JP3231967B2 - 油圧エレベータ制御装置 - Google Patents

油圧エレベータ制御装置

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JP3231967B2
JP3231967B2 JP01155795A JP1155795A JP3231967B2 JP 3231967 B2 JP3231967 B2 JP 3231967B2 JP 01155795 A JP01155795 A JP 01155795A JP 1155795 A JP1155795 A JP 1155795A JP 3231967 B2 JP3231967 B2 JP 3231967B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧エレベータ制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に油圧エレベータは、駆動機構に油
圧を利用しているために機械室の設置場所が建物の上部
に制限されないという大きな利点があり、日照権問題を
避けるためにエレベータ機械室の高さまで考慮してビル
の高さを決定しなければならないといった制約がなく、
マンションなどの8階以下程度の中規模の建物を中心に
需要が高まっている。
【0003】この油圧エレベータの駆動機構の一般的な
構成は図8に示すようなものであり、機械室1内に設置
された油タンク2と、油タンク2内の油の送出を行うポ
ンプ3と、このポンプ3を駆動するモータ4と、油の流
通量、流通方向を制御する流量制御弁5と、それらの各
装置の動作制御を行う制御装置6から構成されている。
【0004】そしてポンプ3によって油タンク2から吸
い出される油を流量制御弁5によって吐出量制御しなが
ら、配管7を経由して昇降路8内の油圧ジャッキ9に送
込み、その油圧によってプランジャ10を上昇させてエ
レベータかご11を上昇させ、逆にエレベータかご11
を下降させるときには、エレベータかご11の自重と利
用者の荷重による位置エネルギを利用してプランジャ1
0を押し下げ、油圧ジャッキ9内の圧油を配管7を経由
して流量制御弁5で流量制御しながら油タンク2へ還流
させ、エレベータかご11の昇降動作制御を行ってい
る。
【0005】このような油圧エレベータでは、駆動機構
に油圧を利用するために周囲の温度変化によって大きな
影響を受ける問題がある。それは、油の性質上、温度変
化による粘度や体積の変化が著しいため、10℃〜60
℃程度の範囲でなければ精度の良い制御が困難であると
いう問題である。例えば、油温が制御範囲よりも低下し
ていると油の粘度が高まり、エレベータかご11を上昇
させる際に流量制御弁5によって上述した制御範囲にあ
る場合と同じように流量制御しようとしても、計算通り
の量の油が流量制御弁5から吐出せず、その結果として
油圧ジャッキ9に十分な圧力が加えられなくて、エレベ
ータかご11の釣り落としが起こり、かご内の利用者に
衝撃を与えて不安感を引き起こしてしまうことがある。
【0006】そこで、従来から油温を監視し、常に制御
範囲に保つために次のような対策がとられていた。油タ
ンク2内の油温を検出する油タンク油温センサー12、
流量制御弁5の油温を検出するバルブ油温センサー13
を設置して、それらのセンサー12,13が検出する油
温が10+2,3℃以下になったならば流量制御弁5の
配管7側の弁5Aを閉じ、逆に油タンク2側の弁5Bを
全開にしてモータ4を連続回転させてポンプ3を駆動
し、油タンク2内の油をポンプ3−流量制御弁5−油タ
ンク2と循環させることにより油温を上昇させるブリー
ドオフ運転を行うことにより、油温を制御範囲内に維持
するようにしている。
【0007】一方、油圧ジャッキ9にも油温を検出する
ために油圧ジャッキ温度センサー14を設置し、油圧ジ
ャッキの温度が5℃以下になるまで極度に低下したこと
を検知した場合には、一般運行サービスを停止し、エレ
ベータかご11を通常運転速度よりも低い所定の低速で
一定時間、最上階と最下階との間を強制的に往復運転さ
せ、油圧ジャッキ9内の油をいったん油タンク2へ戻
し、油タンク2から温められている油を取り込み、配管
7や油圧ジャッキ9の部分の油温を上昇させると共に機
構内の油温を同一温度に保つようにする寒冷地運転を行
うようにしている。
【0008】この寒冷地運転機能を備えた従来の油圧エ
レベータ制御装置6の構成は、図9に示すようなもので
あり、油圧エレベータの運行全般を制御する運行制御装
置15、この運行制御装置15の指示に応じて油圧エレ
ベータの速度制御を行う速度制御装置16、その速度制
御装置16の指示に応じて流量制御弁5の弁開閉制御及
び弁開度を制御して油吐出量を調整し、油圧エレベータ
の速度制御を行う流量バルブ制御装置17、エレベータ
サービス階それぞれからの乗場呼び、エレベータかご1
1からのかご呼びの処理を行う呼び処理装置18、ドア
開閉制御を行うドア制御装置19、エレベータかご11
の位置検出を行うかご位置検出装置20、油圧エレベー
タの保護動作を行う保護装置21、そして各部の油温セ
ンサー12,13,14それぞれからの温度検出信号を
受け付けて温度検出を行うタンク油温検出装置22、バ
ルブ油温検出装置23及びジャッキ温度検出装置24か
ら構成されている。
【0009】この従来の油圧エレベータ制御装置では、
油圧ジャッキ温度センサー14からジャッキ温度検出装
置24を介して運行制御装置15及び速度制御装置16
に検出温度情報が取り込まれる。運行制御装置15は油
温情報に基づいて通常運転モードとするか寒冷地運転モ
ードとするかを判定するが、ジャッキ温度検出装置24
からの温度情報により、所定の寒冷地運転判別温度、例
えば5℃以下の温度を検出したときにはジャッキ内油温
とタンク内油温とを一定の同一温度に保ち、かつ油温を
制御可能範囲(10℃〜60℃程度)に保つために寒冷
地運転モードにすべき判定を行い、寒冷地運転する。
【0010】寒冷地運転では、呼び処理制御装置18に
対して一般呼び応答を禁止する指令を出力すると共に、
最上階及び最下階へ特別な疑似呼びを発生させる指令を
出力する。またドア制御装置19にドア開閉制御を禁止
する指令を出力し、速度制御装置16には定格速度走行
を禁止する指令を出力する。
【0011】そこで速度制御装置16では、定格速度走
行の禁止指令を受けて流量バルブ制御装置17に対して
低速運転指令、例えば、通常速度が30m/minであ
るところ、その1/2の速度である15m/min以下
の速度指令を出力してそのフィードバックを監視する。
【0012】以上の一連の動作でエレベータかご11を
低速にて昇降路8の最下階と最上階との間を往復させる
寒冷地運転が開始される。
【0013】なお、保護装置21は、寒冷地運転が一定
時間、例えば20分間継続しても油圧ジャッキ9の油温
が寒冷地運転開始温度を上回る温度とならないときにセ
ンサー異常などが発生しているものとして異常発生を知
らせる警報を出力し、エレベータかご11を最寄り階で
停止させるなどの保護機能を作動させる。
【0014】以上の従来の油圧エレベータ制御装置によ
る寒冷地運転の制御動作を図10及び図11のフローチ
ャートで説明すると、次の通りである。地震管制運転な
ど、寒冷地運転よりも制御が優先される上位管制運転中
でないかどうかをまず判断し、上位管制運転中であれば
寒冷地運転を起動させない(ステップS1)。
【0015】次に、寒冷地運転起動条件を判定し、油圧
ジャッキ温度検出装置24からの温度情報が寒冷地運転
開始温度である5℃以下となり、かつエレベータかご1
1が待機状態を一定時間、例えば1分間以上継続してい
る場合(ステップS2,S3)、呼び処理装置18、ド
ア制御装置19に対して禁止指令を発報する(ステップ
S4)。その後、エレベータかご11をまず低速で最下
階へ移動させ(ステップS5)、最下階へ到着すると
(ステップS6)、低速で最上階までノンストップで上
昇させる(ステップS7,S8)。ここで、最初に最下
階への下降運転を優先させて行うのは、下降させること
によって油圧ジャッキ9内の低温の油を配管7、流量制
御弁5を通して油タンク2へ還流させることにより、そ
の後の上昇動作で油タンク2内のブリードオフ運転で温
められている油を油圧ジャッキ9内へ供給することがで
き、最初に上昇させる場合よりも速く油圧ジャッキ9内
の油温を上昇させることができるからである。
【0016】以上の最下階−最上階の往復運転は油圧ジ
ャッキ温度が寒冷地運転開始温度を超えて上昇し、その
状態が一定時間、ここでは10分以上維持されるように
なるまで継続され(ステップS9,S10)、その後に
低速で通常時に待機する基準階までエレベータかご11
を移動させ、寒冷地運転を終了する(ステップS11,
S12)。
【0017】なお、従来から、寒冷地運転を一定時間、
例えば20分以上継続しても油圧ジャッキ温度が上昇し
ないときには異常が発生しているものと判断し(ステッ
プS9,S13)、低速にて基準階まで移動させ(ステ
ップS14,S15)、保護装置21を働かせるように
している(ステップS16)。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
寒冷地運転機能を備えた従来の油圧エレベータ制御装置
では、寒冷地運転時には、最上階あるいは最下階が通常
運転で不停止階に設定されているような場合でも、その
設定にかかわりなく、昇降路内の文字どおりの最上階−
最下階の間で往復運転を行わせていたために、次のよう
な問題点があった。
【0019】近年、防犯対策上、ビル建物のセキュリテ
ィ重視の傾向が強く、不停止階にエレベータを着床させ
ることは防犯上好ましくない。また、油圧ジャッキ温度
検出装置24からの温度情報が寒冷地運転開始温度を上
回ってから寒冷地運転終了までの一定時間、上記の場合
には10分間の間各機能を無効にして低速往復運転を行
っているために、一般運行サービスがその間不能であ
り、実際にはブリードオフ運転で油タンク内の油温は制
御機能温度範囲に上昇していて一般運行サービスが可能
な状態になっていても、その一般運行サービスを開始を
遅らせることになり、定格速度で往復運転させた方が運
動量が増加するために機構の温度上昇も促進することが
できるにもかかわらず、無駄に寒冷地運転を継続し、サ
ービスの低下を来していた。
【0020】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたもので、防犯上不都合である文字どおりの最上
階または最下階やそれに近い階の不停止階を避け、不停
止階の設定されていない停止可能な階床範囲の最上階−
最下階間で寒冷地運転を行うことができる油圧エレベー
タ制御装置を提供することを目的とする。
【0021】本発明はまた、寒冷地運転中に油温が所定
の条件を満たすようになれば定格速度で最上階−最下階
間の往復運転を行わせるようにして、油温上昇を速める
ことができる油圧エレベータ制御装置を提供することを
目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の油圧エ
レベータ制御装置は、油圧ジャッキの油温を検出する油
圧ジャッキ温度検出器と、油圧エレベータの一般運行サ
ービスを禁止する一般運行禁止手段と、低速で油圧エレ
ベータを運転させる低速運転手段と、油圧エレベータの
サービス可能な最上階及び最下階を検出するサービス階
検出手段と、油圧ジャッキ温度検出器が検出する油温が
所定の寒冷地運転開始温度値以下になった時に、一般運
行禁止手段によって油圧エレベータの一般運行サービス
を禁止し、低速運転手段によってサービス階検出手段の
検出したサービス可能な最上階と最下階との間で油圧エ
レベータの低速往復運転を行わせる寒冷地運転制御手段
とを備えたものである。
【0023】請求項2の発明は、請求項1の油圧エレベ
ータ制御装置において、さらに、油タンクの油温を検出
する油タンク温度検出器と、油タンクの油を油圧ジャッ
キに対して送排出させる油圧バルブと、油圧バルブの油
温を検出する油圧バルブ温度検出器とを備え、油圧ジャ
ッキ温度検出器が寒冷地運転開始温度を超え、油タンク
検出器が検出する油温と油圧バルブ温度検出器が検出す
る油温とが所定の通常運転可能温度範囲にあり、かつ寒
冷地運転制御手段による低速往復運転中であることを条
件として、寒冷地運転制御手段が、低速運転手段による
低速往復運転を中止させ、通常速度で往復運転させるよ
うにしたものである。
【0024】請求項3の発明は、請求項2の油圧エレベ
ータ制御装置において、油圧ジャッキ温度検出器が寒冷
地運転開始温度を超え、油タンク検出器が検出する油温
と油圧バルブ温度検出器が検出する油温とが所定の通常
運転可能温度範囲にあり、かつ寒冷地運転制御手段によ
る低速往復運転中であることを条件として、寒冷地運転
制御手段が、一般運行禁止手段による一般運行サービス
禁止を解除して一般運行サービスを可能とし、低速運転
手段による低速往復運転を中止させ、通常速度で往復運
転させるようにしたものである。
【0025】
【作用】請求項1の発明の油圧エレベータ制御装置で
は、油圧ジャッキ温度検出器が検出する油温が所定の寒
冷地運転開始温度値以下になった時に、一般運行禁止手
段によって油圧エレベータの一般運行サービスを禁止
し、低速運転手段によってサービス階検出手段の検出し
たサービス可能な最上階と最下階との間で油圧エレベー
タの低速往復運転を行わせる寒冷地運転を開始する。そ
してこの寒冷地運転の際には、サービス階検出手段が検
出した油圧エレベータのサービス可能な最上階及び最下
階の間で寒冷地運転を行うように制限し、不停止階に設
定されている最下階や最上階に着床しないようにする。
【0026】請求項2の発明の油圧エレベータ制御装置
では、寒冷地運転の最中に、油圧ジャッキ温度が寒冷地
運転開始温度を超え、油タンクの油温と油圧バルブの油
温とが所定の通常運転可能温度範囲に入ったならば、そ
れらを条件として低速往復運転を中止させ、通常速度で
往復運転させるように切り替える。
【0027】請求項3の発明の油圧エレベータ制御装置
では、寒冷地運転中に低速から通常速度に切り替える際
には、一般運行サービス禁止を解除して一般運行サービ
スを可能とし、油圧ジャッキ内の油温の上昇を速めると
共に一般運転サービスの開始までの起動時間を速める。
【0028】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて詳説す
る。図1は請求項1の発明の一実施例を示している。こ
の実施例の油圧エレベータ制御装置によって運転制御さ
れる油圧エレベータの駆動機構は、図8に示した一般的
な油圧エレベータの駆動機構と同じであり、エレベータ
かご11の一般運行サービス時の運転制御も従来からの
ものと同じである。そこで、以下、各部の機械的な構成
については図8に示したものと同一の符号を用いて説明
する。
【0029】図1に示す実施例の油圧エレベータ制御装
置は、油圧エレベータの運行全般を制御する運行制御装
置15、この運行制御装置15の指示に応じて油圧エレ
ベータの速度制御を行う速度制御装置16、その速度制
御装置16の指示に応じて流量制御弁5の弁開閉制御及
び弁開度を制御して油吐出量を調整し、油圧エレベータ
の速度制御を行う流量バルブ制御装置17、エレベータ
サービス階それぞれからの乗場呼び、エレベータかご1
1からのかご呼びの処理を行う呼び処理装置18、ドア
開閉制御を行うドア制御装置19、エレベータかご11
の位置検出を行うかご位置検出装置20、油圧エレベー
タの保護動作を行う保護装置21、そして各部の油温セ
ンサー12,13,14それぞれからの温度検出信号を
受け付けて温度検出を行うタンク油温検出装置22、バ
ルブ油温検出装置23及びジャッキ温度検出装置24、
さらに従来から公知の設定手段によってあらかじめ設定
されている不停止階設定状態からサービス可能な最上
階、最下階を検出する着床可能階検出装置25から構成
されている。
【0030】運行制御装置15は、通常運転制御部15
A、寒冷地運転制御部15B、それらのいずれの運転を
行うかを判断する運転モード選択部15Cを内部機能と
して備えている。
【0031】上記構成の油圧エレベータ制御装置では、
油圧ジャッキ温度センサー14からジャッキ温度検出装
置24を介して運行制御装置15及び速度制御装置16
に検出温度情報が取り込まれる。運行制御装置15の運
転モード判別部15Cは油温情報に基づいて通常運転モ
ードとするか寒冷地運転モードとするかを判定するが、
ジャッキ内油温が寒冷地運転開始温度(ここでは、5℃
に設定されている)以上あり、またタンク内油温が制御
可能範囲(ここでは、10℃〜60℃程度の範囲に設定
されている)にある場合、運転モード判別部15Cは通
常運転制御部15Aを起動する。
【0032】通常運転制御では、呼び登録装置18を用
いてエレベータ利用者の呼びを登録し、通常運転制御部
15Aにて進行方向を決定し、速度制御装置16に運転
指令を出力する。速度制御装置16は油タンク2内に設
けられている油温センサー12のセンサー信号をタンク
油温検出装置22を通して温度情報として取り込み、ま
た流量制御弁5内の油温センサー13のセンサー信号を
バルブ油温検出装置23を通して温度情報として取り込
み、これらの温度情報に基づいて流量制御弁5の油吐出
量を制御し、それを電流値に変換して流量バルブ制御装
置17に与える。流量バルブ制御装置17は電流指令に
より流量制御弁5の弁開度を制御し、エレベータかご1
1の移動速度を決定してエレベータかご11を通常の定
格速度(ここでは、30m/min程度とする)で走行
させる。
【0033】かご位置検出装置20はエレベータ利用者
の呼び登録階にエレベータかご11を安全に着床させる
ために、エレベータかご11の走行距離を相対的にカウ
ントするパルスカウンタと各階ごとに取り付けられてい
る絶対位置検出器から構成され、エレベータかご11の
位置データを運行制御装置15に与える。そこで運行制
御装置15の通常運転制御部15Aはエレベータかご1
1が該当階に到着したことを判別すれば、ドア制御装置
19に対して指令を出し、エレベータかご11のドアの
開閉制御を行わせる。
【0034】エレベータシステムに何らかの異常が発生
した場合には、保護装置21が異常監視を行っていて、
異常を検出したときにはそのレベルに応じて異常状態の
エラーコードを運行制御装置15に対して出力し、復
旧、サービス不能といった制御を行なわせる。
【0035】運転モード判別部15Cは油圧ジャッキ温
度センサー14からジャッキ温度検出装置24を通して
入力される温度情報により、所定の寒冷地運転判別温度
以下の温度を検出したときにはジャッキ内油温とタンク
内油温とを一定の同一温度に保ち、かつ油温を制御可能
範囲に保つために寒冷地運転モードにすべき判定を行
い、寒冷地運転制御部15Bを起動する。
【0036】寒冷地運転制御部15Bが起動されると、
一般呼び応答を禁止するために呼び処理装置18とドア
制御装置19に対して動作禁止指令を出力し、また着床
可能階検出装置25からサービス可能な最上階、最下階
の情報を受け、さらに速度制御装置16には寒冷地運転
低速走行モードにすべき指令を出力する。
【0037】速度制御装置16では、寒冷地運転低速走
行モードの指令を受けると、流量バルブ制御装置17に
対して低速運転指令、例えば、通常速度が30m/mi
nであるところ、その1/2の速度である15m/mi
n以下の速度指令を出力してそのフィードバックを監視
する。
【0038】そして寒冷地運転制御部15Bはかご位置
検出装置20からのエレベータかご11の走行位置を常
に監視しながら、それがサービス可能な最上階に到着す
ればその階で着床制御し、ドア扱いをせずに下降運転に
切り替え、またサービス可能な最下階に到着すればその
階で着床制御し、ドア扱いをせずに上昇運転に切り替
え、以上の一連の動作でエレベータかご11をサービス
可能な最下階と最上階との間を低速にて往復させる寒冷
地運転を行う。
【0039】そして、油圧ジャッキ内の油温が寒冷地運
転開始温度以上になり、その状態が一定時間、例えば1
0分以上継続されるようになれば、暖機が終了したもの
として寒冷地運転モードを中止し、通常運転制御部15
Aを起動して通常運転モードに移行させる。
【0040】なお、保護装置21は、寒冷地運転が一定
時間、例えば20分間継続しても油圧ジャッキ9の油温
が寒冷地運転開始温度を上回る温度とならないときにセ
ンサー異常などが発生しているものとして異常発生を知
らせる警報を出力し、エレベータかご11を最寄り階で
停止させる保護機能を作動させる。
【0041】以上の油圧エレベータ制御装置による寒冷
地運転の制御動作を図2及び図3のフローチャートで説
明すると、次の通りである。地震管制運転など、寒冷地
運転よりも制御が優先される上位管制運転中でないかど
うかをまず判断し、上位管制運転中であれば寒冷地運転
を起動させない(ステップS21)。
【0042】次に、寒冷地運転起動条件を判定し、油圧
ジャッキ温度検出装置24からの温度情報が寒冷地運転
開始温度である5℃以下となり、かつエレベータかご1
1が待機状態を一定時間、例えば1分間以上継続してい
る場合(ステップS22,S23)、呼び処理装置1
8、ドア制御装置19に対して禁止指令を発報する(ス
テップS24)。
【0043】続いて、サービス可能な最上階、最下階を
選定し(ステップS25)、エレベータかご11をまず
選定されたサービス可能な最下階まで低速で移動させ
(ステップS26)、その最下階へ到着すると(ステッ
プS27)、選定されたサービス可能な最上階まで低速
で上昇させる(ステップS28,S29)。
【0044】以上のサービス可能な最下階−最上階の往
復運転は油圧ジャッキ温度が寒冷地運転開始温度を超え
て上昇し、その状態が一定時間、ここでは10分以上維
持されるようになるまで継続され(ステップS30,S
31)、その後に低速で通常時に待機する基準階までエ
レベータかご11を移動させ、寒冷地運転を終了する
(ステップS32,S33)。
【0045】なお、寒冷地運転を一定時間、例えば20
分以上継続しても油圧ジャッキ温度が上昇しないときに
は異常が発生しているものと判断し(ステップS30,
S34)、低速にて基準階まで移動させ(ステップS3
5,S36)、保護装置21を働かせる(ステップS3
7)。
【0046】こうして、この実施例の油圧エレベータ制
御装置では、サービス可能な最上階、最下階を選定して
その範囲で寒冷地運転を行うようにし、建物の最上階や
最下階やそれらの近くの階床が不停止階となっている場
合にそれらの階に着床させないようにし、セキュリティ
上の不都合を避けることができる。
【0047】次に、請求項2及び制御装置3の発明の共
通する実施例について図4に基づいて説明する。図4は
請求項2及び請求項3の発明の共通する実施例の構成を
示しており、図1に示した第1の実施例と共通する構成
部分については、同一の符号を付して示してある。この
実施例の特徴は、運行制御装置15の内部構成にあり、
運行制御装置15は、通常運転制御部15A、寒冷地運
転制御部15B、これらのいずれの運転モードで運転を
行うかを判断する運転モード選択部15Cと共に、寒冷
地運転時の運転速度変更を実行する速度変更制御部15
Dを備えている。
【0048】この実施例の油圧エレベータ制御装置で
は、油圧ジャッキ温度センサー14からジャッキ温度検
出装置24を介して運行制御装置15及び速度制御装置
16に検出温度情報が取り込まれ、運行制御装置15の
運転モード判別部15Cは油温情報に基づいて通常運転
モードとするか寒冷地運転モードとするかを判定する
が、ジャッキ内油温が寒冷地運転開始温度(ここでは、
5℃に設定されている)以上あり、またタンク内油温が
制御可能範囲(ここでは、10℃〜60℃程度の範囲に
設定されている)にある場合、運転モード判別部15C
は通常運転制御部15Aを起動するが、ジャッキ内油温
が寒冷地運転開始温度以下であれば寒冷地運転制御部1
5Bを起動する。そして速度変更制御部15Dは寒冷地
運転時に動作して、油圧ジャッキ9内の油温が寒冷地運
転開始温度を超えるようになり、かつシステム内の油温
が運転可能範囲まで上昇したときには通常速度の運転に
切替え、かつ一般運行サービスも可能とする速度切替制
御をおこなう。
【0049】この実施例の油圧エレベータ制御装置によ
る通常運転モードの動作は第1の実施例と同じである
が、寒冷地運転モードの動作は異なるので、以下、寒冷
地運転モードの動作について説明する。
【0050】運行制御装置15内の運転モード判別部1
5Cは油圧ジャッキ温度センサー14からジャッキ温度
検出装置24を通して入力される温度情報により、所定
の寒冷地運転判別温度以下の温度を検出したときにはジ
ャッキ内油温とタンク内油温とを一定の同一温度に保
ち、かつ油温を制御可能範囲に保つために寒冷地運転モ
ードにすべき判定を行い、寒冷地運転制御部15Bを起
動する。
【0051】寒冷地運転制御部15Bが起動されると、
一般呼び応答を禁止するために呼び処理装置18とドア
制御装置19に対して動作禁止指令を出力し、また着床
可能階検出装置25からサービス可能な最上階、最下階
の情報を受け、さらに速度制御装置16には寒冷地運転
低速走行モードにすべき指令を出力する。
【0052】速度制御装置16では、寒冷地運転低速走
行モードの指令を受けると、流量バルブ制御装置17に
対して低速運転指令、例えば、通常速度が30m/mi
nであるところ、その1/2の速度である15m/mi
n以下の速度指令を出力してそのフィードバックを監視
する。
【0053】そして寒冷地運転制御部15Bはかご位置
検出装置20からのエレベータかご11の走行位置を常
に監視しながら、それがサービス可能な最上階に到着す
ればその階で着床制御し、ドア扱いをせずに下降運転に
切り替え、またサービス可能な最下階に到着すればその
階で着床制御し、ドア扱いをせずに上昇運転に切り替
え、以上の一連の動作でエレベータかご11をサービス
可能な最下階と最上階との間を低速にて往復させる寒冷
地運転を行う。そして、油圧ジャッキ内の油温が寒冷地
運転開始温度以上になり、その状態が一定時間、例えば
10分以上継続されるようになれば、暖機が終了したも
のとして寒冷地運転モードを中止し、通常運転制御部1
5Aを起動して通常運転モードに移行させる。
【0054】これに加えて、寒冷地運転時には速度変更
制御部15Dがジャッキ内油温と共に油タンク内油温と
流量制御弁内油温を監視し、それらが所定の比較温度以
上に達していないかどうか判断し、各比較温度を超える
ようになれば、油圧ジャッキ内油温が寒冷地運転開始温
度を超えるようになってから10分経過していなくても
十分な暖機が完了したものと判断し、エレベータかご1
1をサービス可能な最寄り階へ着床させた後、寒冷地運
転モードを解除して通常運行サービスを許可する指令を
通常運転制御部15Aに与え、一般運行サービスを開始
する。
【0055】なお、この実施例でも、保護装置21は、
寒冷地運転が一定時間、例えば20分間継続しても油圧
ジャッキ9の油温が寒冷地運転開始温度を上回る温度と
ならないときにセンサー異常などが発生しているものと
して異常発生を知らせる警報を出力し、エレベータかご
11を最寄り階で停止させる保護機能を作動させる。
【0056】以上の第2の実施例の油圧エレベータ制御
装置による寒冷地運転の制御動作を図5〜図7のフロー
チャートで説明すると、次の通りである。地震管制運転
など、寒冷地運転よりも制御が優先される上位管制運転
中でないかどうかをまず判断し、上位管制運転中であれ
ば寒冷地運転を起動させない(ステップS41)。
【0057】次に、寒冷地運転起動条件を判定し、油圧
ジャッキ温度検出装置24からの温度情報が寒冷地運転
開始温度である5℃以下となり、かつエレベータかご1
1が待機状態を一定時間、例えば1分間以上継続してい
る場合(ステップS42,S43)、呼び処理装置1
8、ドア制御装置19に対して禁止指令を発報する(ス
テップS44)。
【0058】続いて、サービス可能な最上階、最下階を
選定し(ステップS45)、エレベータかご11をまず
選定されたサービス可能な最下階まで低速で移動させ
(ステップS46)、その最下階へ到着すると(ステッ
プS47)、選定されたサービス可能な最上階まで低速
で上昇させる(ステップS48,S49)。
【0059】以上のサービス可能な最下階−最上階の往
復運転は油圧ジャッキ温度が寒冷地運転開始温度を超え
て上昇するまで継続される(ステップS50)。
【0060】そして、寒冷地低速運転が継続された結
果、油圧ジャッキ温度が寒冷地運転開始温度5℃を超え
るようになれば、寒冷地運転速度変更ルーチンが起動さ
れる(ステップS51)。
【0061】この寒冷地運転速度変更ルーチンは速度変
更制御部15Dが実行するプログラムであるが、図7に
示すように、寒冷地運転中にあって(ステップS6
1)、油圧ジャッキ温度が寒冷地運転開始温度を超えた
ときに(ステップS62)、バルブ油温検出装置23か
ら入力される流量制御弁5内の油温がある設定値、ここ
では5℃以上となり(ステップS63)、さらにタンク
油温検出装置22から入力される油タンク2内の油温が
別の設定値、ここでは10℃以上になっていると判定す
れば(ステップS64)、低速運転でいったん、サービ
ス可能な最寄り階に着床させる(ステップS65,S6
6)。
【0062】そして最寄り階に着床させた後、定格速度
運転禁止を解除して定格速度でサービス可能な最上階−
最下階間で往復運転を行わせるようにし(ステップS6
7)、これと共に呼び登録禁止、ドア制御禁止も解除し
て通常サービスが開始できるようにする(ステップS6
8)。これによって、寒冷地運転中であっても、油温が
全体的に上昇してきて一般運行サービスに応答できるよ
うになれば、定格速度で運行可能にすることによって一
般サービスの禁止時間を最小限に食い止めると共に、系
統に流れる油の流れを速くして暖機を速めることができ
る。
【0063】寒冷地運転中で油温が十分に上昇しない間
は、この定格速度による往復運転と一般サービスは禁止
し、図5及び図6のフローチャートに戻って、ステップ
S51以下の処理に移ることになる(ステップS69,
S70)。
【0064】そして、油圧ジャッキ内油温が寒冷地運転
開始温度を超える状態が一定時間、ここでは10分以上
維持されるようになるまで継続され(ステップS5
2)、その後に低速で通常時に待機する基準階までエレ
ベータかご11を移動させ、寒冷地運転を終了する(ス
テップS53,S54)。
【0065】なお、寒冷地運転を一定時間、例えば20
分以上継続しても油圧ジャッキ温度が上昇しないときに
は異常が発生しているものと判断し(ステップS5
5)、低速にて基準階まで移動させ(ステップS56,
S57)、保護装置21を働かせる(ステップS5
8)。
【0066】こうして、この第2の実施例の油圧エレベ
ータ制御装置では、サービス可能な最上階、最下階を選
定してその範囲で寒冷地運転を行うようにし、建物の最
上階や最下階やそれらの近くの階床が不停止階となって
いる場合にそれらの階に着床させないようにし、セキュ
リティ上の不都合を避けることができ、さらに、ある程
度油温が上昇してくれば、寒冷地運転速度を定格速度ま
で上昇させて暖機を速めると共に、一般サービスもでき
るようにし、暖機を速めると共に一般運行サービスの禁
止時間を最小限に食い止める。
【0067】なお、請求項2の発明の実施例としては、
上記の寒冷地運転速度を定格速度に変更するだけて、一
般運行サービスはいぜん禁止状態のままとすることもで
き、その場合にも定格速度で寒冷地運転を行うことで暖
機時間を速めることができ、結果として一般サービスの
禁止時間を従来よりも短くすることができる。
【0068】また、寒冷地運転開始温度、運転可能範囲
の設定温度は機器毎、設置場所に状況に応じて任意に変
更することができるものである。
【0069】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
油圧ジャッキ温度検出器が検出する油温が所定の寒冷地
運転開始温度値以下になった時に油圧エレベータの一般
運行サービスを禁止し、不停止階ではなく、サービス可
能な最上階と最下階との間で油圧エレベータの低速往復
運転を行わせる寒冷地運転を開始するようにしているの
で、不停止階に設定されている最下階や最上階に着床す
ることによるセキュリティ上の不都合を解決することが
できる。
【0070】請求項2の発明によれば、寒冷地運転の最
中に、油圧ジャッキ温度が寒冷地運転開始温度を超え、
油タンクの油温と油圧バルブの油温とが所定の通常運転
可能温度範囲に入ったならば、それらを条件として低速
往復運転を中止させ、通常速度で往復運転させるように
切り替えるので、暖機を速めることができ、一般サービ
スの禁止時間を短くできてサービスの向上が図れる。
【0071】請求項3の発明によれば、寒冷地運転中に
低速から通常速度に切り替える際には、一般運行サービ
ス禁止を解除して一般運行サービスを可能としているの
で、暖機を速めると共に一般運転サービスの禁止時間も
最小限に食い止めることができ、サービスの一層の向上
が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の一実施例の機能ブロック図。
【図2】上記実施例の寒冷地運転制御の前半部のフロー
チャート。
【図3】上記実施例の寒冷地運転制御の後半部のフロー
チャート。
【図4】請求項2及び請求項3の発明の共通する実施例
の機能ブロック図。
【図5】上記実施例の寒冷地運転制御の前半部のフロー
チャート。
【図6】上記実施例の寒冷地運転制御の後半部のフロー
チャート。
【図7】上記実施例の寒冷地運転速度変更ルーチンのフ
ローチャート。
【図8】一般的な油圧エレベータシステムの系統図。
【図9】従来例の機能ブロック図。
【図10】従来例の寒冷地運転制御の前半部のフローチ
ャート。
【図11】従来例のの寒冷地運転制御の後半部のフロー
チャート。
【符号の説明】
1 機械室 2 油タンク 3 ポンプ 4 モータ 5 流量制御弁 6 制御装置 7 配管 8 昇降路 9 油圧ジャッキ 10 プランジャ 11 エレベータかご 12 油温センサー 13 油温センサー 14 油温センサー 15 運行制御装置 15A 通常運転制御部 15B 寒冷地運転制御部 15C 運転モード選択部 15D 速度変更制御部 16 速度制御装置 17 流量バルブ制御装置 18 呼び処理装置 19 ドア制御装置 20 かご位置検出装置 21 保護装置 22 タンク油温検出装置 23 バルブ油温検出装置 24 ジャッキ温度検出装置 25 着床可能階検出装置

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧ジャッキの油温を検出する油圧ジャ
    ッキ温度検出器と、 油圧エレベータの一般運行サービスを禁止する一般運行
    禁止手段と、 低速で油圧エレベータを運転させる低速運転手段と、 油圧エレベータのあらかじめ不停止階に設定されている
    階を除いたサービス可能な最上階及び最下階を検出する
    サービス階検出手段と、 前記油圧ジャッキ温度検出器が検出する油温が所定の寒
    冷地運転開始温度値以下になった時に、前記一般運行禁
    止手段によって油圧エレベータの一般運行サービスを禁
    止し、前記低速運転手段によって前記サービス階検出手
    段の検出したサービス可能な最上階と最下階との間で油
    圧エレベータの低速往復運転を行わせる寒冷地運転制御
    手段とを備えて成る油圧エレベータ制御装置。
  2. 【請求項2】 油タンクの油温を検出する油タンク温度
    検出器と、 前記油タンクの油を前記油圧ジャッキに対して送排出さ
    せる油圧バルブと、 前記油圧バルブの油温を検出する油圧バルブ温度検出器
    とを備え、 前記油圧ジャッキ温度検出器が前記寒冷地運転開始温度
    を超え、前記油タンク検出器が検出する油温と前記油圧
    バルブ温度検出器が検出する油温とが所定の通常運転可
    能温度範囲にあり、かつ前記寒冷地運転制御手段による
    低速往復運転中であることを条件として、前記寒冷地運
    転制御手段が、前記低速運転手段による前記低速往復運
    転を中止させ、通常速度で往復運転させることを特徴と
    する請求項1記載の油圧エレベータ制御装置。
  3. 【請求項3】 前記油圧ジャッキ温度検出器が前記寒冷
    地運転開始温度を超え、前記油タンク検出器が検出する
    油温と前記油圧バルブ温度検出器が検出する油温とが所
    定の通常運転可能温度範囲にあり、かつ前記寒冷地運転
    制御手段による低速往復運転中であることを条件とし
    て、前記寒冷地運転制御手段が、前記一般運行禁止手段
    による一般運行サービス禁止を解除して一般運行サービ
    スを可能とし、前記低速運転手段による前記低速往復運
    転を中止させ、通常速度で往復運転させることを特徴と
    する請求項2記載の油圧エレベータ制御装置。
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