JP3232626B2 - インクジェットヘッドブロック - Google Patents
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- ink
- hole
- cartridge case
- jet head
- head
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- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/17—Ink jet characterised by ink handling
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- B41J2/17503—Ink cartridges
- B41J2/17526—Electrical contacts to the cartridge
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- B41J2/135—Nozzles
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- B41J2/14201—Structure of print heads with piezoelectric elements
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- B41J2002/14491—Electrical connection
Landscapes
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- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、インク滴をノズルから
吐出させて印字する、いわゆるオンデマンド型のインク
ジェットヘッドブロックに関する。
吐出させて印字する、いわゆるオンデマンド型のインク
ジェットヘッドブロックに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来よりオンデマンド型のインクジェッ
トヘッドとして、インク流路をヘッド端面にほぼ平行
に、かつその一端が中心部に整列するように設け、各イ
ンク流路の中心部側の端部に、流路基板を貫通するノズ
ルを設け、インク滴をインク流路と直交方向に飛翔させ
るもの、例えば、特開昭５５−１４２６１号公報（従来
例１）、特公昭５９−４３０９号公報（従来例２）など
がある。
トヘッドとして、インク流路をヘッド端面にほぼ平行
に、かつその一端が中心部に整列するように設け、各イ
ンク流路の中心部側の端部に、流路基板を貫通するノズ
ルを設け、インク滴をインク流路と直交方向に飛翔させ
るもの、例えば、特開昭５５−１４２６１号公報（従来
例１）、特公昭５９−４３０９号公報（従来例２）など
がある。
【０００３】上記の従来例１では、インク流路へインク
を供給するために、全てのインク流路の外周側の端部が
リング状のインク溜室に連通しており、このインク溜室
の一部から外方に向ってインク供給口が突出している。
インク供給口へインクを供給する構造及びインク流路中
に設けてある加圧室の圧電素子に電力を供給する手段に
ついては何等開示されていない。
を供給するために、全てのインク流路の外周側の端部が
リング状のインク溜室に連通しており、このインク溜室
の一部から外方に向ってインク供給口が突出している。
インク供給口へインクを供給する構造及びインク流路中
に設けてある加圧室の圧電素子に電力を供給する手段に
ついては何等開示されていない。
【０００４】上記の従来例２では、インク流路を複数の
層に分散して設けてあり、ノズルを高密度化している。
インク供給路は後方に向って突設してあるが、このイン
ク供給路へインクを供給する構造及びインク流路中のイ
ンクを加圧して飛翔させる手段については何等開示され
ていない。
層に分散して設けてあり、ノズルを高密度化している。
インク供給路は後方に向って突設してあるが、このイン
ク供給路へインクを供給する構造及びインク流路中のイ
ンクを加圧して飛翔させる手段については何等開示され
ていない。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】従来例１では、インク
供給口が外方に向って突出しているので、このインク供
給口へインクを供給するためには、更にその外方にイン
クタンクを配置する必要があり、面方向にスペースが大
きくなるばかりでなく、また単に積み重ねるなどによる
組立は不可能で、組立の自動化に適さないものである。
供給口が外方に向って突出しているので、このインク供
給口へインクを供給するためには、更にその外方にイン
クタンクを配置する必要があり、面方向にスペースが大
きくなるばかりでなく、また単に積み重ねるなどによる
組立は不可能で、組立の自動化に適さないものである。
【０００６】また従来例２では、個々のインク供給路は
後方に向って突設しており、それぞれにインクを供給す
る必要があるので、面方向にはスペースは大きくならな
いが厚み方向は大になり、インクタンクとの連通手段も
必要で、構造が複雑となり、上例と同様に単に積み重ね
るなどによる組立は不可能で、組立の自動化に適さない
ものである。
後方に向って突設しており、それぞれにインクを供給す
る必要があるので、面方向にはスペースは大きくならな
いが厚み方向は大になり、インクタンクとの連通手段も
必要で、構造が複雑となり、上例と同様に単に積み重ね
るなどによる組立は不可能で、組立の自動化に適さない
ものである。
【０００７】そこで本発明の目的は、組立性の向上を図
り、面方向にも厚み方向にもスペースを小さくすること
を可能にし、最短距離でインクをカートリッジケースか
らインクジェットヘッドへインク洩れなく供給すること
を可能にする。
り、面方向にも厚み方向にもスペースを小さくすること
を可能にし、最短距離でインクをカートリッジケースか
らインクジェットヘッドへインク洩れなく供給すること
を可能にする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項１の発明に係るインクジェットヘッドブロ
ックは、インクが収納され、底壁にインク孔を設け、該
底壁に位置決め部を有するヘッド収納部が設けられてい
るカートリッジケースと、前記ヘッド収納部に積層する
とき、前記位置決め部で位置合わせを行うヘッド位置合
わせ部と、カートリッジケースのインク孔に対向して設
けられ、該インク孔を通して前記インクの供給を受ける
インク供給孔と、前記インク供給孔と連通するインク流
路と、前記インク流路の先端に設けられ、前記インク孔
からのインク供給方向と同じ方向にインクを吐出するノ
ズルと、前記インク供給孔側でかつ前記インク流路に対
応して設けられ、前記ノズルより前記インクを吐出させ
るインク吐出手段とを有し、前記ノズルと前記インク流
路とは実質的に直交するように形成されているインクジ
ェットヘッドと、前記カートリッジケースの底壁とイン
クジェットヘッドの間に介在され、貫通孔を有する弾性
部材とを備え、前記カートリッジケースと前記インクジ
ェットヘッドとは前記弾性部材を圧縮した積層状態で固
定され、前記圧縮された弾性部材の貫通孔を介して前記
インク孔とインク供給孔との間を連通させたことを特徴
とする。請求項２の発明は、請求項１において、前記カ
ートリッジケースの底壁とインクジェットヘッドの間
に、電気接続部材が前記インク吐出手段に押圧可能に配
されているとともに、前記弾性部材には前記電気接続部
材をインク吐出手段に押圧する凸状の押圧部が一体に設
けられており、前記カートリッジケースと前記インクジ
ェットヘッドが前記弾性部材を圧縮した積層状態で固定
されたとき、前記弾性部材の押圧部により前記電気接続
部材がインク吐出手段に押圧されることを特徴とする。
請求項３の発明は、請求項１又は２において、前記イン
クジェットヘッドのノズル面に、前記ノズルと対向する
透孔が形成されている補強板を有することを特徴とす
る。
めに、請求項１の発明に係るインクジェットヘッドブロ
ックは、インクが収納され、底壁にインク孔を設け、該
底壁に位置決め部を有するヘッド収納部が設けられてい
るカートリッジケースと、前記ヘッド収納部に積層する
とき、前記位置決め部で位置合わせを行うヘッド位置合
わせ部と、カートリッジケースのインク孔に対向して設
けられ、該インク孔を通して前記インクの供給を受ける
インク供給孔と、前記インク供給孔と連通するインク流
路と、前記インク流路の先端に設けられ、前記インク孔
からのインク供給方向と同じ方向にインクを吐出するノ
ズルと、前記インク供給孔側でかつ前記インク流路に対
応して設けられ、前記ノズルより前記インクを吐出させ
るインク吐出手段とを有し、前記ノズルと前記インク流
路とは実質的に直交するように形成されているインクジ
ェットヘッドと、前記カートリッジケースの底壁とイン
クジェットヘッドの間に介在され、貫通孔を有する弾性
部材とを備え、前記カートリッジケースと前記インクジ
ェットヘッドとは前記弾性部材を圧縮した積層状態で固
定され、前記圧縮された弾性部材の貫通孔を介して前記
インク孔とインク供給孔との間を連通させたことを特徴
とする。請求項２の発明は、請求項１において、前記カ
ートリッジケースの底壁とインクジェットヘッドの間
に、電気接続部材が前記インク吐出手段に押圧可能に配
されているとともに、前記弾性部材には前記電気接続部
材をインク吐出手段に押圧する凸状の押圧部が一体に設
けられており、前記カートリッジケースと前記インクジ
ェットヘッドが前記弾性部材を圧縮した積層状態で固定
されたとき、前記弾性部材の押圧部により前記電気接続
部材がインク吐出手段に押圧されることを特徴とする。
請求項３の発明は、請求項１又は２において、前記イン
クジェットヘッドのノズル面に、前記ノズルと対向する
透孔が形成されている補強板を有することを特徴とす
る。
【０００９】また上記のインク吐出手段に電力を供給す
る電気接続部材をインクジェットヘッドに対して積層状
態で固定すると、組立性の向上に一層有効である。
る電気接続部材をインクジェットヘッドに対して積層状
態で固定すると、組立性の向上に一層有効である。
【００１０】上記の電気接続部材としては、フレキシブ
ルケーブルや金属リードフレーム等が用いられる。
ルケーブルや金属リードフレーム等が用いられる。
【００１１】またカートリッジケースのインク孔とイン
クジェットヘッドのインク供給孔とを連通しかつシール
する弾性部材を設け、インク洩れの防止を図っている。
さらにこの弾性部材に、電気接続部材をインク吐出手段
に押圧する押圧部を一体に形成し、電気接続の確実化を
図っている。
クジェットヘッドのインク供給孔とを連通しかつシール
する弾性部材を設け、インク洩れの防止を図っている。
さらにこの弾性部材に、電気接続部材をインク吐出手段
に押圧する押圧部を一体に形成し、電気接続の確実化を
図っている。
【００１２】
【００１３】
【実施例】図１に示すように、上方にカートリッジケー
スＡと、下方にインクジェットヘッドＢとが積層状態で
固定してある。カートリッジケースＡは、図１及び図４
に示すように、内部にスポンジに含浸させたインク１を
収納し、蓋２で封止したもので、蓋２には空気孔２ａが
開設してある。カートリッジケースＡの蓋２と反対側の
壁３の外部に、ヘッド収納部３ａが設けてある。壁３に
はインク孔３ｂが設けてあり、カートリッジケースＡの
内部とヘッド収納部３ａとの間を連通させており、また
この壁３にはヘッド収納部３ａ側へ向けて、インク孔３
ｂに連通するようにパイプ３ｃが形成されている。イン
ク孔３ｂ内には、フィルタ３ｄが取り付けてあり、イン
ク中のごみなどを除去してインクジェットヘッドＢへ侵
入するのを防止するようにしている。図４に示すカート
リッジケースＡには、その外周面の一部に電気接続部材
Ｃの引出部分を収納する凹部３ｅが設けてある。またヘ
ッド収納部３ａ内に収納される部材の位置決め凹部３
ｆ，３ｆが設けてある。
スＡと、下方にインクジェットヘッドＢとが積層状態で
固定してある。カートリッジケースＡは、図１及び図４
に示すように、内部にスポンジに含浸させたインク１を
収納し、蓋２で封止したもので、蓋２には空気孔２ａが
開設してある。カートリッジケースＡの蓋２と反対側の
壁３の外部に、ヘッド収納部３ａが設けてある。壁３に
はインク孔３ｂが設けてあり、カートリッジケースＡの
内部とヘッド収納部３ａとの間を連通させており、また
この壁３にはヘッド収納部３ａ側へ向けて、インク孔３
ｂに連通するようにパイプ３ｃが形成されている。イン
ク孔３ｂ内には、フィルタ３ｄが取り付けてあり、イン
ク中のごみなどを除去してインクジェットヘッドＢへ侵
入するのを防止するようにしている。図４に示すカート
リッジケースＡには、その外周面の一部に電気接続部材
Ｃの引出部分を収納する凹部３ｅが設けてある。またヘ
ッド収納部３ａ内に収納される部材の位置決め凹部３
ｆ，３ｆが設けてある。
【００１４】インクジェットヘッドＢの例を図１〜４に
示している。図１〜３に示す例はノズル数１２のヘッド
であり、図４に示す例はノズル数２２のヘッドであり、
外形や流路の形状も僅かに異なるがその構成は実質的に
同一である。プラスチック成形，金属またはガラスのエ
ッチング等によってインク流路４ａ…を有する流路基板
４が形成してあり、インク流路４ａの内端部から流路基
板４を板厚方向に貫通するノズル４ｂ…が形成してあ
る。したがってノズル４ｂとインク流路４ａとは実質的
に直交するように形成されている。各インク流路４ａの
中間部には加圧室４ｃ…が設けてある。インク流路４ａ
…の外周部には、ほぼリング状のインク溜室４ｄが設け
てあり、各インク流路４ａの外端部が連通している。図
４に示す流路基板４には、その外周部から位置決め突起
４ｅ，４ｅが突設してある。
示している。図１〜３に示す例はノズル数１２のヘッド
であり、図４に示す例はノズル数２２のヘッドであり、
外形や流路の形状も僅かに異なるがその構成は実質的に
同一である。プラスチック成形，金属またはガラスのエ
ッチング等によってインク流路４ａ…を有する流路基板
４が形成してあり、インク流路４ａの内端部から流路基
板４を板厚方向に貫通するノズル４ｂ…が形成してあ
る。したがってノズル４ｂとインク流路４ａとは実質的
に直交するように形成されている。各インク流路４ａの
中間部には加圧室４ｃ…が設けてある。インク流路４ａ
…の外周部には、ほぼリング状のインク溜室４ｄが設け
てあり、各インク流路４ａの外端部が連通している。図
４に示す流路基板４には、その外周部から位置決め突起
４ｅ，４ｅが突設してある。
【００１５】流路基板４のインク流路４ａ側の面には、
振動板５が接合してある。振動板５には、カートリッジ
ケースＡのインク孔３ｂに対向してインク供給孔５ａが
設けてあり、流路基板４のインク溜室４ｄに連通してい
る。また各加圧室４ｃに対向する位置の外面に、インク
吐出手段６…である圧電素子が導電性接着剤などにより
貼着してあり、圧電素子６の両面に電極６ａ及び６ｂが
形成してある。この実施例では振動板５をリン青銅など
の導電部材で構成しているので、振動板に接合する各電
極６ｂがコモン電極となる。
振動板５が接合してある。振動板５には、カートリッジ
ケースＡのインク孔３ｂに対向してインク供給孔５ａが
設けてあり、流路基板４のインク溜室４ｄに連通してい
る。また各加圧室４ｃに対向する位置の外面に、インク
吐出手段６…である圧電素子が導電性接着剤などにより
貼着してあり、圧電素子６の両面に電極６ａ及び６ｂが
形成してある。この実施例では振動板５をリン青銅など
の導電部材で構成しているので、振動板に接合する各電
極６ｂがコモン電極となる。
【００１６】図１及び図４に示すように、カートリッジ
ケースＡとインクジェットヘッドＢとの間には、電気接
続部材Ｃであるフレキシブルケーブル７が積層状態で固
定してある。フレキシブルケーブル７には圧電素子６に
電力を供給するための図示しない導電パターンと、コモ
ン導電パターンとが形成してあり、一端部が圧電素子６
の電極６ａ及び振動板５に押圧されると共に、他端部は
カートリッジケースＡの外部に引き出されている。また
図４に示すフレキシブルケーブル７の外周部には、位置
決め用凹部７ａが形成してある。
ケースＡとインクジェットヘッドＢとの間には、電気接
続部材Ｃであるフレキシブルケーブル７が積層状態で固
定してある。フレキシブルケーブル７には圧電素子６に
電力を供給するための図示しない導電パターンと、コモ
ン導電パターンとが形成してあり、一端部が圧電素子６
の電極６ａ及び振動板５に押圧されると共に、他端部は
カートリッジケースＡの外部に引き出されている。また
図４に示すフレキシブルケーブル７の外周部には、位置
決め用凹部７ａが形成してある。
【００１７】フレキシブルケーブル７とカートリッジケ
ースＡの底壁３との間に、弾性部材である圧接ゴム８を
介在させている。圧接ゴム８にはパイプ３ｃに嵌合可能
な凹部８ａと、インク孔３ｂに連通する貫通孔８ｂとが
設けられており、インク孔３ｂとインク供給孔５ａとを
連通すると共に、フレキシブルケーブル７のコモン導電
パターンを振動板５に押圧する。また圧接ゴム８には凸
状の押圧部８ｃが一体に設けられており、フレキシブル
ケーブル７の導電パターンを圧電素子６の電極６ａに押
圧する。
ースＡの底壁３との間に、弾性部材である圧接ゴム８を
介在させている。圧接ゴム８にはパイプ３ｃに嵌合可能
な凹部８ａと、インク孔３ｂに連通する貫通孔８ｂとが
設けられており、インク孔３ｂとインク供給孔５ａとを
連通すると共に、フレキシブルケーブル７のコモン導電
パターンを振動板５に押圧する。また圧接ゴム８には凸
状の押圧部８ｃが一体に設けられており、フレキシブル
ケーブル７の導電パターンを圧電素子６の電極６ａに押
圧する。
【００１８】流路基板４のノズル面側に、金属プレート
からなる補強板９がねじ止めなどにより固定してある。
補強板９には、ノズル４ｂ…に対向する透孔９ａが開設
してある。
からなる補強板９がねじ止めなどにより固定してある。
補強板９には、ノズル４ｂ…に対向する透孔９ａが開設
してある。
【００１９】本発明のインクジェットヘッドブロックを
組み立てる際には、図４に示すように、インク１を収納
したカートリッジケースＡを、ヘッド収納部３ａを上向
き状態にして載置し、圧接ゴムの凹部８ａをパイプ３ｃ
に嵌合して圧接ゴム８を積層する。この上にフレキシブ
ルケーブル７を位置決め用凹部７ａで位置決めして積層
する。次いでその上にインクジェットヘッドＢをその位
置決め突起４ｅをカートリッジケースＡの位置決め凹部
３ｆで位置決めして積層し、最後に図示しない固定ねじ
等を用い補強板９をカートリッジケースＡに固着する
と、圧接ゴム８が圧縮状態となり、圧電素子６とフレキ
シブルケーブル７との間、及び振動板５とフレキシブル
ケーブル７との間の電気接続が確実となる。すなわち、
フレキシブルケーブル７のコモン導電パターンが振動板
５に当接し、これを介して圧電素子６の一方の面の電極
６ｂに導通されるとともに、押圧部８ｃによってフレキ
シブルケーブル７の導電パターンが圧電素子６の他方の
面の電極６ａに当接されている。従って各圧電素子６に
選択的に電力が供給可能である。また、貫通孔８ｂとイ
ンク孔３ｂとの間でインク洩れが無いように連通する。
これによってインク供給孔５ａが貫通孔８ｂ及びインク
孔３ｂに連通し、インク１がインク溜室４ｄに供給さ
れ、インク流路４ａを通ってノズル４ｂから吐出可能と
なる。この積層状態では、積層方向と、カートリッジケ
ースＡからインク供給孔５ａへのインク供給方向と、ノ
ズル４ｂからのインク吐出方向とが実質的に同一とな
る。尚、上記説明において、本発明の構成要素として、
カートリッジケースＡの位置決め用凹部３ｆはインクジ
ェットヘッドの位置決め部を、またインクジェットヘッ
ドＢの位置決め突起４ｅは上記位置決め部に位置合わせ
を行う為のヘッド位置合わせ部をそれぞれ構成する。
組み立てる際には、図４に示すように、インク１を収納
したカートリッジケースＡを、ヘッド収納部３ａを上向
き状態にして載置し、圧接ゴムの凹部８ａをパイプ３ｃ
に嵌合して圧接ゴム８を積層する。この上にフレキシブ
ルケーブル７を位置決め用凹部７ａで位置決めして積層
する。次いでその上にインクジェットヘッドＢをその位
置決め突起４ｅをカートリッジケースＡの位置決め凹部
３ｆで位置決めして積層し、最後に図示しない固定ねじ
等を用い補強板９をカートリッジケースＡに固着する
と、圧接ゴム８が圧縮状態となり、圧電素子６とフレキ
シブルケーブル７との間、及び振動板５とフレキシブル
ケーブル７との間の電気接続が確実となる。すなわち、
フレキシブルケーブル７のコモン導電パターンが振動板
５に当接し、これを介して圧電素子６の一方の面の電極
６ｂに導通されるとともに、押圧部８ｃによってフレキ
シブルケーブル７の導電パターンが圧電素子６の他方の
面の電極６ａに当接されている。従って各圧電素子６に
選択的に電力が供給可能である。また、貫通孔８ｂとイ
ンク孔３ｂとの間でインク洩れが無いように連通する。
これによってインク供給孔５ａが貫通孔８ｂ及びインク
孔３ｂに連通し、インク１がインク溜室４ｄに供給さ
れ、インク流路４ａを通ってノズル４ｂから吐出可能と
なる。この積層状態では、積層方向と、カートリッジケ
ースＡからインク供給孔５ａへのインク供給方向と、ノ
ズル４ｂからのインク吐出方向とが実質的に同一とな
る。尚、上記説明において、本発明の構成要素として、
カートリッジケースＡの位置決め用凹部３ｆはインクジ
ェットヘッドの位置決め部を、またインクジェットヘッ
ドＢの位置決め突起４ｅは上記位置決め部に位置合わせ
を行う為のヘッド位置合わせ部をそれぞれ構成する。
【００２０】図５は他の実施例を示しており、電気接続
部材Ｃとして、フレキシブルケーブルに代えて金属リー
ドフレーム１７を用いている。金属リードフレーム１７
はカートリッジケースＡにモールドされており、その内
端部に、圧電素子６の電極６ａに弾接する電気接続用接
片１７ａと、振動板５に弾接するコモン接片１７ｂとを
有し、その外端部はカートリッジケースＡの外周壁に露
出している。また圧接ゴムに代えて、パイプ３ｃに嵌合
する弾性部材であるパッキン１８を設け、このパッキン
にインク供給孔１８ａを設けてインク孔３ｂとインク供
給孔５ａとを連通している。その他の構成は先に示した
例と同様であって同一の符号を付している。
部材Ｃとして、フレキシブルケーブルに代えて金属リー
ドフレーム１７を用いている。金属リードフレーム１７
はカートリッジケースＡにモールドされており、その内
端部に、圧電素子６の電極６ａに弾接する電気接続用接
片１７ａと、振動板５に弾接するコモン接片１７ｂとを
有し、その外端部はカートリッジケースＡの外周壁に露
出している。また圧接ゴムに代えて、パイプ３ｃに嵌合
する弾性部材であるパッキン１８を設け、このパッキン
にインク供給孔１８ａを設けてインク孔３ｂとインク供
給孔５ａとを連通している。その他の構成は先に示した
例と同様であって同一の符号を付している。
【００２１】尚、流路基板４の強度が十分である場合に
は、補強板９を用いないでインクジェットヘッドＢをカ
ートリッジケースＡに圧接状態に保持し、両者間を接着
や超音波接合などにより固定させてもよい。
は、補強板９を用いないでインクジェットヘッドＢをカ
ートリッジケースＡに圧接状態に保持し、両者間を接着
や超音波接合などにより固定させてもよい。
【００２２】仮に、カートリッジケースからヘッドへの
インクの流れの方向が両者の積層方向と一致していない
場合には、インク供給用パイプ等を外部から取付ける必
要があり各部材を積層するだけで構成することはできな
い。例えば、前記従来例１のヘッドを用いた場合、ヘッ
ドの厚み方向（積層方向）と直交するようにパイプ等を
取付ける必要があるため、各部材を単純に一方向に積層
してヘッドを構成することは不可能である。
インクの流れの方向が両者の積層方向と一致していない
場合には、インク供給用パイプ等を外部から取付ける必
要があり各部材を積層するだけで構成することはできな
い。例えば、前記従来例１のヘッドを用いた場合、ヘッ
ドの厚み方向（積層方向）と直交するようにパイプ等を
取付ける必要があるため、各部材を単純に一方向に積層
してヘッドを構成することは不可能である。
【００２３】これに対し本発明によると、カートリッジ
ケースＡからインクジェットヘッドＢへのインクの流れ
の方向と、両者の積層方向とが実質的に一致しているた
め、カートリッジケースＡのインク孔３ｂとインクジェ
ットヘッドＢのインク供給孔５ａとが対向するように積
層するだけでインクの流れが確保でき、外部に他部材を
設ける必要がなく、製造工程が極めて簡単になる。上記
実施例では、インク洩れ防止のために弾性部材８，１８
を介在させているが、これもカートリッジケースＡおよ
びインクジェットヘッドＢと同様に積層すればよいので
製造は容易である。
ケースＡからインクジェットヘッドＢへのインクの流れ
の方向と、両者の積層方向とが実質的に一致しているた
め、カートリッジケースＡのインク孔３ｂとインクジェ
ットヘッドＢのインク供給孔５ａとが対向するように積
層するだけでインクの流れが確保でき、外部に他部材を
設ける必要がなく、製造工程が極めて簡単になる。上記
実施例では、インク洩れ防止のために弾性部材８，１８
を介在させているが、これもカートリッジケースＡおよ
びインクジェットヘッドＢと同様に積層すればよいので
製造は容易である。
【００２４】
【発明の効果】本発明は以上のように、カートリッジケ
ースとインクジェットヘッドとを積層状態で固定し、こ
の積層方向と、カートリッジケースからインク供給孔へ
のインク供給方向と、ノズルからのインク吐出方向とを
実質的に同一にしているので、カートリッジケースのヘ
ッド収納部に位置決めしてインクジェットヘッドを積層
するだけで両部材の接合が可能であるとともに、他部材
を用いることなくインクの流れが確保できるため、組立
性が向上し、組立の自動化に適するものである。また面
方向にも厚み方向にもスペースを小さくすることがで
き、最短距離でインクをカートリッジケースからインク
ジェットヘッドへインク洩れなく供給することができ
る。
ースとインクジェットヘッドとを積層状態で固定し、こ
の積層方向と、カートリッジケースからインク供給孔へ
のインク供給方向と、ノズルからのインク吐出方向とを
実質的に同一にしているので、カートリッジケースのヘ
ッド収納部に位置決めしてインクジェットヘッドを積層
するだけで両部材の接合が可能であるとともに、他部材
を用いることなくインクの流れが確保できるため、組立
性が向上し、組立の自動化に適するものである。また面
方向にも厚み方向にもスペースを小さくすることがで
き、最短距離でインクをカートリッジケースからインク
ジェットヘッドへインク洩れなく供給することができ
る。
【００２５】また、カートリッジケースのインク孔とイ
ンクジェットヘッドのインク供給孔とを連通する貫通孔
を有する弾性部材を設け、カートリッジケースとインク
ジェットヘッドとは弾性部材を圧縮した積層状態で固定
しているので、弾性部材がインク孔とインク供給孔をシ
ールしてインク漏れを無くすことができる。
ンクジェットヘッドのインク供給孔とを連通する貫通孔
を有する弾性部材を設け、カートリッジケースとインク
ジェットヘッドとは弾性部材を圧縮した積層状態で固定
しているので、弾性部材がインク孔とインク供給孔をシ
ールしてインク漏れを無くすことができる。
【００２６】請求項２の発明によれば、弾性部材に電気
接続部材をインク吐出手段に押圧する凸状の押圧部を一
体に設けているので、前記の効果に併せて、電気接続状
態を確実にできる。
接続部材をインク吐出手段に押圧する凸状の押圧部を一
体に設けているので、前記の効果に併せて、電気接続状
態を確実にできる。
【００２７】請求項３の発明によれば、インクジェット
ヘッドのノズル面に補強板を設けているので、インク流
路を損傷することがない。
ヘッドのノズル面に補強板を設けているので、インク流
路を損傷することがない。
【図１】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図２】インクジェットヘッドの背面図である。
【図３】インクジェットヘッドの要部を示す断面図であ
る。
る。
【図４】本発明の実施例の展開斜視図である。
【図５】本発明の他の実施例を示す断面図である。
Ａ カートリッジケース Ｂ インクジェットヘッド Ｃ 電気接続部材 １ インク ３ｂ インク孔 ４ａ インク流路 ４ｂ ノズル ５ａ インク供給孔 ６ インク吐出手段 ７ 電気接続部材（フレキシブルケーブル） ８，１８ 弾性部材 ８ｃ 押圧部 ９ 補強板 ９ａ 透孔 １７ 電気接続部材（金属リードフレーム）
フロントページの続き (72)発明者 佐藤 庄市 千葉県四街道市鹿渡934−13番地 株式 会社精工舎千葉事業所内 (72)発明者 田村 俊哉 千葉県四街道市鹿渡934−13番地 株式 会社精工舎千葉事業所内 (72)発明者 向後 孝志 千葉県四街道市鹿渡934−13番地 株式 会社精工舎千葉事業所内 (72)発明者 織田 肇 千葉県四街道市鹿渡934−13番地 株式 会社精工舎千葉事業所内 (56)参考文献 特開 昭62−134268（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−10948（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−206653（ＪＰ，Ａ) 実開 平４−45739（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B41J 2/175 B41J 2/045 B41J 2/055
Claims (3)
- 【請求項１】 インクが収納され、底壁にインク孔を設
け、該底壁に位置決め部を有するヘッド収納部が設けら
れているカートリッジケースと、前記ヘッド収納部に積層するとき、前記位置決め部で位
置合わせを行うヘッド位置合わせ部と、 カートリッジケ
ースのインク孔に対向して設けられ、該インク孔を通し
て前記インクの供給を受けるインク供給孔と、前記イン
ク供給孔と連通するインク流路と、前記インク流路の先
端に設けられ、前記インク孔からのインク供給方向と同
じ方向にインクを吐出するノズルと、前記インク供給孔
側でかつ前記インク流路に対応して設けられ、前記ノズ
ルより前記インクを吐出させるインク吐出手段とを有
し、前記ノズルと前記インク流路とは実質的に直交する
ように形成されているインクジェットヘッドと、 前記カートリッジケースの底壁とインクジェットヘッド
の間に介在され、貫通孔を有する弾性部材と、を備え、 前記カートリッジケースと前記インクジェットヘッドと
は前記弾性部材を圧縮した積層状態で固定され、前記圧
縮された弾性部材の貫通孔を介して前記インク孔とイン
ク供給孔との間を連通させたことを特徴とするインクジ
ェットヘッドブロック。 - 【請求項２】 請求項１において、前記カートリッジケ
ースの底壁とインクジェットヘッドの間に、電気接続部
材が前記インク吐出手段に押圧可能に配されているとと
もに、前記弾性部材には前記電気接続部材をインク吐出
手段に押圧する凸状の押圧部が一体に設けられており、 前記カートリッジケースと前記インクジェットヘッドが
前記弾性部材を圧縮した積層状態で固定されたとき、前
記弾性部材の押圧部により前記電気接続部材がインク吐
出手段に押圧されることを特徴とするインクジェットヘ
ッドブロック。 - 【請求項３】 請求項１又は２において、前記インクジ
ェットヘッドのノズル面に、前記ノズルと対向する透孔
が形成されている補強板を有することを特徴とするイン
クジェットヘッドブロック。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04917592A JP3232626B2 (ja) | 1992-03-06 | 1992-03-06 | インクジェットヘッドブロック |
| US08/027,122 US5581288A (en) | 1992-03-06 | 1993-03-05 | Ink jet head block |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04917592A JP3232626B2 (ja) | 1992-03-06 | 1992-03-06 | インクジェットヘッドブロック |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05246044A JPH05246044A (ja) | 1993-09-24 |
| JP3232626B2 true JP3232626B2 (ja) | 2001-11-26 |
Family
ID=12823722
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04917592A Expired - Fee Related JP3232626B2 (ja) | 1992-03-06 | 1992-03-06 | インクジェットヘッドブロック |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
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| US5474032A (en) * | 1995-03-20 | 1995-12-12 | Krietzman; Mark H. | Suspended feline toy and exerciser |
| US5659346A (en) * | 1994-03-21 | 1997-08-19 | Spectra, Inc. | Simplified ink jet head |
| US5724076A (en) * | 1994-04-04 | 1998-03-03 | Rohm Co., Ltd. | Out-of-ink detector and ink jet printer |
| KR100208924B1 (ko) * | 1995-08-22 | 1999-07-15 | 야스카와 히데아키 | 잉크제트 헤드 접속유닛 및 잉크제트 카트리지 및 그 조립방법 |
| US6193362B1 (en) | 1995-08-22 | 2001-02-27 | Seiko Epson Corporation | Connection unit for an inkjet head, and an inkjet cartridge and inkjet printer using the same |
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| US5755909A (en) * | 1996-06-26 | 1998-05-26 | Spectra, Inc. | Electroding of ceramic piezoelectric transducers |
| JPH10119314A (ja) * | 1996-08-30 | 1998-05-12 | Canon Inc | 液体吐出ヘッドユニットの結合方法、液体吐出ヘッドユニットおよび液体吐出カートリッジ |
| JPH10166610A (ja) * | 1996-12-17 | 1998-06-23 | Nec Niigata Ltd | インクカートリッジ |
| US6267472B1 (en) | 1998-06-19 | 2001-07-31 | Lexmark International, Inc. | Ink jet heater chip module with sealant material |
| EP1024005B1 (en) * | 1999-01-29 | 2012-07-04 | Seiko Epson Corporation | Ink jet recording head and method of manufacturing the same |
| US6755511B1 (en) * | 1999-10-05 | 2004-06-29 | Spectra, Inc. | Piezoelectric ink jet module with seal |
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| US7281778B2 (en) | 2004-03-15 | 2007-10-16 | Fujifilm Dimatix, Inc. | High frequency droplet ejection device and method |
| KR101457457B1 (ko) | 2004-12-30 | 2014-11-05 | 후지필름 디마틱스, 인크. | 잉크 분사 프린팅 |
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| KR101141405B1 (ko) * | 2009-12-04 | 2012-05-03 | 삼성전기주식회사 | 잉크젯 헤드 패키지 |
| JP5923963B2 (ja) * | 2011-12-13 | 2016-05-25 | セイコーエプソン株式会社 | 液体噴射ヘッド、および、液体噴射装置 |
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| JPS58112754A (ja) * | 1981-12-26 | 1983-07-05 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | インクジエツト記録装置の記録ヘツド |
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| US4771295B1 (en) * | 1986-07-01 | 1995-08-01 | Hewlett Packard Co | Thermal ink jet pen body construction having improved ink storage and feed capability |
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-
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- 1992-03-06 JP JP04917592A patent/JP3232626B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1993
- 1993-03-05 US US08/027,122 patent/US5581288A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
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| US5581288A (en) | 1996-12-03 |
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