JP3234039U - シートベルト引き出し補助具 - Google Patents
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Abstract
【課題】自動車の運転乗車に当たってシートベルト引き出し時に、シートベルトの取り出し部が後ろに遠すぎると感じる人のために、シートベルト取り出し部をより近くにする、安価で引き出しやすい延長フックを提供する。【解決手段】延長フック4は、ループ状の可撓性延長テープと、可撓性延長テープとシートベルト1とを結合するアルミプレートを備える。アルミプレートは比較的に軟らかいため加工が容易でシートベルト1を傷つけることが少ない。可撓性延長テープとアルミプレートとはシートベルト1への取り付け前に接着剤とアルミプレートの曲げ締めにて固着しておく。アルミプレートの開口部内側には両面テープが貼られ、シートベルト1のトングの下で、トングストッパーの直下または直上に、シートベルト1を挟んでアルミプレートの開口部を閉じ、シートベルト1に固定装着する。【選択図】図1
Description
本考案は自動車の運転乗車にあたってシートベルト引き出し時に、シートベルトの取り出し部が後ろに遠すぎると感じる人のために、シートベルトの取り出し部をより近くするためのものである。
自動車のシートベルトの引き出し位置が遠いと感じる人のために、今までに種々の考案がなされて来ているが、その内のシートベルトに延長フックを手前側に向けて取り付け、引き出し易くしたものについて二種類がある。その一つはシートベルトには収納時にトングを止めるトングストッパーがあり、トングはトングストッパーの上方に止まっている。
シートベルトの引き出し時にはトングは上方にスライドして、バックルにセットさせることになるが、このトングより上方に延長フックを取り付けるタイプにおいては、延長フックはトングと共にスライドさせる必要がある。一方延長フックをトングの下方に取り付けるタイプにおいては、トングのスライドに付いて行く必要がないため、シートベルトに固定させることができる。延長フックで引き出した後は、トングに持ち替えてトングをスライドさせてバックルにセットすることになるが、延長フックがシートベルトに固定されている場合は腰近くに残してくることになる。本考案では安価であることと、取り付け上の容易さから上記の延長フックをトングの下方で、トングストッパーの直下またはトングストッパーの直上に固定して取り付けるタイプについて発展させたものである。
シートベルトの引き出し時にはトングは上方にスライドして、バックルにセットさせることになるが、このトングより上方に延長フックを取り付けるタイプにおいては、延長フックはトングと共にスライドさせる必要がある。一方延長フックをトングの下方に取り付けるタイプにおいては、トングのスライドに付いて行く必要がないため、シートベルトに固定させることができる。延長フックで引き出した後は、トングに持ち替えてトングをスライドさせてバックルにセットすることになるが、延長フックがシートベルトに固定されている場合は腰近くに残してくることになる。本考案では安価であることと、取り付け上の容易さから上記の延長フックをトングの下方で、トングストッパーの直下またはトングストッパーの直上に固定して取り付けるタイプについて発展させたものである。
特許文献2は延長フックをトングの下方に取り付けるタイプであるが、塩ビ製フックをベルトに固定するに当たり、どうやってベルトに通すのか後付けでは不可能である。また別実施例では輪にした紐をベルトに縫着することになっているが、安全上重要なシートベルトに針を入れることには抵抗がある思われる。これに対し、本考案はシートベルトには一切傷を付けることなく、安価で容易に後付けができ、また容易に取り外しができることを目指したものである。
本考案は手を引っ掛ける延長フックに、万一ドアに延長フックを挟んでもドアを傷付けることの少ない布またはその他の比較的軟らかい可撓性延長テープを使用することと、可撓性延長テープとシートベルトとを結合するアルミプレートを使用することである。アルミプレートは比較的軟らかいため、加工が容易でシートベルトを傷つけることが少ない。可撓性延長テープとアルミプレートとは事前に接着剤とアルミプレートの曲げ締めにて固着しておく。アルミプレートとシートベルトとの固定には、両面テープとプライヤー等の工具を併用したアルミプレートの曲げ締めにより、容易に固定できる。また取り外す時は再使用を考慮しなければ比較的容易にシートベルトを痛めずに取り外すことができる。
使用に当たっては延長フックをある程度引き出した後、トングに持ち替えてバックルにセットさせる。この時延長フックはシートベルトに固定されているため、延長フックは腰近くに残してくることになる。なお、本延長フック用の可撓性延長テープは比較的張りのある材質でないと垂れたりつぶれたりしやすいため、布製の延長テープの場合は内側に補強用テープを追加しておく場合もある。また本考案の延長フックの取り付け前の保存状態の時には三角形の発泡スチロールと輪ゴム一つで変形を防ぐ保存状態が可能である。
シートベルトを解除する時はバックルを押せば自然に元の状態に戻るが、軽くガイドする習慣にしておくと戻る位置が安定する。
使用に当たっては延長フックをある程度引き出した後、トングに持ち替えてバックルにセットさせる。この時延長フックはシートベルトに固定されているため、延長フックは腰近くに残してくることになる。なお、本延長フック用の可撓性延長テープは比較的張りのある材質でないと垂れたりつぶれたりしやすいため、布製の延長テープの場合は内側に補強用テープを追加しておく場合もある。また本考案の延長フックの取り付け前の保存状態の時には三角形の発泡スチロールと輪ゴム一つで変形を防ぐ保存状態が可能である。
シートベルトを解除する時はバックルを押せば自然に元の状態に戻るが、軽くガイドする習慣にしておくと戻る位置が安定する。
本考案により、シートベルト引き出し時にシートベルトの取り出し部が後ろに遠すぎると感じる人にとって、より楽な姿勢でのシートベルト取り出しができる。シートベルトのバックルへの装着と解除の方法については従来と同じである。
本考案の延長フックをシートベルトから取り外す時は、延長フック器具は変形するが、シートベルトを痛めることなく取り外すことができる。
本考案の延長フックをシートベルトから取り外す時は、延長フック器具は変形するが、シートベルトを痛めることなく取り外すことができる。
図1に本考案の実施例を装着した乗員が乗っていない状態における車内から見た斜視図を示す。図において1はシートベルト、2はトング、3はトングストッパー、4が本考案の延長フックを示している。延長フックはトングの下で、トングストッパーの直下または直上に固定される。5はシートベルトの使用時にトングを受けるバックルである。
図2は本考案の実施例で乗員は表示していないが、シートベルトを使用した状態を示す斜視図である。本考案の延長フック4はベルトに固定しているため、乗員の腰近くに残してくることになる。
図3は本考案のアルミプレート6の展開図である。展開図の中の実線は折り曲げ位置を示している。二点鎖線で示すのはシートベルト1の仮想位置である。
図4はループ状にした可撓性延長テープ7とアルミプレート6とを事前に結合する方法を示す平面図で、下側の可撓性延長テープはアルミプレートの中央付近まで、上側の可撓性延長テープはアルミ折り曲げ位置まで接着すると共にアルミプレートにて曲げ締めしておく。
図5は事前に貼っておく保護シート付きの両面テープの貼り付け位置を示す平面図で、図におけるアルミプレート6の中央左側と中央右側のほぼ全面に中央部両面テープ8を、残った折り曲げ部の上下に折り曲げ部両面テープ9を張り付けておく。
図6は可撓性延長テープ7を布製と仮定、張りが不足してしていると考えられる場合は補強テープ10を追加して布テープをつぶれにくくした例を示している。なお可撓性延長テープとしては、布以外に皮革、不織布、合成樹脂等が考えられる。可撓性延長テープは接着剤とアルミプレートの曲げ締めにより固着され、アルミプレートの中央部は途中まで折り曲げられて、両面テープは図示していないが両面テープの保護シートが取り外されたシートベルトへの取り付け直前の状態を示す側面図である。
図7は本考案の延長フックのシートベルトへの取り付け前で、両面テープの保護シートが取り外されていない状態の時に、三角形の発泡スチロール11と輪ゴム12でアルミプレートの変形を防ぐ保存状態を示す側面図である。輪ゴムは三角形発泡スチロールの切り欠き部13から始まって捩じりながら元の切り欠き部に戻る一本の輪ゴムで可能である。
図8は本考案の延長フックのシートベルトへの取り付け状態を示す正面図である。トングストッパー3の直下または直上に装着する。14はアルミプレート表面に貼られた装飾用シールを示している。
図2は本考案の実施例で乗員は表示していないが、シートベルトを使用した状態を示す斜視図である。本考案の延長フック4はベルトに固定しているため、乗員の腰近くに残してくることになる。
図3は本考案のアルミプレート6の展開図である。展開図の中の実線は折り曲げ位置を示している。二点鎖線で示すのはシートベルト1の仮想位置である。
図4はループ状にした可撓性延長テープ7とアルミプレート6とを事前に結合する方法を示す平面図で、下側の可撓性延長テープはアルミプレートの中央付近まで、上側の可撓性延長テープはアルミ折り曲げ位置まで接着すると共にアルミプレートにて曲げ締めしておく。
図5は事前に貼っておく保護シート付きの両面テープの貼り付け位置を示す平面図で、図におけるアルミプレート6の中央左側と中央右側のほぼ全面に中央部両面テープ8を、残った折り曲げ部の上下に折り曲げ部両面テープ9を張り付けておく。
図6は可撓性延長テープ7を布製と仮定、張りが不足してしていると考えられる場合は補強テープ10を追加して布テープをつぶれにくくした例を示している。なお可撓性延長テープとしては、布以外に皮革、不織布、合成樹脂等が考えられる。可撓性延長テープは接着剤とアルミプレートの曲げ締めにより固着され、アルミプレートの中央部は途中まで折り曲げられて、両面テープは図示していないが両面テープの保護シートが取り外されたシートベルトへの取り付け直前の状態を示す側面図である。
図7は本考案の延長フックのシートベルトへの取り付け前で、両面テープの保護シートが取り外されていない状態の時に、三角形の発泡スチロール11と輪ゴム12でアルミプレートの変形を防ぐ保存状態を示す側面図である。輪ゴムは三角形発泡スチロールの切り欠き部13から始まって捩じりながら元の切り欠き部に戻る一本の輪ゴムで可能である。
図8は本考案の延長フックのシートベルトへの取り付け状態を示す正面図である。トングストッパー3の直下または直上に装着する。14はアルミプレート表面に貼られた装飾用シールを示している。
自動車を利用する若い人を含む大部分の人は、本考案の装置を必要としないと思われるが、高齢者を含む一部の人は本考案の装置を必要としていると思われる。したがって本考案は自動車の改良というより、オプションとして利用されることを目的としている。
1 シートベルト
2 トング
3 トングストッパー
4 延長フック
5 バックル
6 アルミプレート
7 可撓性延長テープ
8 中央部両面テープ
9 折り曲げ部両面テープ
10 補強テープ
11 三角形発泡スチロール
12 輪ゴム
13 三角形発泡スチロールの切り欠き部
14 装飾用シール
2 トング
3 トングストッパー
4 延長フック
5 バックル
6 アルミプレート
7 可撓性延長テープ
8 中央部両面テープ
9 折り曲げ部両面テープ
10 補強テープ
11 三角形発泡スチロール
12 輪ゴム
13 三角形発泡スチロールの切り欠き部
14 装飾用シール
Claims (1)
- シートベルトの取り出し部をより近くするための延長フックとして、ループ状にした可撓性延長テープとアルミプレートとを事前に接着剤とアルミプレートの曲げ締めにて固着しておき、アルミプレートとシートベルトとの固定には、両面テープとプライヤー等の工具を併用したアルミプレートの曲げ締めにより、シートベルトのトングの下で、トングストッパーの直下または直上に固定装着するシートベルト引き出し補助具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020003069U JP3234039U (ja) | 2020-06-30 | 2020-06-30 | シートベルト引き出し補助具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020003069U JP3234039U (ja) | 2020-06-30 | 2020-06-30 | シートベルト引き出し補助具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3234039U true JP3234039U (ja) | 2021-09-16 |
Family
ID=77657758
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020003069U Active JP3234039U (ja) | 2020-06-30 | 2020-06-30 | シートベルト引き出し補助具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3234039U (ja) |
-
2020
- 2020-06-30 JP JP2020003069U patent/JP3234039U/ja active Active
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Legal Events
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