JP3234240U - 紫外線ランプ保護具 - Google Patents

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Abstract

【課題】エアコン内などに配置した紫外線ランプに冷風が当たると紫外線ランプの温度が低下し、紫外線ランプの出力が低下するという問題が生じる。そのため、保温効果の高い紫外線ランプ保護具を提供する。【解決手段】紫外線ランプ保護具100は、直管型の紫外線ランプ200を保護するものであって、紫外線ランプを覆う円筒状のカバー本体110と、カバー本体を紫外線ランプに固定するために両端に配置される筒キャップ120と、を備え、カバー本体の径は、紫外線ランプの径より大きく、筒キャップは円筒形で、カバー本体に装着する側の一方端の径から他方端の径に向かうにつれ細く形成され、段差部121を有している。【選択図】図1

Description

本考案は、紫外線ランプ保護具に関する。
近年、空気中のウイルスを殺菌するために、エアコン内などに紫外線ランプを配置することが試みられている。具体的には、室内の空気をエアコン内部に取り入れ、取り入れた空気をエアコン内に配置した紫外線ランプで殺菌することが行われている。
しかし、エアコン内などに配置した紫外線ランプに冷風が当たると紫外線ランプの温度が低下し、紫外線ランプの出力が低下するという問題が生じている。これは、紫外線ランプ内の水銀蒸気圧が温度により変化するためである。なお、一般的には、雰囲気温度が20℃〜25℃において最大となる。そのため、紫外線ランプを適温で保持することが重要となる。
紫外線ランプを適温で保持する方法として、紫外線ランプにカバーを設けることが考えられる。例えば、特許文献1に記載の蛍光灯管保護具を使用することが考えられる。
特開2007−128843号公報
しかしながら、特許文献1に記載の蛍光灯管保護具を紫外線ランプに適用しても紫外線ランプを適温で保持することができない。これは、特許文献1に記載のカバー本体が管と密着して形成されるためである。管とカバー本体とが密着していると、冷風が当たったとき、冷風の影響を受けやすく、管の温度を維持できないという問題が生じる。なお、カバー本体が管に密着するのは、カバー本体が筒状にヒートセットされているためである。
それ故に、本考案は、上記のような課題に鑑みてなされたものであって、本考案の目的の1つは、保温効果の高い紫外線ランプ保護具を提供することである。
上記目的を達成するために、本考案は、少なくとも以下のような構成を備え、もしくは手順を実行する。なお、以下の説明において、本考案の理解を容易にするために図面に示されている符号等を付記する場合があるが、本考案の各構成要素は、図面に示されているものに限定されるものではなく、当業者が技術的に理解しうる範囲にまで広く解釈されるべきものである。
本考案の一局面に係る紫外線ランプ保護具は、直管型の紫外線ランプを保護するものであって、前記紫外線ランプを覆う円筒状のカバー本体と、前記カバー本体を前記紫外線ランプに固定するために両端に配置される筒キャップと、を備え、前記カバー本体の径は、前記紫外線ランプの径より大きく、前記筒キャップは円筒形で、前記カバー本体に装着する側の一方端の径から他方端の径に向かうにつれ細く形成され、段差部を有していることを特徴とする。
かかる構成により、本考案の一局面に係る紫外線ランプ保護具は、紫外線ランプに冷風が当たったとしても適温を保持することができる。これは、紫外線ランプとカバー本体との間に隙間である空気層を有しているためである。
また、好ましくは、前記カバー本体及び前記筒キャップは、フッ素樹脂で形成されていることを特徴とする。
かかる構成により、紫外線ランプ保護具の劣化を防ぐことができる。一般的に紫外線は樹脂を劣化させるが、フッ素樹脂は耐候性に優れているため、劣化を防ぐことができる。
以上のように、本考案によれば、紫外線ランプに冷風が当たったとしても適温を保持することができる。
本考案の一実施形態に係る紫外線ランプ保護具及び紫外線ランプを示す図である。 本考案の一実施形態に係る紫外線ランプ保護具を紫外線ランプに装着した状態を示す図である。 本考案の一実施形態に係る紫外線ランプ保護具を装着した紫外線ランプの断面を示す図である。
以下、本考案の一実施形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下で説明する実施形態は、あくまで、本考案を実施するための具体的な一例を挙げるものであって、本考案を限定的に解釈させるものではない。
図1は、本考案の一実施形態に係る紫外線ランプ保護具100及び紫外線ランプ200を示す図であり、図2は、本考案の一実施形態に係る紫外線ランプ保護具100を紫外線ランプ200に装着した状態を示す図である。紫外線ランプ保護具100は、直管型の紫外線ランプ200を保護するものであって、紫外線ランプ200を覆う円筒状のカバー本体110と、カバー本体110を紫外線ランプ200に固定するために両端に配置される筒キャップ120と、を備えている。また、カバー本体110の径は、紫外線ランプ200の径より大きい。また、筒キャップ120は円筒形で、カバー本体110に装着する側の一方端の径から他方端の径に向かうにつれ細く形成され、段差部121を有している。なお、紫外線ランプ200は、直管型のものである。
カバー本体110は、フッ素樹脂で形成されており、円筒形をしている。フッ素樹脂で形成されているため、紫外線ランプ200から照射される紫外線に対しても劣化しにくくなっている。また、カバー本体110の径は紫外線ランプ200より大きく形成されている。そのため、紫外線ランプ200に装着した場合、カバー本体110と紫外線ランプ200との間に隙間(空気層)が生じる。これによって、冷風が当たった場合でも、紫外線ランプ200の温度を保持することができる。
なお、カバー本体110は、紫外線ランプ200が破損した場合におけるガラス片の飛散の防止も目的としており、万が一、紫外線ランプ200が破損してもガラス片などの飛散を防止することができる。また、カバー本体110は、光透過性に優れており、紫外線ランプ200から照射された光(紫外線)の放射を妨げない。
筒キャップ120は、フッ素樹脂で形成されており、円筒形をしている。フッ素樹脂で形成されているため、紫外線ランプ200から照射される紫外線に対しても劣化しにくくなっている。筒キャップ120は、カバー本体110に嵌めるため、筒キャップ120の一方端の径は、カバー本体110より大きく形成されているが、筒キャップ120の他方端に向かうにつれ、細く形成されている。この構造によって、紫外線ランプ保護具100を紫外線ランプ200に固定することができる。また、筒キャップ120は、段差部121を有しており、その段差部121が紫外線ランプ200の出っ張り部分などに嵌るため、より確実に紫外線ランプ200を紫外線ランプ保護具100に固定している。
紫外線ランプ200は、直管型の紫外線ランプ200である。なお、紫外線ランプ200は、市販品を使用している。
図3は、本考案の一実施形態に係る紫外線ランプ保護具100を装着した紫外線ランプ200の断面を示す図である。紫外線ランプ200とカバー本体110との間にはわずかな隙間が設けられており、その隙間部分が空気層となって保温効果を発揮する。筒キャップ120は紫外線ランプ200の端部分である口金の部分に嵌っており、紫外線ランプ200と紫外線ランプ保護具100とを固定している。また、筒キャップ120の段差部121が紫外線ランプ200の出っ張り部分にきっちり嵌るように構成されているため、より確実に紫外線ランプ200を紫外線ランプ保護具100に固定している。
以上、本考案の一実施形態についての具体的な説明を行った。上記説明は、あくまで一実施形態としての説明であって、本考案の範囲はこの一実施形態に留まらず、当業者が把握可能な範囲にまで広く解釈されるものである。
本考案は、直管型の紫外線ランプ等に利用可能であって、特に、紫外線ランプに冷風が当たるような場所で使用する際に有用である。
100 紫外線ランプ保護具
110 カバー本体
120 筒キャップ
121 段差部

Claims (2)

  1. 直管型の紫外線ランプを保護するものであって、
    前記紫外線ランプを覆う円筒状のカバー本体と、
    前記カバー本体を前記紫外線ランプに固定するために両端に配置される筒キャップと、を備え、
    前記カバー本体の径は、前記紫外線ランプの径より大きく、
    前記筒キャップは円筒形で、前記カバー本体に装着する側の一方端の径から他方端の径に向かうにつれ細く形成され、段差部を有していることを特徴とする紫外線ランプ保護具。
  2. 前記カバー本体及び前記筒キャップは、フッ素樹脂で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の紫外線ランプ保護具。


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