JP3234183U - 同軸ケーブル用コネクタ - Google Patents

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裕太 鈴木
裕太 鈴木
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Abstract

【課題】作業に掛かる手間を省くとともに、構造の簡素化、部品点数の削減を可能とする同軸ケーブル用コネクタを提供する。【解決手段】水平方向へ延びる円筒状の接続部11及びこれと直交する状態で連設した円筒状の連結凸部12を有してL字状に形成された金属製の第1筐体部材10と、樹脂製の保持部材14に保持され、前記接続部に水平に配置される金属製の中心導体13と、前記接続部と直交する状態で連設した有底筒状の連結凹部22を有する金属製の第2筐体部材20と、金属製の中心導体23とを備え、前記第1筐体部材の連結凸部を前記第2筐体部材の連結凹部に嵌挿して、上方に向けて突出するコンタクトピン13aを、挟持部23bに挟持させるとともに、前記連結凹部に設けた孔部22cからC字状のリング部材15を挿着して溝部12bに係合させる。【選択図】図3

Description

本考案は、同軸ケーブルの先端部に取付けられて、室内の壁面に設けられたテレビ端子やテレビ等の受信機器に設けられた入・出力端子に接続されるコネクタに関する。
同軸ケーブルの先端部に取付けられるコネクタとしては、室内の壁面に設けられたテレビ端子やテレビ等の受信機器に設けられた入・出力端子へ接続する際の作業を円滑に行えるようにするために、一方の接続端側と他方の接続端側との成す角度を任意に変更することを可能としたものが開示されている(例えば、特許文献1,2参照)。
特許文献1に開示されているコネクタは、回転下部および回転上部のほぼ回転中心に中心コンタクトを配置し、コンタクトピンに一端が接続されている接続板における回転下部内に延伸された他端の挿通孔内に、中心コンタクトの下端に設けられている第1の軸部を挿通して回転下部内に配置された円板状の下部軸受体に軸支するとともに、コネクタピンに一端が接続されている内部導体における回転上部内に延伸された他端の挿通孔内に、中心コンタクトの上端に設けられている第2の軸部を挿通して回転上部内に配置された円板状の上部軸受体に軸支するようにしている。
また、特許文献2に開示されているコネクタは、外部導体接続部材を、筒状体をその中心軸に対し所定角度で傾斜した切断面で2分割した形状を有する筒状部材により構成し、各筒状部材の切断面側端部を、その切断面同士が対向した状態で各筒状部材が中心軸周りに相対的に回動するよう、嵌合突起とCリングとを用いて連結するとともに、中心導体接続部材を、一端側の芯線挿入部と他端側の中心コンタクト部とに分割し、これらを各筒状部材の切断面と中心軸とが交わる中心点にて回動可能に連結するようにしている。
特開2009−93830号公報 特開2012−216546号公報
然るに、特許文献1に記載されているコネクタにおいては、回転上部と回転下部とを加締め固定しているため手間が掛かるとともに、中心コンタクトを軸支する軸受体を必要とする等、部品点数が増加するという問題があった。
また、特許文献2に記載されているコネクタにおいては、中心導体接続部材を構成する芯線挿入部と中心コンタクト部とをリベットやボルト等を用いて回転可能に接合しているので、その作業には手間が掛かるとともに、構造が複雑化するという問題があった。
本考案は前記種々の問題点に鑑み、作業にかかる手間を省くとともに、構造の簡素化、部品点数の削減を可能とした同軸ケーブル用コネクタの提供を目的とする。
前記の課題を解決するために、本考案の同軸ケーブル用コネクタは、水平方向へ延びる円筒状の接続部及びこれと直交する状態で連設した円筒状の連結凸部を有してL字状に形成された金属製の第1筐体部材と、樹脂製の保持部材に保持され、一端側を前記連結凸部内に突出させた状態で前記接続部に水平に配置される金属製の中心導体と、水平方向へ延びる円筒状の接続部及びこれと直交する状態で連設した有底筒状の連結凹部を有する金属製の第2筐体部材と、樹脂製の保持部材に保持された状態で前記連結凹部に垂直に配置される金属製の中心導体とを備え、前記第1筐体部材の連結凸部を前記第2筐体部材の連結凹部に嵌挿して、前記連結凹部に垂直に配置される中心導体の一端から上方に向けて突出するコンタクトピンを、前記第1筐体部材の接続部に水平に配置されて前記連結凸部内に突出する中心導体の一端に設けた挟持部に挟持させるとともに、前記連結凹部に設けた孔部からC字状のリング部材を挿着して前記連結凸部に設けた溝部に係合させることにより、前記第1筐体部材と第2筐体部材とを抜脱不能に、かつ、前記コンタクトピンを中心として回動可能に連結するように構成した。
また、水平方向へ延びる円筒状の接続部及びこれと直交する状態で連設した円筒状の連結凸部を有してL字状に形成された金属製の第1筐体部材と、樹脂製の保持部材に保持され、一端側を前記連結凸部内に突出させた状態で前記接続部に水平に配置される金属製の中心導体と、水平方向へ延びる円筒状の接続部及びこれと直交する状態で連設した有底筒状の連結凹部を有する金属製の第2筐体部材と、樹脂製の保持部材に保持され、一端側を前記連結凹部内に突出させた状態で前記接続部に水平に配置される金属製の中心導体とを備え、前記第1筐体部材の連結凸部及び前記第2筐体部材の連結凹部の中心軸に沿って連結ピンを配置した状態で、前記連結凸部を連結凹部に嵌挿し、前記第1筐体部材の接続部に水平に配置されて前記連結凸部内に突出する中心導体の一端に設けた挟持部と、前記第2筐体部材の接続部に水平に配置されて前記連結凹部に突出する中心導体の一端に設けた挟持部とに連結ピンを挟持させるとともに、前記連結凹部に設けた孔部からC字状のリング部材を挿着して前記連結凸部に設けた溝部に係合させることにより、前記第1筐体部材と第2筐体部材とを抜脱不能に、かつ、連結ピンを中心として回動可能に連結するように構成してもよい。
更に、前記リング部材の先端側に抜止部材を装着するようにしてもよく、前記連結凸部と連結凹部との間にバネ部材を介在させるようにしてもよい。
本考案の同軸ケーブル用コネクタは、第1筐体部材の連結凸部を第2筐体部材の連結凹部に嵌挿し、前記第1筐体部材の接続部に水平な状態で配置されて前記連結凸部内に突出する中心導体の挟持部に、前記第2筐体部材の連結凹部内に垂直な状態で配置された中心導体のコンタクトピンを挟持させることにより、中心コンタクトや軸受体等を必要とすることなく、かつ、リベットやボルト等を使用することなく、中心導体同士を電気的に接続することができるので、構造の簡素化、部品点数の削減、作業の簡素化が可能となる。
また、第1筐体部材の連結凸部を第2筐体部材の連結凹部に嵌挿し、前記第1筐体部材の接続部に水平な状態で配置されて前記連結凸部内に突出する中心導体の挟持部と、前記第2筐体部材の接続部に水平な状態で配置されて前記連結凹部内に突出する中心導体の挟持部とに連結ピンを挟持させて、前記中心導体同士を電気的に接続する場合でも、前記中心導体を保持している保持部材が軸受体の役割を兼ねるので、部品点数の削減が可能となる。
更に、前記第1筐体部材の連結凸部を、第2筐体部材の連結凹部に嵌挿した状態で、前記連結凹部に設けた孔部からC字状のリング部材を挿着して前記連結凸部に設けた溝部に係合させることにより、加締め作業を行うことなく、前記第1筐体部材を第2筐体部材に対して抜脱不能に連結することができる。しかも、前記リング部材の先端側に抜止部材を装着することにより、前記リング部材が連結凹部に設けた孔部から抜脱するのを防ぐことができる。
また、前記連結凸部と連結凹部との間にバネ部材を介在させることにより、高周波シールド性、電気的安定性を付与することができるとともに、回動時にガタツキを抑制したり所定の抵抗力を付与したりすることができる。
(a)は本考案における第1の実施形態に係る同軸ケーブル用コネクタを正面側から見た斜視図、(b)は同じく背面側から見た斜視図である。 第1の実施形態に係るコネクタを分解して示す斜視図である。 第1の実施形態に係るコネクタを分解して示す断面図である。 第1の実施形態に係るコネクタを示す断面図である。 図4のI−I線における断面図である。 第1の実施形態に係るコネクタに同軸ケーブルを接続する前の状態を示す説明図である。 第1の実施形態に係るコネクタに同軸ケーブルを接続した状態を示す断面図である。 (a)は本考案における第2の実施形態に係るコネクタを示す斜視図、(b)は同じく断面図である。 第2の実施形態に係るコネクタに同軸ケーブルを接続する前の状態を示す説明図である。 第2の実施形態に係るコネクタに同軸ケーブルを接続した状態を示す断面図である。 (a)は本考案における第3の実施形態に係るコネクタを正面側から見た斜視図、(b)は同じく背面側から見た斜視図である。 第3の実施形態に係るコネクタを分解して示す斜視図である。 第3の実施形態に係るコネクタを分解して示す断面図である。 第3の実施形態に係るコネクタを示す断面図である。 図14のII−II線における断面図である。 (a)は本考案における第4の実施形態に係るコネクタを正面側から見た斜視図、(b)は同じく背面側から見た斜視図である。 第4の実施形態に係るコネクタを分解して示す斜視図である。 第4の実施形態に係るコネクタを分解して示す断面図である。 第4の実施形態に係るコネクタを示す断面図である。 図19のIII−III線における断面図である。
以下、本考案を実施するための形態について、図1ないし図20を参照しながら具体的に説明する。
図1は本考案における第1の実施形態に係る同軸ケーブル用コネクタ(以下、単にコネクタという)を示す斜視図、図2はコネクタを分解して示す斜視図、図3は同じく断面図である。前記コネクタ1は、水平方向に延びる円筒状の接続部11及びこれと直交する状態で連設した円筒状の連結凸部12を有してL字状に形成された金属製の第1筐体部材10と、水平方向に延びる円筒状の接続部21及びこれと直交する状態で連設した有底筒状の連結凹部22を有する金属製の第2筐体部材20と、樹脂製の保持部材14,24に保持された状態で前記第1筐体部材10及び第2筐体部材20に配置される金属製の中心導体13,23とを備えて構成されている。以下、詳細な構造について、図2,3を参照しながら説明する。
図2,3に示すように、第1筐体部材10の接続部11は、その先端側が室内壁面に設けられたテレビ端子やテレビ等の受信機器に設けられた入・出力端子を挿入することが可能な径寸法で形成されており、前記先端側内周にはバネ性を有する金属からなる円筒状のリング部材15が嵌着される。また、前記接続部11の基端側にこれと直交する状態で連設された連結凸部12には、外周に円形状のフランジ12aと、前記フランジ12aから所定距離離れた位置に溝部12bを設けるとともに、前記連結凸部12の下端縁には第1筐体部材10の回動範囲を規制するストッパー12cが設けられている。
前記第1筐体部材10に配置される中心導体13は、一端にコンタクトピン13aを設け、かつ、他端にクリップ状の挟持部13bを設けて直線状に形成されており、また、前記中心導体13を保持する保持部材14は、例えば上下に2分割され、かつ、ヒンジを介して開閉可能に構成されており、前記中心導体13は、挟持部13bを保持部材14内に収納し、かつ、コンタクトピン13aを一端側から突出させた状態で保持される。そして、前記中心導体13を保持した状態の保持部材14を、第1筐体部材10の接続部11先端側から内部に挿通し、他端側を連結凸部12内に突出させた状態で、下部側に設けた係止部材14aを前記第1筐体部材10の内壁に係合させる。これにより、前記保持部材14に保持された中心導体13は、図3に示すように、コンタクトピン13aを接続部11の先端側に突出させた状態で水平に、かつ、前記接続部11と同心状に配置される。なお、連結凸部12内に突出する保持部材14の他端側には、前記連結凸部12の中心軸と合致する位置に、上下方向に貫通する貫通孔14bが設けられている。
図2,3に示すように、第2筐体部材20の接続部21には内周に外被C1を切除していない状態の同軸ケーブルCの先端部を挿入可能な挿入孔21aと、当該挿入孔21aと連結凹部22内とを連通する連通孔21bが設けられており、外周には当該接続部21を覆うカバー体33(図6,7参照)が係止される突起21cが設けられている。また、第2筐体部材20の連結凹部22には、前記第1筐体部材10の連結凸部12が嵌挿される円形状の凹陥部22aと、前記凹陥部22aの外周縁に凹溝部22bが同心状に設けられており、更に、前記連結凹部22の外周には後述するリング部材50が挿着される孔部22cが設けられている。
前記第2筐体部材20に配置される中心導体23は、一端にコンタクトピン23aを設け、かつ、他端にクリップ状の挟持部23bを設けて直線状に形成されており、また、前記中心導体23を保持する保持部材24は、例えば前後に2分割され、かつ、ヒンジを介して開閉可能に構成されており、前記中心導体23は、挟持部23bを保持部材24内に収納し、かつ、コンタクトピン23aを一端側から突出させた状態で保持される。そして、図3に示すように、前記中心導体23を保持した状態の保持部材24を、連結凹部22の凹陥部22a内に嵌着することにより、前記中心導体23はコンタクトピン23aを上方へ突出させた状態で垂直に、かつ、前記凹陥部22aと同心状に配置される。なお、前記凹陥部22a内に嵌着される保持部材24の接続部21と対向する背部(後部)側には、前記接続部21の中心軸と合致する位置に挿通部24aが設けられている。
なお、図2において、40は第1筐体部材10の連結凸部12に設けたフランジ12aと第2筐体部材20の連結凹部22に設けた凹溝部22bとの間に介在される円形状のバネ部材、50は前記第1筐体部材10と第2筐体部材20とを回動可能に連結するためのC字型のリング部材である。前記リング部材50は先端側が開放され、中央部には第1筐体部材10の連結凸部12に設けた溝部12bに係合する円弧部51が設けられるとともに、先端側にはフック部52が設けられている。そして、前記リング部材50は、第2筐体部材20の連結凹部22に設けた孔部22cに挿着して、第1筐体部材10の連結凸部12に設けた溝部12cに円弧部51を係合させるとともに、先端側に設けたフック部52に挿着側とは反対側からコ字状の抜止部材53(図5参照)を装着することにより、前記孔部22cに対して抜脱不能に取付けることができる。
次に、図3ないし図5を参照しながら、コネクタ1を組立てる場合について説明する。コネクタ1の組み立てに当っては、図3に示すように、第1筐体部材10及び第2筐体部材20には前記の如く予め中心導体13,23を配置しておく。
つづいて、図3に示すように、第1筐体部材10の連結凸部12と、第2筐体部材20の連結凹部22とを対向させ、かつ、その間にバネ部材40を配置した状態で、図4に示すように、前記連結凸部12を連結凹部22の凹陥部22a内に嵌挿する。これにより、前記凹陥部22a内に垂直に配置されている保持部材24の上部が前記連結凸部12内に嵌合するとともに、前記保持部材24から上方に突出する中心導体23のコンタクトピン23aが、第1筐体部材10の接続部11に水平に配置されて前記連結凸部12内に突出している保持部材14の他端側に設けた貫通孔14bに挿入され、前記保持部材14に保持された中心導体13の挟持部13bに挟持される。また、前記バネ部材40は、連結凸部12に設けたフランジ12aと連結凹部22に設けた凹溝部22bとの間に挟持される。
この後、連結凹部22の外周に設けた孔部22cからリング部材50を挿着し、図5に示すように、前記連結凸部12の外周に設けた溝部12bに円弧部51を係合させることにより、前記第1筐体部材10は第2筐体部材20に対して抜脱不能に、かつ、前記第2筐体部材20に配置した中心導体23のコンタクトピン23aを中心として回動可能に取付けられる。また、図5に示すように、前記リング部材50の先端側に設けたフック部52に抜止部材53を装着することにより、前記リング部材50が孔部22cから抜脱するのを防ぐことが可能となる。
次に、図6,7を参照しながら、コネクタ1に同軸ケーブルCを接続する場合について説明する。前記コネクタ1に同軸ケーブルCを接続するに当っては、図6に示すように、外被C1を切除して編組線C2及び絶縁体C3を露出させ、かつ、前記編組線C2を外被C1の外側に折り返すとともに、前記絶縁体C3を切除して芯線C4を所定長さで露出させ、この状態で、前記芯線C4に端子ピン31を圧着する。また、同軸ケーブルCの外周にカバー体33を装着するとともに、前記端子ピン31の外周に絶縁性のスリーブ32を装着する。
つづいて、前記のように前処理を行った同軸ケーブルCの先端部を第2筐体部材20の接続部21に挿入すると、図7に示すように、外被C1の外側に折り返した編組線C2の端面が前記接続部21内部に形成された挿入孔21aと連通孔21bとの段部に当接するとともに、スリーブ32を介して前記連通孔21bに挿入された芯線C4に圧着した端子ピン31は、その先端部が連結凹部22の凹陥部22a内に垂直に配置されている保持部材24の挿通部24aに挿入され、前記保持部材24に保持されている中心導体23の挟持部23bに挟持される。
この後、前記同軸ケーブルCの先端部を挿入した接続部21を加締めるとともに、図7に示すように、前記同軸ケーブルCの外周に装着したカバー体33を接続部21側に移動させ、前記接続部21の外周に設けた突起21cに係合させることにより、前記同軸ケーブルCはコネクタ1に対して抜脱不能に取付けられる。
このように、本考案における第1の実施形態に係るコネクタ1は、第1筐体部材10の接続部11に保持部材14により保持した状態の中心導体13を、挟持部13b側が連結凸部12内に突出する状態で水平に配置するとともに、第2筐体部材20の連結凹部22に保持部材24により保持した状態の中心導体23を垂直に配置し、前記第1筐体部材10の連結凸部12を、前記第2筐体部材20の連結凹部22に嵌挿して、前記連結凹部22に配置した中心導体23のコンタクトピン23aを、前記連結凸部12内に突出している中心導体13の挟持部13bに挟持させるようにしたので、前記中心導体13,23同士の電気的な接続を、部品点数を増価させることなく簡易に行うことができる。
また、前記連結凹部22に嵌挿した連結凸部12の外周に設けた溝部12bに、前記連結凹部22の外周に設けた孔部22cからリング部材50を挿着して、その円弧部51を係合させることにより、第1筐体部材10を第2筐体部材20に対して回動可能に、かつ、抜脱不能に取付けることができるので、加締め作業等を必要とすることなく、簡易に作業を行うことができる。しかも、前記リング部材50の先端側に設けたフック部52に抜止部材53を装着することにより、前記リング部材50が連結凹部22の孔部22cから抜脱するのを防ぐことができる。
更に、前記連結凸部12に設けたフランジ12aと、前記連結凹部22に設けた凹溝部22bとの間にバネ部材40を介在させるようにしているので、高周波シールド性、電気的安定性を付与することができるとともに、回動時にガタツキを抑制したり所定の抵抗力を付与したりすることができる。
また、前記中心導体13,23同士の接続部分は、円筒状の連結凸部12及び連結凹部22によって保護されるため、外部からのノイズ等の侵入を防ぐことができる。
次に、本考案における第2の実施形態に係るコネクタ1Aについて、図8ないし図10を参照しながら説明する。前記コネクタ1Aは、第2筐体部材20に設けた接続部21Aを、同軸ケーブルCの外被C1を切除して露出させた編組線C2と絶縁体C3との間に挿入可能とした点で第1の実施形態と相違しており、以下、相違する部分についてのみ説明する。なお、図8ないし図10において、第1の実施形態と同一の部材については同一の符号を付して説明する。
図8に示すように、前記接続部21Aは、内周に前記同軸ケーブルCの絶縁体C3と略同径寸法の挿入孔21A1と、当該挿入孔21A1と第2筐体部材20に設けた連結凹部22の凹陥部22aとを連通する連通孔21A2が設けられている。また、外周には前記接続部21Aを覆うカバー体33A(図9,10参照)が係止される鍔部21A3が設けられているとともに、前記鍔部21A3から先端側にかけての外周は、前記同軸ケーブルCの編組線C2と係合することで抜け止めの役割を果たす波形状とされている。
つづいて、コネクタ1Aに同軸ケーブルCを接続する場合は、図9に示すように、外被C1を切除して編組線C2及び絶縁体C3を露出させ、かつ、前記編組線C2を外被C1の外側に折り曲げるとともに、絶縁体C3を切除して芯線C4を所定長さで露出させる。また、外被C1の外側にカバー体33A及びフェルール34を装着するとともに、露出させた芯線C4の外側に樹脂製のスリーブ32Aを装着する。
この状態で、前記絶縁体C3を接続部21A内に挿入すると、前記絶縁体C3の外側に設けられている編組線C2は接続部21Aの外側に覆い被さる状態(即ち、前記接続部21Aが編組線C2と絶縁体C3との間に挿入された状態)となるとともに、スリーブ32Aを介して接続部21Aの連通孔21A2に挿入された芯線C4は、その先端部が連結凹部22の凹陥部22aに配置した保護部材24の挿通部24aに挿通され、前記保護部材24に収納した中心導体23の挟持部23bに挟持される。
この後、図10に示すように、前記外被C1の外側に装着したフェルール34を接続部21A側に移動させて、同軸ケーブルCの先端側外周に圧着するとともに、前記外被C1の外側に装着したカバー体33Aを接続部21A側に移動させて、前記接続部21Aの外周に設けた鍔部21A3に係合させることにより、前記同軸ケーブルCを抜脱不能に取付けることができる。
次に、本考案における第3の実施形態に係るコネクタ1Bについて、図11ないし図15を参照しながら説明する。前記コネクタ1Bは、図11に示すように、第2筐体部材20の接続部21Bが同軸ケーブルの先端部に設けたオスのF型コネクタを接続可能なメスのF型コネクタとして構成されている点で第1及び第2の実施形態と相違しており、以下、第1及び第2の実施形態と相違する部分についてのみ説明する。なお、図11ないし図15において第1及び第2の実施形態と同一の部材については同一の符号を付して説明する。
図12,13に示すように、第2筐体部材20の接続部21Bには、両端部にクリップ状の挟持部23B1,23B2を設けた直線状の中心導体23Bが、樹脂製の保持部材24Bに保持された状態で水平に配置されている。前記保持部材24Bは例えば左右に2分割され、かつ、ヒンジを介して開閉可能に形成されており、前記中心導体23Bを内部に収納・保持している。そして、前記中心導体23Bを保持した保持部材24Bを、第2筐体部材20の接続部21B先端側から挿入し、その一端側を前記接続部21Bに連設した連結凹部22の凹陥部22a内に突出させた状態で、左右両側面に設けた係止部材24B3を前記第2筐体部材20の内壁に係合させることにより、図13に示すように、前記中心導体23Bは接続部21Bに沿って水平に、かつ、前記接続部21Bと同心状に配置される。なお、前記凹陥部22a内に突出する保持部材24Bの一端側の上部には、連結ピン60の下端が挿通される挿通孔24B1が、前記凹陥部22aの中心軸と合致する状態で設けられているとともに、前記接続部21Bの先端側に位置する他端側には、オスのF型コネクタの中心導体が挿通される挿通孔24B2が設けられている。また、前記接続部21Bの外周には図示しないねじ部が螺設されている。
つづいて、コネクタ1Bを組立てる場合は、図13に示すように、第1筐体部材10の連結凸部12と、第2筐体部材20の連結凹部22とを対向させ、かつ、その間に円形状のバネ部材40及び連結ピン60を配置した状態で、前記連結凸部12を連結凹部22の凹陥部22a内に嵌挿する。これにより、図14に示すように、連結ピン60の下端が、第2筐体部材20内に配置されて前記連結凹部22の凹陥部22aに突出している保持部材24Bの一端側に設けた挿通孔24B1に挿通され、前記保持部材24Bに保持された中心導体23Bの一方の挟持部23B1に挟持されるとともに、連結ピン60の上端は、第1筐体部材10に配置されて前記連結凸部12内に突出する保持部材14の他端側に設けた貫通孔14bに挿通され、前記保持部材14に保持された中心導体13の挟持部13bに挟持される。また、バネ部材40は前記連結凸部12に設けたフランジ12aと連結凹部22に設けた凹溝部22bとの間に挟持される。
この後、図15に示すように、前記連結凹部22の外周に設けた孔部22cからリング部材50を挿着し、その円弧部51を連結凸部12の外周に設けた溝部12bに係合させることにより、前記第1筐体部材10は第2筐体部材20に対して抜脱不能に、かつ、連結ピン60を中心として回動可能に連結することができる。また、図15に示すように、リング部材50の先端側に設けたフック部52にコ字状の抜止部材53を装着することにより、前記リング部材50の抜脱を防ぐことができる。
このように、第3の実施形態に係るコネクタ1Bにおいては、第1筐体部材10に配置した中心導体13と、第2筐体部材20に配置した中心導体23Bとを、連結ピン60をそれぞれの挟持部13b,23B1に挟持させることで電気的に接続することができるので、前記中心導体13,23B同士の接続を簡易に行うことができる。また、前記のように連結ピン60を使用する場合でも、保持部材14,24Bが軸受体の役割を兼ねるので、別途軸受体を用意する必要がなく、この結果、部品点数の増加を抑制できる。
次に、本考案における第4の実施形態に係るコネクタ1Cついて、図16ないし図20を参照しながら説明する。前記コネクタ1Cは、図16に示すように、第1筐体部材10の接続部11C及び第2筐体部材20の接続部21Bが、同軸ケーブルの先端部に設けたオスのF型コネクタを接続可能なメスのF型コネクタとして構成され、中継用のコネクタとして使用可能に構成されている点で、第1ないし第3の実施形態と相違しており、以下、第1ないし第3の実施形態と相違する部分についてのみ説明する。なお、図16ないし図20において第1ないし第3の実施形態と同一の部材については同一の符号を付して説明する。
図17,18に示すように、第1筐体部材10の接続部11Cには、両端にクリップ状の挟持部13C1,13C2を設けた直線状の中心導体13Cが、樹脂製の保持部材14Cにより保持された状態で水平に配置されている。前記保持部材14Cは例えば上下に2分割され、かつ、ヒンジを介して開閉可能に形成されており、前記中心導体13Cを内部に収納・保持している。そして、前記中心導体13Cを保持した保持部材14Cを、第1筐体部材10の接続部11C先端側から挿入し、その一端側を前記接続部11Cに連設した連結凸部12内に突出させた状態で、下部側に設けた係止部材14C1を前記第1筐体部材10の内壁に係合させることにより、図18に示すように、前記中心導体13Cは接続部11Cに沿って水平に、かつ、前記接続部11Cと同心状に配置される。なお、連結凸部12内に突出する保持部材14Cの一端側には、前記連結凸部12の中心軸と合致する位置に、連結ピン60の上端が挿通される貫通孔14C2が上下方向に貫通した状態で設けられているとともに、接続部11Cの先端側に位置する保持部材14Cの他端側には、オスのF型コネクタの中心導体が挿通される挿通孔14C3が形成されている。また、前記接続部11Cの外周には図示しないねじ部が螺設されている。
つづいて、コネクタ1Cを組立てる場合は、図18に示すように、第1筐体部材10の連結凸部12と第2筐体部材20の連結凹部22とを対向させ、かつ、その間にバネ部材40と連結ピン60とを配置した状態で、前記連結凸部12を連結凹部22の凹陥部22a内に嵌挿する。これにより、図19に示すように、前記連結ピン60の上端が、連結凸部12内に突出している保持部材14Cの一端側に設けた貫通孔14C2に挿通され、前記保持部材14Cに保持された中心導体13Cの一端側の挟持部13C2に挟持されるとともに、前記連結ピン60の下端は、連結凹部22の凹陥部22a内に突出している保持部材24Bの上部側に設けた挿通孔24B1に挿通され、前記保持部材24Bに保持された中心導体23Bの他端側の挟持部23B1に挟持される。また、前記バネ部材40は前記連結凸部12の外周に設けたフランジ12aと前記連結凹部22に設けた凹溝部22bとの間に挟着される。
この後、図20に示すように、前記連結凹部22の外周に設けた孔部22cからリング部材50を挿着し、その円弧部51を前記連結凸部12の外周に設けた溝部12bに係合させることにより、前記第1筐体部材10は第2筐体部材20に対して抜脱不能に、かつ、連結ピン60を中心として回動可能に取付けられる。また、図20に示すように、前記リング部材50の先端側に設けたフック部52にコ字状の抜止部材53を装着することにより、前記リング部材50を孔部22cから抜脱不能とすることができる。
以上のように組み立てられたコネクタ1Cは、第1及び第2筐体部材10,20の各接続部11C,21BがメスのF型コネクタとして構成されているので、当該接続部11C,21Bにそれぞれ同軸ケーブルの先端部に設けたオスのF型コネクタを接続することにより、中継用のコネクタとして使用することが可能となる。
1,1A,1B,1C コネクタ
10 第1筐体部材
11,11C 接続部
12 連結凸部
12a フランジ
12b 溝部
12c ストッパー
13,13C 中心導体
13a コンタクトピン
13b,13C1,13C2 挟持部
14,14C 保持部材
14a,14C1 係止部材
14b,14C2 貫通孔
14C3 挿通孔
15 リング部材
20 第2筐体部材
21,21A,21B 接続部
22 連結凹部
22a 凹陥部
22b 凹溝部
22c 孔部
23,23B 中心導体
23a コンタクトピン
23b,23B1,23B2 挟持部
24,24B 保持部材
24a 挿通部
24B1,24B2 挿通孔
24B3 係止部材
31 端子ピン
32,32A スリーブ
33,33A カバー体
34 フェルール
40 バネ部材
50 リング部材
51 円弧部
52 フック部
53 抜止部材
60 連結ピン

Claims (4)

  1. 水平方向へ延びる円筒状の接続部及びこれと直交する状態で連設した円筒状の連結凸部を有してL字状に形成された金属製の第1筐体部材と、
    樹脂製の保持部材に保持され、一端側を前記連結凸部内に突出させた状態で前記接続部に水平に配置される金属製の中心導体と、
    水平方向へ延びる円筒状の接続部及びこれと直交する状態で連設した有底筒状の連結凹部を有する金属製の第2筐体部材と、
    樹脂製の保持部材に保持された状態で前記連結凹部に垂直に配置される金属製の中心導体とを備え、
    前記第1筐体部材の連結凸部を前記第2筐体部材の連結凹部に嵌挿して、前記連結凹部に垂直に配置される中心導体の一端から上方に向けて突出するコンタクトピンを、前記第1筐体部材の接続部に水平に配置されて前記連結凸部内に突出する中心導体の一端に設けた挟持部に挟持させるとともに、
    前記連結凹部に設けた孔部からC字状のリング部材を挿着して前記連結凸部に設けた溝部に係合させることにより、前記第1筐体部材と第2筐体部材とを抜脱不能に、かつ、前記コンタクトピンを中心として回動可能に連結するようにした
    ことを特徴とする同軸ケーブル用コネクタ。
  2. 水平方向へ延びる円筒状の接続部及びこれと直交する状態で連設した円筒状の連結凸部を有してL字状に形成された金属製の第1筐体部材と、
    樹脂製の保持部材に保持され、一端側を前記連結凸部内に突出させた状態で前記接続部に水平に配置される金属製の中心導体と、
    水平方向へ延びる円筒状の接続部及びこれと直交する状態で連設した有底筒状の連結凹部を有する金属製の第2筐体部材と、
    樹脂製の保持部材に保持され、一端側を前記連結凹部内に突出させた状態で前記接続部に水平に配置される金属製の中心導体とを備え、
    前記第1筐体部材の連結凸部及び前記第2筐体部材の連結凹部の中心軸に沿って連結ピンを配置した状態で、前記連結凸部を連結凹部に嵌挿し、
    前記第1筐体部材の接続部に水平に配置されて前記連結凸部内に突出する中心導体の一端に設けた挟持部と、前記第2筐体部材の接続部に水平に配置されて前記連結凹部に突出する中心導体の一端に設けた挟持部とに連結ピンを挟持させるとともに、
    前記連結凹部に設けた孔部からC字状のリング部材を挿着して前記連結凸部に設けた溝部に係合させることにより、前記第1筐体部材と第2筐体部材とを抜脱不能に、かつ、連結ピンを中心として回動可能に連結するようにした
    ことを特徴とする同軸ケーブル用コネクタ。
  3. 前記リング部材には抜止部材を装着するようにしたことを特徴する請求項1または2に記載の同軸ケーブル用コネクタ。
  4. 前記連結凸部と連結凹部との間にはバネ部材を介在させるようにしたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の同軸ケーブル用コネクタ。
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