JP3234715U - Ptp用包装体 - Google Patents

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孝志 辻井
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Abstract

【課題】構造がシンプルで組み立てやすく、PTPシートから押し出された薬剤等が確実に保持され、その薬剤等を手で触らずに服用できるPTP用包装体を提供する。
【解決手段】台紙12には、一列に順に連接された第一外板14、第二外板16及び内板18が設けられる。第一外板14は、主折罫線22を介して第二外板16と区切られ、内板18は、副折罫線28を介して第二外板16と区切られる。第一外板14は、第一外板14の内側を連接方向に横切る第一折罫線20(1)、20(2)によって第一中央領域14aと第一端領域14b(1)、14b(2)とに区切られる。第二外板16は、第二外板16の内側を連接方向に横切る第二折罫線24(1)、24(2)によって第二中央領域16aと第二端領域16b(1)、16b(2)とに区切られる。第一折罫線20(1)、20(2)の一端部同士の間隔α1は、第二折罫線24(1)、24(2)の一端部同士の間隔β1よりも広い。
【選択図】図2

Description

本考案は、医療用の薬剤等を収容したPTPシートの包装に使用されるPTP用包装体に関する。
PTPシートは、医療用の薬剤等のパッケージとして広く使用されている。例えば、図8(a)、(b)に示すPTPシート1は、エンボス状の突出部2aと突出部2aの周囲に設けられたフランジ部2bとを有した透明又は半透明の樹脂成形体2と、破断可能なアルミ箔等で成る蓋材3とで構成され、樹脂成形体2のフランジ部2bに蓋材3を貼り付けることによって、収容物Sが入った突出部2aの開口端を閉鎖している。突出部2aの頂部を外側から指で押し込むと、蓋材3の閉鎖部分3aが収容物Sに押されて破断し、収容物Sが外に押し出され、収容物Sを取り出すことができる。このPTPシート1は、突出部2aが2個のタイプで、外形が非常に小さい(例えば、30mm×40mm程度)。
PTPシート1のような小形のPTPシートは、小さ過ぎてお年寄り等には扱いにくいという指摘があり、近年、小形のPTPシートを手頃な大きさのPTP用包装シートに包装することによって、PTPシートから収容物を取り出しやすくすることが行われている。
従来、例えば特許文献1に開示されているように、PTPシートの樹脂成形体側の面に重ねられる第一シートと、PTPシートの蓋材側の面に重ねられる第二シートとを糊付けすることによって形成される包装体があった。この包装体は、第一シートの中央部に、樹脂成形体の突出部が嵌合される嵌め孔が設けられ、第二シートの中央部に、蓋材の閉鎖部分が対向する略短冊状の切込形成領域が設けられている。切込形成領域は、隣接する複数の帯状領域を形成する複数の第一切込線と、帯状領域を長さ方向の途中の位置で分断して複数の短冊片にする第二切込線とにより設けられている。
特許文献1の包装体によれば、第一シート及び第二シートが手頃な大きさなので、PTPシートをハンドリングしやすくなり、突出部を押し込んで収容物を外に出した時、収容物が包装体の短冊片によって保持されるので、収容物が勢い余って飛び出してしまうのを防止することができる。
特開2017−154775号公報
特許文献1の包装体の場合、切込形成領域は、使用者が収容物を容易に押し出すことができ、且つ押し出された収容物が短冊片で確実に保持される必要があるので、第一切込線のピッチや第二切込線の配置等を、基材の材質や厚みが変更される毎に微妙に調節して最適化しなければならず、設計するのに手間が掛かる。
また、使用者は、収容物である薬剤を服用する時、短冊片に保持された薬剤を手で受け取ってから口等に入れることになる。しかしながら、衛生面を考えると、できれば手で触らずに服用できることが好ましい。
本考案は、上記背景技術に鑑みて成されたものであり、構造がシンプルで組み立てやすく、PTPシートから押し出された薬剤等が確実に保持され、その薬剤等を手で触らずに容易に服用できるPTP用包装体を提供することを目的とする。
本考案は、内側に収容物を収容した突出部と前記突出部の周囲に設けられたフランジ部とを有する樹脂成形体に、破断可能な蓋材が貼り付けられて前記突出部の開口端が閉鎖されたPTPシートを包装するためのPTP用包装体であって、
1枚の台紙からなり、前記台紙には、一列に順に連接された第一外板、第二外板及び内板が設けられ、前記第一外板は、主折罫線を介して前記第二外板と区切られ、前記内板は、副折罫線を介して前記第二外板と区切られており、前記第一外板は、前記第一外板の内側を連接方向に横切る2つの第一折罫線によって第一中央領域と2つの第一端領域とに区切られ、前記第二外板は、前記第二外板の内側を連接方向に横切る2つの第二折罫線によって第二中央領域と2つの第二端領域とに区切られており、前記第一折罫線及び前記第二折罫線は、2つの前記第一折罫線の、前記主折罫線と反対側の端部同士の間隔が、前記第二折罫線の、前記主折罫線と反対側の端部同士の間隔よりも広くなるように設けられており、前記第二外板の第二中央領域には、前記樹脂成型体の前記突出部が嵌合可能な大きさの外側透孔が設けられ、前記内板には、前記蓋材の、前記突出部の開口端を塞いでいる閉鎖部分に対応した大きさの内側透孔が設けられており、
組み立て状態で、前記内板は、前記副折罫線で折れて前記第二外板に重なって前記第二中央領域の内側に収まり、前記PTPシートは、前記内板と前記第二中央領域との間に配され、前記突出部が前記外側透孔を通じて外側に突出し、前記フランジ部及び前記蓋材が前記内板及び前記第二中央領域に挟まれて保持され、前記閉鎖部分が前記内側透孔に対向し、前記第一外板は、前記主折罫線で折れて前記第二外板及び前記内板に重なり、前記内板及び前記第二中央領域が前記第一中央領域の内側に収まり、対向する前記第一端領域と前記第二端領域とが相互に糊付けされており、
使用者が、2つの前記第一端領域を互いに対向させる方向に力を加えると、前記第一折罫線及び前記第二折罫線が折れ、前記第一中央領域が変形して前記内板及び前記第二中央領域から離れることによって、前記第一の中央領域と前記第二中央領域との間に収容物受け部が形成されるPTP用包装体である。
一方の前記第一折罫線とこれに対応する前記第二折罫線は、互いに近接した位置で前記主折罫線と交わるように設けられ、他方の前記第一折罫線とこれに対応する前記第二折罫線は、互いに近接した位置で前記主折罫線と交わるように設けられていることが好ましい。また、前記第一中央領域には、前記収容物受け部が形成される動作を補助する補助折罫線が設けられていることが好ましい。
本考案のPTP用包装体は、構造がシンプルでPTPシートを容易に包装することができる。また、簡単な動作でPTPシートから薬剤等を取り出すことができ、PTPシートから取り出した薬剤等が飛び出さないように確実に保持され、且つ、薬剤等に触れずに容易に服用することができる。
本考案のPTP用包装体の一実施形態の組み立て状態を示す正面図(a)及び背面図(b)である。 この実施形態のPTP用包装体を展開した台紙を裏面側から見た図(a)、第一折罫線及び第二折罫線のレイアウト及び位置関係を示す図(b)である。 この実施形態のPTP用包装体を組み立てる工程を順に示す図(a)、(b)、(c)である。 この実施形態のPTP用包装体の組み立て状態を示す平面図(a)及びB1−B1断面図(b)である。 この実施形態のPTP用包装体から収容物を取り出すための第一の動作が行われた状態を示す平面図(a)及B2−B2断面図(b)、その後、第二の動作が行われた状態を示すB2−B2断面図(c)である。 この実施形態のPTP用包装体の変形例の組み立て状態を示す正面図(a)及び背面図(b)である。 変形例のPTP用包装体を展開した台紙を裏面側から見た図(a)、第一折罫線及び第二折罫線のレイアウト及び位置関係を示す図(b)である。 一般的なPTPシートの構成を示す正面図(a)、背面図(b)、A−A断面図(c)である。
以下、本考案のPTP用包装台紙の一実施形態について、図1〜図5に基づいて説明する。この実施形態のPTP用包装体10は、先に説明したPTPシート1を包装するための包装体で、図1(a)、(b)に示すように、組み立て状態で、略長方形のカードのような外形になる。大きさは、例えば60mm×90mm程度である。このPTP用包装体10は、厚紙等で成る一枚の台紙12を組み立てることによって形成される。
台紙12は、図2(a)に示すように、一列に順に連接された第一外板14、第二外板16及び内板18を備えている。第一外板14は、略長方形の板で、第一外板14の内側を連接方向に横切る2つの第一折罫線20(1),20(2)によって、第一中央領域14aと2つの第一端領域14b(1),14(2)とに区切られている。第一中央領域14aは、PTPシート1の外形が収まる大きさで、第一端領域14b(1),14b(2)は、第一中央領域14aを間に挟んでほぼ対称な形状である。
第二外板16は、第一外板14とほぼ同じ大きさの長方形の板で、主折罫線22で第一外板14と区切られ、内側が、第二外板16の内側を連接方向に横切る2つの第二折罫線24(1),24(2)によって、第二中央領域16aと2つの第二端領域16b(1),16(2)とに区切られている。第二中央領域16aは、PTPシート1の外形が収まる大きさで、第二端領域16b(1),16b(2)は、第二中央領域16aを間に挟んでほぼ対称な形状である。さらに、第二中央領域16aには、PTPシート1の樹脂成型体2が有する突出部2aが嵌合可能な大きさの外側透孔26が2つ設けられている。
内板18は、第二中央領域16aの端辺に連接された略長方形の板で、副折罫線28で第二中央領域16aと区切られている。内板18は、第二の中央領域16aよりも少し小さく、且つPTPシート1の外形が収まる大きさである。さらに、内板18の内側に、樹脂成型体2の、蓋材3の閉鎖部分3aが収まる大きさの内側透孔30が2つ設けられている。
ここで、図2(b)に示すように、第一折罫線20(1),20(2)の、主折罫線22と反対側の端部同士の間隔をα1、主折罫線22に交わる端部同士の間隔をα2とし、第二折罫線24(1),24(2)の、主折罫線24と反対側の端部同士の間隔をβ1、主折罫線22に交わる端部同士の間隔をβ2として、第一折罫線20(1),20(2)及び第二折罫線24(1),24(2)のレイアウトと位置関係を説明する。
第一折罫線20(1)と20(2)はα1>α2の関係を有し、第二折罫線24(1)と24(2)はβ1≒β2の関係を有している。また、第一折罫線20(1)とこれに対応する第二折罫線24(1)は、互いに近接した位置で主折罫線22と交わり、第一折罫線20(2)とこれに対応する第二折罫線24(2)は、互いに近接した位置で主折罫線22と交わっており、α2≒β2の関係を満たしている。そのため、α1>β1の関係が成立している。
その他、第一中央領域14aには、Y字形にレイアウトされた補助折罫線32が設けられている。補助折罫線32は、第一中央領域14aの、主折罫線22と反対側の端辺の中央部から主折罫線22に向かって真っすぐに延び、途中で2つに分岐して、第一折罫線20(1),20(2)の、主折折罫線22側の端部に各々交わっている。
次に、台紙12を用いたPTPシート1の包装方法の一例、すなわち、PTP用包装体10の組み立て方法の一例を説明する。ここで、台紙12の表面が凸になる折り方を正折り、裏面が凸になる折り方を逆折りと称する。
まず、図3(a)に示すように、第二外板16の第二中央領域16aの裏面の中央部に、PTPシート1を載置する。PTPシート1を載置する時は、樹脂成形体2(突出部2a、フランジ部2b)を下にして、突出部2aを外側透孔26に差し込んで外側に突出させ、フランジ部2bを第二中央領域16aに当接させる。なお、図3(a)では外側透孔26が見えていないが、蓋材3の閉鎖部分3aの下方に位置している。
次に、図3(b)に示すように、副折罫線28を正折りして内板18を第二外板16及びPTPシート1に重ねる。すると、内板18は、第二中央領域16aの内側に収まり、PTPシート1は内板18の内側に収まる。そして、内板18が重なっていない第二端領域16b(1),16b(2)の裏面に糊34(1),34(2)を各々塗布する。
そして、図3(c)に示すように、主折罫線22を正折りして第一外板14を第二外板16及び内板18に重ね、第一端領域14b(1),14b(2)を第二端領域16b(1),16b(2)に各々糊付けする。これでPTPシート1の包装の作業が終了し、図1(a)、(b)に示すPTP用包装体10の組み立て状態になる。
PTP用包装体10の組み立て状態について簡単に説明すると、図4(a)、(b)に示すように、内板18は、副折罫線28で折れて第二外板16に重なって第二中央領域16aの内側に収まる。PTPシート1は、内板18と第二中央領域16aとの間に配され、突出部2aが外側透孔26を通じて外側に突出し、フランジ部2b及び蓋材3が内板18及び第二中央領域16aに挟まれて保持され、閉鎖部分3aが内側透孔30に対向する。第一外板14は、主折罫線22で折れて第二外板16及び内板18に重なり、内板18及び第二中央領域16aが第一中央領域14aの内側に収まり、対向する第一端領域14b(1),14b(2)と第二端領域16b(1),16b(2)とが糊34(1),34(2)で糊付けされている。
PTP用包装体10は、長方形のカードのような平坦でコンパクトな外形になり、衣服のポケットに入れたり鞄に入れたりして携帯することができる。また、ポケットや鞄に入れて携帯する時、突出部2aが不意に外から押圧される可能性があるが、蓋材3の閉鎖部分3a及び内側透孔30が第一中央領域14aで閉鎖されているので、蓋材3が破断して収容物Sが外に出てしまうおそれはない。
使用者が収容物Sを取り出すときは、PTP用包装体10を片手で持ち、図5(a)、(b)に示すように、第一端領域14b(1)と14b(2)とを互いに対向させる方向に力を加える[第一の動作]。第一折罫線20(1),20(2)及び第二折罫線24(1),24(2)が折れ始めると、α1>β1の関係から、第一中央領域14aの上端部が第二中央領域16aの上端部から少し離れる。さらに第一折罫線20(1),20(2)及び第二折罫線24(1),24(2)が折れると、第一中央領域14aが外向きに変形して内板18及び第二中央領域16aから大きく離れ、第一の中央領域14aと第二中央領域16bとの間にポケット状の収容物受け部36が形成される。この時、第一の中央領域14aの補助折罫線32は、第一中央領域14aを適切な形状に変化させ、収容物受け部36の形成がスムーズに行われるように補助する。
このように、使用者が第一の動作を行うと、第一中央領域14aによる閉鎖部分3a及び内側透孔30の閉鎖が解除され、且つ内側透孔30の外側にポケット状の収容物受け部36が形成された状態になる。
その後、図5(c)に示すように、使用者が反対側の手の指で、PTPシート1の突出部2aの頂部を外側から押し込む[第二の動作]。すると、収容物Sに押されて閉鎖部分3aが破れ、収容物Sは、内側透孔30を通じて押し出され、収容物受け部36の底部に落下して保持される。そして、PTP用包装体10を口元に運び、コップで水を飲む要領でPTP包装体10を傾けることによって、収容物S(薬剤等)を簡単に服用することができる。
以上説明したように、PTP用包装体10は、構造がシンプルでPTPシート1を容易に包装することができる。また、簡単な動作でPTPシート1から薬剤(収容物S)を取り出すことができ、PTPシート1から取り出した薬剤(収容物S)が飛び出さないように確実に保持され、しかも、薬剤等(収容物S)を手で触らずに服用することができる。
次に、PTP用包装体10の変形例について、図6、図7に基づいて説明する。図6(a)、(b)に示す変形例のPTP用包装体10xは、図1(a)、(b)に示すPTP用包装体10と比較して分かるように、第一折罫線20(1),20(2)及び第二折罫線24(1),24(2)のレイアウトと位置関係を少し変更したものである。
図7(a)、(b)は、PTP用包装体10xを展開した台紙12xを示している。台紙12xの場合、第一折罫線20(1)と20(2)はα1<α2の関係を有し、第二折罫線24(1)と24(2)はβ1<β2の関係を有しており、台紙12とは少し異なっている。しかし、第一折罫線20(1)とこれに対応する第二折罫線24(1)は、互いに近接した位置で主折罫線22と交わり、第一折罫線20(2)とこれに対応する第二折罫線24(2)は、互いに近接した位置で主折罫線22と交わっており、台紙12と同様にα2≒β2の関係を満たしている。また、台紙と同様にα1>β1の関係も成立させている。
使用者が収容物Sを取り出すため第一の動作を行った時、α1>β1を満たすことによって、第一中央領域14aが確実に外向きに変形し、第一中央領域14aが内板18及び第二中央領域16aから離れる動作がスムーズに行われる。また、α2≒β2を満たすことによって、第一折罫線20(1),20(2)及び第二折罫線24(1),24(2)が一緒に折れる動作がスムーズに行われる。したがって、PTP用包装体10xにおいても、上記のPTP用包装体10と同様の動作が行われ、同様の優れた効果が得られる。
なお、本考案のPTP用包装体は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、PTP包装体10,10xのα1>β1の関係について、α1とβ1の最適な比率は、PTP用包装体のサイズや台紙の厚み等の条件によって異なるので、図面に表した比率が必ず最適とは言えない。しかし、1〜3回程度の試作を行うことによって簡単に最適化することができる。また、α2≒β2の関係については、台紙が薄い場合はα2とβ2を同じ値にしてもよいが、ある程度の厚みがある場合は、僅かにα2をβ2より大きくすることが好ましい。これについても、上記の試作を行う中で簡単に微調整できる。
第一中央領域の補助折罫線は、第一中央領域を適切な形状に変形させ、収容物受け部が形成される動作がスムーズに行われるように補助するものであればよく、上記のY字形とは異なるレイアウトしてもよい。また、補助折罫線は、必要なければ省略してもよい。
上記のPTP用包装体10,10xは、2つの収容物Sが入ったPTPシート1を包装するものであるが、収容物Sの数が異なるPTPシートを包装する場合は、収容物Sの数に合わせて外側透孔26と内側透孔30の数を変更すればよい。
組み立て状態のPTP用包装体の外形は、PTP用包装体10,10xのような略長方形のカードのような外形に限定されず、上述した動作を行って収容物Sを取り出すことができる範囲で、各部の形状を変更することができる。例えば、第一外板の第一端領域や第二外板の第二端領域の形状は、ハンドリングのしやすさやデザイン性等を考慮して自由に変更することができる。
その他、台紙は、厚紙以外の素材を使用してもよい。また、PTPシートに収容される収容物は、医療用の薬剤に限らず他の商品でもよい。
1 PTPシート
2 樹脂成型体
2a 突出部
2b フランジ部
3 蓋材
3a 閉鎖部分
10,10x PTP用包装体
12,12x 台紙
14 第一外板
14a 第一中央領域
14b(1),14b(2) 第一端領域
16 第二外板
16a 第二中央領域
16b(1),16b(2) 第二端領域
18 内板
20(1),20(2) 第一折罫線
22 主折罫線
24(1),24(2) 第二折罫線
26 外側透孔
28 副折罫線
30 内側透孔
32 補助折罫線
34(1),34(2) 糊
36 収容物受け部
S 収容物

Claims (3)

  1. 内側に収容物を収容した突出部と前記突出部の周囲に設けられたフランジ部とを有する樹脂成形体に、破断可能な蓋材が貼り付けられて前記突出部の開口端が閉鎖されたPTPシートを包装するためのPTP用包装体において、
    1枚の台紙からなり、前記台紙には、一列に順に連接された第一外板、第二外板及び内板が設けられ、前記第一外板は、主折罫線を介して前記第二外板と区切られ、前記内板は、副折罫線を介して前記第二外板と区切られており、
    前記第一外板は、前記第一外板の内側を連接方向に横切る2つの第一折罫線によって第一中央領域と2つの第一端領域とに区切られ、前記第二外板は、前記第二外板の内側を連接方向に横切る2つの第二折罫線によって第二中央領域と2つの第二端領域とに区切られており、
    前記第一折罫線及び前記第二折罫線は、2つの前記第一折罫線の、前記主折罫線と反対側の端部同士の間隔が、前記第二折罫線の、前記主折罫線と反対側の端部同士の間隔よりも広くなるように設けられており、
    前記第二外板の第二中央領域には、前記樹脂成型体の前記突出部が嵌合可能な大きさの外側透孔が設けられ、前記内板には、前記蓋材の、前記突出部の開口端を塞いでいる閉鎖部分に対応した大きさの内側透孔が設けられており、
    組み立て状態で、前記内板は、前記副折罫線で折れて前記第二外板に重なって前記第二中央領域の内側に収まり、前記PTPシートは、前記内板と前記第二中央領域との間に配され、前記突出部が前記外側透孔を通じて外側に突出し、前記フランジ部及び前記蓋材が前記内板及び前記第二中央領域に挟まれて保持され、前記閉鎖部分が前記内側透孔に対向し、前記第一外板は、前記主折罫線で折れて前記第二外板及び前記内板に重なり、前記内板及び前記第二中央領域が前記第一中央領域の内側に収まり、対向する前記第一端領域と前記第二端領域とが相互に糊付けされており、
    使用者が、2つの前記第一端領域を互いに対向させる方向に力を加えると、前記第一折罫線及び前記第二折罫線が折れ、前記第一中央領域が変形して前記内板及び前記第二中央領域から離れることによって、前記第一の中央領域と前記第二中央領域との間に収容物受け部が形成されることを特徴とするPTP用包装体。
  2. 一方の前記第一折罫線とこれに対応する前記第二折罫線は、互いに近接した位置で前記主折罫線と交わるように設けられ、
    他方の前記第一折罫線とこれに対応する前記第二折罫線は、互いに近接した位置で前記主折罫線と交わるように設けられている請求項1記載のPTP用包装体。
  3. 前記第一中央領域には、前記収容物受け部が形成される動作を補助する補助折罫線が設けられている請求項1又は2記載のPTP用包装体。
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