクト22に近い位置に設けられ、循環エアボックス4に送風/還気モジュール2を組み付けることによって、循環エアボックス4ー送風ダクト21ー送風通路ー吹出口11ー冷蔵庫の内部空間ー還気口12ー還気通路ー還気ダクト22ー循環エアボックス4の空気循環を形成する。本考案の風路構造は、背面が送風し、側面が還気する構造を形成し、冷蔵庫の内部空間を最大限に活用し、冷蔵庫の構造をよりコンパクトにさせる。
なお、送風ダクト21、還気ダクト22は、送風/還気モジュール2に統合され、送風ダクト21、還気ダクト22の両者を並設させることで、取られるスペースを減らし、構造がよりコンパクトになり、組み付けもより便利にさせる。
以上の述べるものは本考案の好ましい実施例のみであって、これらによって本考案の実施形態及び保護範囲は限定されない。当業者であれば、本考案の明細書及び図に示す内容に基づいて加えられる均等物の置換及び自明の変化で得られた解決手段は、本考案の保護範囲内に含まれる。
1 冷蔵庫本体
11 吹出口
12 還気口
2 送風/還気モジュール
21 送風ダクト
22 還気ダクト
22a 補強リブ
3 蒸発器
4 循環エアボックス
5 送風装置
6 中央の引き出し
11 吹出口
12 還気口
2 送風/還気モジュール
21 送風ダクト
22 還気ダクト
22a 補強リブ
3 蒸発器
4 循環エアボックス
5 送風装置
6 中央の引き出し
Claims (6)
- 冷蔵庫本体(1)を備えた冷蔵庫の風路構造であって、前記冷蔵庫本体(1)内の循環エアボックス(4)に送風/還気モジュール(2)が取り付けられ、前記送風/還気モジュール(2)に送風ダクト(21)及び還気ダクト(22)が設けられ、前記送風ダクト(21)、前記還気ダクト(22)は内部に蒸発器(3)を設けた前記循環エアボックス(4)と連通し、前記送風ダクト(21)内に送風装置(5)が設けられ、前記送風ダクト(21)が送風通路を介して前記冷蔵庫本体(1)の冷蔵室背面に設けられた吹出口(11)と連通し、前記還気ダクト(22)が還気通路を介して還気口(12)と連通し、前記還気口(12)が前記送風/還気モジュール(2)の一側の前記還気ダクト(22)に近い位置に設けられる
ことを特徴とする冷蔵庫の風路構造。 - 前記送風ダクト(21)は、角パイプで製造され、前記還気ダクト(22)がフラット構造であり、前記還気ダクト(22)が前記送風ダクト(21)の側面の横に横向きに配置される
請求項1に記載の冷蔵庫の風路構造。 - 前記還気ダクト(22)は、斜めに配置され、前記還気ダクト(22)の下端の出口が前記送風ダクト(21)から離れる
請求項2に記載の冷蔵庫の風路構造。 - 前記還気口(12)は、中央の引き出し(6)の後ろに設けられる
請求項3に記載の冷蔵庫の風路構造。 - 前記還気ダクト(22)の外壁に補強リブ(22a)が設けられる
請求項4に記載の冷蔵庫の風路構造。 - 前記送風装置(5)は、軸流ファンである
請求項1ないし5のいずれかに記載の冷蔵庫の風路構造。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
CN202120603542.3U CN215002471U (zh) | 2021-03-25 | 2021-03-25 | 一种冰箱的风道结构 |
CN202120603542.3 | 2021-03-25 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3234788U true JP3234788U (ja) | 2021-11-04 |
Family
ID=78275640
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021003286U Active JP3234788U (ja) | 2021-03-25 | 2021-08-24 | 冷蔵庫の風路構造 |
Country Status (2)
Country | Link |
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JP (1) | JP3234788U (ja) |
CN (1) | CN215002471U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024017276A1 (zh) * | 2022-07-21 | 2024-01-25 | 青岛海尔电冰箱有限公司 | 冰箱 |
-
2021
- 2021-03-25 CN CN202120603542.3U patent/CN215002471U/zh active Active
- 2021-08-24 JP JP2021003286U patent/JP3234788U/ja active Active
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2024017276A1 (zh) * | 2022-07-21 | 2024-01-25 | 青岛海尔电冰箱有限公司 | 冰箱 |
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CN215002471U (zh) | 2021-12-03 |
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