JP3232536U - 保冷おかずカップ - Google Patents

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Abstract

【課題】 おかずパックに詰められたおかずの鮮度を低コストで簡易に長時間にわたり維持することができ、かつ地球環境にも優しいおかずカップを提供する。【解決手段】底面部2と周壁部3とからなる逆円錐台形状の保冷おかずカップ1であって、底面部2と周壁部3双方に保冷効能を有する保冷手段を備え、保冷手段は、底面部2と周壁部3のそれぞれの内外面の間に形成された中空部2a、3aに保冷剤4を封入させ、使用する際には保冷剤4を凍らせた後あるいは冷やした後に使用する。【選択図】図3

Description

本考案は、主に弁当箱や弁当パックの中に入れて使用されるおかずカップに関するものである。
現在市販されている例えば特許文献1に示すようなおかずカップは主に弁当箱や弁当パックの中に仕切りも兼ねて使用されており、その素材は紙やアルミが多く通常使い捨てにされている。また、特に夏場は弁当箱や弁当パックの中のおかずが腐敗しやすい時期であるので食中毒の発生や味の劣化を防ぐために弁当箱や弁当パック全体をクーラーバッグに入れたり、また弁当箱や弁当パックの中のおかずパックに入った腐敗しやすいおかずに個別的・スポット的にソフト保冷パックを当てるなどして腐敗や劣化防止の対応が行われている。
実用新案登録第3147920号公報
上述のように特に夏場は弁当箱や弁当パック内のおかずの腐敗や劣化防止に対し食されるまでの時間に応じて様々な保冷処置がなされているがこれらの処置には相当の手間暇がかかっていた。また、特におかずパックには生ものや高価なおかずが詰められることが多いためこれらの鮮度を長時間維持すべく低コストで簡易な方法が望まれていた。さらにおかずカップは使用後にゴミとして捨てられているため地球環境面の問題もあった。
本考案は、上記課題を解決するため、おかずパックに詰められたおかずの鮮度を低コストで簡易に長時間にわたり維持することができ、かつ地球環境にも優しいおかずカップを提供することを目的とする。
本考案の保冷おかずカップは、底面部と周壁部とからなる逆円錐台形状のおかずカップであって、前記底面部と前記周壁部双方に保冷効能を有する保冷手段を備え、前記保冷手段は、前記底面部と前記周壁部のそれぞれの内外面の間に形成された中空部に保冷剤を封入させ、使用する際には前記保冷剤を凍らせた後あるいは冷やした後に使用することを特徴としている。
本考案の保冷おかずカップを使用すれば、おかずカップ自体に保冷効能があるため中に詰められたおかずの鮮度を簡易に長時間にわたり維持することができるとともにおかずパックの周囲のおかずに対しても保冷効能を及ぼすことができるため従来のように保冷処置に手間暇をかける必要がなくなる。さらに、本考案の保冷おかずカップは使用後に洗浄して冷凍保存しておけば再利用することができるためエコカップとして地球環境維持にも貢献することができる。
本考案に係る保冷おかずパックの正面図を示す。 本考案に係る保冷おかずパックの平面図を示す。 図2のA−A線断面図を示す。 周壁部にヒダが設けられた保冷おかずパックの外観図を示す。
以下、本考案に係る保冷おかずカップの実施の形態について図1〜図4に基づいて説明する。
1は保冷おかずカップで、底面部2と周壁部3とから形成された逆円錐台形状をしている。保冷おかずカップ1の上部は開口部で、この開口部から副食のおかずを入れて盛り付ける。また、保冷おかずカップ1の底面部2と周壁部3のそれぞれの内外面の間には中空部2a,3aが全面に形成されており、この中空部2a、3aに保冷剤4が封入されている。
保冷剤4は請求項3に記載のように、水と高吸水性ポリマーを主成分としたものあるいは保冷用ジェルを使用すればコストパフォーマンスの優れた保冷効能を発揮することができる。なお、保冷おかずカップ1はソフト保冷パックで通常使用されているポリエチレンなどの樹脂フィルムあるいはシリコンを素材とした一体成形品とされその表面は抗菌処理が施されたものがよい。保冷剤4は成形後に図示していない充填口より充填され封印される。
また、保冷おかずカップ1は請求項4に記載のように、周壁部3においては径方向及び周方向に拡張自在の複数の同一形状のヒダ3bを全周にわたり同一間隔で設けた形状とすれば表面積の増加により保冷効能をさらに高めることができる。底面部2はデザイン面や使い方を考慮して楕円形状としてもよい。
さらに、保冷おかずカップ1の厚みt1、t2は請求項5に記載のように、底面部2の厚みt1を3mm〜10mm,周壁部の厚みt2を3mm〜5mmの範囲で基本的に均一としそれぞれの厚みt1、t2の組み合わせ例えば底面部2の厚みt1を4mm、周壁部の厚みt2を4mmとするなど保冷時間に応じたシリーズ商品を用意することができる。
本考案に係る保冷おかずカップ1の使用方法は、市販の保冷パックと同様に冷蔵庫に所定時間入れて凍らせた後あるいは冷やした後に使用するだけでよい。このように保冷おかずカップ1はおかずカップ自体に保冷効能有しているので別途保冷処置を行う必要がなく、中に詰められたおかずの鮮度を簡易に長時間にわたり維持することができる。
なお、本考案の保冷おかずカップ1は市販のおかずカップと同様の逆円錐台形状としているが、円筒形や菱型としてもよい。
また,本考案の保冷おかずカップ1はおかず用としているが、ケーキカップやチョコカップとして使用することもできる。
1 保冷おかずカップ
2 底面部
2a 中空部
3 側壁部
3a 中空部
3b ヒダ
4 保冷剤(保冷手段)
t1 厚み(底面部)
t2 厚み(周壁部)

Claims (5)

  1. 底面部と周壁部とからなる逆円錐台形状のおかずカップであって、前記底面部と前記周壁部双方に保冷効能を有する保冷手段を備えたことを特徴とする保冷おかずカップ。
  2. 前記保冷手段は、前記底面部と前記周壁部のそれぞれの内外面の間に形成された中空部に保冷剤を封入させ、使用する際に前記保冷剤を凍らせた後あるいは冷やした後に実施することを特徴とする請求項1記載の保冷おかずカップ。
  3. 前記保冷剤は、水と高吸水性ポリマーを主成分としたものあるいは保冷用ジェルいずれか一つであることを特徴とする請求項2記載の保冷おかずカップ。
  4. 前記底面部は円形状あるいは楕円形状とされ、また前記周壁部には径方向及び周方向に拡張自在の複数の同一形状のヒダが全周にわたり同一間隔で設けられていることを特徴とする請求項1記載の保冷おかずカップ。
  5. 前記底面部の厚みは3mm〜10mmとされ、また前記周壁部の厚みは3mm〜5mmとされていることを特徴とする請求項1又は4記載の保冷おかずカップ
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